はてなキーワード: Stemとは
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/takuramix/status/1271929413844627456を見て。ブコメが的はずれなのはいつものこととして、このツイート主の「わかってなさ」もひどい。今アメリカで問題になっている黒人差別の問題は、「バカにされた」「不快な思いをした」とかそういう次元の話ではない。もっと言ってしまえば、「劣等人種と思われている」「コロナとか言われていじめられた/暴力を受けた」ということですらない。現在のアメリカにおける黒人差別の問題は、そのステージにすら達していない。
では何が問題なのか?貧困とその再生産が問題なのである。例えばSTEM進学率の統計を見てみよう。https://nces.ed.gov/programs/digest/d18/tables/dt18_318.45.asp
現在のアメリカでは高所得者になるためにはSTEMと呼ばれる理系分野の学位を持ち就職することが一番の近道とされている。それがどうだろう、この黒人率の少なさは。アメリカの人口ではだいたい15%くらいが黒人なのだが、明らかに少ない。そもそも大学へ行けるような中流黒人家庭が少なく、貧困層から大学へ行ける道筋も限られているからである。奨学金をもらうにも最低限の教育が必要なのである。
もちろん、意識の高い皆さんはご存知だろうがアファーマティブアクションはこれを解決するかと思われていた。しかし、例えばカリフォルニア州ではアファーマティブアクションは違憲であるとの判決が出され、アファーマティブアクションをやめたのにもかかわらず黒人の学位取得者の数はほぼ変わらなかったという(出典:wikipedia アファーマティブアクション)。アメリカの大学は入ることより出ることのほうが難しい。そもそもアファーマティブアクションのようないびつなやり方で教育の機会の均等を確保しようとしても、「地頭」の時点で違いすぎてドロップアウトする学生が多かったということである。これは例えば幼少時の教育だとか、家庭の文化程度だとかそういう根深い問題があるということを示唆している。
そして、このような貧困とその再生産が問題になっているからこそ、「黒人はだいたい犯罪者で凶暴」という偏見が生じ、射殺・絞殺事件になってしまう。というか、悪いことに実際黒人の犯罪者は人口比で多いので、100%間違いと言えないところがたちが悪い。しかしもちろん、これは「黒人はそもそも凶暴」なわけではない。貧困が問題なのである。もちろん、こういう問題は貧しい白人にも当てはまることであろう。しかし、見た目からくるステロタイプは存在せず、問題の深刻度はかなり異なる。例えば警官に捕まって即射殺!とはなりづらいであろう。
この問題を日本で例えると、増田は東京出身なので正直あまり馴染みがないが、在日韓国・朝鮮人問題や被差別民問題が一番近いのではないだろうか。在日韓国・朝鮮人や被差別民として生まれただけで、進学や就職で不利益を蒙り貧困が再生産される。そして一部は犯罪者集団・ヤクザへ加わっていき、これが彼らの「残忍で凶暴」というイメージを固定化していく。異なるのは黒人の場合、見た目が違うのである。在日韓国・朝鮮人問題や被差別民問題は「通名」や、数世代を経て風化させることで(少なくとも東京圏では)ほぼなくなった(とか書くと怒られそうだが、地図で人権センターの場所でも探さない限り23区ではわからない、というのが東京出身の20代である増田の素直な感想である)が、肌の色はそうも行かない。タブーにしてみんなで忘れましょうね、ということができない以上根本的解決を目指さざるを得ないのである(こういうことを書くと韓国人は吊り目でとかいうバカが絶対来るだろうが…)。
で、だ。最初のツイートに戻ってみよう。このツイート主は黒人に「差別」をされたらしいが、どういう差別だったのだろうか。具体的なことが書いてないのでよくわからないが、細い目をして"Chinese?"とかいわれるとかだろうか。あるいはカツアゲにあったとかだろうか(なぜこれがアジア人差別なのかはわからないが)。ここまで読んでもらえればわかるだろうけど、黒人差別はそういう問題ではない。教育・就職で制度的に「差別」されている、貧困層から抜け出せない構造ができてしまっているということが問題なのである。だからこそ黒人支援に予算をつけようとかそういう話になっているのだ。「サヨクは日本人男性がサベツされても助けてくれないんだ〜〜〜先生に言っちゃお〜〜〜」というような小学生レベルの議論とも言えないシロモノを持ち込んで混ぜっ返してみるのもいいが、単なるバカだと思われるのが関の山である。
女性は一方的な被害者で、男性は社会を支配している一方的な加害者という発想は
ホームレスや失業者など、様々な立場にある男性に対して、一方的に属性を押し付けることになるので公共の場にふさわしくなく不快だ。
女性は絵を批判するのではなく、その背景にある自殺や失業、パートナーを得ることが難しい男性の苦難について考えを巡らせるべきだ。
アメリカでもポルノや暴力表現と実際の犯罪についての相関は、否定されているかごく微弱な影響しかないという結果が発表され続けているので、現実のデータに思想をアップデートするべき。
ジェンダー学は、世界のSTEM学部を推進する潮流や国際的な研究競争の流れを考えると、大学という公共の場からは追放するべきではないか?(あくまで自主規制の範囲内で)
男女の賃金格差は労働時間や職種の違いが影響してるけど、長時間労働は避けるし仕事より家庭優先なのとか
オスメスで関心を持つもののは霊長類レベルで違うし、男女平等になるほど女性はSTEMを学ばないとか
究極的に言えば社会が全部悪いので、なんでも意識啓発すれば都合が悪い部分はすべて解決する!みたいな妄想の話だぞ。
フェミニストはたまに部分的には認めることはあっても、範囲はものすごく小さいものだと考えようとしがち。
レイプは支配欲云々説とかなんでアメリカで散々叩かれたのを輸入してくるのか意味わからんし
何が失敗かという定義次第だが、費用に見合った便益を日本社会が得られるのかという観点で考えてみたい。
万博開催に膨大な費用をつぎ込んで得られる主な便益は一部の土建屋と一部の広告会社が儲かること、開催を決めた政治家が自己満足することだろう。社会全体で見た時、費やす金に対して大した利潤は得られないだろう。また、庶民一個人の目線で開催の便益を見ても、万博に行って楽しいというのはディズニーランドに行って楽しいという程度の話である。こういった事柄が万博開催で得られる便益。
便益の反対の不利益も生じる。このままの推移ならば大阪万博の頃は今より一層日本の財政状況は悪化している。そこへきて万博なんぞやれば、老人が老体に鞭打って祭りで踊り狂うようなもので財政的な死をいくらか早める。もっと別の建設的な事柄に莫大な予算を注ぎ込むことも可能であったという意味で莫大な機会費用も発生する。
こういったことを考えた時、大阪万博を開催することは成功には成りえず、開催する前から失敗であると言えるのではないか?と自分などは思う。
ありていに言って、万博なんぞやる金があるなら、その金をこれから生まれる子供やそれを育てる親のために注ぐべきだし、外国人労働者が日本に順応し融和するための施策に注ぐべきだし、高度人材が日本に居付きたくなるようなSTEM分野の振興策に注ぐべきだ。
http://b.hatena.ne.jp/entry/s/gigazine.net/news/20181015-gender-difference-in-maths/
の元論文(https://www.nature.com/articles/s41467-018-06292-0)をチラ読みしたけど、
・以上から従来のvariability hypothesis自体は支持されるが、STEM科目の平均スコアの差と分散は非STEM科目のそれらと比べて小さい←論文の新規性はここ
・STEMでも非STEMでも真のトップエリートになるほど男性比率は高まる(https://www.nature.com/articles/s41467-018-06292-0/figures/3)
という分析結果になってる。
成績トップ10%では男女比率は等しくなる、といううまいラインを前面に持ってきて、女性を喜ばせる無難なストーリーにまとめた印象。
男性が理系に進み女性が理系に進む理由は、女性が理系が苦手だからではなく、男女とも得意なほうを選んだ結果である、ということらしい。
まず,いわゆる男女平等のパラドックスを考えてみよう.男女平等のパラドックスとは,男女平等の水準がもっとも高い国が STEM 教育の男女比で女性が少なくなるパラドックスのことだ.
(略)
調査対象になったどの国でも,読解は男子より女子の方が上回っている.また,一部の国では,科学・数学でも女子の方がスコアが高くなっている.
次に,右側のデータを考えよう.こちらについては,Stoet & Geary は,相対的に見てどの科目がいちばん得意かを生徒ひとりひとりに訊ねて,回答を国別に平均している.男女のちがいは,今度はさらに顕著になっている.たんに女子の方が読解に秀でているだけでなく,平均で見て数学・科学でも女子の方がすぐれている国ですら,女子は読解の方に長けているのだ.
(略)
さて,これで生徒たちにこう告げたらどうなるだろう――「得意なことをやってごらん!」 大雑把に言えば,状況はこんな具合になるだろう:女子はこう言う――「歴史と国語は A で科学と数学は B だから,長所をもっと伸ばして歴史や国語と同じ技能を活かすことにしよっと!」 一方,男子はこう言う――「科学と数学は B で歴史と国語は C だから,長所をもっと伸ばして科学や数学がからんでることをやろっと!」
Make By Google 2018の冒頭はMake By Google 2018で発表されるであろうハードウェアのYoutubeリーク動画だった。
このスタートは今回のMake By Google 2018を象徴するものだったと言って良い。
「どうせバレてるんだったら面白おかしくやろうぜ!」というGoogleからのメッセージだ。
あまりにも忠実に再現されていて気付かなかった人も居るかも知れない。
冒頭で流れたThe BeatlesのHelp!はコピーバンドによる演奏だ。
パクりパクられのIT業界をネタしたのか、それとも米Appleと英Apple(レコードレーベル)の商標係争が過去にあったことを揶揄しているのか、それともその両方をアピールしたのか定かでない。
少なくとも判る人には判るネタを早速ぶち込むその姿勢に腹を抱えて笑わずにはいられない。
Youtubeリーク動画の次がコレって今回のMake By Google 2018に期待感が増す。
次のパートではGoogleによる自然言語処理の優秀性をアピール。
1400言語の機械翻訳を処理しているとの発言は単純にスゴいなと感じさせるものであった。
その自然言語処理の強力さの証拠に今回のMake By Google 2018では驚きのリアルタイム機械字幕が付いていた。しかもほぼ誤認識なし。
ただこんなものは始まりに過ぎない。次のパートの画像認識処理が本命だった。
そのスゴさは一発で理解が可能なもので、人間だけではなく犬の眼・鼻・耳すら認識し、Googleフォトからテキストで検索が可能だと言う。
Googleの企業としての取り組み、リーク通りなPixel 3やPixel Slate、Google Home Hubの発表がされ、あーハイハイと見続けて居たが「次はスマートフォンの番だ」との発言から会場は一気に盛り上がる。
13連射撮影によるHDR合成では直接的にiPhone XSを引き合いに出し、iPhone XSよりも明るく写ることをアピール。
Pixel 2の頃からカメラはウチだと言い切る大胆不敵なGoogleにPixel 3でも自信が溢れているようだった。
そしてシングルカメラによる被写界深度コンロトールも堂々と発表してしまうその姿に心が震えたギークも多いのではないか。
なぜならシングルカメラによる被写界深度コントロールはGoogleが先に実現していた技術であり、同じくシングルカメラで被写界深度コントロールができるiPhone XRをパクりだと揶揄したのだ!
今回のPixel 3ではQualcommのフラグシップSoCであるSnapdragon 845を搭載しているが、GoogleはこのSoC搭載によって向上した処理能力についてほとんど言及しなかった。
これは正しいと言えるだろう。もはや多くの人が察しているだろう、今回のMake By Google 2018のテーマの1つは明らかに「ギーク」だ。
AR技術であるARステッカーをリブランドした「Playground」によって投射されたアイアンマンが登場したとき、ついつい「MARVEL!!!」と叫んでしまった同好の士も多いかと思うが、これはもうGoogleは「Pixelの顧客はおまいらだ」と明言したと受け取って良い。
そう、顧客はおまいらなのだ。そうであるならば間違いなく数字はパワーだ!パワーはジャスティスだ!
ならばぶっちゃけ完成度が高すぎるA12 Bionicに対抗して処理能力の向上をアピールするのは得策じゃないだろう。
おまいらは知ってるんだ現状最強のSoCはA12 Bionicだと。わざわざ負ける部分をアピールする必要なんてない。
もうこの時点で馬鹿みたいに笑わざる得ないwww
Appleが去年発表した「AirPower」はiPhone XR/XS/XS Maxが出荷されても何故かユーザの手元には届かない。
でもAppleユーザは安心して欲しい。Googleの純正無接触充電スタンド「Pixel Stand」はQi対応の様々なスマートフォンで使えるらしいので。ゴメン笑うw
いやぁ便利ですよね無接触充電ってwww
すべての部分でAppleディスっても仕方がないので、Googleはその他様々なプロダクトを公開した。
その中でやはり注目すべきは「Google Home Hub」で、ホームIoTブランドの「Nest」を抱えている優位性はAppleが指をくわえて見ているしかない分野だ。
Appleもただ黙っているわけでなく「HomePod」などをリリースはしているがGoogleのGoogle Home miniの投げ売りのせいのあってか上手くはいってない。
Pixel SlateもCeleronからi7まで幅広いライナップを揃え、軽量なChrome OSと合わさり中々便利そうである。
そもそも北米のSTEM(教育)市場ではChrome OS無双と言って良いほどのシェアを獲得しており、AppleだけでなくMicrosoftもSTEM市場に興味を示してはいるが、Googleの牙城を崩せずにいる。
もっと細かく語っても良いのだろうけど、実際の製品などに関する情報はメディアサイトなどを読んでくれたほうが良いと思うので、そちらをどうぞ。
こういう「判る人にだけ判る」って部分を語れるのが増田の良い部分だと思う。
ホント最高に面白いMake By Google 2018でした。