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はてなキーワード: 金融緩和とは

2022-10-28

黒田さんの今日の会見

見てないけどいつも通りの金融緩和継続だったんだろうな

147円いきそうじゃん。

2022-10-25

円安を恐れるべきか

現在、数十年振りの円安です。コロナ禍やロシア侵略戦争によるエネルギー高もあって物価が上昇していますがこれは本当に恐れるべき事なのでしょうか。

私は以下の文を読んで何故円安なのか、それをどう考えればよいか、よく理解出来たので、クローズドSNS4月投稿ですが、書いた人の承諾を得て公開します。

転載開始】

2001年6月以降の日米のコアCPI(なお日本のコアコアはアメリカのコアに相当)をグラフにしたものです。灰色の細い線はその差です。いずれも日記で紹介している内容で、日頃からデータを取っていればすぐに作れるグラフです。

アメリカインフレ日本デフレします(今はそうです。)。

両国ともまっとうな金融政策、つまりインフレになれば金融を引き締め、デフレであれば緩和するという政策をとれば、アメリカ金融を引き締めて金利上昇、日本金融を緩和して金利低下となります

そうなると、それまで円建ての資産を持っていた投資家は、より高い利回りを求めて米ドル建ての資産を購入するために、円を売ってドルを買うので、ドル高・円安になります

パンデミックに直面して、アメリカ積極的過ぎる需要拡大政策をとり、日本あいかわらず庶民の苦境をほったらかにしました。そこでパンデミックから回復とともに、アメリカ供給需要となってインフレ率が急上昇し、日本供給需要となってデフレとなり、インフレ率の差も急拡大しました。現在その差は過去40年で最大です。

したがって、日米ともにまっとうな金融政策を取っていれば、急ピッチドル高・円安が進むのは当然のことなのです。

これを阻止して為替レートの安定を図るには、2つの方法があります

1つめは、資本自由な移動を禁止することです。ただ、こうなるとわれわれは好き勝手に米株や米国債を買えなくなり、アメリカ人も日本株を買ったり日本投資できなくなります中国は、まっとうな金融政策為替相場の安定のために、資本移動に大幅な制限を設けています中国人は共産党コネがある人は別にして、資本第三国自由に移動することができないし、外資系企業中国国内利益を出しても、あるいは事業がうまくいかずに撤退しようとしても、送金規制などでそれをするのが極めて難しい。だから中国めざまし経済成長を誇る世界二位の経済大国なのに、世界第二位金融大国ではないのです。中国株はリーマンショック前の高値の半分程度、15年前と価格は同じです。

2つめは、国内不景気なのに金融を引き締めて、日米金利差を無くすことです。こうなれば為替レートは固定されますが、不景気さらに深刻化します。これはアメリカからみても同じことです。FRBドル高を是正しようとして金融を緩和すれば、インフレますます酷くなります。ところでEU共通通貨ユーロ)は、採用から独立した金融政策実施する能力を奪い取っています。だから南欧ギリシャなどの経済の弱い国にとって金融は常にタイトで、為替は高く、ドイツのように経済が強い国にとって金融は常に緩和気味で、為替は弱い。そうして生まれ経済格差は、貧乏な国から豊かな国に移動する自由保障するから労働者自力で何とかしろ、というのがユーロ制度設計です。

このとおり、①国内の景気のためにまっとうな金融政策を取ること(これを「金融政策独立性」といいます。)、②自由資本移動と、③為替レートの安定性の3つは同時に達成できないのです。

これは国際金融の「トリレンマ」といって、マクロ経済学のどの教科書にも書いてある基本的原理です。

“A unifying theme of this chapter is the international “trilemma”—that it is impossible for any nation to maintain simultaneously (1) independent control of domestic monetary policy, (2) fixed exchange rates, and (3) free flows of capital with other nations (“perfect capital mobility”). Thus fixed exchange rates and capital mobility create a new reason why domestic monetary policy may be impotent. For instance, Europe’s common currency (the euro) has stripped member nations of their ability to conduct an independent domestic monetary policy. “

Gordon, Robert J. “Macroeconomics”:12th edition Pearson Education. (2011).

3つを比較すると為替レートの安定性の喪失は一番弊害が少ないのです。例えば通貨が下落すれば、輸入品は高くなりますが、輸出には有利に働くので、変動したから悪いというわけではない。それに輸入品価格が上がれば財政政策家計を補助する、通貨高で企業が苦しければ減税するなど、他の政策問題カバーすることも可能です。それと比較すると金政策独立性を奪われること、資本移動の自由制限することの弊害はるかに大きい。

からアメリカ日本は、独立した金融政策を取りつつ、資本移動の自由保障し、変動相場制を採用し、為替レートがファンダメンタルズにあわせて動くことを容認しているのです。

そうした経済学の原理無視すると、必ず手痛いしっぺ返しを食らい、その打撃は社会もっとも弱い層がもっとも大きく受けるのです。

その典型例が、経済成長のために資本移動の自由を進めながら、事実上ドルペッグ制を維持しようとしたアジア諸国を襲った1997年アジア通貨危機です。これはドルにあわせたために実力以上に高くなっていたタイ通貨バーツヘッジファンドに売られたのがきっかけです。"強欲なヘッジファンドが悪い"みたいな寝ぼけたことを言う人がすごく多いのですが、悪いのは、金融政策と、外国から投資と、為替レートの安定、3つ全部を同時に手に入れようなどという虫のよいことを考えたタイインドネシア韓国です。ヘッジファンドに目をつけられたくなかったら、外国投資と引き換えに為替レートの安定は放棄すべきだったし、いっそのこと資本自由化なんてしなければよかったのです。

デフレであるにも関わらず金融を引き締めて、超円高を招き、就職氷河期製造業空洞化=「失われた20年」を招いた1990年代半ば以後の日本もその亜種です。グラフをみると、民主党政権時代円高いかファンダメンタルズとかけ離れていたかが分ると思います製造業の壊滅も非正規貧困の増大も、まったくの人災だったのです。

そして、今、ロシアルーブルを維持するために、制裁不景気なのに政策金利17%にしたり、外資資金持ち出しを制限しようとするなど、同じ轍を踏もうとしています

今、円安阻止のために金融緩和を止めよというのがどれだけ愚かな提言か、分っていただけましたかな?

グラフ画像へのリンク

https://imgur.com/7uV6seY

転載終了】

  

 

転載した私の超蛇足

上の説明を読んでからポンド危機」のウィキ説明を読むと、 英国が「ERM」(欧州為替相場メカニズム)に参加するために独自金融政策をとれなくなった結果どんなことになったか為替の安定よりも金融政策独自性を確保することの方が遥に大切であることがよく判ります

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%83%89%E5%8D%B1%E6%A9%9F

10月21日発表の消費者物価指数はコアで30年ぶりの3パーセントでした。しかし変動の大きい食料・エネルギーを除いたコアコアは1.8パーセントです。まあまあ、そこそこの景気といわれるものがコアコア2パーセント日銀もそれを目指している)とのことなので、為替の安定性のために今金融引き締めをしたらせっかくおぼろに見え始めた不況の出口が消滅しかねません。

今日日経記事

大卒内定者4年ぶり増加 23年春入社日経調査

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC170XT0X11C22A0000000/

すみません日銀目標は2パーセントでした。訂正します。

追記

賃金があがらないというブコメが多いのでこれ貼っときます

10月9日NHK最近日銀内部で話題のことば 「ノルム」って?【経済コラム】」

これを読むと日銀は何故賃金が上がらないか(どうやれば賃上げできるか)を前々から調べて考えていることがわかります

デフレ不況の長く続いた日本で今、野党メディアや我々一般人がすべきことは賃上げ要求であって、円安是正の為の金利引き上げでは間違ってもないと言えます

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221007/k10013851551000.html

2022-10-21

anond:20221021063413

書いてる内容は大体正しいけど、利上げができない原因は住宅ローンなんかよりも遥かに大きくて根源的なところにある。

それは日銀当座預金への付利(預金に対する利息)

利上げをすると500兆円に膨れ上がった日銀当座預金の付利を上げないといけなくなる。

現在ゼロ金利なので高々0.1%程度で額にして5000億円だが、仮に1%にすると5兆円になる。

日銀純利益は1兆円で損失に備える引当金10兆円程度なので、すぐに債務超過に陥ってしまう。

では利上げをしながらも相応の付利まで上げないとどうなるか?

日銀当座預金は各銀行日銀に預けている金である

銀行商売なので、より良い利率が望まれるところに投資するため当座預金から引き出して市中に出す。

すると、市中に出回るお金の量が増えるのでさらインフレが進む。

※正確にはある程度は預けたままにしないといけないが、全体の500兆円に対して数十兆円程度なので議論には影響しない

結局、異次元金融緩和で散々国債を出してきたツケが回ってきたんだわ。

2022-10-18

anond:20221018132841

お、いいね

デフレ貨幣現象ではありませんでした

財政政策との組み合わせが重要という事か、

金融緩和のもの意味がないということを言っているのかどっちなんだい

後者にも聞こえるけど

anond:20221018131955

リフレ派が「インフレにならないかぎりいくらでも金融緩和できる」みたいなこと言ってたけど

結局のところアベノミクスインフレに結びつかなかったね。

一方で今は外的要因によってインフレが発生しとるわけやけど、

まだ欧米に比べれば日本インフレは水準が低いかおk、みたいな話なんかね?

anond:20221018130437

大規模な金融緩和肯定ということでよろしいでしょうか

anond:20221018125249

成長戦略画餅経済成長が停滞。金融緩和ばかり一生懸命続けた結果、現状では利上げすべき局面なのに利上げすれば破綻するため、利上げできず。基本的アメリカの利上げが緩和するのを祈るのみ。

結果として日米の金利差が埋まらない。市場に足元を見られて円売りドル買いが止まら円安が加速。金融緩和は止められないが円安を止めたい一心の悪あがきで為替介入外貨準備を取り崩すも無駄撃ちに終わる(それが無駄であることはこれまでの歴史から見れば明らかなんだがな)。輸入品価格上昇に歯止めがかからなくなり、お前の財布の中身も含めて全国民のふところにツケが直接回ってきているんだよ。

https://anond.hatelabo.jp/20221018125643

ついでだから日本語も教えてあげよう。

享受願いますか?

最小の変更で意味の通る言葉にするなら、

ご教示願えますか?だな。

2022-10-14

anond:20221011010255

昨晩のテスラCPIの発表を受けて寄り付きから下落、一時206ドルに達する下げを見せた。

テスラ過去高値は414ドルだった。その半値が207ドル。この水準に達すれば達成感から売り方の買い戻しや、割安感から買い方の買いが入って値が反発する可能性があった。

私は210ドル~207ドルで売り持ちの大半を買い戻して利確した。

その後、私がしばらくチャートから目を離している間にテスラ株価は大幅反発した。結局、昨晩の終値は221.72ドル。びっくりするほどの値戻りを見せた。

この値戻しはアメリカ市場全体にも起きたことで、個別株もS&P500等のインデックス出来高を伴って大幅反発した。S&P500に関しては200WMAを割り込む勢いだったのが場中で大反発をしたのだから劇的だった。これには私に限らずおおかたの市場参加者も一様に驚き、不可解さに首をかしげたようだった。

不可解だろうと事実事実。その状況に対応していくほか道はない。しかし、目先で地合いが上向くのか早々に下落再開となるのかは、この大反発によって読みにくくなった。さしあたって今日は大きなポジションを取らず、S&P500や先導株の値動きを観察しようと思う。

テスラの売り持ちは残りわずか。この後は戻り高値から反落するタイミングを狙って再度ショートする。問題はその戻り高値がいつ訪れるか、そのタイミングを捉えることができるか。

リーマンショック後、大きめの調整は数年おきにあったものの、金融緩和環境10年以上続いた。結果として膨らみ続けた日米の株価。今回の下降トレンドがその清算となるのであれば、今程度の下落で済むとは私は思っていない。これから数週間から数ヶ月に渡ってある程度値を戻したとしても、最終的には、後から振り返って「大暴落だった」と形容される規模で下落して底を打つのだろうと想像している。

2022-10-13

コロナ前に金融緩和止めてたら、今1ドル200円、日経平均15000円とかになってたんだろうな

まあそれが日本経済の実情だし、遅かれ早かれそのラインに向かってくと思う

2022-09-13

anond:20220913125256

60点くらいじゃないか

時期がよかった、アメリカの緩和終了で円安局面

金融緩和と口先介入とNISAは良かった、女性参入もよかった

増税あたりからおかしくなり、気づけば緊縮路線になっていった

まぁ緊縮は民主も同じ、民主場合は30点くらいか

最近円安苦は、新手の税金なんじゃないか

色々な人が難しいことを言っているけど、ざくっというと、日銀金利を上げられない理由は、

日銀金利を上げると、日銀から異次元借金をしている政府財政破綻してしまうから

なんだよな。

かくして、日銀政府に言われるがままに輪転機を回す印刷工場に成り下がってしまっている。

国内実質的生産活動は伸びていないのに、紙幣だけ増えたら、そりゃ円の価値は下がりますよと。

今までは、欧米も似たようなことをやってたか円安が目立って見えなかっただけで、彼らの経済が立ち直って金融緩和が終わった今のタイミングで、円の価値が超絶下がっていることが顕在化しただけのことだ。

震災復興やらコロナ対策やら、ここ1020年の間、政府は異常な規模の財政出動をしてきた訳だけど、これらがなんの対価もなく実施される訳がない。

円の価値が下がることで、日本個人法人が持つ銀行口座から、額面はそのまま"価値"だけ抜き取られ、これを政府財政出動している、という構図なんだよな。

結局、国内生産人口を増やさないことには根本解決しない。小手先施策では、必ずどこかに歪が現れる。

政治家は、そろそろ『異次元少子化対策』を実施するべき。

2022-09-07

野党支持者の金融政策論を読んでるとやっぱり自民党のほうがマシとしか言いようがないんだよな。

金融緩和攻撃するのはアメリカだと右派なんだけど、日本左派アメリカ右派と同じなんだもん。

anond:20220907182404

クルーグマン日本人口構成を考えると金融緩和は長期に渡って必要だと言ってるし、

ブランシャールに至っては金融緩和永続論を言ってるから

人口構成が変化する少子高齢化解決がない限りこのままだろうね。

あとは戦争のような不可避の外部要因。

anond:20220907174305

建前上は日銀政権から自立しているけど、実際は政権意向を汲んで動く。

日銀の人事も施策も、時の政権が目指す方向次第。岸田政権に代わってからは、金融緩和よりも、どちらかと言えば引き締め方向へ舵を切りたそうな観測はある。

総裁が替わる際、政権は利上げ方向へ舵を切れと日銀に(こっそり)指示するだろうけれど、どうやって?の部分は日銀に丸投げだろう。そうして日銀による利上げがあるとすれば、それは繊細かつ、何らか技巧的なものになるんじゃないかと思う。アメリカ並みの利上げをすれば途端に日銀債務超過なので。

中年期以降の炭水化物等の取り過ぎで、健康状態がすでに相当悪化している老齢の糖尿病患者膵臓を、なんとか手を尽くして治そうとするのと似ている気がする。施術成功率は高くなく、完治も期待できず、なんとなく成功したとしても予後は悪い。

アホノミクスのつけを支払う時が来た。

2022-09-05

インデックス投資新興宗教とするのは言い過ぎ

anond:20220905070801

投資宗教というのは言い過ぎ。簡単反論するよ。

そもそも経済とはなにか、なぜ経済が成長するのか分かってなさそうだから説明する。

すごく簡単需要から経済とは何かと説明すると、経済とは"価値多様性"を示す言葉なんだよね。

なのでGDPが低い国ってのは購入できる商品サービスが少ない国、GDPが高い国は商品サービス多様性が高い国ってことになる。(どちらの国民幸せかって話ではない)

で、重要なのはなぜ経済が成長するのかって事なんだけど、これは人間が"高度な知能"を持つ動物からなんだよ。

簡単に言えば、知能とは価値Aと価値Bから新たな価値Cを生み出すことのできる能力の事。 A+B=C ってね。

例を上げると、猫(ペット)+喫茶店 =猫カフェ などなど。

人間はその能力を使って生存競争に勝ってきたので、無意識的にその能力を使ってるのよ、チーターの脚が速いように。

なので、安定な市場経済下の中だと人間はほっておいても経済を成長させる動物なんだよ。

日本経済も糞だけど、実質GDPを見れば戦後ずっと成長し続けてるし、政治が安定している国では経済は安定して成長するのが普通

から金融緩和があったかインデックス投資プラスサム、金融引締でインデックス投資ゼロサムorマイナスサムとは必ずしもならない。

もちろん行き過ぎた金融引締で短期マイナスになる可能性は大いにあるけど、長期で見たら基本プラスサム(デフレの国は除く)。

なぜなら人間は"高度な知能"を持つ動物で、ほっておいても経済を成長させる程度の能力を持っていいるから。

勿論資源の枯渇や、環境問題悪化とかで長期も危ういこともあると思うけどね。

基本プラスサムよ。

インデックス投資新興宗教であることについて

https://honeshabri.hatenablog.com/entry/Market_Gospel信仰心を高めて時間で殴る投資術」

2020年代新興宗教

かにこれは宗教やな。「これまで数十年、私が入信してからというもの、ずっと右肩上がり自分はこの宗教に入って本当によかった!これまで救われてきました!」

そうして周りの人を勧誘する。

かにこれは何かに似てるわ!自分無自覚なところまでそっくり

投資大切なことなんやが、インデックス投資はいたずらに人に勧めるのはよくないんよ。特にこの時期は。

インデックス投資は人を無知にする。だってあなた「これだけやっておけば幸せになれる」ってゆーでしょ?

だれもがこぞって過去パフォーマンスを紹介して感嘆しているのは分かる。

けど、気をつけないといけないのは、こういうときよ。

ブコメにもあるが、これは浄土真宗に似てる。「南無阿弥陀仏」と唱えるだけでは人は救われないのよ。

浄土真宗は手軽さゆ庶民に爆発的に広がったそうだけど(詳しくないよ、自分は)、インデックス投資はまさにそう。

「ここ数十年救われてきた」から信者たちが「善意で」、勧誘しているのはすごくよく分かる。

けど、本当にするべきなのは念仏を唱えて祈ることじゃなくて、きちんと自分時間をかけて探究すること。

自分を救えるのは自分自身しかいない」ってことに気づくことなんよ。

そして多くの人はこれをやりたくないから、「簡単に救われる」って掲げてる宗教に入信してしまうんよ。

けど自分らがやるべきなのは、「本当にそれで救われるのか?」と疑ってかかること。

なぜインデックスがここまで上がり続けて来たか

なぜインデックス過去に上がり続けてきたという事実は、今後も上がり続けるという根拠になるのか?

そういうことを考えていきたい。

「どうせ勝てないから」はナシよ。思考停止が最もよくない。

勘違いしてほしくないのは、自分インデックス投資否定的からといって、決して「投資をしなくてよい!」とか「何もしないほうがいい!」と言ってるわけじゃないってこと。

過去100年のチャートを持ち出したインデックス信者は恥を知れ


インデックス信者記事の中で紹介するのって、過去チャートだけなんよ。

まず、そこに疑問を持たないといけない。

今後数十年の株価推移を予測するのに、過去100年や200年のチャートを持ち出すこと自体ナンセンスなの。

圧倒的にセンスが足りない。すごいよ、このセンスのなさは。

なぜ、人口爆発技術革新世界大戦復興が起こった1900年代を持ち出すのか?

同じレベルでの進歩がこの先数十年で起こるのか?

自分は無理だと思うよ。だって2000年代に入ってこの22年で劇的に変わったことって何かあった?

記事のジョセフとかパットの話とは、時代が違うんよ。なぜ2022年なのに1928年の話を教訓として持ち出すのか?それはセンスがないから。

しかGAFAとか出てきたし、生活は便利になったけどね。けど別に革新というわけではない。

今の時代は、一通りの技術革新のいちサイクルが終わってなだらかになっていると考えるのが自然よ。そうじゃない??分かりやすいのが音楽世界で、1990年代からJ-POPって何か変わった?

けれどもインデックスはこの20年も上昇してきたでしょ。それの要因が何なのか?

それが緩和。アホみたいな先進国政府があとさき考えずにお金をじゃぶじゃぶにばらまいたから。

金融緩和は、一通りの技術革新が終わったあと、それでも株価を押し上げようとした最後の推進力だったの。

けれども、お金価値が薄まっていまはインフレに苦しんでる。金融引締して、これまで緩和したのと同じレベルで引き締めないともとに戻らないよ。

これから株式投資は「プラスサム」ではない


インデックス信者根拠が「投資ゼロサムではない」だと思うけど、これは間違い。

正しくは、投資ゼロサムでは「なかった」。

ゼロサムでなかった要因が前述の金融緩和。世に溢れたお金が使い道がなくなって株式などリスク資産に回ったから、価格が高くなっただけ。

まり金融引締が行われるとゼロサムどころかマイナスサムになる可能性がある。

株価指数は、経済活動とか企業が生み出す価値 とかで決まるんじゃないんよ。多くの人は株式投資の本とかをみて、ここを間違って教えられている。

株価指数は、市中に回っているお金の総量で決まる。多少の上下は誤差。

アベノミクスでどうなったかを見たら分かるでしょ。実体経済とか関係ないんよ。

市中に回っているお金が少なくなれば、株価は長期で下がっていく。物理よ、これは。

じゃあどうすればいい?


ジリ貧が嫌ならどうすればいいか、結局自分で考えないとダメ

大多数の人間よりも、少なくとも頭一歩は抜きでないとダメなんよ。

な~んにもしなくてもとりあえずこうやっとけばOK!これをやっとけばやった人はみ~んな救われる!にはならないんよ

とりえあず円だけ持っているのが最悪。

決断力のない日本リーダーは痛みに耐えて利上げはできないから、

スピード感のある米国と違って、当分は日本だけ緩和が続くので円の価値はどんどん薄れる。

日本はこの体たらくぶりなので、自分で何とかしないとジリ貧は必至。

けど、99点の記事とかを読んで「インデックス分散投資でいいんだ」で思考停止させられているのはまずい。

あの記事に書かれている内容は真実で、

いろんな書籍を読んで多くの一般人に対する投資の最適解を導いたら、確かにインデックス分散投資 になってしまうんよ。

から少し賢い人達はみ~んなそれをやってしまう。

でも、みんなと同じことをやってみんなが救われた試しってある?(あるならいいけど)

たぶんそうじゃなくて、救われたのはみんなと違うことを自分の頭で考えてやった人たちのはずだよ

から、99点の記事だけみて「これで十分」って思ってはいけないの。

自分でいろんな本見ていろんなこと試して、少なくとももっと時間をかけないといけないの。

賢いインデックス信者よ、議論しましょう

インデックス信者の方、ぜひ議論してみましょう。

過去チャートよりも未来の話を聞いてみたいよ。君たちの考える未来のね。

やってほしくないのは「おれたちは時間を使いたくないんだ!」って言い逃れること。

時間を使いたくない一般人にとって、たしかインデックス投資は最適だからね。

でも、そうだとしたら、


ってことよ。

はっきり言うけど、株価指数は今後、「上がるかもしれないし下がるかもしれない」。

「そんなの何もいってないことと同じじゃないか!」と怒っても、事実そうだよ。

そして、根拠もなく「株価は長期的には必ず上がる」などと、過去数十年の値動きだけ見てそう言ってる人よりはマシだと自分では思ってるよ。

そしてこのリスク投資であり、

インデックス投資を始める人全員が覚悟すべき&許容すべきリスクなのよ。

株価は長期的には上がる」。寝言は寝ていってください。

反論があるなら教えて欲しい。

まあ、投資時間をかけたくない なんて考えてる人の浅知恵なんてたかが知れてるでしょうけどね。

ダメだよ、自分だけならいいけど、人をこのタイミングで巻き込むのは。


追記(9/ 6:30)

https://anond.hatelabo.jp/20220906062801

2022-09-03

積立投資個別ちょっとやってるけど、9月は下がると思ってるよ。

あと年内も年初来は回復しないかも、くらいは思ってる。

相場統計で、米国株9月は下がってる率が多いんだって

あと、実は昨年末の時点でFRBの利上げは見えてたんで、「今年は投信評価額が上がるのは期待できないな」って思ってた。

そこら辺はポジション持ってる人はわかってたんじゃないかな。

なんで「ことしはポイ活とかネット銀の定期預金キャンペーンとかでリスクなく稼げるやつでせめてもの気休め頑張るかなー」っておもってそういう動き方してた。

そもそも、全資産のうち、リスク資産ってまだ15%くらいだから暴落あって一時的に40%とか下がっても、資産の6%なんだよね。

言っても、現状はまだ投入資金からマイナスには程遠いし。

言っとくけど、億の資産とか程遠いからな、はてなじゃ「お前の収入じゃ貧困だよ」ってマウントとってくる奴がいるくらい庶民だよ、庶民

自分は貧しく暮らしてるって自覚ないけど。ご飯美味しいし。

結局、投資もしてるけど、現金貯金も増えてるんだよね、無理して贅沢しようとしないとそんなにバカスカ金減っていかない。

ドル円は月1万から5000円つみたてしてて、円価で1割膨れたけど、いつ下がるかわかんないので、いつまでもドルではもたないかも。

ターゲットはVTIが190ドル接近したら3回くらいに分けて買おうかなと思ってて、んー、でも海外旅行解禁になったらドルから現地通貨に兌換するために残すかも。

相場の方では、FRBパウエル議長が「ちょっと景気後退してもインフレ長期間戦うよ、絶対やるんだからね!」って言ってるのに、市場関係者は「景気が腰折れたら絶対金融緩和してくれる!俺たちのパウエル株式市場絶対助けてくれる!」みたいな感じで、「いやー、はっきり言ってのに甘いと思うなー」って感じてる。

なんで、年内はまだ2番底あると思ってるんだよね。

自分としては投資始めた当初から最低10年の計画だと思ってたんで、向こう2年戻らなくても、あまり気分は良くはないが安値で積み立てていけるからありかもなとは思ってて、それにあまり過剰な心配はしてないんだけど、下がった時に「くそザマァ〜!!!!」みたいなコメントで大喜びでする奴はでそうだなー、なんかそこだけちょっと憂鬱だなー、って思ってる。

一個だけ個別株の事言うと、去年の段階で利上げから円安は来そうだと思ってて、製造業銘柄ミニ株買ってたんだけど、思った上のクソ円安の割には株価はいわゆる「いってこい」で0からちょいマイナスくらい。

個別真剣に儲けようでやるもんじゃないなー。

2022-09-02

anond:20220902101949

ぶっちゃけ円安の解消方法それしかないやろ。

外国人日本に来て金を使うということはドル等の外貨を売って円を買うということやからな。

エネルギーと輸入食品が値上がりしてるだけの日本インフレ具合で金融緩和止めるのはアホやけど、円安下で入国規制を残してるのもアホやわ。

anond:20220902001405

アベノミクスの何がダメだったかって、最も肝心な成長戦略について(アベが)怠慢の極みだった点にある。

金融緩和成長戦略軌道に乗るまでの時間稼ぎが本来役割だった。日銀黒田総裁はその役割を果たしたが、日本産業経済はたいして成長しないまま時間けが過ぎてしまい、もうそろそろ時間稼ぎも時間切れだ。

金融緩和から利上げにどう転換させるのか、日経平均が24000円あたりを割り込む局面でどうするのか。時間切れ以降の問題は極めて重大で、解決も困難。

この状況で個人資産防衛について関心を高めるのはまったく悪いことではないし、アベノミクス批判矛盾するものでもない。

2022-09-01

anond:20220901051743

ブルームバーグ等に毎日目を通して市場雰囲気を感じつつ、チャートの形状/ローソク足/出来高/移動平均線等で、その雰囲気数字にどう反映されているか確認していると、市場天井圏と底値圏はだいたい見当がつく。天井圏と底値圏がざっくり分かるなら、底値圏では多めに買って、天井圏では少なくとも一部を利確する動きが出来る、と思う。

私はコロナショックの直前から暗号通貨への投機を皮切りに株式投資勉強するようになったが、その初心者をして、アメリカ金融緩和→利上げの流れで相場が上昇→下降となる流れはかなり読みやすい展開だった。今回の天井圏では、利上げに転じるだろうという情報がさんざん報道された後、チャートのほうでは価格は上がるのに出来高が萎んでいく怪しい動きがあって、その後にドスンと来た。

なので、経済紙に目を通して、チャートを眺める程度の習慣があれば、脳死で積み立てるよりも、もう少し上手に立ち回れると私は考えている。

2022-08-31

anond:20220829234829

はてぶ界隈では99点の記事インデックス投資の信望者が多いんだけどさ、

実際に何冊も本を読み込んだ結果、一般人とって実際に最適解がそうなっちゃうんだよな。そこがまずいとこ。

インデックス投資分散しているように見えて、実は「世界経済が今後も成長を続けること」の一点突破なんよ。もう、ものすごい一点突破自分に言わせると集中投資の最たるもの

で、ここ数十年は技術革新だとか人口増だとか金融緩和かに支えられて、数年単位で不遇なことはあっても基本的には右肩上がりだったんだけど、この先数十年はどうなるか分からないんよね。

かにプラスサム(期待値プラス)かもわからんよ?

けど、「プラスサムであること=ギャンブルでない」にはならなくて、不確実性が存在する以上は、手法はどうあれ基本的に全ての投資ギャンブルなの。

定義によるよ、もちろん。「ギャンブルマイナスサム」と定義したら、そりゃギャンブルじゃなくなるかもしれんよ。でもほんとのところはプラスサムにもならない可能性もあるんだよ。

で、

ここから言いたいことなんだけど、

何が悪いって、普通の人にとって他の投資方法を探しても、これ以上マシなものが見つからないってこと。

99点の記事は、「手法として99点」であって、だからといって「99点の結果が取れる」わけではないのよね。

それでも「やるしかない」てのが辛いとこ。

自民党に入れたくなくても、他の野党さらにクソだからどうしようもない、日本政治と変わらんね。

いや~ほんと辛いよ。

投資するにもここから先は大変だし、円持っててもさらにクソだもんね。

動いても動かなくても、どのみち辛い。おれらが置かれてるのってそんな状況よ。

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