はてなキーワード: Googleマップとは
実家の近所に「あさひ観音」と呼ばれる観音様がある。国道何々線と、私の実家に至る車2台が余裕ですれ違うだけの幅はあるがボロい道路のまじわる、信号のない交差点から、ちょっと実家寄りに入ったところにある。
「あさひ観音」の「あさひ」がどういう字を書くのかは知らないが、そういう名前なだけあって、東向きに建っている。トタン屋根の小さな祠のような建物の中に、二体の石像が納められている。どちらも「ばかうけ」を真ん中から折ったような形の、子供の背丈くらいある石を彫ったものだ。岩肌は長く風雨曝されたかのようにざらついている。
真ん中に据えられた一体は本当に観音像のような形が浮き彫りされている。が、向かって右隣の石は、言われてみれば人の形のように見えるかもしれない、「ばかうけ」か皮つきフライドポテトのような形のゴツゴツとした岩だ。
父に聞いた話では、これらの石像はもともと河原に落ちていたのを、村の誰かが拾って来てここに祀ったものだという。
祠の前には何故か、一基の鳥居が据えられている。鳥居はバブル時代の頃に新品の木の鳥居に取り替えられたものの、それ以降は全くの手付かずなので、今や黒灰色に染まり朽ちかけている。
祠の周りには紫陽花が植わっている。梅雨になると美しい青い花を咲かせる。昔はお賽銭箱もあった。今はない。
神社のように鈴が下がっていたかどうかは、記憶が曖昧だ。あったような気もするし、なかったような気もする。ただ記憶にあるのは、そこを通りかかる際は、祖母に五円玉をせがんでお賽銭箱に投げ込み、「ご縁がありますように」とその言葉の意味も知らない癖に、神妙に手を合わせていたということだけだ。
「あさひ」というと、父から聞いた都々逸を思い出す。近所の山に住んでいた三軒の金持ちの威光を読んだもので、しめに「朝日に輝く○○(家のあった場所の地名)」という。その○○のお家が父の先祖だというが、信憑性は薄い。ただ、父の言うように山の麓の駅の側に、その家の古い墓標が道祖神かお地蔵さんのように草に埋もれている。見た感じ「あさひ観音」くらい古そうな、風雨に曝され磨耗した、石の墓標だ。
なんて、まるで父の生家と「あさひ観音」に関連があるかのようなことを書いたが、全然関係はない。あさひ観音は村の皆で崇拝してきたもので、誰が拾って来たのかは、今となってはわからない。ただ言えるのは、父の先祖は明治辺りにこの村に越して来た人なので、村の歴史上では根っからのジモティーではないのだ。
あまり記憶が定かではないのだが、昔、毎年寒い冬の時期に村の公民館で「甘酒祭り」が行われていて、これが「あさひ観音」に関係するお祭りだったと思う。祖母や地元の人たちは「甘酒マチ」と呼んでいた。「マチ」というのが「祭り」を意味する方言のようだが、しかし市の中心部にある大きな神社の「夏祭り」のことは「マチ」とは言わないのは、謎だ。
甘酒祭りでは村の人々に分け隔てなく甘酒が振る舞われた。お年寄り等は酔っ払っちゃうまで飲む。子供も一杯くらいは無病息災のためだから飲めと言われたものだが、私はどうも酒粕が苦手なせいで、一口舐めただけでよした。
それ以外に、「あさひ観音」にまつわるイベントごとの記憶はない。観音様はただそこにあるだけだったが、定期的に誰かが世話をするようで、湿気った祠の中にあるわりには苔むしもせず、赤い前かけと頭巾は時々新しいものに替えられていた。祠の格子戸には錆びた鎖が巻かれ南京錠で施錠されていたが、鍵を誰が管理していたのかは知らない。ただ持ち回りではなかったと思う。うちに観音様の鍵があったことはないので。
観音様の祠は一軒の農家の敷地に隣接している。というより、農家の敷地がわざと観音様の祠を避けるように垣根をそこだけ凹ましてめぐらせてある。もしかすると、実は観音様の所までその家の敷地だったりもするのかもしれないが、よくわからない。その家と同じ並びの数件と我が家には何故か付き合いがない。別に仲が悪い訳ではなく、単に家がちょっと離れているというだけだ。回覧板を回し合う「班」がうちとそことでは違うのかもしれない。
ともかく、私の子供時代はまだ、「あさひ観音」は地域の人々から大切にされていたが、いつの間にか「甘酒祭り」は行われなくなったし、お賽銭を集めることももうなく、今はたぶん放置されていると思う。Googleマップで見てみたら、祠は昔と変わらず、だが屋根は錆びて鳥居は朽ちていた。なのに紫陽花はそのままで、祠の外の石碑もちゃんとあり、祠のなかには苔ひとつ生えていない観音様がある。だが赤い前かけはだいぶ色褪せていた。
・そんなに食べログの問題点を挙げられるなら、キミがそれを解決した競合サイトを立ち上げればいい。飲食店から称賛されて、食べログを駆逐して大儲けできるはずでしょう。
・消費者側だって食べログ嫌いだし信用してない人多いから。むしろ思い切って食べログ利用をやめて、情弱DQN層の来店が減ったほうが客層良くなって長い目で見たら集客効果高まるまであるぞ。
・「弊社の電話件数で判断すると、グーグルマップは食べログの15分の1くらいの電話件数ですね」って分析がもう無能の現れ。Googleマップから電話番号をタップして直接電話かける人ばかりではない。サイレントマジョリティーはそもそも予約電話せず、いきなり行く層。
・Googleマップはクチコミの検閲は少なめ。お店や企業が炎上した時などに増加する明らかにイタズラ目的の投稿なんかは速攻削除されてるが。
・あらゆるクチコミサイトと同じように、Googleマップの平均点数の算出方法にも疑念を抱く点はあるが、他よりはまだマシかなと。
あの旅館にゲロだけ置いて行くのも心残りなので、レビューのような何かをここに書き記しておく。エッセイとかブログとかそういったことを書いたことのない人間が書く文章だから読みづらいかもしれん。すまん。
高山の名のとおり、でかい山に囲まれた小さな町だ。マジで沖縄本島の周辺の小島かよってくらい、まわりはなにもない。山だけ。最初、Googleマップで調べたときは、あまりにもポツンとあるもんだかはカルト的な村かと思った(申し訳ない)何を思ってここを繁栄させたんだ。「君の名は」に出てくる女の子の田舎町。あそこら辺が高山じゃなかったかな。まぁ、自分は高山育ちじゃないので詳しくは知らんが。ちなみに岐阜県にある。
去年の2月ごろ、派遣会社にいわれて高山に引っ越した。仕事は精神的な理由でたった2ヶ月で辞め、それから4ヶ月過ぎて休職することになった。以前の職場でも4ヶ月で辞めたから、自分は働くのに向いてないんだろう。というか生きること全般に向いてないような気がする。メンタル弱すぎて不摂生生活がデフォ。
というわけで半年くらい高山で休職していたわけだが。おかげさまで体調は戻り、来週に復職することになった。ただまぁ、いまのいままで仕事が長続きした試しがないので、不安しかなかった。仕事のことを考えると胸が痛くなるし、あまりの鬱さに身動きできん。
それが祟ったのだろうか。夕飯の帰りに気持ち悪くなって、「こりゃ家に帰れねえ!」と思って、どこか休めるところを探した。だけどくそド田舎に休めるところがあるはずもなく、どこもかしこもシャッターを下ろしていた。参ったなと思って、ときおりしゃがみつつ、なんとか歩いていたら、旅館があった。あまりにも気持ち悪すぎたから藁にもすがる思いでインターホンを押した。
出てきたのはババアだった。腰曲がりすぎて、自分の持ってた傘くらいの背丈しかない。
とりあえず気持ち悪いので玄関先でいいから休ませてほしいという旨を伝えたら、快諾してくれた。コロナ禍でちょうど客がいなかったというのもあるかもしれない。電気をつけて、はいどうぞ、とフロントの前にある椅子に案内してくれた。で、お茶はいらんかとかひざ掛けはいらんかとか聞かれた。気持ち悪かった上にあんまり耳がよくないので、全部聞き取れたわけじゃないが。とりあえずお湯だけ頼んだ。
ババアが去ったのを確認して、外の格好でソファーに寝転がった。暖房がつきたてでまだ狭い部屋のなか、急に見知らぬ人間を入れてくれたご厚意を思った。そしたら急に心臓がおおきく脈を打って、体がブルっと震えた。「こればまずい」と思った瞬間、情けないことに涙が出た。友達もいないし、親との関係は悪いし、周囲から冷遇されたし、性格も能力もゴミな自分に、やさしくしてくれる人間がいるんだなって思った。
ひとしきり泣いてたら、さっきの女将さんが茶を持ってきてくれた。マスクやマフラーで隠れていたが、さすがに気づいたらしく「泣きたければ泣けばいいよ」と言って、そのまま去っていった。映画しか聞いたことのないセリフに、自分はまたしゃっくりをあげて泣いた。右目から、半開きの左の瞼を伝って、生あたたかい水の粒が落ちて、ソファーに黒いシミを作っていたことを強烈におぼえている。平安貴族がよく「枕を濡らして〜」とかのたまってたけど、こういうことか、と思った、あまりにも体が重すぎてそれ以上頭働かんかった。
そんでまた女将がやってきていろいろ聞いてきた。住所はどこ、何歳? 家族は?と。ひとまず住所を伝えた。あまりにも声小さすぎたけど、女将の耳は(自分と違って)いいらしく、声を弾ませ、そこに親戚が住んでいることを教えてくれた。年齢を答えたら「あたしはね、81歳だよ!」と教えてくれた。あまりにも老健すぎて、泣いてしまった。そうとうメンタル参ってたんだなと思う。ひとり暮らしなことを伝えたら、また住所を聞かれた。
そこでおなじ回答をしたら、「そこに親戚がいるんだよ!」とおなじ反応が返ってきて、「あぁ、この人認知症なんやろな」と思った。普段ならウザイなぁといってあしらうけど、厚意が申し訳なさすぎて、ずっと同じ問答をした。たぶん10回以上したんじゃないかな。声出すのがキツかったから、ほとんどがうなずくくらいだったけど。
で、泣いてる自分を見て、女将は「あら?泣いてるの?悲しいことがあったんだね」と言った。ああ、認知症だから泣いてたこと忘れてるのか、と思った。うなずいたら、「泣きたければ泣けばいい」と言われて、また泣いてしまった。
悲しいことがあったの?と泣いた理由を聞かれたけど、女将からは「友達となんかあった」とか、「つらいことがあった」くらいしか尋ねられず、この人はメンタル弱者の世界とは無縁なんだろうなと思った。さすがに不安で泣いてますなんて答えても理解されないと思ったし、説明する気力もなかったからなにも答えんかった。女将は無理に聞こうとしなかった。
で、問答中はひたすら背中をさすってくれた。いまでも痛むくらいに。コート越しだけど、なんとなく女将のシワだらけの手の感触がした気がした。
そんで、「あたしは〇〇旅館の女将なの」「旅館は老舗でね」と自己紹介してくれた。自己紹介といっても、その二文を繰り返すくらいなんだが。あまりにもボケすぎて81という年齢すらあやしいかもしらん。
途中で吐いたり、女将さんの爺さんらしき人が来たりとちっちゃいアクシデントはあったけど、ほとんどは同じことを言い合いながら時間を過ごした。記憶力がゲームのNPCレベルだけど、なんかこの人にだけなら甘えてもいいんじゃないかって思うと、すべてが許せる気がした。
しばらく経って落ち着いてきたので、「もう帰ります」と言って、もらったタオルで涙を拭いて、靴を履いた。女将も靴を履いてくれて「どんだけ優しいんだ」って思うなどした。
帰りにまた「あたしは〇〇女将の旅館だよ!」と自己紹介して見送ってくれた。
帰りは雪が降っていた。脳内に流れる『惑星より』ジュピターのピアノバージョンを聞いながら、バシャバシャに溶けた雪を踏んだ。喉と胃が焼けてひりひりしたけど、それよりもこの雪も最後かぁと思った。いやな人間もいたけど、なにかと人情味に溢れてる町だったと思う。always 三丁目の夕日みたいな、古くさい町並みにぴったりの温かさが確かにあった。
もしこれを読んで件の旅館に泊まろうと思ったら、女将に「あなたに優しくされた人間がいたので、ここに来ました」とか、まぁそんなことを言ってほしい。まぁいるか分からんし、たぶん女将は覚えてないだろうけど。
増田だから虚実の真相は本来どうでもいいんだがgoogle businessのことを言ってるであろう事柄についてgoogleマップと表現してるあたり嘘松濃厚であることが隠せてない。残念。
食べログもね。
客商売にとって風評は確かに大事なんだが、料理の場合(とくに高級店の場合)実際にその味を経験した人間にとってはその経験が何よりも判断材料になるって要素が大きい。
一定以上の箔が付くと紹介で勝手に上客が増えていく循環に入るのでその後は溢れる予約の管理で頭を悩ますだけになる。
何を隠そう色々あって出禁にした客からGoogleマップに低評価爆弾落とされたが全く影響無かった。
比べるまでも無いけどコロナのダメージの方が何万倍も応えた。もうほぼ回復してるけど。
元料理人(いまは経営にほぼ専念)のワイが思う確実にダメージを与える方法は一択で、
彼女と過ごしてるとき何をしてるか?ってのを考えてみると、けっこうな時間をGoogleマップを見ることに費やしていることがわかってきた
いまは遠距離恋愛状態なので、ほとんど毎晩通話をしてんだけど、そういうときには互いの家の近くの飲食店だったりスポットだったりをGoogleマップで見て、ここは気になるから今度行ってみようとか、行ってみなよとか、そういうことを言い合う
一緒にいるときにも、出かける先だったり家の周りだったりをGoogleマップで見て、いろんな場所のクチコミを読む
異常に評価の低いラーメン屋のクチコミを全部読む、みたいな楽しみ方もあるし、普通に行きたい店の情報を調べることもあるし、特定のチェーンがこの辺にはない!といって嘆くこともある
すげえ楽しいんですよね
実際Googleマップとかどうでもよくて、俺はもう、彼女と結婚したいんだ
結婚っていうか、法律婚なんかはどうでもよくて、なんなら事実婚もどうでもよくて、なんというか、一緒に過ごしたいですねと思う
この感情になるのは初めてだし、今後ほかの人にたいしてこういう感情を抱くか?っていうと、なかなか抱かないんじゃないかな
正直、うわ、この人めっちゃかわいいやんけ!って人は結構な頻度でいるんだけど、ゆっくり考えてみると、別に一緒に過ごしたくはねえなという結論に落ち着く
この傾向は昔からあって、6年間片想いした初恋の人とも、よく考えると一緒に暮らしたい感じはしなかった
ハグしたいとかチューしたいとか、そういうプリミティブな感じじゃなくて、一緒にスーパー行きたいとか川沿いを散歩したいとか、そういうようわからん欲求が彼女には向いている
なんの話かというと、彼女とGoogleマップを見るのがメチャクチャ楽しいんですよね
実際どうなんだこれ
皆さんもやってますか?やってるよね?
一緒に見なくても楽しいもんな
年末年始の旅行(というか温泉に泊まって美味しいものを食べる)を計画している。
我が家は貧乏でも無いが宿の金額を気にしないほど金持ちでもない。
そうなるとよりコスパ(予算内でより良い宿、プラン)を狙っているエリアから探すわけだがこれがもう面倒くさいし難しい!
温泉に泊まりたいからゆこゆこ、それだけでは宿数が少ないからじゃらん、夫と私の健康保険組合や共済の直営宿あたりから探す。健保の割引なども確認する。これだけでもう選択肢が多すぎる。
良さそうな宿が見つかっても、大体上記サイトの写真は盛っているためGoogleマップの口コミやインスタ、Twitter、はてなブックマークなどで検索して光と闇を見て期待値とのすり合わせをする。
この作業を何件かして、その中からより良い宿を比較して選んでいく。
さらに、最安値は予約サイトと思っているがよくよく検索するとYahooトラベルの一休プランの方が安い、とかがあるのでそちらを確認する。
とにかく疲れる。
この作業を丸投げできるのが旅行カウンターだと思うが、そこまでラグジュアリーな旅をしたい訳ではないし、何より同じ内容のプランならより安い価格で泊まらないと気が済まない。
学生時代も独身時代もずっと貧乏でやっと旅行に行ける身分になったので、多分慣れていないんだと思う。
「すみません、お聞きしたいんですけど、ここはどこですか!」
とクソデカヴォイスで尋ねてこられたので、やばい、認知症のお客様来ちゃったかな? と緊張が走った。
しかし、幸いにもそのお客様は認知症で迷子になった人ではなく、ただ単に道に迷ってしまったお客様だった。
「国道n号で○○まで行きたい」
とのことだったのだけれども、具体的オーダーなのに逆に解りづらく、AさんがスマホでGoogleマップを見ながら道案内をしようとして悩んでしまった。
で、お客様が更に「××線を通って隣町から来たのだけれど、▲▲線を通りたい」と仰有ったので、私が
「もし■■町を通るルートでもよろしければ、」
と仰有った。お客様の顔立ちと訛りが■■町の人っぽいので、たぶん旧ほにゃらら街道を教えれば▲▲線への経路がわかるんじゃないかと思った。それで、
「すぐそこの通りが旧ほにゃらら街道で、真っ直ぐ行くと郵便局がある交差点に出ますので、そこを左折してください」
と言ったら、ちゃんと通じた。あーよかった。道順を教えるのはあまり得意じゃないのだが、今回はなんとか切り抜けた。
スマホでマップを見るなりすれば人に道を聞く必要のない時代……のはずなのに、道に迷ってコンビニに来る人は、いまだにしばしばいる。以前勤めていた店舗には、店舗周辺の地図が貼られていたけど、当店には無いので不便。
コロナの影響などではなく、2020年4月から自主的に無職になった23区内近郊在住子供部屋おじさん。
無職になったものの有職時代と同額を家に入れているのと、年金やら住民税やら回避できない出費が多い。
基本、引きこもっているが、たまの外出時は定期も無くなったし交通費が惜しくなる。
また、駅までチャリで15分のところに住んでいるので、わずかながら駐輪代も掛かる。
ということで、外出時は頻繁にチャリで23区内へ行くようになった。
退職してから転職活動の一環として定期的に都内へ行くことが決まっていた(結局、ほとんどリモートになった)ので、ロードバイク的な自転車も検討した。
長距離を走るには楽な姿勢とか、スピードとかが大事なんだろうし、なら、ちゃんとしたスポーツタイプの自転車でないとダメなのでは?と思ったから。
ただ、色々見たが、
・歩道に入らざるを得ない際、細いタイヤで段差を上がる時のパンクやら転倒やらの懸念。
・それなりに高価だし、お手軽に駐輪できるかの懸念。
これらを自分なりに解決できる自信がなかったので、結局、買わなかった。
ひとまず、有職時代に毎日乗っていた、5段だか6段だかギアのついたノーブランドシティーサイクルで、そこそこの長距離を走ってみることにした。
腕と体の角度を90度に保つようなイメージで、腕を真っすぐ伸ばしながらハンドルに手をつく。
それにより、やや前傾姿勢になるのだが、その時、背骨を真っすぐにし続けるよう心掛けた。
これがきっと、体への負担を最小限にしつつ、普通のチャリで長距離を走れる最適な姿勢に違いない(今も思っている)。
スマホホルダーをただのチャリに装着し、サイクリングモードよりも徒歩モードの方が短距離で案内してくれる、Googleマップに行き先をセット。
朝、駅まで行く時は本気でこいでいたが、長距離なので無理のないペースで。
初回から往復40km程度走った。
電動自転車ではないので、川を超える時など坂ではハアハア言っていた。
それでも、大した苦ではなかった。
カーナビが絶対に案内しないようなマイナーな道や、「自転車を除く」と書かれた一方通行の道を出口側から何の躊躇なく進める。
今すれ違ったおばさんは、まさか、こんなどこにでもあるようなチャリを、もう既に13kmもこいでいるとは思いもしないだろうな。
自宅から駅・電車で行く時間+30分ぐらいで到着(場所によっては同着も)。
これがめちゃくちゃ安い。
車で23区内駅近に1時間でも停めようものなら、場所によっては往復の電車代を超えることもある。
バイクは車よりは安いけれど、自転車の駐輪代の安さが凄まじい。
2時間もあれば大抵の予定は済ませられる。
ただ、安さゆえか、恐らく近隣から来たと思われる自転車で一杯の事が多い。
いくつかの用事を済ませ、帰りの残り4kmぐらいからが特に疲労を感じた。
翌日、両太もも筋肉痛になるも、もう二度とチャリで何十キロも走りたくないとは思わなかった。
今では、段差のある所を通過する際は立ちこぎの姿勢に変え、腰への負担を無くすなどし、複数の用事を済ませ、往復60km近く乗ることもある。
最初の頃より疲労感は減少したものの、基本、引きこもっているから、やはり翌日は筋肉痛になる。
ニートを終え、また働き始めた時の通勤では、確実に電車を選び、チャリを何十キロもこぐことはしない。
紛らわしい標識に引っかかり切符切られたりトラブるのではといつもビクビク運転してる身として、世間の見識が定まらないのは何とかして欲しい。
togetterのブコメ(https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/1772691)を見ると、導流帯(ゼブラゾーン)について
「(違反にはならないので)通行できる」派
「(違反にはならないが)通行すべきではない」派
が混在している。
ブコメの経験談によれば警察の説明がその都度食い違うこともあるらしい。
この食い違いの原因はおそらくゼブラゾーンの敷かれる場所によって立場が変わるからではないかと私は理解した。(間違いあればご指摘いただきたい)
まず以下のような "ゼブラゾーンが対向車線との境界になっており、そこをきっかけに車線数が増減しているような場所(https://pbs.twimg.com/media/E-9CSjXVcAA_Dtr.jpg:medium)" では、対向車線と正面衝突するリスクがあるので、当然通行すべきではない。
したがって、このような場所を想定した警察の説明は「侵入するな」に傾く。
「導流帯は車両の安全かつ円滑な走行を誘導するために設けられた場所であります。当該場所を通行すること自体は法令上、違反行為とはなりませんが、導流帯を設けている主旨に鑑みて侵入しないように指導しております」
「法令上、車両が通行することは想定しておりませんので、通行方法は定められておりません」
「導流帯の通行実態が認められ、交通の危険を生じさせている場合には、立ち入り禁止部分規制の実施や、物理的に侵入できないようポストコーンを設置するなど、必要な安全対策を検討いたします」
「導流帯を設けている主旨に鑑みて」とわざわざ言うのは場所によって敷設の主旨が違うからだろう。
一方、 "中央分離帯があり、間違って右折レーンに入ってしまった直進車両に車線変更を促すためのゼブラゾーン(https://pbs.twimg.com/media/E-9CS-FVQAACvFe.jpg:medium)" の場合、対向車線と衝突するリスクは無いのであえて避ける必要は無い。
警視庁の相談室に問い合わせてみた。「あのゼブラゾーンは、通過しても特に罰則はありません。オレンジでくくられている場合は、進路変更禁止違反、はみ出し禁止違反になります」との回答だった。
では、あのゼブラはなんのために? じつは右折レーンの手前にあるゼブラは、直進車が間違って右折レーンに入らないように書いてあるのだ。「この先右折レーンがありますよ」という親切なお知らせ、ということ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc6867654ab5a57d40b1eaea1230873743fc85cc
https://pbs.twimg.com/media/E-9CTGIVUAECmES.jpg:medium
今回の件の動画で(https://youtu.be/xFsfCbbUA6c?t=105)、最初の契機となった女性の車が黒い車を追い越すシーンも後者に当たる。
Googleマップ https://goo.gl/maps/HA5prkqdWfdjNM7x5 (西から直江町の交差点に入ってきて右折し大垣一宮線を南進したと思われる。)
もしもこの例のゼブラゾーンを通行すべきではないとすると、最初から右折するつもりの車が交差点直前でわざわざ車線変更を繰り返したり、交差点直前まで車線変更をためらいそのまま直進左折レーンに行ってしまう事態を招くだけでかえって交通の妨げになる。
ただ、そこで事故が起きた際に過失割合が変わる可能性があるのは、上記のように導流帯の通行方法が敷設の主旨によって決まっておらず、一般通念として「侵入すべきではない」と捉える人も多いためその点が加味されるというかごねる余地だからではないか。これは別に右折車両がゼブラゾーンに侵入したことに落ち度があるという訳ではない。