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はてなキーワード: そろばんとは

2021-08-01

増田文化資本邪教の如く嫌ってるけど、日本において文化資本って昔の特権階級しかできなかったことじゃんって話

小さいうちから習い事とか勉強とかさせられて自分毒親貧乏なのでできなかった憎いィィィィィイイイイイイ!!!!!!って発狂してる増田割とよく見かけて

マイケルサンデル教授だかの本を読みもしないくせに文化資本格差がー!とか言ってっけどさ

ことこの国において、俺らがガキの頃からできる習い事って全部さ、150年前の武士とか公家特権階級のやってたことなんだから、金がなければそもそもできないのなんて当たり前じゃね?

剣道とか弓道とかそろばんとか書道とかよー、全部武士教養じゃん

そんで海外を見て海外ならーって言ったって不毛まりなくね?

俺らがテキサスやアパラチアの生まれなら、5歳くらいの頃からオヤジに22lrのライフルとか買ってもらって鉄砲術やナイフ術を生活術仕込んでもらえて気が付けば立派なミニットマンってなったりするかもしれないけど

日本に生まれて育ってて、先人がビンボー人の百姓如きに習い事なぞ不要!っていう風にしたか今日本はそういう文化資本格差になってるんだから、それを受け入れようよ

から文句言うなら先祖に言いなよ「徳川家康許せねえええええええええええ!!!平将門様!我の怨念に力を与えたまええええええええええええええ!!!」って平将門首塚念仏唱えまくって願うとかさ

2021-07-07

anond:20210707211517

第〇次産業革命だとかいきってるやつらの本を読むとよく

電気蒸気機関駆逐してからも『蒸気の方が効率が良い』と実証し続ける馬鹿はいた」

と書かれていて「そんな馬鹿、おるか?」と思っていたんだけど、お役所あたりには本当にいそうだよな。

そういえば、うちのばあちゃんも「電卓よりそろばんの方が速い」と最後まで言ってたわ。

そもそもExcelの主要な価値計算速度じゃないんだよ、ばあちゃん

2021-07-04

anond:20210704003844

そうじゃなくてさ、スマニューは広告費換算でそろばん弾いた結果のこれだってことわからんの?

スマニュー的にはむしろ儲かってんだよ、これ。

そんなの阿保でも分かる話なのに、どんだけスマニュー擁護したいんだよ???

2021-06-15

anond:20210615085324

でも結局コンピューターネットワークの発展の中で人間永遠に残される仕事なんて繁殖プログラミングシステムメンテ)だけなんだからまともなこといってねぇか?

今更そろばんだの古文だのおしえても(一部が楽しいという以外)意味ないってさんざん増田で唱えてるやついるじゃん

2021-06-04

砂の器のような小説もっと読みたい

先日読んでみたがすこぶる面白い小説だなあ

ジャンルは……これは推理小説か?

でも自分面白いと思ったポイント刑事さんが田舎にまで出張調査しにいって地道に調査している情景なのかもしれないな

そろばんを貰うところとか何故だかわからないがとても好き

2021-05-27

anond:20210527123418

制服を変えた場合予算について副会長から会計にだなぁ・・・

そろばんとか電卓はもう古いかエクセルを使って、グラフパワポ・・・

 

生徒たちに1クラスクラスまわって、新制服について

つたえることがいかに、大変で難しい仕事なのか

クラスを全部回るってかなり大変だよ

生徒会役員役員OBとして、声を大にして伝えたい

読み書きそろばん

なんて昔は言ったけど、今は読み書きパソコンスマホだよね

ネットが出来ない」は「読み書き出来ない」くらいの世の中になっちゃって

高齢者に優しくない!って高齢者がどんなに叫んでも

そういう世の中になっちゃたから仕方ない。


「新しいもの覚えるの大変なんだから」と言って

覚えようとしないのなら

ネットをしない生活を受け入れたらいいじゃない


何が言いたいかって言うと、

名前も知らない無関係の近所のジジババの

ワクチンネット予約をなんで俺がしなきゃいけないのか


電話繋がらないって言うじゃない?ネットなら簡単って聞いたから」って

予約開始時間仕事してる俺に頼む理由がそれなのか?

だいたいその時間に家にいねーわ、アホ

簡単なら自分でやれ、アホ

頭下げもしないで、やれるんだろ?やってくれよって態度なんなの?

2021-03-22

孤独

当時私は二十五歳の青年で、丸まるの内うちのあるビルディングオフィスを持つ貿易商合資会社S・K商会のクラークを勤めていた。実際は、僅わずかばかりの月給なぞ殆ほとんど私自身のお小遣こづかいになってしまうのだが、と云ってW実業学校を出た私を、それ以上の学校へ上げてくれる程、私の家は豊ゆたかではなかったのだ。

 二十一から勤め出して、私はその春で丸四年勤続した訳であった。受持ちの仕事会計の帳簿の一部分で、朝から夕方まで、パチパチ算盤そろばんだまをはじいていればよいのであったが、実業学校なんかやった癖に、小説や絵や芝居や活動写真がひどく好きで、一いっぱし芸術が分る積つもりでいた私は、機械みたいなこの勤務を、外ほかの店員達よりも一層いやに思っていたことは事実であった。同僚達は、夜よな夜なカフェ廻りをやったり、ダンス場へ通かよったり、そうでないのは暇ひまさえあればスポーツの話ばかりしていると云った派手はでで勇敢で現実的な人々が大部分であったから、空想好きで内気者うちきものの私には、四年もいたのだけれど、本当の友達は一人もないと云ってよかった。それが一際ひときわ私のオフィス勤めを味気あじきないものにしたのだった。

 ところが、その半年ばかり前からというものは、私は朝々の出勤を、今迄いままで程はいやに思わぬ様になっていた。と云うのは、その頃十八歳の木崎初代が初めて、見習みならいタイピストとしてS・K商会の人となったかである木崎初代は、私が生れるときから胸に描いていた様な女であった。色は憂鬱ゆううつな白さで、と云って不健康な感じではなく、身体からだは鯨骨くじらぼねの様にしなやかで弾力に富み、と云ってアラビヤ馬みたいに勇壮うそうなのではなく、女にしては高く白い額に左右不揃いな眉まゆが不可思議な魅力をたたえ、切れの長い一ひとかわ目に微妙な謎を宿し、高からぬ鼻と薄過ぎぬ唇が、小さい顎あごを持った、しまった頬ほおの上に浮彫うきぼりされ、鼻と上唇の間が人並ひとなみよりは狭くて、その上唇が上方にややめくれ上った形をしていると、細かに書いてしまうと、一向初代らしい感じがしないのだが、彼女は大体その様に、一般美人の標準にはずれた、その代りには私丈けには此上このうえもない魅力を感じさせる種類の女性であった。

 内気者の私は、ふと機会を失って、半年もの間、彼女言葉も交わさず、朝顔を見合わせても目礼さえしない間柄であった。(社員の多いこのオフィスでは、仕事共通ものや、特別に親しい者の外は、朝の挨拶などもしない様な習わしであった)それが、どういう魔(?)がさしたものか、ある日、私はふと彼女に声をかけたのである。後になって考えて見ると、この事が、いや私の勤めているオフィス彼女入社して来たことすらが、誠に不思議めぐり合せであった。彼女と私との間に醸かもされた恋のことを云うのではない。それよりも、その時彼女に声をかけたばっかりに、後に私を、この物語に記しるす様な、世にも恐ろしい出来事に導いた運命について云うのである

 その時木崎初代は、自分で結ゆったらしい、オールバックまがいの、恰好かっこうのいい頭を、タイプライターの上にうつむけて、藤色セル仕事着の背中を、やや猫背にして、何か熱心にキイを叩たたいていた。

HIGUCHI HIGUCHI HIGUCHI HIGUCHI HIGUCHI ……

 見ると、レタペーパの上には、樋口ひぐちと読むのであろう、誰かの姓らしいものが、模様みたいにベッタリと並んでいた。

 私は「木崎さん、御熱心ですね」とか何とか云うつもりであったのだ。それが、内気者の常として、私はうろたえてしまって、愚かにも可成かなり頓狂とんきょうな声で、

樋口さん」

 と呼んでしまった。すると、響ひびきに応じる様に、木崎初代は私の方をふり向いて、

「なあに?」

 と至極しごく落ちついて、だが、まるで小学生みたいなあどけない調子で答えたのである彼女樋口と呼ばれて少しも疑う所がないのだ。私は再びうろたえてしまった。木崎というのは私の飛とんでもない思違おもいちがいだったのかしら。彼女彼女自身の姓を叩いていたに過ぎないのかしら。この疑問は少しの間私に羞恥しゅうちを忘れさせ私は思わず長い言葉を喋しゃべった。

あなた樋口さんて云うの? 僕は木崎さんだとばかり思っていた」

 すると、彼女も亦またハッとした様に、目のふちを薄赤くして、云うのである

「マア、あたしうっかりして。……木崎ですのよ」

「じゃあ、樋口っていうのは?」

 あなたのラヴ? と云いかけて、びっくりして口をつぐんだ。

「何なんでもないのよ。……」

 そして木崎初代は慌あわてて、レタペーパを器械からとりはずし、片手で、もみくちゃにするのであった。

 私はなぜこんなつまらない会話を記したかというに、それには理由があるのだ。この会話が私達の間にもっと深い関係を作るきっかけを為なしたという意味ばかりではない。彼女が叩いていた「樋口」という姓には、又彼女樋口と呼ばれて何の躊躇ちゅうちょもなく返事をした事実には、実はこの物語根本こんぽんに関する大きな意味が含まれていたかである

 この書物かきものは、恋物語を書くのが主眼でもなく、そんなことで暇どるには、余りに書くべき事柄が多いので、それからの、私と木崎初代との恋愛の進行については、ごくかいつまんで記すに止とどめるが、この偶然の会話を取交とりかわして以来、どちらが待ち合わせるともなく、私達はちょくちょく帰りが一緒になる様になった。そして、エレベーターの中と、ビルディングから電車停留所までと、電車にのってから彼女巣鴨すがもの方へ、私は早稲田わせだの方へ、その乗換場所までの、僅わずかの間を、私達は一日中の最も楽しい時間とする様になった。間もなく、私達は段々大胆になって行った。帰宅を少しおくらせて、事務所に近い日比谷ひびや公園に立寄り片隅かたすみのベンチに、短い語らいの時間を作ることもあった。又、小川町おがわまちの乗換場で降りて、その辺のみすぼらしいカフェに這入はいり、一杯ずつお茶を命じる様なこともあった。だが、うぶな私達は、非常な勇気を出して、ある場末ばすえのホテルへ這入って行くまでには、殆ど半年もかかった程であった。

 私が淋さびしがっていた様に、木崎初代も淋しがっていたのだ。お互たがいに勇敢なる現代人ではなかったのだ。そして、彼女容姿が私の生れた時から胸に描いていたものであった様に、嬉しいことには、私の容姿も亦また彼女が生れた時から恋する所のものであったのだ。変なことを云う様だけれど、容貌については、私は以前からややたのむ所があった。諸戸道雄もろとみちおというのは矢張やはりこの物語重要な役目を演ずる一人物であって、彼は医科大学卒業して、そこの研究室である奇妙な実験従事している男であったが、その諸戸道雄が、彼は医学生であり、私は実業学校の生徒であった頃から、この私に対して、可成かなり真剣な同性の恋愛を感じているらしいのである

 彼は私の知る限りに於おいて、肉体的にも精神的にも、最も高貴ノーブルな感じの美青年であり、私の方では決して彼に妙な愛着を感じている訳ではないけれど、彼の気難しい撰択に適かなったかと思うと、少くとも私は私の外形について聊いささかの自信を持ち得うる様に感じることもあったのである。だが、私と諸戸との関係については、後に屡々しばしば述べる機会があるであろう。

 それは兎とも角かく、木崎初代との、あの場末ホテルに於おいての最初の夜は、今も猶なお私の忘れ兼かねる所のものであった。それはどこかのカフェで、その時私達はかけおち者の様な、いやに涙っぽく、やけな気持ちになっていたのだが、私は口馴れぬウィスキイをグラスに三つも重ねるし、初代も甘いカクテルを二杯ばかりもやって、二人共真赤まっかになって、やや正気を失った形で、それ故ゆえ、大した羞恥を感じることもなく、そのホテルカウンタアの前に立つことが出来たのであった。私達は巾はばの広いベッドを置いた、壁紙にしみのある様な、いやに陰気な部屋に通された。ボーイが一隅の卓テーブルの上に、ドアの鍵と渋茶しぶちゃとを置いて、黙って出て行った時、私達は突然非常な驚きの目を見交わした。初代は見かけの弱々しい割には、心しんにしっかりした所のある娘であったが、それでも、酔よいのさめた様な青ざめた顔をして、ワナワナと唇の色をなくしていた。

「君、怖いの?」

 私は私自身の恐怖をまぎらす為に、そんなことを囁ささやいた。彼女は黙って、目をつぶる様にして、見えぬ程に首を左右に動かした。だが云うまでもなく、彼女も怖がっているのだった。

 それは誠に変てこな、気拙きまずい場合であった。二人とも、まさかこんな風になろうとは予期していなかった。もっとさりげなく、世の大人達の様に、最初の夜を楽しむことが出来るものと信じていた。それが、その時の私達には、ベッドの上に横になる勇気さえなかったのだ。着物を脱いで、肌を露あらわすことなど思いも及ばなかった。一口に言えば、私達は非常な焦慮しょうりょを感じながら、已すでに度々たびたび交わしていた唇をさえ交わすことなく、無論その外の何事をもしないで、ベッドの上に並んで腰をかけて、気拙さをごまかす為に、ぎこちなく両足をブラブラさせながら、殆ど時間もの間、黙っていたのである

「ね、話しましょうよ。私何だか小さかった時分のことが話して見たくなったのよ」

 彼女が低い透き通った声でこんなことを云った時、私は已すでに肉体的な激しい焦慮を通り越して、却かえって、妙にすがすがしい気持になっていた。

「アア、それがいい」私はよい所へ気がついたと云う意味で答えた。

「話して下さい。君の身の上話を」

 彼女身体を楽な姿勢しせいにして、すみ切った細い声で、彼女の幼少の頃からの、不思議な思出おもいでを物語るのであった。私はじっと耳をすまして、長い間、殆ど身動きもせずそれに聞き入っていた。彼女の声は半なかば子守歌の様に、私の耳を楽しませたのである

 私は、それまでにも又それから以後にも、彼女の身の上話は、切れ切れに、度々たびたび耳にしたのであったが、この時程感銘かんめい深くそれを聞いたことはない。今でも、その折の彼女の一語一語を、まざまざと思い浮うかべることが出来る程である。だが、ここには、この物語の為には、彼女の身の上話を悉ことごとくは記す必要がない。私はその内から、後にこの話に関係を生じるであろう部分丈けを極ごく簡単に書きとめて置けばよい訳である

「いつかもお話した様に、私はどこで生れた誰の子なのかも分らないのよ。今のお母さん――あなたはまだ逢わないけれど、私はそのお母さんと二人暮ぐらしで、お母さんの為にこうして働いている訳なの――その私のお母さんが云うのです。初代や、お前は私達夫婦が若かった時分、大阪川口かわぐちという船着場ふなつきばで、拾って来て、たんせいをして育て上げた子なのだよ。お前は汽船待合所の、薄暗い片隅に、手に小さな風呂敷包ふろしきづつみを持って、めそめそと泣いていたっけ。あとで、風呂敷包みを開けて見ると、中から多分お前の先祖のであろう、一冊の系図書けいずがきと、一枚の書かきつけとが出て来て、その書きつけで初代というお前の名も、その時丁度ちょうどお前が三つであったことも分ったのだよ。でもね、私達には子供がなかったので、神様から授さずかった本当の娘だと思って、警察手続てつづきもすませ、立派にお前を貰もらって来て、私達はたんせいをこらしたのさ。だからね、お前も水臭い考えを起したりなんぞしないで、私を――お父さんも死んでしまって、一人ぼっちなんだから――本当のお母さんだと思っていておくれよ。とね。でも、私それを聞いても、何だかお伽噺とぎばなしでも聞かせて貰っている様で、夢の様で、本当は悲しくもなんともなかったのですけれど、それが、妙なのよ。涙が止めどもなく流れて仕様がなかったの」

 彼女の育ての父親が在世ざいせいの頃、その系図書きを色々調べて、随分本当の親達を尋たずね出そうと骨折ったのだ。けれど系図書きに破けた所があって、ただ先祖名前や号やおくり名が羅列られつしてあるばかりで、そんなものが残っている所を見れば相当の武士さむらいの家柄には相違ないのだが、その人達の属した藩はんなり、住居なりの記載が一つもないので、どうすることも出来なかったのである

「三つにもなっていて、私馬鹿ですわねえ。両親の顔をまるで覚えていないのよ。そして、人混みの中で置き去りにされてしまうなんて。でもね。二つ丈け、私、今でもこう目をつむると、闇の中へ綺麗きれいに浮き出して見える程、ハッキリ覚えていることがありますわ。その一つは、私がどこかの浜辺の芝生の様な所で、暖かい日に照らされて、可愛い赤あかさんと遊んでいる景色なの。それは可愛い赤さんで、私は姉ねえさまぶって、その子のお守もりをしていたのかもしれませんわ。下の方には海の色が真青に見えていて、そのずっと向うに、紫色に煙けむって、丁度牛の臥ねた形で、どこかの陸おかが見えるのです。私、時々思うことがありますわ。この赤さんは、私の実の弟か妹で、その子は私みたいに置去りにされないで、今でもどこかに両親と一緒に仕合せに暮しているのではないかと。そんなことを考えると、私何だか胸をしめつけられる様に、懐しい悲しい気持になって来ますのよ」

 彼女は遠い所を見つめて、独言ひとりごとの様に云うのである。そして、もう一つの彼女の幼い時の記憶と云うのは、

「岩ばかりで出来た様な、小山があって、その中腹から眺めた景色なのよ。少し隔へだたった所に、誰かの大きなお邸やしきがあって、万里ばんりの長城ちょうじょうみたいにいかめしい土塀どべいや、母屋おもやの大鳥おおとりの羽根を拡ひろげた様に見える立派な屋根や、その横手にある白い大きな土蔵なんかが、日に照てらされて、クッキリと見えているの。そして、それっ切りで、外ほかに家らしいものは一軒もなく、そのお邸の向うの方には、やっぱり青々とした海が見えているし、その又向うには、やっぱり牛の臥た様な陸地がもやにかすんで、横よこたわっているのよ。きっと何ですわ。私が赤さんと遊んでいた所と、同じ土地景色なのね。私、幾度その同じ場所を夢に見たでしょう。夢の中で、アア又あすこへ行くんだなと思って、歩いていると、きっとその岩山の所へ出るに極きまっていますわ。私、日本中を隅々まで残らず歩き廻って見たら、きっとこの夢の中の景色と寸分違わぬ土地があるに違いないと思いますわ。そしてその土地こそ私の懐しい生れ故郷なのよ」

ちょっとちょっと」私はその時、初代の話をとめて云った。「僕、まずいけれど、そこの君の夢に出て来る景色は、何だか絵になり相そうだな。書いて見ようか」

「そう、じゃあもっと詳しく話しましょうか」

 そこで、私は机の上の籠かごに入れてあったホテルの用箋ようせんを取出して、備そなえつけのペンで、彼女が岩山から見たという海岸景色を描いた。その絵が丁度手元に残っていたので、版にしてここに掲かかげて置くが、この即席そくせきのいたずら書きが、後に私にとって甚だ重要な役目をつとめてくれ様などとは、無論その時には想像もしていなかったのである

「マア、不思議ねえ。その通りですのよ。その通りですのよ」

 初代は出来上った私の絵を見て、喜ばしげに叫んだ。

「これ、僕貰もらって置いてもいいでしょう」

 私は、恋人の夢を抱いだく気持で、その紙を小さく畳たたみ、上衣うわぎの内ポケットしまいながら云った。

 初代は、それから又、彼女物心ついてからの、様々の悲しみ喜びについて、尽きぬ思出を語ったのである。が、それはここに記す要はない。兎とも角かくも、私達はそうして、私達の最初の夜を、美しい夢の様に過すごしてしまったのである。無論私達はホテルに泊りはしないで、夜更よふけに、銘々めいめいの家に帰った。

2021-03-11

海外教育のほうが日本より進んでいるという人たちはOECD学力調査についてどう思ってるんだろうか

どうおもってるの?

そもそも海外教育のほうが日本より進んでいるっていうのは一体どういう点で進んでいるって思っているんだろう?

OECDPISAなんかでは日本は下がったのなんのと大騒ぎされているが、実際の順位はかなり上位だ。プロ野球から草野球までひっくるめた野球全体の、プロ野球リーグ順位がどうとか大騒ぎしている滑稽な感じがする。

そして日本教育は遅れていると大騒ぎするんだが、日本のこういう人が大好きな北欧諸国なんかは別に対して勝っててもいない。2018年で言うと科学リテラシー日本は2位、数学リテラシーは5位、読解力は8位だ。

よく考えてみてほしいんだが、日本教育先進的かって言うとそうではないとも思う。未だにどこか軍隊臭がする。ただ、海外教育が進んでいるっていう人たちは、そういう国々でどんどん貧富の差が広がっていることを受け入れる国民が量産されていることをどう思っているんだろう。

ニュージーランドなんかは貧富の差が広がりすぎてて、貧困層なんか最低賃金上げられたら収入が減る有様だ。この構図は少し考えりゃわかるが、貧困層にはもうどうしようもないとこまで貧富の差が広がってしまった。

かに海外教育は、たまにすごい人を排出するし、その頻度は日本よりも上かもしれない。そういう点では進んでいると言っていい。ただ、海外のそういうすごい人を排出する教育っていうのは、実は「上位数%ばかりに熱心でほかを切り捨てる教育」という側面もある。なので、ごく一部のスーパーマンと他のだめほとんどの人たち、という状況を作っている教育とも言える。

更に言うと、そういうすごい人を排出する教育富裕層に向けて行われており、貧困層向けの教育は読み書きそろばんができりゃそれでいいです程度のことしかできていない。

なので、全体的な平均値底上げを狙う日本みたいな教育と、一部の人(大体富裕層だったりする)のために他の殆どを見捨てる西洋型の教育、きちんとフェアに見比べる必要がある。

2021-02-27

anond:20210227022501

習字そろばんができたら気楽なサラリーマンになれた時代の定年は50才で平均寿命は60代

大卒は2割台、高卒だって7割以下

電気冷蔵庫炊飯器コンビニもなかったから、専業主婦が家庭に1人はいないと毎日ご飯が食べられなかった

事務職サラリーマンになる奴が少なかったか終身雇用年功序列ができたんだよ

高卒ほぼ100%大卒5割以上の時代には物理的に無理

anond:20210227022124

から人材の柔軟な活用

教育によるワークシェアリング

 

むかしは習字そろばんができたら採用されたの

今はエクセルワードがあればどちらもいらないし派遣が10分でこなすの

でもおまえらちょっとしたらえっティックトックもできないの?ユーチューブ実況も無理なの?っていわれるの

2021-02-21

anond:20210221093511

最低限の能力を詰め込むためのものから

読み書きそろばんとはよく言ったもんだ

2021-02-14

入試問題 配点 26点 なぜ、御社デジタル対応すべきか? 伝わる日本語講座

オーシャントリコが1個だけ入っている

港の倉庫

オーシャントリコ 満載の倉庫である YES/NO

ただし、コロナ年末とする 12月某日調査 抜き取り

 

発注日 13月5日

納品日 12月末

 

相手企業からコメント 寄付金領収書添付

 

伊丹十三記念 作品 マルサの男 回答例 生まれ貧乏なので、未開封が入っているなんて、満載だと思った(国籍日本

 

注:そろそろ3月なので、年度末にもう1度お伺いします。せめて箱・・・から段ボール箱・・・つらい・・・

 

だってしょうが無いじゃない

 ↑

努力 せめて、空のダンボールをおいておく努力

このままだと、脱税書類をかかないといけない夢を見た

 ↑

その段ボール箱印刷がすでに人手不足・・・

 ↑

こんなときITだと 段ボール箱ではなくて

エクセル数字だけでなんとかしま

御社デジタル導入しない?

アナログ場合ダンボール箱数えるよ?

          ↑

         最強の防壁・・・でもあるいみ、無敵・・・しょせんデジタルごまかされちゃうからアナログのほうが強いよ・・・ごまかしようがない、それがアナログ

ごまかせるものなら、ごまかしてくれ、段ボール箱の数

エクセル場合は、0をまちがえて1回おおくたたきました コロナで125度熱が合って・・・

 

そろばんだとおばちゃんが間違えることはないけど

エクセルだとうっかり0を1回多く叩いてしまう。それが、デジタルの弱さ アナログ強い

 

そろばんで、おばちゃんが桁を間違える可能・・・vs なれないIT大手の人の説明がおいついていない、急速なリモート導入のため教育が追いつかなかった ←目玉商品

 

リモート対応そろばん いまつくってます初芝電気@島

2021-02-12

anond:20210212124952

そろばんやれ。

あれもパターンで処理したら計算結果が出てくるだけでほんとに四則演算をする必要はない。

覚えるべきパターンは九九より少ないぞ。

2021-02-03

そろばん買えなかったなぁ

だいたいクラスに3人くらいはそろばんが買えない貧乏な家んちの子がいて、先生が貸してた

アルトリコーダーもそう

惨めだったな〜

2021-01-16

anond:20210116171529

アナログ漫画トーンで出来ていると言っても過言じゃねぇレベル必須アイテムだと思うけど。

そりゃペンで書く事も可能だろうけど、それはExcelなしで表作れ、なんだったらそろばん計算しろってくらいの話じゃねぇかと。

2021-01-03

anond:20210103174706

おまえのこと大好きなら浮気なんかせんやろ。冷静に考えろ。

そいつは大して好きでもないおまえと別れるほうが総合的にデメリットが大きいとそろばん弾いとるだけや。

心当たりはあるんと違うか?だから苦しんと違うか?

心底許せんものを表面だけ許したか絶対今後うまくいかへんよ。

なんかで喧嘩して責められるたびに「浮気したおまえよりマシだろ」って思てまうやろ?

だれかとLINEしてるの見るたびにまた浮気してるんじゃないかって疑ってしまうやろ?

そんなん無理やて。信頼関係に入った大きなヒビが完全に修復されることはないんよ。

すっぱり別れてまえ。捨ててしまえ。それも苦しいやろが、そっちのが苦しむ時間は短くて済む。

2020-12-13

anond:20201212094501

ピアノ楽曲弾けたからなんなん?コンピュータである時間にある音がなるようにしとけばいいやん。そろばん計算が早いのと一緒なのでは???

2020-12-11

anond:20201210235521

学力収入もある程度の分布が生じることはしょうがない

大事なのは分布の下位の生徒であっても将来の生業にむけての準備をすること

大学行った方が収入が高くて楽な仕事につけるのかもしれないが、工場エッセンシャルワークだって大事役回り

(そうした職種の人が満足な収入を得られているかどうかは議論が複雑になるので、ここでは触れない)

読み書きそろばんと言われるが、識字と四則演算ができれば最低限の社会人としては十分であるのだ

学力層には、受験のための数学理科ではなく、現業職に就いた場合必要実践的な実習を施すべきではないのか?

地頭が優秀にもかかわらず出自によって低学力層に編入されてしまった生徒は見る人が見れば一目瞭然だし、そういう人を救い上げるのこそ教育の使命なんだから個別対応でいい

行き過ぎた「平等幻想は、左翼党派のスローガンとしては有効だが、最大多数の最大幸福を追求するにはロスが大きい

日本には「貧しからずを憂えず、等しからずを憂う」なんて言っている余裕はもうないんだよ

2020-12-09

anond:20201209174007

その昔上から下まで読み書きそろばんとしつけをした功績はデカいと思うよ

時代の流れに合わなくなっただけで

2020-11-25

anond:20201124171040

少年兵をなぜ作ってはいけないのかという話を思い出してしまった。

少年兵子どもの時に勉強をすることができなくなるから読み書きそろばんができず、大人になった時に戦争が終わったからといって生活必要なそれらの能力が不足しているから結局はまともな仕事に就けないらしい。

少年兵が大量にいる国はそういう大人が大量にいるので、簡単工場勤務すらもままならず、国力は上がらないらしい。

つのことに一生懸命になるのは若者特権だけれど、教養まで切り捨ててそこに振ったらそれを失ったときの末路が悲しいことになるのか。

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