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2024-10-24

ヤングサンデー史上最も重要マンガ5選

週刊少年ジャンプ史上最も重要マンガ20選 - https://anond.hatelabo.jp/20241012181121
週刊ビッグコミックスピリッツ史上最も重要マンガ5選 https://anond.hatelabo.jp/20241014232424
週刊ヤングマガジン史上、最重要漫画10選 - https://anond.hatelabo.jp/20241016182953
月刊アフタヌーン史上、最重要漫画10選 - https://anond.hatelabo.jp/20241017235116
月刊コロコロコミック史上、最も重要漫画10選 - https://anond.hatelabo.jp/20241018225514
漫画アクション史上、最も重要漫画10選 - https://anond.hatelabo.jp/20241020163403
週刊少年サンデー史上、最も重要マンガ10選 - https://anond.hatelabo.jp/20241021181149
モーニング史上最も重要マンガ10選 - https://anond.hatelabo.jp/20241023001913
ビッグコミックスペリオール史上最も重要マンガ5選 - https://anond.hatelabo.jp/20241024031536

ヤンサンだけは、当時欠かさず購読していた俺が書かないと、という義務から書いた。

異論は受け付ける。順不同。

ザ・ワールド・イズ・マイン新井英樹

この作品を世に遺せたことだけでも、ヤングサンデーという雑誌存在した価値がある。世界規模で暴力正義等価値に描いた、怪作にして超名作。マクロ視点テーマ性や劇的なストーリー展開と、市井の人々のエゴディテールたっぷりに描いたミクロ視点の描き込みの両立が天才的。「宮本から君へ」はモーニング連載だが、この作者で一作だけ選ぶならこれだと思う。

殺し屋イチ山本英夫

のぞき屋」の頃から片鱗が見えてはいたが、変態的なキャラクター造形と淡々とした描写が素晴らしい。そして前作から画力進化にも驚く。海外でも評価が高い。この作風スピリッツ連載の次の怪作「ホムンクルス」へと繋がっていく。

Bバージン山田玲司

ヤンサンは、山田玲司を育てた雑誌でもある。個人的には『アガペイズ』の方が圧倒的に好きだが(最高傑作だと思う)、知名度重要作品としてはこっち。オタクモテ男に変身していくHowToマンガの側面もありつつ、純愛志向することでバブル期の軽薄な恋愛観へのアンチテーゼになっているメタ的な作品。ちなみに作者はヤンサン廃刊後、「山田玲司ヤングサンデー」という人気のYouTubeチャンネル運営していて(後から出版社公認に)、マンガ評論がかなり面白い

「ムジナ」相原コージ

共著の「サルまん」を除けば、これが相原コージ最高傑作だと思う。白土三平的な王道忍者マンガと、「勝手シロクマ」「コージ苑」的な不条理ギャグと、「サルまん」的な実験アプローチとを高度に融合して、両立どころか鼎立させた奇跡的な作品

ANGEL遊人

遊人は、青年誌エロマンガにおいて未到達だった性表現の境地を切り拓いたので、漫画史的にも取り上げる必要がある。散漫なストーリーはともかく、今見ても女の子の絵が抜群に上手いし、性的描写のお下劣さが限界突破している。新宿風俗店イラスト無許可で使われ続けてて可哀想

次点

最初ベスト10作品にしようかとも思ったが、逆に絞るのが難しかった。

本当は、柏木ハルコ作品を入れたかった。

原秀則作品

冬物語シーソーゲーム、SOMEDAYなど。ヤンサン看板作家だとは思うが、これといった新規性は感じられない。

柏木ハルコ作品いぬ、よい子の星、ブラブラバンバン

どれも安定した名作揃いで、ほぼ外さないのが凄いのだが、逆に言うとヤンサン時代には、まだ突出した作品がない。

海猿

他誌で『ブラックジャックによろしく」があるからなー。名作だが、ドラマ化されるまでは割と知られていなかった。

移籍した作品

アオイホノオおやすみプンプンDr.コトー診療所クロサギイキガミ土竜の唄などの名作・人気作が、廃刊と同時に他誌へと移転している。本当に、こんな良い作品が集まってた雑誌廃刊にするとか、何考えてんだよ……。

これらをヤンサン作品として見てる人はもういないだろう。

おしゃれ手帖

よくある不条理ギャグと思わせつつ、後半から哲学的ヤバい展開。しりあがり寿弥次喜多に通じるところがある。

長尾謙一郎作風は、ヤンサン以降の「ギャラクシー銀座」などで完成されたので入れなかった。

ちなみに作者は、最新作ではギャグを完全封印して、爽やかな青春空手マンガ三日月ドラゴン」を書いていて、これもめっちゃ面白い

お〜い!龍馬

前身の「少年ビッグコミックから移籍だし、代表作は他誌で『あずみ』があるからなー。

同じ月を見ている

土田世紀は他誌の「編集王」かなー。

デカスロン度胸星

ここは、かなり迷ったが、入れなかった。作者で入るとしたら、「へうげもの」「望郷太郎」かな。しかし、とんでもない傑作SFになる可能性を秘めていた度胸星を未完結で打ち切った当時の編集部の罪は重い。

北崎拓作品(なんてっ探偵アイドルクピドの悪戯など)

絵は可愛いのだが、どれも作品としては小粒。

月光の囁き

喜国雅彦は独特すぎて扱いづらい……。「月光の囁き」はシリアス路線作家史的には価値があるが、基本的ギャグ漫画。どうなんだろう。

他の作品ブレイクした作家の初期作

忘却のサチコブレイクした阿部潤帝一の國などで知られる古屋兎丸さそうあきらなども、漫画家としての初期は、この雑誌で育てられたという印象が強い。

2024-10-14

週刊ビッグコミックスピリッツ史上最も重要マンガ5選

ジャンプでやった増田(https://anond.hatelabo.jp/20241012181121)に触発されました。30年近く愛読…というよりはたまに頭を傾げながらずっと読んでいるビックコミックスピリッツから独断偏見漫画史や社会への影響を考えて5作品セレクト

同じくランキングではなくて連載開始順に並べました。

忌憚なき意見こちらも待ってます

1 めぞん一刻/高橋留美子 連載期間1980年11月号(創刊号)から1987年19号

高橋留美子最高傑作にして恋愛マンガにおける最重要作品。初期のスピリッツスピリッツという雑誌名よりも『めぞん一刻』で一般的に知られていたという。

最初の頃の響子さん、可愛くも何ともなかったのにねえ。回を重ねていくうちにルックスはかわいくなって性格反比例するように嫌らしくなるという。

2 美味しんぼ/原作:雁屋哲 作画:花咲アキラ 1983年20号より連載開始 2014年25号より連載中止(というか終了だろう…)

こちらは料理漫画における最重要作品料理人主人公からあえて外すことで「料理以外の食べ物に対する多面的アプローチ」に成功した。

山岡士郎海原雄山という日本漫画イチ有名な親子で知られているが読んでみるとキャラクターより原作者の方がうるさいうるさい。しかも全く調べていないのがミエミエ。衝撃的だった現時点最終話雁屋哲限界が露呈してしまったんだろうなあと。

「この人は主義主張は全くなくて、趣味で話をしている」(いしかわじゅん/BSマンガ夜話男組』)

連載休止直後編集部企画花咲さんは『のぼうの城』のコミカライズ担当したが…。食べ物は上手い方ではあるが。

3 YAWARA!/浦沢直樹 連載期間1986年30号から1993年38号

柔道さらに格闘マンガといえば各スポーツマンガの中でも特に汗と男臭さが強いという伝統があったがそれを江口寿史大友克洋とのハイブリッドな画風で遥か彼方まで吹っ飛ばした。いきなり巴投げのパンチラというね。

社会的影響でいえばこの作品以上の作品はない。何せ谷亮子というモンスターがこの影響で出現してしまったのだ。あとこの後浦沢直樹ちゃん物語をたたむことができなくなるのは余談として。

4 伝染るんです/吉田戦車 連載期間1989年8号から1994年6号

そりゃ相原コージ『コージ苑』も偉大な作品である中川いさみクマのプー太郎』も名作ではある。とはいえ実際2コマ目に「ねたみ」というプラカードを持ったカワウソくんを見たときの衝撃が忘れられない。下ネタダジャレも少なくて笑いと恐怖の紙一重をずっと行き来する新しさ。

ファミ通の『はまり道』サンデーの『ちくちくウニウニときはそこまで感じなかったしその後の『ぷりぷり県』もそこまでの凄さはなかったが『伝染るんです』はやばい

5 ぼくんち/西原理恵子 連載期間1995年から1998年

今のサイバラを見ると悲しくなる。高須克弥の人となりが白日になった今、高須クリニックCMの痛い姿とか気持ち悪いし娘さんの事とか鴨ちゃんのこととかいろいろ足蹴にして今を生きているのも胸糞悪い。そんなクソババなのに『ぼくんち』はやはり歴史に残る傑作なのだ

時々一太のことを考える。連載が終わって25年ぐらい経ってもだ。そして誰もいなくなっても二太は笑ってくれた。この話は多分その事だけを描いた作品だけだったかもしれん。だけどこの頃のマンガの中で1番涙を流した作品だった。

次点作品が多すぎる。

一応5作品に厳選したが意外と異論が少ないのではないかと思う。というかこの雑誌これらの作品からちょっと惜しい」作品がやたらと多すぎる気がする。

今回除外した作品

気まぐれコンセプト/ホイチョイプロダクション

知名度社会的影響は大きいだろうがこれはマンガ単体の評価じゃないし最近どんどん画面が汚く下手になってるのが気持ち悪い

ギャラリーフェイク/細野不二彦

唯一無二のアート漫画とはいえ『猿飛』『ガンモ』ほどの知名度がない。村上隆に対する批判マンガ界でもアレが許せない人は多数いるんだなという感想に。

闇金ウシジマくん/真鍋昌平

ナニワ金融道』は偉大だなと読んでて思う。多分真鍋先生青木先生は合わないよなあ。

団地ともお/小田扉

悩んだ作品その1。国民アニメになり損ねたアニメも含めていろいろ惜しいし最終回唐突に終わった記憶がある。お姉さんに似てたお母さんが年月を経るに従って今のお母さんになるというシーンに腹を抱えて笑った記憶

じみへん/中崎タツヤ

悩んだ作品その2。とはいえここに書いておく事が中崎さんらしいと。定年迎えて連載辞めてもう絵の道具さえも捨てられていらっしゃると聞いて少し茫然としてた。

あすなろ白書/柴門ふみ

弘兼憲史より嫌いだし苦手。原作ドラマも含めてなんで受け入れられるのかが分からない。(『東京ラブストーリー』は坂元裕二が整えたので作品になった)それでもあすなろはまだ読める。しかし続編を最近描いたときはクソババアふざけんなという感想に至り。

F/六田登

レース真正から描いた黎明期の傑作。とはいえキャラクター造形の途中で削ってきたテーマを集めて煮込んだ『ICHIGO二都物語』の方が面白いのには…。

最終兵器彼女/高橋しん

初回が見事すぎたし、連載開始のときわざとタイトル載せなかったのは反則だよなあ。あと実は『いいひと。』の方が好きでフジテレビふざけんな。

追記

実は次点作を書いていた途中でUPしてしまったしトラバブコメ記述もあったので次点の続きと言われた作品言及があったものについて。

言及があったものについて

軽井沢シンドローム/たがみよしひさ

忘れてた(その1)ただし僕がなあばす派(学研派)だったことが主な原因かと。なあばすでの耕平ちゃんはすんごい丸くなっちゃったし。

サルでもわかるマンガ教室/相原コージ竹熊健太郎

こっちは次点として書く前にアップしてしまったので。しかしながら多分これがなければ実録系マンガエッセイマンガマンガ批評もなかったか歴史重要作品ではある。

入れ替わるなら『ぼくんちなのは激しく同意。好みの問題というかボクの責任

コージ苑/相原コージ

これは『伝染るんです』で言及した通り僕の思い入れの差で選ばなかったという。あと相原先生最高傑作は『ムジナ』だと思ってます

ツルモク独身寮/窪之内英策

江口寿史アンド望月峯太郎ミーツ島本和彦という鬼才。絵がキレイな人ほどかっこいいブサイクが描けるという証明。ただ僕より上の人の方が思い入れが強い気がする。

クマのプー太郎/中川いさみ

不条理ギャグブーム最中にあってその中でも素直な笑いを提供していた印象が強いし、最近マンガ製作マンガがすごい面白かった。歴史的ではないけどいいマンガです。

りびんぐゲーム/星里もちる

個人的感情で言えば大好きなマンガいずみちゃん性癖が壊れたしウチの妹は不破くん推しだった。あ、あと『結婚しようよ』もビターで好き。

ちなみに星里先生スピリッツから離れてさらに化けました。

月下の棋士/能條純一

哭きの竜』と『昭和天皇物語』のちょうど中間点に位置する作品中原誠のその後を予期したような描写谷川さんからクレーム出ないかなと思ったキャラ造形が良かったがその後に羽生善治が出現し現実が超えていったのには閉口

愛しのアイリーン/新井英樹

この人ここでも大きな足跡を残してた。『宮本』『ザワールド…』に比べると知名度は薄いがキャリアを決定づけた名作。ばあさん描かせるとエグいよなあこの人も。

編集王/土田世紀

忘れてた(その2)『あしたのジョー』の模写もすごいが『キャンディキャンディ』を完全模写したのには戦慄が。

アフロ田中シリーズ/のりつけ雅春

長期連載化し始めて逆に評価が難しくなった気がするのは俺だけか?ダレないのがただただすごい。

あさひなぐ/こざき亜衣

近年のスピリッツを支えていたと言っても過言ではない極めて真っ当なスポーツ漫画

ただ『セシルの女王』でさらに化けたぞ、この人。

チ。/魚豊

ロードス島戦記と間違えて塩野七生の『ロードス島攻防記』を読んで、そのままズブズブとヨーロッパ史へと行った人向け。このあと阿部謹也ハーメルンの笛吹き男』が待っておる。

数が多すぎて選べない

極めてかもしだ、あさってDANCE、僕らはみんな生きている、ありがとう/山本直樹
わたしは真悟、神の右手悪魔左手14歳/楳図かずお
ZERO花男鉄コン筋クリートピンポン/松本大洋
おたんこナースチャンネルはそのまま、Heaven?/佐々木倫子
鉄腕バーディ薄暮クロニクル、新九郎、奔る/ゆうきまさみ
ルサンチマンボーイズ・オン・ザ・ランアイアムアヒーロー/花沢健吾

いやだから例えば『まことちゃん』と『漂流教室』どっちがすごいか選べるか?というと。

アイアムアヒーローはその中でも抜け出すかなあと思ってたがなあ…。

さすがにヤングサンデーの功績

土竜の唄/高橋のぼる
クロサギ/原作:夏原健 作画:黒丸
おやすみプンプン/浅野にいお
イキガミ/間瀬元朗

土竜ちょっと続きすぎた気もするし他はそのままヤンサンで全うできたはずマンガからスピリッツ評価に繋がる訳ではない。

ちなみにスピリッツが死に水を取ったマンガとしてはクロサギイキガミ以外に『ブラックジャックによろしく/佐藤秀峰』がある。

エターというかグダったというか

昴-スバル-/曽田正人

シャカリキ!』『め組の大吾から読めばこの人が本当に描きたいもの天才なのは分かる。ただ同時連載には向いていない。他連載の犠牲になったような終わり方。

やったろうじゃん/原秀則

じっくり野球を描くというタイプではないことに気づくのが遅かったなあ。『冬物語』『部屋においでよ』の方が資質だったと今思えば。

20世紀少年/長崎尚志浦沢直樹

大塚英志長崎尚志ならどっちの方が害悪なんだろうか。Happyだって話を途中で下方修正してたぞ。

七人のシェイクスピア/ハロルド作石

着眼点は早く『恋に落ちたシェイクスピア』よりだいぶ前。結局話をまとめ切れずヤンマガに復帰。ただいまは休載

東京大学物語/江川達也

こういうテーマときに真っ先にダシにされる作品しかも終わり方が『代紋take2』と全く同じという。その後『坂の上の雲』のトレースに失敗する。

個人的には立教大への風評被害が酷い。

2020-10-02

anond:20201001164714

「1回」が途中で切れてたので別にした

1回しか出てない方が熱が入ってる紹介も多くて、個人的には気になる漫画が多い

2019-08-16

深いわかりみ

anond:20190811053303

いってる意味全然からないというトラバもあるが、ものすごくよくわかる。

こういう話を見ると、『冬物語』という古い漫画を思い出す。

あれが自分の中でずっと印象に残っているくらい、俺の中では「最初意識した女性とくっつかない」という展開が衝撃だったのだ。

そんな古くからずっと、元増田と同じような感情を持っている。

わかりやすハッピーエンドが好きなのかもしれない。

最初意識した女性とくっつかないということは、そこに失恋があるわけだ。そういうものを見たくないのかもしれない。

もし『I''s』で瀬戸君が伊織ではなくいつきと結ばれていたら……。

いつきには申し訳ないが、やはりしっくりこない。

例がいちいち古くてすまん。

2010-06-27

しつもんです。

質問1:「パワースポット」というのは、何ですか? ご利益があるところ?

屋久島も該当するそうですね。神社だけじゃないんですね。よくわかりません。

なにか条件があるのでしょうか。

質問2:「Fランク大学」って、具体的には何大ですか?

イメージでは、日東駒専のすぐ下あたり、という感じでしょうか。

まえ、まんがで、「冬物語」というのを読んだのですが、

主人公が2浪して、日東駒専のどこかに補欠合格するストーリーでした。主人公の彼女慶応でした。

その主人公が、あまりにも情けなく、「Fランク」という感じがしたので、その主人公のレベルぐらいの大学かと思いました。

 
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