はてなキーワード: 愚痴とは
フェミニズムも本来はDEIとか働き方改革とかの背景をきちんと支える役割があって、女性中心に労働者の福祉全体を向上させる社会的な役割や意義もあると思うんだけどはてブや増田で延々と続いているのってそういう建設的な方向に向かわないよね。リベラル政党もその辺ちゃんと理論武装できていなくて、「レズビアンとかゲイの権利!」「夫婦別姓を!」みたいな枝葉末節の水掛け論を延々とやってたり女子社員の愚痴みたいなのを延々とやってたり、「闘士」のSNSを晒し上げたり、炎上をヲチしたり、なんかもったいない。
大体「アタクシたち女性はこんな頑張ってるのに政治はクソ! わかってない!! 共同親権反対!!! 女性の権利が侵害されてる!!!! こんな時代に子ども産まない方がいいわ(ヨヨヨ」
そのくせ、政治家が言ってないセリフを言ったように切り抜いてる露骨な釣り記事にひっかかってて笑えるわ。
つぶやく前に自分の認識ただしいかググって裏取りしないのマジで理解できないし、感情的に話する人と自分の正しさ疑わないバカがマジで苦手なのでドン引きしちゃう。
この手の話続くようならフェードアウトかなーって思ってる。
タイトルにも書いたけど、趣味の世界に政治の話持ち込まないほうが良いよ。
そういう愚痴言いたいときって大体機嫌悪いからあなたの人格のよくない部分趣味友に見せることになるし、最悪バカが露呈するから。
ああいう人達って女性向けBL二次創作における未成年者への性的搾取、児童虐待コンテンツの人気に関してはどう思ってんの?
例えば呪術廻戦なんかでも教師が15歳の生徒に手を出す児童虐待表現が大人気だし
ゲゲゲの謎でも愛妻家の男性の不倫に加えて育てられた子供と育ての父という児童虐待創作が流行っているよな
最近の流行に限らず、女性向け二次創作では昔から、対等な同年代同士の恋愛よりも年上の保護者が年少者に一方的に執着し加害する性虐待表現が大人気だ
でもそういうのに対して表立って声を上げるフェミニストを、少なくとも私は見た記憶がない
匿名の愚痴アカウントでひっそりと文句を言っている人はいくらかいるけれど、特にフェミニストではないファンっぽいし。
誰にも話せないのでここでアウトプットすることを許して欲しい。
事の発端はラーメン食べに行かないかって誘われたことだった。相手は3つ年上、趣味繋がりの人、恋人がいることは元々承知。職場の最寄り駅で集合ねと言われ駅で待ってたら車で現れた。そこら辺でラーメン食べるんじゃないのかと驚いてたら行きたいラーメン屋が駅から遠いからって車で来たらしい。
車の中で恋人とその友人の悩みをずっと言ってた。1時間ぐらいかけて隣の県のラーメン屋まで来てラーメン食べた。おいしかった。遅くなるから帰り送ってくよって言われたけど申し訳ないんで方向同じところの駅まで送ってと頼んだ。
帰り道はどんな話してたのか覚えてない。なんかの愚痴を言い合ってたような気がする。はっきり覚えてるのはここから。
「一緒に飲まない?」
「いつ?」
「今から」
「車じゃないですか」
「家帰ってから」
「さすがにまずいですよ」
自分の家の最寄り駅まで1本で帰れる路線の駅前の踏切待ちをしていた。
そう言って私はドアノブに手をかけ降りようとした。
「ガチャ」
ドアロックされた。
「帰さないよ」
目が輝いてた。野獣の眼光だった。
全てを諦めた。相手の恋人とは接点ないしいざとなれば連れ込まれたことにすればいい、別に付き合ってない人間と行為することに抵抗はなかった。自分も最低な人間だが相手の方がもっと最低… 自分に言い聞かせた。
言い訳のように言われたと同時にどこか興奮してるきた。
ふっ切れた私は深夜まで背徳感と快楽に浸っていた。NTRモノのAVとか同人誌は敬遠していたがどうやら実際めちゃくちゃ興奮するらしい。禁断の果実を味わってしまった。
翌朝駅まで送って貰い帰ったが、同意があったなかったで後から言われる可能性にビクビクしてる。なんかあった時悪く言われるのは男。しかし今回は女の方が悪いからと自分に言い聞かせてる。
これが都内のタワマンに住んで高級ブランドを身にまとって……とか考え始めると途端に不足感が出始める。
投資に対するリターンも過度に求めるようになってリスクが増える。
仕事はしたほうがいい。
自分を自分で管理できる人ならいいがそうでないなら仕事はするべきだ。
もちろん自堕落に生きるという選択もあるが、たぶん身を持ち崩す。
最近ではインフレが始まって今までのような投資方法で大丈夫だろうか?と余計なことを考えることもたまにある。
もっともっとドラスティックに日本という国が変わる可能性もある。
万が一、再び労働者として働かなくてはいけないことに備えて社会と関わり合うことは大事なことだ。
と考えるのは自分は一度若いときに1千万円ほどのお金を稼いだあと、そのお金をすっかり溶かすまでの間、無職期間が長かったからだ。
いけないいけない、お金が無くなる前に働かなくてはと思いながら結局動くことが出来なかった。
これは人間としての能力とか性格とかいうより、一度人生を完全停止させてしてしまうと再び動くのは至難ということだからだと思う。
まあ若かっただけとも言えるが…。
何にしろ備えあれば憂いなし。
漫画の神様といわれた大ヒット漫画家も売れなくなったときに備えて資格を取っていたと聞く。
自分はそこまでのものではないがいざというときにパートの仕事くらい楽々とクリアできる自分は維持しておきたい。
給料を得るためが目的でない仕事というものは興味深いものになる。
刺し身の菊花を乗せる仕事すら面白いものとして捉えることが出来ると自信を持って言える。
お金のために働いていた頃は大体において自身の待遇面に対する不満が愚痴と直結している場合が多い。
なんだかんだいっても、よくよく考えてみれば自分の待遇に満足していない、という話の変化球でしかない。
しかし、一度お金のためでない仕事をすると愚痴は待遇の話ではなくなる。
もっとこうすれば、いい仕事が出来るのに、もっとああしてれば最高の仕事ができていたのにという純粋な仕事に対するモチベから発するものになる。
そういう仕事はそこそこ楽しいし、繰り返しになるが暇つぶしになる。
ただあんまり一生懸命仕事をするとリーダーになって欲しいとか正社員へのお誘いとか面倒なことになる。
だから基本、1年以上は働かない。
居心地が良くても辞めて次の仕事へ移る。
次の仕事場があんまりにも自分に合わないようであればすぐに辞めればいいだけの話だし。
素敵な男性に心惹かれることはあるがもしも結婚すれば、結局私の人生はその人に乗っ取られるだろう。
資産10億円程度では動じないハイスペックな人と関わりになりたいとは思わない。
逆に平凡な人生を送っている人なら私の資産に狂ってしまうだろう。
それくらいのことはわかるくらいには年をとっている。
ハッタショめいたチ牛で悪いが、仕事の愚痴に対して「こいつねーわ」って反応する女はこっちからお断り。絶対無理。
お前がやってる仕事はどの程度だよ。ガチでプレッシャーのかかる仕事をした事があるか?めちゃくちゃ頭を使った事があるか?逃げられない状況で悩み抜いた事があるか?
女用に用意された簡単な事務仕事だけして仕事の程度がわかったような気になって「男のくせに仕事の愚痴なんて言ってんじゃねーよ」みたいな態度を取ってるんじゃないかって思うんだわ。
先日36歳女性とお見合いして断られたんだけど、その理由が「ネガティブな発言が気になった」とのこと。
こちらは場を和ませる冗談のつもりだったとしても、そういう発言に敏感な女はいるし、自分自身配慮が足らず無意識のうちに愚痴っぽくなってしまったのかもしれない。反省は必要だと思う。
その後、相談所のカウンセラーから「お見合いでは男性のネガティブな発言は女性を不安にさせてしまいます。発言には注意をしてネガティブな印象を与えないようにしましょう」とコメントが来た。
端から見ると無難なアドバイスではあるが、自分の心理的には結構なダメージで、それを聞いて一気に結婚がどうでもよくなってきた。
これじゃあ完全に就職活動じゃん。
就職活動の「志望動機は作り込んでおけ」、「退職理由はネガティブな事を言わない」、「嘘はダメだが経歴は盛れ」、「ノックは3回圧迫面接でも笑顔で受けろ」などの暗黙のルールで、
完全な上下関係の元、“下”側がいかにして合格判定を出していただくかを努力をする。
けど婚活はなんか違う気がする。気持ち的になんとなく抵抗がある。
婚活って本来対等な立場で臨むものだし、解約が滅茶苦茶難しい長期的な契約になる訳だから就職活動のような一時的な演技が求められるのは違う気がする。
でも上記の相談所のアドバイスで、成婚を獲得するには就職活動のようにして臨まないといけないのだろう。
お茶代を払って、会話をリードして、沈黙が発生しないように色々と質問を考えて、散々気を使っていてその上さらに就職活動モードにならないといけないというのはどうかと思う。
それが今じゃ
クリエイターが「相場より安く依頼された!」とSNSでお気持ち発信するケースを見るが「値段が書かれていないけど適正価格を的中させないと出禁になる店」と考えると嫌すぎるという話
https://togetter.com/li/2359318
こういう真っ当な指摘が増えてきた
逆流が起きてる感じする
俺もそうだし、みんなもそうだと思うけど、みんな大人になった
だから、漫画家とかイラストレーターの言ってることおかしくね?ってなることが増えた
漫画家はしらんけど、イラストレーターはAIに仕事が奪われるだろうけど
それはお前らが糞だからだぞって思うことが増えた
別に投票制で読者に聞いて「この作品を連載してほしいか?」とかってやってるわけじゃなくて
作者に連載の権利与えてるんだから、作者が連載で好きなように変えれるのはむしろ利点だろな。
私には子供がいるのだが、相互フォロー歴の長い友人の子供・子持ちへの愚痴が酷くて最近彼女のツイートを見ていられない。正直ブロックしたいが私も育児の愚痴をときどき呟くので同じことを彼女も思っているかもしれない。
その友人は何年か前に結婚し、いまはDINKsを選択している。それについて別に私はどうも思っていない…いや正直羨ましい。私(もその友人)も地方出身で周りからの子供つくれ圧がとても高かった。私も彼女も都市圏で就職をしたが、私は両親の「子供を作るのが自然」という価値観を内面化していたため、結局「自然に」結婚し結婚式も挙げ子供も作った。ただ仕事も好きなのでいまはフルタイムで働いている。結果、平日も休日も自由時間がほとんど無い。一方彼女は仕事をバリバリこなしながら平日にゲームをしたり趣味の話をしたり、ときどき落ち込んでは愚痴を呟いてフォロワーと交流していたり、とにかく私はその自由さがまぶしく、とても羨ましい。私には「結婚して子供を作らない」という選択はこわくてできなかった。でもその選択は間違いなくこれからの女性達を勇気づけるものだと思う。そんな彼女を尊敬していた。
ただ彼女もさすがに周りの子供つくれ圧はきついらしく、ときどき「子供ってそんなに必要?子供つくるのがそんなにえらいんか」といった素朴(風)な疑問や、子供のどこが嫌いで、自分はなぜ子育てに向いていないか、といったの事を呟いていた。そうそう外野から子供作れ作れ言われたら「なぜ子供が必要なのか」「なぜ自分はそういう選択をしたのか」という疑問を反芻するよな、女性への抑圧を考えたらそういう意見も絶対に必要だよな、と納得していた。
ただ以下のツイートはさすがにどうかと思ったので、直接言う勇気のない私はここで吐かせてもらおうと思う。
「子どもがいる人って仮にいなかったら腑抜けになっちゃうのかな ペースメーカーとか生活の張り合いみたいな側面もあるって言うけど」
→さすがに失礼wwwwwwwwww 子持ち全員生活の張り合いのために子供産むと思ってるん?????wwwwwwww 子持ちへの解像度低すぎやろwwwwwwwww そんな理解で子持ち批判してたん????????
よく聞く「子供のいない人生なんて考えられない!」というのはな、自分の生活における子供の侵食率が高すぎ&それが数年続いているので、子供がいなかったバージョンは不確定要素が多すぎてうまくイメージできないというだけや。子供最高!!って意味では決してないで。もちろん子供や子育てが生きがいの人もいるけどな、そういう人ってママ垢見てると少数派やで。いっぺんママ垢見てみ?夫と子供(と仕事)への愚痴と、子供可愛い~!と、自己嫌悪と、あとスリコとスタバとオタク趣味とホットクックの話が混在してるで。
てか子供がいなかったら別にその人生を歩むだけやで。仕事や趣味にもっと注力したかもしれないし、もともと腑抜けた人なら腑抜けた人生というだけやで。子供がいたら自分はこうなるて予測が正確にできる奴なんて誰もいないし、反対もまた然りやで。
そもそも子供がいる/いないて繋がっているんやで。いない状態からいる状態に色んな事情や選択があって変化したんやで。子供いない人全員腑抜けなら全員腑抜けになってしまうで。君は腑抜けやないでしょ。あと事情と言ったけど子持ち全員が子供大好き!育てる自信あります!って子供を大望して産むんじゃないやで。子供の有無は本人の意思以外にもたくさん事情があるやで。
まぁ何が言いたいかというと、子持ち/子無しで2分化して敵視するのはやめてくれよ。君が「女は子供を作るべき」と言われたくないように、子持ちは傲慢だよな、子供って自分に自信がないと無理だよねw、みたいな偏見をまき散らすのをやめてくれ。世の中には確かにヤバい親はいるが、大抵の親は周りに気を使いまくっている。仕事に穴を空けて本当に申し訳ないと思っている。電車で騒ぐ子供はうるさいと思っているし、それを躾けられないのは自分のせいなのかなぁと泣くほど悩んでいる。それは子供がいない時の感情を覚えているからである。子供を立派に育てる自信があるのではなく、とりあえず生んでしまったので成人までは付き添わないと、くらいの責任感だけ持っている。そして子供がいない人に対して悪意を持っていない。正直君の「子持ち」像は仮想敵だと思う。もう一度言うが一回ママ垢覗いた方が良い。子供産む前後で、生活リズムや価値観は少し変わるかもしれないけど、根っこの部分はたいして変わらない。こいつ親になって変わってしまったなと感じるなら、それはその人が何かを諦めた結果ってだけなんだよ。その過程をすっ飛ばして「子持ちは~」とくくって疎外しないでくれ。君だっていろいろ悩んだ結果DINKsを選択したんだろ。私はその選択を否定しないし何なら言及もしない。DINKs当事者でない私が肯定であれ否定であれ何かを言ったとしたらそれは暴力になり得るからだ。私は君をまだ友人だと思ってたんだけど君はそうじゃないのかな。そうじゃないんだろうな。私が「子持ち」だから。それか、君は自分が傷つけられた事に対しては敏感だけど、自分の言動には本当に無自覚だから気付いてもいないのかもしれないな。
ごめん、やっぱブロックするわ。
キモ男のことを外見だけで散々罵っておきながら、自分が困っていたら丁度良く気を回して助けないとXで愚痴りはじめるのほんと女さんって感じ
迷惑にならない様できるだけ関わらず生きているだけなのに、あっちの都合の良い時だけ関わろうとしてきてそれを拒否すると一方的に被害者ヅラできる精神を見習いたい
なんで投稿者を特定して晒したり、愚痴を言う対象や属してる組織にチクろうとする?
身の危険感じて消しても、増田保存部だの魚拓だののふざけた奴らがすぐに記録したやつを貼って特定の手助けをするし
お前らはそうして何人の人間を死に追いやったんだろうな?
私がオムライスを好きになったのは、歳の離れた兄の影響だった。共働きで忙しかった両親の帰りが遅い時、大抵は作り置きのものを温めたり渡された食事代で出来合いのものを買って食べていたが、時々兄がアルバイト先で覚えた料理を作ってくれ、私はそれが楽しみだった。
中でもオムライスが大好きだった。半熟のオムはバターの良い香りがしてふわふわだし、ライスはベタつかずカラリとしている。しかし、決してパサついているわけではなくふっくらと美味しいのだ。ケチャップの甘酸っぱさもちょうど良く、トゲトゲしない。私の好きな「オムライス」像は兄の作ってくれたこのケチャップオムライスだった。
元彼女の作る、大量のケチャップのせいで酸味がきつく団子か糊のようにベッチャリと粘ついたライスを、切り分ければ生卵の水分が流れ出てくるようなオムでつつみ、さらにケチャップをぶちかけて味を誤魔化したようなまずいオムライスが私は大嫌いだった。
しかし、付き合う前に「好物はオムライス」と不用意に話してしまっていた事が災いし、互いの家に泊まる時、元彼女は必ずオムライスを作りたがった。自分のために作ってくれたものを否定して傷付けるのは忍びなく、また付き合って長い元彼女に対しては何かを指摘して波風を立てるよりも妥協する事がすっかり癖になっており、私はいつもべちゃべちゃのまずいオムライスを我慢して流し込んだ。
幼い頃に兄の作ってくれたそれと比較すると元彼女の作ったどぎついケチャップ味の何かは申し訳ないが最早オムライスと呼べる代物ではなかった。
今の彼女は元々ネットゲームで知り合ったゲーム友達グループの中の一人だった。7歳下だったが好きな声優やアニメが共通していた事もあって一番馬が合い、良く話していた。当時大学生だった彼女の学業や進路の相談に乗った事もあった。
ある時、某声優のライブ参戦のためにいつものメンバーのうち友人カップル一組と彼女の計3人をうちに泊める事となった。
その時、彼女が私のキッチンを借りて皆に振る舞った食事がオムライスだった。初めは作らせるなんて申し訳ないから何か取るよと言ったが、オムライスが得意料理なのだと言われ気持ちが揺れた。2人で買い出しに行き、至って普通の材料を使って出来上がったのは綺麗なオムライスだった。兄の作ったものとは当然味付けが違うが、きちんと作られたものはきちんと美味い。べたつかずふっくらと甘いケチャップライスに、生の卵汁が滴ることのないふんわり半熟のオム。家で作った、素朴だけど美味しいケチャップオムライス。友人カップルも絶賛していたし、グループの皆にも羨ましがられた。忘れられなくなるほど美味しかった。
それ以降、元彼女とデートしていても何となく気持ちが入らない時期が続いた。連絡の頻度も減り、その分ゲームに没頭する時間が増えた。しかしそれは、ゲームに熱中していたのではなく彼女と話すためだったように思う。私はあのオムライスの一件で彼女を好きになってしまったようだった。
暫くして、彼女の方から私個人宛にメッセージが届いた。来年から新卒で関東に来て働く事が決まったという報告、これまで色々と相談に乗ってくれてありがとうという感謝の言葉。
そして、付き合っている人がいる事は承知しており諦めるために伝えるが、私の事が好きなのだという告白だった。
時々喧嘩もしたが、彼女と過ごす時間は楽しく充実していた。付き合って6年が経ち、結婚もお互いに意識するようになった頃、彼女の方から謝罪と共に沢山の打ち明け話をされた。
内容としては付き合うまでの経緯についてだった。頻繁に話したり相談に乗ってもらううちに恋人がいると知りながら好きになった事。何かの折にアピール出来れば奪えるかも知れないと思いオムライス屋でキッチンスタッフのアルバイトを始めた事。そしてあの時、オムライスが得意料理だと嘘をついて披露した事。兄のオムライスのエピソードや、元彼女のオムライスが口に合わない愚痴は以前聞いて覚えており、確信犯だった事。諦めるつもりだったなんて嘘で、恋人がいながら休日もログイン頻度が増えている状況をチャンスと踏んでいた事。就職先が関東に決まったのは偶然ではなく、この展開を狙って勤務地に関東が含まれていた企業ばかりを選んで受けた事。物理的距離が近くなる事実と私を諦めようと思っている話を両方同時に、唐突に突き付けて告白すれば必ず引き留めてくれると確信していた事。
そして、私と兄との思い出を利用し、嘘を固めて奪い取ったのをずっと後ろめたく思っていた事。ずっと騙したまま、最近結婚の話をするようになり、自分が大変な卑怯者のように思え苦しくなったのでこうして打ち明けるが、自分は幻滅されても仕方のない事をしたので縁を切られても仕方ないと思っている事。私が会いたくないと言うのであれば関西に帰りもう会わないと約束する事。
なんて素直でいい子なんだろうと思った。まず、好きな男の好物を美味しく作れるように勉強しようという、その姿勢が嬉しかった。ましてや、好きになった男を振り向かせるために好物をアルバイトまでして完璧に習得してみせるなんて聞いた事がない。それに計画的で全て計算ずくだったのだって、凄い努力と忍耐力じゃないか。彼女が私を本気で好きで私の事を良く理解してくれていたからこんなにも彼女の狙い通りに進んだのだと言えるだろう。元彼女よりも遥かに真摯で一途な熱量が感じられ、私は寧ろ感動した。元彼女は「恋人を奪われた」のではなく「努力と熱意、根性で彼女に負けた」のだ。
後ろめたく思う必要はない、私のために努力してくれた事実は決して嘘じゃない。私は素直に嬉しいと思っている事、幻滅などしていない、寧ろ今の話を聞いて、私と結婚して欲しいと強く思った事を率直に伝えた。
この出来事から少し後のデートで、私は彼女に正式にプロポーズをし、晴れて結婚する運びとなった。私たちを引き合わせてくれたオムライスと、幼い私にオムライスを作ってくれた兄のお陰でオムライスが好物になり、それが巡り巡ってこうして素晴らしい女性と結婚できる幸運に、私は心から感謝している。