はてなキーワード: 和服とは
真宮寺さくら 外見:量産型大和撫子 性格:熱血系の田舎者 短評:ありがちすぎ。無個性の極み
神埼すみれ 外見:着崩し和服お嬢 性格:高飛車ツンデレ 短評:ありがちすぎ。無個性の極み
マリア・タチバナ 外見:半メカクレ金髪クールロシア人 性格:殺し屋 短評:ありがちすぎ。無個性の極み
アイリス 外見:金髪ロリ幼女 性格:幼女 短評:ペド向けすぎ。キツい。
李紅蘭 外見:ダブル三編み眼鏡そばかすチャイナ 性格:天才科学者 短評:テンプレ委員長顔にチャイナ着せてマッドサイエンティストは割と尖ってる。でも言動はギャグ系ハカセとしてありがちすぎぃ。
桐島カンナ 外見:197cm 性格:琉球空手継承者 短評:でかすぎ。
ソレッタ織姫 外見:褐色黒髪イタリア貴族 性格:楽天家 短評:サクラ大戦のキャラの癖にいい感じにまとまりすぎ。逆に浮いてる。
レニ・ミルヒシュトラーセ 外見:男装ロリ 性格:天才ボクっ娘 短評:ありがちすぎ。無個性の極み
大神 一郎 外見:熱血系主人公 性格:熱血系主人公 短評:ありがちすぎ。無個性の極み
ぅゎ。これは酷い……
よく人気出たな。
平日によく来るお客様が、お会計のときに5000円札をテーブルの上にぽいっと出して、ボーッとしておられた。タッチパネルの現金払いのボタンをタッチしてくださいと私が言ったら、お客様は
「そういうシステム?」
と言った。でも5000円札をどこに入れたら良いのか分からない様子だったので、「こちらの紙幣投入口に、横向きにお願いします」と私は案内した。お客様は5000円札をそこに入れて、
「すごーい! 私、こんなの初めてーっ!!」
って進撃の巨人のハンジさんくらいのテンションで仰り、今のレジってすごいのねー! と感心しておられたけど、お客様、最低週2回は来店なさってますよね? と言う訳にはいかないので、「レジすごいですよねー」と私はうんうん頷いた。お客様は、
「こんな格好(いつも和服)で歩いてたら犬に吠えられちゃったわ。悲し~」
「家族に弁当買ってこいって言われちってよぉー。帰りが遅くなったからってよー」
とぼやいて行かれた。そういう雑談に私は良いリアクションが返せないので、冷や汗出た。見た目は如才なく人間関係捌きそうに見えるが、中身はポンコツコミュ障なので、話しかけてきた人が「はぁ?」って首を傾げながらそそくさと去る、ということが稀によくある。稀に? しょっちゅうある……。今回のお客様は一方的に喋ればそれで満足な人っぽかったので良かった。
レジの紙幣投入口にどうしても紙幣が入れられないお客様がいた。投入口には挿絵付きででかでかと「横向きに入れてください」と書かれているのだが、頑なに縦に入れようとしていた。しばらく頑張ってから、
「これってどうやって入れるっすか」
と聞いてきたので、「横向きにお願いします」と答えたが、「横向き」の意味が分からないみたいだった。やっとのことでお札を投入し、OKボタンってどれだか分からないとしばらくまごつき、お釣の出る場所を時間をかけて発見し、硬貨を一枚一枚財布に入れ、それからおもむろに買い物袋を取り出し、商品4つをゆっくり一つ一つ袋に入れてから、のんびりと歩いて行かれた。その間、次に並んでいるお客様から私はずっと睨まれ続けていた。しょうがないじゃん。
菅義偉首相が創設に意欲を示す「こども庁」について、内閣府と文部科学省がそれぞれ作成した組織案が判明した。水面下では与党の目玉政策に乗じ、新組織の主導権を握ろうとする関係府省の綱引きが始まっている。
新聞や雑誌の風刺漫画に、泣き叫ぶ子供を引っ張り合う2人の親 (和服で顔に内閣府、文科省とそれぞれ書いている) と、その真ん中でどちらにしようか、汗と?を浮かべて首をひねる大岡越前の格好をした菅首相、という絵が載るのが想像されるね。その時、「親」の性別をどちらにするかでもうひと悶着ありそうだけど。「子供のことを第一に考えた『大岡裁き』が菅首相に下せるだろうか」「これにて一件落着とはいかないようだ」とかクソみたいな文章を添えて。
そうですね
改心しました
和服を着て畳を敷いて筆で字を書いてパソコンを窓から投げ捨てればいいんですよね
家も取り壊して、竪穴式住居を作り直します
Switchが欲しいとかバカなこと言ったら例え子どもであろうとも半殺しにしてやりますよ
・何時に起きて何時になればいいのか
・朝起きて1番目に何をすればいいのか
・朝起きて2番目に何をすればいいのか……n番目に何をすればいいのか
是非ともご教授願いたい
お宅のジジババとリモート会議といきたいところですが、リモート会議は日本の伝統ではないでしょうから、飛脚を送ります
たとえわたしが死のうとも、未来永劫この伝統的な暮らしが守られるようにしたいんです
本当は、今の仕事を続けてやりたいことや、結婚したいと思う恋人もいましたが捨てます。日本の文化のためなら仕方ありません。仕事でPCを使うなど日本の伝統に反した行動を取ればおたくのジジババが悲しみますからね。恋愛結婚は伝統的ではないそうですから、今からお見合いをして結婚相手を探そうと思います。
わたしの夢や自由なんか、重い重い日本の伝統文化の前にはクソですよ。なんて事ありません。子供ができても、小学校なんかにはやらずに寺子屋に送りますよ。泣いても喚いてもそうしてやります。子供の夢や自由も伝統と文化のためには仕方ありませんからね。もちろん孫も、ひ孫も、ひいひい孫にもそうさせますよ。
全てはおたくのジジババの願いですからね。会ったこともないわたしくしめが、日本の伝統や文化を守ってくらしていないことが辛くて辛くてたまらないんですもんね。今まで伝統に反した生き方をしてきて本当にすみませんでした。
俺の高校は普通に可愛い子多かった。ド田舎だが、地元では一番偏差値の高いいわゆる自称進学校。俺はそこにギリギリの成績で入り込んだわけだ。そこで思ったのが可愛い子多いなって話。俺は陰キャで高校で彼女で来たことはなかった。成績も下っ端でずっとぼっちだからクラスメートや担任からバカにされまくり、家庭関係も悪化し、普通に地獄の3年間だった。それでも何となく高校が楽しかった。それは可愛い子が多かったからだと思う。やっぱり美人って言うのはそこに居るだけで癒やしになるんだなって思う。無論、嫌なことが圧倒的に多く、もう一度やり直したいかと言われれば答えはノーだが、それでもjkたちのことは今でも覚えてるし、優しくしてくれたわけではないが、居るだけでつらさを和らげてくれてありがとうと思う。
こんなことして自分でも気持ち悪いとは思うが、高校の美人達を振り返っていきたい。
K田R
ダントツの美人。成績優秀で陸上部に所属し運動神経抜群という学園ドラマに出てきそうな少女。声も可愛かった。控え目な性格でほとんど男子と話すことのない正に高嶺の花。努力家で勉強に部活と頑張ってたから本当に凄い人だと思う。オーラも大人びててとても近寄りがたい。学園祭の時に和服着て、髪をカールにしたときは美人過ぎてビビった。
Y本K
上記のRの友人。身長170cm以上。スタイル抜群のモデル体型。前見たときに脚の細さに驚いた。Rと一緒に登校してたが、二人並ぶ姿はとても美しかった。学園祭の時にアリスのコスプレをしてたが、Rとハグしたときの光景はこの世の物とは思えないほど美しかった。明るい性格で陽キャ
T.Y
K程ではないが高身長。色白で目が大きくて鼻が高い西洋顔の美人。上品で清楚な雰囲気。親が金持ちらしく、夏休みにはオーストラリアにいったらしい。
H尾.N
色黒。やや吊り目、歯並びが少し悪かったがトータルで見れば美人。
K折.Y
色白、スタイル抜群。目が大きく、唇が厚く、鼻が高いハーフ顔。スクールカースト的には陽キャ。
T.Y
目が細いのが玉に瑕。他の人が細身なのに対し、普通の体型。性格は大人しい。
K陽.R
N川K
主席で高校に入ったエリート。自宅浪人一年で東大理系に進学した。高身長で恵体。
目が細い
N尾M
色白・小柄。明るい性格。
Y女H
名古屋大学に現役で受かったエリート。色黒細身。テニス部に所属する文武両道・才色兼備で性格も明るい。
I葉E
K井H
私のことが好きだと言う奇特な男性なり、私で妥協した情けない男なり、私でも落とせそうなチョロそうな輩なり、然るべきところで手を打てば女が彼氏を作るなんて簡単だ。
二次元しか愛せない人生は嫌だし、現実の人間と恋愛がしたいし、付き合えば好きになれるかなみたいな舐めた考えは常にあるので、私のことが好きだという人がいれば積極的に付き合い好きになる努力をしてきた。
だからといって全く好きになれない。男としてときめかない。濡れない。セックスしてもキスしても気持ちよくならない。
私は不感症ではない。二次元が相手なら全然濡れる。指一本触れられなくても二次元の推しのイラストだけで子宮がキュンキュンする。
でも三次元だと無理だ。生理前の性欲が最も高い時期に推しの映画を見てお酒を飲んでめちゃめちゃ気分を盛り上げてからベッドに入るぐらいすればまあ一応濡れるのでセックスは可能だが、もはやそれは愛なのか。ただの性欲ではないのか。
しかもだいたいの場合セックスは男のタイミングで突然に始まるので私はそこまで準備していない。濡れてないのに突っ込まれるのは痛すぎる。死ね。
逆に濡れてないのはしょうがないと行為を中断してくれる真っ当な人と付き合ったこともある。良い人だった。待ってくれた。何度似たようなことがあっても待ってくれた。そんな良い人に二次元しか愛せないとかふざけた理由で悲しそうな顔を指せるのがいい加減申し訳なくなって最終的に濡れにくい体質でごめんねって泣いているふりをしながら後ろを向いてスマホを開き10分ぐらいかけて推しのエロ画像で無理やり濡らしてセックスに挑んだ。もはや私は誰とセックスをしているのか。飛影はそんなこと言わない。
とはいえ私は真面目で努力家なので、付き合った相手を好きになる努力は惜しまなかった。
当然だ。二次元の推しは私がどれだけ愛を捧げようが振り向きもしないし、推しへの愛を2万字の小説にしたためたところで一つも愛は伝わらないが、三次元の男は「おはよ」と3文字LINEに送るだけで返信が来る。なんなら3文字で100文字ぐらいのリターンがある。私がKindle漫画の解像度の低さにキレている隣で、三次元の男はフルカラーフルボイス5億画素4DX の豪華仕様で私に微笑みかける。三次元、二次元に比べてコスパが良すぎる。愛するなら絶対二次元より三次元を愛したほうがいい。
でも愛せない。
理系萌えだから白衣を着せてみたり、和服萌えだから浴衣を着せてみたりしてみたところで盛り上がるのは男の方ばかりである。私は何もときめかなかった。
あるいはもうそんなに二次元が好きなら相手を二次元だと思い込んでしまえばいいのではないかと思ったこともあった。
すなわち二次元に「彼氏くん」というキャラがいると仮定する。私はまずそのキャラを好きになる。そして現世を生きる彼氏のことは「二次元キャラ彼氏くん」のモデルだと思い込むのである。
めちゃくちゃな話だがこの作戦はまあまあうまく行った。しかし腐女子の妄想力はいつだって無限の可能性を切り開き時として驚くほど傲慢な不条理さを見せるものである。
結論から書くと解釈違いで関係が破綻して終わった。マジで?そんなことある?
私は解釈違いが許せない狂ったオタクだ。現世の人間だと思っていたから許せていたことが二次元だと思いだしたあたりからどんどん許せなくなっていった。
デートに遅刻?はい解釈違い。女とLINE?はい解釈違い。浮気?は?解釈違いだわ打ち切り連載終了死ねバイバイ。
本物の相手より幻影の中の相手ばかり見ているのでどんどん関係が崩壊していき恋愛は終了した。
恋とは多かれ少なかれ夢と妄想と幻影を含むものかもしれないが、にしても限度というものがある。
腐女子の作りだす夢は全く現実と乖離しているので、そんな幻想を通して現世の人間と向き合えばそりゃあセックスが盛り上がることはあっても人間関係は終わる。崩壊する。私は学んだ。
現世の人間に幻覚を投影して恋するのは楽しいが解釈違いで死ぬ。
やはり三次元の人間は二次元としてではなく三次元の人間として向き合い愛さなければならない。でも愛せない。相手を変えたって一緒だ。情はある。尊敬もできる。みなそれぞれに良い人だと思うし嫌いなところもあるし、とはいえまあ許せる。しかし微塵もときめかない。キスもセックスも楽しくない。どうしたらいいのか。
エロ漫画ばっかり読んでるのが良くないのかと思って頑張ってAVを見たこともあった。勿論ポルノが嘘だというのは分かっているので、なるべく嘘が少ないものを見ようと思って海外の公的な機関が公開している性教育ビデオを見た。
前戯の重要性、コンドームの付け方、オーガズムを得るにはどうしたらいいか、英語でばっちり履修した。いや意味あるのこれ。
普通のAVを見たこともあったが私レイプものしか萌えないなあっていう死ぬほどいらない気付きを得ただけだった。自分がレイプされるのは絶対ごめんなのでやっぱりAVは現実の役には立たないと思った。
家でひとりで練習したこともあった。自慰行為で感度を高め本番に挑むみたいな意味不明のブログを読みながらその通りにした。あの虚しさと言ったら。二度とやりたくない。しかも何も得るものはなかった。
いくら男とベッドに2人の時に濡れられなくて困るってだけでちゃんと推しには濡れるので。
いや多分愛も抱けない。だって私が推しに向ける感情は無償の愛だ。
二次元の推しには何も望まない。ただ生きていてくれるだけで良い。私は腐女子だから推しカプが仲良くしてくれれば嬉しいが、別に他の女性と幸せになっていただいて全然構わない。結婚するなら妻との幸せを応援する。
振り回されて疲れることもあるけれど、いつだって推しの幸せが私の幸せである。楽しそうな推しを見るだけで幸せになれる。
とはいえ推しが幸せになりたくないとか幸せを捨ててでも過酷な道を行くとか言うならそれもまた応援しようと思う。悲しいことだが、推しがその道を選ぶなら私は彼の選択の全てを受け止めたい。
でも三次元の彼氏のことは全然こんなふうには愛せない。まず彼の笑顔だけで幸せですみたいな状態になれない。彼の選択を手放しに応援したりもできない。
推しのためなら海外まで聖地巡礼に行けるけど現実の男のためには最寄り駅まで行くのも若干めんどくさい。
推しが和菓子が好きだと言えば大好きな洋菓子の方が好きだが和菓子を買うし、推しが兵器が好きだと言えば1ミリも興味ないけど兵器のカタログを注文して設計諸元を学ぶし、推しがピアノを弾いているのを見れば読めもしない楽譜と弾けもしないピアノを購入して練習するし、推しが19世紀に産まれたと聞けば死ぬほど嫌いだった歴史の教科書を読み返し本を読み映画もドキュメンタリーも見て19世紀について学ぶし、ついにこの前ヴァーチャル上に推しを作り出すためにディープラーニングの本を買った。Hello Worldで挫折していた馬鹿がLinuxでPythonを動かせるようになった。私は推しのためなら何でもできる。
だが三次元の彼氏のために同じことをする気にはなれない。推しについて勉強するためならどんなに興味のない本も読めるのに、今まで付き合った誰から勧められた本も映画も漫画も音楽も聴こうとも見ようとも読みたいとも思えなかった。いや読んだ。私は努力家なので読んだが、推しのために読む本はつまらなくても推しを知るという喜びがあったのに、彼のために見る映画には彼を知るという喜びなんかひとつもなかった。
推しのために戦争のルールはハーグ条約から帝国陸軍の戦術書まで死ぬほど興味ねえなと思いながら勉強したが、現実の男のためにはスポーツのルール一つ覚えられなかった。
私が愛すべきは、どれだけ推しのために勉強しようが推しの趣味に寄り添おうが愛を捧げようが歯牙にもかけずに地獄へ走って行ってしまう推しではなく、あなたおかげでサッカー選手の名前覚えちゃったって言うだけで私の方を向いて喜んでくれる現実の男のはずなのに。
非実在の相手に濡れたところで挿れるちんこは存在しない。現実の男に対して濡れるべきだ。
はあ、恋愛、無理すぎる。推しを愛するようにとは言わないから何か少しでもときめきや情熱を現実の恋人に向けられたらと思うが、全然愛せない。悲しい。二次元を愛するの、ものすごく楽しいが不毛どころの話ではない。
私のことが好きだと言う奇特な男性なり、私で妥協した情けない男なり、私でも落とせそうなチョロそうな輩なり、然るべきところで手を打てば女が彼氏を作るなんて簡単だ。
二次元しか愛せない人生は嫌だし、現実の人間と恋愛がしたいし、付き合えば好きになれるかなみたいな舐めた考えは常にあるので、私のことが好きだという人がいれば積極的に付き合い好きになる努力をしてきた。
だからといって全く好きになれない。男としてときめかない。濡れない。セックスしてもキスしても気持ちよくならない。
私は不感症ではない。二次元が相手なら全然濡れる。指一本触れられなくても二次元の推しのイラストだけで子宮がキュンキュンする。
でも三次元だと無理だ。生理前の性欲が最も高い時期に推しの映画を見てお酒を飲んでめちゃめちゃ気分を盛り上げてからベッドに入るぐらいすればまあ一応濡れるのでセックスは可能だが、もはやそれは愛なのか。ただの性欲ではないのか。
しかもだいたいの場合セックスは男のタイミングで突然に始まるので私はそこまで準備していない。濡れてないのに突っ込まれるのは痛すぎる。死ね。
逆に濡れてないのはしょうがないと行為を中断してくれる真っ当な人と付き合ったこともある。良い人だった。待ってくれた。何度似たようなことがあっても待ってくれた。そんな良い人に二次元しか愛せないとかふざけた理由で悲しそうな顔を指せるのがいい加減申し訳なくなって最終的に濡れにくい体質でごめんねって泣いているふりをしながら後ろを向いてスマホを開き10分ぐらいかけて推しのエロ画像で無理やり濡らしてセックスに挑んだ。もはや私は誰とセックスをしているのか。飛影はそんなこと言わない。
とはいえ私は真面目で努力家なので、付き合った相手を好きになる努力は惜しまなかった。
当然だ。二次元の推しは私がどれだけ愛を捧げようが振り向きもしないし、推しへの愛を2万字の小説にしたためたところで一つも愛は伝わらないが、三次元の男は「おはよ」と3文字LINEに送るだけで返信が来る。なんなら3文字で100文字ぐらいのリターンがある。私がKindle漫画の解像度の低さにキレている隣で、三次元の男はフルカラーフルボイス5億画素4DX の豪華仕様で私に微笑みかける。三次元、二次元に比べてコスパが良すぎる。愛するなら絶対二次元より三次元を愛したほうがいい。
でも愛せない。
理系萌えだから白衣を着せてみたり、和服萌えだから浴衣を着せてみたりしてみたところで盛り上がるのは男の方ばかりである。私は何もときめかなかった。
あるいはもうそんなに二次元が好きなら相手を二次元だと思い込んでしまえばいいのではないかと思ったこともあった。
すなわち二次元に「彼氏くん」というキャラがいると仮定する。私はまずそのキャラを好きになる。そして現世を生きる彼氏のことは「二次元キャラ彼氏くん」のモデルだと思い込むのである。
めちゃくちゃな話だがこの作戦はまあまあうまく行った。しかし腐女子の妄想力はいつだって無限の可能性を切り開き時として驚くほど傲慢な不条理さを見せるものである。
結論から書くと解釈違いで関係が破綻して終わった。マジで?そんなことある?
私は解釈違いが許せない狂ったオタクだ。現世の人間だと思っていたから許せていたことが二次元だと思いだしたあたりからどんどん許せなくなっていった。
デートに遅刻?はい解釈違い。女とLINE?はい解釈違い。浮気?は?解釈違いだわ打ち切り連載終了死ねバイバイ。
本物の相手より幻影の中の相手ばかり見ているのでどんどん関係が崩壊していき恋愛は終了した。
恋とは多かれ少なかれ夢と妄想と幻影を含むものかもしれないが、にしても限度というものがある。
腐女子の作りだす夢は全く現実と乖離しているので、そんな幻想を通して現世の人間と向き合えばそりゃあセックスが盛り上がることはあっても人間関係は終わる。崩壊する。私は学んだ。
現世の人間に幻覚を投影して恋するのは楽しいが解釈違いで死ぬ。
やはり三次元の人間は二次元としてではなく三次元の人間として向き合い愛さなければならない。でも愛せない。相手を変えたって一緒だ。情はある。尊敬もできる。みなそれぞれに良い人だと思うし嫌いなところもあるし、とはいえまあ許せる。しかし微塵もときめかない。キスもセックスも楽しくない。どうしたらいいのか。
エロ漫画ばっかり読んでるのが良くないのかと思って頑張ってAVを見たこともあった。勿論ポルノが嘘だというのは分かっているので、なるべく嘘が少ないものを見ようと思って海外の公的な機関が公開している性教育ビデオを見た。
前戯の重要性、コンドームの付け方、オーガズムを得るにはどうしたらいいか、英語でばっちり履修した。いや意味あるのこれ。
普通のAVを見たこともあったが私レイプものしか萌えないなあっていう死ぬほどいらない気付きを得ただけだった。自分がレイプされるのは絶対ごめんなのでやっぱりAVは現実の役には立たないと思った。
家でひとりで練習したこともあった。自慰行為で感度を高め本番に挑むみたいな意味不明のブログを読みながらその通りにした。あの虚しさと言ったら。二度とやりたくない。しかも何も得るものはなかった。
いくら男とベッドに2人の時に濡れられなくて困るってだけでちゃんと推しには濡れるので。
いや多分愛も抱けない。だって私が推しに向ける感情は無償の愛だ。
二次元の推しには何も望まない。ただ生きていてくれるだけで良い。私は腐女子だから推しカプが仲良くしてくれれば嬉しいが、別に他の女性と幸せになっていただいて全然構わない。結婚するなら妻との幸せを応援する。
振り回されて疲れることもあるけれど、いつだって推しの幸せが私の幸せである。楽しそうな推しを見るだけで幸せになれる。
とはいえ推しが幸せになりたくないとか幸せを捨ててでも過酷な道を行くとか言うならそれもまた応援しようと思う。悲しいことだが、推しがその道を選ぶなら私は彼の選択の全てを受け止めたい。
でも三次元の彼氏のことは全然こんなふうには愛せない。まず彼の笑顔だけで幸せですみたいな状態になれない。彼の選択を手放しに応援したりもできない。
推しのためなら海外まで聖地巡礼に行けるけど現実の男のためには最寄り駅まで行くのも若干めんどくさい。
推しが和菓子が好きだと言えば大好きな洋菓子の方が好きだが和菓子を買うし、推しが兵器が好きだと言えば1ミリも興味ないけど兵器のカタログを注文して設計諸元を学ぶし、推しがピアノを弾いているのを見れば読めもしない楽譜と弾けもしないピアノを購入して練習するし、推しが19世紀に産まれたと聞けば死ぬほど嫌いだった歴史の教科書を読み返し本を読み映画もドキュメンタリーも見て19世紀について学ぶし、ついにこの前ヴァーチャル上に推しを作り出すためにディープラーニングの本を買った。Hello Worldで挫折していた馬鹿がLinuxでPythonを動かせるようになった。私は推しのためなら何でもできる。
だが三次元の彼氏のために同じことをする気にはなれない。推しについて勉強するためならどんなに興味のない本も読めるのに、今まで付き合った誰から勧められた本も映画も漫画も音楽も聴こうとも見ようとも読みたいとも思えなかった。いや読んだ。私は努力家なので読んだが、推しのために読む本はつまらなくても推しを知るという喜びがあったのに、彼のために見る映画には彼を知るという喜びなんかひとつもなかった。
推しのために戦争のルールはハーグ条約から帝国陸軍の戦術書まで死ぬほど興味ねえなと思いながら勉強したが、現実の男のためにはスポーツのルール一つ覚えられなかった。
私が愛すべきは、どれだけ推しのために勉強しようが推しの趣味に寄り添おうが愛を捧げようが歯牙にもかけずに地獄へ走って行ってしまう推しではなく、あなたおかげでサッカー選手の名前覚えちゃったって言うだけで私の方を向いて喜んでくれる現実の男のはずなのに。
非実在の相手に濡れたところで挿れるちんこは存在しない。現実の男に対して濡れるべきだ。
はあ、恋愛、無理すぎる。推しを愛するようにとは言わないから何か少しでもときめきや情熱を現実の恋人に向けられたらと思うが、全然愛せない。悲しい。二次元を愛するの、ものすごく楽しいが不毛どころの話ではない。