はてなキーワード: マリッジブルーとは
タイトルそのままなんですけど、旧友が結婚してどういう感情を抱いているのか分からなくなったため書き込みました。まあ書いたらすっきりしたんでもういいんですけどね。あとはじめて書き込むので勝手が違くても許して。
友人Aが結婚した。その知らせはあまり親しくはない同級生からのものだった。
学生時代、彼女と私は親友で、休み時間の度に話に花を咲かせていた。好きな男の子の話、嫌いな先生の話、アニメの話、流行りのアーティストの話。どこまでも尽きない話題は、私たちがまだ若く、可能性がたくさん残されていることを示唆しているようであった。
友人Aの人柄は、よく言えば天然、悪く言えば抜けている。気が利くような人間では無いが、いつも笑顔で明るい天真爛漫な性格だ。愛されキャラ、というレッテルのもと皆に可愛がられるタイプである。
お互い三十歳を目前としていた。まわりもやれ結婚だやれ子育てだと、ライフスタイルが変わる頃合いである。私自身三年ほど前に結婚し、今は身重の体である。
話が逸れた。友人Aが結婚したそうだ。一番に、おめでとう、という感情を抱いた。
友人Aとは二年ほど連絡は取っていない。仲違いをした訳ではない。お互い仕事が忙しくなり、私は家のことにも時間を割かなければいけなく、一方彼女は新しく恋人が出来たのをきっかけに、一ヶ月に一回、三ヶ月に一回、半年に一回……と、年々会う頻度は減っていた。そうしているうちに、連絡を取り合わなくなったのだ。
旧友となってしまった間柄に、わざわざ結婚報告などしてこないか。
一縷の寂しさが滲んだ。しかし又聞きではあるが、友人Aが結婚した事実を知った以上、無視することははばかられた。結婚式を開くか、はたまた呼ばれるかは定かではないが、軽くお祝い品を包み、久しぶりに連絡を取ろうと決意したのは、十月の後半であった。
「久しぶり、元気?」
LINEのアイコンは、お互い二年前のままであった。それが妙な安心感を抱かせた。私たちはきっと、色々と変わってしまったけれど、変わらないものもあるのではないか。そう思わせてくれたのだ。
「元気だよー。どうしたの?」
友人Aは突然の私からの連絡にそう返した。きっと、私も逆の立場なら同じ返しをしただろう。彼女が職を変えていなければ、お互い土日が休日となる。会う約束を取り付けるのは容易であった。コロナ禍故、軽くご飯でも、と誘うのにさえなかなか勇気がいるものだ。まあ、断られたらそれまでだろう。そんな心中とはうらはらに、彼女は快諾してくれた。
二週間後の土曜日に待ち合わせとなった。駅中に新しく出来た洋食屋だ。LINE上で結婚したという報告をされるかとも思ったがそんな気配は無く、約束した日はすぐに訪れた。
「久しぶり〜」
洋食屋に先に着いていたのは私であった。単純に、あとから来て声をかけるのが苦手なのだ。それなら待っていて、見つけてもらう方が良い。
やがて私と同じ背丈ほどの女性が店を訪れた。店内のオレンジ色のライトに照らされたその女性は友人Aであり、私が席を立ち上がって手を振ると、小走りで近寄ってきた。
ベージュのトレンチコートを身にまとう友人Aは、記憶の中の彼女とさして変わりはなかった。もともと童顔な造りの友人Aは、老け顔の私と比べると年齢差があるように思えた。
友人Aが向かいの席に座ってすぐ、左手の薬指に指輪がはめられていることに気づいた。
私は知らない体で切り出した。
「うん。まあ、」
彼女は笑顔こそ浮かべていたものの、少し歯切れの悪さが目立った。マリッジブルーだろうか。結婚祝いにと、友人Aが好きなラベンダーを使ったスワッグと写真立てが入った紙袋がゴミにならなければいいのだが。
そんな様子の友人Aであったが、結婚するかどうしようかという相談はおろか、結婚した報告さえもされなかった私が、何かあった?なんて聞くことは気が引けた。気付かないふりをしてメニュー表を広げ、オーダーをした後、改めておめでとう、と大袈裟にはしゃいでみせたことで、友人Aは決意したように口を開いた。
「実は増田、私と付き合っている人のこと、あまりよく思っていなかったじゃん?だから報告するの、悩んでたんだよね」
そう、そうなのだ。まだ頻繁に連絡を取り合っていた頃、私は友人Aが新しく交際を始めた相手(以下A旦那)を良くは思っていなかったのだ。私は友人Aが、A旦那と結婚したという事実に面食らった。
なぜA旦那のことをよく思わなかったかというと、その人に離婚歴があり、親権こそないが中学生の子供もいると聞いていたからだ。さらに年の差も十個ほどあり、普通ならそれなりのポストに着いていてもおかしくは無い年齢であるが、派遣社員をしているという。それに友人Aは喘息持ちであるが、A旦那はヘビースモーカーだそうだ。
私は友人Aが付き合いだした当初、相談(という名の惚気)として上記の話を聞いた。ステータスだけきくと、やめたほうが良いと思った。だが口に出すことはしなかった。
私なんかよりも可愛い顔をした友人Aなら、絶対にもっと素敵な男性を見つけられるだろうに。が、A旦那の前に付き合っていた男性のことを、かなり引きずっていた友人Aが、やっと新しい恋をスタートさせたことに水をさしたくはなかった。友人の恋愛にいちいち口を挟むのはためらわれるが、本当に大切な友人なら止めてあげるべきなのか。しかし言ったところで恋愛中に他人の意見など聞くのか。いやでも…。
当時はかなり悩んだが、最終的に私は友人Aが良いなら良いんじゃない、というスタンスを貫いた。私自身思うところがあったのは事実であるが、それを隠すことも大っぴらに言うこともせず、結局は臭いものに蓋をした形で済ませた。そのことに、友人Aは気づいていたんだな、と二年越しに知ることになるとは思ってもみなかったけれど。
私はここで、友人Aが結婚することを祝う気持ちが、ほぼほぼ消えてしまったことに焦った。
私たちは所詮友でしかない。友人Aが誰と結婚しようが、私には利益も不利益も出ないはずなのに。どんな相手が配偶者になろうと、当人が幸せならそれでいいじゃないか。
二年前の懐かしい感覚が体を襲った。頭では理解しているのに、どうにも体が追いつかない。心臓が嫌な音を立てているが、それを悟られないように、結露した水の入ったグラスを口につけた。
「たしかに、当時は反対する気持ちもあったけどさ。でも、Aがその人のこと大事に思っていて、今ちゃんと幸せならそれでいいんじゃない?」
「増田…」
「Aが幸せなら、私はお祝いするよ!本当におめでとう!!」
口から出るのは頭で絞り出した言葉であった。内心では、なんであんな人と結婚したの?とか、絶対苦労するよ、とか、他にいい人絶対いるよ、とか。酷いことばかりで。抱いたことを飲み込む辛さと、嫌なことを考えてしまうことに自己嫌悪した。
紙袋に入った写真立てに、二人の写真が入れられることを想像すると、今すぐ床に叩き落としてやりたい気持ちであった。が、そんなこと出来るはずもなく、結婚祝いとは言わず適当な理由を付けて祝い品を渡した。
私には、関係のないことだ。大丈夫、友人Aが決めたことなら、それでいい。
「でも、増田がこうしてちゃんと祝福してくれてほっとした!ずっと言おうか言わないか迷ってたんだ〜」
その瞬間全部馬鹿らしくなった。
サプライズとして用意した結婚祝いも、最近連絡を取っていないから報告がなかったと言い訳がましくしていたことも、二年前の葛藤も、今さっき抱いていた自己嫌悪も。
友人Aと過ごした歳月は、決して短くはない。彼女本人から親友だと口にしてもらったこともある。それほどの仲であったのだ。あったのに、だ。
祝福されないかもしれないことを恐れて、報告をしてくれなかったのか。私は心無い言葉をぶつける人間だと思われていたのか。偏見を抱いている自分に対しての自己嫌悪も、友人Aが苦労しないように無理にでも止めるべきであったのだろうかと苦悩したことも、無駄だったのか。今も尚必死に取り繕っている外面も、アホらしくて仕方がない。
でも実際、私は諸手を挙げて祝福できないのだから、報告しなかった友人Aのほうが正しいのかもしれないな。
そう思った時、早く帰りたいなーとスマホで時間を見た。友人Aは久々に会ったことで、学生時代のように話に花を咲かせたがっていたが、私は目の前の和風ハンバーグをつつく気力さえ尽きていた。が、食べ終わったから帰ろうか、という口実をつくるため、無理やり胃に詰めこんだ。
友人Aは結婚式は身内だけですると言っていた。相手の方と年齢差もあり、さらに言えば離婚歴があるためあまり人を呼びたくないそうな。
どうして、いままで仲良くしてくれていたのに、最近に普段と何か違うことをしたわけでもないのに、急に自分は縁を切られてしまったのだろう・・・。
失踪みたいなものだよ。「仲良くしてくれていた」と感じていたのは一方的な勘違いだったのかな。それはあるかも知れない。
「いままで鬱憤が溜まっていてブチギレラインを越えた」みたいなパターンなのだろうか、
それとも、「一発でブチギレラインを突破する看過できない何か」があったのだろうか。
何も答えてくれないので、何もわからない。何がダメだったのか教えてくれない。だから反省することもできない。改善することもできない。PDCAもまわらない。
アレだろうか、コレだろうか、予想することはできるけど、わからない。
自分の言動の一挙手一投足がこわくなってくる。いや、そんな怖がってたら人生何もできないんで、それはしないようにしてるけども。
でもその自分の存在と言動の中に、何か相手にとって気に食わないものがあったのだろう。いままで仲良くしてくれていたのに?なぜ?注意ごとは小出しにしてほしかったな・・・。
知り合いが結婚間近になったとき、彼女さんのほうがマリッジブルーなのかメンタルが不安定になって、なぜか彼女さんの親族総出で彼氏がdisられて破談になった、みたいな話を聞いて。
彼のほうも「心を支えてやれなかったのかな」みたいな反省をしているけど、いやどう考えても彼氏のほうは被害者じゃね?っておもうんですが・・・。
考えても答えが出ないものに時間を取られないようにするべし。一般論、それはわかるんですけど。
悩み始めると悩み続けてしまう。別のことを頭詰め込んで、忘れることでしかケアできないんですかね、こういうのって。
俺が悪かったのかな、だとすると何が悪かったのかな、それとも俺は悪くなくて相手を責めるべきなのかな。
ナメた女は甘やかさずに〆るべきなんでしょうか、でも好きだったのに急に嫌いになる事も難しいのと、世論的・社会通念的に難しいんですよね。裁判でも勝てなそうですし。
なんなんすか。
なんなんすか、これ。
この有様は。
アスペクツ・オブ・ラブ
暴言でもいいから、理由を述べてほしい。いやできれば丁寧に説明してほしいですが・・・。何も説明が無いよりは暴言のほうがマシじゃないのかな。
でも暴言で心が傷ついている人もいるんで、そういう人からすれば何も言わないほうがマシに見えるのだろうか、隣の芝生は。
DVは女→男のケースも増えていて、もはや割合は半々になっているとか聞きます。
自分は本当の気持ちと向き合って真摯に礼儀正しく受け答えして尋ねているのに、それでも相手からは何も回答がこない、いかんせん無礼すぎやしませんでしょうか・・・。
「察しろ」のコミュニケーションを自分は苦手としているので、やはりその辺が敗因なのだとは思うのですが、しかしながら「察しろ」にも限界というものがあるじゃないですか。エスパーじゃないので・・・。
いくら察しがいい人であっても、察しが必ず当たるとも限らないじゃないですか、「都合のいい勘違い」だったりもするわけじゃないですか。
教育して叱ってくれ
2年前に転勤で久々に東京に戻ってきたから、とりあえず会社が借り上げ社宅にしてくれた適当な賃貸マンションに住んだんだけど、家賃17万円もするのにくそみたいな安普請だし狭いしで毎日地味にストレス感じてた。
んで、貯金もたまってきたしちょっくら近所の中古マンションでも冷やかしてみるかって見に行ったら、一発で気に入ってしまったからほかの物件もろくに見ずに勢いで買ってしまった。
静かで環境はめちゃいいけど正直会社からは遠いし、駅からも10分くらいあるし、いわゆるブランドマンションだから割高だし、オリンピック後には暴落するだろうしってこと契約してから入居まではマリッジブルー的な感じで後悔気味だったけど、
入居してみたらやっぱり最高だった。前の賃貸はテレビ前が子供の遊びスペースだったから落ち着いてテレビも見れなかったけど、専用の遊び場が確保できてソファでくつろげるようになったし、浴室乾燥機と食洗器がついてて家事がめちゃ楽になったし、風呂は子供と入ってもゆっくりできるくらい広いし、床暖房はあったかいしで、最高だなぁと思ってた。
そんなところでコロナですよ。弊社も基本テレワークに切り替わって会社に行かなくてよくなったので、まず職場が遠いというデメリットが無効化された。
そんで将来の子供部屋用に余ってた部屋を書斎にして机とかモニター置いたら、もう職場より快適な執務環境。窓から緑が見えて超リラックスできるし、静かだしで最高。
そんで極めつけは目の前がくそでかい公園だから、お昼休みとか仕事上がりに散歩するのが超楽しいし超癒されるの。コロナ前はこの超良好な環境を存分に楽しめるのは週末だけだったんだけど、今や毎日毎日緑に囲まれた生活ができてる。
ステイホーム始まってから家族の仲もとてもよくなったし、仕事もはかどってるし、超いい感じなわけです。多分今頃、賃貸のあの狭い部屋でステイホームしてたらストレスフルすぎてつらかったと思う。
多分これから不動産は暴落するんだろうけど、買っちまえば相場なんて気にならなくなるし、この歴史的に見ても特に苦しい時代にこれだけQOLが爆上げできて十分元が取れた感がある。コロナ前に本当に買っておいてよかった。
そろそろ1年になる。
迷った挙げ句に、「幸運の女神を逃してもいいかな」などというアホな選択をしてしまった自分をずっと呪っている。
幸運の女神がやってきた、と思って1年半ほど前から交際していた女性がいた。
その後交際を続けていたものの、いい年齢なので、ということで、結婚について当時交際していた彼女に迫られていた。
私は結婚もいいなと考えていたものの、心の踏ん切りがつかなかった。
ある日、ふと「幸運の女神だけど手を離してもいいのかな」などという土地狂った考えが頭に出てきた。
踏ん切りがつかないのだから、仕方がない、と。
頭では幸運の女神は離してはいけないと思っていたにも関わらず。
離したらどうなるんだろう、という好奇心も頭にあった。
相談するべき人にも結局せず
その後、結婚について断ってしまって、しとけばよかったという後悔(もう相手は結婚した)がある。
仕事もそんなにうまくいっているわけではない
人生の重大な局面において、考えた結果間違った方の選択肢ばかり取っている。
幸運は、当たり外れが大きい。
運気を見たら、結婚について迫られていたとき、ちょうど一番いい時期にあたっていたようで、本当に悔やまれる。
確かに、前回これは両思いだなと思って付き合った彼女も12年前だった。
幸運の女神を見たら絶対に前髪を掴んで離すな、そう教えられてきたにも関わらず、途中で離してしまった自分。
冗談ではない。
マジで精神的に辛いので、幸運の女神の前髪を見たら掴んで絶対に離してはいけない。
この匿名ダイアリーを見ている人には幸運の女神、見たら絶対に離さないでほしい。
--
きつい、というのは、希望がなく、何もする気が起きない、ということである。
何するにも心の片隅から離れない。
資格の勉強をしようにも手につかないし、何をしようにも手につかない。
カウンセリング受けるとちょっと和らいだりするんだけど、長期的にはてんでだめ。
鬱って心の風邪じゃなくって心の癌だ、って「うつヌケ」で言われていた。。
普通の鬱は、癌でいうと多分StageII, IIIくらいなんだと思うけど、この圧倒的助けのなさは癌でいくとStage IV。
結構すんなり渡しに来られた感じある。
深く考えなかったので、もともと結構厳しめの人生を選んでしまったのだけれども、それに詰み筋がはっきり見えた感じ。
実質詰んでる人生なんだよね。
これが一番分かる気がする。
「自分の将来がある可能性に狭められようとしていることへの恐怖」みたいなものか。
書いてて思うけど、ものすごい難儀な恐怖症だな、それ。
到来するものが幸福か不幸かではなく「決まってしまうこと」への恐怖。一般の人で言うと「マリッジブルー」みたいな状態が近いのではないか。アレの酷いヤツかと思うと、結構同情する。
でもって、対処法とかあるのかというと、おそらく一般的な不安神経症とかの対応になるんじゃないかな。投薬治療・カウンセリング。あと、なんとなく想像だが、発達障害が入ってると思うんで、そちらも念頭においておいた方がいいかもしれん。
ただ、人類の歴史の中では、こういう「なんもない所に何かを見付けてしまう存在」というのは、結構文化や文明におけるイノベーションの担い手になる人だと思うので、確かに現代社会で生きるには難儀な症状だけど、よき理解者やパトロン、そして、何か打ち込むことを見付けられたらすごい存在になりそうな気もするんだよなぁ。
本名が変わることになる。
誰かが私を連れ去って、そしてそこに嫁ぐことになり相手のことだけをシンプルに考えて過ごす生活になればいいのに
昔話のお姫様のように。20代後半の男が。単なる現実逃避として。
万が一そうなれば名字は変わることもあるかもしれない。
しかし名字自体はどこにでもある学年に一人はいるような珍しくないもので、
また、高校まで育った地元は長男が家を継ぐというのがまだそれなりに概念として残っているような田舎だけれども
大学で都会に出てきた私はそのまま大学時代の住居から通える会社で働いていた。
大学時代はバイトもせず、サークルも入らず、平日は家とキャンパスを往復し
社会人という環境の変化はあったが私の気質はそのままであった。
別の一人は会社の先輩に連れられてキャバクラなどによく行くらしい。
また別の一人は街コンによくでかけ、そこで知り合った人といい感じとのことだった。
結果というアウトプットがほしければまずは社会にインプットするしかないと会社の先輩は言っていた。
その先輩は常に6人ぐらい彼女がおり、流石にインプットし過ぎだとは思った。
私もなにか動いたほうがいいのかもしれないが、まず最初の一歩がわからない。
全く知らない相手というわけでもなかったのが、飛び越えるハードルの低さにつながったのかもしれない。
その2歳年上の彼女は、中学高校、さらには高校の時の部活も私と同じだった。
しかし中高生の2歳差というのは最大学年と最小学年という最も離れた存在であり
実際はそこまで繋がりもなく数回話したことがある程度だった。
色々あったが、アウトプットは婿入りして結婚ということになった。
まずは婿入りするので名字が変わる、つまり私はフグ田マスオから磯野マスオになる。
今の仕事は辞め、義父の仕事を手伝い、数年経てば社長を引き継ぐことになる。
歌舞伎みたいなものだ、と他の事例に従って自分を納得させようとしたが
でも彼らは小さい頃からその世界に関わっていたからむしろそれを自然に感じているはずで
私の急な変化とは異なるのではとも思った。
単純に急激な変化についていけないだけかもしれない。
私のマリッジブルー。
今になって思うのは、きっと当時付き合っていた彼女のなかにも「嵐の日はセックスは盛り上がる」という関連付けがされたのかもしれない。
いや、多分関係なくて
元々浮気というかそっち(同僚)が本命になりかかってたけどきっかけがなかった所に
電車が止まって帰れないというきっかけ(&言い訳出来る状況)が用意されたってだけだと思うよ。
結婚決まりそうだとマリッジブルーで「本当にこの男と結婚していいのか」な気分になる、ってよくある話だし
そこで彼氏に何かしらの不満なり不安要素があったりすると結婚から逃げたいと思ったり別の男がより良く見えるのもよくある話なわけだし
そこでその別の男とどうこうなりそうなきっかけがあればそっちに行くってのはもう掃いて捨てるほどある話なわけで
そういう話の方が、「彼氏と結婚する事は心に決めていて揺らいでなかったけど台風のせいでセックスしたくなっちゃって我慢できなかったの☆」
ってな話よりよっぽどリアリティを感じるので
もう5年も前の話だけど、フェイクも混ぜながら書く
長くなってしまった。
端的に言うと、同僚の婚約者が同僚のエロ写真をネットに載せて遊んでるのを知ってしまった話です。
Twitterを眺めていたある日、とある男性アカウントのバズったツイートがRTで流れてきた
バズったツイート元のプロフィールに飛ぶのが癖になっていた自分は、いつも通りその人のプロフィールに飛んだ
フォロワー3000人くらいの、いわゆるネタ系?アカウントらしい。
絵を描かないやしろあずき的な感じだった。
いくつか写真がツイートされていたのを見ても、完全に同僚のあの子だった。
こんな偶然あるんだな〜この人があの子の婚約者なんだ〜と思って眺めていると
婚約者が同僚の下着を被った自撮りや、生々しいセックス内容、ラブホテルでの2ショット写真のツイートが出てきた。
シルエットではあるが彼女の下着姿、ガラス越しシャワー動画までツイートしている。
これ同僚本人の同意の元なのか気になったが、確認できるほど同僚と仲がいいわけではなく困った。
部署の違う同僚同士の話題は、仕事から私生活、恋愛に変わるまで早かった。
どうやら彼女はマリッジブルーで、婚約者が低収入であるにも関わらずソシャゲ課金をやめてくれないとか、
婚約者は話がつまらないのに自分を面白いと思っていることが嫌なんだとか。
なんとなしに同僚本人のネットリテラシーやSNS利用について聞くと、どうも疎い。
Facebookはやってるけど放置、Twitterもやっていない、インスタもたまに見る程度レベル。
これ絶対、婚約者がTwitterであんなことしてるって知らないなと思った。
かなり罪悪感があったがその場ではなにも言わなかった。
知らない方がいいこともある、でも彼女の婚約者がやってることって軽く犯罪じゃないのか
下着姿や、下着、セックス内容を匿名アカウントで載せてるならまだしも、
無自覚のうちに婚約者からデジタルタトゥーゴリゴリ彫られるのは不憫すぎる
そう思ってランチをした日の勤務後に話があると、近くのカフェに呼び出した
全てを話しした。
バズったツイートを辿ったらあなたの写真があったこと、アウトなツイートが大量にあったこと。
もちろん彼女は大号泣。マリッジブルーにとどめを刺してしまったようなものだった。
泣きすぎてふらふらだったので近くの駅まで送った。
これで別れるのかな〜なんて思っていたが、なぜか二人は別れていないようだ。
あれから大喧嘩をしたらしいが婚約者の方にうまく丸め込まれたらしい。
もともと共依存的な関係で、婚約も両親への挨拶もしたから今更別れても、という感じで。
なぜか同僚から避けられるようになった自分は、以降関わらないようにしている。
自分は転職をし、同僚と会わないでしばらく経つが彼女たちは今も幸せそうにやっている。
慎ましいが温かい結婚式を挙げ、おそろいの食器を揃え、1DKの狭い部屋にある1つのベッドで一緒に寝ている。