空気を読むことと、空気を読んだ上でその場における無難なアクションを選択する、ということは別に抱き合わせではない。
空気を読んだ上で、しょーもないノリに付き合うのがバカらしくてわざとスルーする事だってあるはず。
相手の嫌味を汲み取った上で、言ったら意趣返しのように額面通りに受け止めたような返答をする事だってあるはず。
相手の一方的な「それが普通だろ」みたいな振る舞いに反抗する意味で、わざと「空気の読めない」行動を取る事だってあるはず。
そういう空気を読んだ上で空気に従わないという意思表示を理解出来ないのなら、「空気」を読めてないのは果たしてどちらかな?って話で。
無難な行動を選択しないという所まで含めて、それを「場の空気」や共同体の何たるかを理解できないアホだ、場のノリには例外なく常に従うべきだ、と言うのならそれはそれでどんだけムラ社会に生きてるんだって思う。
ただ残念ながら人間はエスパーではないので、心を覗き込む以外の方法で単に空気を読めないのと空気を読んだ上で逆らうのを見分けるのにはある程度の関係性が築かれていないと難しいのが厄介な所。
元の増田にコメしろやヘタレ
山本七平 空気の研究ですね