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2017-04-09

http://anond.hatelabo.jp/20170409170018

良いことを教えてやろう。

都心の駅付近で催した時は商業ビルに行けば必ずトイレがあるぞ。

これを覚えておくだけでだいぶ安心するから過敏性腸症候群場合は催すこと自体が減るはずだ。

おすすめ百貨店基本的トイレがきれい。次に電機屋。渋谷ならヤマダがいいぞ。

ただしこういうところのトイレは1階や地下1階にはない。2階以上や地下2階以下を目指すこと。

次にパチンコ屋。トイレだけ使って嫌な顔されたことがない。お店の人に聞いても親切に案内される。

うるさいところが苦手でなければおすすめ。ちなみにゲーセンはきれいじゃないし経験上空いてないこと多いのでおすすめしない。

次に、そこそこ混んでいるチェーン系のお店。しれっと入店してトイレだけ済ませる事が可能だ。例えばセンター街マックとかね。

がらがらだと店員に注意される(時がある)し、すごい混んでるとトイレも空いてない。

見込みが無い時は、難易度は上がるが飲食店が入っている雑居ビルを使うんだ。

適当なお店を見繕い入店エントランスで見た別な店舗名前を借りる。

「n階の{店名}のトイレがなかなかあかないので貸してほしい」って言えば貸してくれる。


次に、そういう店舗営業時間外の時は、基本的コンビニにすがることになる。

ただ、駅の近くにあるコンビニってトイレ貸してないんだよな。あれはひどい。人権を踏みにじっている。

渋谷に限って言えばの話になってしまうが、道玄坂寄りならマークシティ宮益坂寄りならヒカリエ。ここしかない。

番外編として、南口には公衆トイレがあるぞ、汚いけど。

こんな情報でもお役に立てれば幸いだ。どうか渋谷を嫌いにならないでほしい。

2017-03-04

もう都内子育ては出来ないよ

東京では高度経済成長時代あたりからドーナッツ化現象」と言う現象があった。

都市部から郊外へ人が流出都内公立中学校の統廃合や公立保育園の統廃合や規模の縮小が進んだ。

その流れで都内空き地がどんどん商業ビルオフィスビルマンションに切り替わっていった。

90年代に煩わしい近所付き合いやしがらみの多い地方から脱出する目的上京していく人も増えた、そして2000年辺りにおひとり様ブーム

独身バリキャリ女性が贅沢を楽しむライフスタイルがもてはやされた・・・そして「単身世帯向けに最適化された東京」と言う首都が完成した。

そして「保育園落ちた日本死ね」が突如噴出した。

政府対策を練り自治体保育園を増やそうとしてる、しかし「単身世帯最適化された東京」は一般世帯(夫もしくは妻子持ち)が快適に暮らせるようにするのは無理だ。

一言で表せば「都市計画の失敗」であるしかしもう何十年にも渡って単身世帯向けに最適化され続けた東京を「一般世帯暮らしやす東京」に変えるのは至難の業だ。

90年代に煩わしい近所付き合いやしがらみの多い地方から脱出する目的上京していく人も多かった影響で下町の住人以外は他者への関心も薄い。

公立中学校の統廃合や公立保育園の統廃合や規模の縮小で出来た空き地を売ってしまった以上は買い戻すこともできない。

保育園落ちた日本死ね」を言っている世代の子供が成人している頃には状況が変わっているかもしれないが、今度は高齢化社会だ。

人口が減ってせっかく増やした保育園をまた潰すことになるからなるべく自前で建てたくない・・・・と言うのが自治体本音ではないだろうか。

2016-06-24

増田福井県民なんて私しかいないだろうから言わせてもらうけど

福井県民はバカなの?

正確には私は結婚で夫の地元福井に越してきて福井県民歴1年だから純粋福井県民とは言えないけど

もともと東京に住んでて結婚して福井に住むことになったとき

福井ってどこだよ とんでもない田舎なんだろうなあ」

不安を感じてた

でも住んでみて

まあこんな田舎もいいかもなと思えるようになった

まず食べ物が美味い

そりゃ高い金払って高級店行けば東京のほうが美味しい店あるかもしれないけど

私のような庶民にとっては「スーパー普通に売ってるものが美味い」というのがありがたい

米も美味い

それで素材がいいのか田舎(福井)の人って舌が肥えてるのからなのか料理も美味しい

海も超綺麗

沖縄かな?ってレベルの海が車ちょっと走らせただけである

車社会も慣れてきた

毎日満員電車に揺られてきた人間としては移動時間プライベートタイムというのはなかなか快適だ

でもやっぱ都会が恋しくなる時もある

そんな中今年の春にハピリンかいう(福井にしては)でかいビル福井駅前に建った

再開発商業ビル?ということでマルイ的なのを想像して

福井にもこういう建物できて都会の良さを取り入れていけばさらに快適になるじゃん!

とこないだワクワクしながら行ってみた

結果はがっかり

正直泣きたくなるくらい失望した

ほんとに何もない

福井土産屋みたいなのと飲食店だけ

マルイ的要素皆無

一番混んでるのはバーガーキングかいう「逆にたくさんありすぎて行かない」系のチェーン店(ただし福井では初出店らしい)

1〜2階がそんな感じで上に何があるのかといえば会議室的なのとプラネタリウム()

夜中に車30分ほど走らせれば満点の生夜空が見れる田舎プラネタリウム()

それが5階までで

それより上は全部マンション

もう馬鹿すぎて失望して悲しくなった

せっかく福井が好きになってきたのに

これなら馬鹿かいイオンモールでも作ったほうが万倍マシ


ただこれ福井県民が馬鹿かというとそれとも違うみたい

夫含め福井県の人に聞いてみると

「ああ、ハピリン() どうせスッカスカの無駄施設でしょ」

みたいにスゲー冷めてる

なんでも過去にも駅前に似たようなビル建てて大コケしてるらしく

どうせそれと似たようなものになるんじゃないかというのが大方の予想で

ハピリンに関しては「やっぱりな」みたいな感覚らしい

そうなると本当に馬鹿なのは福井県民じゃなくて

福井県のお偉方ということか

あんな「どうせ田舎者はこういうの好きなんでしょ?」と馬鹿にしたようなビル建てて「再開発」とか

ほんとに田舎バカにしてるのって東京の人じゃなくて

その地方行政なんじゃないのかと思った

2016-01-24

http://anond.hatelabo.jp/20160124163637

先祖5代くらいの東京在住がコメントするぜ。

「何とも言えない」感覚ってのがよくわからないんだが、自分田舎に行くと同様に抱く「違和感」だと思えば、まあ、そうなのかな? とも思う。

東京まれ東京育ちである自分はそういう感覚を感じてないので、増田にもうすうすわかってると思うが、要するに馴れだ。田舎暮らしてると玉の東京違和感があるし、東京暮らしてると田舎違和感がわくだろう。要するにそれだけのことだよ。

東京と言ったって、中心部周辺部郊外とでいろいろ差はあるのだけど、うん、商業ビル店舗がひしめき合ってるのは、田舎から見たら違和感あるのかもね。

ただ田舎基準で見ると過密なように見えるかもしれないけれど、それは、単位面積当たりの地価家賃に直結)が高い場所で、利益を上げようとするときの最適戦略なだけだよ。

尊厳がどうこうとかそういう問題ではなくて、逆に言うと、土地効率無視するようなナメプをするのが尊厳だと思ってる田舎の人が実在するとしたら、それってどうかしてると思う。ただ単純にサバイバルな状況と適応競争があるだけだよ。

2016-01-22

[] あなた日本人の平均的鈴木です

日本人の平均ですよね。全く特徴がありません」

鈴木はその言葉を内心快いとは思えなかった。

まるで自分が特徴なくフラットで、無味乾燥としたコンクリートのように思えたからだ。

鈴木極彩色の部屋の中にいた。

くっきりと縁取られたグラフィックデザインの硬質な線が、白い壁とのコントラストの間に滲んでいた。

それはとても整然としているくせに、ありふれていて味わいがなく緊張した線を描いている。

バランステスト学力テスト集中力テストもすべて平均値です。褒めるところけなすところもありません」

天井に備え付けられた明滅しない青白い光が、すべての生き物を否定しつつ部屋を様子を事務的に映し出した。

目の前の女医ネームプレートにまぶしがる鈴木の反応も気にすることもない。

一度だけ微笑を浮かべると、それほど大きくない胸を鈴木の目の前にさらし、のぞき込みながら眼球にペンライトを当てた。

まぶしさに瞳孔が収縮する鈴木だったが、女医は気にする風でもなく口を開けさせ、次いで耳を差し出すように要求する。

「それじゃ、僕はメリットデメリットもない人間ということですか」

女医の姿が近くにあることと、失礼な回答に少しだけ興奮状態にあった彼の声は、若干の混乱を感じて少しだけ震えていた。

「ええ。人畜無害、というありふれた表現が最も適切です」

それはとてもばかげたことのように思えた。

この表現なら僕以外の誰だって当てはまるし、何よりテストも簡易的で遺伝子などの調査もしていない。

こんなことで自分存在のものを平均扱いするなんてずいぶん失礼な話だ。

鈴木はそう思いながらも同時に次の質問を考え出そうとしていた。

この街を見なかったのですか」

そう思った矢先、女医の突拍子のない質問が浴びせられる。

おかげで鈴木は考えていた思考放棄し、女医のいうとおりに街のことを回想するほかなかった。

ネオンパレードサーカス団、昭和レトロ・フューチャーの真鍮の時計から飛び出す鳩。

街ゆく人々のヴェネツィア仮面と火を噴く象。

そのどれもがまるで現実味がなくゆったりとした映像の中で踊っている。

「見ました。今でもありありと思い浮かびます

「どうでした」

幻想的です」

「いいえ」

「では何ですか」

個性です」

「そうですか」

「違います

女医鈴木の鼻に手際よく綿を詰め込むと、何かの液体が固着するのを待っているようだった。

黄色いねじ曲がった針を持つ、ツートンのポップ・アート時計から目を離さない。

「では街はいったい何だというのですか」

鈴木さんですよ」

女医時計から目を離すと、鈴木の鼻から詰め物を無造作に引っこ抜いた。

輪郭消失する朧な意識の中で、鈴木女医の姿が黒く大きなものに見えたような気がした。




暗転した画面から鈴木は放り出されると、街ゆく人々のネオンクラクションパレードの中に潜り込んで、にわかに交差する人々に自分の身体をぶつけた。

空にはツェッペリン号を思わせる飛行艇バーゲンセール垂れ幕をぶら下げながら、遠方に瞬く花火の中を飛行している。

仮装行列のような格好でありながらスマホを眺める人々は皆下を向いて情報の受信に余念がない。

ビルの隙間から猫が姿を現すと同時に人の格好へと変化してゆき、柔らかな牡丹を思わせる街明かりの中に消えていった。

すべてのパーツが無秩序カッターナイフで切り分けられた街の中で、鈴木の耳にある男の声が聞こえてきた。

メランコリア

はい?」

メランコリア、そうでしょう」

鈴木は喧噪の中でスマホ人間たちに押されながらも、彼のいうことを聞き取ろうとして眉をしかめた。

「それはあなた世界を変えているように思える。まるで自発的意思を持って何度となく描かれ続ける1Q84みたいに。だけどもそれは違うのです」

鈴木は緊張した姿勢を少しだけ和らげると、その男の顔を間接照明の薄闇の中でゆっくり凝視した。

彼は黒縁の眼鏡をかけていてやせ形、黒いフードの中から顔を覗かせている。

中肉中背で日本人の平均的身長に見えた。

セカイ系、でしたっけ」

全く突拍子もないタイミング意味のわからないことを聞く男を見ても、鈴木はその不自然さに対してなにがしかの追及を行うことを忘れたままだった。

それほどまでにこの男は鈴木にとって理由なく違和感がない。

「ええ。しかしそうではないのです。この世界一定していて安定の中にあり、揺らぐことも乱れることもなく、カオスフラクタル存在していません」

意味がわかりません」

「つまりこうです。あなたは平均的かつそれなり個性的で、人類の多数を形成していて、世界に影響を与えるまでもない山田であり田中なのです」

パーティクラッカー中国風の爆竹が響き、銅鑼の騒音と竜の飾り物が道の中央を練り歩き始めた。

人々はその動きを避けて軒下へと避難しつつ、それぞれのスマートフォンを離さない。

自分世界を変えるわけではない?」

「そうです」

世界自分を変えるということですか」

「いいえ。それは普通経験場合です。むしろあなた世界に研磨された鈴木なのです」

狐につままれたような顔をする鈴木の目の前で、男はフードをこじ開けるように縁をつかむと、その顔を見せた。

遠くでひときわ鮮やかな花火が上がり、飛行艇に変わってアドバルーン花火に照らし出される。

その中で鈴木は男の顔をしっかりと見つめた。

その顔は平均的で特徴がなく、見慣れた黒縁眼鏡をかけており、名前すら思い出せそうにもない、引っかかりのない表情をしている。

凝視した闇の中から見えたその顔は、よく見知った鈴木自身だった。

「見てください。鈴木さん。あの鈴木を」

道ばたで酔っ払って口げんかを始めたサングラス鈴木が丸眼鏡鈴木の襟首をつかんでなにやら抗議しており、喧噪のサングラス鈴木も丸眼鏡鈴木も殴りかかれないでいるようだった。

あなたのものです。不満はあるが殴る勇気もない。殴る勇気もないが負けたくない」

周囲の人間はあわや喧嘩という惨事に発展しそうなその光景を、スマホカメラで写し取って小馬鹿にした笑顔を浮かべている。

「平均的日本人の特徴的行動です。その上周囲の鈴木らには当事者意識もない。しかし彼らは」

「巻き込まれると怒り始めるんですよね」

鈴木はその様子を早鐘を打ち始める鼓動と一緒に眺めつつ不安な表情を浮かべた。

それは自分自身であり自分以上ではない、紛れもない鈴木なのである

「とめないと」

「そう、それも鈴木らしい行動です。私にもわかります。何しろだって偉そうな鈴木なのです。いつ何時あんな風に群衆に紛れて下卑た笑みを浮かべているか、知れたものではありません」

偉そうな鈴木がそう講釈する中で、動物情動によって行動する愚かな鈴木たちは大いにはやし立て、サングラスと丸眼鏡はもみ合って路上へと転がり込んだ。

格闘技経験があるはずもない平均的体格を持つ鈴木二人は、子供のとっくみあいさながらの醜いつかみ合いを展開する。

「とめなくていいでしょう。そろそろ始まります

偉そうな鈴木がそう述べるやいなや、サングラス鈴木は丸眼鏡鈴木と力の拮抗を感じ取り、待ったをかけた。

周囲がかっこわるいと小声でささやく中、二人はお互いの非を認め始める。

「見てご覧なさい。自分がやっていることが怖くなったのです。よくあることです。酔っ払って気が大きくなったあげく、小さな出来事相手を制することができると勘違いしてしまう」

それを聞いていた鈴木は平気な顔をしたままひどく動揺していた。

すべての鈴木たちの行動は偉そうな鈴木が語る鈴木の姿そのものだったかである

「動揺しているでしょう。見慣れたらすぐですよ。私や彼らのようにすぐに尊大な態度をとるようになります

それもあなたなのです。恋愛運が欲しいといいながら女性を避けるあなたあなたですし、

プリンの蓋をなめてしまうのもあなた。悪くもないのに謝ってしまうのもあなたならば、

集団に紛れ込むと気が強くなるのもあなたですし、散らかったメディアを見て知ったつもりになるのもあなたです。

大きな転機もなかったのに若輩に偉そうに振る舞えると勘違いしているのもあなたならば、勝手黄昏れて不運を嘆くあなたあなたなのです。そしてそれは私でもあります

喧嘩沙汰にも参加しないまま鈴木は偉そうな鈴木を押しのけて走り出した。

ジェットコースターを思わせる電車の高架をくぐり抜け、たくさんの鈴木を押しのけつつ同じ型番の車の群れを横切ると、らせん階段をひたすら上昇する。

湿気た商業ビル廊下鈴木課長を突き飛ばし鈴木愛用Tシャツ酷似した衣類がぶら下がるベランダから飛び出した。

それから鈴木好みの女物下着が干されている、さびたシアノタイプの手すりを這い上がる。

驚く鈴木顔の女を尻目に、内鍵を開けた鈴木ベランダから玄関まで突風のように通り過ぎていった。

マンション階段を駆け下りさなか巨大鈴木階段を打ち壊しながら鈴木に迫る轟音が聞こえ、鈴木は背筋に冷たい電撃が走る感覚とともに二段ずつ階段飛ばしながら階下を目指した。

黒い影である巨人鈴木は目を暗闇に輝かせながら、金色残像を描いて追いすがってくる。

わずかばかりに振り返った鈴木は、巨人が壊した階上景色がすべて真っ白で何もない風景へと上書きされ、破片が吸い込まれてゆくさまを目撃した。

『普段とらない行動をとる』鈴木を追いかける気持ちが今の鈴木には理解できたし、巨大鈴木が何をしようとしているのかも理解できた。

代わりはいくらでもいるのである

この世界カオス発症してフラクタル空間へと戻る前に、巨人鈴木平穏無事な鈴木世界を維持したいと願うはずなのだ

ほかでもない鈴木がその推理にたどり着くことはそう難しくはなかった。

彼は崩壊するマンション入り口鈴木らしくもない様相で勢いよく蹴り開けて、メンタルクリニック看板が輝くショーパブのような外見を持つ店の前に疾駆し始めた。

いくつもの車のクラクションとありふれた怒声が響く中、免疫機構と化した巨人鈴木が車を分解して鈴木へと迫る。

鈴木は振り返りもせずメンタル・クリニックの入り口を乱暴に殴り続け、やがて当直医が照らす明かりとともにドアは開閉した。

そして彼が中に入ると同時に巨人のぶつかる振動が響き、静寂が訪れた。




当直医はあの女医だった。

女医は肩で息をする鈴木の方へと近づくと聴診器をかけて鈴木の額に当てた。

鈴木さん、街は個性的でしたか

鈴木はやっとの思いでつばと一緒に絡まった痰を飲み込み、女医質問に答えようとする。

「ええ、すべて個性的な『私』でしたよ」

彼女は額に当てた聴診器の位置を、少しずつ優しい感触でずらしながらも無言でいる。

「だけどすべて無個性な『僕』でした。世界からなめらかに研磨された僕」

女医はようやく聴診器を離すとそれを首にかけ、鈴木の顔を静かに見つめた。

その顔を見ているうちに鈴木は一つの大きな疑問に突き当たっていた。

あなたはどうして鈴木ではないのですか」

女医は目を細め、つやのある口紅のしわを笑みで伸ばしながらも何も答えない。

鈴木は呼吸が少しずつ落ち着き始めたことを確認しつつ、彼女を見つめ返した。

「私はフラクタルの頂点。あなたは面積。頂点は理想によって接着されているのよ」

鈴木の顔に安堵と不安感が入り交じった色が浮かび上がった。

鈴木さん。あなたはもう鈴木であり鈴木ではないの。平均でありながら乱数を発生させてしまった。

それは似た鈴木を生み出しながら別の鈴木鈴木空間形成するわ。鈴木空間はたくさんの私でつながって、別の鈴木を生み出すの。

そのとき元の鈴木鈴木に似た鈴木ではない何かなの」

聴診器を当てた理由鈴木にはなんとなく理解できた。

その鈴木らしくもない鼓動がやがて女医の姿すらも変えてゆくことを知っていたし、鈴木自身希薄化させて別の鈴木として安定することも理解できた。

鈴木の右腕の指は六本へと増加し、膝から別の足が生えようとしていた。

微笑む女医の臀部からしっぽが生え、医院空間ねじ曲げられた。

そうして鈴木は変容のさなか、粘液状に変化するさなぎの自分に対して、突拍子もない行動をとってしまったことをひどく後悔した。

「そうだ、確かにセカイ系ではなかったかもしれない。だけどマルコヴィッチでもないはずだ。これはきっと氷から――」

それが鈴木最後に思い描いた思考だった。




類似作品(作者の良心として記載

さくらももこ『神の力』より、『西山

マルコヴィッチの穴

村上春樹1Q84

メランコリア

空中ブランコアニメ版

※当たり前ですが、類似していない部分も盛り込んであります

2015-09-29

http://anond.hatelabo.jp/20150929100640

なんで雨宿りは人ん家限定なんだよw

雑居ビルロビーカフェ

コンビニ商業ビルなんかあるやろ。

それでそっちが乗っ取れるなら

しろ積極的に雨宿りするけど?

ていうかこっちに話を広げたくないので

以後この件でコメントは控える。

2014-04-18

荒廃した東京に住みたい。

ここはお台場と呼ばれた場所

かつてはテーマパークと住居エリアを融合し、新時代の週末の過ごし場所として一世を風靡したこの場所は、今となっては廃墟同様の商業ビルと、無人と化したマンションが建て並ぶゴーストタウンに変化していた。

僕は今ここで仕事をサボって暗い店内のゲーセンに居る。

まぁ別に何かをするわけでもなく、知らない人がプレイしている格闘ゲームを、横でタバコを吸いながら眺めてる。

ふと店内の端に目を向けると、知り合いの男女3人が丸テーブルを囲って飲物を飲んでいた。

その知り合いに会うのが久々で、何て声をかけていいかわからなかったけど、向こうは僕に気がついたらしく、声をかけてくれた。

僕は別にこれといって用事がなかったので、彼らと一緒に暇な時間を過ごすことにした。

特に行く場所なんて無いけどとりあえず4人は外に出た。

見回せば見回すほど、大量の廃棄物と化した町並みが目に映る。

4人はかつて屋内遊園地があった建物に侵入する。

どこの扉も鍵が壊されていて中には容易に侵入できる。

僕らが目指す場所は、死亡事故が起きた「ビバ・スカイダイビング」というアトラクションの前だった。

廃墟寸前なはずなのに、電源は生きている。

東京電力倒産してから、誰も電気管理するものがいなく、ただ100%オートメーション化された発電所から電気が送られてくるだけだ。

これはここに限った話ではなく、全国的にそうなってしまった。いわゆる、電気の使い放題である

使い放題といえば聞こえはいいかもしれないが、実際は管理するものがいないので、当然事故が起きても誰も責任は取れないし、そして施設電気事故が起きても誰も直せないので使用不能になってしまうという諸刃の剣だった。

そんなことはどうでもよく、動力室で動力スイッチを入れ、僕らはそのビバ・スカイダイビングというアトラクションを起動する。

運行管理者なんていないので、自分たちで何でもやりたい放題だ。

4人の内、2人がそれに乗り込み、発車していった。

もう10分ほどたっても戻ってこない。何があったのかは全くわからない。

警察をよぼうにも当然誰もいないという事実と、廃墟内に不法侵入してしまっている事実があるので通報すらできない状態。

僕と残された彼女はとりあえずこのまま動力を入れっぱなしにするのは危険だという意見で一致して、動力室でスイッチを切り、今しばらく待つことにした。

もう1時間ほどたっても何も反応が無いので、とりあえず書き置きを書いて僕らはその場所を離れることにした。

外に出ると、目の前には居住区と商業区とのちょうど境目があった。

その境目を隔てて左が商業区、右が居住区なのだが、居住区は長年海風にあたって劣化したマンションたちが立ち並ぶ。公園緑化が施されていた部分はもうすべて砂漠となっていた。

建物を出てから僕は彼女と全く会話していないことに気がついた。

彼女と初めてあったのはもう6年ぐらい前のことだ。

当時山梨に住んでいた僕はよく都内彼女とあっては遊んでいた。

もうアレからずいぶんと時がたったものだ。

彼女は今は社会人として第一線で働いていると聞いた。

学生のころの面影はもうない。

僕は彼女に話しかけた。

 「あの…さあ、今日はこれからどうするの?」

彼女はこう返事をしてきた。

 『彼らが心配から家に帰らないでこのへんで一晩明かすつもり』

そんな返事をされた僕は、さすがに女の子一人でこんな場所に置く訳にはいかないと思ったので、

 「じゃあ僕も残ろう」

と返事をした。彼女安心したのか、かすかに笑顔になったように見えた。

僕らは居住区の中でも比較的風雨を凌げそうな場所を探し出し、そこで夜を明かすことにした。

相変わらず何も変化はなし。

そういえば食事してないな、、、と思い、彼女に話しかける。

 「なぁ、飯、どうするかぁ?」

彼女からの返事はなく、代わりにスースーと寝息が聞こえた。

僕はそのまま彼女を寝かせてあげることにし、僕は窓際の壁に寄りかかって眠ることにした。

時間後、僕は月明かりのまぶしさで目が覚めた。

彼女はどうしてるかな?と寝ているであろう方向に視線を向けると、そこには彼女はいなかった。

どうしたもんか…と思い、その部屋を出てあたりを探していると、商業区のあたりに人影がみえた。

こんな時間からこそ危ない人がいるかも知れないので、僕はそっとその人影を追って見ることにした。

その人影は商業区の中のコンビニであったのであろう場所に入っていった。

そして10分ほど経つとその人影はビニール袋いっぱいに何かを詰めて出てきた。

その影を追って歩くこと数分、たどり着いた場所は僕らがさっきまでいた居住区の部屋だった。

まさか…と思いゆっくりと部屋に近づくと、そこにいたのは彼女だった。

 「ふぅ…」

彼女はきょとんとして僕の顔を見上げた。

 「心配したよ…急にいなくなってたから…」

 『ごめんね。。。おなかがすいたんだけどなんかないかなーって思ってコンビニがあった場所に行って適当に物色してきたw食べる?』

 「ははは…食べようかw」

僕は彼女からカロリーメイトを受け取り、彼女背中合わせで座ってそれを食べた。

色々会話した。初めてあった日のこと、あの日から日本はだいぶ変わってしまったこと、まだお台場が栄えていたことに一緒に来たかったこと。

時間は会話した。さっきあった時なんか全く会話しなかったのに。

話つかれた僕は夜明けまでまだ時間があることもあり、再び寝ることにした。

 「今度出るときはひとりで出ないでね、心配から。。。」

 『あ、、、うん、ごめんね。おやすみなさい。』

そうして再び眠りに落ち、、、、たはずだが、僕は彼女に起こされた。

 『ねぇ、隣で寝てくれる?』

 「え?どうして?」

 『隣で寝てれば、あたしがどっか行きそうでもわかるでしょ?』

 「あ、、、うん、いいけど、そっちはいいの?」

 『あたしはいいの、ひとりだと怖い、、、、助けてよ、、、』

 「大丈夫、ちゃんと僕が守るから。」

月明かりに照らされながら、僕ら二人は眠りの中で夜明けを待った。


という夢を見た。

 
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