2021-09-12

導流帯(ゼブラゾーン)が分かりづらい件

紛らわしい標識に引っかかり切符切られたりトラブるのではといつもビクビク運転してる身として、世間の見識が定まらないのは何とかして欲しい。

煽り運転動画の件である

togetterブコメhttps://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/1772691)を見ると、導流帯(ゼブラゾーン)について

 

「(違反にはならないので)通行できる」派

「(違反にはならないが)通行すべきではない」派

が混在している。

 

ブコメ経験談によれば警察説明がその都度食い違うこともあるらしい。

この食い違いの原因はおそらくゼブラゾーンの敷かれる場所によって立場が変わるからではないかと私は理解した。(間違いあればご指摘いただきたい)

 

まず以下のような "ゼブラゾーン対向車線との境界になっており、そこをきっかけに車線数が増減しているような場所(https://pbs.twimg.com/media/E-9CSjXVcAA_Dtr.jpg:medium)" では、対向車線と正面衝突するリスクがあるので、当然通行すべきではない。

したがって、このような場所を想定した警察説明は「侵入するな」に傾く。

「導流帯は車両安全かつ円滑な走行誘導するために設けられた場所であります当該場所を通行すること自体法令上、違反行為とはなりませんが、導流帯を設けている主旨に鑑みて侵入しないように指導しております

法令上、車両が通行することは想定しておりませんので、通行方法は定められておりません」

「導流帯の通行実態が認められ、交通危険を生じさせている場合には、立ち入り禁止部分規制実施や、物理的に侵入できないようポストコーンを設置するなど、必要安全対策検討いたします」

https://clicccar.com/2021/08/23/522256/

 

「導流帯を設けている主旨に鑑みて」とわざわざ言うのは場所によって敷設の主旨が違うからだろう。

 

一方、 "中央分離帯があり、間違って右折レーンに入ってしまった直進車両車線変更を促すためのゼブラゾーン(https://pbs.twimg.com/media/E-9CS-FVQAACvFe.jpg:medium)"場合対向車線と衝突するリスクは無いのであえて避ける必要は無い。

そのため警察説明も「侵入してよい」側に傾く。

警視庁相談室に問い合わせてみた。「あのゼブラゾーンは、通過しても特に罰則はありません。オレンジでくくられている場合は、進路変更禁止違反、はみ出し禁止違反になります」との回答だった。

では、あのゼブラはなんのために? じつは右折レーンの手前にあるゼブラは、直進車が間違って右折レーンに入らないように書いてあるのだ。「この先右折レーンがありますよ」という親切なお知らせ、ということ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/bc6867654ab5a57d40b1eaea1230873743fc85cc

https://pbs.twimg.com/media/E-9CTGIVUAECmES.jpg:medium

 

今回の件の動画で(https://youtu.be/xFsfCbbUA6c?t=105)、最初の契機となった女性の車が黒い車を追い越すシーンも後者に当たる。

Googleマップ https://goo.gl/maps/HA5prkqdWfdjNM7x5 (西から直江町の交差点に入ってきて右折し大垣一宮線を南進したと思われる。)

 

もしもこの例のゼブラゾーンを通行すべきではないとすると、最初から右折するつもりの車が交差点直前でわざわざ車線変更を繰り返したり、交差点直前まで車線変更をためらいそのまま直進左折レーンに行ってしま事態を招くだけでかえって交通の妨げになる。

ただ、そこで事故が起きた際に過失割合が変わる可能性があるのは、上記のように導流帯の通行方法が敷設の主旨によって決まっておらず、一般通念として「侵入すべきではない」と捉える人も多いためその点が加味されるというかごねる余地からではないか。これは別に右折車両ゼブラゾーン侵入したことに落ち度があるという訳ではない。

 

  • ひとことでいうと馬鹿は運転するなということ。 みたらわかることが判別できないのだからそういう他ない。 常々思うのだが運転免許というのは実技とかは 米国のように個人指導に任...

  • ゼブラゾーンを走行してよいか? ではなく、 ゼブラゾーンを走行してくる車両を予見するべきか? なんにせよ、元の動画は、動画主がスピード出し過ぎだし、左側から追い抜いて入っ...

    • ゼブラゾーンって聞くと一定の割合でキン肉マンのゼブラ柄のやつ思い出す

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