はてなキーワード: ソニーとは
全く同じ値段で互換機能あり・なし両バージョンが並存してるなら、そりゃ機能ありの方が当然売れるだろうね
しかし実際は、互換機能実装はそのコストに見合うほど普及にプラスには働かないし、それよりは新作ソフトの一本でも多く増やす努力に振り向けた方がいいってことで結論出てる
デジイチに限る。
キヤノン:保守的。車はトヨタ。家は積水ハウス。無難が落ち着く。
ニコン:頑固者。産地にこだわる。右翼が多い。プライドが高い。
ソニー:革新的。新しいものにすぐ飛びつく。浪費家。ソニー自体に愛着はないが、俺色々わかってるでしょう臭が強い。
ペンタックス:登山が好き。もしくは初心者か低所得者。「レンズの味」など曖昧な表現でごまかす。
オリンパス:女性の8割はまずこれを買う。ガチ勢は貧弱ジジイか貧乏人。プロや鳥屋がサブ機として利用。層が広すぎて特徴がない。
パナソニック:コンデジがパナだったユーザーが多数を占める。それ以外は変人。4Kに目がない。ハイエンド機ユーザーに厄介者が少ない。
なるほど、匿名で書けばいいのか!
https://anond.hatelabo.jp/20190409214847
この筆者の気持ちになってフォローアップを書いてみた。対象はあくまでも「はじめての人向け」に「一眼カメラの選び方」を書く。なのでコンデジがいいとか、スマホがいいとか、そういうのは書かない。
ミラーレスと一眼レフの違いはガラケーとスマホの違いみたいなもので、どちらも良さはあるけれど、ミラーレスの方が一眼レフより使いやすさで上回っている。
はじめての人向けに説明するのが難しいんだけど、近年の技術革新により一眼レフに必須だったミラーをカメラの構造から取り外すことが出来るようになって、そのおかげで小さく軽くなり、また設計の幅が広がって良い性能のレンズを作れるようになった。
さらに、常に画像処理エンジンにレンズを通った光の画像を送り続けることが出来るようになったので、撮影にソフトウェアのサポートを最大限活用出来るようになり、撮影が楽になっている。
一方で電池の消耗が激しい、ファインダーの表示に0.00x秒とかのラグがある、実際の光を確認出来ない、とかあるけど、そのデメリットは「はじめての人」にはほとんど関係ないほど小さくなった。なので、今新しく買うならミラーレス一択というのは完全に同意。
時代遅れと言えども、例えばフィルムカメラならではの写真もあるし、一眼レフだって一眼レフならではの写真もあるから、馬鹿にしたものではない。ただ、時代遅れであるのは事実。
フルサイズをいきなり買うのは個人的にはお勧めしないけれど、筆者の気持ちになると、どうせいずれハマるなら最初から最高の環境に突っ込むのも有りかもしれない。50万円〜100万円くらいの投資は覚悟したほうがいい。
フルサイズミラーレスだと、ソニー、キヤノン、ニコン、パナソニックなどが作っているけれど、まあソニー以外は「はじめての人は」現状まったく買う価値がない。ソニー以外のメーカー(マウント)は、ミラーレス専用のレンズが少なすぎる。カメラの性能もそんなに優れていない。ソニー以外が周回遅れというのは、正しい。
ただ、将来はわからない。それぞれのメーカー(マウント)に特色があるので、5年後にはソニー以外のマウントが受け入れられて主流になっている可能性はある。
一方で、カメラで重要なのはソフトウェアに移りつつある。ソニーは5年以上前からフルサイズミラーレスに投資をしており、そこで蓄積された知的財産は相当なものだろう。ソニーはデジカメの経験もある。なので、正直キヤノンとニコンがソニーを上回るカメラを作れる未来は予想出来ない…というより、差が開いていくだけではないだろうか。パナソニックは可能性ありそう。
というわけでフルサイズ買うなら、ここから5年くらいはソニー一択でいいのではないかな。
中途半端というのはそのとおりで、フルサイズより軽いし小さいし安いけど、それならマイクロフォーサーズでよくね?とは思う。
ソニーのAPS-Cはフルサイズとマウントが同じといいつつ、APS-C専用のレンズはフルサイズで性能を発揮できなくて、将来ソニーのフルサイズのカメラを買った時に重荷になる可能性もあり、かつソニーのレンズは安くないので、やっぱりそれならマイクロフォーサーズがいいのでは…と思う。
ただソニーはソフトウェアの性能がダントツで優れているので、瞳AF、特にペットの写真を撮りたいと思うのであればα6400は現時点でとても良い選択になる。カメラは被写体を何にするか、どんな環境で撮るかで選択肢が変わるので、こういうのはやはり詳しい人に聞きたい所。
さて、Fuji。Fujiも長い時間ミラーレスに投資している。玄人好みというのは、「フィルム画質再現モード」でフィルムカメラに詳しい人にはたまらん、という所だと思うけれど、むしろ撮って出しの品質と使いやすさで言えば「はじめての人」に向いている。
しかし、上記の通りで、やっぱりもっと軽くて小さくて安いマイクロフォーサーズでいいんじゃないかな、と思う。また、Fujiのレンズ(Xマウント)はサードパーティ製が出にくい(つい先日、シグマの社長が情報公開しないからFujiのレンズ作るの嫌だと名指しでディスってた)ので、レンズのラインナップが微妙で高い。ついこの間まで広角大三元なかったし、それも実売20万円超えてフルサイズ並。なので「はじめての人」にお勧めしたくない。
but [Fujifilm doesn't] really disclose the protocol between the lens and camera, so we need to do the reverse engineering by ourselves.
It's a really time-consuming process so we need to prioritize support for Sony E mount, our L-mount system, existing DSLR mounts and Micro Four Thirds.
「はじめての人」には最良だと思う。
三脚は、出来ればいいやつを買って欲しい、と思うけど、「はじめての人」が何万円も三脚にかけるのは流石にムリがあるので、やっぱ最初は数千円のを買うのでいいんじゃないかな。
そして夜景なり星景なりを長時間露光で撮ってみて欲しい。スマホでは(ほぼ)不可能だった撮影が出来るので。
はじめての人に先に言っておくと、三脚も沼です。5000円の三脚なんて安い、ってみんな本気で思ってます。
中古でカメラもしくはレンズを買うのは、「はじめての人」にはお勧めしない。中古品の良し悪しを見抜けないし、何か不具合があった時に、それがカメラ自体の欠陥なのか、個体の不良なのか、そもそも不具合なのかどうかすら判断出来ないだろうし。
まわりに詳しい人がいて、その人から中古のカメラとレンズを借りることが出来るなら、それはベストに近い。一眼レフだとしても全然オッケー。
一眼レフが時代遅れというのに噛み付く人が多かったけど、時代遅れなのは間違いないと思う。ただ一眼レフの長い歴史の中で素晴らしいレンズが複数あって、そのレンズでしか撮れない写真も山のようにある。マウントアダプターがあるとはいえ、一眼レフのシェアが5%を切るようになるのは相当に先の話だと思う。
一方で、いずれミラーレスのレンズが多数出揃うと、そこではきっと設計上一眼レフでは不可能だった素晴らしいレンズも登場し、ミラーレスでしか撮れない写真もきっと出てくるようになるだろうな、と思う。
二番煎じでごめんなさい。
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03 | 17 | 3040 | 178.8 | 91 |
04 | 11 | 1816 | 165.1 | 35 |
05 | 8 | 284 | 35.5 | 17 |
06 | 26 | 4330 | 166.5 | 30 |
07 | 15 | 1799 | 119.9 | 65 |
08 | 29 | 3063 | 105.6 | 34 |
09 | 58 | 5917 | 102.0 | 46 |
10 | 144 | 10909 | 75.8 | 33 |
11 | 162 | 13119 | 81.0 | 42.5 |
12 | 152 | 11944 | 78.6 | 36.5 |
13 | 124 | 9438 | 76.1 | 36 |
14 | 162 | 12622 | 77.9 | 51 |
15 | 80 | 8481 | 106.0 | 41.5 |
16 | 116 | 8602 | 74.2 | 43.5 |
17 | 96 | 11510 | 119.9 | 45.5 |
18 | 72 | 6777 | 94.1 | 36 |
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20 | 83 | 8082 | 97.4 | 46 |
21 | 128 | 13706 | 107.1 | 39 |
22 | 104 | 15499 | 149.0 | 44.5 |
23 | 94 | 9716 | 103.4 | 44.5 |
1日 | 1935 | 197463 | 102.0 | 44 |
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ソニーのα7Riii、α7iiiが高いと思ったら、次に選ぶべきはどれなの??
スペック至上主義だと増田の意見は正しい(そもそもツールにスペック以外不要なのだが)。付け加えるなら
PCと写真編集ソフトもほしい。三脚は剛性の高いものを。そのほか小物含めてカメラ機材+30万は考えておく。
そこまで本気ではないけれど綺麗な写真が撮りたいならば、オリンパスのPen E-PL8、Pen E-PL9(両方ともダブルズームレンズキットお勧め)
新しいスマホを買うのもおすすめ。最新iPhoneに触れるまで「豆粒センサーに何ができる」と思ってたけど本当にすごかった。スマホサイズの画面なら全く問題なし。
被写体にもよるが、最新スマホを持っているならこのクラスのカメラは不要と個人的には考えている。
ーーーーー
シグマを推しているトラバこそ痛々しいほどに宗教だ。一眼レフを推すユーザーも時代遅れ甚だしい。メーカー毎の色味に言及しているユーザーは、初心者に毛が生えた程度の経験値か、時代に置いていかれた老人か、それこそ信者と思っていただいて差し支えない。
数少なくなった優位性を求めて一眼レフを買うのはあまりに愚か。いずれミラーレスに太刀打ちできなくなるのは明白だからだ。
新規ユーザーはミラーレス一択。増田の意見に1mmも間違いはない。ソニーは今やキヤノンニコンでは追いつけないほどの差をひろげた。よって、ソニー推しも完全に正しい。なお進化を遂げるマイクロフォーサーズも推されて然るべきだ。
カメラ業界って宗教なので、下手にブログで書いたら炎上するのでここで書く。この記事の対象はあくまで初めて一眼カメラに手を出す人向け。
一眼カメラは、ミラーレス一眼と一眼レフの2つがあるが、一眼レフは時代遅れなので選んではいけない。
一眼レフは時代遅れ。これはファンが多く信者も多いが、初めての人が一眼レフを今新たに買うメリットは全くない。
なので一眼レフは買ってはいけない。わかりやすく言うと、キャノンとニコンのカメラは買ってはいけない。
キャノンとニコンはミラーレスも作っているけれど、レンズが全くないのでやはり今は買ってはいけない(将来はわからない)。
今現在購入に耐えうるミラーレスを今出しているのは、ソニー、オリンパス、パナソニックのみ(Fujiは後述)
初めての人にはわかりづらいセンサーサイズだが、ざっくりいうと、フルサイズが一番大きく、APS-Cが中間、マイクロフォーサーズが一番小さい、一眼ではこの3つの規格が主流。
APS-Cは中途半端なのと、Fujiはあまりに玄人向けで初めての人には全く向かないので、検討するならフルサイズかマイクロフォーサーズのどちらかが良い。
(とはいえソニーのAPS-Cは初めての人にも良い選択になりうる良い機種も結構あり、紹介するか少し悩んだ。でも混乱させる可能性があるので、今回はAPS-Cは無しとする)
フルサイズはセンサーサイズが大きいので高画素で高感度だが、一方でレンズが大きくなり、重く、高い。
フルサイズでまともなミラーレスを出しているのはソニーだけなので(正確には他の会社はミラーレス専用のレンズが全くない)、今フルサイズを買うならソニー。
マイクロフォーサーズは小さく、軽く、安い。画素数は劣るが、一般的な用途では問題にならない(フォトブックの印刷などにも十分に耐える)。
マイクロフォーサーズは、将来フルサイズのカメラに移行するときでもサブカメラとして活用出来るので、個人的にはマイクロフォーサーズのカメラから入るのをおすすめする。
ソニーのフルサイズはα7Riii、α7iii、α9などがある。フルサイズに手を出すなら、それぞれの良し悪しは自分で調べて判断出来るようになってほしい。
よくわからないけどフルサイズが欲しい、という富豪はα7Riiiを買っておけば、ものすごく後悔することはないと思う。
マイクロフォーサーズは、大きくオリンパスとパナソニックにわかれる。(パナソニックにもS1R・S1というフルサイズがあるが、初めての人には全く向かない)
一般にオリンパスの方がオートフォーカスが速く、手ぶれ補正の効きが良いので、オリンパスがお勧めだが、使いやすさではパナソニックの方が上という人も多く、画質にそんなに差はないので使いやすさも大事だ。
ここは好みで良い。実際のお店で触ってみるのが良いと思う。
ある程度本気で写真を趣味にしたいならば、ファインダーのある機種を選ぶと良い。E-M1mk2、E-M5mk2、G9pro、これらはプロでも大変に評価が高い。
もっと気軽にということであれば、Penシリーズ(E-PL8、E-PL9)が良い。手ぶれ補正ももちろんだが、ダブルズームレンズキットでついてくる2本のレンズが大変に良い。
撮る題材にもよるけれど、ざっくりと1本おすすめするならば…
E-M1mk2、E-M5mk2 ならば、12-100mm F4 という神レンズがあるので、これをお勧めしたい。レンズキットの12-40mm F2.8も良い。
G9proならばレンズキットで付いてくるLeicaの 12-60mm F2.8-4.0 が大変良い。
Penシリーズはダブルズームレンズキットの2本のレンズが大変良い。
5000円くらいの安いのでもよいから、三脚を使って写真を撮ってほしい。Penみたいなコンパクトデジカメ風のカメラでも、三脚があれば相当綺麗な写真が取れる。
マイクロフォーサーズを使うとして、はじめて三脚を買うなら、ナショナルジオグラフィックの三脚が安くてお勧め。
ただ、初めての人は、何があってもキャノンとニコンは買ってはいけない。カメラ雑誌や記事などではスポンサーに配慮しなくてはいけないので悪いことを書けないし、信者がたくさんいるのでブログなどでも書きづらいんだが、すでにキャノンやニコンのレンズを持ってしまっている人でない限り、新たにキャノン、ニコンのカメラを買う意味はほぼない。彼らはソニーに対して周回遅れだ。
僕の20歳は、「人生」っていうバンドをやりながら東京で一人暮らしをしてて、医療系の専門学校を中退した年ですね。臨床検査技師の勉強をする学校だったんですけど、1年目の途中であんまり行かなくなって、2回目の1年生の夏に、ドラクエ のやり過ぎで辞めたんです。辞めたからといって地元の静岡に帰っても仕方ないし、仕送りを止められたので、バイトとバンド活動に明け暮れてました。あ、明け暮れてはいないですね。バイトをそこそこやりながら、あとは遊んで暮らしてました。すいません、ちょっと自分を良く言おうとしちゃって。お恥ずかしい。
このころは幡ヶ谷のワンルームマンションに住んでました。いまもバンドを一緒にやっている(石野)卓球が笹塚に住んでいて、ちょうどその中間地点に練習スタジオがあったんです。当時はインディーバンドブームで、僕らも雑誌に取り上げてもらったりして、幾らか知名度はあるインディーバンドっていうようなポジションでしたかね。
仲の良い友達と始めたバンドだから面白かったですけど、僕は部活みたいな感覚でやってましたから、とうていそれで食っていくってことを思いつくはずもな く、とくに将来のことも考えずに基本毎日ぷらぷらしてたんです。夢中でガチャガチャをやり過ぎちゃったり、CDをジャケ買いして失敗したのが痛いとかで、 明日の晩ご飯代がないみたいなことはありましたけど、そういう無目的な若者でもなんとかやれる土壌があったというか、都市の遊びの部分に上手くハマってたんだと思いますけどね。
ただ21歳になるころ、インディブームからバンドブームみたいなものに変わっていって、僕らのバンドでやれることも飽和していたので、「人生」は解散したんです。
当時はちょうどテレビで深夜放送が始まったぐらいのころで、よくバンドのPVが流れてました。「人生」を辞めて僕はもうバンド活動はしないと思ってたから、それを見て、PVの監督になりたいなぁと思ったんですね。それで知り合いが紹介してくれて、バイトで四谷三丁目にある小さな映像制作会社に入ったんです。
そこは、地方のCMや企業の宣伝用の映像とか、そんなにメジャーじゃないバンドのPVを作ったりするような会社でした。20歳そこそこの小僧が見る世界としては、高価な機材とか目新しいものがいっぱいあるし、撮影の現場で「本番!」みたい な感じがすごく面白かったですね。ただ会社が小規模なので、現場に付く下っ端が僕一人しかいないんですね。教えてくれる人もいないのに、現場はどんどん進んでいくわけですから、とにかくしんどかったです。辛くて泣きましたもん。夜中に帰って、当時一緒に住んでた彼女に「仕事が辛い」つって「うぇーん」って 泣いて、その45分後には「仕事行かなきゃ…」って言ってたりとかね。
そこで働き始めてしばらくしたら、卓球から連絡があって「こんど電気グルーヴっていうユニットを新しくやろうと思うんだけど、お前もやんない?」みたいなことを言ってきたんです。なんでまた俺を誘うのかなと思ったんだけど、「良いよ。でもこれは完全に趣味で、部活みたいにやっていこう」って言って、電気グルーヴの活動を始めたんです。
それで2回目か3回目のライブを見たソニーの人から声をかけられて、呼び出されて新宿の寿司屋に行ったら「君たち、プロでやる気はないの?」って言われたんです。そりゃ、やりますよね。だって、部活でお金くれるんですから。とは言っても、条件は月給10万円。ザッツオール(笑)。
ただこのとき、僕は、制作会社の人たちにはお世話になってるし、少人数の制作体制で自分が抜けることの意味が分かってました。かといって二足のわらじはとうていムリですから、最終的には上司に「こういう話があって、すごく迷ってるんです」って切り出したんですね。そうしたら、「若いんだから、絶対音楽の方に行った方が良いよ」って背中を押してくれて、それでデビューすることに決めたんです。僕個人としては「どうせこんなバンド、ポシャるだろうから(笑)、 まあ、3年ぐらいプロのミュージシャンの世界を見てきても、いま21歳だから24歳。まだいけんな」っていうのでデビューしたみたいな感じでした。だからプロになったっていう自覚はあんまりなかったんですけどね。
すぐにレコーディングだってことで「マンチェスターとニューヨーク、どっちがいい?」って言われたんです。「さすがソニー。金持ってんなぁ」みたいな感じでマンチェスターに行くことにしました。昔から好きだったニューウェーブとかギターポッ プみたいなものはマンチェスターのやつが多かったですからね。向こうに2ヶ月ぐらい滞在してファーストアルバムを作りました。当時「マッドチェスター」っ て言葉があって、マンチェスターが狂ってた時期の後半で面白かったですね。ライブを見たりクラブに行ったりすると、イギリス人にもゆるいやつとかメチャクチャなやつがいて、刺激はいっぱい受けましたね。まあ、こちらは21歳でなんも考えてないですからね。それはねぇ、そんなやつを自由にそういうところに行かせたら、やっぱり何色かに染まりますよね(笑)。
電気グルーヴはふつうのバンドと違って、主要な旋律はだいたい機械が出してくれるわけですよ。だから練習よりは、ライブの日のテンションの方が大事だったりするタイプのバンドだったんです。僕は楽器をやるわけじゃなくて、たまにマイクを持ってがなったり、まあ歌ったり、歌を間違えたり、歌わなかったりとかもしますけど、ほとんどステージに出てフラフラしてるだけなんです。バンドって遊びの側面があるじゃないですか。僕の感覚としては、その遊びみたいなことをずっと続けてるのに近かったんですけどね。まあ客の盛り上がり加減を見ては「今日はもうちょっともっていけたのにな」って思うことはあったけど(笑)。だいたい、僕を見てるとは思ってなかったですもん。みんな卓球とかを見てて、たまに見られてる箸休め的な感覚でやってましたから。