はてなキーワード: 基本ソフトとは
arc********
「インデックステーブルはRCのディスク上にあるファイルから展開する。このファイルを作成するプログラムを実行したタイミングで、一時的に確保するメモリー領域が不足し、ファイルの内容が不正確になったという。」
> 機器の基本ソフト(OS)が32ビットから64ビットに変更されたが
インデックステーブルでdb作る時のメモリ割り当て上限を低くしてしまった、ってこと? 規模と仕組みが分からなすぎて理解が追いつかない。
vep********
vep********8時間前
その記事に信憑性があるのならDB周りの障害が濃厚ですね。さらに設計が古いとすれば、IXエントリのNDBが使われている可能性も。その前提でマシンのメーカーは分かりませんが、仮にF系のAIMの例ですとスキーマを定義するADLソースの中でINDEXバッファやBOFのバッファの設定値が十分な数値でなかったというケースなら、容量不足という事がバッファ不足に当てはまり、合点がいきます。
ちなみに、記事の内容とは現象が異なりますが、容量不足でありがちなのがインデックステーブルが最適化されず偏ったページに集中してのパンクです。既存レコードを持つDBの再創成時に創成ジョブの途中でシステムにテーブルを作らせる方が楽ですが、現存するレコード件数とキーの値、ページ数とページ長からページNo.を偏りなく分布するようにシミュレーションして、ユーザー自身でテーブルを割り当てる方が、パンク対策には効果的だと思います。
俺はとあるIT系の人だが、自分が面接をするときは計算量のオーダーについて話せない人はまず採用しないことを上申する。
入ってくる要素が高々数kBくらいで、せいぜい数十個くらいなら別にO(n^2)の実装でもいいし、場合によっては凝ったO(log n)の実装よりもそれが早いことすらある。
それが数万とか数億とか来る可能性があるとわかった時に、実装を変えないとダメだとわからない人とは仕事をしたくない。
性能の話をするにはどういうところが原因になりえるかも理解しないといけないが、基本ソフトの素養なしにそれを語るのはまず無理だと思う。
今時のアプリケーションを作るには、基本ソフトの素養にネットワークやデータベースの知識も含めるものだと思う。
これらの知識が全くなくて、それでもかまわないと思っている人とも仕事したくない。
CSの知識が無くてもそれなりにやっていけていると豪語する人は、必要ない規模のプロジェクトしかやっていないというだけだと思う。
ブロックチェーン界隈は邪悪な人間が多いためか、ブロックチェーンに否定的なITエンジニアが多いのだけど、とてももったいないことだと思う
邪悪な人間は嫌いになってもいいけど、ブロックチェーンのことは嫌いにならないでほしい
イーサリアムを作ったヴィタリックさんは、イーサリアムのことを「ワールドコンピュータ」と呼んでいます
コンピュータというのは、記憶領域と入出力装置を兼ね備えた演算装置のことです
記憶領域はブロックチェーンのブロックの部分が担っており、演算装置はマイニングマシンが担っています
入出力の出力の部分は、演算装置が計算して記憶領域に格納した結果をこちらから読み取り行くことで実現でき、
入力の部分は「オラクル」と言われることもあるけれど、データをブロックチェーンに流しこむことで実現できます
ブロックチェーン同士をつなぐブリッジも一種の入出力と言えるでしょう
つまり、これら記憶領域や演算装置を持つブロックチェーンは、コンピュータなのです
コンピュータにやらせたいことはスマートコントラクトというプログラムコードに書きます
チューリング完全だそうです
そのコンピュータを操る基本ソフトであるOSは、ブロックチェーンに組み込まれているので、ブロックチェーンを作るということはOSを作るということなのです
普通のコンピュータの場合、フォルダの中身を見るのにエクスプローラーを使いますが、ブロックチェーンにもエクスプローラーはあります
ブロックの中身を見たり、スマートコントラクトのコード(ソースコードが公開されていない場合はバイトコード)を見たりすることができます
このエクスプローラーはブロックチェーン自体が備える機能ではないけれど、ブロックチェーンがコンピュータっぽいことが分かるのではないでしょうか
ちなみに、スマートコントラクトはコンピュータにインストールするアプリに相当するでしょう
web1.0が登場したころ、そのあまりの遅さゆえwwwのことを「world wide wait」と揶揄する人もいたそうです
webはその後劇的に速くなったので、ブロックチェーンも速くなるかもしれません
話が長くなりましたが、言いたいことは、ブロックチェーンは詐欺ツールではなく、ただの技術です、ということです
最初に結論から書くと、「毎日新聞さん正論すぎる」「だけどまだちょっと時間あるで」。
『「COCOA」がグーグルとアップル基本ソフト最新仕様に未対応』
→ https://mainichi.jp/articles/20210315/k00/00m/020/165000c
うん。コード見てる人はだいたい知ってる。
まあ、そうですね…。
COCOAの動作の基盤となっているのは、Exposure Notification API(曝露通知API)というやつで、GoogleとAppleが共同で開発した、AndroidとiOSの両方で使えるAPI。OSと近いところで動くライブラリみたいなもので、おかげでBluetoothを使っても電力消費は最小限で済むし、アプリがプライバシー関係でよからぬ手出しができないようにもなってる。iPhoneではiOSの一部として組み込まれているし、AndroidはGoogle Play経由の「Google Play 開発者サービス」の新しい版に含まれてる、みたい。
このAPIにはバージョンがあって、V1ってのが最初のやつで、もう少し検出方法が洗練されたV2ってのがある。Exposure Notification APIのセットの中にV1とV2が重複しつつ混在してて、今から作るアプリなら使えるAPIバージョンをアプリ側で確認して、使える方を使う、という感じになるかと思う。
現在、COCOAがまがりなりにも動いていることからも分かるように、API V2が使えるようになっても、後方互換性のためにV1も使えるようになっている。Apple/GoogleはV1のメソッドとかには「deprecated」(使用不可)っていう印をつけて、今後は使わないように、と言ってる。
「deprecated」になったやつは、Apple/Googleは「もう使わんでね。いつ使えなくなっても文句言わんでね」という扱いをする。だから、「ソフトの更新次第で作動停止」という指摘は間違いではない。間違いではないが…。
Apple/Googleのデベロッパならよく知っていると思うけれど、「deprecated」になったからといって、そのAPIを予告なく使えなくすることは、まず、ないのです。
増田はIOSのデベロッパなのでiOSの例をあげると、画面を表示する基本的な部品であるところの UIWebView っていのうがあったんだけど、これはiPhone OSの頃からあった古い古い部品で、これまでずっと使われてきた。これはwebの画面を表示するのと同じやりかたができるので、iOSのアプリはほぼみんな使ってたんだけど、いろいろ問題もあるので、iOS 8の頃に WKWebView っていう新しい部品を出したのです。で、UIWebView をdeprecatedにしたのがiOS 12のとき。
ここからAppleは、「UIWebViewを使ったアプリをApp Storeに提出したら警告するからね」→「今後新規アプリやバージョンアップのときUIWebView使ってたらリジェクトするからね」→「UIWebView使ってるアプリはAppStoreから削除するからね」という感じにデベロッパの様子を見て期限を延長したりしながら段階を踏んで、ほんとに削除(一時的な非表示)始めたのは去年の12月ですよ。しかもiOS 14でもまだ既存アプリのUIWebViewは動く。
もちろん、滅茶苦茶使われていたUIWebViewと比べたら、Exposure Notification APIみたいなマイナーなAPIでこんな丁寧なことはやらないかもしれないけれど、でも重要度で言ったらExposeure Notification APIなんて「超重要」でしょ。V1が全然使えないならまだしも、一応動いてるし。
Exposure Notification API V1は、使えなくなる前には必ずデベロッパに期限を知らせるはずで、いきなり切るはずはない(ないよね(ないんじゃないかな(まちょっと覚悟はしておけ)))。
だから、COCOAが急に使えなくなっちゃう! と不安になる必要は、当面はないと思っていい。かな。
これはスレたデベロッパであるがゆえの油断であると言われてしまえば、そのとおりです。「deprecated」は「deprecated」。普通のプロジェクトなら、すぐさま対応を検討して、バージョンアップ計画を立てるのが正しい。普通のプロジェクト、なら。
記事中では「21年2月になって、ようやく最新使用に対応するための具体的な検討に着手した」って言ってて、まあこれはダメなんだけど、そもそもプロジェクト運営がグダグダだったんでしょうがねーんじゃね? というのがいちヲチャーとしての感想ではある。だって、Android版動いてなかったんじゃよ? プロジェクト立て直す時間はあるはずなので、体勢立て直してから検討してもいいかな、という気はしている。それくらいの時間はある。はず。
そういう意味で、毎日新聞の記事はちょっと叩きすぎな感はある。正論ではありますよ。正論では。
で、ここでぶっちゃけてしまうと、実はもうCOCOAは要らないっちゃ要らないのです。
保健当局がアプリを作れない/作らない国/地域のために、iOSでもAndroidでも、AppleとGoogleが用意したCOCOA相当機能「Exposure Notification Express」というやつが、OSに組み込まれている。これを使うことにすれば、当局はサーバ側のバックエンドだけ用意すればいい。
『グーグルとアップルの新型コロナ接触確認機能に新たな仕組み「Exposure Notification Express」――日本には影響なし』
→ https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1274374.html
『Supporting Exposure Notifications Express』
「だけ」って簡単な言うな。そりゃ大変だけろうれど、わざわざ使いづらい/どマイナーなミドルウェアXamarin(Microsoft謹製)使って、頑張ってクロスプラットフォームなアプリを開発/運用するよりはずっと負担は少ないよね(必要な予算も)。
もう、バンザイして、Expressにしたらいいんじゃね? と、増田は考えるんじゃよ。知らんけど。
COCOAは嫌いになっても、Exposure Notificationの仕組みは嫌いにならないでください…(´・ω・`)
COCOAは出自がアレで、採用の意思決定が不透明で、契約もテキトウで、アプリ運用も誰が何をどうしたらいいのかわかってない/身動きができない、という悲惨なアプリです。
でも、2月以降変わってきたんですよ。COCOAの立て直しチームにCode for Japanの人やオープンソースの知見を持った方が参加して、githubでのissue解決の動きも再開している。ちょっと見てみてくださいよ、いろんな人が寄ってたかってコードを検証して、それが反映されつつあります。
『Issues・cocoa-mhlw/cocoa・GitHub』
→ https://github.com/cocoa-mhlw/cocoa/issues
いままでよりはまともに動くようになるはず。
前述のように、Exposure Notification APIで消費されるCPU資源も、通信も、ストレージも、バッテリも微々たるものです。
Exposure Notification API自体は非常によくできており、プライバシーに関しても、よくまあここまで、というくらい考慮されています。アプリ側でいろんな悪さを仕込むことは技術的には可能ですが、小細工を仕込んでもAppleやGoogleのアプリ審査で弾かれます(通常の小細工入りアプリが弾かれる程度には)。運営への不信からプライバシーについても疑ってしまう人もいるけど、COCOAはその点まず心配ありません。
だから、渋々でいいので、もうしばらくスマホの奥においといてもらえませんか。そんなにお邪魔にはならないですよ?
そして万が一曝露通知が届いたりしたら宝くじ大当たり級の驚きが(うれしくない)
かなり昔の話だけど、取引先の外資系会社の部署が突然解散して大混乱させられたことがあった。
うちの会社はその会社の基本ソフトを使ってアプリを開発していたから。
そこの部長は解散の理由を「本社の意向による解散でどうして解散させられるのかわからない」と意味不明な説明をしていた。
うちの会社の開発計画が大幅見直しになって大迷惑を被っているのに何だそれ?って感じだった。
その会社の社員と一緒にその基本ソフトから撤収するための後始末をしていた時、社員がふと実情を漏らした。
それを聞いて「あれじゃあ当然かもな」というのが正直な感想だった。
現地調整でその会社で作業した時も、別の部屋から例の部長の怒鳴り声がずっと聞こえていた。
と聞いてみると社員は
「ボスは外国だし、日本の他のチームは干渉して来ないのでパワハラはやりたい放置なんですよ」
と諦めた感じで言っていた。
人格攻撃も酷かった。
などなど、よくもこんな人格攻撃パワハラができるよな、という物言い。
と「頑固な性格」というレッテル貼りをして取引相手である自分達に対しても
「彼の頑固でどうでもいいことに固執する性格には困ってるんですよ」
と繰り返し言い続けるのが慣例だった。
そんなこと言われても返答できるわけないし、誰がどう見ても頑固なのはその部長だったんだけど。
そんな人格攻撃パワハラが本社に発覚したのは社員がずっと録音していた人格攻撃パワハラ音声とその翻訳テキストを本社に送ったからだという。
日本語音声を理解できないという本社のボスにもさすがに異常さが伝わったんだろう。
本社は部長は必ず辞めさせるが後の処理をどうするか社員の意向を聞いたそうだ。
社員自身も含めて部署全員クビとなる解散については全部ぶっ壊すべきだと言っていた。
まああの人格攻撃パワハラを知っているので気持ちは理解できなくもない。
本社に部長には「部署解散の理由はあなたが考えなさい」と言うように要求したのは社員はいつも身に覚えてのないことで
「自分の胸に手をあてて考えてごらんよ」
と言われて禅問答のようなやりとりをずっとさせられたからだそうだ。
うちの会社に部長が解散理由をまともに説明できなかったのは本当にパワハラが本社にバレていないと思っていたのかもしれない。
うちの会社はあれほどの人格攻撃パワハラがやれるようなおバカな体制ではないけど、役職者が部下に少しでも人格攻撃やパワハラっぽい物言いをしたらあの時のことを反面教師としてすぐに対処するようにしている。
県議会はパブコメに際して、意見の送信先としてメールアドレスを指定し、問い合わせフォーム形式の県議会ホームページの「ご意見箱」は案内していなかった。だが、2269件の賛成意見のうち約1900件が、「ご意見箱」から送られていた。「反対」の401件はほぼ全て指定アドレス宛てだった。
県議会事務局によると、ご意見箱では送信者のアドレスはわからない。ただ、「ユーザーエージェント(UA)」と呼ばれる情報が記される。サイバーセキュリティーに詳しい神戸大大学院の森井昌克教授によると、UAは、送信者が使ったOS(基本ソフト)やブラウザー(閲覧ソフト)の種類やバージョンがわかる情報で、開示された文書にも残っていた。
ご意見箱の約1900件のUAを朝日新聞が集計した結果、1700件以上が4種類に集中。1種類あたり約100~850件で、あるUAでは、2月1日午後3時47分から約10時間で約440件が投稿されていた。
森井教授によると、UAは、OSやブラウザーのバージョンや組み合わせや、パソコンかスマホかによって異なる。別の端末でもUAが同一になる可能性はあるが、森井教授は「1700件以上の投稿で、UAが4種類だけなのは明らかに不自然」と指摘する。賛成意見には、「ゲーム依存により、判断の乏しい大人を生み出さない為(ため)」といった同じ表現が同じUAで送られたものも多数あった。森井教授は「同じパソコンで投稿された可能性が非常に高い」と話す。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180718/k10011538811000.html
Gmail などのアプリがインストールされていることが問題視されているわけじゃない。
無料アプリがインストールされても、そのこと自体は何の問題にもならない。
何が問題か?
Google は OS の Android を無償提供しているが、これは、Linux を使っているので、「 Linux を使う場合には、使ったソフトも無償化しなくてはならない」という義務が生じるからだ。
しかし Android という OS を無償提供するには莫大なコストがかかる。それをまかなう必要がある。
そこで、Android という基本ソフトだけは無償にするが、それで他のアプリを動かす部分との接続部分を、有償化して販売するんだ。スマホメーカーに対して。
スマホメーカーは、OS だけは無償で使えるし、ユーザーはアプリを無償で使えるが、その接続部分は有償となる。その有償部分をスマホメーカーは多額に支払う。
スマホメーカーは、そんなものを拒否してもいいのだが、拒否すると、Google のアプリを使えない。また、部分的に取るということもできず、取ることができるのは裸の Android だけだ。そんなものがあっても、何の役にも立たない。(アプリがまったく使えない。)
こうやって、無償の Android を、実質的には有償で販売する。しかも、必ず一括であって、莫大な金を払うか否か、二者択一だ。
これが今回、問題となった。
ただし、どちらかと言えば、アップルの方がよほど独禁法違反をしているけどね。販売上の制限の付け方がひどい。とくに日本は食い物にされている。日本の公取は、最近になって、少しずつ動いているが、すごく遅い。
プログラマの間では昔から、この手法は処理が遅いだとか、無駄が多いだとか、再利用を心がけろだったりとか
様々なやり方で、ソフトウェアをチューンナップして処理速度を上げるためのやりとりが際限なく
繰り返されているけど、だいたいどれもハードウェアの技術革新によって記録は塗り替えられてないかな。
そりゃ、ミドルウェアレベルでは全てのパフォーマンスに影響してくるので、ちまちまとした
改良が加えられるべきなんだけど、ソフトウェアレベルではどうなの?
I/Oに引きずられるから、I/Oの処理は最低限に抑えるってのが昔から定説だけど
それもSSDの登場で、かなり緩和された感があるし、結局プログラマの努力って
ハードウェアの努力には追いつかないし、無駄なのではないかと思ってる。
10年前を支えたプログラム技術で今も生きているものってある?
オブジェクト指向とかプログラムのわかりやすさを追求したものは別でね。速度的なもので。
そう考えると、プログラマは、プログラムの変更のしやすさ、可読性のよさ、移植性の高さといった
所のみを追求していって、速度はハードウェアに依存する形で良いんじゃないんかな。
ファミコンの時代にも、ナーシャ・ジベリという天才プログラマーがファミコンの性能を
突破してFF3を作ったというのは有名だけど、でも結局そのプログラムは当人にしか解読できないし
まるのまま移植はできないから、結局リメイクという形になってしまったわけだし、
FF3は当時はすごくても、1〜2年後には他の機種もでてきて、そのすごさも塗り替えられてるわけだし
そう考えるとソフトウェアをちまちまとあれこれしたところで、一瞬脚光浴びるだけじゃないかと思う。
追記
私はどちらかというと、速度を追い求めている立場側で、昔からレスポンスは1秒以内って
散々言われてきたし今までも、苦心してあれこれ頑張ってプログラム内で
しかし、その努力が今活かせているのかというと、疑問が残るという具合です。
速度が遅いのを放置してるわけにはいかないだろって、ありきたりな一般論が聞きたいわけじゃないんですよね。
実際問題、今は可読性の良さを上げながら、パフォーマンスも上げながらと、苦心しているわけじゃないですか。
でも、その力を、可読性を上げたり、チームで分散できるようにしたり、プログラムのしやすさを良くする方に
傾けたほうがいいんじゃないかなと思うんですよね。速度も大事ですけど、そこまで力をいれるものかって。
必要かそうじゃないか、といったら、必要なのはわかりきってますって。
それを踏まえた上で、疑問を問いかけてるんだけども。
ブコメで指摘いただいたように、技術革新という言葉がダメですね。
ホッテントリする内容なんかねー
頭の硬い人ばっかだねー
脱サラしました、と言うと聞こえが良いのかもしれませんが、どうしても会社員が続けられなくなったので、唐突に、二十数年ほど勤めた、大手の会社を辞めました。いただけた退職金は雀の涙ではありましたが、そのお金で少しの余暇を楽しむことができました。
さて、その後、残ったお金で何をしようかと考えました。
私には、家族が、いません。
私には、恋人は、いません。
もうかれこれ7年以上使っている携帯電話の連絡帳も、仕事で使っていた連絡先しか入っていません。風俗にも行かないもので、女性と会話するのは、商店街にある総菜屋の女性ぐらいです、私の母ぐらいの年齢ですが。あとは、たまに利用する、時報ぐらいでしょうか。
会社員時代は、企画戦略室という場所で窓際に座っていました。ずっとコンピュータに向かい、エクセルやパワーポイントのグラフと睨めっこばかりしていました。データ集めとそれを見やすくして上長に提出し、それを使ってもらうのが私の仕事でした。何ヶ月かけて集めたデータも使われなければ報われませんし、役立たずになってしまいます。きちんとした資料を作ることができると良いのですが、褒められる事などなく、それは当たり前でした。そして、私よりも若い人が、私の何倍もの速度で、私よりも良いものを作るようになっていきました。コンピュータの基本ソフトが変更になると、私が覚えたこと一部しか使えなくなり、勉強の日々でした。若い人はすらすら使えるんですよね。若さはいいものだ、と身に染みました。それでも、長年、お世話になった会社に、上長に、少しでも力になればという思いで働いていました。
そんな私が、会社員を辞めて始めてみようと考えついたのは、リヤカーでの弁当販売でした。ずっとオフィスに缶詰だった私ですから、外で、人に、直接、何かを売る、そんな仕事がしたいと思いました。会社員だったころオフィスにそのような弁当販売の方はいらっしゃってましたし、ビルの1Fなどでもたくさん見かけていたので親しみがあったのです。
この歳まで生涯独り身ですので、料理は出来ないことはありませんでしたし、大体のものは作れます。最近ですと、インターネットで検索をすれば、作り方がすぐに出てくるのでどなたでも時間さえあれば簡単ですね。大きな鍋や調理器具、大きなガス炊飯器などを買い進めました。初期投資としてはさほどかかりませんでした。
販売に関しての法律を勉強しました。とはいえ大したものではありません。行商としての申請、保健所への申請の2つだけです。区に該当の手続きをすればすぐに始めることができました。このときは意外にすんなり終わって「これでいいのか?」という気持ちでした。
お弁当容器のパックを何種類か選びます。もちろん捨てられるもので、なるべく安い物。色は白いものがやはり売れるようでした。あまりパックが薄かったり弱いと、箸で固い物などを切ろうとしたときに箸が貫通してしまいご不便をかけてしまうことなどもあります。この選定は何度か繰り返してやっと今のものに落ち着きました。
パックもそうなのですが、おそらく最も大事なのはお箸の選定です。これは本当にぴんきりで、安すぎて、これはどこの木なんだろう?というお箸もあります。普通に箸として使っているだけなのに、固い物を切ろうとしたときに折れてしまったりするものや、使う前に二つに割る際に、きちんと真っ直ぐに割るのが難しいものや、割った面がボソボソになってしまい、手にトゲが刺さってしまうようなものも。また、爪楊枝が同梱されているものされていないもの。爪楊枝が入っていると箸を取り出すときに手に刺さるから嫌いな方もいらっしゃいます。お客さんの要望をたくさん聞いて分かった部分がたくさんありました。
販売するお弁当には、製造者や賞味期限を印したシールを貼る必要があります。最初はすべて手書きしていたのですが、いまでは日付部分をスタンプで打刻するようにして余計な作業を減らすことができました。時間があるならできる限り美味しい料理を作るか、路上で販売する時間に充てたかったからです。
おかずについては、日替わりのものは毎日(といっても平日だけですが)私の弁当を食べておられる方がバランスのとれたものを召し上がっていただけるようにしています。それとは別にレギュラーな定番商品(ハンバーグ、唐揚げ、焼肉弁当とか)も用意しています。毎日唐揚げ弁当を買っていかれる方なんかもいらっしゃって、お身体大丈夫なのかなと一度聞いてみたところ、土方で仕事をされている方で、体力をつけなきゃいけないのでとおっしゃってました。
ご飯については、現在私は、ご飯とおかずは別のパックにいれて販売しています。最初は、よくあるコンビニの幕の内弁当のように、1つのパックにご飯とおかずを入れたものを販売していました。ですが、お客さんに聞いてみると、特に女性の方ですが「雑穀米が食べたい」「ご飯はいらない」「ご飯は少しでいい」のような要望があることが分かりました。それ以降はご飯を別にして何種類か準備することで対応しています。これが非常に評判がよくて、雑穀米は原価が高く少し値段があがるのですが、毎日最初になくなってしまいます。
販売する時間については、基本的に12時から13時ですが、オフィスによって少し遅めの時間(13時〜)がありがたがられることも少なくありません。最近のIT会社さんなんかは始業時間が遅めで、昼休みも遅めになっているとのことで。私の世代はアフターファイブが原則でしたから、これについても調査をしなければ気付くことはありませんでした。また、逆に、夕方から夜の販売も試してみたのですが、こちらは全くといっていいほど売れませんでした。もしかするとどこかに需要があるのかもしれませんがこれは私の腕不足でしょうか。
非常にありがたいことに、味の面ではとても広くご好評をいただいております。最近では、予約販売や、専任契約などのお話を会社さん側からいただくこともあり、有り難い限りです。ですが、予約も専任も私はする気がありません、とお断りさせていただいています。私は、ずっと、路上で、今のこの形態で売りたいのです。また、はるばる遠方(電車で数駅程)から私の弁当を買いに来て頂く方までいらっしゃいます。本当に頭があがりません。そういう方に特別サービス!はさすがにできないのが悔しくて仕方有りません。
通常ゴミになるお箸が入っている袋を、特定数集めて頂くとお弁当が1つ無料になるサービスもしています。ですがこれは使ってくださる方はほとんどいないのが現状です。やはりゴミでは難しいんでしょうか。他のお弁当屋さんではスタンプカードやサービス券のようなものを付与しているようですが、少し煩雑になってしまうため導入は検討中です。そこにコストをかけるなら、料理に少しでも良い食材を使いたいと思ってしまいますね。
私の名字を弁当屋の名前にしています。みなさん名字で呼んでくださりますが、下の名前を聞かれた常連さんからはその名前で呼ばれたりもします。私もそういう方にはお名前を必ずお聞きして一人たりとも忘れたことはありません。みなさん大切なお友達です。本当にいつもありがとうございます。
他のお弁当屋さんの調査も欠かせません。私が販売している場所では他に4〜5社?さんぐらいいます。ただ、リヤカー専任なのは私だけで、他の方達は近くに弁当屋さんを構えていたり、近くの中華屋さんだったりします。最近ではココイチさんがリヤカーにカレーを入れて持ってきて販売していたりもします。私はカレーは作りませんので良いですが、同じことを大手のチェーン店さんとかにされてしまうと少し大変かもしれません・・・。
ほぼ毎日全てのお弁当をお買い上げいただいています。ご飯が残ったりするぐらいですが、100円などで置いておくとご飯だけを買っていかれる方も多く、そちらも問題なく売れています。すべて私が一人でやっているので、一日に販売できる数には限りがあり、買いに来て頂いてももう売り切れですと伝える際にとても悔しい思いをすることもあります。そういう方は必ず覚えておいて次回に何かしらサービスさせていただいてます。本当にすいません。どうしてもどなたかを雇うというのは出来ず難しいのです。すみません。
そんな弁当屋を続けてかれこれ5年ほどになりました。
売り上げは、6畳一間の家で男が独り身で暮らすには、ちょうど良い身の丈の売り上げがあり、なにより色んな方の笑顔に会えるのが嬉しく、毎日楽しく過ごしています。
そんな中、半年ほど前から、少し喉に詰まりを感じるようになりました。声がかすれたりもするようになりました。風邪かなと思っていましたが、それが非常に長引き、ほんの一週間ほど前、吐いた痰に血が混ざっていました。すぐに病院にいって精密検査をしていただいたところ、食道がんという診断を受けました。ステージは2で、ちょうど、明日から入院になります。
悔しくは、ありません。
早く治して、弁当をまた、手売りで売れるようになればいいなと思います。
たくさんの方の、笑顔にまたお会いしたいです。
美味しいですって言ってくれた方の顔、全員覚えています。忘れません。
悔しくなんか、ありません。みんなありがとう。