はてなキーワード: 額面通りとは
今日、朝の生放送バラエティ番組「ラヴィット!」で誤って北朝鮮の資料映像が8秒ほど流れてしまった
軍事施設の外観や北の将軍様や軍事パレードが映し出されたのだが
本来であればJアラートについて報道する際に流す映像が誤って流れてしまった、とアナウンサーが謝罪していた
実際、一昨年の11月、生放送中にミサイルが発射されJアラートが鳴った際には番組を中断してニュース番組に切り替えたことがあったのだが
テロップの有無の違いこそあれど映像は今日流れたものと同じだったそうだ
ついでに言うとその映像はミサイルの落下と市民の安全が確認されJアラートが解除された後に
しかしヤフコメやXでは「TBSは北朝鮮と内通しているに違いない!」「恐ろしすぎる!!」「緊急時に北朝鮮の映像を流そうとしていたなんて!!」「プロパガンダだ!!」と批判の声一色だ
北朝鮮のニュースに使う用の映像があらかじめ用意されている=陰謀、というのがまったくピンとこない
スギ花粉が多いことを知らせる時に花粉を撒き散らすスギの映像、
日本がスポーツで勝ち進んだ時用、あるいは敗退した時用のテロップなど
〇〇があった時用の映像をあらかじめ用意している、というのはごく普通のことではないのか?
あらかじめいつでも映像を切り替えられるように準備していることそのものが仕組まれていることの証明だと言っている人たち、
この大勢のコメントの主は全員人工地震界隈にでも属しているのだろうか?
もしかすると「Jアラートの緊急時などに使用するために準備していた映像」という言葉を額面通りに受け取りすぎて
ティロンティロンとJアラートのあの音声が流れている間、避難指示ではなく北朝鮮の軍事パレードを画面いっぱいに流し続け恐怖を煽るつもりだった、という風に勝手に妄想しているのではないだろうか
一昨年の放送を例に画像付きで誤解を解こうとしている人もいるが全然伸びないしTBSやバラエティ番組が相手であれば誹謗中傷やデマを拡散しても良いと思っている人が多いので
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec5e090ca27b6f2cca25d086bf44fb3cc4c4e218
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-03-18/SAK7CZDWLU6800
nin*****
このニュースの重要なポイントは、トランプは不動産評価額の水増しで融資を詐取した詐欺容疑で訴えられていることと、その上でトランプと司法省のどちらかを信じるかは金融機関の自由であることだ。
本当にトランプの主張する通り、詐欺事件がバイデンの陰謀で保有不動産に本当に額面通りの価値があるなら金融機関は金を貸せば大儲けできる。逆にトランプがウソをついていたら金融機関は大損する。
そういう取引、そういう前提だ。
そして実際に「トランプを信じるか信じないか、お前の金を賭けろ」という選択を迫られた金融機関30社は、その全てが「信じたら損するからヤダ」と言ってきた。
共和党がどれだけギャオろうが、Qアノンがどれだけギャオろうが、テメーのカネで直接損得が発生するならみんな正直にぶっちゃけるものである。
nin*****
というか裁判所が上手いんですよねこれ。いかにもアメリカ的な金融工学的な頓知いいますか。
トランプが「俺の出した評価額にウソはない。この評価額で銀行から融資を受けるのは正当な行為だ」と言い張ったのに対して、裁判所は「じゃあ保証金はその金額にするから、今から銀行行ってその土地で実際に金借りてみせて」って返したんですよね。
もちろんトランプがウソ付いてなければ(1割や2割盛ってる程度なら)金融機関も利息ウハウハですから余裕で借りられるわけですが、既に何倍も盛っていることが金融機関にもバレていて金融機関も独自調査で裏を取ってますからまあそりゃ絶対貸すわけがない。
ほんとこういう状況になると金は正直です。
今日は私たちの話を聞いていただき、ありがとうございます。
ヴォックスとアイクもここにいます。私たちは、セレンタツキの契約終了をめぐる出来事について、少し時間を割いて話したいと思っています。
こんにちは、皆さん。
はじめに、ANYCOLORのスタッフや法務チームと話し合い、私たちが何を言えるかについて協議しました。
しかし、状況が非常にデリケートであるため、共有できる情報には限界があることをご理解ください。
私たちライバーも、会社も、この状況に深く影響を受けており、非常に真剣に取り組んでいます。
議論されるすべての内容は、弁護士によって承認されたものか、私たちの個人的な経験に基づくものです。
何か話す前に、NIJISANJI ENとして非常に明確にしておきたい重要なことがあります。
私たちは、関係するすべての当事者に対するいかなる種類の嫌がらせも容認しません。
NIJISANJI ENのメンバーと話し合った結果、この配信を行うために私のチャンネルを使用することを自ら志願しました。
さらに、状況についてのビデオが、この数時間後にTazumiさんから直接リリースされることも伝えられています。
しかし、この配信で私たちが言うことは、私たち自身の言葉であり、感情です。
この問題について沈黙していたことで、心配を引き起こした場合は、まずお詫びしたいと思います。
先月、スタッフはセレンの弁護士から、ANYCOLORでの彼女の主張された経験の例を含む文書を受け取りました。
問題の文書には、一部のライバーの個人情報が含まれており、それが私たちに送られたとき、この情報が公開される可能性があることを知りました。
情報の中には、私たちの個人の安全を脅かし、私たちの中の一部をドキシングの危険にさらすものもあります。
特に、この文書の一部は、ミリー、エナー、そして私が住んでいる場所をほのめかしています。
しかし、セレンが文書で一部のライバーの個人情報について行った有害な主張もあり、私たちは単に真実ではないと信じています。
この状況について話すことによって、自分自身だけでなく、周りの人々の安全にも危険を及ぼす可能性があるため、脅威を感じて怖がっていました。
このようにすべてが展開しなければならなかったことが非常に悲しく、この間影響を受けたすべてのファンに深くお詫びします。
セレンが彼女のカバーが非公開にされたことについてツイートした後、いくつかのENメンバーがセレンに連絡を取り、私たちは懸念を表明しました。
彼らは本当に心配していましたし、私たちはみんな状況について模索していたので、状況を理解したいと思っていました。
彼女が私たち全員に入院について通知した後、私たちはすぐにお互い、そして彼女のマネージャーに連絡を取り、彼女の安全を確認しました。
彼女のマネージャーもすぐに彼女の緊急連絡先に連絡を取り、状況について私たちに随時更新しました。
多くの人にとって非常に困難な時期であり、正直なところ、他に何を言えばいいのかわかりませんが、再び皆さんに感謝します。待っていてくれて、ありがとうございます。
ヴォックス・アクマ:
本当に大変な時期で、皆に影響を与えていることがわかります...私にも影響を与えました。
だから、セレンとの私の経験について話しにこの配信に参加しています。少しでも状況の背景を理解してもらうために、私が知っていることを共有したいと思います。
この配信を見ている多くの人が自分なりの意見を持っていることを知っていますので、私が提示する情報を可能な限り額面通りに受け取っていただければと思います。
この最近の状況は、セレンがTwitterで彼女の最新の曲のカバーがスタッフによって非公開にされたと主張し、その理由や文脈を一切説明しなかったことから始まりました。
実際には、彼女はリリース日の前に音楽ビデオの内容をマネージャーに事前に送るよう求められていました。これは、すべてのライバーが同意することです。
彼女のマネージャーはこれについて非常に明確に彼女とコミュニケーションを取りましたが、彼女は管理側がチェックする時間を与えずにカバーをリリースし、結果的に非公開にする必要がありました。
チェックがクリアされ次第、再公開される予定でした。
管理側は、リリースが問題ないことを確認した後に彼女がカバーをリリースすることを完全に意図していました。
このような出来事のパターンが以前にも何度かありました。2023年8月のFall Guysトーナメント、同年5月のボイスパック、そして同じく5月の衣装コンテストがそれにあたります。
これらの状況のそれぞれで、セレンは私が言及したプロジェクトの1つに取り組んでいて、他のすべてのライバーが受け取り、従っているように、スタッフと特定の側面を確認するための明確なコミュニケーションを受け取るでしょうが、彼女は毎回協力を拒否し、スタッフが適切に対応すると、ANYCOLORの評判を傷つける公の声明を出します。これらの状況が繰り返されるにつれて、私自身を含む他のライバーは非常に不安で悲しんでいました。
ですので、私自身を含む他のライバーがセレンに近づき、最新の状況、つまり彼女のカバーが非公開にされたことの扱いについて尋ねた理由を、この文脈が説明してくれることを願っています。
私を含む一部のライバーは、セレンがそのような方法でカバーについてツイートした理由を尋ね、それが不必要で有害だと感じていると表明しました。
セレンの弁護士によると、これが過去の経験の蓄積であり、セレンがいじめられたり嫌がらせを受けたりしたと主張するものであると彼らは主張しています。
想像できるように、これは非常に深刻なことであり、私はセレンとの友情を通じて、彼女が抱えているかもしれない問題について、私が機会があるたびに彼女をサポートし、彼女と話をすることを最善を尽くしました。
彼女の弁護士によってANYCOLORに送られた文書を徹底的に検討し、私が個人的に知っていること、そしてセレンが友人として私に伝えたことに基づいて、自分自身を含む他のメンバーはこれらの主張が完全に真実ではないと強く信じています。
私は、この事件についてセレンとのコミュニケーションの仕方が公正で合理的であったと自信を持って言えます。特に、この行動パターンの繰り返しによる私たちの不安を考えると。
また、セレンの弁護士がANYCOLORに提出した文書には、セレンが私の知らないうちに私を秘密裏にプライベートな音声通話で録音していたと記されています。
その録音で具体的に何を言ったのか全く記憶にありませんが、その時のツイートに関するトピックであったことは知っています。
この文書によると、セレンはこの録音を、スタッフがメンバーの中で特定の人々を優遇している証拠として使用したいと考えていました。当時、私はそのツイートをしたことでスタッフから叱責されていませんでした。
この問題をマネージャーに相談したところ、その時点でさらなる論争を引き起こしたくなかったために連絡してこなかったと言われました。
しかし、ルールを誤って破ったときには、他のツイートを削除するように何度か求められています。
これらの場合、私たちは、ツイートを避けるべき時について丁寧に情報を提供され、謝罪し、削除し、そして前に進みます。
しかし、本当の問題は、私が信頼し、友人だと考えていた人が、私の知らないところで秘密裏に私を録音し、その録音をほぼ1年間も私の知らないうちに保持していたことです。
この録音が私たちの友情を通じて保持されていたという事実は、私にとって本当に悲しいです。
今まで、私はセレンを先輩として尊敬し、彼女の友人であることを本当に幸運に感じていました。
今、これについて話し、どのように展開しているかを見ることは、再び心が痛みます。
セレンは私に、スタッフやマネージャーとの不一致について個人的に話し、私は彼女が正しい選択をするのをサポートし、彼女が卒業したいと話したときも最善を尽くしました。
NIJISANJIを去ることは、ライバーにとって常に選択肢にあります。
彼女が以前に卒業したいと望んでいたなら、彼女には多くの機会が与えられていましたし、何度かセレンは私たちに卒業する予定だと話していましたが、その後すぐにその決断を撤回しました。
たとえば、彼女はプリズムカップを主催した日に卒業すると私に言いましたが、ご存知の通り、それは実現しませんでした。
また、昨年5月に繰り返しルールを破ったためにスタッフから警告を受けた後、他のライバーにその時点で解雇されると話していましたが、言った通り、彼女はただ警告されただけです。
私は彼女をとても信頼しており、ANYCOLORとの彼女の関係についての半真実の物語を聞いて、彼女のために怒りを感じ、連帯の印として彼女と一緒に卒業を考えました。
本気です。
そして、今、その時の私の激しい感情が、省略された文脈と虚偽に基づいていたことを知り、再び心が痛みます。
私は自分の仕事に非常に満足しており、これほど困難な時期であっても、他の方法を望むことはありません。
ですので、セレンが私の友人であり、このようにして私と私の同僚を傷つけたとしても、彼女が自らの命を絶とうとしたことは、決して軽視されるべきではありません。
私と他のライバーが何が起こったのかを知った瞬間を思い出し、その時も今も彼女の安全を祈っています。
状況の結果にかかわらず、セレンが成長し、健康を守りながら安全な場所で暮らすことができるよう、心から願っています。私たちENも自分たちのやり方で癒やされることができる限り。
この配信を見ている皆さん、どうか彼女を放っておいてください。
いかなる種類の嫌がらせも残酷であり、狂気であり、このコミュニティには居場所がありません。
それだけです。ありがとう。
ありがとう、ヴォックス。最後に、私も言いたいことがあります。
少し短めになりますが。
まず、何かを言う前に、適切な言葉を見つけるのが少し難しいかもしれないので、申し訳ありません。
今、少し混乱しています。少々お待ちください。
長い間、私はセレンをNIJISANJI EN内で良い友達だと考えていました。配信上でもオフでも、私たちはいつも本当にうまくやっていました。
だから、ANYCOLORがセレンの弁護士からこれらの文書を受け取ったことを知ったとき、それは私にとって非常に衝撃的でした。
これらの文書に含まれていることを知ることは、個人的に非常に悲しいことでした。
私が友人と呼んでいる同じ人から来たという事実が、私にはどのように説明すべきかわからない方法で、傷つけられ、失望しました。
私たちの友情全体を改めて検討するようになっただけでなく、特に文書に含まれている情報が間違っている可能性があり、私たちにとって有害であり、非常に...恐ろしい個人情報を示されることは、本当に恐ろしいです。
しかし、にもかかわらず、私は公衆がこれらの文書の存在、およびその内容の一部を少なくとも知るに値すると感じています。透明性と正直さのために。
過去1週間の沈黙が皆さんにとって本当に難しいものであったことを理解していますが、私たちが何を言えるか、言えないかを理解しようと非常に、非常に努力してきたことを安心してください。
しかし、私たちが共有できるものとしては、できる限り多くを共有したいと思っていました。
NIJISANJI EN内では、誰もが何かに参加したいと思っている場合、それがオンラインであれオフラインであれ、その機会を持つことを確実にするために、みんなが常に努力しています。
そして、私たちは引き続き、ファンが一緒に楽しむことができる安全で楽しい環境を提供するために最善を尽くします。
最後に、この点を繰り返したいと思います。どのような形であれ、関係する人、一般の人、またはその他の何かに対して憎しみを広めないでください。
このような時期に、私たちに対してこの状況に関する追加情報を求めずに、私たちの活動を続けることを許してください。
この時点で、問題は弁護士のものです。この点を超えて問題について話すよう私たちに圧力をかけないでください。
その他のことに関する連絡はANYCOLORにお願いします。
私からはこれで全てです。皆さんの時間をいただき、ありがとうございます。
ありがとうございました。
〈佐藤優現象〉を支えている護憲派の中心は、雑誌としては『世界』であり、学者では山口二郎と和田春樹である。この顔ぶれを見て、既視感を覚える人はいないだろうか。すなわち、「平和基本法」である。これは、山口や和田らが執筆し、共同提言として、『世界』一九九三年四月号に発表された。その後、二度の補足を経ている(56)。
私は、〈佐藤優現象〉はこの「平和基本法」からの流れの中で位置づけるべきだと考える。
同提言は、①「創憲論」の立場、②自衛隊の合憲化(57)、③日本の経済的地位に見合った国際貢献の必要性、④国連軍や国連の警察活動への日本軍の参加(58)、⑤「国際テロリストや武装難民」を「対処すべき脅威」として設定、⑥日米安保の「脱軍事化」、といった特徴を持つが、これが、民主党の「憲法提言」(二〇〇五年一〇月発表)における安全保障論と論理を同じくしていることは明白だろう。実際に、山口二郎は、二〇〇四年五月時点で、新聞記者の「いま改憲は必要なのか」との問いに対して、「十年ほど前から、護憲の立場からの改憲案を出すべきだと主張してきた。しかし、いまは小泉首相のもとで論理不在の憲法論議が横行している。具体的な憲法改正をやるべき時期ではないと思う」と答えている(59)。「創憲論」とは、やはり、改憲論だったのである。
同提言の二〇〇五年版では、「憲法九条の維持」が唱えられているが、これは、政権が「小泉首相のもと」にあるからだ、と解釈した方がいいだろう。「平和基本法」は、戦争をできる国、「普通の国」づくりのための改憲論である。同提言は軍縮を謳っているが、一九九三年版では、軍縮は「周辺諸国の軍縮過程と連動させつつ」行われるとされているのだから、北朝鮮や中国の軍事的脅威が強調される状況では、実現する見込みはないだろう(60)。また、「かつて侵略したアジアとの本当の和解」、二〇〇五年版では、周辺諸国への謝罪と過去清算への誠実な取組みの必要性が強調されているが、リベラルは過去清算は終わったと認識しているのであるから、これも実効性があるとは思えない。要するに、同提言には、論理内在的にみて、軍事大国化への本質的な歯止めがないのである。
佐藤が語る、愛国心の必要性(61)、国家による市民監視(62)、諜報機関の設置等は、「普通の国」にとっては不可欠なものである。佐藤の饒舌から、私たちは、「平和基本法」の論理がどこまで行き着くかを学ぶことができる。
馬場は、小泉純一郎首相(当時)の靖国参拝について、「今後PKOなどの国際的軍事・平和維持活動において殉死・殉職した日本人の慰霊をどう処理し追悼するか、といった冷戦後の平和に対する構想を踏まえた追悼のビジョンもそこからは得られない」と述べている(63)。逆に言えば、馬場は、今後生じる戦死者の「慰霊」追悼施設が必要だ、と言っているわけである。「普通の国」においては、靖国神社でないならば、そうした施設はもちろん、不可欠だろう。私は、〈佐藤優現象〉を通じて、このままではジャーナリズム内の護憲派は、国民投票を待たずして解体してしまう、と前に述べた。だが、むしろ、すでに解体は終わっているのであって、「〈佐藤優現象〉を通じて、残骸すら消えてしまう」と言うべきだったのかもしれない。
ここで、テロ特措法延長問題に触れておこう(64)。国連本部政務官の川端清隆は、小沢一郎民主党代表の、テロ特措法延長反対の発言について、「対米協調」一辺倒の日本外交を批判しつつ、「もし本当に対テロ戦争への参加を拒絶した場合、日本には国連活動への支援も含めて、不参加を補うだけの実績がない」、「ドイツが独自のイラク政策を採ることができたのは、アフガニスタンをはじめ、世界の各地で展開している国連PKOや多国籍軍に参加して、国際社会を納得させるだけの十分な実績を積んでいたからである。翻って日本の場合、多国籍軍は言うに及ばず、PKO参加もきわめて貧弱で、とても米国や国際社会の理解を得られるものとはいえない」と述べている(65)。
元国連職員の吉田康彦は「国連憲章の履行という点ではハンディキャップなしの「普通の国」になるべきだと確信している。(中略)安保理決議による集団安全保障としての武力行使には無条件で参加できるよう憲法の条文を明確化するのが望ましい」と述べている(66)。川端と吉田の主張をまとめれば、「対米協調一辺倒を避けるため、国連PKOや多国籍軍の軍事活動に積極的に参加して「国際貢献」を行わなければならない。そのためには改憲しなければならない」ということになろう。民主党路線と言ってもよい。今の護憲派ジャーナリズムに、この論理に反論できる可能性はない。「8」で指摘したように、対北朝鮮武力行使を容認してしまえば、改憲した方が整合性があるのと同じである。
なお、佐藤は、『世界』二〇〇七年五月号に掲載された論文「山川均の平和憲法擁護戦略」において、「現実の国際政治の中で、山川はソ連の侵略性を警戒するのであるから、統整的理念としては非武装中立を唱えるが、現実には西側の一員の日本を前提として、外交戦略を組み立てるのである。」「山川には統整的理念という、人間の努力によっては到底達成できない夢と、同時にいまこの場所にある社会生活を改善していくという面が並存している」と述べている。私は発刊当初この論文を一読して、「また佐藤が柄谷行人への点数稼ぎをやっている」として読み捨ててしまっていたが、この「9」で指摘した文脈で読むと意味合いが変わってくる。佐藤は、「平和憲法擁護」という建前と、本音が分裂している護憲派ジャーナリズムに対して、「君はそのままでいいんだよ」と優しく囁いてくれているのだ。護憲派ジャーナリズムにとって、これほど〈癒し〉を与えてくれる恋人もいるまい(67)。
10.おわりに
これまでの〈佐藤優現象〉の検討から、このままでは護憲派ジャーナリズムは、自民党主導の改憲案には一〇〇%対抗できないこと、民主党主導の改憲案には一二〇%対抗できないことが分かった。また、いずれの改憲案になるにしても、成立した「普通の国」においては、「7」で指摘したように、人種差別規制すらないまま「国益」を中心として「社会問題」が再編されることも分かった。佐藤は沖縄でのシンポジウムで、「北朝鮮やアルカイダの脅威」と戦いながら、理想を達成しようとする「現実的平和主義」を聴衆に勧めている(68)が、いずれの改憲案が実現するとしても、佐藤が想定する形の、侵略と植民地支配の反省も不十分な、「国益」を軸とした〈侵略ができる国〉が生まれることは間違いあるまい。「自分は国家主義者じゃないから、「国益」論なんかにとりこまれるはずがない」などとは言えない。先進国の「国民」として、高い生活水準や「安全」を享受することを当然とする感覚、それこそが「国益」論を支えている。その感覚は、そうした生存の状況を安定的に保障する国家―先進国主導の戦争に積極的に参加し、南北間格差の固定化を推進する国家―を必要とするからだ。その感覚は、経済的水準が劣る国の人々への人種主義、「先進国」としての自国を美化する歴史修正主義の温床である。
大雑把にまとめると、〈佐藤優現象〉とは、九〇年代以降、保守派の大国化路線に対抗して、日本の経済的地位に見合った政治大国化を志向する人々の主導の下、謝罪と補償は必要とした路線が、東アジア諸国の民衆の抗議を契機として一頓挫したことや、新自由主義の進行による社会統合の破綻といった状況に規定された、リベラル・左派の危機意識から生じている。九〇年代の東アジア諸国の民衆からの謝罪と補償を求める声に対して、他国の「利益のためではなく、日本の私たちが、進んで過ちを正しみずからに正義を回復する、即ち日本の利益のために」(69)(傍点ママ)歴史の清算を行おうとする姿勢は、リベラル内にも確かにあり、そしてその「日本の利益」とは、政治大国を前提とした「国益」ではなく、侵略戦争や植民地支配を可能にした社会のあり方を克服した上でつくられる、今とは別の「日本」を想定したものであったろう。私たちが目撃している〈佐藤優現象〉は、改憲後の国家体制に適合的な形で生き残ろうと浮き足立つリベラル・左派が、「人民戦線」の名の下、微かに残っているそうした道を志向する痕跡を消失もしくは変質させて清算する過程、いわば蛹の段階である。改憲後、蛹は蛾となる。
ただし、私は〈佐藤優現象〉を、リベラル・左派が意図的に計画したものと捉えているわけではない。むしろ、無自覚的、野合的に成立したものだと考えている。藤田省三は、翼賛体制を「集団転向の寄り合い」とし、戦略戦術的な全体統合ではなく、諸勢力のからみあい、もつれあいがそのまま大政翼賛会に発展したからこそ、デマゴギーそれ自体ではなく、近衛文麿のようなあらゆる政治的立場から期待されている人物が統合の象徴となったとし、「主体が不在であるところでは、時の状況に丁度ふさわしい人物が実態のまま象徴として働く」、「翼賛会成立史は、この象徴と人物の未分性という日本政治の特質をそれこそ象徴的に示している」と述べている(70)が、〈佐藤優現象〉という名の集団転向現象においては、近衛のかわりに佐藤が「象徴」としての機能を果たしている。この「象徴」の下で、惰性や商売で「護憲」を唱えているメディア、そのメディアに追従して原稿を書かせてもらおうとするジャーナリストや発言力を確保しようとする学者、無様な醜態を晒す本質的には落ち目の思想家やその取り巻き、「何かいいことはないか」として寄ってくる政治家や精神科医ら無内容な連中、運動に行き詰った市民運動家、マイノリティ集団などが、お互いに頷きあいながら、「たがいにからみあい、もつれあって」、集団転向は進行している。
ところで、佐藤は、「仮に日本国家と国民が正しくない道を歩んでいると筆者に見えるような事態が生じることがあっても、筆者は自分ひとりだけが「正しい」道を歩むという選択はしたくない。日本国家、同胞の日本人とともに同じ「正しくない」道を歩む中で、自分が「正しい」と考える事柄の実現を図りたい」と述べている(71)。佐藤は、リベラル・左派に対して、戦争に反対の立場であっても、戦争が起こってしまったからには、自国の国防、「国益」を前提にして行動せよと要求しているのだ。佐藤を賞賛するような人間は、いざ開戦となれば、反戦運動を行う人間を異端者扱いするのが目に見えている。
この佐藤の発言は、安倍晋三前首相の目指していた「美しい国」づくりのための見解とも一致する。私見によれば、安倍の『美しい国へ』(新潮新書、二〇〇六年七月)全二三二頁の本のキモは、イランでのアメリカ大使館人質事件(一九七九年)をめぐる以下の一節である。「(注・反カーター陣営の)演説会で、意外に思ったことがある。人質事件に触れると、どの候補者もかならず、「私は大統領とともにある」(I am behind the President.)というのだ。ほかのことではカーターをこきおろす候補者が、そこだけは口をそろえる。/もちろん、人質にされている大使館員たちの家族に配慮するという意図からだろうが、アメリカは一丸となって事件に対処しているのだ、という明確なメッセージを内外に発しようとするのである。国益がからむと、圧倒的な求心力がはたらくアメリカ。これこそがアメリカの強さなのだ。」(八七~八八頁)
文中の、「人質事件」を拉致問題に、「大統領」を安倍に、「アメリカ」を日本に置き換えてみよ。含意は明白であろう。安倍は辞任したとはいえ、総連弾圧をめぐる日本の言論状況や、〈佐藤優現象〉は、安倍の狙いが実現したことを物語っている。安倍政権は倒れる前、日朝国交正常化に向けて動きかけた(正確には米朝協議の進展で動かされたと言うべきだが)が、こうなるのは少なくとも今年春からは明らかだったにもかかわらず、リベラル・左派の大多数は、「日朝国交正常化」を公然と言い出せなかった。安倍政権が北朝鮮外交に敗北したのは明らかである。だが、日本のリベラル・左派は安倍政権ごときに敗北したのである。
〈佐藤優現象〉は、改憲後に成立する「普通の国」としての〈侵略ができる国〉に対して、リベラル・左派の大部分が違和感を持っていないことの表れである。侵略と植民地支配の過去清算(在日朝鮮人の人権の擁護も、そこには含まれる)の不十分なままに成立する「普通の国」は、普通の「普通の国」よりはるかに抑圧的・差別的・侵略的にならざるを得ない。〈佐藤優現象〉のもとで、対北朝鮮武力行使の言説や、在日朝鮮人弾圧の言説を容認することは、戦争国家体制に対する抵抗感を無くすことに帰結する。改憲に反対する立場の者がたたかうべきポイントは、改憲か護憲(反改憲)かではない。対北朝鮮武力行使を容認するか、「対テロ戦争」という枠組み(72)を容認するかどうかである。容認してしまえば、護憲(反改憲)派に勝ち目はない。過去清算も不十分なまま、札束ではたいて第三世界の諸国の票を米国のためにとりまとめ、国連の民主的改革にも一貫して反対してきた日本が、改憲し、常任理事国化・軍事大国化して、(国連主導ではあれ)米軍中心の武力行使を容易にすることは、東アジア、世界の平和にとって大きな災厄である(73)。
改憲と戦争国家体制を拒否したい人間は、明確に、対北朝鮮武力行使の是非、対テロ戦争の是非という争点を設定して絶対的に反対し、〈佐藤優現象〉及び同質の現象を煽るメディア・知識人等を徹底的に批判すべきである。
註
(1)岩波書店労働組合「壁新聞」二八一九号(二〇〇七年四月)。
(2)ブログ「猫を償うに猫をもってせよ」二〇〇七年五月一六日付。
(3)ただし、編集者は佐藤が右翼であることを百も承知の上で使っていることを付言しておく。〈騙されている〉わけではない。
(4)「佐藤優という罠」(『AERA』二〇〇七年四月二三日号)中のコメントより。
(5)インターネットサイト「フジサンケイ ビジネスアイ」でほぼ週一回連載中の〈 Permalink | 記事への反応(0) | 18:37
パルワールドの解説記事結構上がってるけど、完成度が高い、は絶対にない
アクションゲームとしての挙動が雑すぎてしんどい。インディーとして十分では?という観点ではそれはそう。
ポケットペア社長が書いてるような今までにないゲームシステムって煽りは、炎上商法目的のただの煽りなので額面通りに受け取らない方がいいとして、B級ゲームとしては面白いかもぐらいで見た方が良い。プロになりたい人は真似しない方がいいです。
体験としてはレベルデザインが微妙で結構間延びしてて動線の割にスカスカだなとも思うので、そこもB級感を醸し出している。
システムとしてはダメダメ過ぎたクラフトピアよりはよく出来てて、ARKのダメなところ解消してるので頑張ってる感は出てる。
インディーズの傾向として、ニーディオーバードーズだったかも同じだが、昨今露悪的なコンセプトのゲーム流行る傾向にあるけど、シンプルに好きじゃない。これは自分の感情的問題なので、気にならない人は気にならない。
職業倫理として良いか否か、でいえばよくないと思う。ポケットペアの人ですって言われて身構える程度。売れてれば正義だと思う。売れてるうちは。任天堂の倒し方知ってます的な発言と同義だと思ってます。
一方でパルワールドの良い点を挙げると、
・見た目:著作権の観点からいえば問題なさそう。意匠的にも見た目が似てる、類似性があるだけで別物だと言える。感情的に飲み込めるかは別だし、攻撃の材料にしてはダメだと思う。ちゃんとどうあったら可愛いを理解してキャラ設計できていると思う。
・ゲームコンセプト:ポケモンが生きてる感を出す、みたいな部分でかなり頑張ってると思う。ありがちなゲームシステムを詰め合わせただけだと、商業で決済通らないようなプロジェクトを完遂したという一点に置いて素晴らしい。信じ抜いてやったのは良い。
・ゲームシステム:ゲームシステムの切り貼りをしたという面もあるものの、接合に関してはツギハギで未完成っていう程ではなくちゃんと成立するように作られている。後ポケモンを自律行動にしたのは偉い。ここは素晴らしい。個別指示するシステムより取っ付きやすさがかなり変わる。
・バランス調整:全然序盤だけどチュートリアル的な設計だったり、直接攻撃とポケモンでの支援のバランスだったりはよく作られている。
と言ったところ。
結論、諸手を挙げて褒められないし、死ぬほど面白いか、でいえば別にそうでも無い。あくまでもB級としては面白い。
純粋にゲームとして見ると、そういうゲーム好きな人は好きなんじゃない?って程度かな。ポケモンと暮らしたかったって方には刺さるはず。
ガザ地区の病院爆破とそれによる500人死亡の事件について情報が出揃ってきたので整理する。
いわゆる西側諸国政府だけでなく、当初イスラエルによるものとしていた欧米系のメディアもイスラエルによるものではなく、パレスチナによるものとの分析が支配的だ。(イスラム聖戦かハマスかなどはまだまだ分析が進んでいない)
加えて、西側でありながら本件については欧米と一定の距離を取っている日本政府もイスラエルによるものではないとしている。(個人的にはこれはかなり大きな判断だったと思う。日本政府に確度が高い情報が入ったのだろうと予測する)
So far, the findings are inconclusive. Three experts we spoke to say it is not consistent with what you would expect from a typical Israeli air strike with a large munition.
米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は23日、パレスチナ自治区ガザの病院で17日に発生した爆発をイスラエルの空爆が原因とした当初の報道について、「(イスラム主義組織)ハマスの主張に頼りすぎていた。読者に誤った印象を与えた」と釈明した。
米国家安全保障会議(NSC)のワトソン報道官は18日、前日にパレスチナ自治区ガザ地区で発生した病院爆発について、米政府は現段階でイスラエルの「関与はない」とみていることを明らかにした。(CNN)
米政府当局者によると、米情報当局はパレスチナ自治区ガザの病院で先週起きた爆発について、イスラエルではなく、パレスチナ側の空中で分解したロケット弾によるものだと確信しているという。(ロイター)
英国のスナク首相は23日の英議会で、パレスチナ自治区ガザの病院で17日に起きた爆発について、ガザから発射されたミサイルによって起きた可能性が高いとの見解を示した。(読売新聞)
カナダ国防省は21日、パレスチナ自治区ガザ地区のアハリ・アラブ病院で17日に起きた爆発に関して「独自の分析結果は『イスラエルが攻撃したのではない』と十分な信頼性を持って示唆している。ガザ地区から発射されたロケット弾の誤射による可能性が高い」と発表した。(毎日新聞)
ガザ病院爆発、「パレスチナ側による誤射の可能性」=仏軍事偵察局(ロイター)
小林麻紀外務報道官は25日の記者会見で、パレスチナ自治区ガザのアル・アハリ病院で17日に起きた爆発はイスラエル軍によるものではないとの見解を示した。「これまで確認した各種情報を十分に考慮し、総合的な判断としてイスラエル軍の攻撃によるものではないと考えている」と述べた。(日経新聞)
主にリベラル・左派・共産党支持と思われるアカウントが見事に引っ掛かってる。一方的にプロパガンダ・デマに乗っかって他国を非難したわけだが何か言うことはないのだろうか。前述の記事にはあまりブコメがついていないようだが。
自身に心地良い情報は確度が上がるまでは静観すべきだよね。反ワクチンとかと同じくらいには陰謀論を信じがちな人たちなんだろう、他山の石にしたい。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/mainichi.jp/articles/20231018/k00/00m/030/005000c
・(´・ω・`)予告通り無差別殺人に及んで大量殺戮してるんだから国連が制裁するべき。
・ハマスが総合病院を一撃で破壊できるとは思えない。去年、ロシアも同じように自分の攻撃ではないと言っていた。
・ハマスの行為をテロと呼んでいいからイスラエルの行為をホロコーストと呼ばせろ
・ハマスの持ってるイルラエルのそれと比べるとおもちゃレベルのロケット弾で病院一撃で吹き飛ばせるわけないよな。アンチセミティズムのうんこどもの声がデカくなる前にイスラエルへの制裁はよ
・あーやっぱり殲滅戦する気だねぇ。そもそもハマスの下っ端戦闘員1000人が1年前から知ってた大規模攻撃をイスラエルが気づかないわけないんだよ。
・ジェノサイドだ
・イスラエルが故意に狙ったわけで無差別な訳無いじゃん(´・_・`)
・テロ被害者が逆襲テロ起こして良い理由はない。イスラエルを支持する欧米こそ最大級の非難をするべき事案
・ 病院を狙って良い理由なんてどこにも無い。イスラエルの兵器によるものという確認が出来次第、イスラエルに対してロシアに行っているのと同等の経済制裁すべき。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.cnn.co.jp/world/35210444.html
・14日2発の砲撃→15日イスラエル軍から「前日の砲撃は警告。退避しないのはなぜか」病院の責任者に連絡→17日に爆撃 という流れがあって、「あれは別のテロ組織のせい」というイスラエルの言い訳は苦しいだろ
・イスラエル軍はすでに次の病院爆破の予告もしている/イスラム聖戦による誤爆説の無理筋さ(URLは省略した)
・病院には移動できない人や、移動すること自体が命のリスクになる人がいるんじゃなかろうか。嘘をつくだけ罪悪感が芽生えてるとも言えるのか。
・「イスラエル当局者らはガザの武装組織『イスラム聖戦』のロケット弾が原因との見方を」警告しておいてそれはさすがに恥を知れ
・予告通り空爆。恐ろしい
・患者を待避させてまで病院を爆撃したい理由は何なんだ? 病院の一部や地下にハマスの軍事拠点があるというならそう主張すべきで、イスラム聖戦がやったんだとごまかしてる理由もよく分からん。
・そのうちハマスの仕業という証拠が虚空から出てくる予定なのに矛盾しちゃう
・まぁだから中立的な機関に調査してもらえば良いじゃない。それで真相がはっきりする。まぁ私の予想ではイスラエルやアメリカは調査を拒否しそうだけどね。(ハマスにはそもそも拒否する権限もないし。)
反応があった場合を予想しているコメントがあったので俺も予想してみた(別の増田で書いたけど再掲)
「今回が違っただけでこれまで何度もイスラエルは病院を攻撃している」
あたりでしょうか。それならそうコメントに書けば良いのに。
○増田はパレスチナや中東各国のメディア、公的機関の見解を併記して、なぜ欧米側は正しいと信じられるのか理由を述べるべき。僕は欧米の方が信頼できるとは思うが疑いは常に抱いている。
○西側だけのソースじゃん(´・_・`)そりゃ国家ぐるみで隠蔽工作をしてるのはイラク戦争のメディア対応でもわかってることじゃん。イラクの大量破壊兵器を屏風から出してから欧米の正しさを示すべきでは
ハマスも爆発物の残骸など証拠を出すよう求められても無視してるよ
この辺からも明らかなんだよね
○TBSの須賀川氏が「ハマスの主張する犠牲者数も額面通りには受け取れない」のようなこと言ってた記憶。スレッガー・ロウ中尉じゃないが「これ、哀しいけど戦争なのよね」。普段でも誤情報はあるので、中々難しいよ。
「ガザの病院が空爆された。死者数は200から500とかなりブレているので、確定した数字はまだ不明。
恐らく、ハマスによる実効支配の2007年以降、一回の攻撃で最多の死者数。
空爆ってことはイスラエルがやったって前提だよね?ダメじゃね?
いや陰謀論にここまではまりやすい人が多数派ってのは善悪は知らんが迷惑だよ。反ワクチンと同じ。
○カザの死者は6000人以上。病院の爆発がどちらのせいにせよ、イスラエルは民間人を5000人以上殺している。ジェノサイドと呼ぶに相応しい。
予想通りの反応ありがとう!
ノーベル経済学賞受賞者の主張が日本のX界におけるいわゆる”アンチフェミ”の主張と整合的であるということでアンチフェミ界隈が沸き立っているが、そもそもゴールディン氏の主張自体を額面通り受け取っていいのかという問題がある。
(そもそもゴールディン氏の主張は”アンチフェミ”的なのか?という点については、彼女の著書を普通に読めば、解釈に多少の幅はあれ概ねそのような内容であることは明らかだと思う。すなわち、同じ仕事や同じポジションに付く男女について差別に基づく賃金の差は既に存在せず、実現している男女の賃金格差は家計における合理的なキャリア選択の結果として現れているものであるという趣旨であり、労働条件における系統的な女性差別の存在を主張する人々の考え方とは対立する)
自分は経済学の学位を持っており、大半の人よりは経済学に詳しいという自負があるが、それ故に経済学的なものの見方の限界について思うところがある。経済学とはそもそも「定量的に観察された社会事象」を「人々の合理的な意思決定を前提」として解釈する学問である。こうしたアプローチは、以下の様な点で、男女差別の様な問題を考える際に色々な問題があると思われる。
まず「人々の合理的な意思決定を前提」とする考え方の問題点とは、そもそも差別とは経済的な観点からは基本的に非合理的なので、経済学の理論で世の中を解釈するとそもそも差別など存在しないという結論に偏るバイアスがある。例えば以下は経済学的な考え方の例である。「もし男性と同じ能力を持つ女性に対して差別的に賃金を低く設定している企業が存在しているなら、他の企業はその女性に対して今より少し高い賃金をオファーして彼女を雇うことで男性と同等なのに少し安い労働力を確保できて得をする。これが女性が男性と同じ賃金になるまで繰り返されて、男性と女性の賃金は同水準に収束する。もしそうなってないならば、何か別の経済的なインセンティブが働いているはずである」この様に、経済学の理論は首尾一貫して経済的な合理性のみで物事を説明することを試みるため、文化的要因や社会心理学的な要因が入り込む余地はない。差別という経済非合理的な事象は、そもそも経済学の理論のスコープから排されているのである。
また、「定量的に観察された社会事象」のみを分析対象とする点も問題である。こうした経済学のスタンスは、証言なども含めたテクストに対して丹念な分析を行う歴史学・社会学・ジェンダー学といった人文科学的アプローチとは対照的である。数量データに現れない出来事が世の中に存在しない訳ではないのである。例えばナチス政権下でのユダヤの人々の苦しみは、数字のみによって語られるべきではないのと同じである。彼らには統計的事実に現れない日常的苦しみも確実にあったわけで、それは例えばアンネ・フランクの日記などの記録から定性的に読み取ることで明らかとなる。これはフェミニズムの文脈でも同様である。現代の日本において多くの女性が進路選択やキャリア形成に際して有形・無形の差別の存在を感じ、声を上げているということが事実として存在しているわけで(例えば進学に際して親から「あまり高学歴だと結婚できない」と言われるなど)、それが例え統計データとして現れないとしても、その苦しみが存在しないということにはならない。
ノーベル経済学賞というのはあくまでも経済学という学問世界の中での権威が認められたというだけの話である。上記の様に、経済学そのものが、社会事象の一側面を切り取って分析を行う学問である以上、経済学的なものの見方が男女格差という複合的な社会事象の全ての側面を明らかにした訳では全く無い。ゴールディン氏の分析結果は、もちろんそれはそれとして有益な考察の材料としつつ、あくまでこの問題を扱う本流である歴史学・社会学・ジェンダー学の考え方と合わせて、この問題に関する理解を深めていくというのが正しい知的態度だろう。
空気を読むことと、空気を読んだ上でその場における無難なアクションを選択する、ということは別に抱き合わせではない。
空気を読んだ上で、しょーもないノリに付き合うのがバカらしくてわざとスルーする事だってあるはず。
相手の嫌味を汲み取った上で、言ったら意趣返しのように額面通りに受け止めたような返答をする事だってあるはず。
相手の一方的な「それが普通だろ」みたいな振る舞いに反抗する意味で、わざと「空気の読めない」行動を取る事だってあるはず。
そういう空気を読んだ上で空気に従わないという意思表示を理解出来ないのなら、「空気」を読めてないのは果たしてどちらかな?って話で。
無難な行動を選択しないという所まで含めて、それを「場の空気」や共同体の何たるかを理解できないアホだ、場のノリには例外なく常に従うべきだ、と言うのならそれはそれでどんだけムラ社会に生きてるんだって思う。
ただ残念ながら人間はエスパーではないので、心を覗き込む以外の方法で単に空気を読めないのと空気を読んだ上で逆らうのを見分けるのにはある程度の関係性が築かれていないと難しいのが厄介な所。
音楽や美術には対位法なり遠近法なりを体系的に包括した理論があるのに対し料理には理論と呼ばれてるものがない。
栄養学とか家政学はあるが料理すること自体の学問がないのが気になる。
学問として料理学なるものがないのと料理に理論と呼ばれるものがないのはリンクしてる気がする。メイラード?反応のような化学の成果の援用ならあるが、料理人が料理人の視点で発見したものの集大成としての、客観的に共有可能な形でよりよく作るための技法みたいなものは理論化されていない。どんなにプロ向けのレシピ本も専門書扱いはされてても学術書扱いされてない事がそれを裏打ちしている。
しかし冷静に突き詰めて考えるとたとえばゲーム攻略本は学術書かもしれないと思う。
編集者が誤認してない限りはゲームの挙動に関する事実しか書いてないし、記述内容に対する反証可能性もゲームをプレイするという形で明確に開かれているからだ。
ゲーム攻略本でさえそうなのなら学術書かどうかの判定基準のハードルは案外低く、レシピ本も学術書たりえるのかもしれない。じゃあ料理は学術書はあって理論はなくて学問ではないということになるのだろうか(料理は科学とはよく言うがこれを額面通りに受け入れると馬鹿を見る気がする)よくわからない
【ピュア層】
SNSメディアを額面通り受けとる単細胞な人達。打合せというものを知らず観たもの読んだものが全て。炎上系インフルエンサーの主食である。
【ネラー層】
匿名掲示板で暴言を吐いていたあの頃から抜け出せていない。プライドは高いが社会的地位は底辺。Twitterのフォロワー数が異常に少ない。
【鬼女層】
ゴミのような主婦生活の鬱憤をインターネットに吐き出している。広いリビングと辻希美が大嫌い。インターネットにおける誹謗中傷は鬼女層とネラー層で9割を占める。
【ヤフコメ層】
浅いところでインターネットをわかったつもりでいる老害。謝罪会見を要求して失望するまでが1セット。頭が弱すぎるため陰謀論に流されやすい。
【キッズ層】
リアル中学生。YouTubeのコメント欄で終わりなきレスバに勤しんでいる。一切参考にならないアプリレビューを書くのが得意。未来に幸あれ。
社員数2桁の小さい会社で、コロナ禍で結構な悪影響を受けて吹っ飛びそうでした。
さらに円高による原料高騰はえげつなく、昨年度は売上総利益(粗利)が率で見て-30%でした。マジ潰れる。
いわゆる内部留保をきちんと残していたお蔭で倒産の危機は免れましたが、それはまた別の話。
「インボイス制度止めろ、事務コストが重い、一個人にかわいそうだ」
みたいな話が良くニュースになってますが、そういう人たちと 戦ってきた 立場から少し言わせてください。
うちの会社は業種的に職人さんや内職さんに出している仕事が結構あるので同じようなことはめっちゃめちゃ言われてます。
目の前で泣き崩れる人までいました。
まず彼らは全員が全員「かわいそうな被害者」ではないです。
少なくとも私の会社は全員に「税込み額」を支払っていて、消費税が8%から10%に上がった際には全仕入先に消費税+2%分を払いました。
この際に、後々にうやむやにならないように「きちんと税抜き額・消費税額・合計額を記載した請求書を出してもらえればこちらもきちんと+2%した額をお支払いします」と伝えたところ、まともに請求書を書けてなかった方々(3割ぐらいいた)も嬉々として税別表示された請求書を出してくれるようになりました。
(2014年の5%→8%のときもきちんと上げたそうですがその時はここまでしなかったようです)
まず状況を整理しましょう。
彼らは今は全員消費税を払っていません。
インボイス登録しなければ今後も消費税を払う必要はありませんが、今まで消費税という名目で受け取っていた金額はもらえないことになります(支払い側から見ると消費税を代わりに納税する必要があるので、二重払いになります)
インボイス登録すると納税が必要になり、今まで支払っていなかった消費税を払う必要があります。これは額面通り10%払うわけではなく概ね1%~6%程度です。
つまり、インボイス登録しないと、当社のように税込み額とはっきりさせた会社からの収入が10%減ります。
インボイス登録すると、受取額はそのままですが、1%~6%の消費税を払う必要があり、また消費税計算のための事務処理が発生します。
これだけ見ると「かわいそう」ですね。
でも世間は消費税増税で噴き上がってる中、彼らは収入が約2%ですが増えてたんですよね。
「消費税上がったら俺ら収入増えるしいいなー、もっと上がらないかなw」
みたいな話も結構聞きました。
今までの決算・青色申告で1ページ、売上とかの金額をポチポチ入れていくと出来てしまう、年1回5-10分程度のものです。
(真面目なやり方も日々経理入力してればシステムが計算してくれるのであまり手間でもないですが、基本的に簡易課税の方が税金も安く優遇されているので基本的に簡易課税です)
そして、彼らも別に見た目通りの被害者ではなく、フリーランスの厳しい世界を生き抜いてきた人たちです。
この制度をさらに逆利用して自分たちの収入を増やせないかと考えます。
具体的には 「インボイス登録したうえで、今までは税抜き額だったことにして+10%受け取れないか」 と画策する訳です。
こうすると、受取額は110%となり、そこから税金を払っても例えば105%などとなり元よりプラスになります。
これがダメなら次善策として、同じくこれまでは税抜き額だったことにしてインボイス登録はせずこれまで通り受け取るという方法です。この場合は±0です。
これ以外は損失があるのであり得ない、という算段を付けて交渉に臨んでくるわけです。
そこで、冒頭の「戦ってきた」に戻ります。
彼らは「あわよくばプラス、無理でも現状維持」と考えてるので、先の通り「税込み額であり主張は認められない、あなたも確認したはず、今回はマイナスにしかならない」という旨を伝えると皆憤ります。
泣き落としもしますし、そういうことも通じないとなると大半の人は「こんな会社潰れろ!」と吐く程度にはぶち切れます。
10%増税の際には「いい会社だなー、今後もよろしく(ニチャァ)」とか言ってた人も、税込み額と明示させた首謀者の私を裏で「悪魔」 「ゴミ」 「死ね」と手のひらクルクルですw
そういう方は丁寧に説明し不明点も都度税理士に確認し明らかにしていくと逆に思ったほどではないことを理解し、仕方ないよね増税の際には得をしたんだし、という感じで帰っていかれます。
申し訳ないなとは思いますが、当社も蓄えがあったお蔭で生きながらえているような状況ですし気軽に値上げとも言えません。
必ずしも事実とは言えない「10%減」や「事務コスト」を掲げて大声を出す人は「分かって」やってる人なんだろうな、と。
正直、源泉徴収されすぎた額を年末調整で「還付」されて喜んでるサラリーマンとは感覚も場数も違います。
それでいて無計画です。
「脱サラして収入2倍!いつまでサラリーマンしてるの?馬鹿なの?w」 「年金?入るわけない、破綻するし自分に投資する方が有益」
みたいに言ってた人が、70歳近くなった今は
「年金が出ない、この国は俺たちを捨てた、苦しい、もっと仕事をよこせ単価を上げろ、お前も国と一緒か」
と言ってたりします。
生活保護をもらいたいが仕事もやりたいから名義を息子とかに出来ないか、みたいな相談を受けたこともあります。
中には本当にかわいそうな人もいます。
でも私の知る範囲ではそういう人はこういう目の前の一つのことで悲惨になったわけではなく、もっと総合的複合的な理由(例えば障害を持った上で介護も必要とか旦那さんのDVとか…)で苦しかったところにインボイス制度のような人情味を感じられない政策で精神的にノックダウンした、みたいなパターンが多い印象です。
負担で言えばバレないだろうと知らない間に負担を増やされてるサラリーマンの方が酷いことも多いです(年調書類も複雑になりましたね・・・)
でも経理としてはこの辺りの処理がはっきりすること自体は歓迎ですし、もしも消費税が今後も上がるなら、その都度免税事業者はこっそり利益が増えていく、というのが健全とも思えません。(消費増税はそれ自体、内需メインの中小企業としては 強く 思うところがありますが)
「金銭負担的には現状維持、今後は増税されたらあなたも負担してもらうよ」ぐらいの落とし所なら今ほど騒がれなかったのかな・・・
いや、あの人たちはきっと騒いでやっぱり「あわよくば」を狙ってくるだろうな・・・w