「合意形成」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 合意形成とは

2024-04-19

anond:20240418212609

孤独とinternal dialogueについては興味深い洞察だと思う。

サイコ』のノーマン・ベイツもヘンリー・ダーガーも確かに自分自身一人二役して会話していた。

それが孤独という苦痛ヘの慰めのために行ってるというのはあまり一面的すぎる。

それは『さかしま』、『オブローモフ』が提示するように社交的関係によって発生する苦痛からの逃避としての孤独存在する。『ツァラトゥストラ…』でも最終的には孤独が称賛されている。これらは文化的批評領域であり、現実とは無関係だと思うかもしれない。

だけれども、文化とは文化圏の象徴的秩序を内包しているためフィクションと隣合わせに語られることは常に避ける事ができない。現代でも『ジョーカー』とかその元ネタと言われる『タクシードライバー』がこれら議論に対して抱き合わせのように引き合いに出される。

これら文化批評を取り除けば、他者に対しては振る舞い以上のものを我々は知る事ができない。

仮に合意形成の結果から相手心理状態類推可能なら囚人のジレンマは発生し得ないことになる。

復讐意図弱者男性が持ってるかは動機主観的決定とその不可知性のため客観的な振る舞いからは推し量ることはできない。

そして主観的には人間自己幸福を測り間違える。

これはデイヴィッド・ベネターが統計引用して例を挙げてるが人というのは身体障害知的障害を抱えていても幸福を感じる人々の割合は健常者と変わらない。そして、自己幸福度の位置づけは相対的に決まる傾向がある。

どの立場であれ心理抑制環境によって与えられる不自由さの裏に悪意を見いだせばそれが防衛として他者に対して闘争行動をする動機付けになる。

隷属か破壊かはニーチェが扱っている議論だが、

ニーチェ正当防衛についてこう述べている。

━━正当防衛一般正当防衛道徳として是認されるならば、いわゆる非道徳的な利己主義ほとんどあらゆる発現もまた是認されなくてはならない、人は、自己を保存するためにまたは自己を守ったり個人的な禍いを予防するために、害を加え、奪い、殺すのである(中略)意図的に害を加えることは、われわれの実在または安全問題となる場合には道徳として許容される『人間的、あまり人間的』

そこに合意形成が介入する余地はなく、個々の主観的評価正当防衛基準が決定する。法が予防効果を維持する事を放棄した時、法は犯罪を事後的にしか処理できなくなる。

一方で社会システムに着目すれば、反対者あるいは敵対者は結局のところ対象としている前駆的社会構造寄与している。よって社会機能を一部担っていると言える。《弱者》や《敵》無くして強者価値付けの基礎となる社会進歩前進はありえない。

社会弱者はその機能故に巨視的観点では無くならないだろうし、目に見える弱者としての存在搾取する主体である強者必要としてるからこそ残り続ける。

まり、救っても救っても《弱者》は存続しそれを識別する指標であるスティグマ流行規定するモード存在する限り形を変えて生産され続ける。これは共同体幻想において神に等しい絶対者である絶対者の在り方は超時代的ではない。問題は疎外化された周縁に位置する人間たちがサイコパス/ソシオパスのような生得的悪というレッテルを貼られて尚、否、初めて絶対者剥奪し得ない自由意志による行動決定権が与えられる所にある。(シェリング)

万人は万人を殺す事ができる。野蛮な闘争状態規制しているのは社会報酬である。それが除かれた場合上記行為当事者にとって合理的行動である。ただし、万人が合理的決定を行うわけではない。

しかし何も対処しようがない訳ではない。社会上の功利性の総和を考える時殺人社会的に避けられないものならそれに方向性を与える事は決して無益ではない。これが畜群智慧である

2024-04-05

anond:20240405132949

相手あっての話なのに画一的な答えを求めてる時点で間違い。

会話の中で食事に重視する内容(味・価格・映えetc)や好みを確認してこのお店よさそうじゃない?と打診すればよい。

サプライズなんていらないから明確な合意形成をしてください。仕事と同じです。

2024-04-03

anond:20240403143158

会議合意形成の場だろ

肝心な部分が折れる前提で主張なんかするかよ

あらかじめ過大な要求を突き付けておいて、相手が受け入れるまで少しずつ譲歩するに決まってるだろ

いっきり有利な合意を取り付けてやるわ

2024-04-02

anond:20240402155931

あなたの感じていることについて、まずは理解を示したいと思います労働組合集団行動に対して否定的感情を持つことは、個々人の価値観経験によって異なるため、決して珍しいことではありません。あなたが述べたように、「徒党を組んで戦う」というアプローチが、個々の自由選択合意形成プロセスを重んじる立場から見れば、疑問を感じることもあるでしょう。

労働組合集団による交渉は、個人では力が及ばない場合に、より良い労働条件待遇を求めるための一つの手段として存在します。この背景には、労働市場における権力の不均衡があり、個々の労働者よりも組織されたグループの方が交渉において有利な立場を得やすいという実情があります

しかし、あなたが指摘するように、個人自分利益価値観に基づいて職場選択し、働く場所自由に選べる状況が理想的であることも確かです。経営者労働者間の利害が一致し、共に目標に向かって努力できる環境があれば、対立することな共存共栄できるかもしれません。

労働組合集団交渉アプローチに対して異なる見解を持つことは、多様な意見価値観があることの表れであり、それぞれの立場や考え方には一定正当性があります。また、労働組合に対する批判的な意見を持つ人々もいれば、労働組合の果たす役割を高く評価する人々もいます

重要なのは、異なる視点理解し、それぞれのメリットデメリット考慮に入れながら、より良い労働環境社会を目指していくことでしょう。そして、個々人が自分にとって最適な選択をできるよう、情報選択肢を広げていくことも大切です。

2024-03-26

東京 練馬区石神井公園駅前の再開発 異例の執行停止のなぜ?』 https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.nhk.or.jp/shutoken/wr/20240325a.html

この記事の反応で、ちょっと補足をしたくなったので。

異例の執行停止見出しにあるが確かに類似する都の都市計画上の手続きだと、昨今一番の話題になった某外苑再開発でも、イコモスなどに怒られていても差し止めにはなっていないので、これは相当異例。

練馬区サイトを見ると粛々と淡々スケジュールがこなされているのが分かる(https://www.city.nerima.tokyo.jp/kusei/machi/kakuchiiki/shakujii/saikaihatu.html)。ここまで(借地権の申告:ここで再開発をするので借地を持ってる権利者は早く言ってね保障するから)来て、土地の明け渡し(土地の所有者が再開発に伴いいったん土地を売却し移転する)を差し止める事案は個人的には初めて聞いた。

一般的には、あらかじめ決められている都市計画建蔽率とか容積率とか住宅専用地域とかそういうやつ、国と地方自治体が決めてる)を超えて特例的な建物タワーマンションとか馬鹿デカビルとか、通常の規定以上にデカく建てて儲けようとする建物)を建てる場合

地元意見集約→再開発しよう!と結束

区議会検討議会承認下りたぞ!

東京都の「都市計画審議会」という会議→何度か冷や汗の出る質疑を乗り越えて

承認下りたら、事業

と、いくつかの関門を経ないと建てられない(ものすごくざっくりとした説明)。デカ建物を建てるためには誰もが通る道。

で、この一番最初の「地元意見集約」がないと、行政は当然すべての再開発事業OK絶対に出せない。民間人が所有する不動産行政勝手に動かすことは基本出来ないから。例えば木造住宅が密集してて道路が狭くて救急車も入れないようなところを再開発したいよなぁと考えていたとしても無理。なのでこの1「地元意見集約」がとても大きな要素になる。

そしてこの「集約する」仕事は、多くの場合ゼネコンデベロッパーなど「ここにタワマン建てて儲けたいでゲス」という目的がある人たちが行う。

建前はあくまでも地元住民地権者から相談を受けて、という形だが、あけすけに言えば、何十人もいる地権者マイルドに立ち退きさせる仕事だ。平成以降の地上げ昭和のころのように放火してなんてことはしない。毎日街のバーサンの家に茶飲み話をしに行ったり、商店会の「有志の会」とか「〇〇町の未来を考える会」なんて名前になりがちの再開発推進派のオッサンジーサンどもと夜な夜な地元スナックで飲み明かしたりして、誰が反対しそうか、どうやったら立ち退いてくれそうかなどを探りながら、数年をかけて『地元住民意見を集約する』ということをやってる。これを綿密にねちねちと、時にはお金を使ったり(金で移転してくれる人は割とかなり多い)して、ぺんぺん草も生えないほどに賛成派を取りまとめることで「再開発準備組合」という、再開発の準備をするための組合ができる。組合員は地元地権者、つまり今まで懐柔してきたオッサンオバハン、ジーサンバーサンなどで、「再開発成功させて無事にみんなで儲けよう」というSameBoatのメンバーになる。

通常、東京都や首都圏の好立地の場合は、地権者再開発中の住まい保障なども含めて一銭も金を出さないことがほとんど。地権者自分がもともと持っていた土地差し出して、その代わりに、再開発間中生活再開発後の開発利益の一部(建物の中の新しい店舗だったり、タワマンに建て替わった新居だったり)を手に入れる。

あくまでも邪推だが、今回は、このSameBoatに乗りたくなかった地権者か、再開発不利益を被る可能性がある周辺の関係者(でかい建物が建つのから周辺環境は一変する)が複数いた可能性があるのかなと思う、まぁ邪推ですけども。

不利益を被るかもしれない周辺住民関係者(店やってる人とかね)」は実は、真っ先に懐柔しておくべきキーパーソンなのだが、この手順で業者が雑な仕事をしたんだろうなと思う。私見だが、N村不動産はこういうところがかなり下手というか雑というか、無視する傾向がある。まぁN村が合意形成にかかわってたのかは全然からないので本当に邪推しかないですが、当該の再開発予定地の周りにすでに恐らく同様の再開発スキームで建てたプラウドタワーが立っているので「行けるっしょ」ってなったのかもね。まぁ分からんけど、知らんけど。

ちなみにこのプラウドタワーは恐らく建物高さ90mぐらいじゃないかと思うのだが、NHK記事掲載されている完成予想パースの、当該建物左側に白でごくうーっすらと半透明に描かれている建物がそれにあたると思う。こういうズルいことをするのがデベロッパーである。ちな建物右側に白でごくうーっすらと描かれてるのはやはり再開発マンション「エミリ石神井公園」で恐らく建物高さ50m程度。石神井公園駅前にこんなに青空が広がってるわけがいから!

で、近年に再開発された両隣のタワマンの高さが恐らく90m、50m程度なので、「なんで100mをOKしてんだよ」とツッコミは入るよなとは思う。

まぁ、10数年前にできたプラウドタワー石神井公園よりも高く積まないと今の高騰する事業環境では採算が取れないんだろうなーと予想はできるので、そう言えば裁判で戦えたんじゃとと思うんだけどね。都市計画審議会でそういう言及でもあったら「だってその高さにしないと事業ができません、事業ができないと困る地権者もいるし道の整備もできません」と言えたと思うんだけどなー。さすがに都市計画審議会議事録を見るのは面倒なので、これもあくまでも邪推

で、ブコメにいくつかコメントをしたい。

「街のにぎわいを棄損してる」これは一面では本当にそうなんだけど、一方で、現地を知ってる人やGoogleMapを見た人ならわかると思うが当該地は正直、再開発した方が良い場所ではあると思う。

このあたりとか見るとなぁ。https://maps.app.goo.gl/oacM7JfmgrEmFjsw9 ブッコメにも「まなマート返してくれよ」とあるが、まなマートの辺りとかうっかり火事が出たら大惨事は免れないと思う。私もこういう地元密着スーパー大好物ではあるので気持ちは痛いほどわかるが。特に既に南でも北でも再開発マンションが建ってる石神井公園周辺では最後オアシスのような路地ではあるので本当に惜しい、が、地震火事リスク…。

でも味のある路地と古くからある店がなくなるのは、増田としてもとても寂しいことだよなとは思う(だからこそとても丁寧に反対意見が出ないほどに、広めに地元の人たちと話をする必要があるのだが。これを気合を入れてやったのが小田急下北沢再開発)。

優遇しすぎな面」

計算してないかわからんが、図書館公共用途)、もともとあった区道建物を貫いて再保存しているところから公共用途への供出がそこそこあるプロジェクトのようである。(https://www.city.nerima.tokyo.jp/kusei/machi/kakuchiiki/shakujii/saikaihatu.files/jigyoukeikakusyo-2.pdf)そのせいで、ある程度補助金が手厚いのでは、と思う。事業費や公共床の比率などで補助金額には色々制限があるので、この件だけが手厚いということはないのでは…。むしろそうだとしたら大問題だが恐らくそれはないんじゃないかな(適当な言いきり)。

野村不動産なら割と空間に余裕のある良い建物建てそう」

それは広告イメージ戦略に乗せられておりますな。タワーマンション容積率制限の緩和を受けてはじめて建てることが出来る。その代わりに一定計算式のもとに地面部分に「公開空地」を設けることが法律で決められていて、どのデベロッパーもその最低限度しか公開空地は用意しない。「建物を建てられる面積」は少しでも確保したい、タワー型ならなおさらである規制より多く空地を設けるのはデベロッパー業界ではほぼ有りえない。

そして分譲マンションとして売るので、ほとんどのデベロッパーは、事業を圧迫しないように最低限確保した公開空地を公園のように整備することが多い。何かい雰囲気になるからね。これは野村に限った話ではないっすね。そして一方で「いい感じの公園っぽくする」のは住友不動産にだけは当てはまらない。住友のタワマンの足元は本当に管理がしやすそう(で無味乾燥)、そういうのが好きな人もいるよな!管理費も節約できそうな気がする!

ちなみにこの「高いビルやタワマンの足元まわりの公園状のなにか」=公開空地は、「みんなが憩える空間を整備した代わりに容積を許してやったぞ」という空き地なので、みんなどんどん散歩したり休憩したりしようぜ!

地域を作り替えたい業と地元民として街を守りたい業のせめぎ合い」

このブコメは本当に言いえて妙。上にだらだらと書いたが、「街を守りたい業」の人もいる。この手の件は共産党は必ず絶対に反対に回る、が、本件は商店会の偉い人が表に出てるので共産党とはちょっと違う筋なんじゃないかニャーという気はする、知らんけど。

政治的な話は置いておいても再開発エリアの線引きに入れなくて損した気がする人が反対、なんてのは普通にあるある。どっちも商店会メンバーでどっちもJCにも消防団にも入ってて、それで大ゲンカして大変、とかね。

2024-02-20

共同親権になったら結婚しない

 私は元々積極的結婚したいと思ったことはなかったが、共同親権が導入されたら間違いなく結婚人生設計から除外すると思う。もし結婚したいと思うような異性が現れたとしても法律婚絶対にしない。(当然現代日本法律婚を前提に制度設計されていて、結婚はするが、法律婚をしないことのデメリットは把握してている。だから基本的には人生設計からすべての形の結婚排除するという姿勢である。)

 理由は2つある。

 まず、共同親権が導入された場合実質的モラハラDVをする相手結婚前に完全に見抜かなければならないことに対して責任を持てないということである

 経験上、モラハラDVを行うタイプは必ず「結婚後」「出産後」「家計統一後」といった「逃げることの難易度が上がったタイミング」でモラハラDVを開始することが多い。それまでは本性をひた隠しにして、ある時点から突然態度を変える傾向にあるのだ。これは私が私の両親や親戚の実体験や報道された実体験をもとに経験則として実感している傾向である。当然「本性を見抜けない目利きスキルの低さ」を問題として指摘する人もいるだろう。そしてその様な部分は実際にあることで、当事者かつ被害者立場からばかりから話を聞いているバイアスがあるだろう。実際私の親戚は周囲から止められた結婚モラハラにあったと言っていた。しかし、必ずしもそういう事例だけではないことも実体験として見てきた。例えば、母は経済的に自立した強い女性で、結婚前の人生でほぼ常に「正解択」を選び続けた様な人だ。そして、そんな人でもモラハラをする可能性のあった相手を見抜けないことがあるという事実は私の「目利きスキル」も本当に十分であるのかという疑問を浮かび上がらせる。(もちろん私が母に高すぎる信頼を置いていることもあるかもしれないが、母方の祖父母兄弟相手性質を見抜けなかったと声を揃えて言っている。)つまり、どこまで「目利きスキル」が高ければ問題がないのかわからないということである。少なくとも、私はこれまでそれなりに恋愛で失敗しながら「目利きスキル」を上げてきたつもりであって客観的に見ても並以上ではあると思うが、それでも十分だと確信できたことはない。これを根拠結婚後の私や産まれるかもしれない子供に対して責任を持つことはできない。

 次に、法律的結婚した場合子供に対して責任を持てないということだ。これは特に私が女性である特有事情関係している。

 結婚していても原則的には夫婦間で合意がないと子供はできない。はずであるしかし、それはあくま原則であって、婚姻後の家庭内強制性交など私の合意なしに子供ができてしま場合というのは想像に難くない。私の理解では、婚姻中の中絶には夫の同意が不可欠であってそれは家庭内でのレイプ場合でも同様である(間違っていたら指摘してください)。もしかするとショックを受けて事後対応にもたついてしまって、中絶可能な期間が終わってしまうかもしれない。私は私に対してその可能性を否定できない。

 また、私は家庭内というその場で助けてくれる他人がいない私的空間においてレイプを高い可能性で回避できる手段がない。特に体格が男性並みに恵まれているわけでも、武道の達人でもない。スタンガン効果的な使い方も催涙ガスの見つからない隠し方も知らない。決して自分を棚に上げるわけではないが、最終手段として自己防衛に使えるこうした機会や知識普通に女性として生まれ20年間生きていて巡り合うことが珍しい。それは30歳の女性でも40歳女性でも変わらないのではないだろうか。

 これだけ確実性がもてない状況でレイプを防げず、中絶もできず、生まれしまった子供に対して私は責任を持てない。

 配偶者に対してモラハラDVを行う人物は必ず子供にもその一面を見せる。まず家庭内配偶者に対して暴言を吐いたり、暴力を振るったりしているところを同じ家庭内にいる子供に隠し通すことは難しい。実際私も夜中に起きてしまったとき母が暴言を吐き続けられている様子や叩かれている様子を目にしたことがある。子ども家族間での暴力を目の前で見た場合の悪影響は否めないだろう。

 また時に、子ども暴言暴力が及ぶ場合もある。その時に私が必ず身を挺して子供を守りきれるか、否と言わざるをえない。これは親として産んだ子供に対して当然の責務であると私は思うが、それについて必ず責任を持つことはできない。

 この様な状況でも共同親権導入がなければ、モラハラDVを行う配偶者から逃れ、子ども安全である程度の確実性を持って確保することができた。その蓋然性が高かった。しかし、導入後、私自身が配偶者暴力から身を守ることができても、子供は難しいだろう。また、子供の進路などの面における合意形成も難易度が高いと推測され、その様な社会的必要資源子供に与えられるかも疑義を持たざるをえない。子供に後に社会的虐待と言われてもおかしくない状況になることを否定できない。

 最後に、この理由については私が合意をしていない妊娠出産であるから子供に対してそれほどの責任を持つ必要はないのではないかと思われる方がいるかもしれない。たしかに、合意をしていないのだからその様な立場があっても良いとは思う。しかし、私は私自身がその状況になったとき子供を見捨てることができない可能性が高いと思っている。

 これら2つ理由から、私は共同親権が導入されたら結婚をしない。

 全編を通して、共同親権が導入された場合私の結婚に対して私が結婚しない理由を述べた。男女問わず、「もし結婚相手ヤバイ人格だったら」と自分自身に置き換えて具体的に考えるきっかけになればうれしい。ここまで読んでくれたことに感謝する。

(ある20女性より)

2024-02-14

anond:20240213115338

chatGPTちゃん攻撃的な表現を穏当なものに整えてってお願いしたら文意自体変えやがるから見出しは変えずに本文部分だけ調整してってお願いしたら心が壊れてるみたいな内容になった。

金を稼げ

経済的な安定は、将来のパートナーとの共同生活において重要な要素です。特に東京では年収800万円、その他地域では600万円が目安とされています。これらは一般的基準であり、安心して生活できる最低限のラインと捉えましょう。

専業主婦にさせろ

パートナーシップの中で、生活スタイルについては互いに合意形成することが大切です。共に話し合い、お互いが納得し、支え合える関係を目指しましょう。

女を見下せ

相手尊重し、お互いの価値を認め合うことが、健全関係構築の基礎です。互いの強みを生かし、支え合う姿勢重要です。

マウントを取れ

自信を持つことは重要ですが、相手尊重し、等身大自分を見せることで、真の信頼関係が築けます。お互いの長所を認め合い、高め合う関係を目指しましょう。

筋トレジムに行けデブは痩せろ

健康を維持し、自己管理を徹底することは、自己魅力を高める上で非常に重要です。健康的な生活は、自信にもつながります

同時並行で複数人進めろ、数をこなせ

出会いの幅を広げ、多くの人との関係を築くことは、理想パートナーを見つける上で有効です。ただし、すべての関係真摯に向き合い、相手に敬意を持って接しましょう。

ふられても気にするな

出会いの中での失敗は、成長の機会です。一つの経験から学び、前向きに次のステップへ進みましょう。

さっさとチンポを入れろ

関係を深める上で、お互いのコミュニケーション理解重要です。互いの意志同意のもとで、関係を進展させることが大切です。

必要投資しろ

関係を深めるための努力投資は、将来の豊かな関係構築につながります。無理のない範囲で、お互いにとって価値のある時間を共有しましょう。

若いうちに行動しろ

人生のさまざまな経験は、若いうちに積むほど、豊かな人生につながります積極的チャレンジし、多くの経験を積み重ねましょう。

2024-01-27

anond:20240127192824

志賀町能登中核工業団地などに代表されるように、

石川県県内あちこちで進めてきた企業誘致北陸新幹線建設など、

産業観光振興への投資をしてきた。

一方、災害リスク軽減に向けた計画づくりは産業振興にブレーキをかけることになるからペンディングにしてきた。

今思えば07年後の耐震診断くらいはしないといけなかったな。

防災投資を暗黙の裡に手控えなければ進められないという平時政治メカニズムが、

この国の災害脆弱性を増大させている一面はありそうだ。

この平時復興期の政治の動きは表裏一体。復興期の動きのなかでは、二つの政治的な動き方がありうる。

ひとつは、地域経済産業災害前の同じ状況に迅速に戻そうという動き。

観光地であれば、訪問する外の人々に災害を早く忘れてもらったほうがいいし、

曲突徙薪の故事でいえば政治家が災害後の復旧でヒーローになる手っ取り早い発想だ。食べて応援!みたいな流れもそれに近い。

2004年インド洋津波被災したリゾートアイランドでは、

ビーチ沿いのせまっくるしい土産ストリートで人があふれ逃げ遅れたという教訓があるにもかかわらず、

復興過程はいち早く観光産業再生し、政治家は避難施設への誘導標識をつけたり訓練をしたりすることすら嫌がり、防災対策としてはあまり何もしなかった。

結果、全く同じショッピングストリートが出来上がった。そして同じ規模の津波がきたらきっと同じことが繰り返される。

もうひとつの動き方は、災害で失われた生命財産に対するバックラッシュ

東日本大震災復興過程では、生命安全をなにがなんでも守るという災対法の理念を忠実に実現しようとした。

平時では合意形成が難しく、とても実現できないことを復興期にやれるのは強味ではある。

浸水地域ではもう人は住むな、といって一世帯あたり3000万くらいかけて高台をつくり、巨額の復興予算海岸は大量のコンクリート防潮堤建設した。

しかし迅速な復興を目指したあまり復興計画への住民合意形成拙速になった。

結論を急いだ結果、家を失い生計を失って自分自身生き方を迷っていた多くの地域の人たちが結果的地域を出ていき、地域に残りたいというのは

そこで人生を終えたい高齢者だけになった。以前にも増して限界集落となって投資したコンクリートを誰も住まない地域に残した、という教訓がある。

山本一郎復興のあり方に懸念した文章みたけど、それってこのあたりの課題に重なる。

ただ、じゃあ徹底的にB/Cで思考しろって話でもない。

行政が介入した瞬間から参与観察になって地域に影響を与えることを覚悟しないといけなくて、費用便益を事前に計画客観化できるというのはうそだ。

復興過程での政治行政主導が住民レジリエンスを阻害して、結果的投資釣り合わない結果になったかもしれないという部分を考察しないといけない。



どちらか一方しか選べないのだとしたら、前者のほうがマシだと最近思うようになった。

ハード的には不十分な復興というぐらいがちょうどいいんじゃないかと。

2023-12-31

思考の整理です、読めたもんじゃない

完璧性的同意存在しない論をTwitterで見て、なるほどなー確かになーと思ったけど、この手の話によく湧く「だから不同意性交罪を悪用する女ガー!」って本当にどうしてそうなった?

行きずりの女性とならまあ美人局的にそういうこともありましょうけど、そういう関係性以外でそうそうそんなこと起こるか?

どんだけ嫌がられるようなセックスしてるんだよ…

突然うんこ塗りたくられてアナルファックされて、射精した後そのまま放尿されたくらいじゃないとそうはならんだろ…

夫婦体位かえただけで不同意性交って一体何の話してんだよ…

普通そんなこと心配しなくても大丈夫だし、そんなに心配なら今のところ解決策は、「一生オナニーまたは風俗」「訴えられるかもしれない相手セックスしない、かつ嫌と言われたらやめる」だよ。

これたぶん日常生活においてもそうだと思うんだけど、

例えば、友達に「筆箱の中身使っていい?」って聞かれて「いいよ」と答えたとする。

それで友達自分(私)のお気に入りボールペンをそうとは知らず手に取った。

お気に入りなので使ってほしくない私は「それは使わないで」と言った。

友達はすぐに使うのをやめてくれた。

↑これの私の立場でやめてくれた後「お前!それ犯罪だぞ!」ってガチギレして絶交した後警察行くやついる?それでまともに取り合ってもらえると思う?

普通友達続けるだろ。嫌だってからなかったもんねで終わりだろ。よっぽど初手でお気に入りボールペンばっきばきにし始めない限り。

性的同意

「これは使わないで」「わかった」だし、

「これは使っていい?」「いいよ」だし、

(これは使っていいかな)「それはやめて」「ごめん、わかった」だし、

「これ使ってもいい?」「いいよ」(書いてる途中で)「インクなくなりそうだからもう使わないで」「わかった」

だよ。

お互いわかんないんだから2人で一緒に合意形成しましょうねって話。人間人間なんだからどっちも1人で話進めんなってこと。

2023-12-19

anond:20231218234625

民主主義は話し合いによって統治されるものなのに

会話を拒絶し服従を強いるポリコレ対話による合意形成に結びつかず

民主主義本質に反するんだよな

2023-12-12

anond:20231212123620

2005年の「B層」の発展だな

A層

エコノミストを始めとして、基本的民営化必要性は感じているが、これまで、特に道路公団民営化の結末から類推上、結果について悲観的な観測を持っており、批判立場形成している。「IQ」が比較的高く、構造改革肯定的構成者は財界勝ち組企業大学教授マスメディアテレビ)、都市部ホワイトカラーなど。

B層

郵政の現状サービスへの満足度が極めて高いため、道路などへの公共事業批判ほどたやすく支持は得られない。郵政民営化への支持を取り付けるために、より深いレベルでの合意形成が不可欠。マスコミ報道に流されやすく「IQ」が比較的低い[2]、構造改革中立的ないし肯定的構成者は主婦層、若年層、シルバー高齢者)層など。具体的なことは分からないが小泉総理キャラクター内閣閣僚を支持する。

C層

構造改革抵抗守旧派。「IQ」が比較的高く、構造改革否定的構成者についてはこれ以上の分析はない。

D層

IQ」が比較的低く、構造改革否定的構成者は既に失業などの痛みにより、構造改革に恐怖を覚えている層。実際の図には、A層~C層と違い、階層名称記載されていないが[1]、便宜上「D層」と表記されることが多い。


マスコミ報道に流されやすく「IQ」が比較的低い

ネット情報に流されやすく「IQ」が比較的低い

に変わったんだ

2023-11-05

anond:20231105103853

私は医療経済医療政策系の大学院を修了して地方病院部長職をしている医師です。

医師として働いていると、この増田Drみたいな気持ちになることはしばしばある。そして医師同士のコミュニティエコーチャンバー的に尖った意見になりがちだ。

--

日本戦前国民皆保険という制度はなかった。

そもそも社会保障とは労働者たちが体を壊したら人生終了というハードモード人生ノーマルモードにするために、みんなでお金を出し合って自己があっても保険金がおりて医療を受けることができるようにしておこうという仕組みだった。それが戦後国民健康保険ができて国民は全員強制加入になることで、(当時はまだ)安い保険料医療享受できるようになっていった。

全員強制というのがポイントで、これが全員強制でなくなるとそもそも健康な人は加入しなくなってしまう。そういう人が怪我事故をしてしまうと人生が終ってしまうことになるし、社会の存続にも問題となる。そして医療必要としている人々(2/3は65歳以上)は高額な保険料を支払えず、当然医療費も支払えなくなる。

--

1970〜80年頃に老人医療費を無償にするという公約を掲げた政治家が現れて、実際にとある県で始まり全国に広がった。病院やクリニックは老人サロン化したのは皆ご存知の通り。

増え続ける医療費を問題視した政府は、いろんな医療政策受診回数を減らしたり入院期間を短くするように工夫してきた。OECD諸国比較によれば、日本単位人口あたりの病床数がものすごく多く(これも都道府県で差がある。高知神奈川では2倍以上差がある)、かつ単位人口あたりの医師の数は諸国と同じくらいなので、労働節約的な医療体制になっている。

日本世界でも有数の長寿国となり、人口構造が大きく変化してしまった。それを1948年に作られたベース医療制度改定しながら今までやってこれているのはすごいことだと思うし、合わない部分も出てきているように思う。

--

その一例として、過剰な医療サービス提供している、と感じることはしばしばある。

例えば、80歳の人が体調を崩して入院をした場合を想定しよう。血液検査は脱水と炎症反応の上昇、肺炎を疑われて入院した。1日1回の点滴を受けて、入院費用は1日4−5万円。10入院して、いざ退院、となったが家族仕事の都合でお迎えができるのは翌週だという。結果、4日退院が伸びた。これで医療費は50万円。でも年金暮らし医療費の上限は月に18000円になるということで、残りの48万円は都道府県後期高齢者広域連合から病院に支払われる。

病院経営立場から、差はあるが病院はたとえばベッドが100床あったら常に90床は埋めておかないと赤字になる。家族の都合で数日退院を伸ばしてほしい…と言われた時、次の入院見込みがなければどうぞどうぞと歓迎してしまう。この影響で社会保険料が多少増えようが、自分給料が出なくなったら困る。医療従事者にとっても患者にとってもWIN-WINなのだ。これは過剰な医療サービスで、社会入院として問題視される。だから入院日数を制限しようと画策するが、某団体からの反対も根強く、じわりじわりとしか改善されない。

--

ではどれくらいのサービス適当なのだろうか。

増分費用効果比(Incremental cost-effectiveness ratio: ICER)というものがある。

詳細の説明は省くが本来新規薬剤・治療費用効果検証するための仕組みで、それを保険適用の可否判断にも使用できるかもしれないというもの

その閾値は1年間、健康生活を維持するのに500万円程度とされる。透析治療費がだいたいこれくらいだ。

増田Drの言うTAVIも600万〜の治療だが、これを行うことで心不全入院(1回80〜万)を数回予防できて、かつ症状なく暮らせるなら悪くないんじゃないかとも思う。まあTAVIに関してはどの施設施設基準を満たしたいのでどうしてもやりたがる方向になっている、という問題はあるが。

結局のところ一医療人としてできることは、医療に関する意思決定を行う歳に患者医学的な状況、患者希望、周囲の人の思いや地域社会資源QOLを十分に吟味して、その人にとって最適な意思決定をチームで行う、ということを徹底するしかない。医師だけに判断させてはだめだ。間違いなく独善的意思決定になる。かならずチームで意思決定をする必要がある。そして病院診療所訪問看護ステーションなどの施設管理者自分経営方針が持続可能医療制度矛盾しないか地域ニーズにあったサービスを行えているかを繰り返し内省するしかない。少なくとも週末の退院が集中しているので延期させてください、なんて言う管理職無能だ。

--

つい先程往診に呼ばれた。多少フェイクを混ぜるが、90代の心不全患者さんで体重がどんどん増えて苦しくなっているという。休日往診(25000円〜)、心エコー(8500円)を行って、1粒700円くらいの薬剤を追加処方(正しくは増量)した。その他諸々合わせて合計4〜5万円なり。この患者国民健康保険1割の患者で、上限は8000円に達しているので患者の追加自己負担料金は無しだ。90代の患者に往診して高い薬剤を出すなんて…と思われるかもしれないが、明日まで待って悪化して入院してしまうとそれだけで数十万円は確定してしまう。

苦しくなっても病院入院させずに麻薬や鎮静薬を使って死を待てばよい、なんて考えもあるかもしれない。口でそういうのは簡単だが、実際にそういう人を見る人の立場に立つと、なかなかそんな非常な判断はできないものだ。だから人生の最終段階の医療決定プロセスガイドラインなんてものがある。

繰り返しになるが、これから医療必要医療を、その人の価値観意志尊重して、対話の中で合意形成し、限られた社会資源の中で提供する、ということが大切だ。

社会保障について興味を持った方はXのしょうもないレスバを見るだけじゃなくて、ぜひ一度ちゃんとした本で勉強してみてほしい。

https://amzn.to/3u43GIP

2023-10-30

anond:20231030210115

しか技術はあるのでな、どう納得するかなんだよ。こういうものはな、普及すると言えば、広まるのだ。合意形成の壇上に誰がどの肩書きで上がったか重要で、人間意見などどうでもいいんだよ。

2023-10-12

anond:20231012221454

上司として必要改善を試みたという証拠があっちには欲しかったんだろう。こっちは断った。難治性で合意形成。それで良い。出ろと言われて出れない状況にある。向こうはそれを認識した。それでいい。

2023-10-08

その前にあれをなんとかしろ論法

なんかの漫画理不尽理由有害図書指定されて販売できなくなったって新聞記事で、「これがダメならあの漫画だってダメじゃん」とか「まずあの漫画規制しろよ」とかいう反応を見て思ったこと。

こういう論法って、自分価値観が同じ人間はうんうんって頷いてくれるけど、意見が違う相手の説得には向かないな。

それでハッと自分の過ちに気づけるぐらいなら最初から規制なんかしていない。待ち受けているのは「あの漫画はセーフだろ。常識で考えろ」みたいなしょうもない答えか、「もちろんあの漫画規制するべきだ」と真っ向から打ち返されるかの二択。

それなら最初から「これの何が問題なんだ?」と真っ直ぐに疑問をぶつけるべき。変に搦手から攻めようとしても遠回りになるだけ。

まあ規制派との対話による合意形成なんかに興味はないのだろうし、「じゃあ首チョンパ四肢欠損だらけの大手出版社の人気少年漫画有害図書指定してみろよ?できないだろ」とやりこめて溜飲を下げるほうがスカッとできるのは分かるのだが、表現の自由戦士を蔑みながら、彼らの「二次元エロ規制する前にあれをなんとかしろよ」と同じ論法に頼る人たちを見て辟易してしまった。

2023-09-29

対馬に在住している増田として、核廃棄物最終処分場の話をしたい

正直に言えば、どこか残念でありほっとしている。

対馬市長は先日、最終処分場への文献調査候補地として、応募しない旨の宣言をした。

全国ニュースで少し流れたので見た人もいるかもしれない。

もともと、核廃棄物処分場はもう十五年くらい前から誘致をしてはどうかという動きがあったのだ。当時は調査を受け入れるだけで10億円が支払われると言われていた。

しかし、前市長はこれをバッサリと切り捨てた。このとき市民運動というほどでもない、変わり者が少数でわめいていただけだったので、それですっかり火は消えてしまった。その後、前市長の後継を取った現市長就任

二期目の市長選では対抗馬として核廃棄物処分場の誘致を謳う候補立候補したものの大差で現市長当選したのである

ただし、この時の対立候補対馬となんの関係もない大阪右翼活動家刑務所服役復帰戦のような様相があり、本気で当選する気はなかったと思われる。

いずれにせよ、現市長は『最終処分場誘致派を下しての当選』という事実を得てしまった。実際は堅実な市政への評価と、なにものともしれない右翼活動家への嫌悪もだいぶんあったのだけど。

ともかくそういう民意に押されて当選した市長である

一方、市民代理人たる市議会議員たち。

彼らの何人かが青森旅行をしてきたのかは知らない。

しかし、原子力に関するどこかの組織に旅費を全部出して貰って、どこかを視察してきたらしい。

日本最終処分場などないのに、何を見てきたものか。酒宴などの歓待を受けたのか否か。日当や土産代などの現金を受け取ったのか。

それもしらない。

しかしたら、貧しい旅行勉強だけして帰ってきた可能性もある。

それでも旅費を利益関係者に出させたというのはいかにもまずかったのではなかろうか。議会でも反対派議員から突っ込まれていたし、それはそれとして今後揉めるかもしれない。

とにもかくにも、議会正式な議題として『処分場の誘致』が上がってしまったのは事実である。もちろん、誰だって別に廃棄物処分場が欲しい訳ではない。それに伴ってついてくる金が欲しいのだ。

その額たるや、文献調査を受け入れるだけで20億円。

これが微妙なのである

ざっと検索したところ、対馬市の年度支出額はおよそ250億円程度であることがわかる。

すでに文献調査受け入れを表明している北海道寿都町の年間予算規模が60億円ちょい、神恵内村に至っては20億以下だ。

対馬市が20億円貰ったとて、インパクトが弱いのだ。

これが500億円とかなら、もっとグッと賛成に傾いたかもしれないが、提示額がいかにもしょっぱすぎる。

中には「文献調査だけやって20億を貰い、本格的な設置は断ればいい」と堂々と言うものもいたが、それで国から怒られるくらいなら最初から応募しない方が市長としても、市役所としてもいいだろう。

なんせ、国境離島として国から沢山の税金を貰ってどうにか回しているのだ。国の機嫌というのは、往々にして自治体を殺すことがある。

まり20億円があまり見合っていない気がする問題があるのだ。

から推進派がいくら勢いを出しても、反対派を黙らせることはできない。

なんせしょっぱいのだ。

20億あればあれもこれも、とはならない。少なくとも市民に実感のある使い方は全くできないで消える金額しかないのだ。

さらに、対馬住民の半分くらいが水産観光で飯を食っている島だ。

この人たちの家業にはマイナス補正がついて回る。なんせ、処分場や核廃棄物記念写真をとりたい。推したい、みたいな変わり者はとても少なそうだ。最大限、好意的にみて「気にしない」。最悪「対馬産の物は徹底的に避ける」人が出てくる。実際はその間のグラデーションのどこかに皆が分布される。

逆に、仕事恩恵を受けそうな土木業者兄弟なり親戚、友人などの近しい者がかならずそういった職に就いている。

から、みんな微妙なのである。推進派議員はあまり勢いが出せない。

対して、反対派議員は誰はばかることなく大声で反対運動を展開する。

それに伴って、推進派議員が「心ない言葉を投げかけられたので、市民を訴える」だのワケのわからない展開に発展したのだが、それは横枝だ。

結局、賛成も反対も普通住民はあまり口にしなかった。

対馬という島は歴史的に、ずっと国家中央差し出す意向を飲んだり誤魔化したりして過ごしてきたのだ。騙したことは沢山あるが、面と向かって国家に反逆したことはないし、大きい島には必ずついて回る独立運動も皆無である

推進派議員も熱心に燃えさかり続ける老婆などがいたが、全体的にはトーンダウンしていき、最終的な採決では賛成10、反対8で決定した。

とにもかくにも市民代表である市議会は賛成を決めた。

『核廃棄物最終処分場として、文献調査の受け入れを進める』のが議会結論となった。

議員各自収賄問題訴訟問題は枝葉として省く。

しかしながら、そもそも市議会の権能として。

今回の議題は議決権行使ではない。調査権や同意権でもない。

意見書提出権にもとづいた市長への、議会としての意見の提出』であったわけだ。

実のところ、市議会でどう決定しようとそれは、『市議会としてはこう思っていますよ』という枠をはみ出ないのだ。

もちろん、市政というもの市民の為に行われるものであり、市民代表する市議会意見というのはかなり重要な物だし、常に尊重されている。たいていの場合においてはそのまま通る。

それでも対馬市長はこれを突っぱねた。

理由として、風評被害がすでに起きかけていること。市役所に様々なところから苦情の連絡があっているらしい。

そして、観光水産業が年に200億円近い経済規模を持っている点。風評被害で一割売り上げが減れば、それで20億の交付金は吹き飛んでしま計算になることを上げ、最後住民合意形成がなされていないと告げた。

かに現状で推進派と反対派が分かれているのなら、当然まずは見送ってみるというのは一般的判断だろう。

もっとワンサイドに推進へ傾けばともかく、議会でさえ半分に近い票が反対だったのだ。仮に市民の半数が内心的反対者なら、市長の経緯と立場から現状維持が当然だと思う。

利益を得る者は一部で、大勢不利益を被る危険があるのだから

これは、まあ逆に言えば市民もっとずっと大勢賛成して誰も反対など言えないほどの金額約束されるのなら受け入れに傾いていた可能性は高かろう。

要は、20億という金額いかにも見合わなかったのだ。

対馬といえば小さな離島と思われがちだが、長崎県の面積の2割以上は対馬が占める。案外にデカいのだ。経済規模もそれなりにデカいし、特産品もある。マグロアナゴは景気も良い。

分散した20億円の余波など個人はいくらも入らない。今時は田舎集会所を建て替えるのにも一億円がかかる時代だ。

もっともっと巨大な、皆が涎をたらして狂う対価が必要だったのだ。

そうして、それが提示されない以上、対馬市には縁がなかった。保守的田舎住民が変化を突きつけられて、ストレスに耐えられなかったというのもある。

個人的には、誘致が決まればいち早くニューモに手紙を送るなどして、自分の山を買わないかアピールするつもりだったが、土地成金の夢はあっという間に醒めてしまった。

2023-09-27

anond:20230927115512

そいつと付き合ってないならいきなり手を出そうとするな。

ヤるのは付き合い始めてからだ。

その場で付き合う合意形成のあとにそういう流れになるなら好きにすればよいが、断られたらしつこくするな。

2023-09-25

anond:20230925124224

事前に合意形成されてたらいいよ

でも隠してたら詐欺でいいでしょ

2023-08-28

処理水問題、「合意形成ができなければ新たな風評被害を生む」という反対派の言葉通りのことが起きてるんだよな

それに対して科学的には科学的にはという科学大好きネットオジサンたちは「科学理解しないやつらがわるい」と連呼してる

解決せんわな

2023-08-27

anond:20230827090615

国内ですら合意形成できないレベルの力量なのがヤバい

アメポチなのに中国相手となると助けてくんねえし

anond:20230827094802

まり合意形成のための調整ができない無能ってことやん

国民の大半はバカなんや

2023-08-18

anond:20230818080243

クラスの輪から外れたい、皆のために貢献したくない、社会的でありたくないアイデンティティならギブアンドテイクの力がなく期待が薄く投資はされないんだろう

いじめられっ子社会に期待しないように社会いじめられっ子に期待しない

お互い何も手を差し伸べないのが合意形成となっているんだろう

2023-07-15

anond:20230715203550

その年で恋愛とかやってる奴訳分からん

まず好きな人ってなんだよ付き合いたいなら合意形成出来る女を探すしか無いし

今の時代だとそれも難しいから諦めるんだよ

2023-06-16

anond:20230616211527

やっぱり頭悪いじゃん

合意形成のないルール押し付けるあたりアホかプライドの高いオコチャマ、もしくはその両方

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん