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はてなキーワード: 羽生とは

2017-06-14

わかりやすくするために羽生以外の全棋士を仮に藤井とする(2017年版)

わかりやすくするために 89年以降の羽生以外の全棋士を仮に藤井聡太とする

※~94年までは棋聖戦は年二期制

   名人   棋聖   王位   王座   竜王   王将   棋王

89 藤井聡太 藤井藤井 藤井聡太 藤井聡太 羽生善治 藤井聡太 藤井聡太

90 藤井聡太 藤井藤井 藤井聡太 藤井聡太 藤井聡太 藤井聡太 羽生善治

91 藤井聡太 藤井藤井 藤井聡太 藤井聡太 藤井聡太 藤井聡太 羽生善治

92 藤井聡太 藤井藤井 藤井聡太 羽生善治 羽生善治 藤井聡太 羽生善治

93 藤井聡太 羽生羽生 羽生善治 羽生善治 藤井聡太 藤井聡太 羽生善治

94 羽生善治 羽生羽生 羽生善治 羽生善治 羽生善治 藤井聡太 羽生善治

95 羽生善治 羽生善治 羽生善治 羽生善治 羽生善治 羽生善治 羽生善治

96 羽生善治 藤井聡太 羽生善治 羽生善治 藤井聡太 羽生善治 羽生善治

97 藤井聡太 藤井聡太 羽生善治 羽生善治 藤井聡太 羽生善治 羽生善治

98 藤井聡太 藤井聡太 羽生善治 羽生善治 藤井聡太 羽生善治 羽生善治

99 藤井聡太 藤井聡太 羽生善治 羽生善治 藤井聡太 羽生善治 羽生善治

00 藤井聡太 羽生善治 羽生善治 羽生善治 藤井聡太 羽生善治 羽生善治

01 藤井聡太 藤井聡太 羽生善治 羽生善治 羽生善治 藤井聡太 羽生善治

02 藤井聡太 藤井聡太 藤井聡太 羽生善治 羽生善治 羽生善治 藤井聡太

03 羽生善治 藤井聡太 藤井聡太 羽生善治 藤井聡太 藤井聡太 藤井聡太

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08 羽生善治 羽生善治 藤井聡太 羽生善治 藤井聡太 羽生善治 藤井聡太

09 羽生善治 羽生善治 藤井聡太 羽生善治 藤井聡太 藤井聡太 藤井聡太

10 羽生善治 羽生善治 藤井聡太 羽生善治 藤井聡太 藤井聡太 藤井聡太

11 藤井聡太 羽生善治 羽生善治 藤井聡太 藤井聡太 藤井聡太 藤井聡太

12 藤井聡太 羽生善治 羽生善治 羽生善治 藤井聡太 藤井聡太 藤井聡太

13 藤井聡太 羽生善治 羽生善治 羽生善治 藤井聡太 藤井聡太 藤井聡太

14 羽生善治 羽生善治 羽生善治 羽生善治 藤井聡太 藤井聡太 藤井聡太

15 羽生善治 羽生善治 羽生善治 羽生善治 藤井聡太 藤井聡太 藤井聡太

16 藤井聡太 羽生善治 羽生善治 羽生善治 藤井聡太 藤井聡太 藤井聡太

藤井103期 永世名人/竜王/王位/王将/棋王/棋聖

羽生97期 永世名人/王位/棋王/王将/棋聖名誉王座

元ネタhttp://fuzip.blog.fc2.com/blog-entry-115.html など

※初出の2010年とき藤井(猛)78期対羽生77期と拮抗していたのが面白かったのだが差が開いてしまった。

しかし7年経っても1→6なのでやっぱり羽生は凄い

藤井永世王位永世王将が増えたけど、名誉王座が取れない。やっぱり羽生さん天才です。

2017-06-03

ドルヲタの俺が将棋中学生棋士を語る

近年の中学生棋士

藤井四段はTVをみないのでアイドルの事は全く知らないし興味がない

羽生三冠アイドルには興味なかったが(元)アイドル結婚した

渡辺竜王ハロヲタで、石川梨華ファン団扇などをもってイベントにいっていた

よってドルヲタ視点では

藤井四段:論外

羽生三冠:敵

渡辺竜王王道となり

渡辺竜王の大勝利となる

藤井四段は棋王竜王で本選入りしたので願わくば挑戦者になり渡辺竜王棋王と対決してほしい、もちろん渡辺応援するが。

2017-05-18

http://anond.hatelabo.jp/20170518170843

告発側が証言した冤罪根拠とされる行動(離席等)が事実でなかった

証拠がない段階で、週刊誌インタビューに応じ、不正事実であるかのような話をした

・乗り気でなかった羽生会合に参加させ、処分に賛成であるかのような虚偽情報週刊誌に流した

ってあたりは省略しないでね

2017-05-13

http://anond.hatelabo.jp/20170513174924

羽生さん時だってこうだったじゃん

過去名人がどんどん冠奪われてさ

藤井聡太四段の連勝を喜べない私

単に権威主義的で心が狭いだけなのは判ってるんだが、

17連勝とか羽生さん負けたとか聞くと、凄えなあという気持ちより、嫌だなあって気分になるのを止められない。

アルファ碁とか、コンピュータ将棋に負けるニュースより嫌な気分だ。

藤井四段が強いのは分かるけど、プロなりたてほやほやなんだろ彼。

それを相手プロを何十年とやってきた人がバタバタ負けるんなら、彼らがプロで戦った何十年って、何なわけ?

何十年やっても強くなってねえの?

それとも以前はもっと全然弱くて、何十年で強くなったけど負けてんの?

上手く言えないけど、なんか嫌だなあ・・・

2017-04-28

J-CASTニュースの「見出し」について

鈴木明子を「ごとき」呼ばわり 羽生結弦評になぜ激怒

J-CASTニュース 4/27(木) 20:41配信 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170427-00000013-jct-ent

小林麻央入院は「短期間」 海老蔵ゆっくり眠れそう」

J-CASTニュース 4/23(日) 13:16配信 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170423-00000002-jct-ent

安藤美姫羽生結弦をご飯に誘う 「いつも断られる」に皆が納得

J-CASTニュース 3/31(金) 19:06配信 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170331-00000008-jct-ent

これらの記事はすべてJ-CASTニュースというニュースサイト発信のものであり、

同時に、すべてYahoo!ニュース掲載されているものである

Yahoo!ニュース上のコメント欄では以前から問題視されてきたことだが、

J-CASTニュース特定記者記事には、このような誤解を招く見出しがつけられている。

もちろん、羽生選手鈴木選手を「ごとき」呼ばわりしたわけではないし、

小林麻央さんが入院したことで手の空いた海老蔵さんが「ゆっくり眠れそう」なわけでもない。

「皆が納得」の「皆」って誰のことなんだろう。少なくとも私は納得していない。

このような記事が、J-CASTニュースからは日々垂れ流されている。


「見なければいいじゃん」と思う人は多いと思う。

確かにこんな記事は見たくないし、私も積極的に見ないようにしている。

しかし、目に入ってしまう。

その理由

「誤解を招く見出し」は、よくクリックされるからである

よくクリックされれば、記事アクセスランキングの上位に掲載される。

私の様に日常的にYahoo!ニュースをチェックしていると、

どうしてもアクセスランキングを頼りにすることになり、

ランキング上位のこのような記事必然的に目に入ってしまうのだ。


どうにかこういうのなくならないかなあ。

2017-04-03

おい!天彦負けたのかよ!

もうだめだ。そのうち全ての手が解析されてそれに対する最適解も発見されるだろう

もちろん5年10年の話じゃないけど棋士は消え行く職業になるのか

悲しいなあ

と思ったけど別に将棋ファンじゃないからどうでもよかった

あと将棋ファン質問なんだけど羽生とか渡辺人工知能と七番勝負やったら勝てるの?負けるの?

2017-03-31

森内九段フリークラス宣言

ショックが大きい。まったく予想していなかった。

羽生の陰に隠れがちだが、名人八期を誇る大棋士順位戦を去ることとなった。永世名人としての矜持だろうか。

引退するわけではないが、それでも寂しさを感じてならない。今年度の将棋界は私にとって衝撃が大きすぎた。

2017-03-16

何で女って羽生とか星野源とか、ちょっと前なら向井理みたいな塩顔好きなの?

2017-02-26

渡辺竜王への弁護を検証してみる

※追記 頑張って計算して書いた日記だけど、書いている間に元のページが消されたらしい(Webアーカイブ)。消されたということは取り下げたということだろうからおかしいと気づいたのかも知れない。

1.初めに

三浦九段不正疑惑について、渡辺明竜王を弁護するという記事を見た。

なにやら、観戦記者 小暮克洋氏(三浦九段から名指しで批判されていた、あの小暮克洋氏だ)から渡辺竜王を弁護してほしい、というよく分からない依頼を受けた弁護士が、裁判でもないのに勝手渡辺竜王を弁護しているらしい。

幸いにして、私はこれまで弁護士のお世話にならなければならない事態になったこともなく、この文章で本当に渡辺竜王が弁護できているのか判断するのは困難である

しかし、少なくとも、この中で取り上げられている計算を(具体的に数値が挙げられているところであれば)検証してみることはできるので、ちょっと考えてみようか、と思った。

2.一致率の検討

そもそもこの件に関しては、ソフトの一致率がやたらとフォーカスされていたが、それ以外の点でも重大な事実誤認があった。例えば、前出の弁護文においても、

対局中の離席については、そもそも証言の一つであった30分の離席といった事実がないことが確認された。また、離席の事実をもって、三浦九段への疑惑根拠付けることはできないとの判断がなされた。

と書かれている。

また、ソフトの一致率がいくら高くても、それが疑惑証拠となるわけではないことは第三者による調査によって既に示されている。

しかし、弁護文の中では主にこの一致率をもって、「渡辺竜王告発を行ったこともやむを得ないことであった」としているようなので、私もその点を検討する。

ソフトとの一致率とは、ある局面将棋ソフトに読み込ませて、その将棋ソフトが指した次の手と実際の手が一致した割合のことらしい。

それだけでなにやら本当に証拠とできるか怪しいと(普通なら)なりそうなものだが、

この違和感は、渡辺竜王要請で、名人竜王羽生三冠など、現代トップ棋士が数名がかりで検討したときにも、多くのトップ棋士たちが共有した違和感であった。

とのことらしいので、まあ色々私も違和感を覚えつつも、少なくとも棋界では説得力のある話だったということにしておこうかと思う。

この文章目的も、棋界の重鎮を糾弾しよう、というものではない。

さて、件の弁護文の中では、一致率を疑いの根拠とした理由が、以下の具体的な数値として書かれている。

三浦九段の4局の点数は、普段の彼の実力からすると、当方計算では、出現率でいえば、良くて10%程度である。そんな出来の良い将棋が、疑いをもたれた短期間に、4局もでてきている。

第三者委員会の報告は、三浦九段の「疑惑の4局」程度の一致率の将棋は、35局中9局あったと指摘している。つまり三浦九段にとっても、上位4分の1に入るような出来の良い将棋だったことになる。そのような出来の良い将棋が、疑いをもたれた短期間に、4局も出現していることになる。もちろん、そのような偶然があり得るというのは、第三者委員会の指摘する通りではあるが、常識的にはめったに生じない事態である

この主張から読み取れるのは、「10%以下の確率で起こる事象が、短期間(?)で4回出現した」ということだろうか。

第三者委員会の主張とは割合が異なっているようだが、算出方法が異なるようである。異なる理由はおそらく、上記弁護文の『10.「手の分かれる」局面での「技巧」との一致』あたりに書いてある手法によるためであろう。

ここでは、その手法の是非は問わない。

そうは言っても、この主張はどうにも曖昧である

短期間で、というのは一体どの期間で、その間に何回の対局があったのだろうか。

よくて10%というのは、一体実際は何%だったのだろうか。

ここらへんが解決できないと、正しい検証はできない気もするが、とりあえずここは簡単にするために、「10%の確率事象が4連続した」場合を考えてみる。

10ダイスを4回振ったら、毎回1が出た、ということだ。これは単純に1/10の4乗なので、1/10000の確率である。従って、「常識的にはめったに生じない」とする。

……本当にそうだろうか?

この結論には、重大な欠点がある。「試行回数は4回でない」ということを考慮していない。

正確には、「1/10確率で起こる事象Aをn回試行したら、そのうち4回はAが連続した」ということになる。

ここで、試行回数nはすなわち、三浦九段の対局数である。対局数は将棋連盟のWebページに載っているが、三浦九段場合は962回らしい。

さて、もう一度計算しなおそう。

「962回の試行の間に、1/10確率で起こる事象Aが4連続する確率である

これをざっと概算する方法は、以下のようになる。

n回の試行の中で事象Aが少なくとも一度は4連続する確率をP(n)、n回目の試行事象Aが初めて4連続する確率をQ(n)とする。

このとき、n≧5の場合において、

P(n) = P(n-1) + Q(n)

であり、

Q(n) = (1-P(n-5)) * 9 / 10000

となる。

また、P(4) = 1/10000, Q(4) = 1/10000であり、n<4のときは、P(n) = 0, Q(n) = 0となる。

この漸化式において、n=962の場合計算すると、P(962) ≒ 0.0827314となり、約8.3%であることが分かる。

なお、この計算横着をした。この計算ミスっていると私の主張が通らなくなるので、もしミスを見つけたら指摘をお願いしたい。

このようにして、三浦九段棋士としての経歴の中で、上位10%にあたる好対局が4回連続する確率は約8.3%であることが分かった。

これは確かにやや珍しいと言えるだろう。しかし、起こり得ないことではない。これは言い換えれば、12人に1人の棋士が同じような成績を残しているということであり、また、三浦九段を疑うなら、全棋士の8.3%が同じように疑われることになる、ということである

ちなみに、「良くて10%」という部分をもっと厳しめに見積もると、「あり得ない確率」と言うことができるレベルにすることは可能であるが、その場合はその確率をきっちり示さないといけない。例えば5%で見積もると、約0.57%という結果が現れる。

また、今回は「4回連続」という厳しい条件で計算したが、「短期間で4回」という条件だと、確率的には逆にもっと高くなる。

ちなみに、第三者委員会の言う「35回に9回」という結果を使うと、96%近い確率でこのような成績が出ることになり、珍しくもなんともない。

したがって、一致率を元に疑いの目を向けるということが妥当であるかというと、確率論的には全く妥当ではない、と言わざるをえない。もちろん、上記のように、計算の元となる事象Aの出現率が相当程度に低ければ、疑いを向けるに足るかも知れないが、その場合は「短期間で4回」「良くて10%」などといった、曖昧表現はいけないのである

3.終わりに

弁護文は、「三浦九段不正をした」ということを追及している訳でなく「このような理由から渡辺竜王が疑いを持ったのはおかしくない」という主張である

上記のような計算ができず(これを考えるのはそれなりに難しかった)、また弁護文に書かれているような誤った確率計算からおかしいと思い込んだ、という主張であるならば、確かにあり得ることである

少なくとも悪気はなかったのだ、という結論を出すことは可能であろう。

ただし、その結論を導くには、「渡辺竜王確率論に関して明らかに間違った計算を行った」という前提に立たなければならない。

三浦九段から名指しで批判された観戦記者勝手に弁護を依頼して、その結果、計算間違いを大々的に主張されてしまった渡辺竜王が、私はちょっと可哀想になってきた。

2017-02-19

Twitterでの愚痴(ユーリonICE)

本当にふざけんなよ

そもそも大嫌いだったけど本当にむかつく

羽生選手は今回の大会も勿論全力で挑んだと思う

小さい頃からずっとフィギュアスケートをしている彼が毎回試合を全力で挑んでるのなんて、私にすらわかる

被災して、色々大変なこともたくさんあるだろうし、いやらしい話フィギュアスケートお金もたくさんかかるだろうし

でも毎回凄い演技を見せてくれる

そういう姿勢に感動する

なのに、Twitter羽生選手名前検索すれば出てくること出てくること

羽生選手二位とかユーリじゃん!!』

ユーリみたいで感動』

羽生ユーリ意識してる』

ユーリのおかげで羽生は盛り上がってる』

本当にマジでふざけんなよ

え?本当にそんなこと考えてるの?

たかだか少し前に放送されたアニメに彼のうん年の月日は否定されてるの?

しかもトレパクだの原案の方の問題発言が後を経たないあのアニメに?!

確かにフィギュアスケート選手ファンらしい選手がいるのは知っています

でも、だからってそんな発言していいの?

ブロックしてるけど、一度は目についちゃうじゃん

名前引っ掛からないようにするとか、鍵かけるとかそんなこともしないで、アニメ現実選手比較したり、そんなひどいことどうして言えるの?

本当に軽蔑しました

私はプロフィール欄に『YOIのホモ』とか書いてあるような方が現実選手アニメキャラ比較して『羽生選手ユーリしか見えない!!』とかふざけたこと言うのを、心の底から軽蔑しま

せめて鍵垢でやるか、名前で引っ掛からないようにして

同じ日本人として恥ずかしいです

トラックバックを読んで

ユーリ 羽生』で検索かけてみればいいんじゃないですか?

そもそも『ユーリ おかげ』なんて言葉検索かけたら擁護的なコメントの方が多くなると思いますけど?

その時点で『ユーリ』を擁護したいんじゃないですか?

擁護したいのはわかりますけど、わざわざ匿名ブログ愚痴にまでやってきて、そもそも『ユーリ』と『羽生選手』を同一視してるコメントの類いがないor少ないと言う間違った意見を言うのはやめてください

あと、大体少なければいいのかって問題ですし

2017-01-30

http://anond.hatelabo.jp/20170130193230

渡辺疑惑のことを聞いたのは後からだろ?

糾弾の中心ではあっても、疑惑を広めた中心ではないんだよ。

まり、悪い噂が平社員あいだで広まっているだけなら無視されるが、

それを社長が聞けば無視するわけにはいかない、ということだ。

社長には責任があるからな。

これまで動かなかった平社員たちも、社長が動けば一緒になって動くようになる。

そうなると社長は「疑惑派」の代表、中心人物になってしまう。

から問題提起をするし、他への説明も行うことになる。

何か不思議があるか?

羽生を巻き込んだのは軽率だったと思うが、

あくまでそのレベルの話であって、マッチポンプだの陰謀だのに何ら根拠はない。

http://anond.hatelabo.jp/20170130192754

問題を提起したのも、その疑惑がほぼ確定であるかのように連盟説明したのも、文春のインタビューでそれを世論に向けたのも、そこに羽生を巻き込んだのも、全部竜王なんだよ。

叩かれないわけ無いだろ。

あと、ちなみに連盟も叩かれてるだろ。特に島。もう理事辞めたけど。

http://anond.hatelabo.jp/20170130174303

http://anond.hatelabo.jp/20170130174933

文春が決定的な証拠持ってないことなんてインタビュー打診されてる段階でわかるだろ。

仮に棋士の他の誰かのリークがあったからって、竜王羽生発言より決定的な影響なんて無い。

結果論じゃなくて事前にわかること。

連盟として証拠がない段階で積極的三浦クロの空気作るインタビューに応じたり情報リークしたりする正当性が1ミリも無い

http://anond.hatelabo.jp/20170130173325

そもそも文春砲の弾で最大だったのが渡辺インタビューと切り取られた羽生発言。それ無しに記事として成り立つか怪しい。

http://anond.hatelabo.jp/20170130172422

連盟承知なら連盟もクソだってだけじゃん

そんで昨日「渡辺に呼ばれた羽生処分に明確に反対してたにも関わらず、メールの一部が意図的リークされて三浦クロの補強材料にされた」が明らかになった

ttp://b.hatena.ne.jp/blueboy/20161019#bookmark-304243901

将棋連盟が本項と同趣旨の話を示した。→ http://shukan.bunshun.jp/articles/-/6688   ブコメで本項を批判した はてなーは全員、撃沈。 大破。

ttp://b.hatena.ne.jp/blueboy/20161020#bookmark-304986081

羽生さんが「疑わしきは罰せず」と発言したのは、「三浦はシロだ」という重要証拠が出てきたせいだよ。 → http://j.mp/2dNZ79w  これを見れば、「もはやクロだとは断言できない」とわかるのだから羽生発言は当然。

ttp://b.hatena.ne.jp/blueboy/20161102#bookmark-306388611

これは「何かを明かす文書」ではなく「誤解を是正する文書」だ。それ以上を求めるな。真実を知りたければ、別人の文書に求めよ。そこでは「三浦はクロ」とはっきり証明されている。→ http://j.mp/2eABEOn  http://j.mp/2eSAP1z

ttp://b.hatena.ne.jp/blueboy/20170102#bookmark-314395968

「完全に三浦九段は潔白です」→ 白だと証明されたわけじゃない。黒だという根拠が不足だ、というだけ。しかもその根拠自分自身調査論理的には「調査不足」しかありえない。では、どこが? → http://j.mp/2hZ88l3

ttp://b.hatena.ne.jp/blueboy/20170130#bookmark-318347940

他人事だと思っている人が多いだろうが、はてなーだって、私にすごい攻撃を仕掛ける人がいっぱいいる。やたらと粘着して中傷する人もいるし、それにスターを付けて同調する人もいる。twitter だけじゃない。はてなも。

2016-10-21

羽生は黒に近いグレーだから推定無罪って言ってたような気がするが、黒と言ったことになっている。

2016-10-20

http://anond.hatelabo.jp/20161020204211

渡辺羽生が「できない」と考えるなら本当にできないんだと思う。

それ、ものすごく怪しくないですかね。

具体的な局面において最適な手筋を考える能力と、自分や対局相手既存棋譜を見て、生じそうな局面想像する能力って、どう考えても別物だと思うんだけど。

そりゃ小数点以下の確率ピンポイントで当たることも理屈の上では否定できないだろうけど。

たとえば0.5%の確率で出てくるもの10個覚えれば、どれかが出てくる確率は4%以上はあるし、4%もあるなら事前の研究としてやっていても不思議はないね

http://anond.hatelabo.jp/20161020202806

渡辺羽生が「できない」と考えるなら本当にできないんだと思う。

そりゃものすごい偶然でピンポイントに当たることも理屈の上では否定できないだろうけど。

将棋不正疑惑について色々な意見を見てだんけどさ、「羽生さん=タイプミポン国王」っていうのが絶妙すぎて笑っちゃったよ。

羽生さんが渦中に巻き込まれていると分かるや否や、やれ誰が悪い誰がおかしいっていきり立っていたファンたちがめちゃくちゃ動揺し始めてんの。こんな事に巻き込まないで!って。羽生さん、マジ現人神

棋士スマホカンニング疑惑について

私のような棋力の低い将棋ファンにとって棋士の方々は雲の上の存在

三浦九段渡辺竜王羽生三冠橋本八段もみんな好きだし尊敬しています。(というか嫌いな棋士はいない)

それだけに今回の騒動はひたすら悲しい。ただただ悲しい。

クロかシロか、とか、

連盟対策がちゃんとしてなかったからだ、とか、

誰が悪いのか、とか、

色々あるけどもう自分の中ではそんなことどうでもいい。

どんな決着になるにせよ疑惑発覚以前のような純粋気持ちではもう見れない。

2016-10-16

三浦弘行という棋士渡辺明という棋士

三浦弘行九段はどんな棋士か。

タイトル獲得経験者(通算1期)。羽生善治七冠王を崩した棋士である

顔つきは朴訥とした雰囲気が有るかもしれない。野武士という異名をとったこともある。なぜかニコ生で人気(だった?)。

棋風は攻め将棋。また研究家である

ソフト指しが疑われているA級順位戦三浦渡辺戦は角換わりの序盤早々にポンと▲4五桂を跳ねる将棋であった。前例はあって無いようなもの話題になったお陰で棋譜検索すれば簡単に見つかる。ちなみに将棋棋譜著作権は無い。素人目にはこの桂馬は、後手が△4四歩と伸ばせば簡単に取れそうであるプロから見てもそうであったらしく、順位戦渡辺はそう指した。その後は後手は期待通りに桂馬を取り、引き換えに先手は馬を作り2歩を得た。以降は10手ほど穏やかに進み、先手が戦端を開き一気に後手陣を攻め潰した。馬と歩得の時点で形勢は先手が良かったようだ。実際、今日竜王戦第一局(対丸山九段)で渡辺はほぼ同局面から△4四歩を見送りponanzaはこの選択をそんなに悪くないと評価した。

三浦の▲4五桂にはソフトによる研究が伺える。駒損して歩得と馬を主張するところがソフトっぽいと言われる。同時に三浦の棋風も伺える。端的に言えば研究将棋とはハメ手であり、毒饅頭を目の前にチラつかせる将棋なのだ渡辺はまんまと引っかかり、自然と思われる桂取りの△4四歩からほぼ一直線の流れで、気づけば形勢を損なった。

行方尚史八段は三浦を表して「局地戦になると異常に力を発揮する人」「狭いところでの三浦君の計算力はすごい」と評した*1。一見して選択肢の狭い局面誘導し、そこで相手を罠に嵌め、自身計算力を頼りに仕留めるのが得意である、というわけだ。そして三浦はこの棋風を維持するために、自身研究に加えて他の棋士研究をも吸い出してきた。圧倒的な研究量が三浦のウリなのだ

第68期名人戦(2010年)において三浦羽生善治名人(当時)に挑戦した。梅田望夫羽生善治現代」ではこのシリーズの第二局を通じて、三浦の棋風すなわち研究将棋極北について論じている。三浦はここでも羽生相手に罠を仕掛けた。当時流行横歩取り8五飛戦法の、その最新型に一撃必殺の罠を仕掛けた、のだが、この罠は関西有力若手棋士行方豊島将之現七段か糸谷哲郎現八段か、誰かは知らないが、と言う)を二晩ホテルに缶詰にして聞き出した研究の成果であると言われる。

ぶっちゃけ引く。プロから見ても引く行為であるようだ。

自分が出席しない研究会の成果をその日の夜に電話で聞き出したりもする。後日有力棋士に公に批判された。

三浦将棋脳の特性と、それを活かせる狭く罠を仕掛けやすい展開を収集する研究力・人脈、これによって三浦トップ棋士たりえた。

近年ではソフトが鬼強いので、誰でも棋力に関係なく高度な研究ができるハズだ。では三浦の強みが無くなったかというとさにあらず。現に順位戦渡辺三浦研究手▲4五桂に対応できず、自然な手に乗って形勢を損ねた。プロより強いソフトが行き渡った現代でも、三浦研究力は存分に発揮されている。

まりカンニングしなくても、三浦は十分強い。序盤は優秀な研究があるので仮にカンニングするとしたら中終盤だが、この将棋は優勢な局面から一方的な攻め将棋で終わった。カンニング必要とは、個人的には思えない。

ちなみに羽生との第68期名人戦三浦は4タコで無残に敗退した。形勢良しの将棋を勝ちきれず、善悪不明将棋手品のように負けた。

第二局で羽生三浦の罠を看破し、三浦研究の隙の隙を掻い潜り、見事勝利した。

渡辺明竜王はどんな棋士か。

中学生プロになった。20歳で棋界最高峰竜王を取った。タイトル通算17期、史上初の永世竜王資格保持者。名人挑戦者に未だなれない。

生え際は若くして後退した。歯に衣着せぬ実直な物言いも人気。

自玉を固めて細い攻めを繋げて一方的に殴るのが一般渡辺っぽいとされるが、最近はどんな将棋でも単純に強い。

研究家ソフト使用しているがソフト評価値はあんまり重用していないとも語る*2。

渡辺は単純に強い棋士である2000年以降、渡辺将棋界のトップ3以上の実力者でありつづけた。研究家であっても、三浦のような極端さは無い。

人望の厚さが伺われるエピソードも多い。佐藤天彦名人にも慕われている。

渡辺正義と公正の棋士である。ゆえに、三浦の若手搾取が許せないらしい。村山慈明現七段から三浦電話研究会の成果を根掘り葉掘り何時間も訊かれたと愚痴られた渡辺は、NHK将棋講座誌上で三浦を名指しで、質問三羽烏として痛烈に批判した。

とばっちりを受けた残り二羽の烏は深浦康市九段丸山忠久九段である深浦は「羽生善治現代」にて三浦研究将棋擁護し、丸山は今回の将棋連盟の決定に不服ととれるコメントを出した。前述の通り、丸山渡辺で開幕した今期竜王戦第一局の序盤は、件のA級順位戦三浦渡辺戦とほぼ同じ将棋であった。丸山意趣返しであるが、渡辺対策が良く封じ手時点では丸山苦戦の模様。

三浦カンニング疑惑聞き取りに、渡辺理事に混じって同席した。

5人前後三浦に負かされたと推察される棋士三浦告発したという。根拠はつまりプロ直感である正義棋士渡辺告発者の一人であり、卑劣カンニングを許せず、またタイトル戦の直接の対決者であるから聞き取りに同席したのだろう。

聞き取り聞き取りだけで終わり、証拠は一切示されないが、あるともないとも知れない。

三浦からしたら、タイトル戦の直前にタイトルホルダーが連盟を味方につけて、盤外戦術を仕掛けてきたようなものである

三浦カンニングしていたのなら、怖くて大舞台には出れないだろう。

三浦カンニングしていなくても、怖くて大舞台には出れないだろう。

まり三浦相手に連敗中の渡辺三浦竜王戦欠場に追いやったとも言える。

まさしく陣屋事件に勝るとも劣らぬ怪奇事件。なんと命名したらよいだろうか。

*1 2010年、第68期名人戦シリーズ後のインタビュー, 梅田望夫羽生善治現代」より

*2 2015年後半-2016年ごろのインタビュー大川慎太郎「不屈の棋士

2016-10-13

三浦弘行九段竜王戦出場停止について

どうも、id:BigHopeClasicです。

本当はこんな内容、自分はてなブログ投稿したほうが見た目もきれいになるしいいんでしょうが、持続できないブログを作るのも気後れするので、増田を使います

さて、掲題の件、はびこりそうな誤解がいくつかありそうなのが将棋ファンとして気になったので書こうと思ったものです。

カンニングはあったの?

本稿投稿時段階での報道を元にする限りでは、

日本将棋連盟三浦九段に対して、カンニングをしていないという悪魔の証明を求めた」

しか解釈できません。つまり将棋連盟三浦九段に対して、決定的な物証などを何一つ押さえないまま

「疑われているので潔白を証明しろ

というに等しい要求を投げかけたことになります

この点については続報を待つ必要がありますが、あくまでも現段階での私個人の感想としては

「下策中の下策、愚の骨頂」

というコメントに尽きます

なるほど確かに、三浦九段が疑わしいとする複数棋士から申し立てはあったのでしょう。

連盟がそれを黙殺すれば、その疑惑文春砲などで火を噴いた可能性も否定できません。

しかしながら、決定的な物証がなければ、いくら週刊誌が書きたてようが大きなダメージにはならないのは日本相撲協会週刊ポスト週刊現代顛末を見れば明らかです。

大相撲八百長問題警察から情報提供で明らかになる前、週刊ポストは30年にわたって角界八百長告発する記事を書き続けてきましたが、その内容は元力士らの極めて具体的かつ迫真性のある証言に基づくものはいえ、決定的な物証をおさえたものではなく、大相撲はそれによってはなんら決定的ダメージを負うことはありませんでした。

週刊ポストに対しては、日本相撲協会は徹底的に無視をし続けることで対応したのです。

また、週刊現代八百長報道に関しては相撲協会と各力士は、週刊ポストとの対応とは一転して大量の名誉毀損訴訟を起こしそのことごとくに勝訴しています週刊現代八百長報道週刊ポスト比較してもあまりにお粗末だった)。

日本将棋連盟は、こうした大相撲八百長問題におけるリスク評価対策から何も学ぶことなく、あくまでも現段階の報道に基づくところからは、およそ愚劣な対応をしたと言わざるを得ません。

スマホ将棋カンニングに使えるわけないでしょ?

さて、上記とは別にこの問題が深刻なのは、自宅にあるパソコン遠隔操作するまでもなく、2016年7月におけるスマホ将棋アプリの棋力は、渡辺明竜王佐藤天彦名人羽生善治三冠といったトップ棋士の棋力をすでに上回っているという有力な推測があるからにほかなりません。

そのような推測があるからこそ、将棋連盟12月中旬から

「対局室へのスマホを含む電子機器の持ち込み禁止、昼食休憩時における将棋会館外への外出禁止

を定め、これに違反したものは除名を含む厳しい処分を課すことを決め、さらに今週末から開幕する竜王戦では、対局者に対し対局前に金属探知機で持ち物チェックをするという対応を決めていたわけです。

新聞報道ではこの金属探知機での調査については渡辺竜王三浦挑戦者双方の同意の下とされています

(なお、上記のルール12月中旬から適用とある通り、仮にこの時点で将棋連盟不正に関する動かぬ物証をつかんでいたとしても、それを三浦九段に対して遡及適用できないことは当然です)

この件を報じた朝日新聞記事についていたブコメからいくつか代表的な反応を取り上げます

b:id:temtex 仮に事実としてもだ、たかスマホアプリでどうにかなるものなのか…と思ったら、別のとこで走らせたソフトの結果さえ判れば良いのか(但し"スマホ搭載"と記事にはある)。プロに勝てる有力なソフトってどんなの?

b:id:namnchichi スマホアプリタイトル取れるのか?

b:id:symbioticworm 現時点でスマホで走らせられる将棋ソフトなんてたかが知れてるから不正があったとすれば外部との通信必要なはずだけど。現段階では情報が少なすぎる……。

b:id:buu さすがにスマホ搭載のアプリじゃ参考にならないだろうが、協力者と連携すればカンニング可能だろう。人間よりもソフトが強くなるとどういう将棋界になるのかと興味深かったのだが、こうきたか

b:id:l0x0l スマホ将棋ソフトレベルで、プロ棋士の対局の参考になるかは疑問

b:id:kaitoster 『対局中、スマートフォンなどに搭載された将棋ソフトを使って不正をした疑い』←スマホ将棋ゲームすでにプロタイトルホルダーより強いソフトあるのかな?

なるほど、確かにプロ棋士とコンピュータ将棋が戦う電王戦ではコンピュータ将棋が大きく勝ち越しているとは言え、最新の事情を詳しくご存知でなければ上記のような反応は出てくるのが自然かもしれません。また、今回の当事者である三浦九段電王戦に出場した際の対戦相手が、東大駒場情報基盤センター学生用iMac680台をクラスタリングしたGPS将棋であったことも、上記のような反応につながるかもしれません。そこで、これらの誤解を解消するため、コンピュータ将棋の現況について説明したいと思います

ここ3年のコンピュータ将棋の強さの推移

まず、上記の三浦vsGPS将棋が行われて以降、ドワンゴ主催電王戦では使用されるCPUが制限されています。この制限に基づき電王戦で使われたCPUは、2014年がcorei7 4960X(6コア12スレッド)、2015年がcorei7 5960X(8コア16スレッド)とここまではその時点で調達可能なcorei7シリーズエクストリームエディションを使用していますが、今年2016年世代こそ最新のskylakeとなったものの4コア8スレッドcore i7 6700K、そして来年2017年使用CPUは同じく4コア8スレッドのcorei7 6700と、使用するハードウェアの性能は年ごとに抑制されるフェーズに入りました。

ではそれによってコンピュータ将棋パフォーマンスの伸びに制約がかかっているかというと、全くそんなことはありません。将棋ソフトponanza開発者山本一成さんは、2016年電王戦開幕前に「corei7 6700K1台で動くponanzaは、iMac680台をクラスタリングしたGPS将棋より遥かに強くなった」と宣言しています。これは根拠のないことではありません。

現在フリーで入手できる将棋ソフトについては、有志が統計的有意手法を用いてその相互間の強さをeloレーティングを用いて計測しています。その一例として、こちらのウェブサイトがあります。eloレーティングの仕組みについては[wikipedia:イロレーティング]を参考にしていただくとして、目安としてはレート上位から見て下位に100差あれば期待勝率64%、以下同じく200差で75%、300差で85%、400差で91%、500差で95%、600差で97%、となります

ponanzaフリーで公開されていないため、上記のウェブサイトにはレートは計算されていません。しかし、2016年電王戦に出場したponanzaは、このウェブサイトで「Apery twig」として掲載されているソフトに対し勝率97%を上げていることが、電王戦に出場した山崎隆之八段をサポートした千田翔太五段の調査によりわかっています。つまりこのponanzaのレートは「Apery twig」の3250に600を足した3850前後であろうと推定できます(なお、上記のサイト検証に用いているハードウェアIvybridgeおよびskylake世代の4コア8スレッドメモリ16GBであり、これは2016年電王戦における使用ハードと大きな差はありません)。

一方、2013年電王戦に出場して三浦九段と対戦したGPS将棋は、この表に掲載されているGPSFish(レート2879)をスレーヴとしてこれを680台クラスタリングしたものでした(厳密に言えば電王戦に出場したGPSfishはこれより一つ前のエディションですが大きな棋力向上はないもの仮定します)。この680台クラスタリングした際の棋力向上幅については、GPS将棋開発チームの田中哲朗東大准教授が、根拠は全く無く経験に基づく推測にすぎないとしながらもレートにして400程度と語っており、これを採用します。

そうすると2013年電王戦GPS将棋推定レートは3279となり、2016年電王戦ponanzaとのレート差はおよそ570、ponanzaから見た期待勝率は96%となりますわずか3年の間に、コンピュータ将棋は1台のデスクトップPCで、680台のパソコンクラスタリングした将棋システムに96%勝利する成長を遂げたのです。

(なお、コンピュータ将棋がかくも異常な速度で成長したのは、ドワンゴ電王戦において「使用ハードウェア制限」と「提出後対局まで6ヶ月間一切のアップデート不可その間棋士研究し放題」という条件をつけてしまたからだと考えています。こんな条件をつけなければ開発者はここまでしゃかりきに強化はしなかったはずです。ドワンゴがコンピュータ将棋大会に出してる優勝賞金の300万円なんて開発費の元手にもなりゃしないし、強いコンピュータ将棋を作ったって売り物にはならないので、モティベーションはこんな厳しい条件のもとで恥をかかないためにはひたすら強くするしかない、ってとこだけなんですから

将棋ソフトプロ棋士の強さの関係予測

もうひとつ、これらの将棋ソフトプロ棋士の強さの関係はどうなのだということも前提として必要になります。まず、プロ棋士レーティングについては、こちらのウェブサイト現在最も信頼され参考にされています。eloレーティングは、基準となる値を何点に設定するかで絶対値はいくらにでも設定できますが、上記の点差と期待勝率関係基準値を何点にしようが変わらないので、異なる基準値をとる異なるレート表間での比較可能になります

さて、コンピュータ将棋の公開対局場として、GPS将棋の開発チームが開設しているfloodgateというサイトがあります。ここでも参加者の対戦成績に基づいてレーティングが計測されています。また、この対局場は、コンピュータ将棋だけでなく人間も参加することができます。このfloodgateに、一時期上記の千田五段が参戦されていました。その際に記録されたレートは2800ほどでした。千田五段が参戦されていた時期のプロ棋士レーティングにおける数値と、その当時の羽生三冠との数値の比較から羽生三冠がfloodgateに参戦した場合予測されるレートは3000から3100程度だろうと見込まれています。また、先に紹介したコンピュータ将棋レーティングサイトのレートは、floodgateのレートの数値と大きく変わらないようにする工夫がされています。なお、羽生三冠のここ数年のプロ棋士レーティングは時期による前後はあれど概ね1900プラスマイナス50程度であり、佐藤天彦名人渡辺竜王の棋力もほぼこの幅に安定していて、現時点ではこの3人が名実ともにほぼ拮抗した最高レベルの棋力といえます

ここから考えた際に、2016年電王戦ponanza羽生天彦渡辺といったトップ棋士の棋力差はおよそレート差800、ponanzaの期待勝率は99%超、という推測になります第2期叡王戦本戦PV千田五段が、羽生ponanzaに対する勝率を0.5%と仮定しているのは、まずこの推測に基づくものと考えて相違ないでしょう。もちろんすべての基準となるfloodgateでの千田五段の数値は、普通プロ棋士公式戦ではありえない短い持ち時間の下で行われたものであるため、実際の羽生ponanzaの実力差はこの通りではない、という反論は容易ですが、そもそも持ち時間が9時間に増えたからと言ってレート800の差は埋まるものではなく、コンピュータ将棋も持ち時間を長くすればそれだけ強くなることを考慮すれば本質的議論とは言い難いでしょう。

やっと本題、スマホにおける将棋アプリの強さ

ここまで長い前置きを置かないと、なかなかこの本題に説得力が出ないと思いましたが、いよいよここから現在スマホ将棋アプリ話題です。

これだけ強くなったコンピュータ将棋ではありますが、これまでは基本的パソコン上で動かすものでした。スマホ用の将棋アプリも多数出てはいましたが、プロ棋士最上位に匹敵すると見られているものはありませんでした。

ところが今年の7月、android用の将棋アプリとしてshogidroidがリリースされます。これ自体将棋ソフトのGUIであって思考エンジンはないのですが、このshogidroidの売りは、今年の6月に一般公開された当時の最強フリー将棋ソフト「技巧」をandroidスマホの上で動かせるようにしたことでした。技巧の強さは先のコンピュータ将棋レーティングサイトで4コア8スレッドで動かした際に3578。ponanzaの3850には及ばないとは言え、今年6月当時ではponanzaに次ぐ2番めに強いソフトで、人間から見れば驚異的な棋力です。

もちろん、この技巧といえど、その棋力がCPUの能力に依存することは言うまでもありません。しかし、スマホ今日日クァッドコアは当たり前、Huawei P9のようにオクタコアを搭載してGeekbenchを用いたベンチマークテストで高い数値を出すスマホもある時代です。第4回将棋電王トーナメントで3位になったやねうら王の開発者で、皆様もよくご存知のやねうらおさんは、2016年9月時点のハイスペックスマホに、一切のスマホ用のチューニングを行わず思考エンジンを搭載しても、レートの落ち幅は400程度推定しています。この推定を当てはめて技巧をshogidroidで動かした時のレートを推定すると3178。やはり羽生天彦渡辺を上回っていることになります。実際にはもちろんやってみないとわかりませんが、あくまでも推測上では、すでに電王戦プロ棋士スマホで十分に成立し、それでもプロ棋士の分が悪いことが予測される段階に突入しているのです。

※ちなみに、先の電王トーナメントで優勝し来年の電王戦に出場する最新のponanzaは、今年の電王戦に出場するponanzaに9割勝つとの開発者山本さんの発言がありました。これを信じるならponanzaのレートは4200となり、スマホに積んでも3800で、やはり羽生三冠の期待勝率は1%に満たないことになります

これが2016年10月における、スマホで動かすコンピュータ将棋の現状になります恐ろしいことには、shogidroidは無料アプリであり、その思考エンジンの技巧もフリーウェア。それを最高スペックで動かすHuawei P9は54000円で買える、というところにあります。この状況をどう考えるかは皆様のご想像におまかせします。

カンニングたか検証できる?

さて、お気づきの方もいるかもしれませんが、疑われた三浦九段の棋譜をソフト検証してみれば白黒はっきりするのでは?と思われるかもしれません。しかしそれは極めて困難であると申し上げましょう。

まず、Shogidroidの上で動かせるソフトは技巧に限りません。その他のソフトも動かすことが可能です。次に、同じ将棋ソフトであっても、ある局面検討させたときに導く最善手は、CPUの性能や検討させる時間によって異なります。そもそも将棋ソフトにはある特定局面において常に同じ結果とならないよう検討においては乱数使用されており、一局の将棋の棋譜からではその人がカンニングたかを導くのは容易ではありません。

さらに、将棋は二人零和有限確定完全情報ゲームである以上、ある局面における最善解というのが必ず存在します。ということは、その最善解を自力で導いたかカンニングたか区別は、着手から「だけ」では判定できないことになります

以上の理由からカンニングたか否かの実験第三者が行っても、その結果についてはいくらでも疑義をつけることができ、有効ではないと言えましょう。

取り急ぎ、私からは以上となります

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