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はてなキーワード: セックスワーカーとは

2021-08-01

セックスワーカー差別するなってツイート結構見かけるんだけどさ

そんな主張じゃなくて、セックスワーカーが世の中に居なくても良くなるように声を上げるほうが良いんじゃないの?

女にしろ男にしろ、性を売りにして危険と隣り合わせでお金を得る人なんて、本当は一人も居ないほうが良いよね??

anond:20210731150157

たこいつに釣られたのかお前ら。

この増田精神知的障害がある低学歴あたおかセックスワーカーだぞ。

セフレに利用されて捨てられてはその度に性的需要はあることを同性にマウント取って自尊心オナニーしてるから

北条かやと同じで嫌われる要素しかないわな。

健全な男からも好かれず真っ先に避けられるだろう。

見当違いな理由つけてコミュニケーションが成立しないんだから改善余地もない。ご愁傷さま。

女性仕事出来なくても素直で前向きならちゃん評価してくれる。お前は見下してるのが伝わってるんだよ。

一度自分の行動と感情を切り離して観察してみな。

2021-07-31

弱者女性」と言われて、男に全く相手にされないブスを想像するのではなく

何故かセックスワーカーだのシングルマザーだの客観的に見たら別に全く弱者ではない類型想像するのって

男だけじゃなく女も女に対する深刻なルッキズム汚染されていると思う

https://anond.hatelabo.jp/20210731150157

弱者男性」と言われたら、女に一切相手にされない低スペブサメン想像するのに

弱者女性」と言われた時には何故かそれと同レベルの低スペブスは想像されない不思議

セックスワーカー」の一体何処が弱者なの?

容姿に恵まれ大金を稼げてるんだから客観的に見て別に弱者でも何でもないでしょ

2021-07-16

anond:20210716114550

なるほど、具体的論理的意見で参考になります

 1 仕事として成立する、と言える範囲を越える危険があるという理由で、そもそも仕事として認めるべきではないという意見

 2 合法化によって従業員安全維持を徹底しようとすれば(利用者から見て魅力が薄れて)多くの利用者個人による非管理売春流れるという意見

1と2はそれぞれ別の話ですが、どこか底の方でつながっているようにも感じました。つまり管理化されると魅力が薄れるというその「魅力」は、逆から言えば、1のようなリスクセックスワーカーが負っているからこそなのではないかと。つまり、単に性欲を満たすサービスとしての需要の底に、本質的もっと暗い何かを潜ませているのではないかということです。

少し前に増田で読んだ記事ですが、小金をもった人が、若い女の子Youtuberに法外な投げ銭をすることで、少しずつ相手感覚を狂わせて、いわば合法的に一人の人間人生を壊すことを楽しむ、という話がありました。売買春にもいくらかはそういう側面があるからこそ、そこにはぬぐってもぬぐい切れないリスクがあると言えるのかもしれません。そうなると、結局倫理問題に行きつき、その先に想定されるのはつまるところ売春というモノの撲滅、しかないのでしょう。けれども、あなたがおっしゃるように、それが決して成功しえないところにこの方向の議論限界もまたあると思いますサルでも思いついて実行することを、この地上から消し去ることができようはずがありません。

まり、「どんなに正論をかざしても、売春が消えることは無いですよね?」というのがやはり議論大前提であって、だからこそ「どうすれば不幸の総量を減らすことができるだろうか?」というプラクティカル立場しか、この問題に対する対し方はないのではないかというのが、つまり最初に書いた(1)の主張ということになります。(1)によって上の2の事態が発生する、というのは、データをもちえないので肯定否定もできないのですが、起こり得ないとまでは言えない気もします。ただ、明らかに組織的に業として行われることと、個人間で行われることの、規模や性質の違いを踏まえるならば、そこやはり別々に考えた方がよいのではないかという気もします。ソープランドはじめ、店を構えて業として性風俗を行うものは全国でおよそ1万軒。1軒あたり平均して20人ほどが勤務するとして、その20万人の安全を高めることは(仮にそのことで非管理売春従事する人の数が1万人増えたとしても)優先されるべきことだと、プラクティカルには言えるのではないでしょうか。

anond:20210716112012

いやいや。いきなり本音ベースの話にしちゃアカンでしょ。売春違法。OK。だから「『男が女を金で買うこと』の正当性倫理性」は、ここでは論点でない。男性であろうが女性であろうが、性をお金で買うことは不当で非倫理的です。オーケー当たり前の話。そこには私もあなたも争いがない。たとえば賭博は不当で非倫理的で、ついでい違法です。だから、たとえば地下賭博場を開いてる人、捕まる。働いている人、保護されない。仕方ない。オーケー。誰もそれ問題だと言わない。

でも、今問題になってるセックスワーカーは、たとえて言えばパチンコ屋の店員。店に来てる人全員、そこで行われていることが実質は賭博であることを知ってる。警察も知ってる。賭博は不当で非倫理的です。でもね、三店方式という言い訳によって、あくまであれは遊戯という建前で警察も目をつぶってるわけ。でもって、パチンコ屋は法に基づいて営業してて売り上げ申告もして課税もされて、公的合法的営業しちゃってるわけ。なのにあなたは、いきなり本音ベースの話を持ち込んで「賭博は不当で非倫理的」という見解の下に、パチンコ屋の従業員労働者として扱われなくてもオーケーだと言おうとする? それはさすがにヤバくないですか? ということ。いきなりそこだけ本音ベースで「賭博ダメから彼らは労働者じゃない」なんて言い出したら、全国のパチンコ店員困りますよ。おねーさん

というわけで、そこは今のところ(1)を否定する論点にならないと考えてます

セックスワーカー地位が向上した世界性風俗に行きたい

風俗サービスを受けるのは気持ちいから好きなんだけど、「貧困につけこんでいる」「若い女性を消費している」みたいなこと言われるのは嫌なので、ちゃんとした仕事になってほしい。ちゃんの対価を払ってサービスを受けてるだけなのに、なんでそんなこと言われないといけないんだ。

新人なのでよくかりません」とか「女の子の機嫌を取らないと受けれないサービスがあります」みたいなのも面倒。ちゃんとしたプロフェッショナルになってほしい。そういうやりたりをするのが面倒だから店にいってるのに勘弁してほしい。

あと、公に認められてないせいか不便なとこも多い。現金払いが基本なのも面倒で、クレジットカードもしくはiDで支払いしたい。Webサービス全然進んでなくて、電話しないと予約とれないのが信じられない。1クリックデリヘルを呼びたい。

セックスワーカー地位向上を目指す団体寄付を受けつけてるとこがあったら教えてほしい。

セックスワーカーは望んでその仕事に就いたわけじゃない!

そりゃそうかもしれんけどその「望んで」がどのラインの話なのかってことなんだよな。

例えば知り合いのAV嬢は「短期でまとまった金が欲しかった」から単体でAVに出演して1か月で10本撮って1000万くらい稼いだんだけど、これに対して「他に金を稼ぐ方法があったらAVにはでなかったんじゃないの?」って言うことは簡単だけど、じゃあ彼女に「1か月で1000万稼げる方法」があんの?って話なんよね。

1か月で1000万稼ぐということを望んだから仕方なくAVに出演したって言うのは「本人が望んだこと」なの?「望んでない」ことなの?

もちろん、騙されてとか脅されてとかそういうガチで「金も要らないのにセックスワークをさせられている人」は救うべきだと思うよ。そもそも犯罪だし。

anond:20210716110745

セックスワーカー労働権利問題について、誰も触れていないことがある。

それは「男が女を金で買うこと」の正当性倫理性についてだよ。

セックスワーカーのしていることを「労働」として認めてしまうと、男女平等理念に反していることを認めてしまうことについてはどう思っているの?

なので1は認められない。

女性風俗容認して、女も男を買うことを倫理的に認めるのであれば整合性はあるけど。

セックスワーカー尊敬する

何故ならお金を払うだけで性行為をしてもらえるからだ。

もしセックスワーカー存在しない世界だったら、俺はどうやって性行為できるのかわからなかっただろう。

から俺はセックスワーカー尊敬する。

尊敬しているかこちらもマナーを守る。セックスワーカー人間なのだから人間として嫌がる事をしない、思いやりを持つ事を大切にする。

でも69(シックスナイン)は拘りなので必ずさせてもらう。

セックスワーカー達がちゃん仕事として認められるよう、世の中の偏見差別から解放されるべきだと本気で思う。

でも69(シックスナイン)はやらせてもらう。拘りだからだ。

セックスワーカーが69(シックスナイン)をする気配がなかったら、こちから「69(シックスナイン)しよう」と切り出してでも69(シックスナイン)させてもらう。

そこは拘りだからだ。

こっちが一方的クンニしたり、フェラしてもらったりするのでは駄目だ。

お互い同時にやったりやってもらったりつまり69(シックスナイン)じゃないと絶対絶対に駄目なのだ

拘りだからだ。


何よりもまずセックスワーカーの69(シックスナイン義務化を要請する。

2021-07-15

anond:20210715130237

はてなーセックス感はとても屈折してる。セックスのもの描写ゾーニングが出来てないと嫌うくせに、

セックスべき論とかセックスワーカーの地位みたいなメタセックスの話はとても好物だ。

女子のものについての議論よりパンティーについての書き込みの方が多い。

メタ記号だけもてあそんでいる人たちなんだよなって

セックスワーカーって言うけど

少なくとも日本では売春仕事じゃないよね

基本的違法行為だよね

まずは売春を法的に仕事と認めさせるところから始めるべきでは?

フェミニストが私からセックスワークを奪おうとしてる

最近フェミニスト原則翻訳に対して、Twitterセックスワークを認めないで!ってフェミニスト達が言ってるけど、私からセックスワーク自由を奪わないでほしい。

セックスワーク大金をもらえるのって女として生まれもって得られる権利だと思うんだけど、尊重してもらえないの?

男性ときっと、こんなことできないよ?

私は兼業セックスワーカーだけど、好きでこの仕事をしてる。

28歳。

本業の昼職は年収700万円強で、同年代の男の人よりもかなり稼いでる自信がある。

だけど副業セックスワークでは、本業の1/3くらいの労働時間で、年収は1.5倍くらい貰ってる。

去年は昼職くらいしか貰えなかったけど、それを含めても、5年平均でそれくらい。

今だけしかこんなに貰えないのは分かるけど、お金を抜きにしてもこの仕事は好き。

きっとこれから副業としてセックスワークを続けていくと思う。

冒頭に戻るけど、フェミニスト達には私からこの仕事を奪わないでほしい。

日本海外セックスワーク文化

日本におけるセックスワーク話題になってるが、個人的セックスワーク自体労働の一つであり、需要もそう簡単になくなるものではないだろうと思ってる。

気になることがあるとすれば、日本セックスワークに対する視点があまりにもマイナスであることが一般的であることだろうか。逆に海外セックスワーカーと彼らを取り巻くカルチャーセックスポルノを割とポジティブものと捉え、働く女優役者として出演した動画などに誇りを持っている人間が多いように感じる。プロダクションハイクオリティなところが増え、支払われる報酬日本のそれとは比べ物にはならないのかもしれないとは思うが、日本セックスワーク海外を見習って恥じる文化からなんとか抜け出せないものだろうか。

anond:20210715173014

なぜかセックスワーカー強制されてるって前提で論じてるアホが多すぎるよね

生活費のために働かないといけないレベル強制感っていうならほとんど全員そうだからセックスワーカーの特色でもないか関係ないし

anond:20210714201137

あんた嘘つきだな。それだけの仕事観があるなら、セックスワーカー労働者(事業主雇用されている労働者、つまり被雇用者)として認められていないことは当然理解しているはずだ。

これ完全にこの増田が嘘つきじゃないか

元増田労働者だって話してるのに、勝手被雇用者に摩り替えてるだけじゃん。

セックスワーカー自営業者(たいていは個人事業主)として自己責任で働くことを強いられているんだぞ

強いられてないよね。

個人事業主として働くことを各自選択してるだけだよね、誰が強いてんの?

セックスワーカーは無理やり働かされてるって前提を勝手に作って積み上げてるだけじゃん

セックスワーカー差別」って「奴隷差別」くらいに違和感のある言い回し

いや奴隷(『セックスワーカー』)にさせられている事そのもの差別なのであって

そこから解放しようとするのは差別じゃなくて差別反対でしょうに

セックスワーク差別があるからセックスワーク従事者は高級取りになれる

セックスワーク差別が無くなり、セックスワーク従事することが当たり前になったら自然市場価値は下がっていき儲けは減る

セックスワーカー的にはどっちが良いんだろうね

anond:20210715142430

70年経過しようが、「男が女を買うのは倫理的に許されません、反論余地はありません」という原理原則は今も変わらないんだよ。

セックスワーカー地位向上?そこでしか働けない人や働きたい人がいる?

ちゃんちゃらおかしいね

anond:20210715142430

では今のフェミは「男が女を金で買うこと」そのもの容認しているんだ。

その上でセックスワーカー達の働きやす環境を作る?

今のフェミ男性優位社会の手先だね。

anond:20210715135859

自分は「同情しろ」とは言ってないけど、あなたの指摘にはなるほどと思う点もある。確かにセックスワーカー仕事は、若くしてピークを迎えてしまい、セカンドキャリアが難しくなる点で、建設業従事者よりアスリートに近いかもしれない。

ちょうど先日、アスリートセカンドキャリア支援をしている人から大阪での生活保護受給者野球部出身者が多く含まれていたという話を聞いた。高卒に見合った学力を身に付けないままスポーツの道で成功を目指し、その大半が夢をかなえられずに社会に出る、そのときに潰しが効かず就労困難者になってしまパターンが多いと言っていた。セックスワーカー境遇とは違うけれど、何らかの社会支援必要存在なのは間違いない。

anond:20210714185723

セックスワーカーも立派な職業みたいな言説ってさー。

パパ活は皆やってるから怖くないよみたいな感じのこと言って普通の子援助交際させようとするのと一緒じゃん。

どんな理想があろうとも現実に起きることは素直に信じちゃう頭の弱い子がクソみたいな業界に沈むのを手伝うだけのことだよね。

それで一番喜ぶのは風俗店経営者やらスカウトやらホストだよ。

業界構造から目を背けて搾取しようと手ぐすね引いてる連中の手伝いをしてどうする。

セックスワーク差別無知からやってくる」というけれど…

自分セックスワーク擁護派だけど、「セックスワーク差別無知からやってくる」(https://anond.hatelabo.jp/20210714185723)を書いた元増田ロジックはだいぶマズいというか突っ込まれどころが多いので、もう少し理論武装してください。通常の賃労働とは違うセックスワーク固有の困難というのは確かにあって、セックスワーク当事者たちも、そのことはきちんと問題化しているので。

安全確保

そもそもセックスワークというのはワーカーの安全確保がとても難しい。行為性質的に、どうしても個別性・私秘性が求められ、たいていは誰からも見られない場所、多くの場合密室で、1対1で行うということになる。特に店舗風俗では完全にアウェイ相手の自室に1人で入っていくことになるので非常にリスクが高い男性相手女性セックスワーカー場合フィジカルに圧倒的な差がある。事前のルールで決められた以上の行為強要する顧客もいる。自室にカメラを仕込んで盗撮を仕掛ける顧客もいる。そういった「意図的な悪意のリスク」に一定確率さらされるというのは、建設現場など通常の肉体労働では起こらないセックスワーク特有リスクだ。

健康リスク

健康問題についても、「内臓を売ってるってことなら、サラリーマンは眼球を売ってるでしょ」みたいな悪質な比喩問題を誤魔化してしまう。臓器を売り渡しているわけではないが、臓器(内性器や口腔)を使わせる自由は売っていて、このことには普通の「ワーク」にはないリスクが伴う。特に女性器への挿入を伴うセックスワークは、眼球で何かを見ることとは比較にならない健康上のリスクがある慢性的侵襲、性感染症意図せぬ妊娠など、就労を一時中断したり、離職を決断しなければならなくなったり、将来的な妊孕性を損ねてしまうといったケースも普通にある。またワークを通して何かあったとき労災環境も全く確保されていない。その点、何度も比喩に使われている建設業は、労災労働環境保全過去事故反省もあって、非常にしっかりしている(たぶん平均的なサラリーマン職場よりちゃんとしてる)。そういうところも大きな差がある。

感情労働

セックスワークが売るものは、性行為とその行為に伴うさまざまなファンタジーだ。このファンタジーには「その行為が単なる金銭目当てのサービスであってほしくない、金銭の対価として自分提供される商行為であってほしくない」という利用者幻想も含まれることが多い。お金のためにやっているのに、「お金のためだけにやっているわけではない」ようなフリをすることが求められたり好まれたりするという倒錯的な構造がある。たとえば、実際は気持ちよくないのに気持ちよがって見せる、相手好意を持っているように見せる、セックスが好きだから自分天職だと演じる、など。別のペルソナを身に付け、本当はそうではないのにそうであるように振る舞うのは感情労働一種で、このことはワーク当事者にとってストレスになることが多い。多くのサービス業には感情労働的な性質があるが、その「程度」は全然違う。身体への性的アクセスを許して、そのことに快感を感じているように演じて、相手にはビジネス以上の繋がりを感じているように振る舞うということを1日に何回も繰り返すのが、本人の精神健康にどう影響するか想像してみてほしい。

職業としての向上・展開の難しさ

セックスワークは長く生業とするのが難しい。特に日本男性向けセックスワーク業界では「プロ」へのニーズが低い。これはさっきの「その行為が単なる金銭目当てのサービスであってほしくない、金銭の対価として自分提供される商行為であってほしくない」という幻想とも密接につながっている。セックスワーク業界は、セックスワークに関する技術を徹底的に磨いたベテランプロフェッショナルほどサービス付加価値高まる、という構造になっていない。むしろ技術が拙いことが「素人っぽさ」「初々しさ」として評価されることもある。風俗店でもAVでも「新人」には高い価値がつけられる。普通の賃労働では技術の拙さが評価につながることはないが、セックスワークではプロありすぎないことが求められる。経験を積むことはさほどプラス評価にならない(時にマイナス評価になる)のに、年齢が上がることはマイナス評価に直結していく技術より容姿・年齢がワーカーの付加価値を左右するから素人女子高生女子大生セックスワークの分野で高い付加価値を持ってしまうし、加齢を経てセックスワークに携わり続けることが難しくなっている。メディアの発達によって、その気になればいつでも誰でも性行為を売れるようになったことで(援助交際からパパ活SNSまで)、ますますプロ付加価値は下がっている。

これは私見だけど、この構造があるので、元増田の言う「合法化したほうが業界団体ができたり、まともな資本が入ってきたりして安全面含めたセックスワーカー労働環境がどんどん良くなっていくと思う」については自分はあまり肯定できない。管理されていてセキュリティを確保されているプロは、管理されていないリスキーアマチュアに売り負ける。今後セックスワークはどんどんネット経由で地下に潜っていく。それを防ぐには、管理売春合法化と同時に、非管理売春の厳格犯罪化と取締りを行うことになる。普通の「ワーク」にはこんなことは起こらない。このこと自体セックスワーク特殊性をよく表している。

こういうセックスワークをめぐる構造問題特殊性ちゃんとわかった上で、それでもセックスワーカー権利獲得とセキュリティ向上のために活動しているアクティビストには頭が下がる。そこでしか働けない人、そこでしか働きたくない人がいる以上、そういう人達がより安全に快適に働ける環境作りをしていくという意味では労働運動の正道だし、圧倒的に女性就労者が多い現場で固有の問題を考えていくという意味ではフェミニズムの本道でもある。自分としては精一杯支援したい。

元増田セックスワーク擁護をしたいなら、こういうセックスワーク当事者支援者が認識している論点無視したり、「ワーク」全般セックスワークを脇の甘い比喩でまぜこぜにしたりして、本人達の意に沿わない正当化をしないほうがいいと思う。あの書き方だと、逆に「無知だけどセックスワーク擁護してる人」になりかねない。

追記

みなさんコメントありがとうございます自分的に重要な指摘だと思ったことにコメントします。

id:allezvous 「それを防ぐには、管理売春合法化と同時に、非管理売春の厳格犯罪化と取締りを行うことになる。普通の「ワーク」にはこんなことは起こらない」法律行為代理医療行為を筆頭にした資格制の業務でよくあるような

行為との対比は一度書きかけてやめたのですが、コメントいただいたので少し書いてみます。医行為法律行為代理免許制資格になっている理由は、提供するサービスの質を保ち、その利用者保護するためだと思いますが、上記理由セックスワークを許認可制とする場合、その制度設計はワーカー側の身体健康安全利用者から保護することが主眼となり(そのことは利用者を守ることにも繋がると思いますが)、目的と方向が真逆になっています

セックスワーク特殊性ひとつに「ワーカーの身体による利用者へのサービス」ではなく「ワーカーの身体への、利用者一時的アクセス権」自体を売るという側面と、それに伴う固有の脆弱性(vulnerability)があります。他の一般的な「ワーク」で、こうした受動的・対象的・客体的な要素を持つ賃労働、「利用者から自分が何かをされるのを受け入れること」自体サービスとする賃労働を、私は他に知りません(あえて言うなら猫カフェの猫はそうかもしれません)。この構造は、セックスワーク普通の「ワーク」になることを難しくしている、ひとつアポリアだと思います

追記追記

id:aquatofana さん、id:m7g6sさん、id:pekee-nuee-nueeさん、id:yetchさんが、「受動的・対象的な要素を持つ賃労働」の例として、医療・製薬業界治験バイトを挙げてくださいました。確かに身体のもの一時的供出、それに伴う健康的・身体リスクの受忍という点で、似通った部分があります。一方で治験というのは、旧厚生省治験検討会の方針もあって、一貫して労働ではなく善意ボランティアという体裁になっており、支払われるお金治験協力への直接の報酬ではなく「被験者負担軽減費」(治験参加に伴う物心両面の種々の負担を勘案した、​社会的常識範囲内における費用の支払いによる被験者負担の軽減のための費用)という名目になっています報酬金額制限されていること、終了後に4ヶ月の休薬期間が設けられていることも含めて、「ワーク」にならないような工夫が凝らされていますとはいえ、実際は色々な抜け道を駆使して治験ボランティア収入だけで暮らすことも不可能ではないようですが)。

国や業界がなぜ治験を純然たる「ワーク」にしなかったのか、してはいけないのか、というのは、セックスワークの「ワークとして成立することの困難」を考えるうえで、ひとつの手がかりになるかもしれません。治験については、おそらく行政にも医療従事者にも『①個人自己身体一時的相手使用させ、②相手の〈自己身体使用〉に伴う身体的・健康リスクを引き受けること、それ自体を商行為にしてはいけない』という感覚が強くあるのだと思います

このうち①は、みなさんご指摘のように、多くのセックスワーク業態に含まれている要素です。②は、本来セックスワーク現場から排除されているべきですが、現実には看過できない頻度で発生している要素です。しかも実際にリスク事象が起こったときには、その責はワーカー自身に帰されがちです。たとえば、ワーカーが性感染症感染したり、意図せぬ妊娠をしたとして、世の中で利用者管理監督者・ワーカーのうち誰を責める言説が多いかといえば、圧倒的に「風俗で働いてるワーカーの自業自得」という声だと思います(そしてそのことは、仮に売春周旋行為合法化されても変わることはないのではないかと思います)。これは、多くの人が「セックスに直接関わる行為には、どれだけ運用を工夫しても一定身体的・健康リスクが伴う」と理解していることの現れだとも言えます

セックスワークには利用者がやってよい行為」と「やってはいけない行為」の距離が極めて近いという特徴もあります性的に興奮している利用者は、意図して、あるいは意図せずに、その「やってよい行為」と「やってはいけない行為」を隔てている薄皮を破るかもしれません。いわゆる本番行為がある性風俗店派遣風俗では、その〈薄皮〉は0.02mm厚のコンドームだけかもしれません。あるいは、キス禁止にもかかわらず、抱きついているワーカーの顔をつかんでキスを迫ること。本番禁止にもかかわらず、素股というサービスを受けているときにワーカーの腰を掴んで挿入を試みること。おっパブで働くワーカーの乳首舐めるのではなく、噛むこと。「自己身体のもののへの直接のアクセス利用者許可している」という脆弱状態にあるので、利用者が予め設定したライン欲求や興奮とともにほんの少し踏み越えただけで、ワーカーの健康リスクに直結するという構造があります

建設業では現場建設従事者に健康診断結果の提出を義務付け、毎朝朝礼を行い、現場パトロール実施し、ヘルメット安全帯・安全靴・長袖服の着用を義務づけるなどして、そのワークに伴うリスク可能な限り抑制します。風俗業界では、店員ドライバー男性による様々な処罰(いわゆる「業界流儀」)によって、そのワークにともなうリスク可能な限り抑制します。この両者は、似ているようで違います建設業では、ワークの現場監視し、ワーカー自身を防護し、事故リスクを減少させ、事故時のダメージを最小化しています風俗業では、ワーカー自身利用者から防護することはできません(一時的身体へのアクセス権を利用者提供すること=ワーカーの身体利用者から防護しないこと自体が、サービスに含まれいるからです)。管理者がワークの現場監視し、利用者が「やってはいけない行為」に及ぶ瞬間に介入して中断させることもできません(処罰担当者は、実際の行為が行われている空間の外にいるからです)。

中規模以上の建設現場では、しばしばゼロ災の継続日数が掲示されていますが、店舗風俗では、しばしば出禁罰金などの制裁行為を受けた利用者たちの顔写真掲示されています代表的な「業界流儀」です)。これは、後者では、たとえ事後の処罰があっても禁止行為に及んでしま利用者一定数いること、そしてその行為被害を受けたワーカーも同数いることを表していますセックスワーク現場でワーカーがさらされる健康的・身体リスク抑制が「事後制裁」という形式しか行えず、それが現実抑制力として100%機能しているわけではないことは、セックスワーカー安全衛生の確保、そしてそれが大前提になるはずのセックスワークの「普通のワーク」化を困難にしている、重要な要因だと思っています

この追記追記ちょっと取り留めなくてすみませんが、治験という切り口から考えたことをつらつら書かせていただきました。

anond:20210714185723

観点全然違うんじゃよ

彼女らに取って「女性性的眼差しに晒されることは女性蔑視であり、差別である」と言うのがドクトリンなんだ

からセックスワークなんて性的眼差しに晒されることを良しとする女性存在自体裏切りものであり、セックスワーカーは望まずその身分に貶められた存在でなければならないんだよ

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