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2020-07-17

司法試験受験生誰も守ってくれない

来月12から司法試験がはじまる。

本来5月に予定されていた試験だが、ご存知の通り緊急事態宣言で延期になり、3ヶ月後の来月になったというわけである。延期日程決定後、ソーシャルディスタンス確保のためか例年より会場が増えるなどの感染予防措置がとられる旨が発表されていたが、受験生はみんなこう思っているだろう。「まあ感染するよな」と。

この文章を読む司法試験制度をよく知らない人のために、簡潔に司法試験について説明したい。

司法試験受験するためには受験資格必要

受験資格法科大学院(2年or3年)を修了するか、年に一回行われる予備試験合格することで得られる。

受験資格資格を得てから5年、つまり5回試験に落ちると受験資格がなくなる。

・例年は5月受験6月短答合格者発表(足切り)、9月に最終合格者発表

以上が司法試験の大まかな概要である

上記概要を読んで頂ければ分かる通り、司法試験時間お金と労力を存分に注ぎ込んで受験資格を得る試験...にも関わらずに年数で失権するので、受験見送りという選択はできない。そうなると、「コロナ感染しているかも、コロナ感染するだろうな」という気持ちがあっても、受験生は必ず受験する。それはもう仕方ないことだと思う。

その上で愚痴を言いたいのは、先日発表された法務省対応である

新型コロナウイルス感染症等(学校保健安全法施規則第十八条で定める感染症をいう。(2)において同じ。)に罹患し,他の受験者等への感染のおそれがある場合(同規則十九条で定める基準による出席停止の期間を経過していない場合)は、受験できません。

受験が...?出来ない....??別室受験などの措置をとることもなく??

発熱や咳等の症状などから新型コロナウイルス感染症等の罹患が疑われる場合は,他の受験者等への影響を考慮し,受験を控えていただくようお願いします(試験場に来られても,受験を認めないことがあります。)。

当日サーモグラフィによる体温測定があるらしいのだが、その体温測定で「羅患が疑われる場合受験出来ないと...?

しかも、「受験しなかった場合の追試験受験返還等の特別措置は予定していません。」....

まり試験当日に発熱体調不良があれば、それがコロナでもコロナでなくても受験できない。受験できなくても、受験資格はもちろん、追試や受験料についてもなーーーんにもなし。今年の試験はおわり。感染するリスクを抱えて受験するのも自己責任、当日体調が悪くて受験を認められなくても体調管理できなかった自己責任受験が認められなくて失権しても自己責任。全部全部自己責任

延期が決まった時点で、初受験なのになんてついてないんだと思っていた。それでも世界中パニックのことだから、ある程度の不利益は仕方ないと思っていた。延期だけ発表してなかなか日程がでなくても法務省を信じて待って、日程が発表されて、ここまできたからには感染リスクがあろうがやるしかない。そう思っていたらこれ。当日体調が基準クリアしているか毎日キドキして過ごすことになるなんて。なにこの心理的負荷祭り、要らないんですけど。

正直再延期・中止はしてほしくない。

これ以上人生が止まったように実質ニートするのは嫌だ。もうクラスターになろうが(多分なる)実施してほしい。とりあえず受験して試験が一度終わってほしい。受験資格のことも自分の体調のことも気になるけど、前者は法改正必要だし、感染についてはこの東京いるかぎりどこででも感染リスクはあるしもういい。法務省特に受験生人生なんて考えず試験を強行突破する姿勢も、弁護士たちが「この対策で失権した場合訴訟手続はどうなるだろう?」と他人事で遊んでいることも全部全部ムカつくけど、多分どうしようもない。

誰も司法試験受験生を守ってはくれない。愚痴でした。

(追記)

全国の感染者数が1000人を超えた。再延期の声も高まる中、共◯党議員法務省に問い合わせた結果によると、どうも緊急事態宣言の有無で実施か延期かが決まるらしい。恥ずかしながら、ここで初めて緊急事態宣言構造について調べてみたのだが、何故この期に及んで宣言が出ていないのか不思議である。連日の記者会見コロナ対応自治体に放り投げておきながら、自治体自粛要請に何ら法的根拠を与えないのはあまりにも無責任ではないか

前述の通り、本文を書いたときは何がなんでも受けたい気持ちが大きかった。でも今は、たった数日前より明らかに感染リスクが大きく感じる、こわい。PCR検査が受けられない、入院や療養措置が受けられない…既に医療機関は逼迫した状況にあるのに、どうして感染リスクが高い場所へ移動しなければならないのだろう。人生がかかった試験ではある、だけど本当に命をかけなければならない試験なのだろうか。あと2週間、迫りくる時間しんどい絶対実施する、延期する…どちらか言い切ってくれたら楽なのに。

2020-06-29

不要不急ではない破産

信用調査会社担当がいつものように当社にやってきた

3月決算数字ヒアリングにやって来るのが毎年の恒例行事

当社のグダグダ赤字決算内容を説明しながら「コロナの影響で企業倒産とか増えてるんじゃないですか」と聞いてみたところ

裁判所から不要不急の破産申立はしないようにって通知が出てて、緊急性の高い案件以外は受付してくれないんですよ」という回答が返ってきて愕然とした

不要不急じゃない破産なんてあんのかよ…破産ってどうにもならなくなって限界がきて申請するものなんじゃないの?

新型コロナ倒産急増⇒安倍政権批判されるって流れを阻止するため、政府法務省通じて圧力かけてるのかなと勝手に勘繰ってしまった

さすがにそんなわけないよね ただの先送りにしかならないし

2020-06-05

anond:20200605151803

そら殺すのは駄目だよ

でも個人選択の積み重なりで減っていく分には問題ないでしよ

まり産み分けだね

この件だって、「企業」が男性活動を停止したか差別と叩かれてるのであって、「お客様」が男性ベビーシッターではなく女性ベビーシッターを選ぶんなら、差別と叩かれることはないだろうね

それは個人選択から

それが我が子を守ることに繋がるのだから

法務省の「犯罪白書平成27年度版によると、性犯罪有罪判決を受け、懲役刑になった受刑者1791名のうち、男性割合は99.8パーセント(1788人)、女性は0.2パーセント(3人)

この統計結果を受けて、我が子の無事を願う親が男性ではなく女性シッターを選ぶことを差別と叩けるだろうか

おそらく産み分けについてもそれはそれで倫理的問題を問う者が出てくるが、

少なくともそれは「性差別」という観点の話にはならないだろうね

2020-05-27

閣議決定黒川検事長への対応は「矛盾」していない

はてなー、詳しくない問題だと途端にアホな反応喚き散らすんだな……

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202005260000646.html

黒川検事長の定年延長がそもそも違法だったとか、法務省の内規では懲戒のはずなのに訓告なのはおかしいとか、検察庁法改正案はおかしかったとか、そういう批判はいいですよ。賛成します。でも「2006年に賭け麻雀違法だと閣議決定していたのに黒川氏の刑事責任が問われないのはおかしい!」みたいな批判おかしい。

だって政府が言ってるのは「レートはテンピンで高額ではない」ってことでしょ? 「テンピンは合法」なんて言ってなくない?

テンピンの麻雀でも賭博罪にあたるのなんて常識で、誰もそこは否定してないよ?

たとえ1円でもカネを賭けたら賭博罪が成立するのは明らかで、そこに争いはない。法解釈を持ち出して「たとえ1円でも賭博賭博だ!」って言われても、はいそうですねそんなのは議論の前提ですね誰でも知ってることですね、としか言えない。2006年閣議決定もそういうことでしょ。一般論としては当たり前だけどテンピンでも賭博罪にあたりますよ。

問題は、「従来はそのくらいのレートなら見逃されて、刑事責任を問われてこなかった」ということなのだ。

「レートはテンピン」というのは、「それは合法」ということではなく、「そのへんのリーマンがこのレートで遊んでる分には見逃してきたんだから、今回も刑事責任を問わなくてよくない?」ということだ。

そもそも賭け麻雀、というか単純賭博は昔から犯罪ではあるが、基本的に立件はされない」枠だった。そりゃそーだろ。仲間内合意の上でカネを賭けているだけで、失われるのは合意の下で賭けた自分のカネだけ。形式上はたしか犯罪だが、誰の権利が損なわれているわけでもないんだからわざわざ摘発する必要性は薄い。レートもテンピンならせいぜい大負けして数万、このぐらいなら大人の遊びの範疇だろう。

賭博警察沙汰になっているのは、単純賭博でめちゃくちゃレートが高かったり、闇カジノに通っていたり、胴元が決まっていて一時の遊びを越えたシステムになっていたりする場合だ。特にスポーツ選手が賭け事で捕まったとかいうのはたいてい最後のやつ。こういうのは単純賭博罪ではなく賭博開帳図利罪という別の罪になり、胴元としてヤーさんが絡んでくることも多いので仲間内で遊んでるだけの単純賭博罪よりも処罰が重くなる傾向がある。闇カジノに行く場合も同様。ああいうのって反社の皆さんのシノギですから

から賭博で捕まったあのスポーツ選手は重い罪を食らってるのに、黒川検事長無罪放免なんて!」みたいな主張はたいてい眉唾。そのスポーツ選手と前検事長とではそもそも適用されている罪が違う可能性が高い。違う罪なら科される刑罰も違って当たり前。大相撲野球賭博だって刑事罰とかの厳しい処分を食らったのは基本的に胴元やってた連中で、仲間内で数千円程度の賭け事やってた連中は厳重注意とかの軽い処分で済んでる。

もちろん刑法には常習賭博罪というのもあるわけだけど、黒川検事長程度の行状(つまり、顔見知りのお友達で定期的に卓を囲んでいた程度)が常習賭博罪として立件されるようになったら、いきなりお縄をかけられることになるそのへんの一般人がたくさんいると思う。年齢や社会的地位無視すれば、友達の家で持ち寄ったものを飲み食いしながら賭け麻雀してるってだけで、こんなん麻雀好きの友達同士なら大学生サラリーマンだってやってることでしょ。

政権に近い大物検事同人作家やってたことが発覚して、「著作権法違反処罰しろ!」って言われてるみたいな感じ、って言えば恐ろしさが伝わるかな?

エロゲー割ってファイル共有ソフトで共有してた○○選手有罪判決食らったのに!」って言ってるやつがいたら罪のレベルが違うって思うじゃん?

頼むからそこを政争の具にしないでくれよというか、安倍政権憎しでそのへんの麻雀好きがまとめて捕まりかねない主張をするのやめてくれとしか言えない。特に違法性を国会で言い募る立憲民主党とか、黒川氏を刑事告発した弁護士さんたちとか、あなたたちは善良な小市民人権自由のために活動してきたんじゃなかったんですか、っていう失望感がすごい。

いやほんと、これまでの慣例なら黒川氏くらいの賭け麻雀ならマジで刑事罰対象になんてならないからね。知人や友人同士が、おうちで、テンピンで行う賭け麻雀なんて警察検察からは黙認されてきたというか、処罰されることなんて基本的になかった。メンツにヤーさんが混じってたとかなら話は別だけど、新聞記者とかお堅い職業の人たちばっかりだったみたいだし。

検察人事ではあれだけ従来の慣例を尊重しようと主張してたんだから賭博罪の立件のハードルについても慣例を尊重していただけませんかね。

もちろん、形式的には違法なので処罰がされるべきだ、という主張には一理ある。悪法もまた法なりってやつだね。当然こういうこと言う人はアラン・チューリング逮捕されたのも仕方ないって思ってるんだよね? 当時のイギリスでは同性愛犯罪だもんね。エルサルバドルでは中絶犯罪で、中絶の罪に問われた女性刑務所に入れられるんだけど、これも法律で決まってることだから当然だって主張するんだよね? 本気でそう思ってるなら一貫性があって尊敬に値するけど、そうは思わないっていうならなんでこの件では慣例を無視してまで法律墨守を主張するんだよとは言いたくなる。

最後にちょろっと書いとくけど、俺はノーレート派。賭け麻雀ってちっとも楽しくない。だって手作りよりも失ったカネのことが気になっちゃってちっとも麻雀を楽しめないんだもの。賭け麻雀自体好きな人が遊ぶ分には自由だし単純賭博罪撤廃しろよと思うけど、それはそれとして「麻雀をするなら賭けて当然」みたいな風潮は滅びてほしい。

anond:20200527110824

誰が見ても黒川懲戒相当で、実際に検察側はそういう処置をとろうとしていたのに、内閣だか法務省だかが訓告にとどめたという話なんだから、「誰が訓告しろと言ったのかはっきりしろ」そのうえで「黒川はきっちり懲戒(できれば懲戒免職)処分しろ」という話になるんじゃないの。

川原刑事局長「賭博は許されないこと」

「だが捜査してないので黒川の事例が賭博罪に当たるかはお答えできない」

「われわれが行ったのは捜査ではなくあくまでも処分を決めるための調査

処分調査結果を踏まえれば妥当

「もちろん一般論として常習賭博は許される行為ではない」

まり法務省メッセージとしては訓告処分をゴールとした調査しかしてないから、黒川刑事告発してくださいってことでいいの?

2020-05-26

黒川氏がなぜ時の政権に重宝されたか

ただ、黒川氏の本領が発揮され始めたのは、民主党政権下だったと言われている。別の法務検察関係者解説する。

政務を担う官房審議官として黒川氏は、言葉は悪いですが千葉景子法相を完全に“手なずける”ことに成功したのです。黒川氏は千葉法相の歓心を買うべく努め、厚い信頼を得ました。その証左が、アムネスティ議員連盟事務局長を務めるなど人権派弁護士として知られた千葉法相が、2人の死刑執行命令書にサインをしたという事実です。また、黒川氏は2010年8月松山地検検事正転出しましたが、なんと2カ月後の10月法務省官房付として本省に戻されています

https://bunshun.jp/articles/-/38028?device=smartphone&page=2

そろそろ、黒川氏の暗躍で自民党の疑獄をコントロールしたとかい妄想からは覚めた方がいいよね。

IR汚職だの河井夫妻だの反例があるわけだから

黒川氏が「有用」だというのはそういう意味じゃないよ。

また、これ読む限り黒川氏は相手を問わず政治家コントロールがうまく、なおかつ周知の通りマスコミとも繋がりがある。

まり検事総長レースに乗せられなければ、この人は検察庁にとっても極めて有用な人だったんだろう。

2020-05-25

黒川検事長に対する訓告についての憶測怪文書

まあみんな言ってることでもあるけど色々な記事を読んだ上で妄想シマシで書くとたぶんこんな感じなんだろう


法務省官僚A「黒川のせいで法務省検察も評判ガタ落ち…これで退職金まで全額払ったら不味いよな?」

法務省官僚B「でも法務省内規でできる矯正措置訓告厳重注意)[1]じゃ退職金は減らんぞ。懲戒処分するしかないけど基本的任命権である内閣がするもの[2]だし進言するか」

法務省官僚C「人事院指針でも賭博戒告相当[3]だって主張すればいけるだろう」

法務大臣「伝えておきますね」

官邸人間A「そんなことしたら内閣責任が問われるじゃん!法務省内で完結する形にしてよ」

官邸人間B「懲戒処分矯正措置両方とも行った例もある[4]けど、基本矯正措置懲戒処分をするに満たない行為で行うもの[5][1]だろう?懲戒処分と違って法務省による矯正措置検事総長法務省人間権限がある[1]から矯正措置を行ってもらえば内閣としては動かずにすむ」

官邸人間C「じゃあ法務大臣には内閣の一員でなく法務省の一員としてという体で訓告提案してもらえばいいな」

法務大臣「(法務省の一員として意見を言えば)事態は重大で(法務省単体で判断できるなかで一番重い)訓告妥当だと思います

法務省官僚内閣懲戒処分するつもりはないのですか?」

法務大臣「(それはさておき私としては)訓告妥当だと思います。最終的には措置権者の判断になりますけど」

法務省官僚「どちらにせよ内閣は動く気はないな…。けどすぐに何か措置を打たないと世間から批判が出る…」

検事総長検事長訓告できるのは私だけ[1]なので私から訓告しておきましょう」

法務大臣検事総長訓告相当だと判断したと内閣に伝えます

野党訓告だと軽すぎない?」

首相「(懲戒処分はさておき検事長に対する訓告については検事総長しか権限はないから)検事総長諸般の事情考慮して適切に処分を行った。私はその報告を法務大臣からもらった」

メディア「どういう経緯なの?」

法務大臣法務省内と内閣協議して内閣で決定されたものを私から検事総長に伝え、検事総長から訓告にすると聞いた」

野党法務大臣首相証言と食い違ってるよね?嘘ついたの?法務省懲戒処分相当だと思ってたらしいけど」

法務大臣「いや、法務省内と内閣での協議は同時並行だったので…。協議の中でさまざまな意見懲戒処分相当だという意見か?)が出たのは確かだけど、(内閣懲戒処分をする気がなく)協議の結果、法務省としては(法務省懲戒処分権限がないから)一番重い訓告が相当だと考えた。そこで(法務大臣である私は法務省代表(=行政庁)なので)法務省として訓告が相当だと検事総長に伝えた。(制度検事長に対する訓告権限検事総長しかないのだから検事総長訓告相当だと判断して法務省から内閣に報告し(当然だが)内閣から異論は出なかった。(検事長に対する訓告についての)措置権限検事総長しかいか検事総長処分を行ったという首相の答弁と私のメディアに対する発言矛盾はないし、法務省としても意見を述べることしかできない」

野党法務省内部では戒告だって決めてたって本当?」

刑事局長「(最初どう判断たかはさておき)経過としては、法務省として調査結果を踏まえて(最終的には)訓告が相当だと考え検事総長に伝えた」

メディア報道と食い違ってるけど事実関係はどうなの?」

官房長官法務省が21日検事総長訓告相当と伝え、検事総長訓告相当と判断して処分した。同日法務省から内閣に報告があり、決定に異論がない旨回答した。法務省調査結果や黒川氏の処分内容についてはあくま法務省検事総長が決定したもの(確かに訓告については検事総長しか措置権限がないから『決定』は検事総長が行っている)」

メディア官邸側は全く関与していないと?」

官房長官「(質問には直接答えず)今申し上げた通り(だが懲戒処分についての判断に関しては何も答えていない)」

一部の人「つまり官房長官内閣懲戒処分にするか訓告にするかの判断に全く関与していないという主張か(早合点)」


と、仮にこういう経緯だとすれば嘘は言っていないな嘘は。

でも、この妄想通り時系列の前段階とか一部の事実をばっさり削ってたすればかなりミスリード

櫻井よしこ氏の番組安倍首相が「基本的検察の人事は検察の総意で決まる」「介入して変更してない」みたいなことを言ってたのもそういう類の手法使ってるんじゃないかね。

そしてこういう可能性があるのに勝手解釈して官邸主導の一部報道を否定と書くと多くの人が騙されるのでよろしくない。

別に首相法務大臣は「官邸懲戒処分すべきだと主張していたのに法務省訓告で済ますべきと反対した」と言ってるわけでもないんだから、「勝手メディア国民勘違いしただけ」とか言って逃げるぞ。


[1]

法務省職員訓告等に関する訓令

第1条

1 法務省外局を除く。)の一般職職員(以下「職員」という。)が国家公務員法昭和22年法律第120号)第82条第1項各号のいずれかに該当する場合において、服務の厳正を保持し、又は当該職員職務の履行に関して改善向上を図るため必要があると認められるときは、当該職員監督上の措置として、訓告厳重注意又は注意(以下「訓告等」という。)を行うことができる。ただし、同項に規定する懲戒処分を行おうとするとき又行ったときは、この限りでない。

2 訓告は、職員責任が重いと認められる場合に、当該職員責任自覚させ、将来における服務の厳正又は職務遂行の適正を確保するため当該職員指導する措置として行うものとする。

https://yamanaka-bengoshi.jp/法務省職員訓告等に関する訓令%ef%bc%88平成%ef%bc%91%ef%bc%96年%ef%bc%94/:title=山中理司弁護士による資料紹介]

総務省『国の行政機関の法令等遵守態勢に関する調査結果』表3-⑴-⑫ p.163(PDFではp.19) 

なお、上記総務省文書によれば、矯正措置権限を持つ者として「法務大臣……検事総長」などが挙げられている。山中弁護士が示している訓令原文にある表によれば検事長矯正措置を行えるのは検事総長に限るようだ。

「ただし、同項に規定する懲戒処分を行おうとするとき又行ったときは、この限りでない。」にも留意する必要がある。

[2]

検察庁法

第15条

1 検事総長次長検事及び各検事長は一級とし、その任免は、内閣が行い、天皇が、これを認証する。

国家公務員法

第84条

1 懲戒処分は、任命権者が、これを行う。

2 人事院は、この法律規定された調査を経て職員懲戒手続に付することができる。



[3]

懲戒処分の指針について

第2

3 公務非行関係

(9) 賭博

ア 賭博をした職員は、減給又は戒告とする。

イ 常習として賭博をした職員は、停職とする。

人事院『懲戒処分の指針について』



[4]

あくま倫理法等に違反する疑いのある行為に対して国家倫理委員会が動いたものではあるが、2018年懲戒処分矯正措置の両方を行った事例が2件あったという。

人事院『平成30年度 公務員白書』第2編第3章2

[5]

また、各府省は、懲戒処分に至らない非違行為について、指導監督上の措置として訓告厳重注意等の措置(以下「矯正措置」という。)を講じている。」

総務省『国の行政機関の法令等遵守態勢に関する調査結果』p.145(PDFではp.1)

2020-05-23

ここまでの流れからして、安倍ぴょん法務省からの依頼でやったって言ってるし、黒川はまさこちゃんの弱み握ってるんじゃないの?

2020-05-21

anond:20200521174540

どうせ金かけてないみたいな話にすると思うよ

法務省処分戒告なのからしても推して知るべし

事務次官って一般官僚トップなんだけど、法務省だけは事情が違って、検事長検事総長のほうが、法務事務次官よりも立場が上なんだって

黒川定年延長は法務省からの話だったって真実味を帯びてきたね

どうやら検察内部の権力闘争様相を帯びてきたし、安倍さん法務省に言われただけって話も本当っぽくなってきたね。

安倍さん逮捕逃れだって言ってた人たち息してる?

任期延長は法務省が言い出したことだ」ってこのためだったのかな。

安倍ちゃん政権って、配下の省庁が問題起こしたとき

「部下がおかしなことしたせいで安倍ちゃん迷惑してる、かわいそう」

って火消しが素早くて凄いと思ってたけど、よく見ると布石があるんだね

anond:20200521075830

でも「林眞琴」を検事総長に据えようとすると検事総長になろうとするのに事務次官を経ていないという、黒川ときにそんな過去の慣例ガーって大騒ぎしていた奴らへブーメランが直撃するという謎

たぶん「別に事務次官を経ていても検事総長になれるし」って稀有な例を持ち出してパヨクは喚き散らすんだろうが

こういうことになるから法務省黒川続投を言い出したんじゃないか

若さゆえいろいろややこしい話になると尻尾巻いて逃げるでお馴染みの人は「法務省から言い出すことはありえない」ってさんざん喚いていたようだが

2020-05-20

anond:20200520215854

黒川弘務検事長本心に迫る  検察庁「定年延長」法案への見解

・著者 大川隆法

・定価 1,540 円(税込)

四六判 256頁

・発刊日 2020-06-05

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渦中の黒川氏とは、どんな人柄の人物なのか?

いかなる人生観や信念を持っているのか?

メディアには決して出ることのない本心に迫り、

いま、国民が知りたい検察庁法改正案を巡る

問題真相を読み解く。

検事としての本懐を、忘れることはない」

◇氏を検事総長にすれば安倍政権にとって有利に働く?

 定年延長と出処進退についてどう考えているのか

◇「桜を見る会」「河井前法相夫妻」

 「森友・加計問題」「ゴーン逮捕」――

 検察から見た事件疑惑真相

検察官としての正義安倍政権に対する評価とは

■■ しゅ・ご・れい守護霊】 ■■

人間潜在意識のことで、あの世から地上にいる人を守る過去世の魂。タテマエではない本音を語る性質がある。

■■ 黒川弘務の人物紹介 ■■

1957年~。検察官。東京都出身東京大学法学部卒。1983年検事任官。東京新潟名古屋青森等の各地方検察庁勤務のほか、法務省要職を経て、2011年より、政治家との接点が多い法務省大臣官房長、法務事務次官歴任

2019年、東京高検検事長就任し、20202月に定年を迎える予定だったが、安倍内閣が「検察庁業務遂行上の必要性」を理由に、定年を半年延長する閣議決定をした。

anond:20200520131721

これは万が一法案通過に失敗したときに、黒川人事は法務省検察ゴリ押しだったんですぅ、

と逃げるためのセーフティーネットに見える

2020-05-18

検察組織上は法務省の下にあるが、行政司法の両性質を持つ機関

っていうのは、別に今回の安倍ちゃん批判のために出してきた屁理屈じゃなくて、元から公式見解であり常識なのに、それすら知らずに

行政なんだから当たり前だろwwww」

みたいなのが多数に任せて正論みたいな顔してるのなんなんだよもう

http://www.kensatsu.go.jp/kensatsu_seido/tokushoku.htm

検察官及び検察庁は,行政司法との両性質を持つ機関であるため,その組織機構も両者の特徴を併有しています

anond:20200518144718

内閣検察調査対象から内閣の下になんか置けないんだよ。

いや、検察庁は普通に内閣の下だけども

法務省下部組織っすよ

内閣絶対権力者にしたいんじゃなくて国民主権を守りたいだけなんだが?

総理大臣国政選挙議員選挙によって国民の手で間接的に選ばれてるんだから

検察庁という強権持った組織管理を任せたいと思うのは当然では?

自衛隊だってそうだろ?

そもそも恣意的って言うなら検察自体暴走はどうすんのよ

anond:20200518122625

検察庁法務省所管で行政機関なんだから内閣が口出しして何が悪い

そもそも検事総長及び次長検事、各検事長内閣が任免するって現行法に書いてあるわけでしょう

法改正ボツなっちゃいましたね。

バカ暴走で穴を掘って埋めるような作業をさせられた法務省担当職員の皆様、本当にお疲れさまでした。

2020-05-17

神保哲生氏の記事に対するなにぬねの氏のコメントより

非常に重要な指摘。

(神保氏)黒川さんが法務省の官房長、法務次官だった5年間、自民党が絡む疑獄事件はいくつも浮上しましたが、結局、何一つ立件されませんでした。法務省の官房長や法務次官は、検察政治家が絡む事件に着手するかとうかや政治家逮捕に踏み切るかどうかを決定する際に開かれる検察首脳会議政府側(官邸側)の意向を伝える役割を担って出席します。その会議には検事総長次長検事担当管区の検事長検事正特捜部長なども出席しますが、検察首脳会議では全会一致が意思決定の前提となっているので、誰か一人が反対すれば逮捕は見送られると考えられています

この部分は間違っていませんか?

検察首脳会議捜査の最終方針を話し合ったり、起訴すべきかどうかを話し合う場です。

一方、立件は「検察起訴」するという意味で、立件見送りというのは捜査した結果起訴するに足る十分な証拠がなかった、犯罪を立証できなかったから起こりうることです。

仮に検察首脳会議黒川が反対していたのなら、検察による捜査すら始まらないのではないでしょうか。それとも捜査には賛成して、起訴すべきという可能性が高まったときにだけ反対したということですか?

小渕氏、甘利氏、松島氏、佐川氏などは捜査されましたが立件されませんでした。

黒川が介入したと見るよりも、障害者郵便制度悪用事件以降慎重な捜査をするようになった検察が確たる証拠もなく起訴はできないと判断した結果だと考えたほうが自然だと思います

法務事務次官検察法務省組織において序列No.5です。他の組織序列が違います検事総長差し置いて法務省事務次官の一声で起訴できなくなるという力関係もはなはだ疑問です。

検察法改正案の中身がやっと理解できたよ(5月13日再更新

https://www.jimbo.tv/commentary/492/

なにぬねの氏の言う通りで、現時点で神保氏の記事陰謀論の域を出ない。

2020-05-14

検事総長らが定年延長に反対 法務省意見書提出へ

法案中身よくわかってないくせに反対すんなよー」って芸能人叩きしてた人は今度はどうやって叩くの?

「定年後の老害がしゃしゃりでてくんなよー」って叩いて安倍支持するのかな

2020-05-12

なるほどこれは #検察庁法改正案に抗議します しても仕方ない流れでは

前段階として謎の黒川氏定年延長。

黒川東京高検検事長“定年延長”の真実安倍政権の思惑vs.検事総長の信念 (https://bungeishunju.com/n/nc3aea3cf1690)」

黒川氏は2020年2月で定年(63歳)

→のはずが政権介入で8月まで定年延期

7月に現検事総長任期切れのため黒川氏が就任できる可能性を感じ(検事総長の定年は65歳)

黒川検事総長誕生

みたいなコンボ狙い。

で、話題になってた

「いったい検察庁法改正案の何に抗議しているのか (https://note.com/tonfi/n/n95a2265c6273)」

これを擁護記事とかデマとか言ってる人もいるけど、書いてあるのは

黒川氏の定年延長は取り消されない(本法案関係ない)

・今後は解釈変更しなくても同様のことができるようになる

って内容だと思うから別に矛盾してる内容じゃないと思う。

しかしまあ一々面倒なことしなくても今回の黒川氏延長みたいなことをできるように法改正するつもりかと思ったら、

2020年春になんかしれっと追加された内容を使うと、

「「黒川氏は68歳(2025年)まで検事総長として君臨できる」法務省公式見解 (https://buzzap.jp/news/20200512-kensatsucho-kurokawa-till-2025/)」

みたいな感じで25年2月までやれるみたい。

まり

黒川氏の定年延長第一弾(2020年2月 -> 2020年8月)は確定済み

黒川氏が検事総長になった場合2022年2月まで勤務可能 (65歳)

・今回の法改正によりそこからさらに延長しようと思えばできるようになる

・あと今後似たようなことがあったら特別措置とかせずに定年延長してあげることができる

ってことかな。やったね!

(システム的には可能ってことかな。現役国会議員法務省確認したと公言する内容は信じていいと思う。正直自分でも法案 (https://www.cas.go.jp/jp/houan/200313/siryou4.pdf) 読んでみて延長できそうってことはわかるんだけどどうやったら+3年できるのかわかりづらすぎてわからん)

追記: こちらも参考に

検察庁法改正案の中身がやっと理解できたよ(5月13日再更新)」(https://www.jimbo.tv/commentary/492/)

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