かなり昔の話だけど、取引先の外資系会社の部署が突然解散して大混乱させられたことがあった。
うちの会社はその会社の基本ソフトを使ってアプリを開発していたから。
そこの部長は解散の理由を「本社の意向による解散でどうして解散させられるのかわからない」と意味不明な説明をしていた。
うちの会社の開発計画が大幅見直しになって大迷惑を被っているのに何だそれ?って感じだった。
その会社の社員と一緒にその基本ソフトから撤収するための後始末をしていた時、社員がふと実情を漏らした。
それを聞いて「あれじゃあ当然かもな」というのが正直な感想だった。
現地調整でその会社で作業した時も、別の部屋から例の部長の怒鳴り声がずっと聞こえていた。
と聞いてみると社員は
「ボスは外国だし、日本の他のチームは干渉して来ないのでパワハラはやりたい放置なんですよ」
と諦めた感じで言っていた。
人格攻撃も酷かった。
などなど、よくもこんな人格攻撃パワハラができるよな、という物言い。
と「頑固な性格」というレッテル貼りをして取引相手である自分達に対しても
「彼の頑固でどうでもいいことに固執する性格には困ってるんですよ」
と繰り返し言い続けるのが慣例だった。
そんなこと言われても返答できるわけないし、誰がどう見ても頑固なのはその部長だったんだけど。
そんな人格攻撃パワハラが本社に発覚したのは社員がずっと録音していた人格攻撃パワハラ音声とその翻訳テキストを本社に送ったからだという。
日本語音声を理解できないという本社のボスにもさすがに異常さが伝わったんだろう。
本社は部長は必ず辞めさせるが後の処理をどうするか社員の意向を聞いたそうだ。
社員自身も含めて部署全員クビとなる解散については全部ぶっ壊すべきだと言っていた。
まああの人格攻撃パワハラを知っているので気持ちは理解できなくもない。
本社に部長には「部署解散の理由はあなたが考えなさい」と言うように要求したのは社員はいつも身に覚えてのないことで
「自分の胸に手をあてて考えてごらんよ」
と言われて禅問答のようなやりとりをずっとさせられたからだそうだ。
うちの会社に部長が解散理由をまともに説明できなかったのは本当にパワハラが本社にバレていないと思っていたのかもしれない。
うちの会社はあれほどの人格攻撃パワハラがやれるようなおバカな体制ではないけど、役職者が部下に少しでも人格攻撃やパワハラっぽい物言いをしたらあの時のことを反面教師としてすぐに対処するようにしている。
anond:20200715222242 今の時代、みんなスマホくらい持ってんだからパワハラに出くわしたら録音しておく。 今の時代、録音ファイルを本社や親会社に送るのも簡単。 なのになぜパワハラが...