はてなキーワード: 原稿料とは
某出版社の編集さんにプロットの返事を1年近く引き伸ばされた挙句
それをWebに投稿してポイント取れたら出版してやるが、取れなかったら原稿料やらん」
ttps://anond.hatelabo.jp/20210319030802 その1
ttps://anond.hatelabo.jp/20210325133144 その2
先週
「原稿書き上げて渡すのなら対価をもらえないのはこまる」
超ブチ切れたメールが来て
「あんたのためを思って書かせてやってもいいって提案したんだけど(# ゚Д゚) ※意訳」
「やる気あんなら10万字の原稿送ってこいや。送らない? なら知らん ※意訳」と書いてあった。
とりあえず関係が切れたっぽい。
多分これでよかったんだと思う。
別の作家さんが同じ目に遭わないといいなぁと思いつつ〆。
https://twitter.com/katsuyatakasu/status/1364886936578498561
著作者である内縁の妻、西原理恵子氏の承諾を得たうえでの公開だとしても(まだ掲載紙は発刊されていないので、画像元はサイバラ氏からの提供なのは確かだ)、
商業誌の連載作品は著作者がすべての権利を保持しているのではなく、著作権のうち公表権(著作物で、まだ公表されていないものを公表するかしないか、するとすれば、いつ、どのような方法で公表するかを決めることができる権利)や公衆送信権(アップロードして読者にダウンロードさせる権利)は作者から出版社に金銭を対価として譲渡する契約を結んでいるものなので(でないと出版社は雑誌に掲載できん)、出版社の承諾を得ない公開は、一時期問題となったネタバレサイトと同じで著作権法違反の犯罪となる。
しかも今回はネタバレサイトのように一部のコマ画像&文章であらすじという形でなく、ページまるまるスキャンして公開してるからより悪質。
もし作者であるサイバラ氏が、高須氏がツイッターにスキャンデータを掲示すると認識した上で原稿を提供したのなら、これは出版社との信義を損ねる行為であるし、出版社が作品を一番に雑誌掲載することで得られた利益を害する行為であり損害賠償の対象となりうるし、また公表権を譲渡して原稿料を得る連載契約の違反となるので、そちら側でも損害賠償の対象となりうる。
もし高須氏が公表するとサイバラ氏に伝えずに、ただ「じっくり見せて」等と言って原稿を借りて勝手にスキャンしてアップしたなら、表現者の作品に対するリスペクト皆無で夫婦間の信頼を損ね、今後の関係にも支障を及ぼす行為だろう。まあその辺は個人間の問題なので、お好きにどうぞだが。
とはいえ、出版社と無関係の人物による権利侵害ならネタバレサイトのように訴えられて刑事・民事で追及されるだろうが、高須氏は現在連載中の作者の内縁の夫という立場なので、出版社はサイバラ氏との今後の関係に配慮して、内々に注意を促すという形で済ませると思われる。
ただ、他の作家や今回の高須氏のアップロードを知っている読者の手前、出版社は何らかの対応を行い見解を示したほうが良い。これを内々に済ませて対外的には何もしないとなると、小学館はツイッターでのネタバレ、発売前のスキャンデータ公開を黙認する権利者だと誤解を広げる虞がある。
ぬまきち@デイズBOX9/25発売! on Twitter: "これ重要なポイントで、ハフィントンポストは原稿料出ないから、タダでも載せたい別の意思が介在しないと紙面が成立しないようになり、結果としてジェンダー活動家とか、恨み辛みと思想で世の中に騒乱を掻き立てたい人しか居なくなっている問題と直結してる。"
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/obenkyounuma/status/1344094735229616133
↑すでにブコメでも指摘があるがまた不自然なアカウントによるスターで人気コメントが操作されている風だったので取り急ぎ。
以下の24個のアカウントはすべてが全く同じ12個のブコメに対してスターを付けていた。
問題のエントリでは他のブコメにはスターはつけていなかった。全員が揃って特定の12個のブコメにスターを付けている。
面倒だったので厳密に確認したわけではないが、 anond:20201107235319 で挙げたアカウントとほぼ同じ顔ぶれであるようだ。
わいも一年執筆業やってみたけどしんどすぎて再就職したで。副業として続けてるし、生活費を気にしながらの執筆じゃなくなった分伸び伸びとは書けるが、どちらにせよつらくなるぜ。原稿料を時給で換算すると地獄なのよくわかるよ。こんな立場で言うのもおかしいだろうけどお互い頑張ろうぜ
ありがたいことに仕事が継続的にもらえていて、餓死することはなかった。
ただ、個人事業主なので、ここから経費や年金、保険料、住民税、通信費、貯金etcを差し引くと一人で生きていくには到底厳しい。
増田大手3社で描いていないと、新人は相場よりさらにマイナス10〜30ブクマくらいが平均だ。
薄利多売みたいな状況。
アフィリエイターと似ている。
嘘松制作はコスパが悪いとよく言われるが、とにかく量産しないと食っていけない。
昨今の怪文書の電子化で発表の場が増えて、意外にも一定の筆力があれば連載案件はそこらに転がっている。
ただ、安い。
よくツイッター等で話題になるような驚きの炎上な案件はきちんと見定めて関わらないようにしているが、
ある程度のラインで「この民度より安い案件は受けない」と決めないといいようにこき使われる。
私も実際最初はこき使われた。来年あともう1回こき使われる予定だ。
いいように使われてもとにかく稼ぎたいなら別だが、そうしていると絶対に超量産コースになりいずれ過労死で死ぬので、やはりラインは決めておいた方がいい。
もう原稿料の相場は上がらないと聞くし、ネーム料なんて案も幻だ。
(実施している会社もあることにはあるけど、それを目玉としているところが主なので、目玉としている時点でネーム料が今後浸透する未来はお察し。
私はなぜかメールを一度無視して「まあ、あとで開こう」と思うと、開けなくなってしまう性格なので、メールの通知を見たらとにかく即開くことを鉄則にしている。
(たぶん急かされたり新しい情報をもらいたくないという反応。今年は色々と初めてづくしで脳味噌が常にパンパンだった。)
ネームが煮詰まって遅くなっても許されるのは大御所だけで、新人は内容がクソでもとにかく早いほうが編集者とのやりとりを経て、結果マシな作品が作れる。
これが経験値になるので、根性論は嫌いなタチだが、これに関しては根性で頑張るしかない。
あと、先延ばしをするな。
私にはひどい先延ばし癖がある。
「結局間に合わない」ということは稀で、だいたいいつも本当にギリギリに間に合ってしまう。
これが本当によくない。
その場しのぎにはなるが、立てた予定がどんどん崩れて結局「自分はダメだ」という気持ちになるのでいいことがない。
身に染みているはずなのになかなか改善できない。
来年はこれを徹底的に直していきたい。
孤独との戦い。
これは本当に身に染みて感じた。
人と関わらないとアイデアも生まれないので、ちゃんと人と関わる時間も加味してスケジュールを組むべき。
「新人とはそういうものだ」とおっしゃる方も多いと思うが、新人漫画家の今を取り巻く環境は日々変化している。
発表の場が増えて、昔のように雑誌即掲載で場数を踏むこともできない。
(発表の場が増えてるなら場数踏めるじゃん!と思われるかもしれないが、主にSNSやその他電子連載のことであって、SNSは当然原稿料など無く、電子連載は原稿料は上述した通り相場が安い)
のしかかる税金等を考えると、作品を描きながら「お先真っ暗だ」と絶望に暮れて泣いたりもする。
「好きでやってる仕事だろ」というのもその通りだが、払わなければいけないものが払えないのは健全じゃない。
アシスタントなんて雇えるはずもないので、1本の短編を描くのに必死こいて描き進めなければ〆切に間に合わないし、次作のネームもやらないと次の原稿料がもらえる目処もたたない。
こんなド新人の立場からおこがましいのは重々承知だが、出版社の方々や大御所の方々はぜひ新人原稿料の相場値上げを検討していただきたい。
私も昔一時期アシをやっていた。
辞めた理由としては、描かされる作画のコストが私の原稿1枚分と同等で、かつ私の原稿料の方が高かったのと
当時の私は薄利多売コースにいて、自分の仕事とアシの仕事を両立できなかった。ただ、学ぶことはあった。
手の早い人なら合っているかもしれない。
今はコロナのあれこれもあったり、作業のデジタル化で在宅で済むので
人と関わる度合いでいえばネット仲間とSkypeするのとそう変わらないけど。
結局は売れた人間が偉いっていうのはもう「そういう世界」なんだなと受け入れてる。正直悔しいけど…。
これは大手とか雑誌とかでの話だけど、新人は連載取るまでの道のりがめちゃくちゃ長い。
売れるかどうか以前の問題で、読者に名前を覚えてもらうために短編を描く。(ここで何度もネーム落ちて無収入になり発狂することがある)
だから今は売れた人間が偉いっていうフィールドにすら立たせてもらえてないよ。
一方でそのへんに転がってる電子連載の案件はド新人でも一定の画力があればやらせてくれる。
ただ原稿料が安くて薄利多売、過労コースになるし、電子だから単行本になることも半々(紙単行本なら尚更稀)って感じで現実の厳しさを痛感する。
やっぱ新人でいるうちはどんな道選んでも結局は厳しいままなんだろうな。
そんな週に40時間働けというわけではなく、週に2日くらいバイトを入れるのはどう?
部屋で机にかじりついているより、外に出て働き、普段自分と接しない人と接すれば、世界が広がるし、気分転換になる。
原稿料が上がればいいと思うけど、ウェブで無料で公開してるのをまとめてベストセラーってのがごろごろ…って時点で、連載して育ててって意欲は下がってきてるのかもなぁ。
ありがたいことに仕事が継続的にもらえていて、餓死することはなかった。
ただ、個人事業主なので、ここから経費や年金、保険料、住民税、通信費、貯金etcを差し引くと一人で生きていくには到底厳しい。
出版大手3社で描いていないと、新人は相場よりさらにマイナス1000〜3000円くらいが平均だ。
薄利多売みたいな状況。
アニメーターと似ている。
漫画制作はコスパが悪いとよく言われるが、とにかく量産しないと食っていけない。
昨今の漫画の電子化で発表の場が増えて、意外にも一定の画力があれば連載案件はそこらに転がっている。
ただ、安い。
よくツイッター等で話題になるような驚きの安さな案件はきちんと見定めて関わらないようにしているが、
ある程度のラインで「この価格より安い案件は受けない」と決めないといいようにこき使われる。
私も実際最初はこき使われた。来年あともう1回こき使われる予定だ。
いいように使われてもとにかく稼ぎたいなら別だが、そうしていると絶対に超量産コースになりいずれ過労死で死ぬので、やはりラインは決めておいた方がいい。
もう原稿料の相場は上がらないと聞くし、ネーム料なんて案も幻だ。
(実施している会社もあることにはあるけど、それを目玉としているところが主なので、目玉としている時点でネーム料が今後浸透する未来はお察し。
私はなぜかメールを一度無視して「まあ、あとで開こう」と思うと、開けなくなってしまう性格なので、メールの通知を見たらとにかく即開くことを鉄則にしている。
(たぶん急かされたり新しい情報をもらいたくないという反応。今年は色々と初めてづくしで脳味噌が常にパンパンだった。)
ネームが煮詰まって遅くなっても許されるのは大御所だけで、新人は内容がクソでもとにかく早いほうが編集者とのやりとりを経て、結果マシな作品が作れる。
これが経験値になるので、根性論は嫌いなタチだが、これに関しては根性で頑張るしかない。
あと、先延ばしをするな。
私にはひどい先延ばし癖がある。
「結局間に合わない」ということは稀で、だいたいいつも本当にギリギリに間に合ってしまう。
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その場しのぎにはなるが、立てた予定がどんどん崩れて結局「自分はダメだ」という気持ちになるのでいいことがない。
身に染みているはずなのになかなか改善できない。
来年はこれを徹底的に直していきたい。
孤独との戦い。
これは本当に身に染みて感じた。
人と関わらないとアイデアも生まれないので、ちゃんと人と関わる時間も加味してスケジュールを組むべき。
「新人とはそういうものだ」とおっしゃる方も多いと思うが、新人漫画家の今を取り巻く環境は日々変化している。
発表の場が増えて、昔のように雑誌即掲載で場数を踏むこともできない。
(発表の場が増えてるなら場数踏めるじゃん!と思われるかもしれないが、主にSNSやその他電子連載のことであって、SNSは当然原稿料など無く、電子連載は原稿料は上述した通り相場が安い)
のしかかる税金等を考えると、作品を描きながら「お先真っ暗だ」と絶望に暮れて泣いたりもする。
「好きでやってる仕事だろ」というのもその通りだが、払わなければいけないものが払えないのは健全じゃない。
アシスタントなんて雇えるはずもないので、1本の短編を描くのに必死こいて描き進めなければ〆切に間に合わないし、次作のネームもやらないと次の原稿料がもらえる目処もたたない。
こんなド新人の立場からおこがましいのは重々承知だが、出版社の方々や大御所の方々はぜひ新人原稿料の相場値上げを検討していただきたい。
https://note.com/masumi_asano/n/n5f3f3ad8ad5e
なんでこれ炎上してるのかと思ったら、例のCakesだったのか。
ならさもありなん、と言ってしまうとそこで終わっちゃうんだけど、その先入観なしで読んでたから、これ出版業界的にはごくごく普通の話じゃんと思った。
なぜか「フィクション」という言葉に憤っているひと多いけど、これもノンフィクション作家の間じゃごく普通の話。
エビデンスの拾いきれない業界の話(経済小説とか医療とか)だとよくあるので、どれくらいセンシティブな内容だったのかの方が大事だろう。
さすがに遺族の許可は得てるっぽいけど、事前に中身まで見せていたのかはわからない。
遺族の方がよりセンシティブなんだから、掲載後怒り出すことなんていくらでもあるし、フィクションとして予防線貼っとくのは当然有り得る話。
途中で編集長が出てきて説明しているが(この人が炎上記事やってたのは救いようがないが)、浅野の原稿内容が普通に炎上関係ないくらいやばいものなら、その説明もまあ理解できる。
だからCakeが炎上でヘタレたというなら、浅野は母親が姉がとか感情に訴えてばかりいないで、編集部にどんな描写を指摘されたかその部分を公開して読者にジャッジしてもらうべきではないか。
というか、浅野自体以前からちょっとアレな人だし、ブログもかなり取り繕っているようにも読めるし、そもそもここまで一方的な話ってありえるのか、と過去の浅野を知っていると感じてしまう。
たとえば7000円って書いててぎょっとしたけど、「原稿一本あたり」なんだよな。一本あたりの単価は、ウェブならそこまで安いという感じもしないし、実際は何本書いて、総額いくらってのも書いてない。
短い記事を20本書いてて14万円だったら、読んでいる方もかなり印象違う気がするんだが。
というか箕輪厚介がエイベックスの社長の本を作ろうとして没にした時は一切原稿料払ってなかったそうだから、役員が出てきてそれなりの金額提示してたならマトモじゃん。
だから浅野はごまかしてないで提示された金額書くべきじゃない?
とにかく、今回の浅野の文章にはこういうのが多すぎて、相手がCakeじゃなかったらここまで燃えたか疑わしい。
しかし作家や漫画家がネットで出版社を告発するっていうよくある話だよな。
ファンは漫画家に付くから年々出版社や編集者の信用が落ちてる感じがするけど、結局だれも得してない気がする。
まあとりあえず浅野は世の中に判断を委ねる記事を出すならちゃんと情報を開示しろよと思うけど、炎上させてる連中は燃やすことにしか興味ないからなあ・・・。
文章には「目的」がある。目的が原稿料をもらうことで、それ以外には特に狙いなどがない文章もあるだろうけど、いったんそういう文章は置いておく。
手段の視点で考えると、書き手から読み手に対して「情報」あるいは「自分・他人の意見」を伝えるものにわかれる。
文章の目的を考えると、情報伝達つまり知ってもらうと言うことが主目的のものもあるし、読み手を説得あるいは何か行動を起こしたり行動を変えたりすることを目的とするものもある。
何について書いているのかはテーマだ。
テーマについてのその文章の目的や、伝えようとしていることを理解できたら、「読解できた」と言っていいのでは無いか。「読解力を上がった」といった場合、それまで理解できなかったことが理解できるようになった、文章の目的に沿った形でその伝えようとしている情報や意見を理解できるようになったら、上がったと言える。一言で言うと、書き手の目的や手段を理解できるようになるということだ。
では、読解できているかどうかはどうやって判断すればいいか。 その文章の目的や伝えようとしていることを理解できているか。それをどう判断すればいいか。「目的はこれ」と言えればいいのではないか。その文章で書き手が伝えようとしている、何を言おうとしているか、それについて説明できればいい。要するにその文章を要約できるなら、読解できている。つまり、文章を読んだときに、その文章が何を言おうとしているかを要約できるなら、読解できていると言える。
要約の訓練は読解力の向上の訓練となるだろうか。なるような気がする。少なくとも要約しようという気持ちを持って読むことを心がけていれば、その文が何を言わんとしているのか、それを読み取ろうという視点を持って読書ができるようになる気がする。
と、
「漫画家を目指して実際に行動できるのはごく限られた人数だけなんだ。君はその数少ない選ばれし才能ある人間なんだよ!」
と言う人と、
「漫画家なんて掃いて捨てるほどいる。それだけで食っていけるほど現実は甘くないよ」
と言う人がいる。
どっちも正しいと思う。
漫画家は、農家やエンジニアといった仕事と比べたらそりゃあ人数少ない希少な職業だけど、それでも「市場に求められてる漫画家の数」に比べれば掃いて捨てるほど多い。
ありがたいことに最近担当編集が付いて、一緒に仕事をしはじめている。
けど、会社勤の間を縫って漫画書くのすごくしんどくてつらい。会社を辞めて漫画一本に専念したい。
でもそれは博打みたいなもんで、そう簡単にすてられるものじゃないんだ。福利厚生とか社会保険とか有給休暇とか固定給は。
それに、漫画家になる人はこうやって、みんながこの辛さを乗り越えてるのに、自分だけ乗り越えられなかったらこの先だってきっと売れることなんかできないだろう。
そう言う認知があって、どうしたら楽になれるのかわからないでいる。ずるずるとこんなところまで来てしまった。
もっと楽に暮らしたい。1日に15時間も、それも何ヶ月も休みなく働きたくない。(現状がそれだ)
漫画家のためのマネジメント会社みたいなのがあって、そこでは採用に通った卵からベテランまでの漫画家が、固定給が貰えて、社会保険に加入できて、原稿料以外の作業(プロットやネーム作成)にも賃金が発生すればいいのに。
かれこれ、10年近くゲーム業界でカードイラストや2D素材の発注や進行をしています。
イラストレーターさんや漫画家さんが、出版社や取引企業と揉めることは往々にしてあることですが、
制作側の話って、あまり表に出ないし、出せないので、この場を借りて言いたいことを言います。
あくまでも私個人の見解、そして独り言なのでそこはご承知おきください。
はっきり言います。
安易な軽い気持ちで、イラスト、特にキャラクターデザインに関する仕事を引き請けないで欲しいです。
イラストレーターさんは、お仕事の多い方、少ない方、兼業の方、学生の方、育児や介護の合間にされてる方……様々な方がいらっしゃると思います。
人生、何があるか分かりません。
今までイラストの仕事を受けていたけど、ご家庭の事情で、突然仕事量を減らさざるを得なくなった、引越しをすることになった……結婚、出産、転職、事故、病気、災害……
それはもちろん有り得ることですので、私たち制作も理解できます。
ただ、この仕事を続けていると、急に連絡がつかなくなる方が、そこそこの割合でいらっしゃいます。
心配になってTwitterを覗きに行けば、元気に活動していらっしゃるし、別案件のお仕事情報を呟いていらっしゃる。
発注する側に問題があって、もう仕事をしたくない、関わり合いたくないなら、正直にそう言って頂きたい。なんなら、お前のココが気に食わない!という罵声を浴びせてくれてもいい。
返信が来ない=それがアンサーであるとは分かります。私の何かが気に食わなかったのだと。いつも自省しています。
ただ、何年もお付き合いしてきて、例えば納品して頂いたイラストの使用、取り扱い、今後についての相談が出来ないこと。
それが一番困りますし、今回のタイトルでもあるコンテンツを殺すことに繋がります。
むしろ、イラストレーターさんの力と言っても過言ではありません。それだけ影響力を持っているのです。(依存しすぎてるのも宜しくないのですが…今回はひとまず置いておきます)
小さく知名度のない企業が、小さい案件のキャラクターデザインをイラストレーターさんに依頼した。
イラストレーターさんも、その当時は仕事量が少なく、とりあえず小遣い稼ぎになるか、思って請けた。
しかしその後、大企業からの別案件を受けたことにより、人気絵師としてたくさんの仕事が舞い込んでくる。
このとき、小さな案件を発注した小さな企業が、イラストレーターさんに新しく仕事をお願いしようと連絡したものの、繋がらず……なんてこともよくある話で。
結果、その小さな案件で、イラストレーターが手がけたキャラは、新規のイラストが描かれず、また展開も出来ず、死ぬことになる。
キャラクターにとって、ファンにとって、新規絵がないのは死んだも同然なのです。
それはもちろん、その通りです。
ただ、キャラクターデザイン、キャラクターを作る仕事を請け負うなら、最後まで責任を持って頂いたい、とも思います。
小さい案件に構っていられない、これ以上描けないのであれば、別の人に頼んでくださいと一言ください。
原稿料が安いなら、上げてくれと言ってください。
どんなに返信が遅くてもいい。生みの親であるイラストレーターさんが新しく描いてくれるなら、(案件次第ですが)何年でも待ちます。
連絡の無視は1番の悪です。
余談ですが、イラストレーターさんの画風に寄せて描くことは意外と難しいのです。
携わっている人の人数にも、そして思惑にも大小があります。
たかが小さい案件でも、いずれはと思って、構想を練っている人がいたかもしれない。
シナリオライターさんが、そのキャラクターに対して並々ならぬ想いを抱いていたかもしれない。
それらを全て、たった1人のイラストレーターが壊すこともあるのだと自覚して、仕事を請け負って頂きたいです。
今、第1線で活躍してる有名なイラストレーターさんは、キャラクターを生み出すこと、育てていくことに覚悟をお持ちなんだなと思わずにはいられません。だからこそ、第1線に辿り着いたのだと。