はてなキーワード: 寅さんとは
映画「男はつらいよ」シリーズには笠智衆演じる「御前様」なるキャラクターが出てくる。〇〇上人と呼ばれる僧侶で、幼稚園経営者だ。
「御前様にお話を伺ってみよう」
となる。
昭和40年代くらいまでは、下町のような「非ニュータウン社会」では、そういう賢人畏敬文化があったわけだ。「キテレツ大百科」におけるベンゾウさんみたいなものである。
三重県伊勢市において、地元団体、ボランティアが地元の農業河川に鯉200匹を放流すると言う暴挙を行った。
「鯉のいる川が自然豊かな川だ」
と思い込んでの愚行である。映像を見るに、20人くらいはいる。それを好意的に報じる地元メディアによる映像もあるわけだから、メディアスタッフも最低2人はそこにいたのだろう。
それだけの人数がいて、誰1人、遺伝子汚染や外来種放出の危険性を知らなかったわけである。
こう言ってはなんだが、相当に偏差値が低い集団である、とみなして差し支えないだろう。
むかしは、そう言う人たちも、事前に「御前様に聞いておくか」とやっていたからそう大過なく過ごせていたのではないだろうか。
一流とされるような大学を出た人なら「絶対に」と言っていいほど常識の知識の水準であるから、鯉放流団体の人たちに自分たちの無知蒙昧さの自覚と謙譲があり、市井の知識人のサポートがあれば、こう言うことにはならないはずなのである。
この一件は、三重県伊勢市と言うごりごりの「田舎」においても、伝統社会が完全に崩壊していることを示した。既に御前様はいなくなり、寅さんたちには自信満々の無知の無知だけが残った。
パワハラで追い詰められて…という痛ましいニュースを見るたびに、
気の毒に思う一方で、なぜそうなるまで辞めなかったのだろう、と疑問に思ったことは誰しもあると思う。
自分もその一人だ。
10人以下の小規模な会社で上司=社長という環境だから逃れようもない。
会うたびに自分の愚痴に付き合わされる友人たちは、そんなに嫌ならなんで辞めないのかと呆れ顔だった。
補充要員で採用された新人は入社時は陽気な人だったのに見違えるように陰気になって
新人の愚痴を聞き、自分と同じような道筋をたどっているのをみていると
やはり、なぜこの人は辞めないんだろうと考えてしまう。
パワハラにあっている人は良かったら読んで欲しい。
メンタルを病んでしまう前に、逃げる決心をする後押しになったらと思う。
パワハラの内容や具体的な理由については本題ではないので触れないけれど
【辞めなかった理由1】自分が仕事ができないせいだと思っていた
正直これはあると思う。
仕事ができないからパワハラを受けている、仕事が出来るようになればパワハラにあわずに済む、と考えて必死に努力してきた。
10年いる間に実力もつき、それは社長も認めていたが、だからといって自分が怒られ役ポジションであることには変わりがなかった。
自分の職務は専門職になるのだが、社長から「仕事(専門職)ができるから我慢してつきあってやっているんだ」と言われて「は?」となった。
10年働いている間には、仕事ができなくて自分以上にいじめられている社員もいたが(1ヶ月で退職)、
非常に優秀な社員もいた。
ところが優秀なら優秀でまた気に入らないらしく、社長は陰で他の社員にその社員の悪口を言っていた。
優秀で付け入る隙がないし、自分に自信があって叱責を受けても動じないのが気に入らないようだった。
その様子をみて、なーんだ、優秀だからといって認められる訳じゃないんだ、とバカバカしくなった。
その優秀な社員も3年位在籍して辞めた。
ぶっちゃけそれだけ優秀だったらこの社長の下で我慢して働く理由はないしね。
【辞めなかった理由2】良い時もあった
それほどでもない期間もあって、そんな時は「あれ、いけるかも?」という気持ちになってしまう。
例えば自分の関わっている仕事がメインストリームから外れて社長の意識が他の仕事に向く時、
パワハラの対象はそっちのチームになって自分は怒られなくなる。
あと新人が入ってくると、だいたいそっちが怒られ役になるのでその間は自分は怒られない。
怒られ役は常に一人で、社長の気分や仕事の状況によって常に変わっていった。
自分が怒られ役から外れると、それが自分の努力や工夫によるもので
でもそれは幻想で、時間がたてば怒られ役のポジションは必ずまた戻ってきた。
【辞めなかった理由3】社内に味方がいなかった
間違っていることは間違っていると社長にはっきりと意見を言う社員は壮絶パワハラに合うか、
残っているのは何を言われても「はい、わかりました」と答える選り抜きで従順な社員ばかり。
みんな一様に無言で無表情だった。
相談に乗ってくれる相手も「あなたは悪くない、おかしいのは社長だと」言ってくれる人もいない。
黙って見ているお前らも同罪だよと今は思っている。
自分がいなくなったらこの中の誰かが怒られ役ポジションになるんだろうな。
【辞めなかった理由4】誰もが怒られているわけではなかった
えこひいきがすごかった。
誰もに対しても理不尽に怒りまくっているならそういう人間なのだと諦めがつくのだが
自分や他の怒られ役に対しては怒っても、お気に入りの社員には怒らずにチヤホヤしている。
お気に入りと笑顔で冗談を言い合って、クルッと振り返って自分には叱責。
それを延々とやられると、社長とうまくやっていけない自分がどこかおかしいのだろうかと考えてしまう。
お気に入りの社員がミスをした時は、ミスをしないように気をつけてあげなかった自分のせい、
お気に入りがタバコの不始末でボヤを出したときでさえ、笑ってお咎めなしだった。
お気に入りはお気に入りで、ずっと社長からえこひいきされているうちに
確かに自分は正しい、自分がミスしたのはアイツのせいだと思うようになっていったように思う。
最初は普通に仲良くしていたのだが、最後の方は必要事項のみチャットでやりとりするだけの関係になった。
実際に仲良くしているのを見ると何故か気に入らないようだ。
大体片方にランチなどをおごって、仲良くしている相手の悪口を吹き込んだりしていた。
【辞めなかった理由5】持病があった
身バレするので詳しくは言えないが、入社後すぐに持病が発覚し、
闘病しながらの勤務が続いた。
社長も「こいつなら何をしても辞めない」と思っていた節もある。
病気から回復し、健康状態が良くなるにつれて精神状態も健全になった。
辞めると伝えた時に、社長からは「病気の時あんなに良くしてやったのに」と言われた。
もちろん感謝はしている。
でもそれを言われた時、映画の寅さんの「それを言っちゃあおしめえよ」というセリフが頭の中を流れた。
病気のことで恩を売るやつはプライベートでも仕事でもいらない。
【辞めなかった理由6】他では雇ってくれないと思っていた
思っていたというか思わされていた。
社長からはことあるたびに「(今回の仕事はうまくいったけど)それは俺のサポートがあったからだからね」
と言われ続け、繰り返し言われるうちに自分でもそうだと思いこんでいた。
年齢的にもかなり高いので、ここを辞めたら再就職は出来ないと思っていた。
仕事の特殊性や業界の人手不足もあって、一ヶ月ほどで採用が決まった。
多くはないがスカウトもいくつかあった。
10年近く続けて、正直このままずっと定年まで頑張るつもりだったのだが
思ったよりも精神的なダメージが大きいことに気づいて辞める決心をした。
辞めると伝えた時、社長が「君は役にたたないけど辞められたら困る」と慌てふためいているのを見て
なんかダッセーと思ったら洗脳が解けた。
逆に「なんかもしかしていじめられていたとか勘違いしてない?そういうの困るんだよねー」と言われた。
増田の言葉からは「言われたことをちゃんとやったのに見返りがない」という受動的、奴隷的な思考を感じる。
扶養される立場の子どもや小中高の学生だったらそれが一番権力者にウケがいいけど、実社会に出たらそんな奴チャンチャラおかしいとされるじゃん、実際。
やりたい事やって周囲に迷惑をかける人間の方がまだ受け入れられる。
「言われた事やったのに社会はなんで助けてくれないんだ!」と自己憐憫に浸る引きこもりより
実家に帰る度に愚痴られるフーテンの寅さんの方がまだ社会に受け入れられる。それが現実。
上野千鶴子の言ってることは「30代の頃の水木しげる」や「成田悠輔の父親」を潰すようなもんで、それに対しては「うるせーバカ」っつってしぶとく生きればいい。
あの女の机上の話をまともに受け入れる必要はない。
歴史言語学についてはまったくの素人だけど、最近話題になった「日本語の原郷は「中国東北部の農耕民」 国際研究チームが発表 | 毎日新聞」(はてブ)っていう記事の元になったロベーツらの論文(Robbeets et al. 2021)を読んでみたよ!
トランスユーラシア大語族の系統関係、ちっとも証明されてなくね?
著者のロベーツは過去に著書(Robbeets 2015)を出版して、そちらでトランスユーラシア大語族の系統関係を証明したとしているようである。残念ながら増田はその著書を読めていないので、著書の方では厳格な比較言語学的手法で系統関係が証明されているというなら恐れ入谷の鬼子母神でシャッポを脱ぐしかないのだが、正直言ってめちゃめちゃ怪しく見えるよ……この論文では農業関係の語に絞って借用も含めた系統が論じられているんだけど、正直かなり無謀な気がするし、なんでこれでトランスユーラシア大語族が証明された扱いになってるのかちっともわからん。さすがに著書の方では基礎語彙の対応に基づいた議論してるんだよね? うーん……
細かいツッコミになるけど、論文のSupplementary Informationで、お米を表す「まい」という語について論じている。著者らは琉球祖語に*maïを再建するんだけど、そこから派生した語形として与論語のmai、沖縄語のmeeやmeと並んで奄美語のmisiやmiisɨを挙げている。いやいやどう考えても後者は「めし」の転訛だろ(標準日本語のエ段に対応する母音は琉球諸語だとしばしばイ段になる)。まさかとは思うけど「まい」と「めし」の区別がつかないで日琉語の系統を論じてるの?
(追記:「それそもそも呉音じゃね?」というid:nagaichiさんの指摘を受けて追記。この論文ではちゃんと「The Chinese loan morpheme is also found in Sino-Japanese mai and entered Proto-Ryukyuan as *maï ‘rice’」と書かれていて、漢語からの借用語であることは前提になってます。これは日本語の「早稲(わせ)」が朝鮮祖語*pʌsalから来てるんじゃね? っていうことを説明してるパートに付け足された部分で、借用語であることが誰の目にも明らかな「まい」に言及するのは蛇足じゃねーのと思うんですが……)
っていうか日琉祖語や琉球祖語の「土」が*mutaになってるけど何これ? *mitaじゃないの? 日本語の方言形にmutaがあるから*mutaを再構したのかな? でも先行研究(ヴォヴィン 2009: 11)で指摘されてるように祖語形は*mitaだよね……(cf. 八丈語mizya)(なお標準語「つち」は先行研究によれば朝鮮語からの借用語)
さらに、著者は3年前の論文の中でトランスユーラシア大語族の系統を推定しているが、その系統樹では、南琉球語群(先島諸島の諸方言)のうち、まず八重山語が分岐して、次に宮古語と与那国語が分かれたということになっている(Robbeets and Bouckaert 2018: 158)。……なんていうか地図見ておかしいと思わないのかな。もちろんそんな分岐は絶対にありえないと言うことはできないけど、こんな分岐はこれまでの琉球語研究で提唱されたこともない。もっと言えば、ウェイン・ローレンス(2000; 2006)の言語学的な研究によって、宮古語には見られない改新を与那国語と八重山諸語が共有していることが明らかにされている(つまり南琉球祖語がまず宮古と八重山に分かれ、八重山祖語から与那国語が分岐したと推定される)。大丈夫? 日本語の先行研究ちゃんと読んでる?
余談。本論文はやたらと琉球諸語から例を引っ張ってきてるけど、個人的には「本土日本語」は側系統であって琉球諸語は薩隅方言と姉妹関係にある南日本語派の一分岐だという五十嵐陽介(2021)の分析が妥当だと思うので、根本的に日本語と琉球語を姉妹群とするかのような系統樹には納得できないんだよな(ちなみに五十嵐の研究は活字になったのは今年だけど5年ほど前から活発にあちこちで発表されててレジュメはresearchmapで誰でも読める状態だった。まあプレプリント以前の発表原稿の段階のものを引用しろというのは酷だと思うのでロベーツが参照してないのは仕方ない)。考古学的・人類学的証拠からは、琉球列島へのヒトや言語の流入が比較的遅いことが推測されるけど、その頃にはとっくに日琉語は複数の系統に分岐してるはずなんだから(cf. 『万葉集』の東国語)、琉球語が日琉祖語まで遡る古い系統か? っていうとどう考えても違うわけで。
ロベーツらの研究が依拠しているソースの1つに、セルゲイ・スタロスチンというロシアの研究者による語源辞典がある。しかしこのスタロスチンという研究者は、日本語が「アルタイ語族」に属すという証明のために色々と強引な当てはめをやっているのだ。アレクサンドル・ヴォヴィンは、スタロスチンがいかにテキトーなことを書いているか検討している(Vovin 2005; ボビン 2003: 19–26)。たとえば、スタロスチンは日本語に基づいてアルタイ祖語に*u「卵」を再構するのだが、これはどう見ても「卯」と「卵」の取り違えである。また、スタロスチンは日本祖語に*situ「湿っぽい」を再構するが、「湿」をシツと読むのは音読み(=漢語からの借用)であることは説明するまでもないだろう。こんないい加減な「語源辞典」を使って日琉語の系統を論じるってかなり勇者だと思わない?
(っていうか、スタロスチンをはじめとする「アルタイ語族」説の支持者、与那国語で標準語のyにdが対応する(cf. duru「夜」;dama「山」)のを祖語形の残存だと主張してるのか(Vovin 2010: 40)。思ってた以上にやべーな)
案の定、ロベーツの著書も他の研究者からボロクソ言われているようだ。ホセ・アロンソ・デ・ラ・フエンテは、彼女の著書に対する書評で、「Throughout the book there are inconsistencies which may stem from a lack of familiarity with the languages involved and their scholarly traditions」(Alonso de la Fuente 2016: 535)として、彼女の満洲語転写が実にテキトーであることを指摘している。前述のヴォヴィンはさらに辛辣なことを書いている(Vovin 2017。出典表記は省略)。
The recent attempts to prove that Japanese is related not only to Korean, but also to the “Altaic” languages fare even worse. In spite of the devastating critique that has been leveled at these quasischolarly publications, they [Starostin and Robbeets] still continue to sprout like mushrooms after the rain, greeted, of course, by yet another round of devastating critique...
こんなこと書かれたら僕だったら泣いちゃうな……
なおこの論文、朝鮮祖語の再建にも問題があるらしい。以下の連ツイを参照>https://twitter.com/ian_joo_korea/status/1458706979870838788。
増田は素人なので確信を持って間違いだと言い切ることはできないけど、論文全体から信頼できない香りがプンプン漂ってきてる。
考古学とかそういう方向からの考察は知らんけど、言語学的な根拠については賭けろと言われたら間違ってる方に賭けるね。
(追記:こっちの増田→anond:20211121201022も見てね)
このへんの言語史については、古代の朝鮮半島には幅広く日琉語(大陸倭語;Penninsular Japonic)が分布してたんだけど、北方から朝鮮語話者が進入してきて言語が置き換わった、という説(Vovin 2013)が個人的には面白いなぁと思う(大陸倭語については、Vovin 2017; 伊藤 2019; 2021も参照)。いや、素人の考えだからひょっとしたら大間違いかもしれないけど。ただ、仮に大陸倭語の存在を認めるなら、日琉語の故地(Urheimat)が列島の外にある可能性もあるわけで、故地をめぐる議論どうしようかっていう議論は生まれてくるところだと思う。
あと、この増田で「標準語」って言葉を使ってるのにツッコミが入るかもしれないけど、国が言語の規範を決め全国に普及させているというのを無視して「共通語」と呼ぶのは国家による言語政策の権力性を覆い隠すから良くないと思うので「標準語」と呼ぶ派です。
著者のRobbeetsさんの名字を「ロッベエツ」と書いてる新聞があったけど、日本語表記するなら「ロベーツ」じゃない? ベルギーの研究者らしいけど、bが重なってるのは詰まって読むこと(促音)を示してるんじゃなくて、その前にある母音が短母音である(「ローベーツ」ではない)ことを示すためのものでしょ、オランダ語的に考えて……。
それにしてもマンチュリア(いわゆる満州)を「中国東北部」と呼ぶの、ヤウンモシㇼを「日本北部」と呼ぶようなもので、先住民族である満洲人の存在を透明化し漢人の入植を自明のものとする植民地主義的な用法だから政治的に正しくないと思うんだよな。ちゃんとマンチュリア or 満州と呼ぶべきでは。
A. スプリンターズSではダノンスマッシュ、秋華賞ではユーバーレーベン、菊花賞ではステラヴェローチェ、天皇賞(秋)ではコントレイル、エリザベス女王杯ではアカイトリノムスメの勝利を予想していました。マイルCSではグランアレグリアに賭けてます。ジャパンカップは今度こそコントレイルが勝つはず。
niwaradi そもそも著者が多く日本の大学の学者が共著者に10人以上いてNature編集部とレビュワーも賛同したはずなので学会で揉めてる分野なのかな?日本語朝鮮語の共通祖先はどこかにあると思うが。
共著者が多いのは、色んな分野にまたがって調査してる理系の論文だとよくあることだと思います。Natureは基本的に理系の雑誌なんで言語学みたいな文系領域の事情にはあんまり明るくなかったんじゃないでしょうか。ちなみにその「日本語朝鮮語の共通祖先はある」って考え方にめっちゃ反対してるのが本文で言及したヴォヴィンです。最新の論文(Vovin 2021)では日本語の起源は「アルタイ語族」じゃなくてオーストロアジア語族だーって気炎を上げてます(ほんとかよ)。
大野晋の日本語タミル語起源説はただのトンデモです。結論どうこうじゃなくて方法論の時点でおかしい。詳しくは長田(1998)や山下(1998)を参照してください。
c_shiika 令和の騎馬民族征服王朝説だったか…… / ウマ増田さんはウマの記事もちゃんと増田に投稿するべきだと思うの
手持ちのジュエルを全部つぎ込んだけどメジロドーベル引けませんでした!!1!(代わりにすり抜けでナリタタイシンが来た)
マジレスすると
1本じゃ使い切れる量じゃ無かったから
ああも量産されたわけ。
当時ほとんどなかった地域のフィルム・コミッションも役所の観光課が担ってて
だから結構制作費的な面で潤沢だったから相当シリーズ作れたんだって。
今フィルムコミッションが各地にあるのは
寅さんって生きてるだけで辛かったんか…