はてなキーワード: 性教育とは
ヘテロ両親から生まれたから自分に関係ない部分のヘテロ価値観を内面化してしまうのはしょうがない。
「みんなちがってみんないい」をしっかりつきつめられないまま大卒と称するあまちゃんな思春期を経ておとなになっちゃうのが困る。
「男にならないと○○ができないから男になりたい」
「女にならないと○○ができないから女になりたい」
このできないと思い込んでる○○、調べると実は大人になれば全然普通に両性が参加できてることだったりする。
あえて子供には見せないだけで。
そして○○が本当にできない立場のLGBTだの病人、障害者からは「持てる者」の傲慢だろう!なんで調べもせずに!と叱られる。
ラジオ「Session-22」書き起こし。https://www.tbsradio.jp/319359
"大学生のデート経験率は過去最低" 草食化とも報道された「青少年の性行動全国調査」その結果から読み取れる本当に大事な事とは?
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荻上:
後半、性教育の方にちょっと話を広げていきたいと思うんですが、今回性教育についてはそもそもどんな調査が行われていて、どんな分析結果が出たんでしょうか?
永田:
まず、どういうことを学習したのか、ということについて質問をしていくというのが継続になってます。
HIV、エイズですねーー先週末イベントでもあったようなーーあるいは妊娠の仕組みとか避妊の方法、性感染症とかいろんな項目に関して、継続的に学校で学習したかどうかというのを聞いて、それがどれぐらい学習した経験を持っているっていう風に回答するのかなというのを見るというのが、まぁ大きいところです。
あとこの調査でちょっと面白いのはクイズをですね、出すんですよ。
教育ってわけじゃないんですけど、性行動に関わるような……例えば「精液が溜まりすぎると体に悪い影響がある」正しい?間違ってる?とかそういうのを7問ぐらい出して、どれぐらい正しい知識を持ってるのかクイズ形式で訊いているって言うのも、ちょっと特徴的なところかなとは思います。
荻上:
アメリカとかでは、偏見浸透率調査みたいなもので、例えば進化論はないと思ってるとか、ワクチンは効かないとか、あえて間違った知識がどの程度広がってるのかみたいなものを調査するってのいうようなことをやったりしてますけれども、今みたいなクイズもとても重要ですよね。
永田:
そうなんですよね。
偏見の度合いというか、どういう風なところに今みんなが引っかかってるのかっていうのが割と分かるというのが面白いとこだなとは思いますね。
荻上:
分かった上で言ってるんだけど、それが結局騙されてしまうということになることもあったりしますし、今言った例えば「体に悪いからマスターベーションしてます」って言ったりすると、ダイレクトに体に悪いわけじゃないよって言われてしまうと言い訳が一個無くなっちゃうんじゃないか、と。
でもまぁ、メンタルには良かったりしますから、どうぞどうぞしてください、ということだと思うんですが、今言ったようなクイズを出しながら色々調査をすると、どうでしょう、推移、変化を感じ取れるような所ってどんなところにありますか?
永田:
そうですね、「既習率」という風に言いますが、どういうことを勉強した経験がありますかっていうことですね。
荻上:
既に学んだ経験率っていうことですね。
永田:
そうです。
学校で以下のようなことについて勉強した経験がありますか、というのを聞いたと。
それを2005年から2017年、今回調査にかけて3回推移を見てるんですけれども、基本的にHIV、エイズ、それから体の仕組み、それから性感染症のあたりは8割バッターぐらいで、まあまあ既習率高いですね。
荻上:
バッターとしては凄すぎますけど(笑)8割くらいということですね。
永田:
それはやっぱり、保健体育の内容なんですよ。
保健体育って試験もありますし、割と1年生くらいの段階で結構しっかり勉強させるところではあるので「学習した経験があります」という風に答えるのが多いというのはありますが、それに加えて学校で勉強したことを折に触れて、例えばニュースとかいろんなとこで触れる機会があると定着しますよね。
ですから、学校での教育ってもちろん大事なんですけども、それに加えての啓発活動とか色々な情報提供ってとっても大事で、だって一回学校で勉強しても忘れるじゃないですか、歴史とか日本史とか忘れますよね(笑)。
荻上:
永田:
荻上:
永田:
南部:
つながっていきますよね。
荻上:
その指摘は歴史学の人たちから「ドラマです!」というのもあるかと思いますが(笑)。
永田:
ごめんなさいごめんなさい(笑)。
荻上:
ただ教科書でちゃんと学んだ上で、あるいは学校で学んだ上で、テレビであえて、じゃないけれども、間違った情報に触れたときに、違う仕方で表現しているな、という風に学べるのか、それともそうしたものから触れてしまって、そう学習してしまうのかは、差が出てくるじゃないですか。
永田:
おっしゃるとおり。
荻上:
これは既習率、つまり、性教育などで学んだ人とそうでない人とで、その後の行動や知識の正答率というものは変わるんですか?
永田:
変わりますね。
正答率が高い人というか、もうちょっとちゃんと分析的に言うと、学習経験が多い人と少ない人ですね。
よりたくさんの項目を勉強しているという人と、必要最低限というかみんなが学習している程度の内容で止まっている人っていうので比べてみると、よりいろんな項目を勉強している人の方がクイズの点数は高いです。
もうちょっと言うと、これ今回の調査の分析では出てないんですけど、前回調査の分析の結果としては、情報源が学校である子っていうのはーー情報源って色々ありますよね?雑誌とかね、ビデオとかねーーそういう子と比べるとやっぱり正答率が高いというのはあります。
荻上:
たとえばリスク行動であるとか、自尊、自己認識であるとか、他のものに対する影響っていうところまでの分析というのはどうなのでしょうか?
永田:
えっとね、自尊感と性教育っていうところはちょっと難しいんですが、もうちょっとなんですけれども、ただ性に対するイメージはやっぱり違いますよね。
つまり性に対して、明るい、とか、楽しい、とか、そういうポジティブなーーまぁ項目いろいろあるんですけどーー今いったような事に関しては、たくさん学習している、いろんな角度から性について学習している経験を持っている人の方が、イメージがポジティブっていうことがあります。
荻上:
それからあの、冒頭でも少し紹介させてもらったんですけれども、あの最初のセックスでコンドームをつけてする人としない人とでは、その後もつけてするかしないかが変わるという話……
永田:
あれ面白いですよね。
それも前回調査の分析なんですが、それは多分今回もそんなに変わってないんじゃないかなというふうに思います。
その具体的な避妊、今とりあえずコンドームの使用なんですけれども、コンドームの使用に関して、まず初交でコンドームを使用していた人っていうのはその後の性交においてもコンドーム使用する傾向があると。
その初交の時にコンドーム使用するかどうかっていうのは「相手のことが好きだったから」ていう風な動機で性交、初交に至った人っていうのは割と避妊もしっかりするっていうことは、そういう道筋があるかなっていうのは分かっているところで見えてきているところですよね。
荻上:
この間の変化としては「セクシュアル・マイノリティについて学びました」という人が6年間で倍増近くしてるということは結構これは重要な変化であると同時に、ただ男女差で見るとマスターベーションについては、男性が5割近く毎回調査で学んだことがあるよって人が多い(注:5割程度「いる」か?)んですけれども、女性の方が2割ぐらいだという事で、こうしたそのジェンダーギャップがでるような項目っていうのも色々ありますよね。
永田:
ありますね。
あともう一つがやっぱりあのクイズの結果もそうなんですが、自分が直接関わるようなこと、つまり女性の場合だったら月経に関する項目なんかは既習率も、学習してその後覚えてるって言うことで既習率も高くなるしクイズの正答率も高くなる。
男性の場合だったら、マスターベーションであるだとか、あるいは精液、精通に関するようなクイズはやっぱり正答率が高くなるというとこでちょっとジェンダーギャップっていうのはあって、私これはちょっと乗り越えたいとこだなと思いますよね。
だってほら、自分のことはわかるけど相手ーー異性愛で想定するとーー相手のことってやっぱりわからないっていうのがあるので、男性は女性のこと、女性は男性のことをもう少ししっかり学習できるようになるといいなぁとは思いますが、まあそういう課題は見えてきますよね、数字の上での。
荻上:
昔は男女別学で、保健体育の時は教室を分けてみたいな仕方で、生理は女性だけが学ぶと。
でも例えば、上司部下の関係で、部下が女性、上司が男性で、生理休暇について無理解だったり、あるいは上司が女性、部下が男性で、上司が体調悪そうにしてることを「なんだよ女は」みたいな形でざっくりと大雑把に暴力的に回収してしまうみたいな、そうしたことがないように、生理とは何なのか、周期とは何なのか、PMS みたいな苦しみは何なのか、とか、当事者のことを知る、っていうことは理解をするためにはまず一歩にはなりますよね。
永田:
そうなんですよね。
あの、今となっては保健体育もテストが共通なので、男女によって既習の内容がもう大きく違うっていうことはだいぶ解消されてるとは思うんですけども、結局学習してもその後定着しなければあまり既習率の数字としてはね返ってこないので、日頃からどういう情報に触れていくかとか、相手のことを知るような努力するとか、そういうところに関わってくるかなとは思いますよね。
荻上:
他にも色々性に関した課題が沢山あるわけですけれども、今日永田さんが「ここが面白い」って言ってくださったポイントっていうのは、要はそこに政策的社会的課題がより濃縮されてるポイントだということになるわけじゃないですか。
そうしたことを踏まえて、これからこの調査を活かした上で、どんな性に関する教育であるとか、発信が必要だという風にお感じになりますか?
永田:
私が思うのは、やっぱり日頃から情報に接するチャンネルを増やすっていうことかなとは思います。
例えばあの圧倒的に多いのは、性に興味がある子はインターネットで調べるんですよ。
その時にどういう風な情報にアクセスできるのかっていうのって結構微妙な問題だなあというふうに思いますよね。
荻上:
思います。
例えばあの YouTube とか子供の重要な情報源になってますけれども、そこで「セクハラ」とかで検索すると、例えばその”芸人の何々が何々にハラスメントしたあの瞬間”みたいなものが違法アップロードされる、お笑いの番組とかで。
あるいはユーチューバーがドッキリと称して誰々にセクハラしてみた結果とか、妹にセクハラした結果、みたいな仕方で出てきて、セクハラを受けた場合、何がセクハラであるのかとかその時の相談先はとか、そうしたものが YouTube だけじゃなくて Google 検索とか諸々出てこないんですよ。
それを変えるための活動とかも今、してはいるんですけれども、そうした点もやっぱり重要ではありますね。
永田:
だと思いますね。
やっぱり教育が果たせる機能ってかなりあるとは思うんですけれども、どうしてもあの教育である以上は一定の基準とか評価の基準みたいなものを持たないといけないので、ともするとパターナリズムに陥りがちなんですよ。
荻上:
こうしろ、とか、こうあるべき、とか。
永田:
それはまぁちょっとそういう風な方向ばかりになってしまうのは、やはり望ましくないと。もちろん教育は教育で一つの大事なチャンネルなんですけども、情報をいろんなところから提供していくことで、より自分にしっくり来る情報に自分たちが主体的に接することができて選ぶことができていく、っていうのが望ましいっていう風なことではあの一番大事かなぁ、ていう風に思いますよね。
荻上:
こうしたその結果が出た時に、メディアで報じる際「こうなってます」だけじゃなくて、これをきっかけに、たとえばもうお昼の番組でもいいんでーー多分結構間違ってると思うんです、皆さんの知識って。土曜日にあったイベントでもコンドームの開け方付け方……。
永田:
ああ、あれねー。
荻上:
あれだけでも正しく使える人の方がむしろ少ないという現状があるということがわかった。包茎の人とそうじゃない人で付け方のポイントが変わるとか、そういったこと知らない人多かったりするじゃないですか。
そういったような事を細かく、そのちゃんとチャンネルを含めて発信していくために、データを活用しながらいろんな現場と繋がっていきたいですよね。
永田:
そうなんですよね。
単に興味本位でいくんじゃなくて、こういう状況だからプラスでこういう情報が必要なんだ、って考えていくってことですよね。
南部:
今夜は社会学者の永田夏来さんをお迎えしてお送りしました。ありがとうございました。
ありがとうございました。
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ラジオ「Session-22」書き起こし。https://www.tbsradio.jp/319359
"大学生のデート経験率は過去最低" 草食化とも報道された「青少年の性行動全国調査」その結果から読み取れる本当に大事な事とは?
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"大学生のデート経験率は過去最低" 草食化とも報道された「青少年の性行動全国調査」その結果から読み取れる本当に大事な事とは?
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荻上:
あの、草食化と言われた時に、性に興味がない、みたいなイメージがつきやすい所はあるんですけれども、たとえばこうした性行動調査ですから、マスターベーションについてもずっと調査されているわけじゃないですか。
そのあたりの結果というのはどうですか?
永田:
あのですね、精通年齢が遅くなっているというのは言われてるところではあります。
荻上:
はじめて射精するという。
永田:
そういうことですね。
精通年齢っていろいろあるんですけれども、あのー、なんていうのかな、あのー、ねぇ、あの、ん、ん、ゆ、む、まぁ夢精とか、そういう風に特に自分で何かしてるって言うわけじゃないけれども経験するっていうのもあるんですが、やっぱりそのいろんな情報に触れて自慰行為をすることによって射精に至るっていうこともあるんです。
ところが社会の関心、社会が変化していって、また本人の関心も薄れていったことによってそういう性的な情報にアクセスしなくなっていくので、そうするとあの自慰行為をするっていう頻度も遅くなり(ママ)、結果精通年齢も遅くなるっていう事があるんじゃないのという風にはまぁ言っているところではありますが、もうちょっともう少しきちんと数字見ていかないとはっきりは言えないんですけれどもね。
荻上:
そうですね。
ここであの、メディアとして注目すべきは、たとえばスマホなどが普及して、性の情報が氾濫して、結果としてみんなまぁ例えば性に積極的になって……みたい話があったりするわけですけれども、それは少なくともそういうわけではないよ、と。
ただ、他方で変な情報が氾濫してるから性教育が必要だよ、という方についてはそれはそうだよねみたいな仕方で、巷に流布してるなんとなくの、まぁ性に関する思い込みというものを、一個一個否定したり、あ、そこはそうだねと言ったり、ってことが繰り返されなくてはいけないということになりますね。
永田:
そうだと思いますね。
この非常に面白いところは、そのセクシャリティに関する事柄ってやっぱり身体が伴っているから、なんかこう自然なことだとかね、なんかある程度の年齢になったら誰でもそうなるとかいう加齢効果として考えがちなんですけれども、やっぱり社会文化的な文脈っていうのがかなりあるので、そこをまぁうまく考慮に入れながら、その身体的なところと社会文化的なところをうまく分けられるものならちょっと整理しつつ見ていくっていう風なことになっていくかなとは思います。
荻上:
そうした中でですね、今回本当に色々な調査が行われていて、今はまぁよく注目されがちなセックスであるとかそれに対する関心について触れたんですけれども、永田さんが他の部分で注目をした調査結果というものはあったりしますか?
永田:
そうですね、その性的被害のところとか数字でちょっと出しにくいんですけれども、でもまぁ調査をしていくことによって、まぁ様子がだいぶ見えてくる。
性的被害に関する調査っていうのはあんまり無いんですけれどもまあちょいちょいやられていまして、今回のこの調査も他の調査とだいたいまあ合致するような感じで数字が出てきたというところでは、まぁやってよかったなという風には思います。
荻上:
永田:
たとえば性的被害で「付き合っている人以外からの性的被害の推移」っていうのがありますけれども、これで見てみるとあの男性ですね、「言葉による性的からかい」っていうのは2011年だと0.5%でまぁ少ないんですよ。
荻上:
はい。
南部:
はあー。
永田:
で、大学生だと2011年で0.7%が(2017年では)5.5%で、うーん、100のうちの5.5は少ないっちゃ少ないんですけど、でもまぁ増えてはいると。
荻上:
これは加害が増えてるのか、それとも被害に対するアンテナが高くなってるのか、というような議論も必要になってきますよね?
永田:
今その話をしようとしたところで(笑)、おっしゃるとおりなんですよ。
特にたとえばドメスティックバイオレンスなんかもそうだし、虐待なんかもそうなんですけど、認知が高まると被害の訴えが多くなる。
南部:
永田:
そうそう、そういうこと。
そういうのは見えないものから見えるようになるっていう風な言い方で表現するんですけども、今まではその概念自体がみんな知らなかったから、ひどい目にあっててもーーセクハラとかそうですよねーーなんかやだなと思いながらもなんて言ったらいいのか……
南部:
すごいもやもや……
永田:
もやもやもやーっと。
だけど「セクハラ」っていうんですよそういうの!嫌って言っていいんですよ!と言われると、「あ、そうか」といって言うようになる、と。
で、そういうことがこの男子の被害の上昇の背景にはもしかしたらあるかもしれないというのはあると思います。
荻上:
セクハラという概念が広がる、あるいは #MeToo とか、あるいは教育などによって、そうしたことがノーと言っていいものだという風に知るというようなことが、この数字を上げているんじゃないかということもあるわけですよね。
永田:
可能性としてあるということですね。
荻上:
僕が気になった分析、クロス集計なんですけれども、気になったものが「付き合ってる人からの被害経験」これがまあ特に多いわけです。
付き合ってない人からの被害というと痴漢の類とかが多かったりするんですけれども、でも付き合っている人からの被害という観点からすると、やっぱり例えば性的誘惑を無理矢理されるであるとか、性的行為を強要されるであるとか、そうしたものに関しては、知らない人にされるよりもダントツで身近な人にされることが多いわけですね。
これはあの犯罪統計などでも元々そういう風な傾向というのはあるわけです。
そうしたようなデータがあるということを前提にした上で、例えば付き合ってる人からの性被害経験と本人のジェンダー規範のクロスを取ったところ……
永田:
あれ面白いですよね。
荻上:
被害経験がある人は被害経験がない人よりも、例えば「男性は女性をリードするべき」だとか「男は働き女は家庭を守るべきだ」という価値観が、若干であるけど高めということになってるんですね。
被害に遭う人がある種ジェンダー規範、男は男、女は女っていうような思いが強いと。
で僕はこれを見た時に呪われてしまってるのかなと。
つまりそのノーと言い難いような価値規範というものに染められているが故に、その被害というものに遭って言いにくくて、あるいは断りにくくて、みたいなことにさらされやすくなってしまってるのかなと思ったんですけど、永田さんはどういう風に思いました?
永田:
今の説明は、ドメスティックバイオレンスの説明に全く当てはまることをなんですよ。
DV 被害がどうして表に出にくいかっていうと「男の人っていうのは多少荒々しいぐらいの方が頼もしいんだよ」とか「男ってのはそんな感情がうまく表現できないからちょっと腕っぷしに頼っちゃうものなんだよ」っていうジェンダー規範があると、その被害に遭ったとしてもそれを告発しにくい。
男ってそういうものだからなんかそういう彼を愛さなきゃ、みたいに思っちゃって、言えない、と(笑)。
そういうことがずっと言われてきてたわけなんです。夫婦間の暴力の話ですけれども。
その構図が今度は交際のところにも降りてきていて……
荻上:
永田:
そうそう。
男は男らしくあるべきだっていう期待を持っている人っていうのは、そういう人間関係に身を置きがちなので、そうすると男らしさの間違った発揮というかーー私そういうのは男らしいとは思いませんけどーー鍵括弧付きで「男らしさ」の発揮であるところの、暴力とか強引さみたいなものにさらされやすい環境に身を置くっていうことはあり得るとは思います。
荻上:
これ実は、男性でも女性でも同じ傾向があって、男は男らしくという風な価値観を信じてる人は、女性などから性暴力被害を受けたーーこれ相手が書かれてないので、同性間暴力の可能性ももちろんあるんですけれどもーーそうした時にノーと言うのは男らしくないであるとか……
南部:
あ、そちら側にも働くわけだ。
荻上:
被害に遭うこと自体が恥ずかしい、女性だと例えば処女幻想などで自分の貞操が傷つけられたから言ってはいけないという形になるわけですけれども、男性の場合それが沽券に関わるから言ってはいけないみたいな形で、双方にとって被害を受けた場合に告発しにくかったり、あるいは被害を受けるような段階までノーと言えない状況に追い込まれてしまうであるとか、そうしたものが見えてはきますよね。
永田:
そうなんですよね。
DVなんかの調査だと男性は被害件数一定数あるんですけど「人に言えない」がものすごく高い。
やっぱり今おっしゃってくださったような、そのジェンダー規範も内面化しているから、女の人から多少言われたぐらいで、なんかいちいち取り上げるなんて男らしくないとか、そういうことを考えてしまって、その被害を言えないとか、被害自体を認めたがらないとかね、そういう風な構造に男性の方も陥ってしまうと。
まさに呪いですよね。
そのジェンダー的な規範の呪いって女性の方ばっかり強調されがちなんですけど、男性も同じように巻き込まれているっていうところが、数字である程度出せるっていうのは面白いところかなと思いますね。
荻上:
ということから振り返って、さっきの性被害の推移を見てみると、女性より男性の方が被害は少ないんだけど、ここ6年間で申告件数が増えていると。
もしかしたら、まだまだ男性の方が言えないっていう部分と、女性の方が言えないっていう部分が項目によって違ってる結果、これから続けていくことによって数字が増えていくかもしれない、増えていくと結果、分析の対象が広がることになるので、何が彼ら彼女らをそうさせてるのかっていうのがもっと見えてくるかもしれないという意味では、さらなる継続調査というものが、これやっぱり求められますよね。
永田:
そうだと思います。
継続調査の強みで、いま少ないからといってやめない、ってことです。
続けていくことで、減ったら減ったでねーーもしかしたら減るかもしれないんですけどーー増えたら増えたで、また追加の分析のしようがあるっていうところが面白いところですよね。
荻上:
さて、分析などを続けていきたいと思いますが、いったんお知らせ。
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ラジオ「Session-22」書き起こし。https://www.tbsradio.jp/319359
"大学生のデート経験率は過去最低" 草食化とも報道された「青少年の性行動全国調査」その結果から読み取れる本当に大事な事とは?
内容はビッチの体験談なのだが、全員がイキイキしてて充実している感がある(1名は薬のせいだったのかもしれないが)
貞操観念が無さすぎるのも駄目だが、今はむしろ厳しすぎ。もちろんAIDSや性病の蔓延を防いでいる良い面もあるが、反面、性教育もタブー視され、避妊の技術についても発達していかない
中盤以降の童貞ADの童貞卒業企画でも貞操観念の高さは見えてくる。所謂パリピな一般人に果敢に突撃していくのだがヤラせてはくれない。長い時間付き合って、仲良くなって、挙げ句には恋人になって初めてヤラせてくれるのだ。パリピの癖にだ。何のパーティーだ
一方、番組に出演するビッチは何の考えも無くヤラせてくれそうになる。そこに大した思慮は無い。彼女ら自身が言っていたが、お互い楽しいから良いのだ。恐らく避妊についても対策していると思う。彼女らにとってはスポーツやゲームなのだ。いきなりボールを渡されて「ではサッカーやれ」言われるような一般人とは違う。プロなのだ
最新作で童貞ADは流れ星・瀧上の奥さんにお願いするが、最終的に彼女は「あと数杯お酒飲んでたらヤッてた」と言い、キスや股間にタッチはさほど嫌がらずに行っていた。もちろん演出なのか、ビッチというより瀧上家のマンネリ化の影響なのかは分からないが、人妻だけど(恐らく避妊さえすれば)他の男とやっても良いかなって思えるのは素晴らしい。自分も既婚者なので瀧上の嫌がる気持ちも分かるが、正直知らなきゃ無いと同じで、後腐れ無ければ良いと思う
もちろん国民総ビッチ化なんてエロゲーみたいな社会にはなってほしくはないが、トイレでゴム売るような欧州レベル、Hまでのハードルを数段下がってほしいとは思う。そんな社会になる助けにきっとならない番組だが、ぜひ見て欲しい。
ちなみに、つけっぱなしにしておくと元KAT-TUNの田中聖を見た後に、バイブを入れて日常生活(男ver)を見れるのでオススメ
これからは首に「私は嫌儲とはちまに踊らされる情弱はてブ民です」って書かれた板かけとけよ
quick_past そもそもセックスのなにがあかんのだろう。普段、あれほど性を否定するな、性を規制するなと言ってる人たちが、これだもんなあ。
zire はあ…あまりに馬鹿馬鹿しくて言葉にならない。性教育の重要性は勿論だけど、結局は「性的嫌がらせ」が大好きという人格の問題が大きいと思う。これだけ情報溢れる社会で「知ろうとしない罪」はそんなに軽くない。 医療
mukudori69 確かにな…2次元の性強調表現を礼賛しその規制を疎む人と、声優さんの当たり前の性行動(生理管理、恋人を作る、結婚する)を叩く人ってある程度被ってる気がする/叩いてなくても話題にする時点でなんで?感あるわ
hajimechan0323 女性の生理は悲しいが男性にはなかなかわからない。出産同様に味わったら悶絶するんだろうな。叩いてる男性は私からみても基地外の部類だと思う。
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kingate アイツラに通じるわけがない。
kori3110 そんなんで叩く人がいるという事実に衝撃を受けた。「セックスはしたいけど女性の体の仕組みには興味ありません」なんて通るか、と思う。そういう知識にアクセスする術を封じた国の教育のありようも問い直されるべき
poyopoyojinsei 多分この炎上騒ぎ?のおかげで、「本当に知らない人」って存在するんだなと実感した。性教育の失敗例?準備ができてないと、服や椅子を汚したり、生理痛で思うように活動できず予定が狂ったりするものなんです 女性
nlogn 「今日はダメな日なの」と拒否された人たちなのでは。あるいは「今日は大丈夫よ!」と2次元が言うストーリーしか思いつかない人か。
pon_pom 二次元オタクのエロ至上主義と処女信仰がなぜ喧嘩しないのかというとどちらも女性性を支配したいという欲求から来るものだからなんだろうな。
superabbit ルナルナ程度で叩く人って中学生くらいまででしょ。保健体育の教科書をエロ本扱いしてるレベルの。さすがに大人でこれは頭痛い。
はてなブックマーク - 「きちんと管理していることで叩かれるなんて…」生理日予測アプリの“中の人”が思うこと
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ダサいやつなんだろうけど、そんな男は大量にいるし
はてなブックマーク - 子どもの感性は、「性的なコンテンツ」一つで悪影響を受ける程脆弱なんだろうか | Books&Apps
http://b.hatena.ne.jp/entry/s/blog.tinect.jp/?p=54225
ここのブコメ、なんでこんなアホばっかなの?
子供にAV見せろなんて極端な話してないじゃん。
んで、なんで性的なコンテンツにだけみんな有害だー有害だーって過剰反応するの?
名探偵コナンとかだって、人の殺し方を毎週提供してるじゃん。そっちはなんで誰も規制しろって言わないの?
バトル系漫画になんで暴力行為を呼ぶから規制しろって言わないの?
あげくには「正しい性教育」?
そっちのがよっぽどクソみたいなディストピア社会に思えるんだけどな。
そんな無菌社会で18歳になったらさあ発情して子作りしましょうって、人間はパンダじゃねえんだぞオラ!!!
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が俺の文意だよぉ!
ていうか、本文中の「AVレベルの話をしてるんじゃない」って文脈から
そのぐらいは読み取ってくれよぉ!!
今のファンタジーエロがエロとして認められるためには現実の性教育が不可欠なものである、というのは確定として。
じゃあ、エロを公共の場に留めておきたいゾーニングすら反対の表現の自由戦士達は、性教育の普及に対して何か訴えていたか?
順番的には、まず正しい性教育が行き届いてからはじめて公共のエロが許されるんじゃねーか?性教育のせの字も無い2018年日本で差別意識モロ出しのエロをのさばらせてるのは全く順序がなってねーんだよ。
クソのまま矯正されず大人になったら、いくら大勢の圧倒的多数の女が「ガシマンは痛い」だの「生理は気持ち良いことでは無い」だの「胸は揉まれても痛いだけ」だの訴えたところで、そうじゃない女もいるの一辺倒で聞きゃしねえ。