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はてなキーワード: 猛毒とは

2013-11-30

情報封鎖=教えない」←これが最も危険猛毒なんだよ?



630 :ソーゾー君:2013/11/28(木) 12:16:48 ID:rRM1tNpo

少し考えたら良い。

お金の仕組みを殆どの人が知らないだろ?

お金の仕組みを調べたり話したりする行為は禁止」となってるか?

なってないよな?情報封鎖=教えないようにしたら結果的言論統制になるんだよ?


露骨言論統制を強制したら反発して逆効果になるのを知ってるからだぜ?

情報封鎖=教えない」←これが最も危険猛毒なんだよ?


聞かれてもいないのになにも疑問も持ってないのに「なにも詮索するな!安全から黙って食え!

誰にも言うな疑問も持つな!」と言われたら逆効果だろ?

欧州銀行家はこれを知ってるから情報封鎖をする。




中央銀行・発行権】黒幕銀行家3【信用創造

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/10043/1378650618/l50

中央銀行・発行権】黒幕銀行家37【信用創造

http://uni.2ch.net/test/read.cgi/kokusai/1343051395/

2013-11-09

http://anond.hatelabo.jp/20131109215938

絵を見せて褒められたいループに入ると苦しそうですね。おつかれさまです。

http://anond.hatelabo.jp/20131109020210

上のエントリを書いた人だけど、他人に褒められてやるのって実はすごい猛毒なんだよね。エドワード・デシ博士の「内発と自律のすすめ」とかいう本にそのへん詳しく載ってたような。外部から報酬は内部からの意欲を打ち消すことがままあるし、それに対抗できないうちは外部から報酬を得ないほうがいいのかも。

どうすればいいか自分で考えてみてください。たぶんそれが一番必要

2013-04-10

ジリ貧会社で起きている事

業界も社名も伏せるが、会社の業績が良くない。

上場していない中小企業(500人以下)で、ちょっと落ち込み出している業界に属している弊社。

私が新卒入社してから今まで売上が前年割れ状態を継続

人材流動性比較的高い業界の為、優秀な人などはチャンスを見つけてあっという間に去って行く。

優秀な人がいないと売上はさらに下がる。

売上が下がると、優秀な人に発破が掛かってそれについていけない人や不満がある人はさら退職していく。

仮に退職していなくても、優秀な人は忙しくなるから後継者の育成になかなか手が回らない。

結局、優秀な人だけがスターとなり若手や次点の人はその影に身を潜める。

もちろん次のスター候補生すらいない。

若手は俗にいうやりがい搾取の状況に陥っている。

やりがいのある仕事だと信じて仕事をしている。夜も休日もする。

でも給料には反映されない。

運が良ければ賞与査定に反映される程度(それすら無い場合の方が多い)

から辞める。

ぶっちゃけ給料同じでもっと良い会社だって仕事の忙しさは同じくらいだけど給料が良い会社だって山ほどある。

から辞める。

まり社内の年齢・優秀度合いのマトリクスはこうなる。

優秀・年齢高め・・・辞めるor売れているが忙しいため後継者育成できず属人的になる

非優秀・年齢高め・・・辞めない。売れないし後継者育成まで気が回らない一匹狼化

優秀・若手・・・辞めるor優秀なので仕事が降ってくる人もいる

非優秀・若手・・・辞めるor放置プレイを謳歌する

長スパイラルなんてない。

一部の優秀もしくは運良く育成された人だけが生き延びる状態。

この状態は不安以外の何者でもない。

日常生活にたとえるなら、猛毒性のインフルエンザにかかったらもとから身体が強い人と運がいい人以外生き延びない。

若干の死者(会社で言うと退職者)が出ても、ワクチン使って多くの人が助かる状態では無い。

こんな状態。

2012-04-22

 子供 「美味しい!これ本当にペヤングなの!?母親 「まぁ、この子自分からペヤングを食べるなんて…」 

 山岡 「これが本来のペヤングの味なんです」 

 谷村 「いつも食べているペヤングの味とは雲泥の差だ」 

 三谷ソース鶏ガラ香りと混ざって、とっても香ばしいわぁ!」 

 荒川インスタント焼きそば特有の嫌味な匂いがちっとも無いのよ!」 

 栗子 「キャベツシャッキリポン(ry」 

 中松 「しかしよぅ、山岡旦那。これは市販のペヤングとは全く別物だぜ?
     一体どんな魔法を使ったんだ?」 

 山岡魔法なんかじゃありませんよ、中松警部。 
     商品に入っている即席麺は使わず、
     無農薬栽培の安全国産小麦粉を使って麺を打ち直しました。 
     更に、ソース付属の液体ソースは使わず野菜香辛料を独自に調合した、
     本物のソースを使っています」 

 富井 「ひええ、たかペヤングに、そんなにお金と手間をかけるとは…!」 

 大原 「いやはや、何と贅沢な…」 

 山岡ペヤングは、手間隙と金を惜しまなければ、本当に美味くなるものなんだ。 
     だけど、殆どの人はその手間と金を惜しんで水道水を沸かしたお湯だけで食べている。 
     だから本当の美味さを知らないんだ。嘆かわしい事だよ」 

 小泉 「ふむ…確かに、即席麺や粉末スープは、人口のまがい物といった感じがするからなぁ」 

 山岡 「油で揚げた即席麺は(中略)というくらい危険なんだ。 
     例えば、この成分表示表を見て欲しい。(中略)これらは全て、
     1日1トン摂取すると死に至ると言われている」 

 三谷 「何ですって!そんな危ないものペヤングに入っているの!?山岡 「それだけじゃない、ここに書いてある(中略)これもやはり、
     1日にプール一杯分摂取すれば確実に死ぬね」 

 富井 「こんな危険ものを、どうして売る事ができるんだ!?取り締まるべきだろう!?山岡 「それは、厚生労働省の怠慢が原因なんですよ。(中略)
     この国の政治家はどうかしているとしか思えない」 

 栗子 「私達は、知らず知らずのうちに、猛毒と同じ様なものを食べさせられていたのね…」 

 母親 「でも、このペヤングなら、安心して家族に食べさせる事ができますわ」 

 子供 「うん、僕、このペヤングなら毎日でも平気だよ!」

2012-04-11

オウム真理教ナウい教化法”を実践した広瀬死刑囚手紙 vol.3

【vol.2「宗教的経験(前半)」】はこちら。

 オウム信徒制度には、在家のほかに出家がありました。オウム出家とは、世俗的な関を一切絶ち、麻原に全生涯を捧げ、人類の救済―最終的には解脱させること―と自己解脱に専念することでした。

 出家者は教団施設内で共同生活をすることになります家族とも絶縁の形になり、解脱するまでは、会うことも、連絡することも禁止でした。財産はすべて教団に布施し、私物として所有できるのは、許可されたもののみでした。飲食は禁止でした。本、新聞テレビラジオなど、教団外の一切の情報に接することも禁止でした。これらの戒は、苦界に転生する原因となる執着を切るためのものでした。

 入信時、私は出家をまったく考えていませんでした。長男という立場上、親の老後を見たいと思っていたからであり、また私が出家すると家庭が崩壊しかねないとも思っていたからです。そもそも、入信前に読んだ麻原の著書によると、在家でも解脱可能だったので、そのような無理をしてまで出家する必要を感じませんでした。

自分が培ってきたものを崩すのは真に恐いことです。入信間もないころ、私はある在家信徒と話をしました。彼は出家の準備のために定職を捨て、アルバイトをして暮らしていました。その話を聞き、私は恐怖心を抱いたのです。実際、昭和六三年十月の私について、母は「就職内定を喜び、安心している様子だった」旨法廷証言しており、その時点で出家意志は皆無でした。

 ところが、私は出家することになりました。私の入信後、勢力拡大のために、オウム出家者の増員を図ったのです。私の入信前の一年半の間に約六十人が出家したのに対し、入信後の一年間には約二百人が出家しました。

 「現代人は悪業を為しているために来世は苦界に転生する。世紀末核戦争が起こる。(本文二十一頁)」

 ―麻原は人類の危機を叫びました。そして、その救済のためとして、信徒布教活動をさせたり、さらに、出家必要性を訴え、多くの信徒出家させたりしました。

 このように、一般社会は苦界への転生に至らせる世界として説かれていましたが、それを聞いているうちに、そのとおりの体験が私に起こりました。

 私の公判において、友人が次の証言をしました。昭和六十三晩秋か初冬に私が話した内容です。

 町中を歩くとバイブレーションを感じること、電車内のいかがわしい広告を見ると頭が痛くなること、繁華街の近くにいると体調がおかしくなるという話がありました。

 当時、私は街中を歩いたり、会話をするなどして非信徒の方と接したりすると、苦界に転生するカルマが移ってくるのを感じました。この感覚の後には、気味悪い暗い世界ヴィジョン(非常に鮮明な、記憶に残る夢)や自分が奇妙な生物になったヴィジョンカンガルーのような頭部で、鼻の先に目がある―などを見ました。この経験は、カルマが移り、自身が苦界に転生する状態になったことを示すとされていました。さらに、体調も悪くなるので、麻原がエネルギーを込めた石を握りながら、カルマを浄化するための修行をしなければなりませんでした。

 また、一般社会情報煩悩を増大させて、人々を苦界に転生させると説かれていました。そのために、情報によっては、接すると頭痛などの心身の変調が起きたのです。

他方、当時、日常的に麻原からの心地よいエネルギーが頭頂から入って心が清澄になり、自身のカルマが浄化されるのを感じました。

 これらの経験によって、一般社会が人々のカルマを増大させて苦界に転生させるのに対して、麻原だけがカルマを浄化できることをリアルに感じました。そのために私は、麻原の説くとおりに一般社会で通用する価値観は苦界に至らせると思うようになり、解脱悟りを目指すことにしか意味を見い出せなくなりました。

 この状況に関連することとして、検察官の「広瀬から出家の原因、理由を聞いたことがあるか」との確認に対して、私の指導教授は「結局、神秘体験だと言っていた」と法廷証言しています。(当時、私は教授にも入信勧誘していたのです。)また、出家することが、苦界に転生する可能性の高い親を救うことになるとも思うようになりました。子供出家すると、親の善業になるとされていたからです。出家にあたり一番の障害は親子の情ですが、それを除くために、オウムではそのように説かれていたのです。

 こうして、私は出家願望を抱くようになりました。世紀末人類の破滅というタイムリミットをにらみながら、家族の説得に要する期間や就職が決まっていた事情なども考慮して、二、三年後の出家になると思っていました。

 このような昭和六三年の年末、私は麻原から呼び出されました。麻原は救済が間に合わない、もう自分の都合を言っていられる場合ではないと、出家を強く迫りました。私は麻原に従い、大学院修了後に出家する約束しました。そして、平成元年三月末に出家しました。

 私の出家後、平成元年の四月から、麻原は「ヴァジラヤーナ」の教義に基づく救済を説きはじめました。現代人は悪業を積んでおり、苦界に転生するから、「ポア」して救済すると説いたのです。「ポア」とは、対象の命を絶つことで悪業を消滅させ、高い世界に転生させる意味です。この「ポア」は、前述(二十一頁)のように、麻原に「カルマを背負う―解脱者の情報を与え、悪業を引き受ける―」能力があることを前提としています

 その初めての説法において、麻原は仏典引用して、「数百人の貿易商を殺して財宝を奪おうとしている悪党がいたが、釈迦牟尼前生はどうしたのか」と出家者に問いました。私は指名されたので、「だまして捕える」と答えました。ところが、釈迦牟尼前生悪党を殺したのです。これは殺されるよりも、悪業を犯して苦界に転生するほうがより苦しむので、殺してそれを防いだという意味です。それまでは、虫を殺すことさえ固く禁じられていたので、私にはこの解答は思いつきませんでした。しかし、ここで麻原は、仏典引用して「殺人」を肯定したのです。

 ただし、このときは、直ちに「ポア」の実践を説いたわけではありませんでした。最後は「まあ、今日君たちに話したかったことは心が弱いほど成就は遅いよということだ」などと結んでいます。私も、実行に移すこととは到底思えませんでした。

 ところが、麻原は説法の内容を次第にエスカレートさせていきました。その後の説法では、「末法の世(仏法が廃れ、人々が悪業を為して苦界に転生する時代)の救済を考えるならば、少なくとも一部の人間はヴァジラヤーナの道を歩かなければ、真理の流布はできないと思わないか」などと訴えています。それに対し、出家者一同は「はい!」と応じており、「ポア」に疑問を呈する者は皆無でした。(『ヴァジラヤーナコース教学システム教本』―教団発行の説法集より

 前述(二七~二八頁)のように、私にとっては、現代人が苦界に転生することと、麻原がそれを救済できることは、宗教経験に基づく現実でした。ですから、私は「ヴァジラヤーナの救済」に疑問を抱くことなく、これを受容しました。なお、麻原は、私が述べたような宗教経験を根拠として、この教えを説いていました。

 さらに、私はいわゆる幽体離脱体験(肉体とは別の身体が肉体から離脱するように知覚する体験などもあったので、私たちの本質は肉体ではなく、肉体が滅んでも魂は輪廻を続けるとの教義を現実として感じていました。そのために、この世における生命よりも、よりよい転生を重視するオウム価値観に同化していました。このことも「ヴァジラヤーナの救済」を受容した背景だと思います

 このような説法が展開されていたとき、私は解脱悟りのための集中修行に入りました。第一日目は、立住の姿勢から体を床に投げ出しての礼拝を丸一日、食事も摂らずに不眠不休で繰り返しました。このときは、熱い気体のような麻原の「エネルギー」が頭頂から入るのを感じ、まったく疲れないで集中して修行できたので驚きました。

 この集中修業において、最終的に、私は赤、白、青の三色の光をそれぞれ見て、ヨガの第一段階目の解脱悟りを麻原から認められました。特に青い光はみごとで、自分宇宙空間に投げ出され、一面に広がる星を見ているようでした。これらの光は、それに対する執着が生じたために、私たちが輪廻を始めたとされるものでした。その輪廻の原因を見極めることは、輪廻から脱した経験(=解脱)を意味しました。

 解脱悟りを認められた後は、以前は身体が固くてまったく組めなかった蓮華座(両足首をももの上に載せる座法)が組めるようになりました。教義によると、これはカルマが浄化された結果と考えられました。また、食事が味気なく、砂でも噛んでいるように感じ、食事に対する執着が消えたように思えました。さらに、小さなことにこだわらなくなり、精神的に楽になりました。

 以上は麻原の「エネルギー」を受けた結果のように思われたので、彼が人のカルマを浄化して解脱悟りに導くことの実体験になりました。

 平成二年四月、麻原は古参幹部と理系出家者計二十人に対して、極秘説法をしました。冒頭、「今つくっているもので、何をするか分かるか」と私に問いました。しばらく前から、何らかの菌の培養を指示されていたのです。目的は聞かされませんでしたが、指示の雰囲気から危険な菌らしいことは分かりました。私は、「ヴァジラヤーナの救済」とする旨を答えました。一年間説法されて、その実行が当然のことのようになっていたのです。

 麻原は、「そうか、分かっていたのか」と言い、「ヴァジラヤーナの救済」の開始を宣言しました。

 「衆院選の結果―平成二年二月の衆院選に、麻原ら教団関係者二十五人が出馬し、全員が落選―、現代人は通常の布教方法では救済できないことが分かったから、これからはヴァジラヤーナでいく」

 そして、麻原が指示したのは、猛毒ボツリヌストキシン大量生産し、気球に載せて世界中に散布することでした。私たちは、その場で各人の任務も指示され、直ちに作業に取りかかったのです。私はボツリヌス菌の大量培養―容量十立方メートル水槽四基―の責任者でした。

 作業は過酷でした。ヴァジラヤーナの救済になると麻原は血道を上げるので、指示を受ける私は寝る暇もないことがありました。私は約三か月間教団の敷地に缶詰めにされ、風呂にも二度しか入れませんでした。それも関連部品の購入のために業者を訪問するときなどに、指示されての入浴でした。そして、安全対策も杜撰で、非常に危険な状況での作業でした。結局、種菌さえできていなかったことが後で判明したのですが、できていたら私たちが真先に死んでいたと思います

 私たちは、一般社会では無差別大量殺人とみなされる行為を指示され、しかも厳しい作業が続きましたが、誰も疑問を口にすることなく、淡々と行動していました。外部の人が見たら、殺人の準備をしているとは思えなかったでしょう。

 それは、私たちにとって、「ヴァジラヤーナの救済」が宗教経験に基づく現実だったからです。(本文三十一頁)そして出家後も、次のように、そのリアリティは深まるばかりでした。

 一般社会が苦界への転生に至らせることに関しては、出家後初めて外出したときに、以前に経験のないほど厳しくカルマが移ってくるのを感じて(本文二十七、二十八頁参照)、危機感を覚えました。出家者に対して外部との接触を厳しく制限するなど、教団が外部の悪影響を警戒していたことが暗示になったのだと思います。また、テレビコマーシャルを視聴したところ、その音楽イメージが頭の中でぐるぐると繰り返されるようになり、集中力が削がれる経験がありました。それは、選挙運動中に、麻原の指示でオウムに関する報道を録画したときのことでした。私の変調に気づいた麻原が、「現世の情報が悪影響を与えている」と作業の中止を指示したので、一般社会の発する情報への警戒心が強まりました。

 一方、麻原の救済能力に関しては、その「エネルギー」によって解脱悟りに導かれたと感じる経験をしたために、さらに奥深さを知った思いでした。

 ボツリヌストキシン散布計画が中止された後、私は集中修行に入りました。そして、自分意識が肉体から離れ、上方オレンジ色の光に向かう経験などをして、ヨガの第二段階目の解脱悟りを麻原から認められました。また、認められたその場で、毒ガスホスゲンの生産プラントの製造計画(平成二年十月から三年八月、中止ーオウムでは、次の計画の指示が入り、前の計画が中止されることが多かった)に加わるよう指示されました。その後も、プラズマ兵器レーザー兵器の開発(同四年十一月から五年十二月、中止)、ロシアにおける武器調査(同五年二月と五月)、炭疽菌の散布計画(同五年五月から六月、失敗)、オーストラリアにおけるウラン調査(同五年九月)、自動小銃AK七四千丁の製造(同六年二月から七年三月、一丁完成、逮捕のため中止)などを麻原から指示されました。

 このように、オウムにおいては、「ヴァジラヤーナの救済」の実践日常的なことでした。

 そして、平成七年三月、私たちは地下鉄サリンと散布する指示を村井秀夫から受けました。麻原の意志とのことでした。その指示は、当時の私には、苦界に転生する人々の救済としか思えませんでした。一般人が抱くであろう「殺人」というイメージがわかなかったのです。

 地下鉄サリン事件に関するある共犯者の調書を読むと、私たちが事も無げに行動している様子が散見されます。そのような記述を読むと、残酷な事件を平然と起こしたことについて、自らのことですが戦慄さえ覚え、被害関係者の皆様に対しては心から申し訳なく思います。誠に愚かなことでしたが、オウム宗教経験に没入している状態でした。

 [ただし、私は決して軽い気持ちで事件に関与したわけではありませんでした。救済とはいえ、「ポア」の行為のものは、通常の殺人と同様に悪業になるとされていたからです。それまではカルマの浄化に努めてきたのですが、救済のためにカルマを増大させる行為をすることが「ヴァジラヤーナの救済」と意味付けられていたのです。そのカルマは、修行によって再び浄化する必要がありました。さもないと、「カルマ法則(本文二十一頁)によって、自身にも返ってくるとされていたからです。実際、地下鉄から下車した後、私は突然ろれつが回らなくなく、サリン中毒になったことに気付いたのですが、そのときは「カルマが返ってきた」と思いました。]

 以上のように、オウムにおいては、非現実な教義が宗教経験によって受容されました。そして、その教義が社会通念と相容れないものだったために、逸脱した行動がなされました。

 他方、「禅」も宗教経験を起こす技法を用いますが、「悟了同未悟―悟り終われば凡夫に立ち返る―」という教えがあります。これは「禅」の瞑想技法によって起こる日常生活への不適応(本文二十五頁)を防ぐ安全装置ではないでしょうか。何代にもわたって存続している宗教には、問題が起こるのを回避する知恵の蓄積があるのだと思います

 宗教経験を起こす技法やその経験に基づく思想に係わる場合は、その弊害の予測が困難なので、このように経験的に安全性が保障されていることを確認する必要があるでしょう。

 また、私は宗教経験によって教義の検証が可能と思いオウムに関心を持ったのですが、それは大きな誤りでした。人間感覚は決して常に真実を反映しているわけではありませんでした。神秘的体験の心理状態は次のようにいわれており、幻覚を真実認識してしまうこともあるのです。

 神秘的な状態は比量的な知性では量り知ることのできない真理の深みを洞察する状態である。それは照明であり、啓示であり、どこまでも明瞭に言い表されえないながらも、意義と重要さとに満ちている。そして普通、それ以後は、一種奇妙な権威の感じを伴うのである。(前出ジェイムズ

 幻覚的な宗教経験によっては、決して“客観的”な真実検証できません。できるのは“主観的”に教義を追体験することだけです。それ以上のものではありません。

 ですから宗教経験はあくまでも“個人的”な真実として内界にとどめ、決して外界に適用すべきではありません。オウムはそれを外界に適用して過ちを犯したのです。


【vol.4「恐怖心の喚起」】へ続く。

2011-09-07

ねこきもち

箱の中がすっかり暗くなってしまってから、もう随分と時間が経ちました。

入れられる以前に小耳に挟んだことなのですが、どうやらこの箱の中には猛毒の入った小瓶が置かれているそうです。小瓶は口を溶接されて密閉状態にあるものの、すぐ側には振り上げられたまま固定された金槌が設置されていて、その金槌とある時間がきた途端に振り下ろされるのだそうです

そのとある時間なる時がいつを指すのか、私には全くわかりません。いまこの瞬間にもその時が来ているのかもしれないし、あるいはもっと先のことだったり、考えたくないことではありますが、もう過ぎてしまったことだったりするのかもしれません。金槌は誰の影響を受けるでもなく、独立した一つの事象として、完全な確率五十パーセントで振り下ろされることになっているのです。小瓶は割れてしまうのかもしれないし、割れないままかもしれない。私は死んでしまうかもしれないし、生きたままいられるのかもしれない。

まったく、とんだ状況の中に押し込めてくれたものです

激しい憤りを覚えずにはいられません。私の生死という何よりもの大事項が、私はもとより誰からの手も離れて、唯一、五十パーセントなどという無機質極まりない確率だけに委ねられているなんて。ほとほと酷いにも程があるのではないのでしょうか。

加えて理不尽まりないことに、この五十パーセントという確率をより厳密なものにするために、箱に入れられた私には様々な枷が与えられたのです

例えば視覚について。小瓶と装置が見つかっては壊されかねないとのことから、箱には完璧な遮光が施されることになりました。完璧な暗闇。暗黒と呼んでも差し支えのない暗さが用意されたのです。よって私には、少し先の様子はもちろんのこと、私自身の輪郭さえ視認することができません。そこに本当に私の身体があるのかどうか、馬鹿げた話ではありますが、疑いすら持ち得てしまえる暗さなのです

また聴覚についても、同様の理由からか、自ら発した声さえ聞きとれない程に徹底した遮断が施されています。どのような原理が働いているのかは不明です。そもそもなにも見えないのですから、確認のしようがありません。ですから以下は推測になりますが、もしかしたらここに入れられる前に鼓膜を破られたのかもしれないし、あるいは箱を形成する外壁に特殊な吸音板が使用されているのかもしれません。

兎にも角にも、防音吸音共に優れすぎた暗い箱の中で、私の視覚聴覚は文字通り死んでしまっているのです

極めつけとばかりに、全身を支配する身じろぎひとつ取れない虚脱感もまた、私に与えられた枷のひとつでした。暴れないようにとの理由から、箱に入れられる際に何かしらの弛緩剤を投薬されたのでしょう。半ば強制的に同じ姿勢のまま横たわらねばならなくなったので、次第に皮膚感覚麻痺していきました。

何も見えないし聞こえない。嗅覚も味覚もあてにならない上に、触覚までも機能不全に陥った。つまるところ私は五感を全て支配されてしまった木偶のような有様を晒しているのです非情まりない状況です。これほどまでに不自由を徹底するくらいなら睡眠薬を投与してくれたらよかったのにと思わずはいられません。一つも外傷を与えられないまま生殺しにされている気分なのです。私という生命存在について、これ以上ないほどに蔑ろにされているという屈辱感が、辛うじて私の精神を狂わせず律してくれているのです

私は、私の生命を、その生き死にを決定する何よりも重大な決定権があからさまに奪われてしまっていることが憎い。生命の存続を決定づける要素というものが、たった一つ、誰から意図から独立した、純粋まりない確率にだけ寄っているという事実が、憎くて憎くて堪らないのです

どうして私はこんな箱の中に入れられなければならなかったのでしょう。こんな馬鹿げた箱の中で、徹底して自由を奪われたまま生死の恐怖に怯えなければならないのでしょう。

こんなに理不尽なことがあっていいのでしょうか。こんなに残酷なことがあっていいのでしょうか。

はいま、とても孤独です。胸にぽっかり穴が開いたとか、むせび泣いてしまうとか、そんな孤独よりももっと深淵にある、一面の虚空とでも言うべき孤独感にやられてしまっているのです。すごくすごく、ものすごくさびしいのです。独りぼっちのまま、永劫の暗黒に投げ出されてしまったものですから絶対零度にも等しい肌寒さに打ち震えることしかできないのです

箱の中からは一切の遠近感が失われています。暗黒だけが広がっていて、どこかにあるはずの小瓶と金槌は当然のごとく、箱の壁も底も天井も全て消えさってしまたかのようです。無論、実際にはそこにあるのでしょう。けれども、ありとあらゆる感覚器が閉ざされ麻痺してしまった私には、当然のようにそこにあるはずの物ども(実際にはそれ自体に何かしらの存在意義が与えられているはずなのに)が、ないも同然になってしまっているのです

正直に告白しましょう。私にはもう、箱の中に私がいるという前提にさえ自信が持てなくなってきています。確かに私というもの存在している。こうして取り留めもないことを考え、あるいは空想している私の自我ないし意識とか精神などと呼ばれている唯一性は確保されている。けれども、その唯一性が本当に箱の中に閉じ込められているのかどうか。本当はもっと違う、どこか異質な空間を漂っているのではないか。疑念を払拭し切ることができないのです

しかしたら、いまこうしてここにある私は、どこか遠く宇宙の果てを漂っているのかもしれませんし、マリアナ海溝の水底に横たわっているのかもしれない。あるいはキラウェア火山の火口からマントルの方向に向かって沈下しているのかもしれません。

私には私自身を覆う箱がどうなっているのか知る術がないし、五感が死んだままではここが箱の中なのかどうか判別がつかないのです

加えて、いまここにある私が本当に生きているのかどうか。そんなことさえも私には確認する方法が与えられていません。ともすれば私は、二分の一の確率をすでに通り過ぎてしまっているのかもしれないのですから。私はもう死んでしまっているのかもしれませんし、運良く生き残っているかもしれません。弛緩剤を打たれた身体で浅い呼吸と僅かな拍動を続けているのかもしれないし、その全てが停止したままだらんと横たわった肉塊になっているのかもしれません。

私は私自身の肉体を自由にできるだけの力を奪われてしまっているのです。私という思考が生命活動を続ける健全な肉体に宿っているなどと、一体誰が認めてくれるのでしょう。完璧な暗闇に毒された五感は、すでに感覚器としての意義を失くしています。私にはもう本当を確かめるだけの機会さえ与えられていないのです。ありとあらゆる想定は、もしかしたら私自身が作り出した捏造なのかもしれない。私を巡る様々な状況や、そもそもの私という唯一性についても、プログラムされたロールプレイにすぎないのかもしれない。

私という存在について、口惜しいことに、ゆらぎの只中にある私には振る舞い方を決めることができないのです

叶うことなら、誰かに私を見つけ出してほしいくらいです。私を閉じ込めた狭い箱をこじ開けて、私がどうなっているのかを観測して、私の有り様を決定して欲しい。私にはもうそれだけの力が残されていませんから。身動きも取れないまま、孤独に身を震わせ続けることしかできないのですから

全能の神であれば、光あれと呟くこともできることでしょう。無茶な願いだと承知のうえですが、そう告げることができたのならどんなによかっただろうと感じずにはいられません。

自身を巡るありとあらゆる不確定なゆらぎを自らの意思で確定できるなんて!

あこがれは、しかし一方で臆病な陰影を生み出すものです。箱が開かれ、私が見つけられて観測され、結果的に私の有り様が決まることについて、嘘偽りなく告白すると、確定されるいまに不安を感じていることから目を逸らすことができなくなるのです

生きているのか死んでいるのかさえも自分自身では確かめようのない私ではありますが、それでもやっぱり死ぬことは怖いのです。死んでいると決定してしまうことが生理的に恐ろしいのです。どうしても受け付けられない。きっとそれは私がまだ具体的な死という現象を体感することも想像することもできていないからなのでしょう。

いいえ、なにも私に限った話ではないのでしょう。人徳有望な仁君名君であっても、極悪非道殺戮者であっても、遍く存在する人畜無害一般人であっても、誰だってそうだろうと思うのです。年老いた人や、病床に伏せる難病患者であるのならば、もしかしたら限りなく近しい想像を働かせることが可能かもしれません。が、それでもやはり具体的な体験については一生不明なままだと思うのです

結局、死とはゆるがせにできない圧倒的な意味を持つ終着点だと思うのです時間というもの、あるいは意識というものが絶対的な不可逆性を有しているように、たとえそれが儀礼的な通過点や他に類を見ない印象深いイベントであったとしても、決して覆すことのできない絶対的な事柄に違いないのです

私は、いまここにある私という思考は、私を巡る様々な有り様が決まった瞬間にここから存在しなくなります。頭までどっぷりと浸かった、熱くも冷たくもない、温度を感じることのできない完璧ぬるま湯を抜かれてしまって、否応なしに外気に触れざるを得なくなってしまからです

そんな取り返しの付かない変化が恐ろしい。死んでいると決定づけられるだけに限らないのです。私にはもう、生きていると決まってしまうことさえ不安不安でたまらないことなのです

きっといまここにある私は、永遠とも感ぜられる点に留まった小さな小さな幻想のようなものなのでしょう。それ以上広がることもなければ縮まることもない、伸びることもなければ短くなることもない。拡散することも閉塞することもない、数学的に正しい唯一一点に留まったまま自己同一性勘違いしてしまった幽霊のような存在なのでしょう。

その点は、座標平面上の至る所に存在し、同時にとある一箇所には存在していないのです一心同体も同然となった私のことなんて気にも留めないで、ある特定の事象が起こった瞬間に、その事象が起こったありとあらゆる時空間の中のたった一つに、まるでバスから降ろすかのようにして私を収束させるのでしょう。

またそんな点に留まってしまった幻は、実物になる可能性も、霞となって消え去る可能性も平等に有している。

はいま、どんな時空間にも存在し、ありとあらゆる性質を有していながら、同時にどんな性質からも見放された孤独に苛まされています。誰かに見つけて欲しいと願う一方で、その時一体私がどこにいるのか、どのような姿になっているのかが不安でならないのです

因果の理から放たれてしまった私は、何時迄経っても不確定なままなのです

2010-04-12

頭が悪いから死にたい人として

頭が悪い 死にたい(http://anond.hatelabo.jp/20090728002928)を書いた者です。とりあえず生存しております。後日談的ななにか。

前記事についてブックマークで反応して下さった皆さん、ありがとうございます。やや誤解されているように思えますが、自分中学生でなく、中学数学もできない高校生です。現在自分自殺に近付くどころか、相変わらずリストカット経験もないままで、さらには自傷癖も影をひそめております。死にたいけど、死ぬの怖いです。

思えば、誰もが子供の頃に繰り返し繰り返し聞かされる「利口だね(その他、「頭良いね」「賢いね」等)」という言葉が、自分にとっては猛毒だったのです。もちろん、中学に上がる前には自分が劣等であることくらいは理解するのですが、幼少時のすりこみの一種なのか、「自分の頭でも何者かになれるはずだ」という毒は抜けないまま育っていく訳です。

それは、宝くじで一等を当て、怠惰人生を送れることが確定しようとも、例えば資格を取得する、有名大学に合格する、有名企業就職する等して、何らかの方法で自分能力を示せなければ生きている意味がないという、強迫観念です。そしてこの毒は、いったん抜け切ったと思っても、少し心が浮かれると瞬く間に生成され、正気に戻った頃には再び毒抜きする苦痛を味わわなくてはならないという強烈なものです。何度も繰り返すうちに、ふらっと自殺してしまうのではないかと、少し恐ろしくなります。

結局のところ劣等として生まれてしまったら、目標に向かって頑張った結果、自分絶望しきって死ぬか、自分の身の丈を受け入れて、最低の学歴に甘んじて、最低の仕事をして、最低の人生を惰性でこなすことを受け入れるしかないのです。

そしてチキン自分は、結局後者を選んでしまったのでした。

長々と書いていたら、またユーツになってきたのでおわり。「頭が悪い 死にたい」とかで検索しちゃう人達に役立ちますよーに。役立たないだろうな。

2009-11-28

気ままな掌編 2/5

http://anond.hatelabo.jp/20091127020426から続き

け・れ・ど・も。

けれども美樹は見かけ通りの美人じゃない。と言うか、見かけだけに目を奪われていると痛い目に合う。絶対必ず抗いようもなく。何を隠そう、僕自身それを経験してるのだ。そりゃもう悲しくなるほどに毎日のように。

美樹という人間はとんでもない癖のある灰汁を持っている人物なのだ。もうどうしようもないくらいに口が悪い。超絶的に、悪い。いや、そう表現できるのならまだかわいい方だ。一つのキャラクターとして認知され、受け入れられることもあるだろうよ。

美樹は違う。そんなんじゃ済まない。たった一言で、相手の心臓をえぐるのだ。深く深く残酷なまでに鋭く。圧倒的な不快感を植えつけて、それを奥へ奥へとねじ込ませていく。彼女と関わった人たちから、一様に猛毒の舌を持つ辛辣女とまことしやかに噂されている、破壊的な性格の持ち主であるのだ。一度、歩く対人核弾道などという悪名を耳にしたことがあるけれど、あながち間違いじゃないところが恐ろしいと思う。

正直僕は、一度その口が開かれようものなら、どんな人でも必ず顔をしかめることになるんじゃないかと思っている。話が要領を得なければ、たとえそれが話の途中であっても、話者に向かってきっぱりと(それも見下したように)馬鹿と、くだらないことを喋るなと口にしてしまうし、美樹自身が特別関心がないことを滔々と得意気に話しかけて来ようものなら、ど阿呆と心から罵り立ち去ってしまう。あるいは周りのみんなが揃ってお世辞を言っている相手に対して決してその口を開かないし、印象が悪いからと無理に開かせようものならその場を凍りつかせる事態に陥ってしまう。

何も意図して口を悪くしているのではないのだ。美樹は他の人よりも少しだけ思ったことや感じたことを率直に口に出してしまう傾向があるだけだった。

そのことは僕もよく理解している。どうしようもないのだと諦め、放っておくのはよくないと思うけれど、まあそういう人もいるだろうし、それ自体は仕方がないことだとは思う。けれど、その思ったこととか感じたことというのが彼女の場合は厄介だったのだ。血が滴るほどに惨たらしい響きが含まれていることが多々あって、そのことこそが他のどんなことよりも大きな、そして深刻な問題だった。

よくよく綺麗なバラには棘があるなんて言うけれど、多分美樹の場合、ついているのは棘なんてものじゃ済まない。反しの付いた細く鋭い針を、全体的に棘を散らした丸サボテンみたいにびっしりと準備しているのだ。他者を寄せ付けないように。何よりも自衛するために。その切っ先はいつ如何なる時も隠されることなく、絶えず鋭く光を反射している。

「なに。気持ち悪いんだけど。じろじろ見ないで」

……例えばこんな風に。

僕の視線に気がついて、不思議に思うのは分かる。確かに少々ぼうっとしていたから気になることはあっただろうよ。問題はそこからの展開についてだ。例えば、「どうしたの」って話しかけられて、「ああ、ごめん。ちょっと考え事しててさ」って恥ずかしそうに苦笑して、それからこそばゆい会話を交わして穏やかにことが進んでいくことはそれなりに広く世間一般で繰り返されていることだと思う。というか、そう流れを経験してみたい。本当に。切に願う。

けれども、美樹と一緒にいる限りは叶わないのだ。絶対に。絶望的に。現に今だってそうだった。僕を睨んで、顔を顰めて、心から嫌悪して言い放ったのだ。「気持ち悪い」って。かなりひどい一言だと思う。

確かに美樹のことを見ていたのは認める。ええ、眺めていましたとも。いろんなことを考えていたからね。そのことについて、僕には弁明の余地はまったくない。紛れもない事実だった。けれど、実際そうだったとしても、ちょっとばかしカチンとくる。一言、というよりも、いろいろと多いのだ。「気持ち悪い」だなんて言わなくてもよかったはずだし、あからさまな態度にも傷ついた。そもそも、無性に納得がいかない。どうして今日ここに呼び出されたはずの僕が、ここまで露骨な反応を受けなければならないのだろう。

「……ごめん」

なのに、そんな釈然としない思いを抱えながらも、僕は結局謝ってしまう。それほど悪いことをしていたわけじゃないのに、むしろまったくしていない上に逆にされたような気がするのだけれど、美樹の気分を害したことについて謝って、そのまま黙ってしまう。

全くもって不甲斐ない。これまで幾度となく繰り返した行為はいつの間にか記憶に襞に刻まれていて、刷り込みのようにどうしようもなく身体の奥底にまで染み込んでいる。内側から僕の人格を蝕んでいるかのようだ。美樹の前だと、僕はいつだってへなちょこになってしまったような気分にさせられる。

多分僕は、美樹のことがかなり苦手なのだろう。

そんな諦めにも似た感情が胸の奥でぐるりと渦を巻いた。勢いよく成長していく渦は、漂っていたたくさんの浮遊物を容赦なく呑み込んでいく。対照的に浮かび上がってきた気泡が嘆息となって口から出そうになった。

瞬間、美樹の眼光が鋭さを増す。お陰で僕はよそよそしく左右に目を配ることしかできなくなってしまう。

――なんだかなあ。

突き刺さってくる眼差しから逃げながら情けなくそう思った。

(3/5につづく)

2009-11-10

数は力。

イタリア人の反中感情が爆発寸前で、中国人の身が危険。 「グレーゾーンでの商売やめろ」

ttp://aresoku.blog42.fc2.com/blog-entry-1449.html

102 名前ノイズo(dion軍)[] 投稿日:2009/11/07(土) 02:47:41.18zXgQhtdO

中国人移民に飲み込まれるヨーロッパ大陸

しかしながら、中国マフィアフランスで息絶えたわけではない。

その定着ぶりは今日ヨーロッパ規模のものとなっているのだ。

三合会とも呼ばれる彼らにとってこの旧大陸は、

あらゆる種類の不法行為を行うための絶好の場となっている。

麻薬取引、売春賭博や、不法移民組織管理などだ。

これらマフィアのなかには、広東系の14Kや、香港最大の非合法組織

であるSunTeeOnも含まれる。

国際的な広がりを持ったこの種のギャングたちの力は、

あらゆる大陸に及んでいる。

ロンドンからはじまり、アムステルダムマドリッドベルリン

そしてパリに至るまで、ヨーロッパ首都で彼らの影響力と

無縁のところは皆無なのだ。

現在ヨーロッパは、「孔子作戦」という名の

三合会撲滅計画を用意している。

だが、彼らの暗躍に対する戦いは簡単ではない。

分かりにくさこそ、裏社会の特徴のひとつであるからだ。



103 名前ノイズo(dion軍)[] 投稿日:2009/11/07(土) 02:49:30.83zXgQhtdO

中国人移民に飲み込まれるフランス

フランスではここ最近中国からの密入国が爆発的に増加している。

ロワシー空港の待機ゾーン現在、最も数が多いのが中国人なのだ。

2003年国境逮捕された12000人足らずのうち4000人、

すなわち約35%がこの中華帝国出身者で占められていた。

なぜ中国人なのか? 年率9パーセントの成長を遂げているとはいえ、

中国経済発展はまた、給与生活者にとって最低限必要なものを保障

していた古くからの仕組みを破壊した。その結果、市場経済への移行は、

赤字国営企業の閉鎖により仕事を失った社会階層からの移民

も産んでしまったのだ

フランス当局は、このような移民にとりわけ不安を抱いている。

中国人社会の一部がはびこらせた地下経済が、予算担当者を驚愕

させるほどの額に上る税金逃れの窓口となっているのだ。

最新の調査によると、毎日約50万ユーロが、不法な、あるいは

入り組んだ銀行ルートを経由して中国へ送られるという。

内相は、このような金額の背後に、30万にものぼるフランスにおける

中国人社会の存在があるとする。

ラジオフランスアンテルナシオナルHPより



104 名前ノイズo(dion軍)[] 投稿日:2009/11/07(土) 02:50:31.28zXgQhtdO

中国人移民に飲み込まれるスペイン

一攫千金夢見て欧州を転々 スペインで急増する中国人移民

 スペインでここ数年、大きくクローズアップされている問題のひとつ移民

なかでも中国人移民の急増だ。

中国人スペイン人の利害の対立が、

中国人業者の靴倉庫焼き払いに発展する事件も起きている。

また、中国人移民には不法入国者も少なくないため、

彼らの入国をあっせん裏シンジケートの暗躍に関する報道も目につく。

彼らは何を求めて、はるばるヨーロッパの西端にまでやってくるのだろうか



105 名前ノイズo(dion軍)[] 投稿日:2009/11/07(土) 02:52:47.91zXgQhtdO

中国人移民に飲み込まれるイタリア

中国人移民イタリアミラノで暴動

ヨーロッパ , 宗教文化 , 移民問題

最近ヨーロッパで暴動があったというニュースを聞くとイスラム移民による暴動が

すぐ頭に浮かぶのだが、今回イタリアミラノで起きた暴動事件はなんと中華街

中国人移民によるものである。(Hat tip Occidentalism)

ことの起こりは商品を違法自家用車で運搬していた中国人女性が摘発され罰金

課されたことがきっかけだという。

100人以上の中国人商店街商人たちが中華人民共和国の旗を翻して人種差別

批判して暴れはじめた。

その結果10人の警察官が負傷しほぼ同数の中国人もけがをした。

日が暮れるまで続いた暴動では車は倒されるわ、警察バトンを振り回すわ、罰金

課された女性逮捕されるわ、で大変だったようだ。

イタリアでは現在11万4千人の中国人がすんでいるといわれるが、違法移民の数

もかなりあるため実際にはその倍以上だとされている。ミラノだけでも中国人

人口過去10年で1万2千にふくれあがっているという。

ローマプラト、タスカニーといった大都市でも中国人労働者の数は

かなり増えているようだ。

特にローマミラノでは中国人経営ビジネスが町の一画を完全に仕切っており、

中国産繊維類の運搬で付近の道がかなり混雑していたことから

普段から地元警察中国人商人との間でかなりの摩擦が起きていたようだ。



107 名前ノイズo(dion軍)[] 投稿日:2009/11/07(土) 02:54:08.09zXgQhtdO

中国人移民に飲み込まれるアメリカ

NYのチャイナタウンは、ウォール街から貳ブロック北にひろがる

キャナルストリート」(運河街)にある。

もともとは広東からクーリー貿易で移住してきた中国人労働者が開いた、

暗くて、雑多で猥雑な街である。

 華字誌がならび、世界日報華僑新聞も、そして『中国之春』も中華麺、

食材、卵、人参などと並べて売られている。

街のやや中央部にある「北京ダッグ」の名物店は行列ができるほどの盛況で、

コッチ元NY市長も食べにきた(この店はアルコールライセンスがないので、

酒は持ち込まなければならないのだが。。)。

 猛毒食品の非難囂々だったとき、チャイナタウンで「CHINA FREE」

中国産品、扱っておりません)のステッカーが張られていた。これは一種、

ブラックユーモア世界だが、アメリカ企業家の心胆を寒からしめる動きが、まだある。

 チャイナタウンの急膨張とそのはてしなき増殖ぶりの凄まじさは、すでにおなじみ。

北隣りのリットルイタリアをとうの昔に呑み込み(八年前に行ったとき、

すでにイタリア街にイタリア料理店は二軒しかなく、ほぼ九割が

中華レストランだった)、ブロードウェイの対岸ソーホー地区さえ中国人が呑み込んだ。

 ▼イナゴの大群のような不法移民

 イナゴの大群のように押し寄せる不法移民。それを合法化してグリーンカード

取得させる「辣腕」の弁護士たちが、これまたワンサカとチャイナタウンに蝟集し、

商売繁盛

この街を歩くと、あの大声を挙げて何かを叫ぶという阿鼻叫喚風景は、

まさしく広東の市場の雑踏にいるか、と錯覚するほどで、

ときおりみかける英語ポスターで、「いや、たしか、ここはアメリカだ」

と我に返るくらいなのだ。



108 名前ノイズc(新潟県)[] 投稿日:2009/11/07(土) 02:55:12.17fvaTXe2p

日本報道してみろ、中華朝鮮のの犬糞マスゴミ



109 名前ノイズo(dion軍)[] 投稿日:2009/11/07(土) 02:55:45.81zXgQhtdO

中国人移民に飲み込まれるカナダ

カナダトロントに出現した“チャイナタウン異変”

   あっという間に50万人のチャイナタウン景観を激変させてしまった

***************************************

 トロントは美しい街である。

いや「だった」と書くべきかもしれない。

 ポルトガル人、イタリア人、そしてユダヤ人街は、それぞれが典型のタウンハウスで、前庭には小さな噴水や花園があった。

一角は綺麗な風景で、朝夕、老人達が花々の手入れをしていた。

 中国人が、ある日、この一角に現れ、つぎつぎとタウンハウスを購入し始めた。過去一、二年で、40万人から50万人の中国人が住み着くようになった。

 瞬く間の出来事だった。

 最大の変化はなにか。購入したタウンハウスの前庭を、いきないコンクリートで潰して、空間の有効利用を始めたため、どの家からのガーデンが消えたことだ。

 トロント伝統的な街の景観を変えてしまった、とカナダでは大騒ぎになっている(多維新聞網、10月31日付け)。



112 名前ノイズo(dion軍)[] 投稿日:2009/11/07(土) 02:57:57.16zXgQhtdO

世界で唯一、品行方正な、日本在住の中国移民

世界中で猛威を振るっている中国移民 それは、まるでイナゴの大群のように思える

そして、どこの国においても現地住民と深刻な対立を引き起こしている。

中には、欧州に対してイヤガラセをする為に、

いったん自国に中国人を引き入れ、その後大量に欧州

送り出しているユーゴのような国もある。

しかし、世界で一ヶ国だけ、現地に溶け込んでいる中国移民がいる。

それは、皮肉にも、世界一先進国日本である。

日本においてだけは、他国で起きているような深刻な対立が生じていないのだ

理由についてはいくつか考えられる

日本は他の国と違い不信の社会ではないから

日本には人種差別がないから

日本人は親切で穏やかだから、素行の悪さを恥かしく感じるようになるから

日本語性格を穏やかに変えるから

中国本土の序列では日本在住の中国人最上位に位置付けられているから(*

・・・・・・など

本当の原因は不明だが、中国人日本での共生ぶりは驚異的であり

中国人対策に頭を悩ませている他国の責任者の関心を集めている。



123 名前ノイズn(東京都)[] 投稿日:2009/11/07(土) 03:15:51.838KJXEzkJ

>>112

中国人は気まずくなると「日本語ワカラナイ」で逃げる

波風立てない主義の日本人にとって、それでそこまでなんだよな

他の在日外国人もそうだけど



120 名前ノイズe(中国四国)[] 投稿日:2009/11/07(土) 03:13:39.19gBlgG776

イタリアミラノ中国人暴動

フランコさんのイタリア通信。

これからのミラノ、これからの中国

ttp://www.1101.com/francorossi/2007-04-17.html

ttp://dogma.at.webry.info/200704/article_13.html



130 名前ノイズo(神奈川県)[] 投稿日:2009/11/07(土) 03:25:26.24aLkUJuCD

>>120

これはおもしろかった

2009-08-15

人はいつ死ぬと思う?

心臓ピストルで打ち抜かれた時?

違う

不治の病に侵された時?

違う

人に忘れられた時?

違う!


猛毒キノコスープを飲んだ時さ!

2009-08-06

こういう人はMMOをやめたほうがいい 10カ条

※まぁ、実際まとめると10も無いんだけど釣りタイトルという事で。

 

1.「我にかえる」というフレーズを使う

この場合は、MMO以前に自分の制御が出来ていないだけです。

 

2.飯の時もMMOをする

飯の時ぐらいMMOをやめろよ。

こういうメリハリが無い生活の積み重ねが、おかしくなっていく原因。

 

3.MMOの話題しか話せない

他の事に全く興味を示せなくなっている証拠。

生活パターンがおかしくなってないですか?

 

4.知人のキャラが強くなると焦り・悔しさを感じる

まぁ、ゲームシステムによってはLV差があると一緒に遊べなくなる物が多いから多少は仕方ないとは思うんだけど。

そもそも、ちょっとしたLV差で知人と遊べなくなるようなMMOは即刻やめた方が良い。

 

5.アイテムレベルは最終的にはゴミデータになる事を後で気づく

最初から分かりきってやってるだろ、嘘つくな。

 

6.MMOをやっていたから大事な○○出来なかった…等と言いだす

いや、それ「あなたが」元々そういう性格だっただけ。

人や物のせいにするその性格は直した方がいいよ?結局頼れるのは自分だけなんだから。

 

7.辞める際に知人に宣言・キャラ消去・アイテム消去する

こうでもしないとやめられない自分に気がついてるからこうするんでしょ?

たいていの人はこんな事しなくても自然にやらなくなるよ。

 

8.MMOで使った時間を後悔する

それは、人間関係スカスカだった証拠。

リアルで親しい知人とバカ話をして、その楽しかった時間を後悔する奴なんているか?

 

9.キャラが強ければ尊敬されると思っている

その人が尊敬される理由はキャラクタの強さだけじゃないんだよ?

 

10.MMOを辞める度に後悔する

MMOを辞めた時の感想が後悔であるならば、それは自分自身に原因があると気が付くべき。

 

 

●最後に

MMORPG猛毒

http://anond.hatelabo.jp/20090706023222

の中で「MMORPGクリエイティブではない」っていうフレーズがある

一見、良い格言のように見えるけど、それってMMOだけの話じゃないよね?(TVPCゲームに限らず)全てのゲームがそうなっちゃうでしょ?

 

実際はそうじゃない、クリエイティブな奴らはMMOでも力を発揮する

イラストを書いてみる

情報まとめサイトを作ってみる

・別な遊びが出来ないか考えてみる

MMOの知人から聞いた情報を元に趣味を広げてみる

…などなど

 

 

いい加減、MMOのせいにするのはやめないか?

http://anond.hatelabo.jp/20090804132314

を書いた増田より

 

 

■さようならMMO

http://anond.hatelabo.jp/20090804040954

 

●補足

MMOにハマりすぎな人たち全員をDisりたい訳じゃなくて。

以下の2番に当てはまる人の「自分は悪くない」という考えが気に食わないだけ。

 

1.「MMOにハマって時間とっちゃったな、へへっ」※後悔してない

2.「MMOにハマらなければよかった…この時間アレにつかえばどれだけ良かった事か…MMOのせいだ」※後悔した上に、自分は悪くないという逃避

  

はてブへお返事

無意味。その10か条を守れる奴は最初からMMORPGに手を出さないし

>逆に廃人はその10か条を守れてるつもりになってるだろうし。

それは決めつけ、あなたの周りがそうだっただけでは?

そもそも、以上に上げた10カ条の内容って、はっきりとYes/Noで分けられる物なのに「守れてるつもりになってる」とはどんな曖昧な状況?分からない。

 

ゲームシステム考慮しないで言ってるなら馬鹿だし、意図的に無視してるなら悪質。

無視してないでしょ、以下の文章をちゃんと書いてる。

 

>4.知人のキャラが強くなると焦り・悔しさを感じる

>まぁ、ゲームシステムによってはLV差があると一緒に遊べなくなる物が多いから多少は仕方ないとは思うんだけど。

>そもそも、ちょっとしたLV差で知人と遊べなくなるようなMMOは即刻やめた方が良い。

 

そういうゲームシステムだと知っていてやるのは本人の選択でしょ?

私の場合は、以上の10カ条が守れない様なMMOはやらないよ。

 

はてブへのお返事2

>三度の飯を忘れて没頭するものがあってもいいのでは?

人それぞれの人生なのでお好きにどうぞ、後悔しないならそれでいのでは?

 

私の文章は物事に没頭する事を悪く言ってる訳じゃなくて、後で「無駄だった…」という後悔で終わる事に非常に違和感を感じるだけ。

そもそも、上記の10カ条は私が考えた訳ではなくて「MMOをやっていた事に対して後悔をする人の特徴」を羅列しただけです。

という事は、10カ条を守れない人ほど、MMOを辞める際に後悔する比率が高い訳です

(例外はあるでしょうが、そんな事言ってたらどんな物事も例外はありますよね)

 

自分がいやだからそれを他に強制するのはどうか。

自分が嫌だから強制する」のではなく、「自分の意志の弱さ、自己管理の出来なさをMMOのせいにするな」「後悔するぐらいならやるな」というのが私の考えです。

 

>塵データになったっていいのでは。おいしく食べた物だって新聞だってきっと同じ運命

私の中では塵データって「道具」で、それを利用して他に何か得るものがあればそれでいいじゃない、と思う。

「道具」もいずれ壊れるけど、それは「この道具を使ってて無駄だった…」にはならないよね?

以上の考えから5番の文章は「違うでしょ?塵データメインではなくて、それによって何か得るもの(例えば達成感)が目的でしょ?」っていう事で書いた。

 

はてブへのお返事3

>"リアルで親しい知人とバカ話をして、その楽しかった時間を後悔する奴なんているか?" ← そういうことを云ったら友達がいなくなるから誰も云えないだけじゃね?

「そういうことを云ったら」じゃなくて「自分がどう思ったか」の話でしょ。

そもそも、知人に云わないだけで、実際には後悔してるんだったら、それは元々「親しい知人」ではなかったのでは?

 

はてブへのお返事4

>1~10全部該当する人は、辞めても別のMMOに手を出している気が。

当てはまる人ほど「自己管理が出来ていない」という事ですから、高い確率でそうでしょうね。

 

>そうした意味では「辞めたほうが良い」というアドバイス自体が無意味なのかもね。

これをアドバイスと見て受け取るかどうかは本人次第でしょ。

私が書いたのは、色々な人の「MMOをやった事に後悔している」文章を見て、「共通の特徴」を羅列しただけです。

2009-08-05

しんこんよんかげつ

「そろそろ子供が欲しいな。A型男の子とかだったらわたしきっと溺愛しちゃう。がんばろう」とか、嫁さんが最近積極的だ。

「そうだな、どんどん子作りに励むか、わっはっは」というのが正しい旦那の反応だと思うが、上のようなことを言われると「子供かわいい!きたねー旦那は要らねえよ消えろ」と変化する嫁のことばかり想像してしまって萎えてくる。

実際、独身時代のオナニー癖の甲斐あってほとんど膣内で出ないから子供がすぐにできる可能性は低いんだが。

やっぱ、小町の「妊娠後夫が大嫌いになったトピ」とか読んじまったのがいけないんだよなあ。

あのトピは猛毒だ。何がホルモンだっつーの。

2009-08-02

そろそろ食の安全神話を信じるのはやめにしよう

残念ながら、安全な食品というのは幻想であるということに気づかされたのは、大学1年生のときだった。

分子生物学かなにかの討論式の授業で、その日は癌の治療と予防についてセッションが行われた。

で、僕は治療についての発表をして(ちなみに癌は老化現象の一つで治らない病気という発表だった)もう一人が食物とがん予防についての発表をした。

そのときの教授の発言。

「まあぶっちゃけ体にいい食べ物なんておまじないみたいなものだけどね。

体にいいって言われているものは、いい部分の成分しか検出されないような分析しかしないから。

例えば、味噌とかヨーグルトとか発酵物質あるじゃん

微生物が作り出すものだから、詳しく調べれば体に悪い物だって副産物としてたくさん検出されるはずなんだよね。

でもそんなの調べたら誰も買わなくなるから誰も調べない。

食品添加物だっておんなじだけど。」

なるほど、たしかにそうだ。

自然のものにせよ、人工のものにせよ、何のために成分分析をするかと言えば商品化するからであって、特に問題になるような物質以外を調べてみすみす商品化が遠のくようなことはする必要が無いわけで。

成分分析だって1項目いくらというような世界なわけで、全ての成分を検出というのもまた無理なわけで。

話は変わるが、同じ教授の授業で活性酸素の毒性についての講義があった。

で、この講義もちょっと面白くて覚えていたのだが、「酸素は元々毒であった」という話。

地球上に最初に出てきた生物酸素を嫌う嫌気性微生物で、ほそぼそとした生活ぶりだった。

酸素はそういった生物にとって猛毒であったわけだ。

ところがミトコンドリアが出てきて、生物酸素を利用して大きなエネルギーを使えるようになり、爆発的な進化が始まった。

つまり、生物猛毒というリスクを承知で、莫大なエネルギーを利用できる酸素を利用する方を選んだわけだ。

そんなリスクを承知で酸素を利用することを選んでいるくらいなんだから、活性酸素位でガタガタ騒ぐなバカ、というのがその講義のまとめだった。

で、何が言いたいかというと、僕らの体は元々リスクを承知で色々取り入れるようなシステムになっているわけで、食べ物に関してもそれはまったく変わらない。

例えば、自然の食物こそ、自分の身を守るために色々な毒素が入っているわけだけど、逆に言えばそういうものも体内に取り入れることを前提として体はできている。

様々な栄養素、エネルギー源を利用するためには、多少のリスクが必要なことを体は知っている。

だからまあ安全な食というのは幻想なので、そればかり追っても意味が無いし、そんなことは自分の体が一番よく知っていますよという話。

■誤解されやすい書き方だったようなので加筆。

べつに食品検査などについて否定しているわけではなく、過激になっている「無農薬信仰」「農薬安全信仰」についての意見として書いた。

どちらもそこまでリスク差はないんじゃね?という意味で、「そればかり追っても意味が無い」と書いている。

そこら辺をきちんと書くべきでしたね。不愉快な思いをしたらすみません。

2009-07-06

http://anond.hatelabo.jp/20090706030601

本は最悪の最悪例え旦那があなたの本全部処分したとしても、訴訟して全部弁償とかなれば買い戻せるけど(絶版本とか除く)

ゲームデータって、代替が利かないんでね、ギルドマスターの先っぽの辺の人で、半生=ネトゲな人なら本当人殺せるレベルなのかもわからん。

実態の無きモノに惑わされ殺意を覚えるなんて、本当危険だろ?

http://anond.hatelabo.jp/20090706023222

まさに猛毒だ。

でな、パスワードは「あなた、私もやってみたいわ♪」とか言ってみたりきーろ*とか仕込めばなんとでもなるんだがな、ネトゲ依存症気味の人って基本リア充じゃないのだよ。

リアルが充実してればネトゲの優先順位で自然と下がるもので、あなたが好きならばとてもじゃないが飯作るだけのメイドさんのような扱いはしないと思うんだな。

でもそれって、あなたに興味ないからネトゲに走るかっていうとそうじゃなくって、依存している人は精神障害のようなもんなの。

アメリカ学会かなんかで精神病って認定されたとか見たことあるけど、1年以上そういう事している人は結構深刻だと思うだよ。

俺は最長2ヶ月が限界だった。

はじめて2週間くらいまでは仕事やすもうかなーって思うくらいモノゴトの判断が鈍ってたけどちょっと外で遊んでる時にネトゲ自分にもたらす恩恵って実は何もないことに気づいて、それ以降やめるどころか毛嫌いするようになった。

このパターン禁煙とそっくりだよな。あぁ、酒もそうか。

だから理想としてはネトゲ以上におもしろい事はあなたが提案するとかしないと、もうそのネトゲが夫さんの日々ストレス解消の場になってるから普通の生活に戻すは難しいと思われる。

で、最終手段としてデータ削除といってみた。

どんだけキレてもどんだけ運営会社に聞いてもやめさせるにはそれしかない。

タバコ禁煙だって数減らすとかで成功した人いないでしょ。

ニコチンパッチネトゲでいえばオフラインゲームってとこか笑

MMORPG猛毒

MMORPGは今もっとも危険依存性のあるモンじゃないだろうか。

かくいう自分仕事以外は風呂より飯より睡眠よりもMMO優先していた廃人だった事もあって、今思い返してみても無益な時間だった。

暇であれば暇であるほど強いという悲しいMMORPG世界で、ギルドマスターが尊敬されちゃったりしている発言を見ると鳥肌がたつ。

MMORPGクリエイティブではない。

ゲーム内に於ける「クリエイティブ」っていうのは物理の保存則の様なもので、開発陣のクリエイティブを求められるMMORPGユーザーがその享受を受けられず、逆に将棋とか囲碁みたいな現実あるものをそのままもってきたようなものはユーザーの知力を求められるもんなんだ。

MMORPGそのものが悪いというよりも、クリエイティブじゃない所のが原因かも。

仮にユーザープレイ総数時間に全く依存せずに知力や操作スキルで序列が決まるMMORPGが出来れば、ネトゲ廃人の壁を越えてゲーマーを越えて、「考えられる人」としてのゲームがもたらす好影響を享受できる。

今のMMORPGって無料で釣って ハマらせて 早くレベル上げたい厨を増やした状態で 課金すればより早く! だから長時間できる人=暇人が絶対的に有利な仕組みを何とかしない事には

http://anond.hatelabo.jp/20090706010959

みたいに家庭崩壊の火種になっちゃう可能性も十二分にあるわけだ。

で、こんな一般ピーポーが叫ぶのもアレなんだけど、こういう生産性の無い時間を膨大な人間に使わせてしまうと、経済衰退にならんかと思うわけですよ。

ゲームがこの世に生まれて、すんごいスピード進化して今はもうネタ切れ状態。

これからはネトゲしてる事がクリックするだけど無駄時間ではなく、頭使ってユーザーを考えさせる仕組みにすべきだ。

2009-05-04

水に溶かしたニコチン猛毒

http://anond.hatelabo.jp/20090504211128

わかってて釣りに使ってるんだろうから、内容については言及しないけど。

タバコの葉を水につけておいたら、致死量のニコチンが流れ出る。どれほどキレイに洗われようと、吸殻と水分が入った食器など、危なくて使えない。マナーとかなんとかじゃなくて、それ、未必の故意にあたるからやめれ。

追記。20090506

あ。ごめん。強引過ぎたね。簡単には死なないね。

私は灰皿に使われた食器は、心理的なバリアーが高くて、ちょっと使えない。

自殺しようとして、吸殻集めて、ニコチン水溶液を作って飲んでみたことがあるんだけど、30秒もしないうちに全部吐いちゃった。半日くらいげーげー言ってて、眠くなったんで、これでもう、明日起きなくていいと思ってたのに、気がついたら朝だった。普通学校に行ったよ。どうして死ねなかったんだろう。残念。

でも、あんな苦しい思いをするかも知れないと思ったら、もうガクガクブルブルだよ。

あ、それと、学食で湯飲みを灰皿にするのはまずいでしょ。洗ってなければ、なんて間接的なことじゃなく、誰かが、うっかり吸殻入りの湯飲みからお茶を飲んでしまうかも知れない。誤飲って、あり得ないことするから、「誤り」なんだよ。今まで誰も被害にあっていないのは、偶然、そういう巡り合わせだったのかも知れない。

2009-04-05

科学的コンテキストで語られななくても半可通はやめろ

http://anond.hatelabo.jp/20090405113444

よく「テポドンミサイルではない」ことを「安全である」とか「とるに足らない存在である」と論じる向きがあるけど、それは全くの間違いな事にいい加減気がついて欲しい。

ロケットであろうと、ミサイルであろうと、危険なことには代わりがないんだけど、そこを理解せずに話されても困る。

とりあえず宇宙開発を中心とした部分に詳しいジャーナリスト松浦氏(軍事ジャーナリストではない)のコラム

http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20090331/142712/

をごらんいただくとよいのだが、だいたいにして自分は詳しいと誤解している人はざっと斜め読みだけして本質を見ようしないことが多い。

そのため、一番簡単な要点だけ言うと、

この点から見て、これが宇宙開発ではなくロケットそのものの技術テストのためであり、弾道弾技術の販売用のデモンストレーション国威発動が目的であることは明らか。(というかそれ以外にまともな利益が得られない)その時点で衛星ミサイルかなどと言うのは関係がない。(っていうかミサイルだってあの規模の発射試験なら弾頭なんかつけねえよ普通それから普通他人の国の上空に、猛毒の固まりであるロケット(これはほとんどの国のロケットがそうなので北朝鮮だけではないが)を飛ばすと言うこともほとんどあり得ないし、あったとしても外交がない国の上空に飛ばすなんて事があるわけがない。

はっきり言って、貴方の説明は半可通すぎて見てられない。個々に突っ込みすぎて追い詰めてもよくないのでこれ以上言わないが(ロケットの破片がただの金属とか、衛星軌道投入の表現とか失笑もの)、よくある「俺は誤解してない」と誤解している人のパターンはまっている本質的なことを理解していなくても耳に心地良いから、貴方のような中途半端な説明を真に受けた人が感染しどんどん半可通ばかり量産されていく。やめてくれませんか。正直。

2009-01-23

地球に優しい

もし地球自我があったら今の大気組成に満足しているだろうか。

原初の地球には酸素はほとんどなく二酸化炭素濃度が高く、嫌気性の生物が生活していた。

そこに後から新しい生物である植物が発生し、原初の生物には猛毒である酸素をまき散らして自分の都合の良いように惑星改造した結果、今の酸素濃度になった。(その過程で原初の生物の大部分は死滅した)

つまり、CO2削減するのは地球に優しくない。地球のことを本当に考えるなら、二酸化炭素がんがん放出して、酸素濃度を下げて、植物に汚染される前の姿に戻してあげるべき。

省エネエコだから地球に優しいとか言ってる奴は、相手の都合も考えないで私って優しいとか言ってる馬鹿

2007-10-22

人に仕掛けられている15の罠

最近いろいろ発生している問題を見て思う。

普段、賢いフリをしている人や、一般に賢いと思われている人ですら

簡単に騙されるひとは多いんだなということ。

そして、それは自分だけが例外ではない幾つものDNAレベルに書き込まれたような

罠が存在しているんだなということ。

そしてその罠に抗う方法ですら罠であるという多重構造になっているということ

さらにそれらすべてが騙されることがとんでもない快楽だということ。

自分なりにいろいろ世の中や自分自身をみていて

この罠をリストにしてまとめてみた。

(1)人は、自分より下を見つけたがる
亀田親子最悪だよねー。オタクきもいんですけどw
うわぁ。出たよ低学歴w

まったく、人の悪口いうやつって最悪だよね。
俺は状況をクールに見てるぜ。コイツラばかじゃねーの?w

ほら、罠。どっちにころんでも。
(2)人は、自分より上を価値観転覆によって下に見たがる
TBSGoogle最近叩かれている。マイクロソフトもそうだ。この権威に屈しないかんじ。
カッコイー。俺は正義代弁者だ。いいだろう。
大企業は金にまみれて汚い。電通は汚い。
金を持っている?そんなもの人生幸せなんかじゃない。

東京大学?ふんっ!どうせ使えないやつらだろ?
学校勉強がなんになるんだ?

肉体労働をしてないから、わからないんだ!ハッハーw

俺の若い頃はもっと苦労してたからよかったんだ。
今の若いやつらは勉強しないし、活力がない。

ちょっとかわいいからってエリカ様とかやってるから
いけないんだよ。
(3)人は、自分と同じタイプ人間をたたきたがる
うぁ。なにこいつ、いい年こいて童貞なのw?キモ過ぎw
へー。こいつ、数学できるとかいってるけどどんだけのモンなのかねぇ。
はっきり言って俺の若い頃は違ったね。
こいつ、プライドばっかりでぜんぜん使えない。
自分ができる奴なんて勘違いしてるんじゃないのw?
(4)人は、自分と同じタイプ人間を叩く人間を叩きたがる
ほら、出たよ。B型批判w低俗だよねw??。血液型で人を判断するなんて
低俗極まりないし、科学的根拠にかけるよw
あ、ちなみに松本人志B型だけどねw
(5)人は、物事には簡単な因果関係があるのだと思いたがる
アッコが芸能界で幅利かせてるのは在日だからだろ?
このアイドルもプロデューサに抱かれたんだろ?
Google初音ミク画像が出ないのはGoogleTBSから金もらったからだ。
金子?あー。どうせ在日だろ?
(6)人は、物事の背景にはBig Powerがあり、それらはコントロールされていると考えたがる
バカだな。知らないのかよ。9.11ブッシュ戦争を起こすために仕組んだんだぜ。
そもそも人類は月になんていってないしw
テレビ業界は完全に電通創価学会に支配されてるからな。
ジャニーズ事務所人間はみんなジャニーにケツほられてんだよw
(7)人は、タブーの領域に踏み込むことの媚薬に取り付かれ、正しい判断ができなくなる
ジャニーズ事務所人間はみんなジャニーにケツほられてんだよw
郵政民営化はあれは外資に200兆あげたも同然なんだよw
(8)人は、権威への反駁をするものを次の権威にする
知ってる?リサイクルって意味ないんだぜ?
(9)人は、唯一無二になりたがる
こんなこと言うのは俺だけかもしれないけど、TBS亀田親子も被害者。
最大の加害者はそのストーリをつくった電通とその背後のヤクザ
(10)人は、過半数になりたがる
っていうか出たよ。工作員工作員が大量に沸いてるなw
(11)人は、銀の弾丸があるのだと信じる
いじめ問題とかは景気が回復すれば自然と無くなるんだよ
(12)人は、銀の弾丸などないのだと悲観したがる
いじめ問題とかは景気が回復すれば自然と無くなるんだよ
(13)人は、自分の論が論理ではなく、感情からもたらされていることを気づかない
水は言葉を理解するし、初音ミク世界を変えるし、TBSは最悪。
下賤下賤。ご立派ですねー。
(14)人は、悲しみにくれる事が、気持ちいいのだと気づかない。
俺は欝病なのさ、失恋中なのさ。かわいそうだろ。
そんなかわいそうな俺の言ってることを信じてくれないなんてなんて嫌な奴なんだ。
あー。そうさ、こんなに悲しい俺。すてき☆
(15)人は、自分にとって都合のよい情報しか集めないことに気づかない。
ソースチャンネル桜バーローアスパルテームは毒だし、買ってはいけないタバコは人を殺すし、副流煙猛毒ッスw
いやいや養老先生はちがうって言ってたよ。バカの壁にぶちあたりすぎ。


これらの罠はすべて巧みに刷り込まれ、組み合わされ、

人の判断を狂わせる。

例にあげたような考え方なんてしないって思ってることも

罠。ほんとにそう?例に挙げたのはワザと極端な論でごまかしてるだけ。

ほら、そろそろ見えてきた。

罠の構造。

人間根本にあるプライドコンプレックスをくすぐったり、いじったり。

これからは逃れられないってところを自覚することから、

話を始めよう。

俺は、この罠のこと自覚して、生きてるよ。どうだい?

ね。またひっかかっちゃった。

この罠に引っかかってないブロガーなんて見たことない。

特に有名ブロガーなら、ことさら。

そこのアフェリエイトでバカ稼ぎしているおヒゲのおっさん。

アンタもだよ。

おっとまた罠に引っかかった。

あー。現代の哀れなソフィスト達に栄光あれ!!!!!

2007-08-28

anond:20070828021900

千年後か2千年後の人類から見たら、俺たちはなんて野蛮で儚くて尊い奴らだろうと思われるだろう。

案外、強大な神か悪魔のように思われることになるかもしれないよ。

2X世紀、地球地獄と化した。

増大する人口、食糧難、エネルギー枯渇……次々に発生する問題は、一時には、富める国には停滞を、貧しき国には更なる窮乏をもたらしたのみであったが、やがては先進国によるエネルギー争奪戦争の様相を帯びていく。貧しき国々は既に国家としての機能を失い、先進国は、自らの生き残りを掛けて残り少ないエネルギーを奪い合い、蹂躙し、そして消費し、困窮はますます加速する。肥大化した文明は、地熱、風力、太陽光その他無数のクリーンエネルギーによっては賄いきれず、新たなエネルギーの開発は挫折し、唯一の頼みである原子力は空と大地とを蝕み続け、海は小島を飲み込み、不毛の砂漠が五大陸を覆った。期待された宇宙開発は、しかし状況を打開するほどの成果を挙げることは出来ず、あらゆるものが地球上から失われつつあった。

人々は、いつしか文明を放棄した。もはや、人類エネルギー無くしてその高度な文明を維持することは出来なくなっていたのだ。飢餓頽廃が世界を覆い、あらゆる倫理が世界から失われた。

それから数百年、世界は再び平穏を取り戻した。

しかし、その世界には、もはや莫大な資源は存在しない。人類文明を支えたエネルギーは、もはや尽きてしまった。微かに再生しつつある自然ともう動くことのない過去の遺物に囲まれて、猛毒が蔓延る世界で人々は終わることのない中世生きることを余儀なくされてしまったのだ。

そんな世界に、一人の少女がいた。朱色がかった白い肌と薄汚れた白髪の中に、血の色の瞳が強い印象を与えている。アルビノ――この世界ではさして珍しいというわけではない。汚染された世界は未だ癒されるにはほど遠く、空と大地の猛毒ははあらゆる異形を産み出し続けた――の少女は、かさかさにひび割れた大地に半ば埋もれた、かつて飛行機と呼ばれていた遺物の破片に腰掛けて、かつての世界を今に伝える歌を歌う……。

なんてことになっちゃうかもしれないよ。

2007-06-20

http://anond.hatelabo.jp/20070620204914

いやいや。半導体産業などのハイテク部門で使われている「超純水」は、飲むと人間には吸収できないので腹をこわすとかかえって体に毒だ(一説に猛毒ともされているらしい)とか、一部ではいろいろ言われてるんです。而してその実体は、都市伝説、というところに落ち着くようです。別に害はない。

というようなことですので、飯田さんもご参考になさってください。

私も超純水レベル電気伝導度までフィルタリングを繰り返した水を飲んだことあるけど、腹はこわさなかったよ。

2007-04-24

http://opendoors.asahi.com/data/detail/8009.shtml

少年カレー事件の林真須美被告の息子であるために狙われた」です。

 親が犯罪者でも子供に非はないのに、実際には差別される子供がいる。その弱い立場子供を守るべき児童養護施設で、女性教師がその弱さにつけこんで少年を【強姦】していたことを、3月30日号で報じた。今回、当事者の意思を受け、あえて再び報じる。少年は「カレー事件」のために脅されていたのだ。

「県に安心できるといわれて任せた施設で、女の先生が生徒を強姦するなんて許せん。コトが公になってからも、謝罪の一言もない。それどころか、被害者である未成年のうちの長男に責任転嫁するような話も聞こえてくる。カレー事件をダシにして長男を脅かして、強姦なんて人間のするこっちゃあない。腹に据えかねる。黙ってはおれんわ」怒りをぶちまけるのは林健治氏(61)。

 

 1998年7月、和歌山市猛毒ヒ素が入れられたカレーを食べて4人が死亡した「和歌山カレー毒物混入事件」の容疑者として逮捕された、林真須美容疑者(45)の夫である。

 本誌は前々号で、和歌山県児童養護施設女性教師(26)が男子生徒を強姦していた事件をスクープした。

 実は被害にあった男子生徒A君(19)は、健治氏と真須美被告の長男だったのである。A君が和歌山の養護施設「B学園」に入園したのは、98年10月に両親が逮捕されて間もなくのことだった。(その後、真須美被告殺人罪死刑判決を受け上告中。健治氏は詐欺罪が確定し服役)。 「両親が逮捕された10月4日、警察の人に『2週間分の衣類を持って車に乗れ』と言われ、きょうだい4人、和歌山県の施設に連れていかれました。そこに2週間ほど滞在し、その後、連れていかれたのがB学園でした」(A君)

数年が経過した中学3年生のとき、臨時職員のKがやってきて【強姦】が始まったという。「無理やりセックスされ、何度も逃げようとしたが、できませんでした。理由の一つがカレー事件です」とA君は言う。

当時、A君のきょうだいもB学園にいた。事件の反響が大きく、他の身内もきょうだいの引き取りを拒んだためだ。それを見透かしたようにKはA君に、「お父さんもお母さんもいないし、どこにも行くところがないよね」「何があっても、両親とは住めんわな」などとカレー事件を念頭にささやいたという。

 直接「事件」を口にされたこともある。高校一年のとき、和歌山県内のラブホテルに連れ込まれた。「ここなら逃げれる」と思ったA君だったが、「カレー事件ってどうなったんやろ。わかっているよね」とKはA君に言い放ったという。A君は言いなりになるしかなかった。

 「当時、まだカレー事件の印象は強かった。事件のことを言われると、手も足も出ない。K先生は、たばこCDをくれたりする一方、拒否した翌日には、夕食がなかったり、風呂が水だったり、さまざまな仕打ちを受けた。自分が我慢するしかないと思った」A君はつらい表情でそう語るのである。

だが、事件発覚後、Kは真須美被告にあてた謝罪文で、(双方に恋愛感情が芽生え、このような関係を持ってしまいました)と書いている。

   B学園のM園長も、「2年間も関係があったということは、恋愛感情があったんじゃないか。いやならとっくに関係を切っているでしょう」とA君にも非があるような見解を示した。

 これを伝えるとA君は憤った。

「ずっと年が離れた先生恋愛感情なんてあるわけない。強姦は50回以上あったが、一方的にK先生が行為に及ぶばかりだった。脅されてどうにもできず、苦しんでいたのに・・・」

  M園長は、事件が発覚した05年4月当時は和歌山県に勤務し、この問題の収拾にあたった後、B学園の園長に就任した。「強姦」事件に最も詳しい関係者の1人である。

 だがM園長は、

 

「K先生がA君を脅したかどうかですか?発覚したとき、K先生事実をみとめただけ。混乱していたから、そんな質問をしているどころじゃなかった。『50回以上強姦された』って、かなりあったとはきいているが、そんなにないでしょう」と、十分な調査もしていないのに否定する。

 健治氏は、憤懣やるかたない様子で話す。「長男だけやないんや。長女もB学園と折り合いが悪く、飛び出した。他の子供も、殴られたり、小遣いとしてもらえる3千円をとりあげられたりしている。食事にカレーが出されたとき、当時の園長が『これヒ素入ってないか、大丈夫か』と子供たちの前で言ったそうや。これが教育者か!」

真須美被告も「絶対許せない」

A君の【強姦】事件が発覚した当時、健治氏はまだ服役中で、当時20歳で妊娠中だった長女が交渉約となった。

健治氏はこう話す。

「事件の心労から、長女は何度も切迫流産の危機にさらされた。結局予定よりも3カ月も早く未熟児を出産した。人命にかかわることや。B学園はそんな状況もわかっているのか」

 これに対して、M園長はこう話す。

 「早産したというのは、出産後に聞いた。本人がそう言うなら、事件と関係があるのかな。暴力や3千円の話は、うちじゃなく施設と併設されている学校の職員でしょう。うちは関係ない。カレーヒ素という発言は知らない。言ったとしたら2代前の園長。もう亡くなってますわ。林さんの子供ということで、差別的な扱いはしていません。こちらが(謝罪も賠償も)何もしてないように言うが、やることはやっている」

 問題のKは、事件後、県から05年肋6月17日付で保育士資格を停止された。だが、その期限は2年間で、あと3カ月ほどでKは「復帰」が可能になる。

 「児童福祉法で停止は2年間と決められている。本人が登録すれば、また資格は戻る。それをするかしないかは本人次第」(県子ども未来課)

 健治氏は、

 「K先生がまた資格とって戻ったら、大変やがな。うちの長男以外にも被害者が4人いるから、つらいのに公表したんや。これからまた被害者が出るかもしれん。M園長や和歌山県被害者のつらさを全然わかっとらん対応や」と名前を出しての告発に踏み切ったという。

 また、現在大阪拘置所勾留されている母親の真須美被告からも、メッセージが届いた。

 「長男からこの話をきかされたとき、控訴審最中で、心配で倒れそうになった。私がいない間に長男や子供たちが悲惨な目にあい、心苦しい。K先生のことは絶対に許せません」

 今西憲之、本誌・杉村 健

 <おことわり>

 本誌はは3月30日号では、男子生徒が特定できないよう、カレー事件や両親の名前については記述しませんでしたが、今回、被害者であるA君およびご両親の「両親が著者名事件で逮捕され逃げ場のない立場であることにつけこんだ悪質さを訴え、さらに被害者が増えないようにしたい」という意思を受け、事件名などを公表しました。

2007-03-10

猛毒・・・

http://anond.hatelabo.jp/20070308002659

そういえば精液が目にはいると失明するっていう都市伝説があったな。

さすがに正常な精液では失明しない。

淋病に感染した精液だと失明するみたいだけど。

2007-01-20

我々は如何にしてエセ科学教徒と戦うべきか

血液型占い水からの伝言等のエセ科学の精緻な議論はここを読んでいるおまえらがやるとして、私は現実的にどうやって彼らエセ科学教徒(以降、彼らと呼ぶ)を改宗させるか、というのを論ずる。

意見広告

論座」では足りない。メーカー、電力系の会社が金を出してまでやるべきことではないか?マイナスイオンを冠した製品を作っているところはお断りだが。

物語を使って感情に訴えかける

彼らに対して、感情という面で訴えかけることは納得できないものもいるかもしれないが、目的のためならば仕方ない。おまえらの中にだって、ハヤカワ文庫SFもの、スターウォーズブレードランナーなどのSF映画攻殻機動隊ガンダム等のアニメに傾倒しているものがいるだろう。それらを本気で科学的でないといって馬鹿にするのか?しないだろう。フィクションとしてのエセ科学(超科学と言ったほうがいいか)と社会的、優生学的な問題を含む血液型性格診断や、安い道徳のために「科学的な事実」として紹介される水からの伝言等、様々な問題を孕むエセ科学の違いなんて彼らに理解できるもんか。彼らには適当物語を与えといて、とりあえず引き離すほうが得策だ。

例えば「世の中の血液型性格診断(差別と言い換えてもよい)に人生を狂わされながらも、果敢と立ち向かっていく物語」とか「水からの伝言を証明しようと奮闘するマッドサイエンティストと戦う科学者たち」とかそういうのがいいね。痴漢冤罪映画化される時代なのだから、エセ科学の問題が社会問題になっている昨今、上に挙げたような物語映画化されてもおかしくないではないか。

エセ科学教徒よ。道徳を説くならば、神話童話プロジェクトXでも使えよ。科学のようでそうでないエセ科学物語なんか使うな!

無理やり社会問題化する

去年、福岡飲酒運転による事故が起きてからというもの、飲酒運転に対するバッシングは苛烈を極めている。これを使えばよい。

たった一つの事件が世の中の流れを大きく変えることだってあるのだ。暴論だが、小中学生自殺したとして、遺書には「血液型で性格を一方的に決め付けられ、傷ついた」とか、「水からの伝言を否定したら、仲間外れにされた」とかって書いてあればよい。こうして社会問題化すればエセ科学は一種のタブーとなるに違いない。マスコミが大々的に報じれば完全にこちら側の勝利だ。これも一種の社会的な物語であり、道徳的な科学者連中は承服しかねるだろうが、了承してくれたまえ。だが、現実的にこのような事件が起こってもおかしくないとは思わないかね?

地道に広める

この手は今すぐできるのだが、現実的にはかなり難しい。おまえらがどういう学校職場にいるのかは知らんが、雑談としてエセ科学チックな話題を振ってくる人間の一人や二人はいるだろう。そのときに反論できれば有効なのだが、おまえらが「血液型で性格が決まるわけねーだろwww。なぜなら……」と言っても、彼らは(夢のないやつだ<フィクションとしての「夢」と区別されなければならないのは前述したとおり>)とか、(空気読めねー奴だ、話題もないし、別にいいじゃん)とか(まじになってんじゃねーよ。頭かてーな、そんなんだから彼氏or彼女できねーんだよ、科学的とかどうでもいいの)とか思うに違いない。これらの思考に対して我々は有効な反論ができない。彼らと物語を共有できない以上、反論することそれ自体がタブーなのだから。結局スルーするか、付き合い上ノッてあげることしかできない。

結局のところ彼らの言論を「シュード・サイエンティフィック・ハラスメント(Pseudo Scientific Harassment)」、エセ科学ハラスメント略して「エセハラ」としてセクハラ並みの扱いにするしかない。だが、認知までに長い時間がかかりそうなので、これには道徳科学者諸君の啓蒙活動がたいせつになってくるであろう。

しかし、これをやってしまうと彼らから我々が「サイエンティフィック・ハラスメント」と逆批判を受けてしまうことになってしまうので現実的には使えないだろう。やっぱりこの手法は無理か……。

本筋とは関係ないがカナダでは"Scientific Harassment"が問題になっているようだ。民間の医薬品メーカーが公的な研究資金をもらいながら研究結果の一部しか公表しなかったり、科学的な議論を法廷に持ち込んで意見を阻害したりしているのが問題らしい。

閑話休題、最後に私のエセ科学に対する意見を述べる。

世の中にはUFO宇宙人が乗っているだとか、マイナスイオンとかいろいろエセ科学はあるけれども、血液型性格診断はその中でも性質の悪い猛毒だ、と考えている。

正直言って最近問題になっている「水からの伝言」は、たいしたことではないと考えている。小学生程度の人間にわかりやすくて、道徳的な物語として使えるというメリットがあるし(科学的な事実として受け入れるかどうかは別にしてだよ)、芸能人有名人事実として広めたとしても、TVで「幽霊超常現象存在するんですねぇ」と発言する位のレベルであり、笑い話として通用する。小学生に教えたとしても「サンタクロース存在する」ぐらいのレベルで受け取ってもらえるかわいいものなのだ(今は、の話なので芽は摘み取っておくべきだが)。

だが血液型性格診断は違う。人間として生きてゆくには、「性格」というアイデンティティが必要だが、血液型性格診断はそれを生まれながらに決定付けるという非道な行為を恥ずかしげもなく行っていおり、教育的、社会的な弊害が大きい。環境的な要素をまったく無視しており、一部の青少年の心を傷つけることは必定である。居酒屋の笑い話としてならばまだいいが、幼少期の性格形成に影響を与えることは間違いない。最近格差社会がどうとか騒いでいる割には、生まれながらの血液型人生の性格が決まる性格格差社会を推奨しているといってよい。

その他の弊害は適当に検索してくれ。

最後に、小中学校で教員をしている人たちは、圧力やしがらみによってゲーム脳水からの伝言などの授業をするかもしれない。だが血液型性格診断だけはやめておくれよ。もちろん反面教師としてならば、どしどしやっておくれ。

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