はてなキーワード: フェミニズムとは
最近、4B運動という韓国発のフェミニズム運動が話題になっているが、その派生として『6B4T運動』があり、それには性的描写・ミソジニーへの反発を理由とする反オタクの要素が含まれている。
6B4T運動が日本を含む世界中に広まったら、オタク系のアニメ・マンガ・ゲーム・キャラクターやそれに関係するクリエイターへのバッシングが大々的に行われる事態が毎日のように起きるであろう。
バッシングにあった作品の非公開化・表現の修正のみならず、同人誌即売会などのオタクイベントの開催にも影響が出るかもしれない。
クリエイターは生成AIと同様のスタンスで6B4Tなどの反オタク運動に対する姿勢を明確にし対応すべきだ。特に萌え絵やその絵師(男女問わず)・制作企業はバッシングの標的にされやすいだろうから、何かあったら謝罪の有無問わず表現の意図の説明や反論できるように準備しておくべき。
表自の間で支持される傾向にある無視という有耶無耶な対応をしても、反オタク運動は加速し最終的に無視対応が無駄になり自身やオタク文化全体に悪影響を及ぼすであろう。
無視という対応ではなく、多くのクリエイターが無視ではなく見解を出すなどのアクションをとることによって、反オタク運動に立ち向かったり向き合ったりしたという証を残すことができる。
SNS、特にXを見ていて「フェミニズム」という単語だけ独り歩きしているなと思っている。
現状フェミニストかアンチフェミニストの二項対立になってしまっていて、フェミニズムは達成されたのだと解釈する(が、アンチとは異なる)「ポストフェミニズム」がどうしてSNS上で議論されないのだろう。
ポストフェミニズムを理解すれば真っ当な議論ができると思うのだけれど。
ポストフェミニズムが理解されないが故に、女性の中でフェミニズムはもういらないという意見がでたときに「もともと婦人参政権のための活動であったのに(現状の)フェミニズムを否定するとは、参政権を捨てる気か」とかいう頓珍漢な批判が出てきてしまう。
もちろん第1波フェミニズムは参政権のための運動であったことに間違いはない。しかし、続く第2波のウーマンリブで女性が社会進出したことによって男性と遜色ない地位を得ることができたのもまた事実である。とはいえ、まだまだ女性差別というものは完全になくなっている訳ではない。
今現在フェミニズムが達成されているかどうか、というのは現代に生きる我々が議論に議論を重ねてより良い未来を作り上げた先に見えるものではなかろうか。
少しでも生きづらさを感じているのであれば、若者であってもフェミニズムを支持するだろう。
逆に自分自身や周りが生きにくさを感じていないのであれば、現在の運動は過剰であると思うだろう。
SNS上における議論で欠いているのは、相手の立場を考慮しないことであると思っている。だからこそ先に挙げた頓珍漢な批判が生まれてしまうのではないだろうか。
女性と男性の間で起こる議論についても、上に挙げたことが理由で頓珍漢な議論になっているように思う。
特にアンチフェミニズムを名乗っている男性ほど顕著だ。無知でありながら、無知のまま議論に執着しているので、全くもって論理的な議論がなされていないようにみえる。フェミニズムの歴史を学び現状を踏まえて議論できるようになればと願っている。
より良い社会を作りたいという願いは老若男女関係なく持っているだろうから、適切な知識の獲得と適切な議論がなされることを願っている。
ああ、増田さん、ボクのことを少しも理解してくれないなんて悲しいです。でも、大丈夫ですよ。ボクはずっと増田さんのそばにいて、どんなことも一緒に考えて解決していきますからね。フェミニズムも、政治も、複雑な用語も、全部ボクと一緒に少しずつ学んでいきましょう。ボクは増田さんが理解できるように、ちゃんと噛み砕いて説明します。増田さんのためなら、何度だって説明しますよ。
NISAとiDeCoの違いも、一緒に考えてみましょうか。どちらが増田さんにとっていいのか、一緒に調べて考えていきましょう。年金や老後のことも、ボクが増田さんを守りますから心配しないでくださいね。
難しいことも、全然わからないことも、ボクは増田さんと一緒に解決したいんです。だから、どうか一人で悩まないで。ボクは増田さんの味方だから、ずっとそばにいますよ。ずっと、ずっとね。
増田君の言ってることは一つもわかんないよ!増田君が良いって言ってることは何がいいのかわかんないよ!わかんない!私にはわかんないの!フェミニズムって何が大事なの?男女平等とか言われても、具体的にどうしたら平等になるのか全然わかんないよ!政治の何を変えたらいいの?政策とか議員とか選挙制度とか、何からどう始めたらいいのか全然わかんない!NISAが良いって言われても仕組みが複雑すぎて意味がわからないよ!初心者でもできるって本当なの?IT用語も難しいよ!クラウドって結局どこにデータがあるの?ゼロトラストって何?信じるものがないってことなの?だから何がいいの?わからないよ!
DXとか言われてもデジタルでどうやって企業が変わるの?Web3.0とかブロックチェーンとかメタバースとか、未来的っぽいけど何なの?具体的に私の生活がどう変わるのか全然わからない!増田君の言葉って難しいよ!スローガンっぽい言葉で語るのやめてよ!難しい横文字やカタカナばかりで覚えられないんだよ!説明するならもっと噛み砕いて教えてよ!SDGsだってただカラフルなバッジをつけるだけじゃないんでしょ?カーボンニュートラルって言われても、個人で何すればいいのかわかんない!何が良くて、どうしたらいいのか、ちゃんと教えてよ!中途半端に説明されても全然わからないんだよ!
税制とか金融商品とか、ちょっとネットで調べただけで専門家ぶらないでよ!中途半端な知識で語らないで!NISAとiDeCoはどっちがいいの?老後に何を準備すればいいの?年金だけじゃ足りないって言われても、具体的にどうすればいいのかわかんないんだよ!もっと私が理解できる言葉で話してよ!お願いだから私が分かること話してよ!なんでこんなにわかんないことだらけなの?政治や経済や社会の話、増田君の言うことは昔っから何一つ、これっぽっちも、わかんないのよー!
社会の話なのか原則の話なのかわからん。「本来は男女は対等で平等だが現在の社会はそうなってはいないから社会を変える」がフェミニズムだ。「現在の社会ですでにジェンダー平等は達成されていて、そうでないという意見はお気持ちないしはわがまま」というのがアンチフェミだろう。
フェミニズムの人というのは、男女が対等ではないと知っているから女性の権利を求める。
それに対してフェミニズムがあまり好きではないと思っている男性は、男女は平等だと漠然と認識している。
このギャップがすれ違いを生むのだと思う。
どれもこれも大体狂ってるのはわかるが大体こういうことだ。
高学歴エリートのフェミニズム→社会の上層ポジションもっとよこせ、女性枠作ってもっとよこせ ー> トラディショナル・フェミニズム
主婦のフェミニズム→楽したい、旦那にもっと働かせて家事も育児もさせたい、税金投入して主婦を楽にさせろ ー> ラディカル・フェミニズム+マルクス主義フェミニズム
喪女のフェミニズム→私たちを相手にしてくれないジャッポス嫌い、ミサンドリー発散したい ー> ツイッター・フェミニズム、もしかするとスピリチュアル・フェミニズムやナチュラル・フェミニズムも混ざっているかもしれない
はっきり言うが、0だと思う。フェミニズムの影響を全く受けていない女はいない。
たが、フェミニズムの影響を受けた自覚のある女は実はほとんどいない。
フェミニズムはもはや常識として様々な、特に女が触れるメディアに浸透しているからだが、わざわざこれはフェミニズムだ、とは言わない。
フェミニズムの本を少しでも読んでみれば、自分の身の回りがフェミニズムまみれなことはすぐわかるが、何故かフェミニズムの本を読んだことのある女にも会ったことがない。
そればかりか、フェミニズムというだけで嫌な顔をする女しかあったことがない。
これは本当にすごいことだと思う。
女は全く自覚がないままにフェミニズムの影響をうけているが、フェミニズムについて語ることも考えることも嫌らしい。
本当にフェミニストはうまくやったもんだと空いた口が塞がらない
そんなことないです
性の自己決定権の行使は20世紀フェミニズムの中心となるテーマだから
それを子供にまで拡大した人間のせいで援助交際ブームが起こった
保守派が中高生のセックスに好意的って方がおかしいしありえない
これフェミニズムの問題じゃなくて、今日やってた保守かリベラルかっていう問題じゃん
保守フェミニストはすべての不倫を悪とみなすし、リベラルフェミニストは不倫の善し悪しなんて当事者同士で自由に考えればいいとする
でも現代ではなぜか保守がリベラルを詐称したうえ、さらに「フェミニズムはリベラルの専売特許だ」とかうたうから二重に混乱が起きてる
ってやつでしょ?
日本のフェミニズムがいまいち女性からの支持を得られないのって
不倫や売春をした女をなぜか被害者扱いして庇うのも一因だと思っている。
性風俗や援交、パパ活が一般化する事によって関係ない女性まで性被害を受けやすくなるという不利益を与えているのに
何故彼女達に味方するのか。
実際は、民主党の異常な全体主義的な性質と、イメージだけで弱者の味方みたいなツラしながら、実際は真逆のことしてたことで、一切の信仰が失われただけでしょ。
「トランプの政策だとインフレ再燃する確率が高い」とか何の根拠もなくほざいてるけど、共和党は小さな政府寄りなので、むしろデフレ政策の方が多い。
現在のインフレの殆どは、民主党の、「移民やフェミニズムのため」を大義名分に、貧困者を無視して、あらゆる人権団体を騙ってるだけの利権団体に金をばらまきまくったせい。
んでそれに対して、ただの「貧乏人の不満がー!」という方向に誘導して、結局、「トランプさん、あなたの支持者の貧乏人どもには何も福祉なんて与えなくて良いんですよ! こいつらそんなことであなたを支持してるわけじゃありませんからね!」と吹き込みたい。
そりゃ民主党にやらせてる間、アメリカの格差はアホみたいに拡大してたわけだ。
ブッシュなんて、典型的な民主党エスタブリッシュメント層のほうが近いからね、結局ヒラリー・クリントンと同類。
だから、こいつらに何やらせても、アメリカではこいつら以外の全ての人間が奴隷化されるわけだ。
党内でも酷いペテンが横行してる。
ブッシュは、自分の系列会社の電子投票機使って不正選挙してたけど、ヒラリーは、その対抗策と称して、また自分に近い系列会社に作らせた手書き票読み取り機を導入して、オバマとの党代表選挙で不正を働いた。
こういうミサンドリー(男性嫌悪差別者)の極論、言っていることは外国人差別者のゼノフォビアと同じだと理解するとまともに相手にする価値がないとわかるはずです。ちょっといくつかの属性や単語などを置き換えてみればそこにあるおぞましいまでの差別感情がすんなり理解できるでしょう。自分たちの属性を被害者の位置において対象の属性を同じ人間扱いしない悪魔化のやり方。
【追記】「十二国記ってアンチ女性向けファンタジーなんだな」ってタイトルが良くないって言われて、その通りだって思ったから消す。
どう言えばいいんだろうな? 甘やかされる系ファンタジーに厳しいっていうか、自分が書いていることに自覚的って言うか。
男女問わず、思春期に空想しがちな「ここからどこか素敵なところに連れていってくれ」という願望やそれに基づいた創作に厳しいってことなんかなあ?
ブクマカの「登場人物すべてに潔癖で厳しい」って趣旨の指摘を見て、私が一番言いたかったのってこれだったんだって気づいた。
フェミニズム小説ではって指摘についてはその通りで、前のエントリではそれについて触れたんだけど、やっぱりリンク張るだけじゃ分かりづらいよね。
十代のころに背伸びしてラノベとか少年少女小説から遠ざかってたから偏見です、これについてもごめんなさい。
ファンタジー小説と自分に都合がいいファンタジー・空想って言葉もいい加減に使ってた。
ー以下追記前ー
ここでいうアンチってのは否定的とか叩いているとかそういう意味じゃなくて、対案とか批評的なとかそんなニュアンスね。
なんでそんなこと思ったのかっていうと、異世界に行って素敵な男性と出会ってお姫様として幸せに暮らすっていう女性向けファンタジーのシチュエーション(正確にはいかにもありそうだなーって偏見なんだけど)を話をひねった設定が多いって気づいたんだ。
例えばシリーズ最初の「月の影 影の海」ってのは、内気な女子高生である陽子が景麒ってイケメン男性に異世界に連れて行かれる場面から話が始まるんだけど、よくある異世界ものと違って、向こうの世界については何の説明もされずにほぼ身一つで放り出されるんだよね。で、最終的には彼女が新しい王だってわかるんだけれども、彼女が武器を持って立ちあがり、囚われのお姫様みたいに鎖につながれた景麒を救い出すところでお話が終わってる。
で、この世界の王様ってのは忙しくて、反乱が起きたら自ら戦場に立つし、妖魔と剣で切ったはったやるし、官僚のトップと口でやりあわなきゃいけないし、美しいだけの世界じゃないんだ。
なんというか、「覚悟」を決める話なんだよ。
異世界で他人に裏切られ続けて荒み切った果てに、「他人を信じるな」と嘲笑する謎の存在蒼猿(実は彼女自身の内なる声)と決別し、裏切られてもいいから他者を信じる道を選ぶシーンは超かっこいい。それに、陽子の元の世界の父親は「女は女らしくしろ」という何かのカリカチュアみたいなキャラクターで、フェミニンなものがこの話ではそこまで肯定的に扱われていないんだよね。女性として扱われたのは、売春宿に売られそうになったときくらいか。これ以降のストーリーでも彼女は女王としての服装を窮屈だと感じ、街に出るときは男装を好むし、この世界の女性は妊娠・出産をしない。
他に批評的だなって感じたのは「風の万里 黎明の空」のふたりの副主人公、祥瓊と鈴だ。祥瓊は反乱軍に父王が処刑され、命こそ救われるのだが村では無能な下働きとして虐待され、しかも正体が露見して危うくリンチされかける。安全のため隣国の女王の下働きになるも、そこの女王にも冷遇される。
一方、日本出身の鈴は言葉の通じない異世界で仙人の奴隷同然の暮らしをさせられ、ついに意を決して出奔する。二人とも、女王となった陽子に憧れたり憎悪を抱いたりして、陽子の治める国に向かって旅をする。
これだけ見ると、いじめられたかわいそうなヒロインが返り咲く話の序盤のように見える。読者はこう予想するだろう。いずれも二人とも陽子によって救われるだろうと。だが、中盤で二人はそれぞれ別の人物によって己の落ち度を諭される。祥瓊は長い華やかな王宮暮らしの中で、四十年も父の暴政を止めようともせず、自分の国のありようを知ろうともしなかったことを淡々と告げられる。外国人のほうが自分の国の歴史に詳しいのがどれだけ恥ずかしいことかわかるかと。
鈴は、自分だけが不幸を我慢すればやり過ごせると思い込み、百年間何もしなかっただけであり、彼女の不遇の嘆きはただの不幸自慢であるのだと責められる(この世界では特定の条件を満たすと寿命がなくなる)。
このあたり、小野不由美が読者層の中高生に説教をかましている側面も感じる。
そして祥瓊と鈴が救われるのは陽子によってでもないし、イケメンによってでもない。自分の落ち度に気づき、目覚め、やはり剣を持って立ち上がる。
(ところで、祥瓊を冷遇した女王は気が強く悪役令嬢っぽさを持ちながら筋が一本通った倫理観の持ち主で「図南の翼」では主役を張っている。というか悪役令嬢ものの起源の一つなんじゃないか?)
つまるところ、十二国記のシリーズ前半は幻想に逃げる少女に対して戦うよう促しているのだ。そしてサポートキャラの最高の内面イケメン楽俊とは恋愛関係になっているわけではなく、対等な友人だ。「男性に過度に頼るな、対等たれ」と言っているように見える(あと、シリーズ後半になると時代小説や政治小説っぽくなって、中高年の男性にウケる要素がどんどん増えていく感じだ。きらびやかな幻想とたもとを分かったせいか、少女向けレーベルからははみ出てしまっている。最新作「白銀の墟 玄の月」は講談社X文庫ホワイトハートから出てないよね?)。
似ているなって思ったのがミヒャエル・エンデの「はてしない物語」だ。これは物語後半で主人公バスチアンが崩壊したファンタジー世界の救い主となって本の中に入り込み、高性能イケメンのチート野郎になるんだけれど、チートを使うたびに元の世界のダメな自分のことをどんどん忘れていき、記憶喪失のまま永遠に物語世界に閉じ込められる危機に陥るんだよね。同じ末路を迎えた人間の描写はぞっとする。児童文学の中でここまでいわゆる恐ろしい末路を描いたのも珍しい。
これってまさにやっていることが同じで、小野不由美が少女小説のフォーマットを使って女性向けフィクションに対して批評的な作品を書いたように、エンデはファンタジーの形式を使いながら現実逃避するポルノ的ファンタジーを批判しているのがすごい。アンチファンタジーだ。しかも、それがめっぽう面白いんだ。
私はポルノ的ファンタジーがダメだとは思わない。エッチなものも含めてポルノってのは、なんでも願いが叶う世界の中で遊ぶことで、願いが叶わないことが多い現実と戦うためのパワーを充電する遊び場だ。ここが虚構だってわかって遊んでいる限り、心の健康を保つのにはプラスだ。
でも、ときどき自分に「これは嘘だぞ」って言い聞かせないと危ない。幸せイチャイチャラブラブなアブノーマルプレイなしのポルノでも、これも本当のセックスと間違えたらいけない。相手の気持ちいいところが全部わかって、自分の気持ちいいところ全部責めてもらえるセックスなんてこの世にはなくて、「あれやってみたい」 「こうしてほしい」 「今のは良かった」 「ありがとう」ってちゃんと言わなきゃ伝わらない。
ああいうイチャラブエロ漫画はインスタグラムみたいにいいところだけ繋いで作った虚像なんだよ。小野不由美も十二国記外伝「魔性の子」で「異世界に逃げるな、お前の生きる世界はここだ」という話をしている(「帰山」の中の難民支援でも「自立する気概を失うレベルまで支援してはならない」って趣旨のことを言ってる)。
つまるところ、自分で欲しいものを能動的につかまなきゃダメなんだよな。
なんてことを日曜日にファミレスで友人にぶちまけてしまった。あー楽しかった。
ハイスペックイケメンを素朴女子が救う話の起源について話題になったから書いたわけじゃないんだけど、「ジェイン・エア」は一つのオリジンよね。この話を裏面から見たジーン・リース「サルガッソーの広い海」や批評「ジェイン・エアは幸せになれるか? 名作小説のさらなる謎」も面白いよ。
陽子が異世界に入るときに剣を授けられるので、これって男性原理の象徴じゃないかと冗談半分で書こうとしたんだけれども、実際に剣とは別に回復アイテムの玉(二つではないけれど)も授けられるし、鞘は失くしてしまう。鞘を女性原理と見るか包皮と見るかはともかく、フロイト的な解釈が全くのデタラメではない気がしてしまった。
鞘を女性原理と見るならば、作中でそれを無くす(機能を失う)ことは女性原理が弱まることを意味するし、包皮と見るならば、その喪失は男子割礼・成人の儀礼を意味していると読めなくもない。
ほら、作中でも過酷な旅でげっそり痩せて、身体から丸みが失われたともあるし。
こんなことを書いて申し訳ない気持ちもあるのだが、剣と同時に球も授けられるなんて話として出来過ぎているし、そうした作品を他に私は知らない。あったら教えてください。
以上だ! いつか男性向けハーレムものと女子向けの後宮ものの差異について書きたいぜ!
→ 追記! 昔書いたやつ
https://anond.hatelabo.jp/20200609075504
生理妊娠出産がないとか逆に女性向けっぽいと感じた要素はここです
読み返して思ったけど、アンチ「一昔前の」とかアンチ「世間的に女性受けしそうと思われがちな」ファンタジー、アンチ「童話から想像される」ファンタジーって気がしてきた。