はてなキーワード: 燃費とは
一理ある。
争点のまとめを探していたら、このようなまとめをみつけた。
http://hamusoku.com/archives/8232151.html
うーん、消費税も特定秘密保護法も都政とは関係ないし、都が朝鮮学校への補助金を再開するかどうかも、都政のなかのウエイトからすればたいしたことがないし。
結局、争点はなんなんだろうね。
東京の税収は増えたけれども、地方の税収を吸い取ったという意味も大きい。
そこから先、東京の企業が発展したならば、100点をつけたいが、現状ではたんに地方から税収を奪っただけに見える。
単純に、福祉政策を充実させても、ただのばら撒きになると思う。
脱原発は争点にならないけれど、エネルギー問題と、災害対策はどの候補もやる気だろうと思う。
脱原発を抜きにしたって、エネルギーコストを下げないといかんだろう。
省電力、低燃費、そういうことは、長い目で見れば都政の、都民のお金のためでもあり、危機管理のためでもあり、地球環境のためでもあるわけで。
夜間電力の有効利用、オフィスの省エネ化、ピーク分散、エコカー推進、そういう取り組みは、原発再稼働するかどうかとは別に都政がかかわってもいいわけで。
政策間の優先順位のつけ方と、調整力の点で、誰が優れてるかを選ぶ選挙になるような気がする。
猪瀬さんがあんな形で辞めた後釜を決める選挙という意味では、人格で選ぶのが正論なのかもしれない。
あー、もうわかんないや。
結婚したらどんな車買いたい、なら、自分が乗りたいのと燃費とで、みたいに考えるのかもしれんが、
まず、女に「アクア」とか言って理解できる奴はほとんど居ない。てか、居たらそいつはクルマ好きだ。普通の判断ではない。
この時点でお前に女の知り合いがいる、ということ事態が非常に疑問な点であるが、
もし、無邪気な女の子に
って言ったら、「良いアクア」と「悪い外車」と言ってる様にしか聞こえない場合もある。馬鹿なので。
「トヨタとベンツ、どっち乗りたい?トヨタのが燃費は良いんだけど」
そもそも、女に取って燃費なんて全く関係ないので。自分でガソリン代払うわけじゃないので、「燃費」なんて部分はどうでもいい話。
上の聞き方だと「燃費」の部分を単に除外して「良い」「悪い」だけの情報が入ってる可能性が高い。
後、お前の車なんてどうでもいい、ってのがおそらく最大の理由。
まず、女に「アクア」とか言って理解できる奴はほとんど居ない。てか、居たらそいつはクルマ好きだ。普通の判断ではない。
この時点でお前に女の知り合いがいる、ということ事態が非常に疑問な点であるが、
もし、無邪気な女の子に
って言ったら、「良いアクア」と「悪い外車」と言ってる様にしか聞こえない場合もある。馬鹿なので。
「トヨタとベンツ、どっち乗りたい?トヨタのが燃費は良いんだけど」
そもそも、女に取って燃費なんて全く関係ないので。自分でガソリン代払うわけじゃないので、「燃費」なんて部分はどうでもいい話。
上の聞き方だと「燃費」の部分を単に除外して「良い」「悪い」だけの情報が入ってる可能性が高い。
後、お前の車なんてどうでもいい、ってのがおそらく最大の理由。
http://anond.hatelabo.jp/20131007162212
なんかブコメ見たら「5-3クリアの方法教えてくれ」とあって、最近クリアしたので書いてみる。
つまり道中は敵重巡のカットイン攻撃を避け、ボス戦で旗艦の輸送艦を撃沈することでゲージを削り、破壊するゲームです。
もう少し正確に言うなら、ゲージが壊れるまで道中で敵重巡のカットインを食らって大破撤退するゲームです。
また4-4最終形態同様、ボス艦隊にフラ潜がいるので、ボス戦で駆逐艦が弾除けにしかならないです。
あーつれーわーまじつれーわー(棒
要はやられる前に殴り倒すのは2-4と同じで、それの夜戦バージョンだと思ってください。
艦娘の疲労です。少しでも残っていると道中呆気無く大破し、全く残っていなければ基本カスダメ最悪でも中破止まりと、超安定します。
ちなみに間宮ランプが点滅してなければ疲労なしではないので、逸る気持ちを抑えてきちんと時間を開けるか、米帝プレイヤーの方は間宮さんに課金してください。
それでは、健闘を祈ります!
E-4をクリアできた。
駆駆雷雷金金、駆軽雷雷金金 → まったくダメ
駆潜雷雷金金 → ゲージ3割くらい減らしたところで資源消費8k
雷雷潜戦金金 → まったくダメ
雷雷重重金金 → 1/5 ぐらいでしかボスに行けず、ダメージもそこそこ
雷雷重重金金 + キラ + ダメコン → 3/5 以上はボスに行けて削り中にS勝利3回
最初は低燃費で削ろうと思っていたが、ボスを倒せる編成で行った方が時間もかからず資源消費も少なくなるんじゃね?と思って低速戦艦を入れるも5連続お仕置き部屋に行って挫折した。分岐に速度は影響しないという見解もあるようだけども、何かの呪いにかかったのかもしれない。
重巡が安定するんだろうけどみんなレベル一桁だった。仕方がないので40過ぎまで上げた。
5時間ほどで削りきって、2時間ほど休憩してから2時間やるも倒しきれず。削り中に支援なしで3回は倒せていたので、支援込みでボスまで行けば倒せない確率の方が低いだろと思って寝た。
少し前に
http://tororosoba.hatenablog.com/entry/2013/11/20/001639
ここを読んだ。
いろんなところに試行回数が大事と書いてあるけれども、実感はしていなかった。
キラ付け → 初戦カットイン大破撤退 → キラ付け などをやっていると艦娘の疲労は回復するがプレイヤーに疲労が溜まってくる。で、そのときにあと10回出撃すれば倒せる可能性が高い、20回出撃すればほぼ倒せる、と考えるだけでこれだから運ゲーは!とはなりにくい。10回出撃してもボス撃破ゼロなら、あと100回出撃してもボス撃破は無理だよなーとか考えてレベル、編成、装備、陣形、キラ付けを見直す。
運がよければ少しくらい準備が足りなくてもクリアできると思ってしまいそうなところが罠だった。試行回数を増やせば増やすほど確率は収束して運の要素は小さくなるのだ。
絶食のような無茶なダイエットに挑戦しては、失敗を続けていると、だんだんと
太りやすい体質になってしまうという話はわりと有名だが、それに関してふと思ったこと。
太りやすい体質になるということは、自動車に例えると、燃費が良い体になるって
ことに似ていて、ほんのちょっとの食事でも体が残さずエネルギーに替えて、使わない分は
捨てずにしっかりと脂肪にかえて、蓄える体になるってことだ。
その燃費性能の向上に、肉体的な上限はないんだろうか。
自動車でいえば、リッター何キロ走りますよという性能を追求し続けて、どんどん効率良い
性能になっていくけど、いつか、ガソリンに関しては、これ以上はもう伸びませんという
つまり、ダイエットに失敗してはリバウンドを繰り返し続けて、どんどん太りやすい体質に
進化(?)していったとして、その先に、性能のカンストみたいなことは、訪れないのだろうか。
RPGでいえば、レベル99まで上がってしまって、これ以上はいくら経験をつんでも、レベルは
あがりませんよ・・・みたいな。
ダイエットに失敗し続けた人は、もうこれ以上はリバウンド性能は上がりませんから
あとは気にせず好きなだけいろんなダイエットに挑戦して、失敗し放題ですみたいな、
なるほど。電動機側のトルクカーブというか馬力カーブ(出力曲線)が化石燃料側と合っていないのか。
それは、ハイブリットの問題ではなく、EV側の設計思想の問題だね。
おそらく、バイリニアに電動機の回転数をアクセルに直結してるんだろうけど、それが間違いで、アクセルを踏まれた時の回転数の引き上げにトルクカーブの逆関数?を掛けあわせろって事なんだろうね。
電動と化石で出力カーブが違っているのを放置しているからそんなことになってるんだね。
別段、電動機側の回転制御に、トルクカーブの逆関数?を掛けあわせても燃費に影響はしないと思うんだが・・・なぜそんな制御に?
時速100km/hもだすなら問題だろうけど、一般道ぐらいの速度でそこ(トルク制御をしないこと)って問題になるんだろうか?
元記事を解説しよう。
元記事の増田と同様に、漁師の次男坊である俺は海上技術学校を経て海運業界ヘ就職している。
取り敢えず前提として、漁師の子が大型船の免許を取得しようとするだけで稀有な存在だ。
その漁村で1000人の漁師になる人が居たら大型船の免許(海技士免状という)を持ってるのは1人居るか居ないかの存在。
漁村というのは保守的な閉鎖社会かつ権威主義的で、1級小型船舶操縦士は2級小型船舶操縦士を見下す傾向にある。
漁村では口には出さないが免状の等級によるヒエラルキーは確実にある。増田の中にも漁師が居るだろうしわかるだろう。
そんな漁村で4級海技士(航海)や4級海技士(機関)を取得する者が現れたら、漁村の若い世代の中ではトップの権威を持つようになる(流石に若い世代の権威は年功序列を上回ることはない)。
多くの家では子供を教育するときに「増田さんちのせがれを見習え」が常套句になる。
海運業界で大手と言えば3社しかない。郵船、三井商船、川崎汽船だ。
その名は外の社会に対して無知な漁師でも知っている。最高クラスのブランドだ。
これはトンビが鷹を生むような話。
このことを海洋系高校の視点で見るならば、元記事で記されてる海上技術学校、商戦高専、水産高校の全生徒の中から大手3社へ就職できるのは毎年3人だけだ(そもそも就職枠がない年もある)。
元記事の増田は数万人居るであろう海洋系高校生のトップへ君臨した人間である。
手の付けられないヤンキー高から東大主席合格者が出る、5流大からメガバンクへ就職する、代アニ出でジョブズになる、漁村から見ると本当にそんなレベルの話だ。
俺のようなチンケな船乗りとは圧倒的にレベルが違う。いやマジで。
所々出る船乗り的な言葉使い、例えば「上陸する」や「2サイクルから4サイクルで燃費改善」、「100mで4000G/T」は全て妥当だ。
少なくとも業界人じゃないと出ない言葉であり、しかも漁船の船外機(エンジン)が4サイクル主流化したのはここ15年くらいの話であり、漁師じゃないと知らない(そしてバイク乗りなら4ストとかって言うよな)。
当然漁師は大型船の排水トン数の事なんかよく知らないので、漁師の経験と海運の経験双方が無いと口に出せない内容を話している。
7年で1000万はくだらないの部分は会社によって給料が違うし、そもそも俺はそのレベルに達していないので正確な判断に窮するが、そこそこ妥当性がある。
船乗りは法令上、乗船中の食事などを会社が負担しなければならないため小遣い5万円は船乗りと考えるのならばむしろ少ない。
初任給25万円(総支給額)のチンケな船乗りの俺でさえ若い頃は毎月10万から15万は遊びで使ってた。大手なのにこれは少なすぎる。節約してたんだなって感じる。
もし俺が元記事の増田の親ならば退職することを口にした瞬間必死に止める。
元記事の増田もこの点にツッコミ入れてたが、俺も盛大にツッコミ入れたい。
息子を想うのなら絶対に辞めさせない。漁村での権威を考えても息子が大手にいた方が何かと過ごしやすいはずだしな。
高額な送金もあるし。大手なら年収1000万突破は夢物語じゃないから老後も安心だ。
それを止めなかった親はオカシイと言わざる得ない。
どう考えても船乗りとして神がかった増田へ家業を継がせるか、そのまま大手に置いた方が両親は得だ。
そのどっちでもない選択をするとか俺には理解できない。元記事の増田よりこの両親は頭オカシイ。
何か質問があったら追記して返答しよう。
船乗りは3ヶ月働いて1ヶ月休むというスパンで働くため平日であっても休日なのだ。
2013/09/18/9:07追記
休暇中何やってるかといえば兄貴に呼ばれたら仕事手伝うくらいかな
2013/09/18/9:57追記
この増田にとっては漁師の家に生まれた瞬間から漁師になることが天命だった
プログラマからパソコンを奪うようなもの、自動車の整備士から自動車を奪うもの、跡取りから家業を奪うってのはそういうことなんだろうさ
そこを拾ってやらんとこの気持ちは理解できないんじゃね?
2013/09/18/10:19追記
何で海を続けなかったか?って質問が来たから言うけど、この業界かなり狭いんだよ
元記事で人間関係を悪くしたみたいな表現があったし、業界で噂が回っちゃったんじゃないかと
船はいつでも飛び込める状況だから医者がストップかけてるのかも
2013/09/18/10:34追記
船乗りには「部員」と「職員」という職の違いがあるんだよ
例えば甲板部(航海士が所属する部署。機関士は機関部)で部員のトップは甲板長だが、職員のトップは船長だ。
部員と職員の給料は100万円単位で変わってくるし、昇給率がそもそも違う。
つまり増田は就職後職員になってるんだよ。だから物凄く昇給して高級取りになってる。
2013/09/18/16:58追記
身内擁護するみたいでかっこ悪いが、資格じゃなくて就職先が凄かったパターンとか言ってる奴は自分がどういう立地条件の国で暮らしてるか冷静に考えたほうが良い
海技士免状が凄くないとは言ってないとかって反論が来そうな気もするけど、そう取られてもおかしくない発言の仕方だぞ
海技士免状試験がどれだけの科目で構成されていて、どれだけの実務経験があって初めて取得できるものか、更新は必要なのかどうかとかそういうの調べた方が良い
ここに俺が書いても良いけど、これは能動的に調べてもらった方が良い気がする
もし調べて何か感ずる部分があれば「安全運航を舐めてすみませんでした」と増田でも良いから全ての海技士免状取得者に向けて反省文を書け
携帯小説採点。
大抵の場合、推薦の方が試験で入るより大変だ。この部分の文章がどれに対応してるか分からないけど公立普通高校なら推薦なんて無いだろ。
海上技術学校みたいのならあるかもしれないけど、一番の進学校に受かるくらいなら推薦なんて当たり前だ。
この中で唯一ちょっとだけ細かい描写としてエンジンを出してるが、多分、燃費ってことでちょっとだけ調べたんだろうけど、
少し調べるだけで燃費以外に重量やら部品が余計にかかることで一様に言えないことはすぐに分かる。甘い、甘すぎる。
海上技術学校出で、なんで手取り35万も貰える?どんな超優良企業だよ。
ま、「僕」ってひたすら言ってるのがキモイが。
そんな漁師町から通える様な企業じゃないんだろうから、一人暮らしじゃないのか?
なんでずっと実家に居る設定なんだ?そんな田舎からどう通ってたんだ?
一人暮らしならなんで5万だけ残して暮らしていける?どういう計算だ?
他の人も言ってる様に、7年での計算も合わない。
何の話をしてるんだ?でかい投資って新しい船でも買うってか?何の話だかしっかりしろよ。意味不明すぎるだろ。
いつの間にか男女の関係となり、僕は「家事ができないんだ」とちょっと嘘をついて告白したら彼女はいきなり僕の部屋に掃除業者と共に来てあっとう言う間に部屋を掃除してくれた。
どんな状態だよ?お前の部屋を先に見たのか?そんなゴミ屋敷で男女の関係になったのか?
たかだか男の一人暮らしで掃除業者がくるってどんだけのことだか分かってるのか?
僕はその時完全に察した。「あぁ儲けられないんだな」と。
お前、法人化しようとか色々本気で考えてたんじゃないのか?事業計画1周間でかけるくらいじゃなかったのか?
それなのになぜ状況を把握してない?アホか?そんな状態でほざいてただけだってのか?もっと設定ちゃんと詰めろよ。
で、結局、最後まで漁師が「天職」だという根拠が一切出てきてないじゃないか?
題名と内容も違う。駄目、駄目すぎる。
0点。
僕は漁師の家に生まれた。
当然の様に跡取りとして育てられ僕自身も漁師となり家業を継ぐのが当たり前だと思っていた。
祖父や父から漁師の技術を学び取り、中学校へ上がる頃には多少の波風があろうと岸壁へ船を着けられたり、漁網の補なんてお手の物になっていた。
僕は小さな頃から「力持ちだ」と褒められるのが何故か無性に嬉しくて多少辛くても重いものを調子に乗って運んだりしていた。
家業は毎日筋トレをするようなものだから、その甲斐もあってか身体は同年代の子と比べて大きく筋骨隆々を地で行くような成長をした。
ただ僕は末弟長男であり他の兄弟は全て女兄弟であり、ちょっとだけ気が弱いところがあった。
実家のある場所は田舎なものでヤンキーがハバを利かせており、身体が大きな僕は多少の威圧感があったのかよく喧嘩を売られた。
女兄弟の中で育った僕は殴り合いの喧嘩の仕方なんてわからず(喧嘩の買い方や売り方すらわからない)、気も弱いのでいつも相手を抑えつける戦法で事なきを得ていた。
しかしある日僕は人生で初めて喧嘩で人を殴ってしまった。今でもその感触は覚えていて、拳を思いっきり振り抜いた感触は「ガボッ」といったものだった。
僕が殴った相手はその場で崩れ落ちる様に倒れ、死にはしなかったけれど歯と顎は粉砕という重症だった。
相手へ重症を負わせたことで父は学校まで急いでやってきて、怒り狂い僕を何度も殴って蹴った。父も大きいので3人の先生がやっとのことで父を止めた。
僕が家に帰るなり母は言った。「あなたはもう絶対に喧嘩をしてはいけない」と。僕自身もあの感触の恐怖がありもう喧嘩はしまいと心に誓った。
それから僕はどんなに喧嘩を売られても殴られるだけにして抵抗をしないようにした。できる限り他人へ威圧感を与えないように常に笑っていることを心がけた。
常に笑っていると人は集まってくるもので、僕の学生生活は今まで以上に充実したものになっていった。
中学3年生となって進学を考えるようになり僕はそこでも夢を追って船乗りになるための高校へ通うことにした。
色々調べると「水産高校」の他に「商船高専」や「海上技術学校」があることを知った。このどれもが卒業すると高卒以上の資格を得られた。
僕はそこで「どうせ乗るなら一度はデッカイ船に乗ってみたい!」と考えて商船高専と海上技術学校のパンフレットを自分で請求し親と担任の先生に見せた。
実家の漁村では前例がない、そして僕の母校の中学校でも前例のない進学先だった。
後を継ぐたいていの漁師の子は地元から近い水産高校か普通高校へ進学するのが定番だったからだ。
親と相談した結果、商船高専は都道府県すら変わってしまい何かあっても直ぐに行けないので同じ都道府県である海上技術学校なら良いという承諾を得た。
担任へ親の意見を伝えると「君の成績なら推薦も可能」ということなので推薦をしてもらうことにした。
実は悪い同級生と付き合いを持たなくなったので生徒会や運動部、そして勉強でそこそこの力を得ており、推薦は難しいけど地元では一番の進学校へ余裕で受かる成績だったのだ。
担任は「多少もったいないけどウチのクラスの子の枠が1つ増えたと思うのなら」ということで推薦を了承してくれたのだ。
海上技術学校へ危なげなく進学した僕は学生寮住まいだったので先輩からちょっとだけ悪いことを教えてもらいながら海の知識と技術を真面目に取得していった。
それもこれも「大型船の新しい技術を何かしら漁師家業へ活かせたら」という考えのもとに頑張っていたからだった。
実際に海上技術学校で学んだ船舶機関に関する知識と技術は、夏休み中に実家の漁船を整備する点で非常に役立った。今まで細かい部分であれ業者に頼んでいたのでコストダウンが出来た。
エンジンの買い替え時期には従来型2サイクルエンジンから新型4サイクルエンジンへ切り替え、燃費向上という結果も得られて、この流れは他の漁師の家にも波及した(漁師にとって燃費は非常に厄介な問題)。
新しく使われるようになった素材も海上技術学校へ通っていると僕の耳に入りやすく、僕は実家へ勉強の成果をどんどんフィードバックしていった。正確な数字を今はもう出せないが掛かっていた経費は2割程度下がっただろう。
就職する時期になり海運企業では大手の国内貨物船へ就職できた。乗れるようになった船も全長100m超(排水トン4000G/T超)の国内ではかなり大きい方のものだ。
日本全国津々浦々まで行けて航海中は各海域の漁船が見れ、詳しい先輩上司にその漁船の情報を教えて貰って僕は非常に勉強になった。この知識を思う存分に実家へフィードバック出来る日が待ち遠しかった。
こういった海の知識だけでなく経営や経理の重要性も社会人となってよく理解できたので、上陸の際に本屋へ行っては経営の本や簿記の本を買い込んで勉強した。
船乗りになって7年、僕は引き止める仲の良かった先輩上司や機関長、船長に頭を下げて会社を辞めて実家へ戻った。
家業を手伝いながら漁師の生の感覚を思い出しているとある日両親から呼ばれた。そして父は何度も躊躇しながら僕へ次の言葉を言い放った、
「漁師は継がせない。俺の代でたたむ。お前が中学生の頃から考えていたことだ。漁師は今後儲からない生活が出来ないんだ。すまない漁師をしてもらうにはいかない」
何を言われたのか全く理解できなかった。信じられない言葉を耳にして僕の思考は完全に停止した。何を馬鹿なことを言ってるんだこの人達はと思った。
あり得ない。中学生の頃から?今更?僕は自分の人生を漁師になるために今まで頑張ってきたんだぞ。会社辞めるのも伝えたはずだ何で?おかしいだろ。
思考が動き出すと僕の頭の中は疑問でいっぱいになった。
社会人になった僕は家業が傾いていることには気づいていた。そのため僕が戻るまではと考えて35万あった手取りから僕自身の小遣いとして5万円だけ抜き、ボーナスが出ても5万円だけ抜き(ボーナスの月は小遣い合計10万円)、残りは全て実家へ収めていた。7年間毎月だ。総額1000万はくだらない額を納めたはずだった。
海上技術学校時代も独立行政法人化したとは言え、国から金が出ていたので授業料は数千円で格安、寮費もかからない。僕の学費も相当安いはずだった。
例え僕に黙ってた漁業から大きな借金があったとしても、漁師が借りられる限界はあるし、まだ残高があっても10年以内には余裕で返せるレベルの金額のはずだ。
ヤクザみたいな借金取りが来た記憶はない。ヤミ金の筋はない。全くわからない僕が継げない理由が全くわからない。
税制対策に漁業法人化することを考えてた。銀行からの融資も受けやすくなるはずだ。同様の漁業法人化した漁師の家の情報も集め、実際に各地の漁師からノウハウを教えてもらってた。
今後は今以上に収支の負担が間違いなく減る。僕はこの家の子だ。祖父や父の堅実的な仕事ぶりを見て育った。ドデカイ賭けに出るなんて気の弱い僕には勇気も無いから大型投資とかしたりしない。
なんでだ。なんでだ。なんでだ。父さん母さんなんでだよ!なんで儲けられないの一点張りなんだよ!
1週間待ってくれよ事業計画書だって直ぐに作ってやるよ。他県では新しい漁法の研究や水質改善の研究も進んでて、それを地元の大学と一緒になってやろうよ。国の補助金も出るんだよ。
僕は皆と笑っていたいんだ。父さんも母さんも泣くなよ。僕を怒らせないでくれよ泣かせないでくれよ。いつもみたいにヘラヘラ笑っていたいんだよ。お願いだよ!!!
見えていた道筋が無くなり、どうして良いか全くわからない。父や母が引いていたレールを僕は信じて進み、そのレールを自ら強化していたら、突然その先のレールを両親は取っ払った。
数ヶ月間無職で居た僕は貯蓄も底を付き始めて再び海運企業へ就職した。新卒で入った海運企業よりもずっと小さなところだ。
だけどやる気がでない。仕事に身が入らない。つまらないミスを何度も繰り返し、人間関係を悪くして結局数ヶ月で辞めた。
次の会社も、その次の会社も同じように辞め、僕は海での生活自体を辞めてしまった。
派遣に登録をし、土木や解体などガテン系の仕事をよくやるようになったが気持ちはずっと上の空だった。
実家に居ると涙が出てくるので再就職した辺りから実家を出ていて一人暮らしを始めていた、
ただ、家事のやる気がでない。学生時代や新卒の頃は口うるさく掃除を教育された甲斐もあり、先輩上司から「お前はきれい好きだな」と言われるような人間だったのに、この頃はTVに出てくるような「片付けられない人」の部屋のようにゴミで溢れかえっていた。
どうでも良い、そんな感情が常にあり、そしてそんな風にしかできなくなった自分を嫌悪するようになった。
でも実家への送金はやめなかった。ちょっとでも両親を助けたかった。自分が貧乏しても両親に辛い思いはさせたくなかった。
ある時僕は一人の女性と出会う。年齢は同じだけど学年は一つ上の女性だ。
そこまで可愛くはないけれど妙に馬があった。その女性は賢く、僕のする昔読んだ本から得た小難しい話を黙って聞いて、更に自分の意見を返してくる。僕が学生時代から苦手だった英語が留学経験もありペラペラで尊敬できた。そんな女性だ。
いつの間にか男女の関係となり、僕は「家事ができないんだ」とちょっと嘘をついて告白したら彼女はいきなり僕の部屋に掃除業者と共に来てあっとう言う間に部屋を掃除してくれた。
「良い?今の状態を出来る限り維持すること。出来ないんだったら私に言って」そう頬を膨らませて言った。
こんなに素晴らしい女性と付き合えたのに僕は家事が上手く出来ないままで、職を転々としている状態だった。
ある新しい職場で比較的話すリーダーが僕に言った。「お前頭がオカシイと思うぞ。お前の様子を見ていると脳の病気を疑わずには居られない」
それから僕はよく考えるようになった。僕は頭がオカシイのかと。
彼女に相談したら少し考えた様子を見せ、数時間後にいくつかのURLを僕に示してきた。精神異常のセルフチェッカーみたいなWebサイトだ。
それで彼女と一緒に検査してみたら何処のWebサイトでも「重度の鬱」という診断結果になった。
僕は彼女に言った。「これでこのまま医者に行ったら僕は鬱を自覚してダメに成ってしまいそうだ。だから医者へは行きたくない。鬱の証明書なんて要らない」と。
彼女は「あなたが行く必要があると思った時に行けば良いんだよ」と言った。
そこから僕は何度も職を転々とする。自分を鬱だと疑いながら職を変え続けた。
僕は悪いやつだ。こんな状態なのに彼女を独占したかった。結婚したいと物凄く強く思うようになっていた。
僕の今の状況で結婚しても上手く行かないというのだ。彼女は色々と罵倒された「水商売女か?」とかそういう系のかなりひどい罵倒だ。
そして実家が結局何が言いたかったといえば「二人が結婚生活を始めてこちらへの送金が止まるのも困る」という話だったのだ。
僕はその時完全に察した。「あぁ儲けられないんだな」と。
そういうことだった僕は漁師よりも海運の船乗りをやってたほうが実家は儲かるのだった。外で金を作って実家に入れたほうが実家は安定して儲かるのだった。
僕は実家の金づるだった。全く気づいてなかった。僕の送金が両親を金の亡者に変えていた。
今まで居たアパートを引き払い、携帯電話の番号を変え、彼女以外の全てのアドレス帳を削除し、地元から県外へ僕は引っ越した。
全てにケリをつけようと精神科を受診し、やっぱり鬱だと診断されて薬を処方された。
欝だと診断された瞬間、涙が溢れて止まらなくなり医者の先生にものすごく迷惑をかけてしまった。
今は新しい仕事につき鬱を治そうと受診しながら彼女との結婚のためにお金をためている。もう海には戻らないけどね。
今まで自分にとってあまりにも自然な感情であったため気づかないでいたが、乗り物に乗ることが好きだ。30にもなって初めて車を買う段になってあれこれ考えていてようやく気づいた。
例えば子供の頃、祖父母の家に行くときは祖父母に会えることやいとこに会うことよりも、10時間以上車に乗っていられるのが一番楽しみだった。ファミリーカーの中で兄弟や母が疲れて寝ている時でもずっと起きていて、ドライバーの父と話をしていた。
例えば日常でも、車や電車に一度乗ったら30分は乗り続けていたい。どこに行くにも車で30分はかかる田舎に住んでいるから当たり前だと思っていたが、15分しか車や電車に乗れないと不満を感じるのは明らかに変だ。
例えば大学時代、目的地もなく3時間以上自転車を乗り回してあちこちに出かけていたのも、よく考えればおかしい。調布~立川間を自転車で往復したのは1度や2度ではないが、立川で何かをした記憶はない。
例えば旅行でも、飛行機の国内便では不足を感じる。何のって、飛行機に乗ってる時間の。1時間程度じゃ全然足りない。ハワイ便の7時間ではさすがに満足したが。
例えば通勤。片道20キロを原付で通っていると言うとみんなに驚かれる。正直、何をそんなに驚かれるのか全く分からない。でもみんなが驚くからやっぱり何か変なんだろう。
車を買うにあたって乗り物のことを色々考えて、ようやくこれらがなんか変だと気づいた。自分にとってはあまりにも当たり前すぎて今まで疑問を感じたことすらなかった。不思議なのが乗り物に乗ってることだけが好きで、乗り物のメカニズムにはほとんど興味が無いこと。原付に乗っていてエンジンの回転数がわかればいいなぁと時々思っていたが、そのためのメーターがタコメーターという名前だと知ったのは車の購入を真剣に考え始めてからだ。車や電車の車種にも全く興味がなかったし、西之園萌絵の車のエンジン音が好きだからカーオーディオをつけないというスタイルも高校時代に読んだ当初は全く理解できなかった。今はわかるようになったが。
こういう事に気づいてみると、今までの人生で理解できなかった出来事が腑に落ちるようになった。北海道まで旅行に行くのに電車で行くつもりまんまんでいたら変人扱いされたこと。結局飛行機で行ったけど、電車じゃなくなったのがとても残念だった。借りた車に友達を乗せて道に迷い3時間ほどフラフラ走っていたら疲れた顔をされたこと。私自身はちょっと遠回りになったけどドライブ楽しいよね、としか思ってなかったのでなんで友達があんなに疲れた顔をしていたのか分からなかった。今は、そうか、普通の人は長いこと乗り物に乗るのは嫌なんだ、と分かる。でも、その程度にしか分からない。
なんでこんなことに今更気づけたかというと、自分の車選びの一番の基準が楽しそうか否かである気づいたからだ。最初楽しそうだったのはハイブリッドカーだ。燃費の事も考えていたけれど、結局のところハイブリッドカーは楽しそうだというのが一番の動機だった。なので実際にレンタカーでハイブリッドカーを借り、一日300kmほど乗り回してみたが(今までほぼペーパーだったのにいきなり300kmも車に乗れるのがまた変だと思われる)、EVモードとHVモードがとても静かに入れ替わり、そして入れ替わるたびにアクセルの踏み具合が変わるのに慣れることが出来ず、ハイブリッドカーはすっぱり諦めた。たぶん街乗りでストップアンドゴーを繰り返す人やこまめにスピード調節する運転のうまい人なら気にならんのだろうけど、私は運転下手だし田舎に住んでるし。
で、結局お財布のこともそれなりに考えた結果選んだのはスズキのスイフトだ。一番の決め手は、安いのに楽しそうということだった。今は納車が非常に楽しみ。毎日車に乗る生活になったら、乗り物に乗ることがとても好きな私の何かが変わるかもしれない。