はてなキーワード: エヴァとは
旧劇やQでみんなが阿鼻叫喚になっているのをニヤニヤ眺めながら自分はそういうの分かってます受け止めてますってポーズしてた人たちでしょ。
自分たちは理解しています貴方たちとは違うんですって態度を続けてきた事への因果応報なのに、受け入れられずつまんねーとか駄作とか騒いでいるの本当に見苦しい。
このブコメとかからも自分たちに対する「特別感」が溢れ出てて本当に笑える。
https://b.hatena.ne.jp/entry/4700372410263054178/comment/preciar
明日シン・エヴァンゲリオンを観賞するのだが期待していいものだろうか。
「序」はTV版と変わらず、「破」は絵も綺麗で展開も早く楽しめたがその分優等生感がでてしまいエヴァの良さが半減していた。「Q」は新しいことをしたいのはわかるが視聴者が置いてけぼりで、正直シンジ君並に話についていけない。
「シン」はどうなることやら。
庵野さん、本当に本当にお疲れさまでした。
庵野さんの描く世界観に惹きつけられたスタッフの皆さんも、お疲れさまでした。
巷に流通するネタバレ系ブログでさんざんストーリーについての感想は書かれているので、今更私が書くこともない。
NHKの番組も見た。NHK側がどんどん庵野さんのワールドに汚染されていくのが心地よかった。
言えることは庵野さんがエヴァンゲリオンという自分を投影させたアニメーションを世に出した功罪に26年間悩み続けて、なんとかして終止符を打ちたかったわがままな作品がシン・エヴァンゲリオン劇場版IIだったんですねと。
NHKの番組で庵野さんのわがままを受け入れ協力し自分の能力を注いでいるスタッフの姿は本当に美しかったです。
不完全な世界が微妙な調和で進んでいく時間軸に、あまりにも不調和だったエヴァンゲリオンの世界がどんどん吸い込まれて行った時、自分自身のエヴァの世界観との決別をせにゃならん時がついに着たのだと理解し劇場で泣きました。
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
00 | 82 | 7835 | 95.5 | 40.5 |
01 | 63 | 7939 | 126.0 | 47 |
02 | 35 | 5021 | 143.5 | 43 |
03 | 18 | 2794 | 155.2 | 74 |
04 | 24 | 4881 | 203.4 | 73 |
05 | 22 | 2332 | 106.0 | 71 |
06 | 21 | 1564 | 74.5 | 35 |
07 | 52 | 8190 | 157.5 | 51 |
08 | 85 | 9601 | 113.0 | 42 |
09 | 175 | 12193 | 69.7 | 44 |
10 | 107 | 8940 | 83.6 | 45 |
11 | 105 | 10034 | 95.6 | 47 |
12 | 139 | 13703 | 98.6 | 42 |
13 | 140 | 6891 | 49.2 | 31 |
14 | 97 | 9745 | 100.5 | 44 |
15 | 149 | 9516 | 63.9 | 28 |
16 | 131 | 13681 | 104.4 | 53 |
17 | 119 | 9429 | 79.2 | 45 |
18 | 107 | 9789 | 91.5 | 45 |
19 | 136 | 13459 | 99.0 | 46 |
20 | 124 | 18258 | 147.2 | 53 |
21 | 165 | 12872 | 78.0 | 35 |
22 | 194 | 22765 | 117.3 | 42 |
23 | 157 | 21200 | 135.0 | 43 |
1日 | 2447 | 242632 | 99.2 | 42 |
バックログ(8), さくらみこ(5), 自然主義的誤謬(3), 宝鐘マリン(3), おっぱい星人(5), dx(4), 星雲(4), ヘイト本(3), 男性声優(9), NURO(5), 昔の男(3), ぶつかり稽古(3), ぶつかり(19), ショタ(11), 同人誌(30), V(26), リスナー(7), VTuber(13), 著作権(13), 役者(7), エヴァンゲリオン(7), 庵野(10), 映画館(14), ぶつかっ(8), 声優(20), 訴訟(8), Vtuber(19), BL(31), カレー(18), 腐女子(32), エヴァ(14), セーフ(11), 作家(17), 機械(11), 公開(23)
■anond:20210328090605 /20210328092442(44), ■絶対に食べられないけど食べてみたいものある? /20210328184324(31), ■少年キャラの声は女性声優がいいって風潮にむかつく /20210328224854(24), ■ぶつかりおじさんって何が楽しくてあんなことやってるんだ /20210327212335(19), ■卒業式に出たいという気持ちが一秒も湧かなかった /20210324092024(18), (タイトル不明) /20210329144558(16), ■呪術廻戦・五条悟の人がR指定レベルのポルノアニメに出演した件について /20210327103146(16), (タイトル不明) /20210329004841(15), ■「何日でも語れる」←ウソをつけ〜っ! /20210329082628(14), ■一番うまいレトルトカレーは銀座カリーです。 /20210329103230(12), ■だれか正しい借金のしかたを教えてほしい /20210329151740(11), ■昔の男が明るかったのって /20210329164701(11), ■専業声優がどんどん強くなってる /20210329111402(11), ■[人間性センター] 忌々しい「はてラボ人間性センター」に自動で解答する、人間性を備えたロボットを自作したので共有する /20210328163443(10), ■最良の映画館とは /20210327212309(10), ■地元の動物園がなんかうさぎ飼いに燃やされて草 /20210327231744(9), ■電話が死ぬほど怖い /20210328233100(8), ■どの業界も老人がずっと現役なので若者に出番がない /20210329112958(8), ■VTuberのBL朗読 /20210329162548(8), ■むかつく上司に獣王痛恨撃をくらわせたい /20210329073838(7), ■明日からはちゃんとやるぞ /20210329165145(7), ■増田の使いづれー所トップ15 /20210329172442(7), ■生活保護バッシングに苦しむ人へ /20210329193510(7), ■東京生まれ東京育ちの同僚が少しおかしい気がする /20210329232703(7)
関係ないぞ
当初はもう少しキャラクターに厚み(単なるアバターではなくエヴァのキャラクターとして描く)を持たせる予定だったが
なかなかアイデアがまとまらないうちに絶対に破れない締切になってしまい
完成を優先した
好きなら見に行っていいと思うよ
映画見た翌日までなら私も話聞けたけど
なんか逃げちゃダメだとか笑えばいいと思うよって主人公が言ってるのは知ってる
でもそこまででそれ以上はそもそも興味ないし見る気も起きない
一応言っておくけど作品の否定はしないし好きな人は見て好きなこと言えばいい
私もエヴァンゲリオン見たことあるなら多少はわかるけど一度も見たことないからね
いつになったら落ち着くのか
私は超どうでもいいし、そもそも知らないし
こら!!どいつもこいつも寂しい話ばっかりしやがって
(いやだいたい毎日そうだが…)
まずは野村道子だ
野村さんが出てくると、画面にパッと花が咲いたようになる!!!
最高だと思う!!!
ばかやろーなんで死んじゃったんだよー
帰ってきてー
うっうっ…
幼女戦記の演技がすごく良かったんだよね〜
お話は正直そんなに面白くなかったけど、芝居が良すぎて全部見ちゃった
あんな作品はなかなかないよー(お話が好きな人ごめん…私バカだから難しくてよくわかんなかったんだ…)
あ〜素晴らしすぎるー
長沢美樹さんが好きなんだけどすっごい綺麗なドレス着てて最高だった
あー舞台見に行きたいよぉー
女性声優の話ばっかりしたけど、一番好きなのはやっぱり緑川光かな
みんなも好きな声優教えて
パヤオ時代からエヴァさん新海とアニメが大衆に広がっていったのと
「役者の小遣い稼ぎ」って自虐してた時代から、90年代に主に子安などが声優の可能性を模索して色々露出したりしていた成果だと思う。
うーん、一日中語るのは無理だけど、
例えば一緒に住んでいるとか、フルタイム職場にいるでもいいんだけど、
思い出したように、エヴァのあれってさ…、みたいに語るんだったら、
何日どころか何年でもできそうだけどね
そんな感じでくだらない話に付き合ってくれるオタな異性を募集したいぐらいな気もするのだけど、
空からは一向に女の子は降ってこないし、昨日は雨だし、今日は黄砂とかニュース言ってるし、
中国は昔農業のために人工的に降雨させる実験に核を使ったりしてたわけだけど、
そうすれば近い将来、今日の天気は雨のち女の子とか、曇りところによって女の子、とか、
赤いボタンを知ってるか。
戦闘配置につくサクラが、自室から耐爆隔離室のシンジへ電話をする場面。
「何かの時は赤いボタンで呼んでください」
赤いボタンはナースコール的なものと思われるが、艦内が侵食された際もシンジ君が押さなかったため、
(押したけど停電で使えなかったという説もあり)
柱に緑と赤の丸いのが付いてて、これか?とも思ったけど、なんかの器具のランプっぽい。
それに備え付けならのナースコールなら最初に説明するだろうし。
単純に、電話に赤いボタンがついてる可能性もあるが、それなら普通に番号教えればいいだけだし。
あとから電話で説明してるのも、戦闘配置になったときのためにあらかじめ渡しておいた感じで。
作戦の都合でエヴァに乗せられそうになる、みたいなケースも想定してたんじゃないかと。
普通の医官ならどうしようもないけど、サクラ少尉には銃があるし。
あと、赤いボタンが携帯式なら、DATとかチョーカーと同じくマイナス宇宙に持ち込んでたかもしれないんだよな。
あとは、駅を出たところでポケットのボタンに気づいて、押したら現実世界に戻ってくるとか。
振動の強弱が調整できるようになってて、ゲンドウに見せたら大人になったな…と褒めてくれるとか。
ラストシーンについて。
「相変わらずいい匂い」「君こそ相変わらずかわいいよ」ってやりとり、
アスカの裸に動じなかったり、別れ際に動画撮ろうとするケンケンみたいな、男女の仲をほのめかせてる感じがしてたんですけど、
「相変わらず」って言葉がちょっと気になるんですよ。毎日会ってる人に「普段と変わらず」とかあんま言わないじゃないすか。いや、言う人は言うかも知れんけど。
例えば、TV版の8話で加持さんがミサトさんのことを「相変わらず凛々しい」「相変わらず寝相は悪いのか?」みたいなこと言うんですけど、これ久しぶりの再会で、変わらないところを確認してるセリフなんですよな。だから二人も久しぶりに会ってるということなんじゃないかなぁ。
で、ゲンドウがマイナス宇宙は人間には知覚できないから、LCLが記憶から認知可能な形に再構成するみたいな話をしてたじゃないすか。
それで背景がミサトさんの部屋になったり、ゲンドウが子供になったりしてたんだと思うんですけど。
だから相変わらずいい匂い、かわいいってのは、再構成されても相変わらず現実(記憶)どおりの匂いとか容姿で知覚されてるってことなんじゃないかと。声が神木に変わってたのは再構成されたからで。
マリの「だーれだ?」の下りも、ヴンダー内で一回やったことの繰り返しなんすけど、これはシンジが再構成されて知覚できなかった時のための符丁じゃないかと。
それと、字幕版だと役名が男と女になってた、とも聞いたことがあって。自分で見たわけじゃないから未確認情報ですけど、エヴァがないから普通の男女になったとも、シンジに似てるだけの別人とも言われてますが。観客もシンジとマリとして知覚してるけど、マイナス宇宙だから実際はわかりませんよ?ってことかもしれない。
まぁ、迎えに来たのはマリだけど、だからってマリエンドとは限らないんじゃないすか?って言いたいだけなんですけも。
春になりましたが、未だに夜空の下で待機するには辛い季節
未だに私には空から女の子が降ってきません
たまには先生も原点回帰してラピュタみたいに分かりやすい話を創ってみては?
というメッセージだったのではないだろうか
観に行ってないけど
なんか自分の好きなyoutuberはこう言ってたとかコメントする人が少なくなくて、時代は変わったんだなって思ったよ。ほんの5年前では考えられなかった。
小さい頃好きだったテキストサイトも広告収入で暮らせるようになっていれば、今の2ch文化が周囲分布するようになっている今のインターネットの様相ともまた変わってたんだろうなとは最近思う。
ネタバレあり。
つまり、散逸してバラバラになった過去の記憶の断片という意味合いで、それは死海文書なのである。
はっきり言えば今作で庵野のやりたかったことが十全に表現できているとは思えない。本来別の青写真があったにも関わらず、着地点が微妙にズレている気がする。
例えば、アスカとシンジの行方だとか、マリの作中での扱いとか、あるいは、ループする世界とか、月面の世界とか。
そういうものが完全に描き切られていたとは思えない。
庵野は忸怩たる思いなのではなかろうかと、外野ながらに推測する。
アスカはヒロインである。しかしシンジとは最終的に結ばれることは無かった。最終的に彼女の心を射止めたのは相田ケンスケである。
正直なところ、アスカの扱いがやや雑なのは否めない。当方アスカ派なので、「お、おう」といった気分である。
庵野秀明がアスカ役の宮村優子にフラれたのが原因であるとか、そういう説もある。
実際のところよく分からないけれど、要するに庵野自身にアスカを受け入れられない理由があったのは間違いあるまい。旧劇のラストシーンに見られる通りである。
旧劇のラストの解釈は様々に別れるのだけれど、アレは結局、他者を自己のエゴの延長としてしか捉えられないことへの絶望だったのではなかろうか。
他者を愛しているはずが、結局他者を介して自己を投影し、その自己を愛着しているに過ぎないことへの絶望があのシーンには表れていたように思う。
他者に決して行き着くことのない煩悶こそが、旧劇のラストシーンの意味ではないかと個人的には思っている。
とは言え、旧劇における破滅的なラストを、今作で繰り返すことは無かった。
否定的な評価を随分と集めている今作ではあれど、あのラストシーンの繰り返しにならなかったことは庵野における重要な進歩であることは間違いない。あれをもう一度繰り返さなかっただけでも、今作は評価に値する。
それは良いことなんだけれど、やはり視聴者としては少しばかり置いてけぼりなのだ。
そして、マリ=モヨコ女史説が頻りに訴えられている通り、マリは庵野にとってどこまでもエゴとはかけ離れた場所からやって来た存在であり、だからこそ、エゴの呪縛に苦しめられることなく、庵野はマリをヒロインとして愛することができたのではないかと、そう思う。
それにしてもシンジの心理描写も雑である。そっくりさんとの悲劇的な離別を経て、彼が何かを学んだことは間違いない。
つまり、そっくりさんはクローンであり、偽物であったとしても、その一回の生を全力で生きており、そこに生命の尊厳があったのだ……ということをシンジは学んだのであろう。
これは、後述のループ的世界観とも合致する成長プロセスである。
とは言え、やはりその描写は簡素というか説明不足な感が否めない。というかまだまだシンジは「神話になれ」と唄う例のテーマソングの示唆する精神状態には、行き着いていないのではなかろうか。まだ成長の途上段階なのではあるまいか。まだ、父親を救済できるほどの人格を備えてはいなかったのではあるまいか。
彼は本当に神話になれたのであろうか。
ラスト近くにてゲンドウを救済するシンジくんの姿に、些か置いてけぼりの感があった。
散々言われている通りである。
庵野氏が相互的な愛情をほぼ初めて維持できたのが、伴侶であるモヨコ女史との関係性だったのだと思う。
庵野のエゴの外側からやって来た彼女によって、彼はエゴの呪縛から解かれたのであろう。
でもそのエゴの呪縛が解かれるシーンを作中でちゃんと描いてないから、やっぱり展開が唐突に見えてしまうのだ。
あの世界はループしているというのはもはや自明だったと思う。真っ赤になった海は、旧劇のラストシーンの流れを受け継いでいる。
また、貞本義行によるコミック版のラストシーンもまた、ループを思わせる展開に収束する。
エヴァ世界はループしている。それが庵野秀明の世界観であることに間違いはあるまい。
我々の暮らす宇宙は遥か昔にこの座標に生まれ、未だにそのエントロピーは激しく運動し続けている。
しかし、いつかはそのエントロピーが相似形を描き、同じような結末と始まりを繰り返すのではないか、などと想像したことのある諸氏は多いことと思う。
エヴァ世界は、そのような意味合いでループしている。その周期は何年周期なのだろうか?
相対性理論的に、物体の運動に基づいてのみ時間を測定しうるのであれば、そこに時間的経過を求めることは難しそうだけれど。
And let me play among the stars.
何度闇を潜り抜けても息づいている記憶の姿を全力で描いてもらいたかった。
庵野が描いてくれたものには、ある程度は満足することができたのだけれど、完全な青写真ではなかった感がある。
それはあくまで、後世に受け継がれた、散逸した記憶の断片の内の一枚に過ぎなかったのではなかろうか。
とくに初見の感想だけを引きずり続けているような人の感想が一番醜い
逆によくその認識のまま序破Qと見る気になったなと思うくらい浅い
それでいてエヴァは自分の世代のもの、自分たちの作品だと勘違いしてるのが痛々しい
作品をしっかりみてない、向き合えてない、受け止めきれてないのに自己から滲み出たものを映画の内実と勘違いして構成された感想の醜悪さよ
この世代のひとでも旧劇を含めて真摯に作品に向き合い続けて鑑賞している人たちは比較的まともな感想になっている が、それでもやはり作品をそのまま受け止めることができてない、かつての感覚を捨てきれてない感じの感想が出てきているのは、ある種の恐怖をおぼえる
観た人と感想を共有したくて書くだけ。
ま、断っとかないとうるさい奴がうるさそうなので。
さて、書くか。
実際に観てみるまでは、
「またまた〜そんなこと言ってまたモヤっとしたエンドなんでしょ〜?」
と思っていたが、観終わってみると、確かにこれは「完結」であった。
すなわち、エヴァが「完結」するとは、観客が「もう続きは観なくていいかな・・・」と思うことなのだった。
序を観た時は
って感想が巷に溢れていた。
そりゃもう本当、逆に斬新だったよな。
破を観た時は
「こういうエヴァがあってもよかった!!!続きが早く観てえ!!!」
と思ったもんだったよ。
心がぽかぽかしたよな。
その期待を一身に背負って出てきたのがQだった時の絶望たるや。
「完結」とは程遠い、「早く続きを観せろ!」という状態だった。
なんとも言い難いのだけれども、全体的にダサい。
綾波が田植えをするのは斬新でよかったが、全体的になんとも言えないダサさが漂っている。
画面がごちゃごちゃしていて、何と戦っているのか分からない戦闘シーンが多い。
だいたいエヴァのセンスっていうのは、エヴァという制御できない力、現象への恐怖、畏怖、制御しきれない無力感、
そしてエヴァという強大な力を恐れながら利用する人の賢さ、全能感、生へのしぶとさが絶妙なバランスで混ざって生まれる、独特のものだった。
それがまるでない。
早く電池切れてさっきまでの超常の力を発揮できなくなって無力感に苛まれろよ。
そして思春期特有のアイデンティティ・クライシスと相まって独自のセンスを醸し出せよ。
劇中でさんざんシンジに「メンタル弱すぎ」って怒鳴ってるアスカだけど、
トウジやケンスケが大人の余裕でうじうじしたシンジを受け入れ、心の傷が癒えるのを辛抱強く待っているのに
「先に大人になった」って自称してるアスカが子供のまますぎてイラつく。
14歳の女の子がそういうキャラだと愛らしいのに、28歳でそれって、単純にキャラとして魅力がない・・・
シンジ立ち直るの急過ぎるだろ。
心的外傷を負って何もできなくなっても腹は減る。
泣きながらレーション食べなきゃならないのは情けないよな。
どうなるんだろって思ってたら、様子を見に来た綾波に、
「みんなどうして僕に優しいんだよ!」
それが「大人」になるきっかけになったらしいが、まともにからんでたの一週間くらいだろ。
だいたい、シンジ君はメンタルが弱いというほど弱いわけではない。
「できるわけないよ!」
って言いたくなるだろう。
例えば、近所に熊が出たから、
「猟銃持って駆除してきて」
って言われて
「やってみる」
って言える人はどれくらいいるんだ?
10代でも30代でも60代でも、目の前に傷だらけの少女が出てきて、お前がやならきゃこの子が熊撃ちに行くぞって空気で圧力かけられても、やるなんて言い出せないだろ普通。
やったことないだけの釣りを「できない」なんて断る奴じゃないだろ。
後半では何かと「やってみる」と言うようになるが、そんな安請け合いできるような簡単な話だったら誰も苦労しないんだよ。
つまんねぇな!!!!
そして、自分はこれが一番の問題だと思うが、ゲンドウとユイのなれそめが映画の中で描写されてない。
観客の大部分はTV版も旧劇場版も観ているから、ゲンドウが人類補完計画を進めている理由は知っているはずだが、新劇の中ではほとんど触れられていない。
「ああ見えて実はカワイイ所がある」
なんて言う女性がかつて居たという、衝撃の事実を知ることはない。
ここを書き忘れたなんてことはありえない。
後半でゲンドウが半生を振り返りながら内心を吐露するシーンがあるのだから、
その前に生前のユイとゲンドウの心温まる交流の回想でもなければ、このシーンの価値が無くなってしまう。
人類を皆殺しにしてても取り戻したかった物がなんなのか観客に示すことなく、
だから制作陣は、TV版にはあったこれらのシーンをわざと省いたのだ。
なぜか?
おそらく、制作陣はシン・エヴァを、序から始まる新映画版を完結させる気で作ってないのだ。
もうこれ以上「続きを作れ」と言われない形でまとめることだけを優先したのだろう。
よっぽどもうエヴァを作りたくないんだな。
いろんな所から「もうエヴァ作りたくない」ってインタビューが聞こえてきてたけど、これほどとは。
もしゲンドウの行動を正当化できてしまうようなシーンを描いてしまったら、
前半で描かれたトウジやヒカリやケンスケの、慎ましくも幸せな生活を全てぶち壊してでも取り戻したいと思えてしまえるような、
そんな幸福をゲンドウが得ていたと描いてしまったら、必ずファンは
「続きが観たい」
と言うからだ。
今回のゲンドウの内心の吐露で、ゲンドウは子供の頃から陰キャで人嫌いだったのが大学のゼミで彼女できて全部どうでもよくなった、っていうしょうもない奴だと分かってしまったわけだ。
でもそれはシン・エヴァでは描かれることはなかった。
だってそんな所を見せられたら、「続き」が観たくなるもんな。
「エヴァの『続き』を作れ」
って言われてしまうよな。
不器用だが一生懸命なゲンドウがユイと一緒に赤ちゃんだったころのシンジを育てる話とか。
絶対に当たるわ。
「なにやってんの!」
とあきれるユイ。
そこで一言
「問題ない」
絶対に当たるわ。
実際にこういうスピンオフをやるかどうかはともかくとして。
そういう話を考えたくなるほど、物語にのめりこめるってことが重要だった。
だが、それじゃ永遠に「エヴァの続きを作れ」と言われてしまう。
だから、のめりこめない話を作って「完結」にした。
つまんなかったな。
だから俺達が言うべきことは一つなんだろうと思う。
「エヴァはもう忘れた!