会社にクソムカつく口だけ野郎がいるから,その対策を考えて実施したら一定の効果があったので紹介する.
頭がいい人って,仕事をやらないために理由を考えたり,責任を回避するロジックを作るのはうまいんだよな.
または自分の正当性を主張するために,必ずしも間違っていないような変な話の展開をし始める.
こういう人とロジックで話したり喧嘩しても,もやもやするだけだし,何の価値も生み出さない.
ダメージ・コントロールや工数の付け替え,クソ面倒なルールの量産,にしかなってないんだ.
それにな,お前みたいな お人好しほど「相手の言ってることも一理あるな」とか考えて説き伏せられてしまう.
お人好しほど「自分のロジックには穴があるから,必ずしもそうとは言えんな」とか考えて言わないでしまう.
いいんだよ,それで.ロジックで勝負するのは向いてないだけなんだと思おうよ.事実で勝負して価値のある仕事につなげようよ.
(1)事実のみで語れ
我々は頭が悪い.だから宮廷卒みたいなやつらにロジックで勝とうと思っちゃいけない.
事実で説明されたら納得度100%だ.みんなどんどん信頼してくれる.
逆にロジック厨,推測厨は勝手に嫌われる.こいつら話長いだけだってね.
×「あそこのイタリアンは行列ができているし,本でも紹介されているんで絶対うまいはずです」←もやもやする
(2)事実を先行させて実績で語れ
ロジックがしっかりしていないとテーマ承認や予算が通らず,そもそも仕事がスタートできないことがある.
どんだけ申請書類を直しても,ロジック厨の上司の納得を得られず腐ってしまいがちだ.
それもそのはず,やっぱりロジックで他人を説得するのは無理のある行為なんだよ.
その場合は,承認もらう前にちょっと成果物作っちゃえ.それを見てもらって納得させるんだ.
この方法は重厚長大なモノを扱っている人だと難しいかもしれんがな.
×「シェフは欧州帰りだし,素材も厳選された物を使います.この店は絶対に失敗しません」←もやもやする
◎「試しにいくつか料理作らせてみました.社内でも好評ですし,部長も食べてみてください」
(3)ホワイトボードで話したいポイントに視線と認識を誘導しろ
多人数で話し合うと,脱線したり,論点が飛んだりで,話したいポイントがずれていくことがある.
ロジック厨が気持よーく空中戦を展開してきたりする.こいつら話なげーよ.
これを言葉で軌道修正すると大変だ.「15分ほど前に部長がおっしゃった○○○の件ですが~」と不特定多数の脳に問いかけることになる.タイミングだって難しい.
こういうときは,ホワイトボードの文字にペンをあてがって「これなんですけど」といって,視線と認識を誘導・再配置しよう.
人間の記憶は位置情報に関連付けられているから,ホワイトボードの文字や図形をさして「これなんですが」といったほうが,確実に誘導できる.
議事録書きを新人に任せてはいけない.決まった内容を承認付きで強烈にコントロールできる.
後で言った言わない,そういう意味で言ったのではない,とか言わせない超具体的な議事録を作って,さらに自分の都合の良いように書いて無駄な後戻りをなくそう.
まあ,これやると仕事が増えて大変だけどね.
でも信頼されて仕事できるって気持ちいいし,なんだか自信になるんだよな.