はてなキーワード: 成果物とは
定年退職したシニア同士で、あるテーマについて1年程度調査研究した上で、共著で自費出版するスキーム。
★例えば、自分は定年退職したら、不動産の知識を生かして、自分が幼少時に過ごした高層分譲マンション群「阪急南茨木ハイタウン」の歴史、
さらには70年代の関西の民間マンションの歴史について調査して、本にまとめたいと思ってる。
⇒共同研究、共同著作の仲間がいれば、何とか「本」というまとまった形にできると思う。
★また、著作の調査研究の過程で第三者へ取材ヒアリングする必要性も出てくるが、
退職者個人の名刺で阪急電鉄や茨木市に取材しようとしても門前払いされるのがオチ。
そこで「南茨木ハイタウン史出版組合」みたいな名刺があれば、阪急電鉄もまともに対応する。
★「出版組合」は、いわば一つのテーマ、一つの著作物に対して、何人かが緩やかに参加する「期間限定プロジェクトチーム」。
本来的には出版した時点で、組合の活動は終了(著作権管理の為に10年間は存続させるが)。
NPOみたいに「半永続的、ゴーイングコンサーンな組織」じゃない
★仮に日本の「前期高齢者」(元気な高齢者)1000万人の中で、出版を考えてる人が50万人いて、
彼らが「5人で一つの出版組合を毎年組成し、出版」していったら、
今の日本の出版総点数は9万点程度だから、出版点数が倍増される計算になる。
★言ってはなんだが、「素人が一人だけで書き上げた自費出版」は、「思い込み」や「独りよがり」も多く、質が悪い。
その点、「出版組合方式」で複数のシニアが相互チェックしながら著述をまとめることで、内容の質が高まる。
★ふと思ったが、それなりの歴史がある大規模なマンションなら、区分所有者の有志なり歴代の理事長なりが、
「出版組合方式」で、マンションの歴史を出版してもいいのでは?
その辺の小学校とかでも「小学校50年史」とか発行してるなら、「広尾ガーデンヒルズ30年史」を発行してもいい。
★役所とかが主催する生涯学習が「虚しい」のは、成果物、アウトプットがないからだろうなあ。
「出版」という目標がある出版組合方式なら、目標があってハリが出る
会社にクソムカつく口だけ野郎がいるから,その対策を考えて実施したら一定の効果があったので紹介する.
頭がいい人って,仕事をやらないために理由を考えたり,責任を回避するロジックを作るのはうまいんだよな.
または自分の正当性を主張するために,必ずしも間違っていないような変な話の展開をし始める.
こういう人とロジックで話したり喧嘩しても,もやもやするだけだし,何の価値も生み出さない.
ダメージ・コントロールや工数の付け替え,クソ面倒なルールの量産,にしかなってないんだ.
それにな,お前みたいな お人好しほど「相手の言ってることも一理あるな」とか考えて説き伏せられてしまう.
お人好しほど「自分のロジックには穴があるから,必ずしもそうとは言えんな」とか考えて言わないでしまう.
いいんだよ,それで.ロジックで勝負するのは向いてないだけなんだと思おうよ.事実で勝負して価値のある仕事につなげようよ.
(1)事実のみで語れ
我々は頭が悪い.だから宮廷卒みたいなやつらにロジックで勝とうと思っちゃいけない.
事実で説明されたら納得度100%だ.みんなどんどん信頼してくれる.
逆にロジック厨,推測厨は勝手に嫌われる.こいつら話長いだけだってね.
×「あそこのイタリアンは行列ができているし,本でも紹介されているんで絶対うまいはずです」←もやもやする
(2)事実を先行させて実績で語れ
ロジックがしっかりしていないとテーマ承認や予算が通らず,そもそも仕事がスタートできないことがある.
どんだけ申請書類を直しても,ロジック厨の上司の納得を得られず腐ってしまいがちだ.
それもそのはず,やっぱりロジックで他人を説得するのは無理のある行為なんだよ.
その場合は,承認もらう前にちょっと成果物作っちゃえ.それを見てもらって納得させるんだ.
この方法は重厚長大なモノを扱っている人だと難しいかもしれんがな.
×「シェフは欧州帰りだし,素材も厳選された物を使います.この店は絶対に失敗しません」←もやもやする
◎「試しにいくつか料理作らせてみました.社内でも好評ですし,部長も食べてみてください」
(3)ホワイトボードで話したいポイントに視線と認識を誘導しろ
多人数で話し合うと,脱線したり,論点が飛んだりで,話したいポイントがずれていくことがある.
ロジック厨が気持よーく空中戦を展開してきたりする.こいつら話なげーよ.
これを言葉で軌道修正すると大変だ.「15分ほど前に部長がおっしゃった○○○の件ですが~」と不特定多数の脳に問いかけることになる.タイミングだって難しい.
こういうときは,ホワイトボードの文字にペンをあてがって「これなんですけど」といって,視線と認識を誘導・再配置しよう.
人間の記憶は位置情報に関連付けられているから,ホワイトボードの文字や図形をさして「これなんですが」といったほうが,確実に誘導できる.
議事録書きを新人に任せてはいけない.決まった内容を承認付きで強烈にコントロールできる.
後で言った言わない,そういう意味で言ったのではない,とか言わせない超具体的な議事録を作って,さらに自分の都合の良いように書いて無駄な後戻りをなくそう.
まあ,これやると仕事が増えて大変だけどね.
でも信頼されて仕事できるって気持ちいいし,なんだか自信になるんだよな.
なぜ関係ないと思うの?関係ないと思う理由、本当はないでしょ。法律について何も知らないのに、なんで自分は保護されないと決めつけるの?
個人事業主ではなく雇用されていたなら、「働いた」事実だけであなたを雇った人はあなたに給料を支払わないといけない。元請けが支払いを受けたかどうかは関係ない。
仮に個人事業主であったとしても、納品しただけで支払い義務は発生する。元請けが支払いを拒ばまれたのは理由にならない(契約書にそう書かれていれば別だけど、あなたはそんあ契約書を締結していないでしょ?)。あなたの成果物に瑕疵があったら支払いを拒むことはできるけど、成果物に瑕疵があったかどうかと、元請けが支払いを拒まれたかどうかはそれぞれ別の事実。
体裁厨 「お♪ ここだけフォント違うくない? それからなんか間隔せまいし。」
用語統一厨 「"お問い合わせ"は"お問合せ"と表記することに決まってるので」
箇条書き過剰 「箇条書きにして。その方が分かりやすいよ。」
物忘れ激しい系 「こここんな仕様だっけ? え、設計書に書いてる? 作成者だれ? オレ? 決めた覚え無いけどなぁ…」
レアケース厨 「UUID? 100%衝突しないと言えない? じゃあダメじゃん。」
ショートカット厨 「Ctrl + Shift + T、Ctrl + Shift + T。あぁそれやるならCtrl + Shift + Rだ。」
遅れてくる系 「なんかここおかしくない? えっもう指摘された? ごめん、もう一回ちょっと説明して」
指摘曖昧系 「なんか分かりにくいなぁ。色付けたりするとかあんじゃん?」
寂しがり 「ちょっとなんか寂しいな。ここ説明書き足したら。いやこれだけだと誤解するひともいるかもしれないじゃん」
寒がり 「なんか寒くない? 冷房になってんじゃーん。」
ついていってない 「何ページ?」
寝てる 「…」
「真実の中に堂々と嘘を混ぜる」
と全て真実に見える
・・・んなわけない。
ダマされるのは、アホだけだ。
取引先のフリーランス・クリエイターでこういうナゾな生存戦略をとる男性がいる。
「弊社のライバル会社の案件が急に入って、あなた自身が忙しくなった」のは本当だけど
「弊社が納期延長に応じなかった」のは嘘。
「無断で別のフリーランスクリエイターに仕事を投げた」のが本当で
「別のクリエイターさんにご連絡してみただけ」のは嘘っつーか単なる言い訳。せめて事実を認めてくれ…
業界では結構実力者でそこそこ有名な作品も手がけているのに、なぜか比較的暇そうにしていた人で。
実力と忙しさが比例していない人は、何らかの理由があるんだなと理解しました。
こういう系の人間はアラフォーまでこの生き方を貫いてきてしまったナチュラルボーン・キチなので
まっとうにやりあってはこっちが消耗するのみ。
彼に仕事を頼んだ見る目のない自分を呪い、そして反省し(契約の大事な部分の確認と言語化)、できるだけ低姿勢のままナチュラルボーンから去るしかない。
そもそも彼、業界経験が長いせいで横のつながりが広い+噂好きなので、啖呵もきれないんだよなぁ。
思えば最初のミーティングで会った時や、メールでも違和感がずっとあった。
「物は言いようでしょうに」ってやり方を逆行する人。
でも実力者だから多少は仕方ないと思った。
「御社のような◎◎の会社と取引して、潰れたことがあるので云々」
「長話(クライアントの悪口)」
はい、そうなんですね、そうですね、はい、って聞いてたのが悪かったのか。
自分にもスキがあった。はじめてのおつきあいで下手に出すぎた。その人が作る成果物を尊敬していた。だからこっちも200%の対応をしたかった。
クリエイターとは所属は違うが、同じ成果物を作るために同じ目線でいたかった。
でもそれを創りあげられなかったのは100%ディレクターである自分が未熟だったからだ。だからナメられた。
タイトルでナチュラルボーンキチとか偉そうに言ってるが、前言撤回。
右脳派の人々をノセて、あげて、わかりやすくてテンションの上がる仕様書を提示し、気持よく仕事をしてもらい、それでいて実力以上のパフォーマンスを出してもらうのがディレクターの仕事だった。
結局ディレクターとしての器量が足りなかった。
http://hrnabi.com/2014/09/22/3569/
記事の内容が糞なのは、読んでみて貰えば分かると思う、エンジニアは創造主だなんだと書いておいて「祈りを捧げたのに、自分が想像していた成果物が出来上がらなかった」のをエンジニアの責任として丸投げしている、そんな記事。
ブコメに沢山出ている「いつまで」なんてオママゴトみたいな単純な確認事項では問題は解決しないし、スケジュール調整やら優先順位付けだけで解決するのも「創造主様」の奴隷化を促進してるだけ。
この糞みたいなチームでそれぞれが最低限やるべき事は最低でも以下の通り
・ プロダクトが何をどのように解決するプロダクトなのか、チームメンバーに周知徹底しろ
・ リリース日までの日数を加味して、妥当と思える周期での進捗確認しろ
・ 軽々しく優先度最大を使うな
・ 調査が必要なら調査の工数くらいは即答しろ(調査工数が受入て貰えなければ断れ)
・ 提供すべき価値にその機能が本当に必要か疑問を感じたら声を上げろ
・ 納期は守れ(伸ばすな、ではない)
存在としての上下は無い、同じ立場の同じ職種の人間とプロダクトについて話し合うのと同じ話をする必要がある。
機能だけ伝えたって、永遠に何か違うおかしな物しか出来上がらない。
もし、わざとやってんなら俺は完全に釣られた。
転職先の職場の先輩にAさんがいた。穏やかで人当たりもよい人だ。
仕事ではペアで客先に派遣され、そこで一緒に作業をするのだが、組む相手は日程・客先・内容によって変わるので、Aさんともたまに組むことがあった。
この業種も業務も初心者ではあったが、それなりにこなし、資格取得も奨励されるため簡単なものから少しずつ取っていき、特に問題もなく過ごしていた。
ふたりが持っている資格は実務経験を経て取得できるものなので、初心者から見るとキャリアもあるのだと思われるが、Bさんはかなり若く、Aさんとは15~20歳くらい離れているようで、実際の実力はどうなのかわからない。まずはここのやり方を覚えてもらうことになり、OJTとして、AさんとBさんが組んで客先に行くことになったが、客先から戻ってきたAさんは困ったような顔をして、「若いから仕方ないのかもしれないけど…」と溜息をついていた。
しばらくして、Bさんが急に休んだ。
前日、上司によるチェックが入った際に手順や成果物が一定基準を満たしておらず、かなり厳しく叱責を受けたらしい。
年齢が近いこともあったので様子見する役をふられてしまい、どうしたんですか、だいじょうぶですか、やめたいなんて言わずにがんばりましょう、などと事情もわからないまま励ますようなことを言ってみた。
こんな感じでよかったんですかねえ、とAさんに愚痴気味に伝えると、どうしてそんなことをしたんだ、だめじゃないか、実はBさんは鬱病持ちで、だから転職してきたのだ、と言う。鬱の人にがんばってくださいなんて言ってはだめだ、心配かもしれないが今は黙って見守ってやれと言われた。
そんな人にがんばってなんて言ってしまった、どうしよう、と不安になり、Bさんに悪いことをしてしまったと思った。
その後Bさんは出勤してきた。こちらとしてはなんとなく気まずく、しばらく話すことはなかったが、ある日、Bさんと組んで客先に行くことになってしまった。
電話連絡したときのことも、病気のこともあるし、仕事についてもあまりいい評判がなかったので気が重かったのだが、一緒に仕事をしてみるとBさんは明るくにこやかに客先に応対し、指示も的確、知識も豊富で技術もあり、それを惜しむことなくこちらに教えてくれる。めちゃくちゃ仕事ができる。なのになぜ評判がよくないのか?そして、この人が本当に鬱なのか?疑問に思った。
Aさんに伝えると、それはきっと躁状態だったんだろう、あまり刺激してもいけないし、放っておけと言う。
しかし、その後Bさんの仕事ぶりをみるたびに疑問はおおきくなる。Aさんの言うような無責任な能力の低い人には見えないのだ。
なので、あるとき思い切ってBさんに尋ねてみた。もちろん病気なんかではなかった。
最初に一緒に仕事をした時から、AさんはBさんをほぼ無視、作業内容についても、これでいいですかと区切りごとに確認しながら手順を進め、最終確認をしてもらっていたが、きちんとした工程を教えてなかったらしい。上司に叱責を受けた際も、Aさんが最終工程前にも関わらず「これでいい」と作業を中断させたもので、まったくかばうことなく、Bが勝手に判断してやったことです、困った、呆れた、という顔をしていたようだ。
「相当ショックだった、なので休んでしまったけでど、あのとき声を掛けてくれてありがとう」
どうして本当のことを言わなかったんですか?
「だって言っても信じなかったでしょう?Aさんのほうがここでのキャリアも長いし年齢も上だし」
それからは注意してAさんの言動を見ていた。
Bさんが不在の時に、AさんはBさんをやんわり貶めるようなことを言い、困ったような顔をして溜息をつく。
でもそれ嘘ですよね。Bさんはそんなことを言ってないし、そんな行動もとっていない。
客先からBさんにクレームが入ったと言って、困ったような顔をする。
そのクレームも、BさんにではなくAさんに対してのものですよね。カイゼンにつなげますので詳しく聞かせてくださいと上司がコールバックしたので、クレームの内容も誰に対してかも把握していますよ。
Bさんの仕事ぶりと人となりが周知されるうちに、そういったAさんの言動の矛盾点や不当にBさんを貶めていることに他の同僚や上司も気付くようになってきた。
Aさんは、同等の資格と自分を凌ぐ能力を持ったBさんの存在が許せなかったのだろうか。
過去、不可解な辞め方をした人がいたのも、もしかしてAさんの策略に掛かっていたのかもしれない、むしろそうなのでは、ということになった。
Aさんはまだ職場にいる。Aさんは自分より格下だと認定した人にはやさしいからだ。でも一緒に働きたがる人はいない。自分から辞めてもらうのが一番なんだけどねえと上司は言うが、たぶん辞めないだろう。そして次はオフ会で困った顔をしながらBさんのことを言うだろう。
マジレスすると、相手が企業の場合、人ひとりを拘束する作業をお願いする場合1日あたり4~5万かかる。
これは人件費+固定費+利益分で、1日4万なら月20日計算で80万となり、それほど高い金額ではないことがわかると思う。
つまり、普通は何を頼んでも成果物に対する価値に見合う金額を支払うのではなく、「人件費+固定費+利益分」を払うという仕組みね。
だって、「成果物に対する価値」なんていくらなのか誰にも計算できないでしょ?
で、1日4万だとすると、1日あたり8時間作業する場合、1時間あたり5,000円になる。
1時間なんて、何を作るかを確定させるまでの電話のやりとりとかメールのやりとりで簡単に消費されちゃう。
どんなに小さなことでも、要件を確定させて、モノを作って、テストをして、納品して、それらに付随する事務的なやりとりを考えれば、1時間で終わることなんてないよ。
前座:
http://anond.hatelabo.jp/20140602200934
さぁ、前座のウンコーダ選手の活躍を振り返ってどうでしたか?ギコさん。
「ルーク直伝の『俺はわるくねぇ』戦法が光りましたね。
将来が楽しみな選手ですが、デスマーチにするには、彼一人では力不足でした。
テストコードによる自動テストと定期ビルドが効きましたね。マイナスの作業をしても,すぐに検知されてしまいます」
さて、前座では、ウンコーダ選手の封じ込めが成功したようです。
多少の遅延を出すのに成功しましたが、プロジェクトを倒すにはいたりませんでした。
では、続いての選手の入場です。
百戦錬磨の俺の経験が生み出した最強のマネージメントをみせてやる。
最凶の管理職、バカンリー選手の入場だぁああああああああ!!!
「いい感じでアップしてますね。
入手した情報によると、退職した部下がたたきつけたピープルウェアを俺様の経験にはかなわないと、投げ返したそうです。
慢心と無謀の精霊に取り付かれている、いい状態です」
さぁ、バカンリー選手、PCを操作します。どんな技をくりだすか・・・
ああああっっと!!!
スケジュール管理を、バグ管理を、仕様書を次々とExcelで管理していく!!!!!
でたあああああ!!!
Excelを方眼紙にするスクエアーExcelがきまったあああああああ!!!!
「検索やバージョン管理をさせてなるものかという、バカンリー選手の強い意志が感じられますね。当然、同時に修正もできないので、順調にプロジェクトを遅延させていきます」
おっと、リーダ。
おっと!!!
拒否ったああああああ!!!むしろ、誰が作ったか分からない怪しげなソフトを使っているリーダーを攻める!攻める!!!
でたあああああ!!!私が若い頃はちゃんとドキュメントを書いたぞバスター!!!!!!!
「いやー。いいですね。Wikiに記述してある資産を一切みずにExcelファイルのみを成果物とみなす。これは、メンバーの士気に良いダメージを与えますよ」
どうやら、進捗の遅れを気にしているようです。
おっと!
『遊んでないでさっさとプロダクトコードを記述しろ』がきまったあああああ!!!
これは、いけません!
ウンコーダ選手のマイナスの成果物を封じ込めていたテストコードの戒めをとくつもりです!
『君たちも、こんな無駄なことをしていないで、ウンコーダ君のようにさっさと実装したまえ』
か、解説のギコさん。どういうことなんでしょうか?
遅延の要因がウンコーダ選手でなく、周りの人間のせいになっていますが。
「やりますね。ウンコーダ選手。動きを封じられて余った時間と、その無駄なコミュ能力、そして、ルーク直伝の『俺はわるくねぇ』戦法により、すべての責任を周りに押し付けたようです」
おや!?
どういうことですか!ギコさん!
次々と普通のメンバーがウンコーダ選手に変化していきますよ!!
「これはいくつか要因があります。成果物と士気には密接な関係があります。簡単にいうとやる気のない状態での成果物の質は低くなります」
「ええ。
そして、ウンコーダ選手の得意とした『俺はわるくねぇ』戦法は、感染力があります。
その戦法を使う人間が一人でもいると、周りの人間もそれを使いだしてしまいます。
当然、俺が悪くないということにリソースを費やすので問題解決は遅れます
これは、バカンリー選手とウンコーダ選手のいいコンビプレーですね」
プロジェクトを地獄へ送る直角ブレンバスタぁぁぁぁがきまったあああああああ!!
おっと、リーダ。
状況の回復につとめるようです。
代わりに、人を投入することに決まったようですが・・・どうですかギコさん。
「いけませんね。遅れているプロジェクトに人を投入すると、ますます遅れる傾向があります」
なんだ!!!
まさに、三本の矢。
一人でダメなら、二人、二人でだめなら三人。
プロジェクト、おまえが倒れるまで、何人でもウンコーダを投入し続ける!
一人一人は弱くても、何人もあつまれば必ずプロジェクトは倒せると!
すごい!凄い猛攻だ!!
これは、きまったのか!!!?
おおお!
たっている!
残ったメンバーの家族の時間と、プライベートを墓地に捨て特殊カード「現場の努力」を召還!!!!
常人ならざる使命感と、労働法にふれる労働時間で、残ったタスクを次々と消化していく!!!!!
<かんかんかんかーーーーーーーん>
おっとおおお!!!!
ここで、ラウンド終了のゴングです。
メインイベント
更に精鋭なら、しっかりした管理をしなくても結果出してくれる。
頭も使うし、金も時間もかかる。大人数を食わせるための仕事も用意しなければならない。
部下の相談を聞き、ちゃんと管理しようと思ったら、幾らでも時間がかかる。
スケジュール調整、成果物のチェック、次の工程のための準備、部下の作業のフォロー。四方八方から飛んでくるホウレンソウ。いくらでもやる事が湧いてくる。
人数が増えれば増えるほど、作業量は爆発的に増えていく。そして失着一つが大きく響く。
平日日中はすべてそれで潰れて、自分の仕事は残業と休出の時間でやるしかない、という管理職も知っている。
だけど、それをやるのが管理職の仕事であって、上長たる手腕が問われる部分だ。
世の中の大半は、精鋭なんかじゃないんだから。
人は出入りする。育った人材は出ていき、不慣れな人材が入ってくる。
組織はその繰り返しだ。
少数精鋭なんて、無い物ねだりの幻想に過ぎない。
社長が、我が社は少数精鋭とか言い出したら、その会社はダメだと思う。
それはもう社長自身が、管理体制の無能を暴露したようなものだ。
そのうち「精鋭」のメンバーが一人抜け二人抜けして、少数凡夫のダメ組織に成り下がるだろう。
人を率いる立場なら、凡庸な大勢を率いて結果を出す事が、最も難しくて価値があると分からなければならない。
「少数精鋭」より「多数凡夫」で成果を出す方法を練らなければならない。
それが上長の能だ。
アンタは適当にこの業界の知識なりノウハウなりを使って適当に成果出せりゃいいと思ってるのかも知れないけどさ
こっちはそれなりにコストや熱意をかけてやってるわけよ。プロ意識と言い換えてもいい。
それを「5のクオリティでいい」だ?ホントにまともな成果求めようと思ったらミニマムが10なんだよ。
わざわざこっちが10のクオリティで納品してやってんのは親切心でもあるし、こっちの成果物を二次利用されたときにいちゃもんを避けるためでもあるし
あとから追加要求されるのを予防する意味もあるし、なにより中途半端な仕事をしないっていう名誉の問題でもあるわけだ。
そういうプロ意識も理解せずに「5のクオリティでいい」なんて態度のまま勉強もせずに発注され(続け)りゃこっちだって腹に据えかねる。
何様のつもりだよってな。