はてなキーワード: 葬儀屋とは
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葬儀屋関連の株ってないのかな
交代の時にあまり見かけないが初対面でもない昼勤のパートさんと顔を合わせ、申し送りを聞いたのだが、そのパートさんが終始「はぁ? お前何?」とでも言いたげな顔をしていたのが気になった。
そのパートさんが帰った後で、Aさんに「さっきの人って昼勤の○○さんですよね?」と聞いたら、「いや、××さんですよ。確かに、○○さんと感じがにてますけど、シフト表にも書いてあったじゃないですか」と、なんか意味ありげな表情で言う。
意味ありげというか、たぶんAさんが言いたいのはこれだと思う。
去年、○○さんに二年ぶりに会った時に驚いたのだが、○○さんがギャルママファッションから私みたいな地味系に劇的イメチェンをしていた。分かりやすくいうと、派手さの全くないタイプのマナー講師か葬儀屋のスタッフか、キラキラ成分を抜いた美容部員みたいな感じだ。黒髪は一本の引っ詰めにまとめ、眉毛は先細りのアーチ状に黒く濃く書き、アイラインはきつめでチークは施さない。鶏ガラみたいに痩せているのもあいまって、地味なのにむやみに眼光鋭く見える感じの。
××さんにも私は新人時代に一度会っているのだが、その時の××さんは森ガールが大人になったみたいな人だった。
それが、今となっては三姉妹を通り越してクローン状態になった我ら。一体、どうしてこうなったのだろう。別に流行っているわけでもないのに。中年になると皆こうなるべきみたいなルールがあるわけでもないのに。ていうか、私はずっとこうなのだが、時代が私に追い付いたのか?
コンビニでパートやアルバイトをしている女性といえば茶髪で仕事中は抑えても基本的に派手という印象だったのだが、いつの間にか葬儀屋スタイルが主流になったというのか。でもシフトリーダーは相変わらず浜崎あゆみ隆盛時代のファッションの面影を残したギャルのままだがなぁ。女子フリーターアルバイトさんは若いだけあってキラキラに輝いた今時の女子だ。
なんか、見た目同じようなキャラが三人も当店にいるなんてこわい。イメチェンして一抜けしたい気持ちになってきたが、今更髪型とかに金かけるのめんどいなと思ってずるずるしている。
先日、とある別のフランチャイズのコンビニに行ったら、私みたいな葬儀屋スタイルの女性がレジ打ってたのでおののいた。その時の私は休日だからって蓬髪に素っぴんだったから相手から「お前なんなの?」って顔はされなかったが、私は内心かなり動揺した。これじゃまるで、コンビニ店員がジュンサーさんになったみたい。
バイト直接関係ないけど、車で出勤途中、脇道からノーブレーキ&結構なスピードでセダンが飛び出して来てこっちに曲がって来た。なんかスピード出してる車がこっち来てるな、と思ったけどまさか二段階停止するとこから減速すらせずに大通りに出るとは思わなかった。思いきって突き進むのと急ブレーキ踏むのどっちがいいのか一瞬迷ったけど、その一瞬が命取りな気がしたので押し通ーる!! 幸い対向車が来てなかったので対向車線まで大きくはみ出して避けられた。セダンを運転していたお爺さんが「すまねえ」の意で手を挙げたのがチラッと見えた。余裕で八十超えていそうな老夫婦。免許返納してくれぇ……。
お正月二日だというのに、とても忙しい日だった。いつもの日曜日よりも忙しかった。こんな日に限ってオーナーとのシフトで、お客様が次々来店しているというのに、
「どうせ暇だからワンオペしてて。レジ見ながらカフェマシンの掃除やって、それでも暇だったら品出ししてていいよ」
と言い、そそくさと近くの道の駅に出掛けて行ってしまった。オーナーが店を出るのと入れ違いにお客様が次々と来店。オイ、駐車場に車が沢山入って来たの監視カメラで確認してからわざと出ていきやがったなこの野郎!!
死ぬほど忙殺された30分間。勿論、カフェマシンの掃除どころではない。レジ待ちの長蛇の列が出来た。そういう時に限って超ノロノロで小銭を一枚一枚出して来る客がトップに来たという。列の様子をちらりと窺ったら、三番目くらいに並んでいた、ジュース一本買いたかっただけらしいお客様が脱力感全開で天を仰いでいた。どうもすみません。でも、私にはなすすべがありません。
わざわざ店が混雑する直前を狙って出ていったオーナーだったが、流石に悪いことをしたと思ったのか、予定よりも一時間早く帰って来た。
「忙しすぎて何もやれていません!!!」
と、顔を合わすなり私は胸を張って言ってやったら、
「すみません、それでいいです」
とオーナーは言った。
夜遅いのに子連れのお客様が多かった。ある母親と小学校低学年の娘の二人組のお客様が来て、箱のアイスと箱のお菓子を買っていかれたのだけど、帰る時、母親がアイスの箱を娘に押し付けて、その後で何故か、
「こっちの方を持った方がいいよ」
と母親はお菓子の箱(ポッキーか何かで、アイスより軽い)を娘に差し出した。娘はそれを受け取る代わりにアイスの箱を母親に差し出そうとしたのだが、母親は娘の手をバチンと叩き、そしてアイスとお菓子の箱両方を娘に無理矢理押し付けた。何だったんだ一体。
コンビニでバイトを初めて以来ずっと思っていることだが、この県の人達って、何故か子供をコンビニに連れて来ておいて、買うのは親が欲しかったビールやコーヒーだけっていうことすごく多いな。他県出身の私は、わざわざ食べ物やお菓子のある店に、買ってやる気もないのに子供を連れて来る(しかも夜遅くに)っていうことがあり得なく思える。
店に連れて来たけれど子供は特に欲しいものを見つけられなかった、とかいう訳ではなく、店に入ったらビールや缶コーヒーの売り場に直行する大人。子供が何か欲しがると、
「買わねーよ!」
と人目も憚らず子供殴ってる。
まあ、夜のコンビニだし。そんな遅くに子供を連れて回る大人に常識はないのかもしれない。県とか関係なく。
しかし、日常生活の中でも、この県の人達って自分のお金は徹底的に自分にしか使わないんだなあ、と思うことが多々ある。毎日徒金をよく使い、冠婚葬祭や祝いの類いは可能な限りケチる。やっぱり県民性?
以前、身内に葬式があった時に、私の実家からも花輪か献花を出すから、葬儀屋さんに献花代と香典の相場を聞いたらすごく安くて驚いた。葬儀屋さんはといえば、私の故郷県は相場が高いことで知られていると言った。
やっぱり、県民性かな……。
前回 https://anond.hatelabo.jp/20211127202908
40にして避妊せず
50にして我が子の孤立を知る
60にして将来を疑う
70にして夫を見届ける
80にして
私が働きだしてから数年後のある日、父が死んだ。
仕事からの帰り道、電車に乗っていると突然親からメールが入った。
倒れたらしい。
ひとまず職場の上司に連絡を取り、数日ほど休めるかを確認した。
「お前が居なくても案外仕事は回るから。ぶっちゃけお前の仕事ってどれも頭数合わせだし必須じゃないんだわ」
オブラートに包みきれていない言葉の隙間からチクチクとした苦味が心に残ったことだけを覚えている。
現実を突きつけようとすれば自然とそうならざるを得なかっただけなのかも知れない。
どうにも使いにくかった有給を折角だからと多めに申請して、私は実家へと帰っていった。
親が倒れたと言われても、そもそも倒れる理由が特に思い当たらなかった。
それは私の個人的な気まずさから年に1度顔を合わせるかどうかだったからなのもあるし、父が元々身体があまり丈夫でなく合うたびに新しい体調不良のパターンを聞かされてて慣れてしまっていからだ。
年々、折れかけた柳のような弱々しい老人となっており、生と死の境界にはとっくに立っていたのだろう。
戻ったときには父は死んでいた。
突然死である。
珍しいことではないらしい。
私は少しだけ泣いた。
産まれてきたことや育ち方のよくなかったことへの後ろめたさから来る涙だった。
父の死を前にしても、私の両親に対する感覚はそこから変化することが出来ていなかった。
前々から両親のどちらかが死んだときのための準備は進められており、母のスマホに入っていたスマホのメモどおりに進めるだけで準備は滞りなかった。
規模も小さめにした。
顔と名前が一致しない親戚たちに片っ端から声をかける元気は私にはなかったし、母はやかましい場所が苦手だった。
祖父母の葬儀をやった馴染みの葬儀屋に頼むと話はレールの上をトロトロと進むように簡単に軌道に乗った。
父・母の兄弟だけを呼んだが、彼らの子供、私の従兄弟が誰も子持ちだったので意外と人数は多くなった。
初めて見る姪の不審そうな顔を見て、自分が幼少期に曽祖父の葬儀に参加したときはこういう顔だったのだろうと思い出す。
それと同じ程に、今、自分とこの子達には距離があるのだと理解した。
最近はどこも親戚づきあいが薄くなってきたというのは非常に結構だが、元々血の繋がりを遠ざけがちだった自分などはいよいよ親類の中にあっても限りなく透明に近い存在へとなっていた。
年が3つ下の従兄弟が結婚してから5年ほど、いい加減自分もいい年齢だが、誰も「結婚は?」と聞かなかった。
理解されていると安心すれば良いのか、気を使われていると感謝すれば良いのか。
父の死から10年、私はいつか転職を、出来ればクリエイティブにプログラマー辺りで……と思いながらもダラダラと同じ仕事を続けていた。
私より遅く入った高卒の人でも、センスや人間力が根本的に上だと感じた人は既に係長になっていた。
父が死んでからは好きにやっていた母だったが、いよいよ様々なものが曖昧になりつつある。
私は私自身の面倒を見るのでいっぱいいっぱいだし、母も同じような人間だったので「母が駄目になった時、どうにかする方法はないね」とたまに相談している。
流石に気がかりなので年1だった里帰りが最近は半年未満の周期になっている。
私が働き出した頃、両親が気にかけて遊びに行くと言っていたときの気持ちがわかる。
この感情は責任感の枠組みに入れるのが一番似合っているのだろう。
「最近は老人ホームもいい感じらしいけど、やっぱり知らない人と集団生活ってのはね」
そうなのだ。
その血を昔は呪いだとと思ったが、今はそのおかげで辛うじて母と繋がっているとも思う。
何故繋がっているべきなのか、これもやはり、責任感なのだろう。
絆という漢字は、家畜を繋ぐための縄を意味する言葉として産まれたらしい。
この連載は取り敢えずこれで終わり。
オチは?って言われても困る。