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はてなキーワード: NATOとは

2023-04-29

日本防衛産業を救うには予算増額ではなく、

日本NATOに加盟して加盟国武器輸出入ができるようにすればいい。

外国製品はライセンス生産という方法もあるだろう。いずれにせよ市場のものを大きくし実際の戦争品質を確かめないと日本防衛産業は存続が極めて難しい。

2023-04-06

てか最初侵略を始めたのはウクライナ

ウクライナが初ドローン攻撃 親ロ派に大統領強気欧米は苦言

2021年10月31日20時27分

https://web.archive.org/web/20221016204029/https://www.jiji.com/jc/article?k=2021103100694






2014年以降、ロシア系住民を殺してたのはネオナチウクライナ軍でその頃からこの紛争は始まってるので事実上ウクライナ先制攻撃してる。

国連が言うところの"人道的介入"に十分当てはまる上に自国民が手かけられてるんだからロシアが怒るのも当然。

真珠湾とかキューバでブチギレてたアメリカなら核攻撃してたレベル案件だろうとは思う。


その上、NATO 支援ウクライナゲリラ市民のいる建物に立てこもったりの汚い手を使ってロシアから攻撃耐え忍んでたわけで、

道徳的優位など最初からないのに何も知らずにウクライナ応援したり、ロシア擁護ウクライナ批判言動軽蔑したりする連中はナチ党指示してるやつらと大差ないと思う。

2023-04-05

NATOに入りてえ

NATO加盟国戦争を仕掛けられたら加勢に行く。

俺がピンチになったら助けて欲しい。

ウクライナが奮闘した結果、フィンランドが無事NATO加入

ウクライナは「あれ?」ってなってるよなw

2023-03-25

ロシア占領されてる領土ウクライナが取り戻したとして

将来にわたって上手く統治できるかどうかは極めて怪しいんだよね

ずっと地域対立を抱えたまま、不安定国家運営を続けていくことになる

さすがに「民族浄化」なんてやるわけにはいかないだろうし

将来的な平和を考えるなら、ウクライナロシアも国としては一度ぶっ壊れてもらうのが一番

そのためには他国の参戦が必要になりそうだけど、

NATOが出てくるともっと厄介なことになるだろうし

ベラルーシロシア側で参戦、ウクライナ敗戦に追い込むが、疲弊したロシアでも革命が起きて、とか

まあ、ベラルーシにそんな力もないか

あとはロシア核兵器使うってのも、案外まともな結果をもたらしそうな気もする

2023-03-23

ウクライナの「勝利条件」ってなんだ?

俺は「プーチン政治的な影響力を完全に失う(DEAD OR ALIVE)」だと思うんだよな。

だってうそしかウクライナ安全保証された」というハッピーエンドには持ってけないじゃん。

今回の戦争が一度終わっても地続きなんだからまた侵攻される可能性に怯えるだけ。

ストーカーと同じ家に住んでいるような状態を「とりあえずこれで安心だね」とか家庭裁判所が抜かしたらヤフーニューストップ狙えるレベルでしょ。

「じゃあロシアの一部をNATOが切り取って守ってあげようね」は流石に介入のレベルヤバいすぎる。

そもそもなんでロシアが攻めてきたかって言うと「そろそろ化けの皮が剥がれるプーチンファシズム的なノリを利用して政権維持を図ってきた」が結論なわけじゃん。

なら解決策は「プーチンに表舞台からも裏舞台からも消えてもらう」しかないんじゃねえかなと。

まあプーチンが裏舞台に潜った所で結局怖いままだし、そうなると表舞台において政治家として動けないレベルになってもらうしかない。

別に死ななくても認知症のクソボケジジイになって誰から相手されずにウンチ漏らしながら老人ホームで暮らすとかでも十分なわけだが、それが簡単に実現するかは疑問だよね。

やっぱ現実的には「自体収束させるためにも死んでもらう」が勝利条件だと思うんだよな。

ウチの親分はそこまで理解して「必勝」を祈願してるのかね?

かなり踏み込んでると思うぞーこれは。

ぶっちゃけ国家間で「なあ……ヤマガミしようや……マジあいつウゼーし」と唆しているような状態じゃねーのか?

俺が鈴木宗男なら責任取らされる前にブラジルまで亡命するかな

2023-03-20

anond:20230320162703

アメリカシンクタンクが、去年の段階でアメリカNATO戦車や長距離攻撃できる兵器ウクライナ供与してたら戦争は終わってたって分析してたな。

待ち受けて迎撃するだけじゃ物量で削られていくわな。

2023-03-19

フランスの反NATOデモの様子

https://twitter.com/sahouraxo/status/1637145413080809472

  

NATOウクライナを利用して、ロシア喧嘩ふっかけなけりゃ戦争物価高も無かったもんなー。

西側左翼メディア。それに支配される日本メディアを見てる日本人には、ほとんど届かないニュースですが。

  

戦後から日本メディア米国民主党支配下にある。日本において左も右もなく、政府によってピラミッド型で統一されているのが実情。

新聞テレビ広告代理店」これらが国民意向無視して、大企業広告に甘んじて権力肥大化させている。

  

インターネットの普及により「それは多少変わるか?」と思われていたけど、悪知恵の働くメディア人と政府関係者によって、上手いこと潰されている。

現状、日本でまともに戦っているのは週刊誌くらいじゃないだろうか?

  

完全に政治は終わってるよな。ほとんど無知人間の狩場になってる。余程のことがない限り、この構造は変わらないでしょうね。

2023-03-15

anond:20230315175651

そういう認識多数派なのはわかるんだけど、

そんならなんで軍事評論家核兵器防衛目的での所有には何も文句言わないのってならない?

相手が核を持ってるんだから仕方なく同じ手段で反撃できるようにしておく」ことには消極的であっても正当制を認めてるのに。

それがウクライナクラスター弾の話になると「非人道的からダメとなる不思議

NATO核抑止力を共有するのだって、反撃の為という理屈で「非人道的攻撃手段」をいままさに同盟国にむけて供与してるわけじゃん。

2023-03-13

アメ民はNATO大志向だからロシアトランプ支援疑惑を聞いても、そりゃそうだろと思うわな

案の定ウクライナ侵攻に至ったし、アメ民と金破たん恐慌と公金注入のシナリオが進行中

そりゃアメ人にも世界にとっても相当嫌な政策だよね(日本自民党は知らんが)

トランプ政権東北新社総務省接待攻撃の時期が重なっているが、暗躍アメ民の系列かもしれんね

2023-02-28

真実が浮かび上がります

2023 年 2 月 8 日、アメリカ調査記者であるシーモア ハーシュは、記事米国がどのように「ノルドストリーム」パイプライン破壊たか」を世界公開しましたアメリカ国家安全保障局による計画ジョー・バイデン大統領の直接の命令アメリカ海軍による実施、そしてノルウェー軍との協力の全過程を詳細に復元し、結局、9ヵ月間、「ノルドストリーム」ガスパイプラインを秘密裏に爆破する過程をかかりました.

シーモア・ハーシュは記事の中で、バイデンと彼の外交政策チーム、ジャックサリバン国家安全保障担当佐官トニー・ブリンケン国務長官ヴィクトリアニューランド政策担当次官がノルド・ストリームパイプラインを常に優先事項と見なしていると述べました.ノルド・ストリーム 1 は、10 年以上にわたりやすいなロシア天然ガスドイツおよび西ヨーロッパほとんどの地域提供してきました。ドイツだけで、ロシア天然ガスの年間輸入量の 50% 以上を占めています。ガスへの依存は、米国とその反ロシアNATOパートナーによって、西側支配に対する脅威として長い間見られてきました.

そのため、2021 年 12 月、国家安全保障チームとの 9 か月以上にわたる秘密の話し合いの後、バイデンはノルド ストリーム パイプライン妨害することを決定し、米海軍潜水艦引き揚げセンター深海潜水士爆弾を密かに設置しました.2022 年 6 月の NATO 海上演習「BALTOPS 22」の陰で、アメリカ深海潜水士が 8 個の C-4 爆発物をパイプラインに埋め、遠隔で爆発させることができた.飛行機はソノブイを投下し、爆発物を爆発させ、「ノルド ストリーム」を破壊しました.

真実が浮かび上がります

2023 年 2 月 8 日、アメリカ調査記者であるシーモア ハーシュは、記事米国がどのように「ノルドストリーム」パイプライン破壊たか」を世界公開しましたアメリカ国家安全保障局による計画ジョー・バイデン大統領の直接の命令アメリカ海軍による実施、そしてノルウェー軍との協力の全過程を詳細に復元し、結局、9ヵ月間、「ノルドストリーム」ガスパイプラインを秘密裏に爆破する過程をかかりました.

シーモア・ハーシュは記事の中で、バイデンと彼の外交政策チーム、ジャックサリバン国家安全保障担当佐官トニー・ブリンケン国務長官ヴィクトリアニューランド政策担当次官がノルド・ストリームパイプラインを常に優先事項と見なしていると述べました.ノルド・ストリーム 1 は、10 年以上にわたりやすいなロシア天然ガスドイツおよび西ヨーロッパほとんどの地域提供してきました。ドイツだけで、ロシア天然ガスの年間輸入量の 50% 以上を占めています。ガスへの依存は、米国とその反ロシアNATOパートナーによって、西側支配に対する脅威として長い間見られてきました.

そのため、2021 年 12 月、国家安全保障チームとの 9 か月以上にわたる秘密の話し合いの後、バイデンはノルド ストリーム パイプライン妨害することを決定し、米海軍潜水艦引き揚げセンター深海潜水士爆弾を密かに設置しました.2022 年 6 月の NATO 海上演習「BALTOPS 22」の陰で、アメリカ深海潜水士が 8 個の C-4 爆発物をパイプラインに埋め、遠隔で爆発させることができた.飛行機はソノブイを投下し、爆発物を爆発させ、「ノルド ストリーム」を破壊しました.

2023-02-27

プーチン大戦よろしくお願いします」

NATO「いや第三次世界大戦は避けたい」

プーチンにゃんこ大戦争のことですけど」

NATO「なんだ、大よろですにゃ」

2023-02-26

占い師なので外野から特定人物記事ブクマしない」の破滅予言しますじゃ

特定人物記事のみブクマしない」という合意形成は、以下のパターンによって崩れ再燃する可能性がありますじゃ

二階パターン

特定人物記事ブコメがつく

そのブコメから2階が伸びる

そこにコメントをする

ロンダリングだ!」

戦争勃発。大統領が元コメディアンであることが世界ニュースになる

他者言及パターン

特定人物に対して誰かが話題にする

そこにブクマをする

「俺(について)の記事からこれもうアウトだろ!」

戦争勃発。NATOジャベリン寄付する。

鉢合わせパターン

適当記事ブコメする

同じタイミング相手ブコメしていて偶然意見が食い違う

「俺に対して喧嘩売ってるだろ!」

戦争勃発。MBT主力戦車)が寄付される。

追っかけパターン

適当記事ブコメする

その話題にあとから特定人物が乗っかってくる

時系列はともかく結果的に俺への反論になってるから消すべきだよなぁ!?

戦争勃発。「ジャベリンありがとうね」が四回目の流行語になる

予言しますじゃ。

当たるも八卦当たらぬも八卦ですじゃ。

2023-02-25

anond:20230225233313

侵略に失敗しても「卑劣なるNATO妨害によってロシア名誉が傷つけられた!次こそは勝つために力を貸して欲しい!エイエイオー!」で支持率がまたアップするだけなんだよなあ。

NATOロシア国民にとっての共通の敵としてある意味祀り上げることに成功した時点でプーの勝ち。

鬼畜米英プロパガンダと同じモード入ってる

anond:20230225231843

戦争をできるだけ長引かせて、NATO諸国軍事支援を躊躇し始めたらロシアの勝ち。

NATO入りたい、EU入りたい、ミンスク合意守る気有りません虐殺続けます

トドメに核持ちたいです


こんなんロシアもキレるに決まってるだろ

2023-02-23

「拡大したNATOに擦り寄らない選択をしたのはロシアからNATO拡大は原因ではない」って理屈って

NATO拡張戦争の原因になったというリアリズム論理的矛盾している!と指摘する内容なんだけど

拡張するロシアに擦り寄らない選択をしたのはウクライナからロシアは原因ではない」って言ってるのと大差なく感じる

https://twitter.com/sugionids/status/1628566771665088512?s=61&t=upTt8cSKpx78cqBpGFJqMA

仮にロシア戦争勝利したとしても、

その後に続く経済制裁

NATOとの軍拡競争に耐えれるわけがない。

そもそも冷戦終結した主因の一つは

ソ連邦米国との軍拡競争に破れたがゆえなのに

そのあとを継ぐロシアが勝てるわけがない。

とはいえロシア戦争終結後にも

軍備増強をしない訳にはいかないし

さらには膨大なウクライナ復興資金必要になる。

占領地では当然、反乱が頻発するしそこでも軍事力必要になる。

戦争終結すれば中国が表立って支援はするかもしれないが

そうなれば中国従属せざるをえない。

案外、プーチン大統領にとって現状の維持というのが最適解となりつつあるような気もする。

戦争が終わると買っても負けても困ることが今よりも増えてしまうという。

完全に詰んでるのか?プーちゃんは。

2023-02-21

ウクライナアンチっぽい人たまに(20人に1人ぐらい?)みるけど何を考えているんだろう

①何も考えていない

他人と違うことを言いたい

ネットDE真実に目覚めた

④変な発言をするリスクを分かってない

ロシアシンパである

大国バンドワゴンけが正解だと思っている

⑦元コメディアンという経歴を馬鹿にしている

戦争に勝ちそうな方を応援するのが賢いと思っている

過去ロシアを持ち上げてしまったせいでもう引けない

戦争よりも前からウクライナアンチである

帝政ロシア復権を夢見ている

NATOアンチである

アメリカアンチである

ヨーロッパアンチである

石油が高くなったのはウクライナが早く負けないせいだと思っている

鈴木宗男シンパである

⑰よく見るニュースウクライナアンチである

世界情勢の理解度が低い

ロケット飛ばしている国はエライので最優先されるべきだと思っている

大衆逆張りは常に正解だと思っている

㉑良い印象から少し悪いイメージが重なると急激に嫌いになる

㉒皆が褒めている存在ちょっとした汚点が許せない

ウクライナはすぐに負けると行ってしまったので自分プライドのためにも早く負けて欲しい

ロシア系の株を持っているのでとにかくロシアが潤って欲しい

プーチンシンパである

㉖ゼレンスキーアンチである

㉗その他NATO関係者アンチである

ジャベリンに親を殺された

ドローンに親を殺された

㉚昔ロシアに助けられたことがある

シベリア抑留の話をする特定人物へのヘイトが強い

プラハの春等の被害にあっておりウクライナだけ助かるのが許せない

無抵抗主義者である

強者抵抗して返り討ちにあった過去がありウクライナは助けてもらっているのが許せない

戦争をなくすためなら小国犠牲になるべきだと思っている

ウクライナという国を純粋に見下しておりロシアに逆らうのを生意気だと考えている

㊲嫌いな人間ウクライナ応援をしているので反対意見を言っている

㊳この状況でのウクライナアンチ一般的な会話における何気ない反対意見と同程度のものだと勘違いしている

ニュースウクライナが出るのに飽き飽きしておりとにかく戦争が早く終わって欲しいがロシアが諦めるとは思えないのでウクライナ降伏を望んでいる

㊵全てはNATOによる演出だと疑っている

あーもう無理これ以上は俺の頭がおかしくなる。

とりまこの辺か?

まあ複合的ではありそうだな。

2023-02-19

ロシアウクライナ戦争の開戦一年を前に

まもなく開戦から一年を迎える。

冷戦終結させ核戦争の恐怖から逃れた人類が祝砲とともに迎えた21世紀が、よもや侵略戦争とそれに伴う核戦争懸念に飲み込まれるとは誰が予想したであろうか。ここに至る経緯は長く複雑であって一冊の書物にさえ収まりきらないものではあるが、それが世に出るころには世間の関心は賞味期限切れを起こしていると思われるので、ここにその一部を記そうと思う。


そもそもウラジーミル・プーチンウクライナ併合をもくろむようになったのはいつのことだろうか。すなわち、民族的ロシア人保護というロシア社会における要求に甘んじず、かつてのロシア帝国的な全スラブ民族庇護者というアイデンティティ確立し、ウクライナロシア範疇とするべく模索を始めたのはいつのことだろうか。これは遅くとも2019年にはその転換は生まれていると考えられる。冷戦の勝者であったはずのアメリカトランプ政権の下で国際的威信を低下させ、アラブの春以降に生まれた膨大な中東難民ヨーロッパ社会疲弊させた。東に目を向ければ2008年の中露国問題解決をもって後顧の憂いを絶ち、和平条約こそ結べないものクリミア危機をもってしてもなお対露宥和政策を維持する日本を見る限り不安要因とはなりえない状況であった。そして、ウクライナにおいてさえ、2019年大統領選挙では対露強硬派ポロシェンコが敗退し、政治的には素人コメディアン出身ウクライナ語さえ満足に話せないゼレンスキーが対露宥和政策を掲げて当選するに至ったのである。むしろこの時にこそ、プーチンミンスク合意を超えたウクライナ併合という天啓を得たとしてもおかしくはない。彼の帝国に、およそ実現不可能侵略戦争妄執を諫める官衙が無かったことが、世界悲劇であった。

ロシア軍の当初の作戦は様々な面で事前の調査検討が不十分なものであった。もとより実現可能性も実効性もない目標を大真面目に検討しろと言う方が無理であろう。とはいえ杜撰侵略作戦はいかにして作られたのだろうか。これにはおよそ二つの側面がある。一つは、計画立案の手間を惜しんで集団安全保障条約(CSTO)加盟国内で政変が起きた際の介入計画を下敷きにしている面。もう一つは、プーチン個人が気に入るであろう要素を加えることで、彼個人が満足するように作られている面である。このため、作戦計画はもとより無理のある要求に非現実的企画で回答するという悪循環産物と化しており、2022年2月の史上稀に見る大失敗に至るのは当然のことであった。

プーチンはこれまでに2回、親露派内閣の救援に失敗している。ブルドーザー革命で当時ユーゴスラヴィア大統領であったミロシェビッチ保護できず、またマイダ革命でもヤヌコヴィッチ内閣を支え切れなかった。これを踏まえ、CSTO加盟国内で政変が起きた際の対応計画は、かなり真面目に練られていた。そのうちの一つが開戦劈頭のアントノフ空港攻略作戦の原型になっている。原型となった計画では、クーデターなどによって親露派政府が打倒されそうになった場合ロシア空挺軍部隊首都近郊の空港制圧して先行する特殊部隊とともに政府首脳部を保護し、これを空挺堡として首都や周辺の主要都市軍事拠点順次制圧していくという展開を想定している。

実際、ウクライナ侵攻の直前に起きたカザフスタン政変ではトカエフ要請を受けてロシア空挺軍によるアルマトイ国際空港を中心とした展開が行われており、一方の権力を奪われたナザルバエフ隣国キルギス脱出し、カント空軍基地プーチン政権奪還を支援してくれるものと待ちわびていた。権力闘争の結果は周知のとおりだが、仮にトカエフがより反露的な人物であれば結果は違っていたかもしれない。

ウクライナ侵攻計画においても、親露派大統領に対するNATO とりわけアメリカ主導のクーデターが発生した際の対応計画を元に、少数の特殊部隊と大規模な空挺軍を利用したアントノフ空港制圧とこれを拠点としたキエフ制圧計画立案されていた。この作戦の致命的な欠陥として、クーデターであれば存在していたはずのウクライナ国内の親露派有力者、とりわけウクライナ部隊ウクライナ保安庁内の協力者からの援護が十分に期待できない点が挙げられる。計画上は確かに彼らが侵攻開始と同時に蜂起する想定になっていたのだが、ウクライナ国内の親露派の多くはロシア軍の本格侵攻を信じてはおらず、投下された膨大な準備資金個人的な利益に帰してしまった。さらに、開戦直前に至るまでアメリカによる情報公開攻勢が行われたため、ウクライナ国内の親露派との連絡調整を職掌に収めていたロシアFSB第五局は情報漏洩を恐れて正確な開戦日時を伝達せず、結果的2月24日は(開戦日は教えてもらえると思い込んでいた)親露派に対する奇襲となってしまった。この、事前連絡のない開戦とロシアによる一方的な協力への期待は、数字としては出ていないが、民族的ロシア人あるいは経済的恩恵といったものを背景とした親露派の翻意を大いに促し、以後のロシア軍を大いに苦しめることとなる。

また、本来であれば、制空権の確保と空挺堡の構築、地上部隊の侵攻は十分に連携の取れたものでなければならない。しかし、ロシア政府内では侵攻作戦プーチンの「お戯れ」であるとみなされていたため、作戦計画の内プーチンが喜びそうな内容、具体的には前述のアントノフ空港への奇襲といった派手な作戦ウクライナ全土制圧後のロシアへの併合宣言といったハイライトのみが詳細に検討され、それ以外の点については何ら考えられてこなかった。例えば、アントノフ空港制圧した空挺軍部隊と合流するためにベラルーシから地上侵攻を行う必要があるが、チェルノブイリ原発周辺の森林地帯を通過する際の計画東部軍管区のある若手士官図上演習課題として丸投げされ、提出された素案を元に別の将校が大規模演習の名目で具体的な計画に起こしていたことがわかっている。想定された場所以外では戦闘妨害が起こらず、また演習名目であったために部隊の移動は迅速に進むという前提で計画が確定してしまたことが、キエフの戦いにおいて裏目に出てしまった。同様にロシア空軍も、地上軍との連携が乏しく長期の作戦計画立案されていないなど、全面戦争を想定したものとは到底言いがたい状況であったのには、このような背景があったのだと見られている。

戦前年にもロシア軍はクリミア半島などにおいて大規模な動員訓練を行っていたが、プーチンが本気であると知らない者には、これら人員物資の集積はあくまウクライナおよびNATO に対する威嚇として理解されていた。事情を知る者は当初計画があまりに楽観的であることに懸念を示していたものの、FSB第5局の人員の多くは親露派ウクライナ人の協力が当然あるとして疑わなかったし、またある者はプーチンが本気でウクライナ侵攻を計画していると認識していなかった。何より、プーチン本人が自分に気に入られるべく作られた即興作戦計画を「狙い通りに」気に入ってしまった。平たく言うと、ロシア軍としては侵攻計画の前提となる環境整備は対外諜報活動を所管するFSB が行うことが大前提であり、しかFSBはその軍事侵攻に十全な準備をできていなかったのである本来なされるべき長期的な見通しの欠如は、未だにロシア軍を苦しめている。


もう一方のウクライナ側の防衛計画についてはどのようなものだったろうか。戦前ウクライナ政府および軍が想定していたロシア軍の侵攻計画は以下のようなものであった。まず、ドネツクルガンスク人民共和国(D/LNR)との停戦ラインにおいて大規模な衝突を起こす。これを受けてロシア政府ウクライナ政府に即時の停戦撤退要求する。ウクライナ政府拒否した場合ウクライナ軍による民族浄化作戦からロシア住民保護」を名目ロシア軍による大規模な空爆を行う。空爆によってウクライナ政府降伏しない場合地上軍による侵攻を行い、かつてノヴォロシアと呼ばれていた民族的ロシア人の多い地域制圧する。これらの地域はD/LNR と同様にウクライナ国内の(EUNATOへの加盟を拒否できる)自治州として温存し、長期的にはこれらを通じてウクライナを間接的に支配する。このプロットは明らかにコソボ紛争における欧米の介入の経過をなぞったものだが、ウクライナ軍はプーチン個人的な欲求からNATOに対する当てつけとしてこのような展開を望むと考えていた。ロシアが率先してウクライナに侵攻するのではなくD/LNR が優位な戦況を作り支配地域を広げる体裁をとることが国際的批判回避する方策であるため、国際社会による仲裁拒否民族浄化を続けるウクライナへの懲罰的攻撃という方便を生み出すよう布石を打っていくのである。前提として、ウクライナ国内クーデターのような政変が無く、ロシアからエスカレートを仕掛ける場合を想定すると、このような順で進むと想定するのは合理的である

問題はこれがどの程度のスピードで進むかであるが、ウクライナ軍の想定ではコソボ空爆と同様に開戦から地上侵攻まで最大3か月程度の時間的猶予があると考えていたようである。今を思えばのんびりした想定であるが、ロシア陸軍各部隊は徴集兵を少なからず含んでおり、これらは法律上ウクライナ派兵できないため、全面的戦争を始めるには予備役招集と訓練が必要であると見られていた。したがって部隊の充足率を高めるのに必要時間がある程度は期待できたのである。このタイムラグの間は空爆ドネツクルガンスク両州が主な戦場となる。そこで、ウクライナ軍としては東部陸軍の主力を集中させてD/LNRとの停戦ラインを堅持することで大きな損害を与え、ロシア本体が参戦するまでに東部戦線を安定化、あわよくば地上侵攻を思いとどまらせるという方針が定まっていた。また、この時、クリミア半島やベルゴロド州からロシア軍が侵攻してくることが考えられたが、ここは動員した予備役領土防衛隊国境線を維持することとされた。長期的な見通しはさておき、ウクライナ軍にとって主眼はあくま東部戦線であり、停戦ラインから20km の範囲で多数の陣地構築を行っている。隣接するヘルソンザポリージャハリコフの各州での陣地構築は開戦後住民避難と並行して行う予定であったと考えられる。

もし、開戦に先立ちウクライナ軍が上述の想定の元東部戦線への戦力の集中を行っていた場合、図らずもがら空きのキエフロシア空挺軍殺到していたことになる。では、ウクライナ軍はどこで引き返したのか。最も有力な説は2月21日のロシアによるD/LNRの独立承認の直後であろうというものである。前述のような経過をたどるには、D/LNR がウクライナの一部という立場のままロシアミンスク合意の履行を強制する状況になければならない。両地域独立承認してしまった場合、D/LNR や民族的ロシア人が優位な支配地域を中心とした間接的なウクライナ支配という筋書きと整合しなくなる。また、東部戦線におけるD/LNR の攻勢が想定よりもだいぶ弱く、ロシア軍が両地域へ展開している部隊数も想定をかなり下回っていることからウクライナ軍では当初想定とは異なる侵攻計画がある可能性を認めざるを得なくなった。この時、米国から情報によればロシア軍の侵攻計画長大国境線での一斉攻撃であった。残念ながら、ロシア軍が主体的に全面侵攻を仕掛けるという情報ウクライナ軍は信じることができず、さりとて東部戦線へ部隊を急派する必要もない状況を踏まえ、ウクライナ軍は部隊移動を取りやめ、部隊位置を秘匿したうえで数日待機、すなわち様子見することとした模様である結果的に、キエフ周辺には開戦直後のホストメリ空港一時的にせよ防衛するのに十分な戦力が残っており、第一機甲旅団チェルニゴフ州でドニエプル川左岸防衛することができた。一方で、南部においては部隊移動が混乱をきたしてしまい、クリミア半島との境界に当たるペレコープ地峡からメリトポリ付近に至る広い範囲守備部隊のいない状況となってしまった。もしこの地域担任する部隊が移動前であったならば、事前準備の不徹底なロシア軍の南部からの攻勢すら頓挫していた可能性がある。

開戦初期の戦況はこのような状況から作られたが、その後の展開は周知のとおりである

2023-02-09

anond:20230209154937

さっきトルコ人地震説を唱えてたブクマカがいたんだけど

過去発言見てみたら反ワクチンマスクでついでに反NATO親ロシア)だった

2023-02-05

anond:20230204192935

つーかこの夫セコいよなあ

土曜の夜に言いだして月曜の朝に何とかしろって

土日だったら他所相談しにくいだろうって魂胆が見え見え

どんだけ世間様が怖いのよNATOに介入されたくないプーチンかよ

2023-01-30

結局、いくらアメリカNATO同盟組んでて、アメリカに金を払ってても、

侵略されたらまず自分らで戦って戦況を良い方向に進めないと誰も助けてくれないって事だよな。

金払ってるんだからさっさと助けて下さいよって姿勢では動いてくれない。

しろわざわざ負け戦に参加するのは損しかないので、体のいい言い訳されて無視されるのがオチ

勝ち馬に乗りやすいような状況を作らなきゃダメなんだろうな。

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