はてなキーワード: 猛毒とは
http://anond.hatelabo.jp/20090405113444
よく「テポドンはミサイルではない」ことを「安全である」とか「とるに足らない存在である」と論じる向きがあるけど、それは全くの間違いな事にいい加減気がついて欲しい。
ロケットであろうと、ミサイルであろうと、危険なことには代わりがないんだけど、そこを理解せずに話されても困る。
とりあえず宇宙開発を中心とした部分に詳しいジャーナリストの松浦氏(軍事ジャーナリストではない)のコラム
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20090331/142712/
をごらんいただくとよいのだが、だいたいにして自分は詳しいと誤解している人はざっと斜め読みだけして本質を見ようしないことが多い。
そのため、一番簡単な要点だけ言うと、
この点から見て、これが宇宙開発ではなくロケットそのものの技術テストのためであり、弾道弾技術の販売用のデモンストレーション、国威発動が目的であることは明らか。(というかそれ以外にまともな利益が得られない)その時点で衛星かミサイルかなどと言うのは関係がない。(っていうかミサイルだってあの規模の発射試験なら弾頭なんかつけねえよ普通)それから、普通他人の国の上空に、猛毒の固まりであるロケット(これはほとんどの国のロケットがそうなので北朝鮮だけではないが)を飛ばすと言うこともほとんどあり得ないし、あったとしても外交がない国の上空に飛ばすなんて事があるわけがない。
はっきり言って、貴方の説明は半可通すぎて見てられない。個々に突っ込みすぎて追い詰めてもよくないのでこれ以上言わないが(ロケットの破片がただの金属とか、衛星の軌道投入の表現とか失笑もの)、よくある「俺は誤解してない」と誤解している人のパターンにはまっている。本質的なことを理解していなくても耳に心地良いから、貴方のような中途半端な説明を真に受けた人が感染しどんどん半可通ばかり量産されていく。やめてくれませんか。正直。
最近いろいろ発生している問題を見て思う。
普段、賢いフリをしている人や、一般に賢いと思われている人ですら
簡単に騙されるひとは多いんだなということ。
そして、それは自分だけが例外ではない幾つものDNAレベルに書き込まれたような
罠が存在しているんだなということ。
そしてその罠に抗う方法ですら罠であるという多重構造になっているということ
さらにそれらすべてが騙されることがとんでもない快楽だということ。
自分なりにいろいろ世の中や自分自身をみていて
この罠をリストにしてまとめてみた。
亀田親子最悪だよねー。オタクきもいんですけどw うわぁ。出たよ低学歴w まったく、人の悪口いうやつって最悪だよね。 俺は状況をクールに見てるぜ。コイツラばかじゃねーの?w ほら、罠。どっちにころんでも。
TBSやGoogleが最近叩かれている。マイクロソフトもそうだ。この権威に屈しないかんじ。 カッコイー。俺は正義の代弁者だ。いいだろう。 大企業は金にまみれて汚い。電通は汚い。 金を持っている?そんなもの人生の幸せなんかじゃない。 東京大学?ふんっ!どうせ使えないやつらだろ? 学校の勉強がなんになるんだ? 肉体労働をしてないから、わからないんだ!ハッハーw 俺の若い頃はもっと苦労してたからよかったんだ。 今の若いやつらは勉強しないし、活力がない。 ちょっとかわいいからってエリカ様とかやってるから いけないんだよ。
うぁ。なにこいつ、いい年こいて童貞なのw?キモ過ぎw へー。こいつ、数学できるとかいってるけどどんだけのモンなのかねぇ。 はっきり言って俺の若い頃は違ったね。 こいつ、プライドばっかりでぜんぜん使えない。 自分ができる奴なんて勘違いしてるんじゃないのw?
ほら、出たよ。B型批判w低俗だよねw??。血液型で人を判断するなんて 低俗極まりないし、科学的根拠にかけるよw あ、ちなみに松本人志はB型だけどねw
アッコが芸能界で幅利かせてるのは在日だからだろ? このアイドルもプロデューサに抱かれたんだろ? Googleで初音ミクの画像が出ないのはGoogleがTBSから金もらったからだ。 金子?あー。どうせ在日だろ?
バカだな。知らないのかよ。9.11はブッシュが戦争を起こすために仕組んだんだぜ。 そもそも人類は月になんていってないしw テレビ業界は完全に電通と創価学会に支配されてるからな。 ジャニーズ事務所の人間はみんなジャニーにケツほられてんだよw
ジャニーズ事務所の人間はみんなジャニーにケツほられてんだよw 郵政民営化はあれは外資に200兆あげたも同然なんだよw
知ってる?リサイクルって意味ないんだぜ?
こんなこと言うのは俺だけかもしれないけど、TBSも亀田親子も被害者。 最大の加害者はそのストーリをつくった電通とその背後のヤクザ。
っていうか出たよ。工作員。工作員が大量に沸いてるなw
いじめ問題とかは景気が回復すれば自然と無くなるんだよ
いじめ問題とかは景気が回復すれば自然と無くなるんだよ
水は言葉を理解するし、初音ミクは世界を変えるし、TBSは最悪。 下賤下賤。ご立派ですねー。
俺は欝病なのさ、失恋中なのさ。かわいそうだろ。 そんなかわいそうな俺の言ってることを信じてくれないなんてなんて嫌な奴なんだ。 あー。そうさ、こんなに悲しい俺。すてき☆
ソース?チャンネル桜だバーロー? アスパルテームは毒だし、買ってはいけない! タバコは人を殺すし、副流煙w猛毒ッスw いやいや養老先生はちがうって言ってたよ。バカの壁にぶちあたりすぎ。
これらの罠はすべて巧みに刷り込まれ、組み合わされ、
人の判断を狂わせる。
例にあげたような考え方なんてしないって思ってることも
罠。ほんとにそう?例に挙げたのはワザと極端な論でごまかしてるだけ。
ほら、そろそろ見えてきた。
罠の構造。
人間の根本にあるプライドやコンプレックスをくすぐったり、いじったり。
これからは逃れられないってところを自覚することから、
話を始めよう。
俺は、この罠のこと自覚して、生きてるよ。どうだい?
ね。またひっかかっちゃった。
この罠に引っかかってないブロガーなんて見たことない。
特に有名ブロガーなら、ことさら。
アンタもだよ。
おっとまた罠に引っかかった。
あー。現代の哀れなソフィスト達に栄光あれ!!!!!
千年後か2千年後の人類から見たら、俺たちはなんて野蛮で儚くて尊い奴らだろうと思われるだろう。
案外、強大な神か悪魔のように思われることになるかもしれないよ。
増大する人口、食糧難、エネルギー枯渇……次々に発生する問題は、一時には、富める国には停滞を、貧しき国には更なる窮乏をもたらしたのみであったが、やがては先進国によるエネルギー争奪戦争の様相を帯びていく。貧しき国々は既に国家としての機能を失い、先進国は、自らの生き残りを掛けて残り少ないエネルギーを奪い合い、蹂躙し、そして消費し、困窮はますます加速する。肥大化した文明は、地熱、風力、太陽光その他無数のクリーンエネルギーによっては賄いきれず、新たなエネルギーの開発は挫折し、唯一の頼みである原子力は空と大地とを蝕み続け、海は小島を飲み込み、不毛の砂漠が五大陸を覆った。期待された宇宙開発は、しかし状況を打開するほどの成果を挙げることは出来ず、あらゆるものが地球上から失われつつあった。
人々は、いつしか文明を放棄した。もはや、人類はエネルギー無くしてその高度な文明を維持することは出来なくなっていたのだ。飢餓と頽廃が世界を覆い、あらゆる倫理が世界から失われた。
それから数百年、世界は再び平穏を取り戻した。
しかし、その世界には、もはや莫大な資源は存在しない。人類文明を支えたエネルギーは、もはや尽きてしまった。微かに再生しつつある自然ともう動くことのない過去の遺物に囲まれて、猛毒が蔓延る世界で人々は終わることのない中世を生きることを余儀なくされてしまったのだ。
そんな世界に、一人の少女がいた。朱色がかった白い肌と薄汚れた白髪の中に、血の色の瞳が強い印象を与えている。アルビノ――この世界ではさして珍しいというわけではない。汚染された世界は未だ癒されるにはほど遠く、空と大地の猛毒ははあらゆる異形を産み出し続けた――の少女は、かさかさにひび割れた大地に半ば埋もれた、かつて飛行機と呼ばれていた遺物の破片に腰掛けて、かつての世界を今に伝える歌を歌う……。
なんてことになっちゃうかもしれないよ。
「少年はカレー事件の林真須美被告の息子であるために狙われた」です。
親が犯罪者でも子供に非はないのに、実際には差別される子供がいる。その弱い立場の子供を守るべき児童養護施設で、女性教師がその弱さにつけこんで少年を【強姦】していたことを、3月30日号で報じた。今回、当事者の意思を受け、あえて再び報じる。少年は「カレー事件」のために脅されていたのだ。
「県に安心できるといわれて任せた施設で、女の先生が生徒を強姦するなんて許せん。コトが公になってからも、謝罪の一言もない。それどころか、被害者である未成年のうちの長男に責任を転嫁するような話も聞こえてくる。カレー事件をダシにして長男を脅かして、強姦なんて人間のするこっちゃあない。腹に据えかねる。黙ってはおれんわ」怒りをぶちまけるのは林健治氏(61)。
1998年7月、和歌山市で猛毒のヒ素が入れられたカレーを食べて4人が死亡した「和歌山カレー毒物混入事件」の容疑者として逮捕された、林真須美容疑者(45)の夫である。
本誌は前々号で、和歌山県の児童養護施設で女性教師(26)が男子生徒を強姦していた事件をスクープした。
実は被害にあった男子生徒A君(19)は、健治氏と真須美被告の長男だったのである。A君が和歌山の養護施設「B学園」に入園したのは、98年10月に両親が逮捕されて間もなくのことだった。(その後、真須美被告は殺人罪で死刑判決を受け上告中。健治氏は詐欺罪が確定し服役)。 「両親が逮捕された10月4日、警察の人に『2週間分の衣類を持って車に乗れ』と言われ、きょうだい4人、和歌山県の施設に連れていかれました。そこに2週間ほど滞在し、その後、連れていかれたのがB学園でした」(A君)
数年が経過した中学3年生のとき、臨時職員のKがやってきて【強姦】が始まったという。「無理やりセックスされ、何度も逃げようとしたが、できませんでした。理由の一つがカレー事件です」とA君は言う。
当時、A君のきょうだいもB学園にいた。事件の反響が大きく、他の身内もきょうだいの引き取りを拒んだためだ。それを見透かしたようにKはA君に、「お父さんもお母さんもいないし、どこにも行くところがないよね」「何があっても、両親とは住めんわな」などとカレー事件を念頭にささやいたという。
直接「事件」を口にされたこともある。高校一年のとき、和歌山県内のラブホテルに連れ込まれた。「ここなら逃げれる」と思ったA君だったが、「カレー事件ってどうなったんやろ。わかっているよね」とKはA君に言い放ったという。A君は言いなりになるしかなかった。
「当時、まだカレー事件の印象は強かった。事件のことを言われると、手も足も出ない。K先生は、たばこやCDをくれたりする一方、拒否した翌日には、夕食がなかったり、風呂が水だったり、さまざまな仕打ちを受けた。自分が我慢するしかないと思った」A君はつらい表情でそう語るのである。
だが、事件発覚後、Kは真須美被告にあてた謝罪文で、(双方に恋愛感情が芽生え、このような関係を持ってしまいました)と書いている。
B学園のM園長も、「2年間も関係があったということは、恋愛感情があったんじゃないか。いやならとっくに関係を切っているでしょう」とA君にも非があるような見解を示した。
これを伝えるとA君は憤った。
「ずっと年が離れた先生に恋愛感情なんてあるわけない。強姦は50回以上あったが、一方的にK先生が行為に及ぶばかりだった。脅されてどうにもできず、苦しんでいたのに・・・」
M園長は、事件が発覚した05年4月当時は和歌山県に勤務し、この問題の収拾にあたった後、B学園の園長に就任した。「強姦」事件に最も詳しい関係者の1人である。
だがM園長は、
「K先生がA君を脅したかどうかですか?発覚したとき、K先生が事実をみとめただけ。混乱していたから、そんな質問をしているどころじゃなかった。『50回以上強姦された』って、かなりあったとはきいているが、そんなにないでしょう」と、十分な調査もしていないのに否定する。
健治氏は、憤懣やるかたない様子で話す。「長男だけやないんや。長女もB学園と折り合いが悪く、飛び出した。他の子供も、殴られたり、小遣いとしてもらえる3千円をとりあげられたりしている。食事にカレーが出されたとき、当時の園長が『これヒ素入ってないか、大丈夫か』と子供たちの前で言ったそうや。これが教育者か!」
真須美被告も「絶対許せない」
A君の【強姦】事件が発覚した当時、健治氏はまだ服役中で、当時20歳で妊娠中だった長女が交渉約となった。
健治氏はこう話す。
「事件の心労から、長女は何度も切迫流産の危機にさらされた。結局予定よりも3カ月も早く未熟児を出産した。人命にかかわることや。B学園はそんな状況もわかっているのか」
これに対して、M園長はこう話す。
「早産したというのは、出産後に聞いた。本人がそう言うなら、事件と関係があるのかな。暴力や3千円の話は、うちじゃなく施設と併設されている学校の職員でしょう。うちは関係ない。カレーにヒ素という発言は知らない。言ったとしたら2代前の園長。もう亡くなってますわ。林さんの子供ということで、差別的な扱いはしていません。こちらが(謝罪も賠償も)何もしてないように言うが、やることはやっている」
問題のKは、事件後、県から05年肋6月17日付で保育士資格を停止された。だが、その期限は2年間で、あと3カ月ほどでKは「復帰」が可能になる。
「児童福祉法で停止は2年間と決められている。本人が登録すれば、また資格は戻る。それをするかしないかは本人次第」(県子ども未来課)
健治氏は、
「K先生がまた資格とって戻ったら、大変やがな。うちの長男以外にも被害者が4人いるから、つらいのに公表したんや。これからまた被害者が出るかもしれん。M園長や和歌山県は被害者のつらさを全然わかっとらん対応や」と名前を出しての告発に踏み切ったという。
また、現在、大阪拘置所に勾留されている母親の真須美被告からも、メッセージが届いた。
「長男からこの話をきかされたとき、控訴審の最中で、心配で倒れそうになった。私がいない間に長男や子供たちが悲惨な目にあい、心苦しい。K先生のことは絶対に許せません」
今西憲之、本誌・杉村 健
<おことわり>
本誌はは3月30日号では、男子生徒が特定できないよう、カレー事件や両親の名前については記述しませんでしたが、今回、被害者であるA君およびご両親の「両親が著者名事件で逮捕され逃げ場のない立場であることにつけこんだ悪質さを訴え、さらに被害者が増えないようにしたい」という意思を受け、事件名などを公表しました。
http://anond.hatelabo.jp/20070308002659
そういえば精液が目にはいると失明するっていう都市伝説があったな。
さすがに正常な精液では失明しない。
淋病に感染した精液だと失明するみたいだけど。
血液型占い、水からの伝言等のエセ科学の精緻な議論はここを読んでいるおまえらがやるとして、私は現実的にどうやって彼らエセ科学教徒(以降、彼らと呼ぶ)を改宗させるか、というのを論ずる。
「論座」では足りない。メーカー、電力系の会社が金を出してまでやるべきことではないか?マイナスイオンを冠した製品を作っているところはお断りだが。
彼らに対して、感情という面で訴えかけることは納得できないものもいるかもしれないが、目的のためならば仕方ない。おまえらの中にだって、ハヤカワ文庫のSFもの、スターウォーズ、ブレードランナーなどのSF映画、攻殻機動隊、ガンダム等のアニメに傾倒しているものがいるだろう。それらを本気で科学的でないといって馬鹿にするのか?しないだろう。フィクションとしてのエセ科学(超科学と言ったほうがいいか)と社会的、優生学的な問題を含む血液型性格診断や、安い道徳のために「科学的な事実」として紹介される水からの伝言等、様々な問題を孕むエセ科学の違いなんて彼らに理解できるもんか。彼らには適当な物語を与えといて、とりあえず引き離すほうが得策だ。
例えば「世の中の血液型性格診断(差別と言い換えてもよい)に人生を狂わされながらも、果敢と立ち向かっていく物語」とか「水からの伝言を証明しようと奮闘するマッドサイエンティストと戦う科学者たち」とかそういうのがいいね。痴漢冤罪が映画化される時代なのだから、エセ科学の問題が社会問題になっている昨今、上に挙げたような物語が映画化されてもおかしくないではないか。
エセ科学教徒よ。道徳を説くならば、神話や童話、プロジェクトXでも使えよ。科学のようでそうでないエセ科学物語なんか使うな!
去年、福岡で飲酒運転による事故が起きてからというもの、飲酒運転に対するバッシングは苛烈を極めている。これを使えばよい。
たった一つの事件が世の中の流れを大きく変えることだってあるのだ。暴論だが、小中学生が自殺したとして、遺書には「血液型で性格を一方的に決め付けられ、傷ついた」とか、「水からの伝言を否定したら、仲間外れにされた」とかって書いてあればよい。こうして社会問題化すればエセ科学は一種のタブーとなるに違いない。マスコミが大々的に報じれば完全にこちら側の勝利だ。これも一種の社会的な物語であり、道徳的な科学者連中は承服しかねるだろうが、了承してくれたまえ。だが、現実的にこのような事件が起こってもおかしくないとは思わないかね?
この手は今すぐできるのだが、現実的にはかなり難しい。おまえらがどういう学校、職場にいるのかは知らんが、雑談としてエセ科学チックな話題を振ってくる人間の一人や二人はいるだろう。そのときに反論できれば有効なのだが、おまえらが「血液型で性格が決まるわけねーだろwww。なぜなら……」と言っても、彼らは(夢のないやつだ<フィクションとしての「夢」と区別されなければならないのは前述したとおり>)とか、(空気読めねー奴だ、話題もないし、別にいいじゃん)とか(まじになってんじゃねーよ。頭かてーな、そんなんだから彼氏or彼女できねーんだよ、科学的とかどうでもいいの)とか思うに違いない。これらの思考に対して我々は有効な反論ができない。彼らと物語を共有できない以上、反論することそれ自体がタブーなのだから。結局スルーするか、付き合い上ノッてあげることしかできない。
結局のところ彼らの言論を「シュード・サイエンティフィック・ハラスメント(Pseudo Scientific Harassment)」、エセ科学ハラスメント略して「エセハラ」としてセクハラ並みの扱いにするしかない。だが、認知までに長い時間がかかりそうなので、これには道徳的科学者諸君の啓蒙活動がたいせつになってくるであろう。
しかし、これをやってしまうと彼らから我々が「サイエンティフィック・ハラスメント」と逆批判を受けてしまうことになってしまうので現実的には使えないだろう。やっぱりこの手法は無理か……。
本筋とは関係ないがカナダでは"Scientific Harassment"が問題になっているようだ。民間の医薬品メーカーが公的な研究資金をもらいながら研究結果の一部しか公表しなかったり、科学的な議論を法廷に持ち込んで意見を阻害したりしているのが問題らしい。
世の中にはUFOに宇宙人が乗っているだとか、マイナスイオンとかいろいろエセ科学はあるけれども、血液型性格診断はその中でも性質の悪い猛毒だ、と考えている。
正直言って最近問題になっている「水からの伝言」は、たいしたことではないと考えている。小学生程度の人間にわかりやすくて、道徳的な物語として使えるというメリットがあるし(科学的な事実として受け入れるかどうかは別にしてだよ)、芸能人や有名人が事実として広めたとしても、TVで「幽霊、超常現象は存在するんですねぇ」と発言する位のレベルであり、笑い話として通用する。小学生に教えたとしても「サンタクロースは存在する」ぐらいのレベルで受け取ってもらえるかわいいものなのだ(今は、の話なので芽は摘み取っておくべきだが)。
だが血液型性格診断は違う。人間として生きてゆくには、「性格」というアイデンティティが必要だが、血液型性格診断はそれを生まれながらに決定付けるという非道な行為を恥ずかしげもなく行っていおり、教育的、社会的な弊害が大きい。環境的な要素をまったく無視しており、一部の青少年の心を傷つけることは必定である。居酒屋の笑い話としてならばまだいいが、幼少期の性格形成に影響を与えることは間違いない。最近格差社会がどうとか騒いでいる割には、生まれながらの血液型で人生の性格が決まる性格格差社会を推奨しているといってよい。
その他の弊害は適当に検索してくれ。
最後に、小中学校で教員をしている人たちは、圧力やしがらみによってゲーム脳や水からの伝言などの授業をするかもしれない。だが血液型性格診断だけはやめておくれよ。もちろん反面教師としてならば、どしどしやっておくれ。