でも、その瞬間、隣の席の女性社員が急に叫び出したんだ。「キャー！ズボンを下ろそうとしてる！」って。周りのみんなが一斉にこちらを見て、ざわざわし始めた。その女性社員、普段からセクハラに敏感で、ちょっとでも怪しい動きがあればすぐに指摘するタイプだってのは知ってたけど、まさかこんな誤解されるとは思わなかった。

必死に弁明しようとしたけど、もう時すでに遅し。彼女は完全に自分がセクハラ行為をしようとしていると信じ込んでしまっていた。周りの同僚たちも、彼女の言葉に影響されてか、なんとなく自分が悪いことをしたみたいな空気になっていた。

結局、その日のうちに上司に呼び出されて、状況説明をする羽目になった。もちろん、ベルトを締め直していただけだということは説明したけど、なんだか釈然としない顔をされた。なんでこんなことになったんだろう。ただベルトを締め直しただけなのに。

こんなことで、職場の居心地が悪くなるなんて思ってもみなかった。もっと慎重になるべきだったのか？でも、どうしても納得いかない。ただのベルトを締め直しただけで、こんなに大事になるなんて。

ベルトの設計って、こんな些細なことで人間関係を壊すようなものなんだろうか。いや、そもそも、こんな些細なことで誤解が生まれること自体が問題なんじゃないか。ベルトを締めようとしたのに、構造的に一度は緩めないといけないから勘違いされてしまった。とにかく、これからはもっと注意しなきゃいけないんだろうな。でも、何か腑に落ちないまま、今日はこの話をここで終わりにしようと思う。

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■右耳の突発性難聴で入院したメモ

突発性難聴ってたまに聞くけど本当に突発でなるんだなーとか入院する事あるんだとか、入院めんどいなとか思ったことのメモです。

あくまでも素人のメモなのでもし医学的にだったり制度的におかしな内容がある場合は俺の勘違いの可能性が高いです。

プロフィール

33歳男性独身一人暮らし。

工場（間接部門）で働いている。間接部門なので現場よりは静か、難聴になるほどのうるささではない。

症状の出始め〜入院

8/1(木)　
- 仕事中、10時頃に耳が遠くなったような、耳になにか詰まっているような感覚が生じる。2時間ほどで解消したため、あまり気にせず帰宅した。
8/2(金)
- 仕事中、11時頃に前日と同様の症状が発生する。今度は夜になっても解消せず。
- 家でテレビを見ながら左耳を塞いでみると、ほぼ何も聞き取れず焦る。
- 翌日に病院に行くことを決めて、近所の病院を探す。
8/3(土)
- 近所の耳鼻咽喉科の病院へ行く。
- 問診を受ける。前日から突然耳が聞こえなくなった旨を伝える。
- カメラで耳の中を診てもらう。異常はないらしい。
- 聴力検査を受ける。音が聞こえたらボタンを押す通常の聴力検査に加えてその骨伝導バージョン、あとなんか聞いてるだけでいい検査をした。
- 検査結果を受けての問診で、難聴の度合いがひどく、月曜に大きい病院に行くように言われる。紹介状を書いてもらう。月曜までのつなぎとして薬の処方箋も出してもらう。
- 入院して治療することになるだろうとサラッと言われる。
- 職場の上司に月曜休む事をメールする。
8/4(日)
- 休日出勤をする。出勤していた同僚には明日休むこと、入院の可能性があることを伝える。
8/5(月)
- 朝改めて休む事、入院の可能性がある事を上司に電話で連絡する。
- 大きい病院へ行く。
- 問診、検査は近所の病院とほぼ同じ内容。
- 入院を勧められる。どうしても入院できない場合は薬で様子を見ることも出来ると言われたが、少しでも治る可能性が高いほうが良いので入院することにした。
- 入院しても1/3は治る、1/3は改善するが後遺症が残る、1/3は治らない、と言われる。
  - 事前にググった内容とほぼ同じだったが面と向かって言われるとビビる。(参考:突発性難聴 (とっぱつせいなんちょう)とは | 済生会)
- 今日からの入院も可能と言われたが準備のために一度帰り、翌日から入院することにした。入院期間は1週間から 10日になる予定とのことだった。大体の費用を聞くと10万くらいとの回答があった。
- 入院の準備について必要なものなど病院の人から説明を受ける。入院日に保証金5万円が必要と言われる。
- マイナンバーカードを保険証として使えるようにしている場合は「限度額適用認定証」として使えるため窓口での支払が安くなるという話を聞く。(参考:医療費が高額になりそうなとき | こんな時に健保 | 全国健康保険協会)
- 職場の上司に入院確定のお知らせをする。
- 家に帰り、入院用の着替えなどを準備する。家を空けている間に虫が湧いたりしないようにしっかりと掃除をする。
- 親に連絡する。入院するが右耳以外は元気なこと、帰省の予定と入院が被って帰省できない事を伝える。

入院〜退院

8/6(火)〜8/10(土)
- 入院初日に受付で保証金5万円をデビットカードで払う。退院日の支払いから5万円引かれるらしい。
- 入院生活のルールの説明を受ける。感染症対策で病室以外ではマスクをする、売店に行ける時間が決まっている。（外来患者との接触を避けるため）、シャワーや洗濯の利用も特定の時間のみとの事だった。
- 治療の説明を受ける。点滴プラス毎食後に薬を飲む。点滴に時間がかかるので朝点滴を始める前にシャワーを浴びるのが良いとアドバイスを受ける。
- 治療が開始される。最初の5日間は点滴の際に血管を広げる作用のある薬を投与するため、腕に痛みが出ることがあると説明を受ける。また、副作用として胃が荒れる、眠れなくなる事があると説明を受ける。
  - 実際、点滴にめちゃくちゃ時間がかかった。早くても12 時間(10:00〜22:00)、遅いと16時間(10:00〜26:00)くらいかかった。腕も痛い。看護師さんに言うと氷嚢を持ってきてくれて冷やすとマシになった。胃が荒れたり、眠れない事はなかった。
8/11(日)〜8/14(木)
- 点滴の種類が変わって終わる時間が早くなる。（遅くとも17:00には終わった)めっちゃ楽。
- 8/12の点滴が終わった段階で一度針を抜いた。若干右耳が聞こえるようになった気がする。
- 8/13から新しい針で点滴になった。また、このタイミングで聴力検査を行った。
  - 聴力検査の結果、入院当初は60デシベル以上の音しか聞こえなかったのが40デシベル程度まで聞こえるようになっていた。もともと、「入院期間中に聴力に変化があったらラッキーと思ってください」と言われていたので、ラッキーだなと思った。
  - 耳に直接注射して、薬をいれる治療も出来るがやるかどうか聞かれる。やると答える。麻酔の液体を耳の中に入れて横になる。麻酔の液体を拭き取る。耳の中に直接注射される。注射直後はめまいがしたが1、2分くらいで治まった。30分ほど横になってから病室へ戻る。合計4回注射するらしく、退院後に通院して注射してもらうことになる。（参考:鼓室内ステロイド注入（突発性難聴） | 佐賀市の耳鼻咽喉科　いちはら耳鼻咽喉科クリニック）
8/15(木)
- 退院日。朝、少ない量の点滴を行って、終わり次第退院の手続きが出来るとのことだった。
- なぜか1回点滴が止まってしまい、新しい針で点滴しなおしてもらった。
- マイナンバーカードを使用して限度額の適用をしてもらう。本来は入院時に手続きをするらしいが、退院時にもやってもらえて良かった。3万円ほど安くなった。
- 帰ってから自分が入っている医療保険の給付金の申し込みをした。
- 右耳は多少聞こえるようになっているが、全快には程遠い。これからに期待する。

入院全体について

病院食うまい！
4人部屋に入院したがシーツがこすれるくらいの音でも聞こえるので気を使った。あと昼間は意外と暑くて汗をかく。特にケツ。
感染症対策で面会制限が厳しい。緊急連絡先に書いた人のみ、時間もかなり限られているようだった。自分には誰も面会に来る人がいなかったので関係はない。
病室に入ってきた看護師さんやお医者さんがちょくちょくこちらが返事をする前にカーテンを開けることがありビビった。

入院に持っていったもの

衛生関係

マスク（1箱）
ティッシュ(1箱)
汗ふきシート(家にあった余り)
アルコール除菌シート(携帯用30枚入り)
歯磨きセット(歯ブラシ、コップ、歯磨き粉、フロス)
シャンプー、コンディショナー、ボディソープ
- 各45mlのもので10日間の入院に足りた。
ヒゲ用のバリカン
- T字カミソリでヒゲを剃る派だが、カミソリは持ち込み禁止だった。シェーバーも持っていないので長さを整えるだけのバリカンを持っていった。

着替え類

タオル(2枚)
バスタオル(1枚)
ハンカチ(3枚)
パンツ、Tシャツ、ズボン、靴下（各3枚ずつ)
- 2日に1回くらいの頻度で洗濯した。洗濯機と乾燥機がそれぞれ100円ずつで利用可能だった。テレビカードで支払ったので小銭がでなくて楽だった。

バッグ類

大きめのリュック
トートバッグ(小)
トートバッグ(大)
エコバッグ
- 入院時にリュックとトートバッグ(大)に荷物を入れて持ってきた。入院中、トートバッグ(小)に使用済みの衣類、エコバッグに洗濯済みの衣類を入れるように分けて運用した。

筆記用具など

3色ボールペン
シャープペンシル
ノート(2冊)
- 1冊は普段つけている日記。もう一冊はメモ用。
A4用の書類ケース
- 持っていって良かった。入院の手引、お薬手帳、入院時の同意書の控え、領収書などを収納できた。結構いろいろな書類を渡されたのでクリアファイルだとごちゃごちゃになりそうだった。厚みのある書類も問題なく収納できたのも嬉しい。
クリアファイル(4枚)
- 家に余っていたやつを持っていった。上記の書類ケースがあったのであまり使わなかった。
印鑑
- 使わなかった。

その他

イヤホン(有線、無線、各一つずつ)
- 有線のイヤホンは部屋でテレビを見るのに必要だった。あまり使わなかった。
充電コード
スマホ、タブレット
- 暇つぶしに電子書籍で本を読んだり動画を見たりした。
ポリ袋
- なにかに使うかと100枚くらい入ってるものを持っていったが使わなかった。

売店で買い足したもの

衣服用洗剤
- 洗濯機はあるが洗剤は自分で準備しないといけないと事前に言われていたが忘れていたので売店で買った。
汗ふきシート
- 病室内にいるだけだったが意外と汗をかいて仕様頻度が高かったので追加した。
スキンミルク
- スキンケア用品は別にいらんだろうと思って持っていかなかったが肌の乾燥が気になったので買った。

持っていった方が良かったかもしれないもの

うちわ、扇子、ハンディファンなど
- 昼間が結構暑かったので。
爪切り
- ラスト2日くらいはずっと爪を切りたかった。刃物は持ち込み禁止とあったので持って行かなかったが売店には売っていたので持っていって良かったかもしれない。

費用

近所の耳鼻咽喉科
- 診察料:4,800円、薬代:800円
大きい病院
- 入院前日分　診察料:3,110円、薬代:領収書なくしたので不明。
- 入院費:94,304円(限度額適用後の金額、適用前は122,550円)

感想

一人で入院できてえらい。

Permalink | 記事への反応(3) | 18:23

■anond:20240814173856

「一般就労は務まらない」レベルで最賃払ったら赤字になる生産性しか出せないけどプライドだけは立派で

「それだけしかできない」のに勘違いしてるモンスター生み出してるんだな

Permalink | 記事への反応(0) | 18:14

■月末一斉生理説の発生要因が解明されてて草

月末はホストの締日→ホス狂の風俗嬢が生理休暇と称して一斉休業→風俗嬢としか接点のない弱男が勘違い

Permalink | 記事への反応(0) | 16:52

■航空機事故遺族だった

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/dailyportalz.jp/kiji/Mayday-study

このエントリのブコメ見て初めてはっきり認識したんだけど、自分って航空機事故遺族なんだよなあ

なんか、あ、そうだったなって

言葉にするとそうなんだ、そこに入ってるんだって

今初めて腑に落ちた感じになってる

当時小学校低学年だったからはっきり覚えてなくてすべてが大人の伝聞で、事故の連絡が来てからの大人たちの慌ただしさと情報のなさと、夜中にきょうだいと二人で家で待ちながら不安になったことと、｢重体｣ってだってまだ生きてるってことだから助かる可能性あるんでしょ?って一人だけ勘違いしてて楽観的で場違いなことを言っちゃったことと、たびたび、ついこの間もかっこいい車でマックに連れて行ってくれた人が死ぬのかもしれないという不思議さとどこか詰め所に移動してからやっぱりきょうだいと身を寄せ合って読んだ｢燃える!お兄さん｣がこんなときでも面白くて二人で同じとこで噴き出しちゃって気まずくなったこととか、そんなことだけ覚えている