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2023-10-18

平野紫耀脱退理由考察したけどこれじゃね?

まず、残留組と平野含む脱退組は生き方の軸、大事にしてることが違うのはすごいわかるし伝わってくる。私はどちらかと言うと平野みたいな、まあ最大限良く言うと自分のやりたいことに素直に従う自由奔放な生き方してるからあなる気持ちはめちゃわかる。悪く言うと周りの迷惑全然顧みず生きてる。残留組はJTC(伝統的な日本財閥大企業)で出世できる性格。悪く言うとイエスマン気質平野たちは経営者として会社起こして成り上がりたい性格なんだと思う。

考え方が真逆なので、一緒にグループ組むのはしんどいだろうね。

イノベーションを起こせるのは革新派だと思うけど、反感買いやすいし派手に失敗しやすいのもそっち。

でも、一度きりの人生なんだしそういう生き方もありだと思う。

財閥人生も勿論あり。妻子にモテるよね。残留組は良い旦那、パパになりそう。女はロマンより安定を求める性格の人が多いから、残留組の考え方の方が理解を得やすいだろうね。

庇護欲をそそる売り方にシフトしてるのもすごく上手いなと思って見てる。ファン心理よく分かってる。

あと、平野たちは海外に行きたくて辞めたわけでは無いと思う。それだと、あの会見での「もう遅い」発言との整合性が取れないから。

平野ジャニーズキンプリ海外を目指してたけど、事務所との軋轢で彼が思っていたような海外展開はさせてもらえなかった。年齢も年齢なのでもう海外目指せない、でも自分の夢を潰された場所にいて自分名前を利用して金儲けされるのが許せない(当時はまだエージェント契約じゃなかったから。)ならせめて会社抜けて自分会社作って独立して自由に好きなことやりたいな、の流れだったんでは、と思ってる。

海外進出できなかったことに対して、事務所への裏切りや不信感を募らせて辞めたんじゃないのかなぁ。だってジャニーさん世界進出させるって言ってたから。

ジャニーズ事務所という会社ともう関わりたく無い、あの経営陣の下で働くのは嫌だと単純に思ったんじゃない?

残りの脱退組はそれに賛同して平野についてった。残留組は当初からそこまで海外意識してなかったので大して不信感を抱くことがなく、辞めなかった。そう考えると全部納得できる。

2023-10-16

米は食糧として優秀

20年近く前、炊飯器が壊れたのでフライパンで米を炊いたみた。

フライパン炊飯器の内釜もフッ素樹脂だし、蓋もガラスで中が見えるから多少不味くても炊けるだろう。

と考えて実行したのだが、思いのほか不味くなく、炊飯器と変わらない味、というかフライパンのほうが美味しくさえ感じた。

しばらくフライパンで炊き続けたが、自分の参考にしたレシピは、他のレシピより水の分量が少ないらしいので、他のレシピの分量でも炊いてみた。

ほっとんど変わらなかった。

水の量こんなに変わってるのに炊きあがりに差がないなんておかしいと思ったんだが、米が吸いきれない水は蒸気と共に鍋から出ていくだけみたいで、とにかく5%や10%狂っても大した違いにならないらしい。

水加減適当でいいことがわかった。

それからしばらくして、フライパンから平底の鍋に変わったが、やはり味は変わらず。電気よりガスのほうが火力があるから美味いのかな?と思ったが、IHでもラジエントヒーターで炊いても変わらなかった。

熱も適当OKということがわかった。

考えてみりゃ、土鍋温度の上昇下降がゆっくりから美味しく炊けるとか、銅の釜は熱伝導がいいから美味しく炊けるとか、真逆なことが言われてるので、余分な水が飛ぶまで加熱できれば関係ないんだろうなと。

ただし、圧力鍋ダメだ。説明は省略するが加減が難しい。

結局、これをしないと失敗する、上手くいくというコツは、20分以上吸水をさせるってことくらい。

はちみつを入れるといいとか酒をいれるといいとか、ほとんど嘘。

唯一効果を感じたのは炊飯ミオラ。

甘みがでるのと粘りが少なくなる。

寿司シャリ炒飯用に重宝されてるのも頷ける。

いやー、米って優秀だわ。

2023-10-13

anond:20231011170001

タイトル真逆なのでいっつもだまされるけどこれ全然ちがってて

漫画ってのは絵でできてんのね、小説じゃなくて。

ほんだら「無じゃなくなるために0.5作でもいいから絵をつくれよ」って話なんだよなぁ

好きな漫画トレスして捨てる、好きな漫画トレスして捨てる

その繰り返しなんよ

あるいは漫画じゃなくて映画でもいいけど、小説トレスしても人生トレスしても漫画家にはなれないよ

2023-10-04

ジャニー問題としぐれういの違いが分からない奴らは流石にやばいだろ……

実在する児童性犯罪にあった→ジャニー (しぐれういに実在児童被害なし)

児童加害を笑いのネタにした→しぐれうい (ジャニー児童加害をネタにする要素なし)


全く違うんだよね。

これを同じ枠の話だと思ってる人はヤバいよ。

ジャニー児童への性加害は表でネタにしてはいけないという常識的価値観は持っていたけど、バレなきゃ犯罪じゃないと思っていたか犯罪を繰り返した。

しぐれういとそのファン上記常識は持ってなかったけど、バレなくても実際の犯罪をしたらダメから犯罪行為には及ばなかった。

倫理観のあり方が真逆なんだよね。

犯罪がバレるのが悪いこと。犯罪をするのはセーフだけど、外で仄めかしたらアウト」っていうのがジャニー倫理観

犯罪をするのが悪いこと。仄めかすのはセーフだけど、実際に行為に及んだらアウト」っていうのがしぐれういの価値観

一応言っておくけど、俺は「仄めかすこと自体社会に混乱を招くから良くないと思う」に立つよ。

古い2cの逸話なっちゃうけど、「◯◯小学校小女子を焼きます」って書き込みをしたら通報されたって話は仕方なかったかなと思う。

社会不要な混乱を招くこと自体が良くないことなんだよ。

2023-09-28

女性高収入になるほど結婚しなくなる」の嘘

収入が上がるにつれて未婚率が下がるのは男性だけ、女性高収入になると結婚しなくなるとよく言われるけれど

実際には結婚相談所によれば、結婚やす女性職業として、こういうデータが出ているんだよね。

多分、「航空業界関連職」以外はイメージ真逆なんじゃない?

まあこれらの職業女性が必ずしも高収入とは限らないが、基本的には高収入約束されている職業と言えるだろう

勿論結婚相談所に入らずに結婚する人も多いだろうし、このデータが全てと言う気はないが、

高収入(と思われる)な女性ほど明らかに結婚やすくなっているというデータがある訳。


結婚相談所経由の結婚において、結婚やす女性職業の圧倒的1位は、2020年弁護士」、2022年「航空業界関連職」「薬剤師」「歯科医師」でした。母集団で占める割合のほぼ2倍近い結婚やすさ、ということになります。」

https://news.yahoo.co.jp/articles/262f4eab94b038f39c7967e2e8292665bcb84245 

2023-09-26

anond:20230926132951

この件のロビーに置くのロジック意味不明困惑するよね。

薄暗くて不審者が居ても気づかない行き止まりにある個室よりも

大通りでたくさんの衆目があり犯罪が難しい場所段ボールのがセキュリティ低いと考えてそう。

女の安心安心感は現実真逆なんだろうな

2023-09-08

逆張り癖どうやったら直せますか?

最近ブクマカが憎すぎてブクマカと逆の思考になっています。こんなの俺は本来望んでいないよ。俺の思想真逆なのに逆張りちゃうよ。くるしいよ。

2023-08-26

anond:20230826075111

実際、観客制限して金が落ちなくなると何が起きるかというと、大会に出る高校生とその家族しわ寄せが来るんだよな

例えば甲子園なら出場校の選手達の移動費と宿泊費は高野連負担しているが、その原資は甲子園の入場料収入

観客制限したら原資が無くなるので移動費と宿泊費は出場選手の親が負担することになる。

それ以上に、多分甲子園で開催できなくなる。大観衆が来ることを前提に球場利用料をタダにしている構造がある(甲子園に行く人達が支払う阪神電鉄運賃収入でペイできる)から、観客制限するとその前提が崩れる。

球場利用料も負担しないといけないので、その分も親に負担がかかる

その親の負担を軽減させるため、日程が昔のように厳しくなる。休養日なんかなくなるだろう。今の甲子園で休養日があるのは、入場料収入選手たちの宿泊費に充てられるからなんだよ。(休養日を設けるようになる前は外野席入場無料だった)

応援不公平になるから観客を制限しろという意見は、一見現場高校生に寄り添っているようで、実は真逆なんだよ。それを知らん奴のなんと多いこと。

2023-07-24

anond:20230724085907

フェミニスト」という語には昔から2つの意味があって、「女に優しい」と「男女平等」の2つの真逆な意味があるのよ。

幽遊白書浦飯幽助が使ってたのは前者の「女に優しい」の意味で、幽白で使われてるくらいだからわかるようにこっちの方が主流。

幽白世代アラフォーアラフィフのツイフェミおばさんが言ってる「フェミニズム」はこれ。

自称フェミニストが、こういう人口膾炙した誤用側なのか、上野千鶴子みたいな正当な強者女性専用思想側なのかの見極めが必要

2023-07-21

誕生日プレゼントネタ切れ

結婚して6年、妻への誕生日プレゼントアイデアが尽きた。

妻は倹約家で、用途が重複するものは持たないし、物は使える限り5年10年直してでも使う。だから一度あげてしまった種類のプレゼントはもうあげられない。かばん、財布、眼鏡エプロン過去に俺があげたものをずっと使っている。

服やアクセサリーは「管理が面倒だから」と増えるのを望んでいない。1週間分の衣類があれば十分らしい。

便利家電は「今あるもの生活は回ってる」と断られてしまった。

食事旅行に連れていくのも考えたが、まだ小さい子どもがいるので難しい。

エステ美容院は苦手だと言っていたので候補にならない。

自分の中の女性サンプルが姉と母しかいから、女性ブランド化粧品かばんで喜ぶと思っていた。妻は真逆なせいで何をあげていいかからない。

リクエストを聞いても「今は欲しい物がない」「じゃあ子どもの⚪︎⚪︎を買ってあげて」などと言われてしまいとりつく島がない。

何をあげれば喜んでもらえるんだ。妻の誕生日まであと2週間しかない。

2023-07-16

君たちはどう生きるか ネタばれあり・見たけど意味わからんかった人

追記

たくさん読んでくれて嬉しい。元は友人とのTwitterDMが下書きになっていて雑な文章から申し訳ない。なので以下、こちらの意図が伝わってないコメントに返す。

・この物語の各パーツ・キャラを現状のジブリメタファとする解釈はこの児童文学作品矮小化していると思う。あまり好きではない

→全く同意見で、書いた通り普段テクスト的に解釈するのが好きです。矮小化されてしまってるのもそうなので、これだけが「正解」だとは微塵も思ってないし書いた通り自信はない。今回は宮崎駿最後作品、って思いが自分に強すぎて作家周辺の解釈がまず出たのだと自己分析している。作品のもの解釈海燕さん他書いているのがよかった。

映画も見てないし原作も読んでないけど、なるほど(以下略)

→お前みたいなやつがいちばんダメ。観ろ。観ずになるほどすんな。


一般向けではないというけど、次世代へのバトン家族の話って極めて普遍的で、ジブリ宮崎駿のことを知らなくとも皆それぞれ自分物語を重ね合わせて見ることができる作品だと思うよ

→この辺りは宮崎駿自己言及普遍的テーマを重ねて両輪でやっている気はする。


・あの作品登場人物実在ジブリ周りの人物に置き換える読み方はわかるけど非常に下品だと思っているので、する人を否定はしないけど、それが正解だと言って押しつけたりする風潮にならなきゃいいなと思っている。

→おおむね同意見で、自分ホッテントリに上がったことが押し付け風潮の一助になるのは避けたい。作家論は作家論でしかないし、それは基本的に狭い解釈になってしまうから、「正解」ではない。ただ言葉遣いとして、この人が作家論を「下品」としているのは、なんというか令和だなぁと思った。


前半はまぁ、とりあえず置いておいた撒き餌みたいな稚拙解釈なので、「正解」ではありません。(一貫性形成願望をとりあえず満たしておくために書いた、と思って欲しい)

しろ、この作品は唯一解を求めたがることも含めた後知恵的な意味よりも、もっとプリミティブな意味を伝えようとする作品だと思います。だから自分感想本質は後半です。そこのところ言葉足らずだったみたい。



追記ここまで


初日に見に行って、いろいろ考えつつ見たが、たぶんほとんどの人が「意味わからん(けどジブリっぽくて面白い!)」ってなるやつだと思ったので、自分なりの考えを書いてみる。ちなみに全然自信はない(その理由最後に書く)


見た人の多くは、ラストにかけてのメインストリーラインがよくわかんねえとなると思うけど、同時に物語にいくつもの象徴比喩が込められていることも、なんとなく察すると思う。

個人的結論を先に書く。(自分普段テクスト論的に物語を読むのが好きなのだが、作家論としてこの作品が見えた。)

まず、内容で感じたのはセルフオマージュの多さ。「紅の豚」の死出飛行機葬列が海の船になったり、ハウルの泥の人形が殺生できない住人になったり。老人の描き方はジブリの各種キャラを思わせたり。

オマージュ元には特にトトロが印象に残るように思って、抜け道や森から出た暗がりの風とか、ワラワラとか、宮崎駿トトロ気に入ってたんやなと思わせた。まあワラワラ鈴木敏夫の入れ知恵な気もするし、観客へのサービスって感じかな。

そしてここから感じたのは、宮崎駿人生が細かく千切られ散りばめられてるということ。


ていうことで、物語の根幹と宮崎駿人生に準えてラストで明かされる物語の根幹をよんでみる。やっぱりラストについては大事だよな。

結論から書けば、空から降ってきた大岩宮崎駿の才能、ギフト宮崎駿は大叔父でありあの世界は宮崎駿によって作られた作品の集合でジブリのもの。その血を引く主人公宮崎吾朗や孫だと思われる。ただし、内面宮崎駿投影されていて二重のモデルがいる主人公になっている。駿はジブリを継いで欲しかったが、吾郎拒否した。ジブリは駿の引退宣言とともに崩壊して、皆それぞれの暮らしにもどった。端的に言えば、それら経緯への駿の内面告白、なんだと思う。つまりスタジオジブリ(と駿)のために作られた物語なんだと思っている。


昔。降って湧いた才能に取り込まれた駿は、作品世界から出なくなった(家庭を顧みなかったりしたんだろう)。そして世界創造に励み、海や森の美しいファンタジー世界と、ユーモラスで残酷な鳥に代表される多くの愛すべきキャラクターを生み出した。

時々挟まれた、大岩が怒ってるとか。あれは才能から来る作品へのこだわり、そこから発される憤怒なんだろうな。時々駿キレてたし。

ただ、老いてきた。積み木を重ねられなくなった。積み木を安定させることも苦労するようになった。だからこの世界ジブリ後継者を探して、館に主人公ら血族を引き寄せ始めた。(この辺りの傍迷惑さについての自覚が、人生を総括し始めた老境の駿らしい感じがする)

関係ないけど、インコの王は唯一宮崎駿に謁見できて最後世界ぶっ壊したし、たぶん鈴木敏夫なんだろうなと思う笑

そして物語ラスト吾郎ジブリを継ぐのを拒否し、焦ってしゃしゃり出た鈴木敏夫がぶっ壊してジブリ崩壊した。でもそれを受け入れて?(この表現は適切じゃないかも。ただ眺めて?)老兵は去る、ってことを、ラスト宮崎駿は表したかったのだと思う。

総じて、人生全体を眺めて、ある程度中立的感情も整理しながら、比喩的な物語人物に落とし込んだ。そして達人のアニメーションで、それが分からなくとも万人が楽しめる2時間にした。

主人公が、みずから頭を傷つけて、それを最後最後告白し、汚れているか自分は継げないとジブリ世襲拒否するシーン。

あれはなんかほんとに個人的事件が、駿や吾郎にあるんかなて感じもするけど。いずれにせよ、今まで子どもイノセントに描いた宮崎駿が、この主人公にはドロドロしたものを罪悪感と共に植え付けているのは、自身自分の子どもみたいな、客観的に見られないし理想化もできない存在としてマヒトを描いているんだと思う。そしてそれが「真の人」って名前なのが、正直な曝け出しなのかなって感じさせる。

でもここは、ちょっと未整理。

まあたぶんに一義的な狭苦しい解釈なんやけど、とりあえずここまでは言語化できた。


ただ、ここまでこうして書いた考察について、正直自信がないというか、こうして作品言語化されることを拒否している作品である、ということことを、作品を見ている最中からずっと感じてきていた。

個人的にはここから作品本質だと思っている。

子供のころからジブリ作品を見て、宮崎駿のひねくれた人物像も知ってるから、この作品は明らかに異質だとわかる。観客へのサービス配慮)が欠けている。

はっきり言って、一般向けではない。大衆子供映画を作ってきた宮崎駿ジブリは、今までこんな映画を作ったことがない。上記のような一応に意味の通る解釈自力でできる人間はとりあえずいいが、そういうことをしない人が圧倒的多数で、それが大衆なのだ。だから、今回のような、作品の展開の速さや密度抽象度の高い映画は、一般向けとは言えない。自分が見た初日夕方の回は平日なのにほぼ満員で、しかし上映終了後のほぼ全員がタヌキに化かされたような顔をみんなしていたぞ。(正直自分もそんな気持ちだったので笑えた)

しかし、ここでそれを鑑みても面白いのが、この作品の「面白さ」は皆が感じているらしいということだ。

そして、これと同時に、自分のような批評する目線映画を見る者は、それはそれで大衆客と別な側面で拒まれている気がした。何か見る者の賢しい批評を拒んでいるように感じた。

以下に、その理由を書く。自分感想としての本質はむしろこっちだ。言語化しづらいのだが、見た人にはなんとか伝わるように書くと

宮崎駿生理的表現がほんっとにうめぇな」

となる。

例えば、食事のほおばり方。たとえば、黙ってうつむく表情。たとえば、真人うそをつくときの顔。みんな圧倒的に生き物らしい。生命力を感じる。みんないびつで、あいくるしい。(カワンゴがお説教されたアレとは本当に真逆な、きわめて何か、生命に対する賛美を感じます

これらすべてが、芝居をしている。客に直接的な理解を与える。この人物感情や、物語における人物立ち位置(正しい方向かどうか)など。あらゆる情報を、言語での理解を超越して、身体的・ダイレクトに観客へ伝わる。

作劇のうまさや間の取り方、ちょっとした身のこなしや振る舞いの描き方。それらすべてがアニメーションなのに自然で、本当にほれぼれする。達人のアニメーションは今でも健在だし、それはスタジオポロックみたいなのにもマネできてない駿の達人技だと思う。

で、それらの生理的表現が今作で上げる最大の効果は「生理的感覚として、見る者に言語範囲外で意味を伝える」ことだと思う。

自分新海誠映画が昔から好きなのだが、新海誠が「星を追う子ども」でやりたがって、でも全然できなかったようなことを、中盤くらいまでで軽々と全部やり尽くして、更に塗り替えていったような印象が途中した。)

はっきり言って、中盤以降は物語テンポが速すぎて情報量も多すぎて、物語が何を表現しているのかまったくわからないし考える余裕もなく、何もかもを押し付けられていくだけのように感じるのだが、いち観客として言えば、作劇がうますぎてずっと楽しくて画面にずっと惹き寄せられたままで、一ミリの退屈もなく最後まで面白かった。作品が何を言いたいのか理解できねぇのにコレなのまじ意味わかんねぇ。ユーモア人物の芝居とテンポと心地よさとその他あらゆる作劇でずっと作品世界へ惹き寄せ続けるの、冷静に考えてすごすぎる。

理解として言えば、言語範囲外で生理的に伝わってこようとする情報が、最速で理解できる。だから理性で作品に好悪を判断つけたくても、生理的理解が先に面白さを伝えていて、判断を保留し、物語が表す「意味」が分からない気持ち悪さをいったんわきに置く(打ち消す、わけではないのもポイント

たまたま映画見る前に考えてたのが、美輪明宏のモロの演技や紅白ヨイトマケの唄なんだけど、あれもなんか、生理的に分からされる凄みがあるよな。あれと同質の、生理に訴えかけてくる理解が、この作品の全体にあった。

から意味深がセリフ物語上の「意味」として理解できなくても、なんとなくわかっちゃうわけ。ああ、「そういうふうに」感じてるんだなぁ、って。

自分が書いたものも含め、なんか色々考察とか出てくると思うんだけど、この作品に関して自分はもうそんなのに大した意味を感じていない。いや言葉説明することは俺も試みたと思うんだけど、そういった理解や「意味」は後からやってくるものであって、それより先にあるこの一次的な身体感触の強さが、現在進行する映画鑑賞の今、圧倒的な作品だった。肌感覚で腹の底から湧き上がる力強さは、言語理解拒否して圧倒する。そんなプリミティブさ。

プリミティブな、といえばものすごく情報量が少ないように感じられるかもしれないけれど、ただそこで言う「情報量」ってつまりキロバイト的な情報多寡しかなくて、生理的な質感や圧倒的な情報の圧が含まれてない。この作品はそういった生理的な質感や圧、すごみをもってして最後まで観客をエンターテインする作品だった。面白さが言語範囲外で生理的に伝わってこようとするんだよな。

「語り得ないことに関しては、沈黙せねばならない」という言葉があるけれど、宮崎駿言語で語りえないことを語れる。対して、自分たち観客は語れないが、しか生理的理解している。

自分最初考察意味を感じない、といったのは、考察の当たり外れよりも「こんな小賢しい考察なんぞしてんじゃねー」的なギルティ感覚がするからだ。賢しらぶってることが怒られそう。それこそ、宮崎駿に叱られるカワンゴみたいな、「意味」や思考の中だけに生きて現実に生きる生命を見ようとしていないと叱られている気が(これは完全に自分勝手感覚なのだが)する。強いて言えばそれが、本作のタイトルのごとく自分に突き付けられたお説教だったかもしれない。

一般には訳が分からなくてもいいし、読み解く材料も与えないし、理解されなくても面白くしなんか感覚的には伝わるでしょ?みたいな感じが、ただ壁を感じるし、見る人は選ぶと思う。ジブリ作品に壁を作ったことって今まであんまりないと思うんだけど、たぶん風立ちぬで少しやって、「あ、好きにやってもいいんだ」みたいなのを、それこそ庵野秀明エヴァから知ったんじゃねーかwみたいな気もしていて、そして老境にさしかかりジブリ崩壊を見ながら、いろいろなことを感じ考えながら職人芸ですべて盛り込んだのが今回の作品なんだと思った。だから一部の人批評感想特に老人の走馬灯とかボケたとかみたいなのには全く賛成できない。

2023-07-12

anond:20230712092828

心とか体とか、あんまり本質的じゃない。

特に性別「心」とかないし。脳と神経は体の一部。

 

  

正しい言い方はこうだ。

社会個人で、社会を優先すればいい。

 

とはいえバリアフリー法等もろもろの精神真逆なんで、そこがややこしいのだ。

2023-07-06

俺は山下達郎が好きになった

別に逆張りで言ってるのではない。

あの人の世間の流れに合わせて、適当に流されておこうという態度とは真逆な姿勢に打たれた。

ぶっちゃけ別に知らないふりをしておいてもよかったわけじゃない。

契約解除した人が、ジャニーズ問題を口にしたことなんて知らないふりが出来たわけじゃない。

あー、まずいこと言っちゃってるなあ、あいつ。でも、まあ知らんふりしとこ。誰かに突っ込まれたら、えーーーーー!!そんなこと言ってたの!!あの人!!で済ましゃいいわ。

って態度でも全然通ったわけじゃない。

でも、それでは「いけない」と即決する、彼の姿勢に打たれた。

もう一度書くけど、もっと適当世間雰囲気に合わせることは出来たはずなのよ。

だけど、そうはしなかった。

その姿勢にとても打たれるものがある。

誤魔化すことが出来なかったんだよ。

もっともっと適当なことは出来たはずなんだ。

それはずっとずっと昔からそうなんだ。

もっと世の流れにあわせて、適当にやる。

そのほうが楽なはずなんだ。

でも山下達郎はそういうことはしない人間なのだろう、おそらく。

2023-07-04

anond:20230704131153

気にしいだなとは思います

私が真逆なので、いいところでもあるとも思っているんです。

かに私のストレスは分かってもらえないと思います

私も彼のストレスとか気にしいの部分を理解できないから、お互い様かとも思うんですが…

安心してもらえるようによく話してみます

それでダメならまた考えるかな。。。

2023-06-17

大学入試に受かりたいか勉強をするというのは合理的だし、プロ野球選手になりたいかバイオリン練習をするというのは無駄

役に立つ、合理的/無駄無意味という概念手段としての中においてだけ機能する。

何か目的があって始めて意味を持つ。

でも普段目的を指さずに「それって無駄じゃね?」なんて言う人は沢山いると思う。

ギャンブルとか無駄だろ、とかソシャゲなんて無駄じゃね?とか。

それは多分「生きるにあたって」という目的、あるいはその人が生きる事と同一視している「金を沢山稼ぐ」「異性にモテる」みたいな透明な前置きがあるんだと思う。

でもそもそも人生無意味なので(だからこそ金を稼ぐためだとか色々意義をこじつけてみる訳で)、役に立つ、立たないの目的とはならない。

リッチになる、結婚をするだとかいった具体的な目的のために役立つこと、役に立たないことはあろうけど、別に全ての人が同じ目的で生きている訳でもない。

これも他人生き方を遠回りに強要する事になるし、役に立つ、立たないの文脈としてはいささか自分本位すぎる。

おれにとって映画を観ることはそれだけで価値のある事だし、アイドルの追っかけを推し活だなんて言って人生の中心に据えるのは全くもって理解しがたい。

でもその優先順位が揺るぎないものであるのはあくま自分の中でだけの話だし、他人の中では真逆なんて事だっていくらでもあるのだし。

理解しがたい他人趣味、考えについ「それになんの意味が?」なんて言葉が口をついてしまいそうになる事もあるけれど、気をつけようと思った。

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