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はてなキーワード: エヴァとは

2021-03-30

シン・エヴァに怒っている人たちって

旧劇やQでみんなが阿鼻叫喚になっているのをニヤニヤ眺めながら自分はそういうの分かってます受け止めてますってポーズしてた人たちでしょ。

良かったじゃん、今度は自分たちがその気持ちを味わえて。

自分たちは理解しています貴方たちとは違うんですって態度を続けてきた事への因果応報なのに、受け入れられずつまんねーとか駄作とか騒いでいるの本当に見苦しい。

このブコメとかから自分たちに対する「特別感」が溢れ出てて本当に笑える。

https://b.hatena.ne.jp/entry/4700372410263054178/comment/preciar

anond:20210330100658

劇伴に関してはEOEが至高

それは間違いない

シン・エヴァ戦艦vs戦艦のバックで昔の映画か何かの曲を使ったっぽいけど、すんげー軽い気がした

anond:20210330100033

新劇エヴァ音楽が金かかってるだけでダメ

アレンジは豪華になった、有名シンガーともタイアップした

でも音楽演出は旧劇の方が冴えていた

例えばエヴァ2号機vs量産機戦でG線上のアリアを流す演出

新劇なら大音量オーケストラアレンジで平凡な演出をしていただろう

anond:20210329012503

シン・エヴァ使徒出てこないじゃん

敵も味方もエヴァじゃん

序破とは雰囲気違って当たり前

anond:20210330100033

自分fly me to the moonエヴァEDとしてつくられた曲だとずっと思ってたわ

からあった有名な曲なんだね

俺「お前らどうせ、残酷な天使のテーゼからし高橋洋子知らないだろうけど、俺は静寂(SI・JI・MAから知ってっから!」

バカ高橋洋子って誰ですか?」

俺「エヴァの歌うたってる人」

バカエヴァって宇多田ヒカルですよね?」

  

ホント新劇にわかよぉ!!

シンエヴァ

明日シン・エヴァンゲリオンを観賞するのだが期待していいものだろうか。

「序」はTV版と変わらず、「破」は絵も綺麗で展開も早く楽しめたがその分優等生感がでてしまエヴァの良さが半減していた。「Q」は新しいことをしたいのはわかるが視聴者が置いてけぼりで、正直シンジ君並に話についていけない。

「シン」はどうなることやら。

シン・エヴァンゲリオン劇場版IIを見た。

庵野さん、本当に本当にお疲れさまでした。

庵野さんの描く世界観に惹きつけられたスタッフの皆さんも、お疲れさまでした。

巷に流通するネタバレブログでさんざんストーリーについての感想は書かれているので、今更私が書くこともない。

NHK番組も見た。NHK側がどんどん庵野さんのワールド汚染されていくのが心地よかった。

言えることは庵野さんがエヴァンゲリオンという自分投影させたアニメーションを世に出した功罪に26年間悩み続けて、なんとかして終止符を打ちたかったわがまま作品がシン・エヴァンゲリオン劇場版IIだったんですねと。

NHK番組庵野さんのわがままを受け入れ協力し自分能力を注いでいるスタッフの姿は本当に美しかったです。

不完全な世界微妙調和で進んでいく時間軸に、あまりにも不調和だったエヴァンゲリオン世界がどんどん吸い込まれて行った時、自分自身のエヴァ世界観との決別をせにゃならん時がついに着たのだと理解劇場で泣きました。

安野モヨコ存在庵野さんの不完全な世界を終わらせたのだと。

[]2021年3月29日月曜日増田

時間記事文字数文字数平均文字数中央値
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2021-03-29

anond:20210329235030

関係ないぞ

モヨコと庵野くんの物語

当初はもう少しキャラクターに厚み(単なるアバターではなくエヴァキャラクターとして描く)を持たせる予定だったが

スタッフダメ出しにみんな理解がない😡となり

なかなかアイデアがまとまらないうちに絶対に破れない締切になってしま

完成を優先した

 

スタッフ意味からない』『謎』『もっと客観性を持って作れれば』

anond:20210329230239

高校生の時テレビで見た。

別にエヴァだけ気にしなくてもいいじゃん

なんかオタクV8の時もガルパンの時も、動物園アニメの時も似たようなこと言ってた

それに比べればエヴァ10%くらいしか騒いでないと思う

エヴァンゲリオンってみんなどこで見たの?

旦那がこのコロナ渦の中に映画館に行って3週間経つ

好きなら見に行っていいと思うよ

でも庵野庵野って毎日うるせえんだよ

映画見た翌日までなら私も話聞けたけど

もう3週間経つけどそれでも庵野庵野って頭おかしいだろ

そもそも私はエヴァンゲリオンたことないんだよ

テレビでやってて何度か映画化されるのは知ってるけど

そこまでメジャー作品なの?ワンピースとかコナン並なの?

なんか逃げちゃダメだとか笑えばいいと思うよって主人公が言ってるのは知ってる

でもそこまででそれ以上はそもそも興味ないし見る気も起きない

一応言っておくけど作品否定はしないし好きな人は見て好きなこと言えばいい

でもうちの旦那あいつ頭おかしいって

庵野の半生があの作品に詰められてるとか

奥さんがいたからあの作品ができたとか私が知るかよ

私もエヴァンゲリオンたことあるなら多少はわかるけど一度も見たことないからね

いつになったら落ち着くのか

なんか庵野監督ドキュメンタリー放送されたんでしょ?

私は超どうでもいいし、そもそも知らないし

はてなの人はエヴァンゲリオン詳しそうだけど私みたいな人にエヴァハラしてない?

明日から気をつけてください

今日増田はいったいどうしちゃったの

こら!!どいつもこいつも寂しい話ばっかりしやがって

(いやだいたい毎日そうだが…)

仕方ねえから私が好きな声優について語らせてもらう!!!

まずは野村道子

永遠美少女よ!!

あの透明感よ!!透明度高すぎて魚が住めんわ!

野村さんが出てくると、画面にパッと花が咲いたようになる!!!

最高だと思う!!!

それから藤田淑子

ばかやろーなんで死んじゃったんだよー

帰ってきてー

今の日本にはあなた必要だよぉ…

うっうっ…

ちょっと甘ったるい感じがメチャクチャいいんだよなー

最近注目してるのは悠木碧

幼女戦記の演技がすごく良かったんだよね〜

お話は正直そんなに面白くなかったけど、芝居が良すぎて全部見ちゃった

あん作品はなかなかないよー(お話好きな人ごめん…私バカから難しくてよくわかんなかったんだ…)

あ〜素晴らしすぎるー

昨日だったかエヴァ舞台挨拶も最高だったよな!!

長沢美樹さんが好きなんだけどすっごい綺麗なドレス着てて最高だった

あー舞台見に行きたいよぉー

Twitter見てるといつも深夜まで起きてて心配だよおー

女性声優の話ばっかりしたけど、一番好きなのはやっぱり緑川光かな

みんなも好きな声優教えて

anond:20210329131319

ガチエヴァオタの人々の感想は内容以前にエヴァへの想いが強すぎて直視できない感じ

シンエヴァ感想

シンエヴァ感想が出切った感じだけどどれを読んでも

みんなひょっとして面白かった良かった、と思い込みたいだけだけじゃないのかなと感じる。

庵野秀明の才能やばない?

シンゴジラエヴァときて次のシンウルトラマンが傑作だったら

もはや日本映画界の羽生善治みたいなもんじゃ

anond:20210329111402

パヤオ時代からエヴァさん新海とアニメ大衆に広がっていったのと

役者の小遣い稼ぎ」って自虐してた時代から90年代に主に子安などが声優可能性を模索して色々露出したりしていた成果だと思う。

anond:20210329082628

Twitter初日にシン・エヴァ見て今日に至るまでもうずっとあることないこと語ってるクラスタ複数あるんですが……

anond:20210329082628

うーん、一日中語るのは無理だけど、

例えば一緒に住んでいるとか、フルタイム職場にいるでもいいんだけど、

思い出したように、エヴァのあれってさ…、みたいに語るんだったら、

何日どころか何年でもできそうだけどね

そんな感じでくだらない話に付き合ってくれるオタな異性を募集したいぐらいな気もするのだけど、

からは一向に女の子は降ってこないし、昨日は雨だし、今日黄砂とかニュース言ってるし、

中国は昔農業のために人工的に降雨させる実験に核を使ったりしてたわけだけど、

今度は人工的に女の子を降らせる実験とか試みてほしいところ

そうすれば近い将来、今日の天気は雨のち女の子とか、曇りところによって女の子、とか、

最近梅雨女の子ばかり降ってくる日が続いて憂鬱だなあ、とかなるわけで、

女の子が降らないで困っている農家にも朗報となる気がするのだった

赤いボタンラストシーン(シンエヴァネタバレ感想

赤いボタンを知ってるか。



戦闘配置につくサクラが、自室から耐爆隔離室のシンジ電話をする場面。

「何かの時は赤いボタンで呼んでください」


赤いボタンナースコール的なものと思われるが、艦内が侵食された際もシンジ君が押さなかったため、

溶ける弾の次くらいにネタにされるアイテム

(押したけど停電で使えなかったという説もあり)


ただ、シンジ隔離室にはそれらしきボタンは見当たらない。

柱に緑と赤の丸いのが付いてて、これか?とも思ったけど、なんかの器具のランプっぽい。

それに備え付けならのナースコールなら最初説明するだろうし。

単純に、電話に赤いボタンがついてる可能性もあるが、それなら普通に番号教えればいいだけだし。

やっぱりサクラから直通のボタンを渡してたんじゃないかなぁ。

あとから電話説明してるのも、戦闘配置になったときのためにあらかじめ渡しておいた感じで。

「何かのとき」ってのも体調不良とか怪我とかじゃなく、

射殺許可理由ニアサー遺族に襲撃される可能性とか、

作戦の都合でエヴァに乗せられそうになる、みたいなケースも想定してたんじゃないかと。

普通医官ならどうしようもないけど、サクラ少尉には銃があるし。

あと、赤いボタン携帯式なら、DATとかチョーカーと同じくマイナス宇宙に持ち込んでたかもしれないんだよな。

押したらイマジナリーサクラ召喚される。

あとは、駅を出たところでポケットボタンに気づいて、押したら現実世界に戻ってくるとか。


振動の強弱が調整できるようになってて、ゲンドウに見せたら大人になったな…と褒めてくれるとか。






ラストシーンについて。



「相変わらずいい匂い」「君こそ相変わらずかわいいよ」ってやりとり、

アスカの裸に動じなかったり、別れ際に動画撮ろうとするケンケンみたいな、男女の仲をほのめかせてる感じがしてたんですけど、

「相変わらず」って言葉ちょっと気になるんですよ。毎日会ってる人に「普段と変わらず」とかあんま言わないじゃないすか。いや、言う人は言うかも知れんけど。

例えば、TV版の8話で加持さんがミサトさんのことを「相変わらず凛々しい」「相変わらず寝相は悪いのか?」みたいなこと言うんですけど、これ久しぶりの再会で、変わらないところを確認してるセリフなんですよな。だから二人も久しぶりに会ってるということなんじゃないかなぁ。

で、ゲンドウがマイナス宇宙人間には知覚できないから、LCL記憶から認知可能な形に再構成するみたいな話をしてたじゃないすか。

それで背景がミサトさんの部屋になったり、ゲンドウが子供になったりしてたんだと思うんですけど。

から相変わらずいい匂いかわいいってのは、再構成されても相変わらず現実記憶)どおりの匂いとか容姿で知覚されてるってことなんじゃないかと。声が神木に変わってたのは再構成されたからで。

マリの「だーれだ?」の下りも、ヴンダー内で一回やったことの繰り返しなんすけど、これはシンジ再構成されて知覚できなかった時のための符丁じゃないかと。

それと、字幕版だと役名が男と女になってた、とも聞いたことがあって。自分で見たわけじゃないか未確認情報ですけど、エヴァがないか普通の男女になったとも、シンジに似てるだけの別人とも言われてますが。観客もシンジマリとして知覚してるけど、マイナス宇宙から実際はわかりませんよ?ってことかもしれない。

まぁ、迎えに来たのはマリだけど、だからってマリエンドとは限らないんじゃないすか?って言いたいだけなんですけも。


なんで執着が宇部新川駅なのかってのは、うまくこじつけられそうもないしよくわかんないんですけど、

監督地元に行ってこれから庵野お礼参りするって解釈が一番好き。

庵野さん、空から女の子が降ってきません!

春になりましたが、未だに夜空の下で待機するには辛い季節

未だに私には空から女の子が降ってきません

マイナンバーカード交付申請書はちゃんと来るのに

ところで、シンエヴァは遠回しに宮崎駿氏に、

たまには先生原点回帰してラピュタみたいに分かりやすい話を創ってみては?

というメッセージだったのではないだろうか

観に行ってないけど

でも、出合頭でパンを咥えた女の子と衝突するのも嫌だよなあ

損害賠償請求とかされるんではないかと思うと

エヴァ感想を知らない人達SNSで言い合って思ったこ

なんか自分の好きなyoutuberはこう言ってたとかコメントする人が少なくなくて、時代は変わったんだなって思ったよ。ほんの5年前では考えられなかった。

小さい頃好きだったテキストサイト広告収入で暮らせるようになっていれば、今の2ch文化が周囲分布するようになっている今のインターネット様相ともまた変わってたんだろうなとは最近思う。

シン・エヴァンゲリオン庵野秀明の手になる死海文書である

 ネタバレあり。

 つまり散逸してバラバラになった過去記憶の断片という意味合いで、それは死海文書なのである

 はっきり言えば今作で庵野のやりたかたことが十全に表現できているとは思えない。本来別の青写真があったにも関わらず、着地点が微妙にズレている気がする。

 例えば、アスカシンジ行方だとか、マリの作中での扱いとか、あるいは、ループする世界とか、月面の世界とか。

 そういうものが完全に描き切られていたとは思えない。

 庵野忸怩たる思いなのではなかろうかと、外野ながらに推測する。

シン・エヴァンゲリオン庵野秀明の手になる死海文書である

アスカシンジ行方

 アスカヒロインであるしかシンジとは最終的に結ばれることは無かった。最終的に彼女の心を射止めたのは相田ケンスケである

 正直なところ、アスカの扱いがやや雑なのは否めない。当方アスカ派なので、「お、おう」といった気分である

 庵野秀明がアスカ役の宮村優子にフラれたのが原因であるとか、そういう説もある。

 実際のところよく分からないけれど、要するに庵野自身アスカを受け入れられない理由があったのは間違いあるまい。旧劇のラストシーンに見られる通りである

 旧劇のラスト解釈は様々に別れるのだけれど、アレは結局、他者自己エゴの延長としてしか捉えられないことへの絶望だったのではなかろうか。

 他者を愛しているはずが、結局他者を介して自己投影し、その自己愛着しているに過ぎないことへの絶望があのシーンには表れていたように思う。

 他者に決して行き着くことのない煩悶こそが、旧劇のラストシーン意味ではないか個人的には思っている。

 とは言え、旧劇における破滅的なラストを、今作で繰り返すことは無かった。

 否定的評価を随分と集めている今作ではあれど、あのラストシーンの繰り返しにならなかったことは庵野における重要進歩であることは間違いない。あれをもう一度繰り返さなかっただけでも、今作は評価に値する。

 庵野アスカへの執着を振り切り、別の愛を見つけたのである

 それは良いことなんだけれど、やはり視聴者としては少しばかり置いてけぼりなのだ

 そして、マリ=モヨコ女史説が頻りに訴えられている通り、マリ庵野にとってどこまでもエゴとはかけ離れた場所からやって来た存在であり、だからこそ、エゴ呪縛に苦しめられることなく、庵野マリヒロインとして愛することができたのではないかと、そう思う。

 それにしてもシンジ心理描写も雑であるそっくりさんとの悲劇的な離別を経て、彼が何かを学んだことは間違いない。

 つまりそっくりさんクローンであり、偽物であったとしても、その一回の生を全力で生きており、そこに生命尊厳があったのだ……ということをシンジは学んだのであろう。

 これは、後述のループ世界観とも合致する成長プロセスである

 とは言え、やはりその描写簡素というか説明不足な感が否めない。というかまだまだシンジは「神話になれ」と唄う例のテーマソング示唆する精神状態には、行き着いていないのではなかろうか。まだ成長の途上段階なのではあるまいか。まだ、父親を救済できるほどの人格を備えてはいなかったのではあるまいか

 彼は本当に神話になれたのであろうか。

 ラスト近くにてゲンドウを救済するシンジくんの姿に、些か置いてけぼりの感があった。

マリの作中での扱い

 散々言われている通りである

 庵野氏が相互的な愛情をほぼ初めて維持できたのが、伴侶であるモヨコ女史との関係性だったのだと思う。

 庵野エゴの外側からやって来た彼女によって、彼はエゴ呪縛から解かれたのであろう。

 でもそのエゴ呪縛が解かれるシーンを作中でちゃんと描いてないから、やっぱり展開が唐突に見えてしまうのだ。

ループする世界

 あの世界はループしているというのはもはや自明だったと思う。真っ赤になった海は、旧劇のラストシーンの流れを受け継いでいる。

 また、貞本義行によるコミック版のラストシーンもまた、ループを思わせる展開に収束する。

 エヴァ世界ループしている。それが庵野秀明の世界であることに間違いはあるまい。

 我々の暮らす宇宙は遥か昔にこの座標に生まれ、未だにそのエントロピーは激しく運動し続けている。

 しかし、いつかはそのエントロピーが相似形を描き、同じような結末と始まりを繰り返すのではないか、などと想像したことのある諸氏は多いことと思う。

 エヴァ世界は、そのような意味合いループしている。その周期は何年周期なのだろうか?

 相対性理論的に、物体運動に基づいてのみ時間を測定しうるのであれば、そこに時間的経過を求めることは難しそうだけれど。

月面世界

 Fly me to the moon.

 And let me play among the stars.

散逸した記憶としての死海文書

 人々の記憶を結びつけるものを俺は描いてもらいたかった。

 何度闇を潜り抜けても息づいている記憶の姿を全力で描いてもらいたかった。

 庵野が描いてくれたものには、ある程度は満足することができたのだけれど、完全な青写真ではなかった感がある。

 それはあくまで、後世に受け継がれた、散逸した記憶の断片の内の一枚に過ぎなかったのではなかろうか。

 まだ、散逸した断片は幾つもこの世界残留していることと思う。

 それを繋ぎ合わせるのは庵野ではなく、この世界に無数に存在している無名有名のクリエイター達なのかもしれない。

シンエヴァ感想で一番醜いのはやっぱ旧劇世代

とくに初見感想だけを引きずり続けているような人の感想が一番醜い

逆によくそ認識のまま序破Qと見る気になったなと思うくらい浅い

それでいてエヴァ自分世代のもの自分たちの作品だと勘違いしてるのが痛々しい

作品をしっかりみてない、向き合えてない、受け止めきれてないのに自己から滲み出たもの映画の内実と勘違いして構成された感想醜悪さよ

この世代のひとでも旧劇を含めて真摯作品に向き合い続けて鑑賞している人たちは比較的まともな感想になっている が、それでもやはり作品をそのまま受け止めることができてない、かつての感覚を捨てきれてない感じの感想が出てきているのは、ある種の恐怖をおぼえる

シン・エヴァ感想 ※広義のネタバレ含む

この間シン・エヴァ観て来たので感想を書く。

公式ネタバレ解禁したらしいし。

ネタバレが嫌な人はここでブラウザバックするといいよ。

もう観た人やネタバレ別にいい人は読んでくれるとうれしいよ。
















まあ、ネタバレって言えるほどのネタバレも書く気はないけど。

観た人と感想を共有したくて書くだけ。

ま、断っとかないとうるさい奴がうるさそうなので。




















さて、書くか。

この作品エヴァンゲリオンは「完結」らしい。

実際に観てみるまでは、

またまた〜そんなこと言ってまたモヤっとしたエンドなんでしょ〜?」

と思っていたが、観終わってみると、確かにこれは「完結」であった。

シン・エヴァは俺に物語の「完結」という概念を教えてくれた。

すなわち、エヴァが「完結」するとは、観客が「もう続きは観なくていいか・・・」と思うことなのだった。

序を観た時は

エヴァなのに大人ちゃん大人してる!斬新!!!

って感想が巷に溢れていた。

そりゃもう本当、逆に斬新だったよな。

破を観た時は

「こういうエヴァがあってもよかった!!!続きが早く観てえ!!!

と思ったもんだったよ。

心がぽかぽかしたよな。

その期待を一身に背負って出てきたのがQだった時の絶望たるや。

まさに僕の気持ちを裏切ったな!状態

「完結」とは程遠い、「早く続きを観せろ!」という状態だった。

そして今回のシン・エヴァである

なんと言うか・・・シンプルダサい

キャラの心情の変化がおかしい。

「設定」を説明しきっただけで「物語」として成立していない。

おもしろくない・・・

なんとも言い難いのだけれども、全体的にダサい

綾波田植えをするのは斬新でよかったが、全体的になんとも言えないダサさが漂っている。

敵のデザインダサい

服のデザインダサい

セリフダサい

システムUIデザインダサい

画面がごちゃごちゃしていて、何と戦っているのか分からない戦闘シーンが多い。

だいたいエヴァセンスっていうのは、エヴァという制御できない力、現象への恐怖、畏怖、制御しきれない無力感

そしてエヴァという強大な力を恐れながら利用する人の賢さ、全能感、生へのしぶとさが絶妙バランスで混ざって生まれる、独特のものだった。

それがまるでない。

活動限界が来ないエヴァなんてエヴァじゃないだろう。

早く電池切れてさっきまでの超常の力を発揮できなくなって無力感に苛まれろよ。

そして思春期特有アイデンティティ・クライシスと相まって独自センスを醸し出せよ。

登場人物の心情変化がおかしい、公式解釈違い起こしている。

劇中でさんざんシンジに「メンタル弱すぎ」って怒鳴ってるアスカだけど、

トウジやケンスケが大人の余裕でうじうじしたシンジを受け入れ、心の傷が癒えるのを辛抱強く待っているのに

「先に大人になった」って自称してるアスカ子供のまますぎてイラつく。

14歳女の子がそういうキャラだと愛らしいのに、28歳でそれって、単純にキャラとして魅力がない・・・

シンジ立ち直るの急過ぎるだろ。

心的外傷を負って何もできなくなっても腹は減る。

泣きながらレーション食べなきゃならないのは情けないよな。

どうなるんだろって思ってたら、様子を見に来た綾波に、

「みんなどうして僕に優しいんだよ!」

って叫んでて、自分がいじけてるだけだって自覚あるんか〜い!

シンジよ、綾波が溶けて悲しいか

それが「大人」になるきっかけになったらしいが、まともにからんでたの一週間くらいだろ。

多分一番悲しんでるの、一緒に仕事してたおばちゃん達だぞ。

それくらいでキャラ変わるくらい成長すんなよ!!!

だいたい、シンジ君はメンタルが弱いというほど弱いわけではない。

いきなり巨大ロボを操縦して巨大生物と戦えって、誰だって

「できるわけないよ!」

って言いたくなるだろう。

例えば、近所に熊が出たから、

「猟銃持って駆除してきて」

って言われて

「やってみる」

って言える人はどれくらいいるんだ?

10代でも30代でも60代でも、目の前に傷だらけの少女が出てきて、お前がやならきゃこの子が熊撃ちに行くぞって空気圧力かけられても、やるなんて言い出せないだろ普通

それをやるって言えるんだから男気のある奴だよシンジ君は。

ただちょっと陰キャなだけだよ。

やったことないだけの釣りを「できない」なんて断る奴じゃないだろ。

公式解釈間違ってるとしか言いようがない。

後半では何かと「やってみる」と言うようになるが、そんな安請け合いできるような簡単な話だったら誰も苦労しないんだよ。

つまんねぇな!!!

そして、自分はこれが一番の問題だと思うが、ゲンドウとユイのなれそめが映画の中で描写されてない。

観客の大部分はTV版も旧劇場版も観ているから、ゲンドウが人類補完計画を進めている理由は知っているはずだが、新劇の中ではほとんど触れられていない。

もしも新劇だけを観ている人がいたら、ゲンドウに向かって

「ああ見えて実はカワイイ所がある」

なんて言う女性がかつて居たという、衝撃の事実を知ることはない。

ここを書き忘れたなんてことはありえない。

後半でゲンドウが半生を振り返りながら内心を吐露するシーンがあるのだから

その前に生前ユイゲンドウの心温まる交流の回想でもなければ、このシーンの価値が無くなってしまう。

人類を皆殺しにしてても取り戻したかった物がなんなのか観客に示すことなく、

ゲンドウの内心に大きく尺を割く制作上の動機はない。

から制作陣は、TV版にはあったこれらのシーンをわざと省いたのだ。

なぜか?

おそらく、制作陣はシン・エヴァを、序から始まる新映画版を完結させる気で作ってないのだ。

もうこれ以上「続きを作れ」と言われない形でまとめることだけを優先したのだろう。

よっぽどもうエヴァを作りたくないんだな。

いろんな所から「もうエヴァ作りたくない」ってインタビューが聞こえてきてたけど、これほどとは。

もしゲンドウの行動を正当化できてしまうようなシーンを描いてしまったら、

前半で描かれたトウジやヒカリケンスケの、慎ましくも幸せ生活を全てぶち壊してでも取り戻したいと思えてしまえるような、

そんな幸福ゲンドウが得ていたと描いてしまったら、必ずファン

「続きが観たい」

と言うからだ。

今回のゲンドウの内心の吐露で、ゲンドウは子供の頃から陰キャで人嫌いだったのが大学ゼミ彼女できて全部どうでもよくなった、っていうしょうもない奴だと分かってしまったわけだ。

ユイとの生活では、さぞかしカワイイ所を見せていただろうよ。

でもそれはシン・エヴァでは描かれることはなかった。

だってそんな所を見せられたら、「続き」が観たくなるもんな。

エヴァの『続き』を作れ」

って言われてしまうよな。

いくらでも商業成功できるスピンオフ展開が思いつくぞ。

碇ゲンドウの子育て日誌なんてどうだろうか。

不器用だが一生懸命ゲンドウがユイと一緒に赤ちゃんだったころのシンジを育てる話とか。

絶対に当たるわ。

離乳食を食べさせようとして悪戦苦闘するゲンドウ。

手が滑って自分の頭から離乳食かぶってしまう。

なにやってんの!」

とあきれるユイ

そこで一言

問題ない」

絶対に当たるわ。

実際にこういうスピンオフをやるかどうかはともかくとして。

そういう話を考えたくなるほど、物語にのめりこめるってことが重要だった。

エヴァはそういう物語だった。

だが、それじゃ永遠にエヴァの続きを作れ」と言われてしまう。

から、のめりこめない話を作って「完結」にした。

そういう制作陣の意図が随所に感じられる作品だった。

つまんなかったな。

から俺達が言うべきことは一つなんだろうと思う。

エヴァはもう忘れた!

シン・ウルトラマン楽しみにしているぞ!!!

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