はてなキーワード: 氷河期とは
13卒です。サークルやゼミの先輩と同期の就職先を見比べると、だいたい12卒と大差なさそうかな、というのが体感。氷河期だからという理由で院進や留年の選択肢をとったやつもちらほらいた。
本人にダイレクトにバレちゃったら可哀想だから適当にボカすけど、フェイクは入れないよ。
知人つっても、最近は数年に一度の共通の知人を通してイベントで会うぐらいで、
あとはTwitterで呟いているのを見てるだけなんだけど。
元々地方のFラン大学(彼が通っていた当時はどうかしらん。今がFランなだけ)を氷河期に卒業して
地元とはまた別の地方で人材系の会社に就職し、典型的なブラック激務だったらしいんだけど。
10年ちょっと前にフリーランスになりたくなったらしく、会社を辞めて地元に戻ってきたと。
この時点で既に結婚して奥さんもいたんだけど、結局何して稼ぐか決まらないままズルズルと
(本当は良くないんだろうが、失業手当とかもらってたみたいだ)
その当時、増田は彼とスタートアップ系のイベントで知り合ったんだけど、
プログラミングができるわけでもデザインができるわけでもなんか企画できるわけでもないのに、
ふらふらっときてなんかいる、みたいなこの謎の人とSNS交換して相互フォローしてたんだけど、
たまたま共通の趣味があったので、趣味的なことはいろいろやりとりしてワチャワチャしていた。
で、奥さんにブチキレられたと言って、実はこのイベントやその界隈で知り合った人たち数名に相談し出したら
「離婚か就職するか決めろって言われてぇぇぇ」とベソかきながら泣きじゃくってた。
この時点で、多分彼は35歳ぐらい。
暑い日だったような気がするけど、スーツ着てえらいね、と思った覚えがある。
その後、スマホ関連のサービスを展開する中小企業に就職すると、彼のSNSは少しずつ華やかになった。
彼は旅行が好きだ。その仕事は出張が多く、日本中の色々なところへ飛び回る仕事で、彼にぴったりだったのだろう。
よく出張先の景色や飛行機の写真なんかをアップしていた。空港おじさんってやつね。
出張とは別に、プライベートで親孝行で北海道に父親をつれていった、なんてのも見た。
良かったね、フリーランスよりもそっちの方が全然よかったじゃん。
よかったよかった。変にフリーランスなんかにならず、そういう手堅い人生でいいのよ、アナタは。
そう思ったもんよ、その時は。
それから7年ぐらいか。その会社は彼の従業する事業から撤退することとなり、彼は退職を決めた。
その後は、色々な仕事にトライしてたみたいだが、そこにコロナが直撃し、
非正規ということもあり、しんどい思いをしていたみたいだった。
(仕事の内容は詳しくは知らない)
その頃からメンタルがおかしくなり、心療内科のお世話になりだす。適応障害という診断だったようだ。
どんどん仕事ができなくなり、というより本人の行動を見ていると「自分のしたいことしかしたくない」という感じで、
最終的には「Webライターになる」と言って、フリーランスになってしまった。
当時すでにGoogleのアルゴリズムも厳しく変更されていたりしたご時世だったので
「Webライターってどうよ」と周囲はうっすら思っていたが、案の定それだけでは稼げなかったようだ。
UberEatsやったり、コロナの緊急融資受けたりしていた。
そこからしばらくして、奥さんから三行半を突きつけられたそうだ。
理由としては「夫としての義務を果たしていない」(一家が暮らせるだけの収入を得れていない)として、
泣く泣く離婚届にハンコを押したらしい。押さざるを得なかったんだろうね。
で、実家に戻ったら両親と折り合いが悪く、実家に入れないらしい。
「前にお父さんと仲良く旅行してたじゃんよ」と思ったんだけど、
なんか元々毒親気質みたいなところがあって、彼は若い頃相当に苦労したようだ。
本人は自分の病識を、その若い頃の苦労(ある種のヤングケアラーと言っていた)によるものだと言っている。
結局実家にいられなくなり、家を飛び出した。
カプセルホテルやサウナ、たまにシティホテルを転々としている。
元々アドレスホッパーみたいな生活にも憧れがあると言っていたが、
おそらくは住民票だけは実家なり元嫁の家に置くなりしているんだろうが、
自分の帰る家というものを用意せず、今のところ140日近く生活している。
寝る場所は上記の通り。昼間はコワーキングスペースやカフェを転々としている。
ライターの仕事も細々続いているようで、時々ネタ集めと称して旅行している
(打ち合わせや取材だったらそういえばいいのだが、そうでないということは、売上の発生しない出張なんだろう)
増田はよく知らないんだけど、カプセルホテルとかサウナって、泊まったら1泊3000円とか5000円とかするっしょ?
間とって4000円だとしても、30日泊まったら12万でしょ。アホかな? バカかな?
知人は結構ポイ活的なことにも精を出していてなんかうまくやりくりしてるのかどうかわからんけど、
そりゃもうどう考えてもワンルーム借りるより今の暮らしは確実コスト高でしょ。
3食外食、日中の作業場所をカフェやコワーキングスペースとか使えば、日中のコストも5000円ぐらい、平気で行くよね。
その割にこの知人、金ないくせに金遣いがあらい。
まだそこまで体壊すところまで行ってない頃、確かMacBook AirのIntel最終版買ってたのよ。
当時はまだApple Siliconは噂レベルだったから、まあ最終版買っちゃったのはババ引いたようなもんかもしれないけど。
で、その後体持ち崩してキャッシュフロー悪くなったのに、1年半後ぐらいに、M2 MacBook Airに買い替えてやがる。
しかも、その時期とほぼ同時にApple Pen付きiPad Proも買ってる。
スタバとかでこの2台を広げて「今日の作業場」とか言って、写真を撮ってアップしてやがる。
たかだかWebライターの仕事でMacとiPad2台もいる? どっちかでええやろ、どっちかで。
とにかく「自分のしたいことしかできない」と言って、「自分の欲しいものは三行半突きつけられても買う」っていう神経が信じられない。
作業場のカフェ選びもスタバとかスタバとかスタバとかで、無駄無駄無駄!
どうしても外で作業したいならマクドナルド入るかコンビニのイートインにしろ!
特急に乗る時も、最高クラスの席とか乗るのよ。もうね、アホかな(2回目
微妙に運賃だけ株主優待的な割引ちょこっと使って「ほら、賢くのってるでしょ」みたいな切符の組み合わせを写真に撮ってアップ。
お前な、そのシートの形でわかんだよ、どのクラスの席乗ってるか。
あと、本当に夜寝るところがなくなった時のためなんだろうか、テントとオフグリッドバッテリーとソーラーパネルも買ってた。
それとHafH? っていうホテルのサブスク? みたいなやつにも以前から入ってるらしい。
今は毎日外泊だから、HafHも利用しがいがあるんだろうけど、本当に元取れてるんだろうか?
泊まりたいところの場所のホテルでちょうどその日に空きがないと当然予約できないだろうし、
結局使いたいのに使えずじまいで1ヶ月サブスク費用払ってその分損、ってことにならんのかなあ?
増田からするとね、この人はこれまでの経歴や精神状態抜きにしてね、
Webライターも最初「旅行が好きだから旅行系ライターになりたい」とか言ってて。
実はこの人、自分のブログも持ってて、色々節約できる切符の買い方とか紹介してるんだけど、
まあ、泣かず飛ばずですよね(SimilarWebとかUbersuggestとかで、流入数はだいたいわかるよ)
「自分のやりたいことしかやりたくない」だけど、お金稼ぐって、誰かの役に立って初めてお金がもらえるってみんな知ってるっしょ。
それがこの人、なんか抜け落ちてるのよね。
もちろん、節約できる切符の買い方は誰かの役に立つとは思うよ、でもね、それは検索ボリュームがあって初めて成り立つ話だし、
その記事に広告貼って、クリック率やクリック単価はどうなのよ、って話よね。
まあまたそういう割引が効く切符ってのは、地域や使用方法にも制限あるから、余計検索ボリュームが小さくなる。
旅行系ライターで食っていきたいなら、たとえば最近テレビで引っ張りだこの鳥海さんとかね、
ライターって文章書ければ仕事ができると思われがちで、頭弱い奴がよく参入してるけどさ、
逆にいえば文章書く能力以外のところで差がつくんよ。取材力もだし、知識と経験値もね。
40超えてライターに参入してるのに、その分野の積み上げがプロとして全くないって、全然太刀打ちできないでしょ。
むしろ、20代からずっと旅行系ライターやってきた人に対して失礼っしょ。
あとはChatGPTにどんどん仕事奪われるんだから、それこそこれまでの経歴がものをいうのに。
あ、そうだあいつChat GPTも有料版使ってやがった!!!
もしかしたら特急のデラックスシート座るのは、取材の一環かもしれない。
iPad Proも、もしかしたらAppleから貸し出されたメディア向け試用機かもしれない。
そして、知人はしっかりライターとしてお金を稼いで、宿を転々としつつちゃんと納税してるかもしれない。
でもな、もしちゃんと売上立ってて、払うもん払ってんなら、奥さんと子供迎えに行ってよ。
それが順序ってもんでしょ。
氷河期就活で50社受けて入れたのは社員10人の下下下下請みたいなIT
婚パやリアルで出会いを頑張っても返ってくる返事はいつも既読スルーかいい人なんだけどの定型文
自分が悪いならまだしも、悪いところはそれはたくさんあるんだけども、それ以上になんかこう、砂漠に雨を降らせなきゃいけないみたいなそもそも人間にはどうしようもない外的要因が多すぎて萎える
自分が悪いからっていうならもっと話は簡単で、その悪いところ直せば結果は出るはずなんだけど直したところで結果は一向に出やしない
2013以降はどんどん売り手市場化が進んでる。人口減少だから当たり前なんだけどね。
ぶっちゃけこれだけで終わっちゃうくらいだが流石に短すぎるんで以下は蛇足的に。
実は2020~2021の2年間、つまり2021新卒と2022新卒のときだけコロナ禍で採用自粛した中小多かったから瞬間的にやたら新卒の就活厳しくなったんだよね。
それでも氷河期のときやリーマンの時とは比べ物にならないくらいの売り手市場でヌルゲーだった。
つまり企業目線だと、なんでコロナ禍で頑張って求人出してんのにそれでも採用できないの? て感じ。
とりあえず大半のBtoB企業は一般知名度の低さで苦しんでるし、クソ会社は口コミ広まるせいでもっと苦しんでる。
ちなみにここ5年くらいのトレンドとして、どんどん「内定前に先輩社員と話してほしい」て会社が増えたよ。
何故かというと、最低限の良心をもつ企業は、入社後に「なんか聞いてた・思ってたんと違う」で退職されたくない(≒採用には学生の皆さんが思ってるより遥かに人的・金銭的コストがかかるので、まともな会社はせっかく雇った新卒に辞めて欲しくない)ので、そういうミスマッチを入社前になるべく防ぎたいんだよね。当たり前なんだけどね。
なんで、こんなん読んでる就活中の学生さんはあんまいないと思うけど、実際に内定承諾するのを検討してる有力候補な企業があったら、「先輩と話がしてみたい」て要望してみたら、まともな企業・人事なら絶対に応じてくれるし、基本そこで出てくる人間は嘘は言わないはずなので「自分と会社が合うか」をちゃんと考えると良いよ。
2009年卒の就活は氷河期どころか思いっきりバブルだったぞ。07年卒、08年卒はもっとザルだった。
ちなみにこの時期は、マーチ内ですら
「みずほ銀行とりそな銀行は無対策で応募してもかなりの高確率で内々定までいっちゃうから行く気ないなら受けないほうがいい」
みたいに囁かれてた。学内で親しい先輩のうち、この年度にみずほ銀行を受けた人は5人いたけど5人全員内定してた。
早慶なんかだと
というのが常識だったようだ。今の時代の就活生や20世紀の就活を知っている人からしたら衝撃的だろう。
リーマンショック由来の就職氷河期が始まったのは2010年卒の人間の就活から。
この就職氷河期は、不景気突入の嚆矢となる象徴的事件(リーマン破綻)から新卒採用抑制の時間差が全然ない珍しいものだった。本当に突然バブルから氷河期に突入したのだ。
秋頃にメガバンクの採用予定計画が発表されてどこも軒並み半減してて「あーこれはヤバいわ」とNHKのニュースを見ながら血の気が引いたのを覚えている。結果、やはり前年までの就活が嘘のような超買い手市場と相成った。圧迫面接が大流行した。
「マスコミとかパイロットとかじゃない限り大手企業の最終面接は儀式だから落ちない」
という新卒就活の常識が全く通用しなくなったのもこの年度からで、大企業の最終面接落ちも大流行した(増田の友達は東大法学部でしかもコミュ強で容姿も別に悪くなかったのだが、のべ7社の大企業で最終面接まで進んだのにも関わらず全て落とされ無い内定のまま就職留年した)。
そして、このリーマンショック起因の就職氷河期は11年卒、12年卒と年度を重ねるごとに地獄絵図になっていった。
さすがに13年卒の親しい人間は自分にはいなかったので、この年度以降の就活戦線がどういうふうになっていたのかは全くわからない。
誰か教えてほしい。
とりあえず2009年卒はバブル、2010年卒から突然氷河期突入っていうのは強く言っておきたい。
【追記】
メガバンク内定が学友から「うん、まあ良かったね……」程度の反応されるような微妙な位置づけだったのには理由がある。
当時の就活生は「大手でしかも高倍率でホワイト待遇のところが一番エラい」という価値観を抱いており、
したがって、「大手・低倍率・給料と福利厚生以外が非ホワイト」なメガバンク内定は大して凄いと思われなかった。
この価値観がよく表れていたのは2ch就職板の『就職偏差値ランキング』なる有志が独断と偏見で作成したもので、
記憶が確かならそこではメガバンクよりも食品メーカーとか素材メーカーとかのほうが上に据えられていた。
実際、三菱東京UFJを蹴ってサッポロビール、三井住友銀行を蹴って中央発條に入社を決めた人間が友達にいた(生涯賃金で5000万円以上差があると思うのだがそれでも激務は何より恐れられていた。ドラマ半沢直樹が放送されるずっと以前だったが、もうメガバンクが健康に人間らしく働くにはあまりに苛烈でエグい職場環境であることはネットのせいでバレバレだった)。
ちなみに日興コーディアル証券なんか日大や専修あたりの大学からでも内定バンバン出てた。
このように大手金融の採用は(基本的に)ザルだったのだがこれにも例外があって、
東京海上と日本生命(営業幹部採用じゃないほう)の総合職はマーチ男子程度だとほぼノーチャンスだった。
いずれも体育会系有利と言われる会社ではあるが、マーチに関しては体育会系とかどうとかもはや関係なく、各大学0~3人程度の内定にとどまった。
身分違いだったのだろうか。
さて、
当時の就活生は「大手でしかも高倍率でホワイト待遇のところが一番エラい」という価値観を抱いており、
「無い内定にならないため、万一入社しても高給が保証されているから、戦略として仕方なく受ける企業」
でしかなく、基本的に不人気だったのだが、これにも例外があった。
みずほ証券については「ホールセールばかりでリテール全然やらなくていいから」、
信託銀行については「メガバンクと違い、残業全くしないで30歳1000万円まで一律昇給できる地上の楽園だから」
という大間違いでしかないイメージが当時の就活生のあいだで広まりに広まっており、
学歴とコミュ力とルックスとスクールカーストに自信のある就活生が猫も杓子も信託銀行を希望するという謎のブームが生まれていた。
ノー残業・ノーパワハラ・ノー怒声なんていかにも嘘くさいっていうか100%ありえないと確信していたし、
完全に諦められた窓際社員でも自動的に到達できる年収は30歳700~800万円・40歳1000~1100万円くらいがせいぜいなのではという見立てだったからだ。
書いてる途中に思い出したけど、当時は楽天もソフトバンクも本体内定者の学歴ボリュームゾーンは日大って感じの会社だった。
大事なのは大学名、その場でいかに「論理的に落ち着いて会話できるか」、本人の雰囲気であり、超人エピソードを作りに動く就活生は嗤われていた。
バイトかサークルのどれか一つやっていれば充分であり、インターンに応募しようとするやつはそれがたとえ1dayであっても周りから「凄まじく就活に気合を入れている」という見方をされていた。
これはつまり、あっと驚くような体験や活動のおかげで就活結果が大きく変わることがないというシビアな現実を意味しており(テレビ局とかの採用は違うんだろうけど)、
裏を返せば課外活動をせずともコンビニバイトでも適当にやって面接の場をどうにか凌げば大手から内定が出るような時代だった。
筆者には法政大学に通う仲の良い友だちがいたのだが、
彼は今で言うチー牛で(当時は非リアといった)、サークルには所属せずボランティアなどの課外活動のエピソードもなく、
週3のコンビニバイトと1日2度のオナニーをするのみであったが某中堅損保に内定した。
ちなみに体育会野球部であろうが同大学の一般学生と比較してさして就活で有利にならない時代でもあった。
チー牛友人は内定者懇親会に参加したとき、同じ大学の野球部の有名選手がいたことに
と大変なショックを受けたと言っていた。
実際、筆者は野球が好きなので六大学や東都大学の4年制進路を毎年チェックしていたが野球部ブーストが全然効いてなくて毎年苦笑したものだ。
東大や早慶でも一般学生と期待値は大して変わらず、マーチや日東駒専にいたっては一般学生より下手すりゃちょい悪いのではというほどだった。
マーチ野球部から全国紙とかサントリーとかADKとかにいけるのは直系附属出身者や県立トップ校から一般入部してきた選手とかで、野球名門校出身者は主力選手であろうとも野球継続しないのなら大手百貨店が関の山だった。◯◯自動車”販売”とかもお馴染みの進路だった。
そして日東駒専大東亜帝国あたりの野球部の進路はこんなもんじゃなかった。
当時の就活も嘘つき合戦ではあったが、今の就活はインターン当たり前、エピソード作るために大胆に動くの当たり前だと聞いて本当に大変だと思う。