https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180718/k10011538811000.html
Gmail などのアプリがインストールされていることが問題視されているわけじゃない。
無料アプリがインストールされても、そのこと自体は何の問題にもならない。
何が問題か?
Google は OS の Android を無償提供しているが、これは、Linux を使っているので、「 Linux を使う場合には、使ったソフトも無償化しなくてはならない」という義務が生じるからだ。
しかし Android という OS を無償提供するには莫大なコストがかかる。それをまかなう必要がある。
そこで、Android という基本ソフトだけは無償にするが、それで他のアプリを動かす部分との接続部分を、有償化して販売するんだ。スマホメーカーに対して。
スマホメーカーは、OS だけは無償で使えるし、ユーザーはアプリを無償で使えるが、その接続部分は有償となる。その有償部分をスマホメーカーは多額に支払う。
スマホメーカーは、そんなものを拒否してもいいのだが、拒否すると、Google のアプリを使えない。また、部分的に取るということもできず、取ることができるのは裸の Android だけだ。そんなものがあっても、何の役にも立たない。(アプリがまったく使えない。)
こうやって、無償の Android を、実質的には有償で販売する。しかも、必ず一括であって、莫大な金を払うか否か、二者択一だ。
これが今回、問題となった。
ただし、どちらかと言えば、アップルの方がよほど独禁法違反をしているけどね。販売上の制限の付け方がひどい。とくに日本は食い物にされている。日本の公取は、最近になって、少しずつ動いているが、すごく遅い。
他のアプリを動かす部分との接続部分 その名称は?