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はてなキーワード: Opとは

2023-02-28

義務的パンチラに代わる義務的ライブシーン

静止画キャプの易化とパンツ描写陳腐化により、パンチラ話題性は霧消した。

ライブシーンは繰り返し再生されやす動画サイトSNSマーケティングでバズりやすい。

バンドライブに限らず、アナ雪の歌唱シーンやハルヒの晴々ユカイのような音楽シーンが作中に

まで書いたけど、OPEDで曲流すのがそれだな。

2023-02-21

アニメ声が駄目になってきた

自分オタクという部類でアニメ漫画ラノベ小説キャラソン同人ゲーム声優も全部大好きだ。

アラフォーになりコロナ禍になった。そして父が倒れ要介護になった。

施設に空きが出るまで入居できないため、会社の情けによりテレワーク許可してもらい数年間実家で父の介護を手伝っていた。

実家田舎なのでネット回線が乏しくかつ自分も父と犬3匹の相手をし旧友や親戚との交流をしていたら自然仕事以外でPCを触ることもスマホを見ることも減っていった。

そして先月、お陰様で施設入居が可能になり自宅へ戻ってきた。

久しぶりにネトフリでアニメを見ていたのだがいわゆるアニメ声というもの違和感を感じる自分がいることに気付いた。

学生大人なのにキャンキャン幼児のような甲高い声、セクシー女優のようなお色気ボイス、ザ・イケメン中性的な声、歌舞伎のようなドヤ顔声。

らきすたOPみたいな電波曲も好きだったのに今では耳障りに感じて聞くことが出来ない。そんな訳ないだろとツッコミを入れてしまう。

数年前までアニメ映画で俳優を起用し声優を使わないことに文句を言っていたのに今は落ち着いて見れる。むしろ普通の喋り方に安心する。

俳優声優演技は棒読みではなく現実世界に近いナチュラルな人の声なのだと気付いた。キムタクハウル異世界現実狭間で素晴らしい演技だ。

そういえば同じアニメ声でもドラえもんワンピースといったデフォルメの大きな絵柄でのアニメ声やキャラソンは気にならない。

どうもキレイな絵柄でのアニメ声が苦手になったみたいだ。

現実世界に長くいたせいで異世界への順応が出来なくなってきたのかもしれない。

2023-02-15

OPっておっぱいのことじゃなかったの…

EDインポテンツのことじゃなくてよかったよかった

2023-02-10

無可動のガンプラが欲しい

趣味プラモ作って塗装とかしている。雑食系なのでガンプラスケールも作る。作業の好みは塗装>工作なのでガンプラの組み立てや表面処理とかが年々億劫になってきた

やっぱ稼働がほぼ無いスケールモデルは切って付けて少し表面処理等したらすぐに下地作業に移れるが、ガンプラとかの可動するプラモはどうしてもパーツも増えるし処理も増え塗装を考えての加工も必要になってどうしても時間がかかる

なにより綺麗に作り上げてもたいしてポーズ動かしてブンドドしたり飾ったりしないし可動前提で出来ているので無可動にするのが逆に面倒だったりする

しづつだけどキャラものでは無可動のプラモも出てきているけど個人的にはガンダムもかっこいいポーズで固定でサクッと作れるレーベルを新たに出してほしい。海外ウォーハンマーとかはゲームの駒なので例としてふさわしいかからないけど無可動な代わりに細かいディテール入っててパーツ数少なくてとても作りやすくて好きだ

昔は正座出来るとかすげぇ!とか言ってたけど今はなんかかっこよく立てればそれでいいやって気持ちになっている。ここまで書いといてなんだけど印象的なポーズって意外とないな。思いつくのガンダムSEEDのOP題名ポーズぐらいだし。

2023-02-09

アルスの巨獣OP 変幻自在 空耳

https://www.nicovideo.jp/watch/so41756730

空耳ニャ

くらい どすこい ゆらりゆく

ここは抜く でも Niceday

くらい どすこい 生きたエロ

百面総ド受け

MAPPAあかーん

食らえ どすけべ 結構エロ

捧げすぎ China 烏賊

くらえ ドスケベ オッパイ出るか?

もっとものもらえ 片方

(なんか呪文みたいな早口

飢えたサンマ呼んで 救いはないか

眼球をつつけよー

変幻自在 盗むワカメ 窓に一杯

醜くなり 禿げた顔が癒えるまで

美しく 泣く子も笑ってヒロシ

モブもの顔 誰にも前足ない

大きい芋 種芋

実際の歌詞ニャ!

https://www.uta-net.com/song/330918/

モンスターTDOPの歌をスキップするオプションをつけるべきだと思う

毎回クリック連打してて面倒くさいので100円くらいなら払う

2023-02-07

ママレードボーイのOPは今じゃ放送できんよな

いきなり冒頭で中学生同士ががっつりキス

今じゃ考えられんよなあ

風紀良俗的にありえん

anond:20230207170853

ドラマOPCMがうるさいのに劇中のセリフが小さいのもなんとかならんか

2023-02-05

日曜だから聞きたいんだけどメンタル弱い奴って仕事なにしてるん?

ビルメン電気工事二種とって就職するも、職人上がりの人多すぎて、何言ってるのか全く分からない。工具の名前もわからず数日で呆れられる。怒鳴れらサンドバッグと化し一か月でメンタル死んで出社出来なくなった。便所の糞抜きが辛すぎる。溢れる糞を清掃する清掃員は偉大だと思った。エクセル要因としては重宝され、年配者のトラブルシューティングをしていた。退職後、半年寝込む。

施設警備:窓口対応がテンパってしまって、客先からクレーム多発。3か月で自主退職に追い込む(役割を半ばになってる)部署に異動が決まり、異動前に辞める決意をする。エクセル要因としては重宝され、年配者のトラブルシューティングをしていた。退職後、半年寝込む。

工場自動車工場期間工として入社が決まる。工場内の音が想像以上に大きすぎてパニックになる。配属先を決める適正を図る試験でモタつくが、何故か手先の器用さを求められる組み立てに配属される。案の定ラインを止めまくり怒鳴られまくる。家に帰って寝てるときに頭の中で工場の音がずっとして体が水平に回転してる感覚に悩まされる。心がぽっきりと折れ一週間でやめる。退職後、半年寝込む。

ネットで進められるニート向けの仕事は試したけどどれもダメだったわ。

個人的に一番良かったのは派遣データ入力OPだった、あれこそニート向け。人としゃべらず1日終わるし楽。時給は1000円とかだったが。ただあんまり牌がない。

三十路からいい加減就活したいけど、不安感強すぎて一歩踏み出せん。同じような境遇の人とかいたらアドバイスほしい。

2023-02-03

anond:20230203175903

OPカタツムリ気持ち悪い

まさか楽しみにしていたアニメ世界一大嫌いな生き物を見ることになるとは思わなかった

しかも2回も

anond:20230203175903

OP映像は俺は好きだから増田とは逆意見かな

本編のアクションもコベニちゃんジョン・ウィック並に殺し慣れてそうな殺陣は見ててスカッとした

テレビアニメチェンソーマン」の好きなところ・嫌いなところ

好きなところ
嫌いなところ

2023-02-02

anond:20230201033918

チェンソーマン、結局最初に言われてたOP動画批判(タツキはオサレ映画じゃなくてB級映画が好き)が一番的を得てたって話だよな。

タツキも上品映画見てるやろwって当時は思ってたけど

アニメのなんかフランス映画に影響されたような衒学的なダラダラとした暗い感じ、ブルーと薄暗い色調の時点で監督の「モテよう」としてる部分をひしひしと感じた。

声優の選び方も岡本信彦パクリみたいな新人起用してるし、ジブリみたいな俳優起用の真似をして失敗してしまった感

もうB級映画的なチープな演出か、CGバリバリつかった芸大生の卒業制作的な映像でよかったやろ。

2023-02-01

まどかが変身するまで観て」的なやつ

自由研究

作品名誘い文句どこまで観ればよい?全部で何話?誘い文句が示すシーンの序盤っぽさ備考
魔法少女まどか☆マギカまどかが変身するまで観て」 1212OPに変身シーンあり。なお10話で魔法少女の姿で登場はしているが変身はしていない。
ウルトラマンネクサス主人公ウルトラマンに変身するまで観て」 37話 37話 未視聴。
超獣機神ダンクーガダンクーガに合体するまで観て」 16話 38話 中~低 未視聴。ロボットもので主役メカ後継機は中盤以降に登場しがちなのを知っていれば騙されない。
機動戦士ΖガンダムΖガンダムが登場するまで観て」 21話 50話 中~低 ロボットもの以下略

なかなか探すのも大変だし考えるのも大変だ

芸術点が高いやつだとなおさら

コロモーに同様の質問あり

「魔法少女まどか☆マギカでまどかが変身するとこまででいいから見て」的なやつを教えて

「序盤にありそうなシーンだな、とりあえずちょっとだけ……」と思わせるような誘い文句がやはり美しい

コロモーの回答のやつだと

全員揃って変身するところまで見て(暴太郎戦隊ドンブラザーズ)

1stライブまで見て(ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

ここらへんは序盤っぽさ度が高い

2023-01-28

キテレツOPの「お嫁さんになってあげないゾ」歌ってた人ってTOSHIの元嫁なんか、、、予言書やん、、、

おにまいのOPの中身がえなこだと聞いたらなんだか心が離れた

あんま上手くないけどアイドル声優から許すか~~と思ってたの。

でもそうじゃなかったんだよね。

アイドル的なナニカではあるけど声優ではない人だった。

わざわざしゃしゃり出てきてんじゃねえよとなって無理になった。

こういうのを一言表現する日本語って何?

アンチ」とか「ガッカリ」とかじゃなくてもっと適用できる範囲ちゃんと絞られている奴

2023-01-25

anond:20230125143013

子供向け番組OP子供が歌えない曲とか最早子供向けじゃなくて草

子供向け番組OPで歌えない歌って意味無いと思うけど

テンポが難しいとかラップになってるとか

子供、または数年後の大人カラオケで歌う事は想定してないのかな?

いーじゃんいーじゃんすげーじゃんの当たりはみんなでノリノリだったな

CMの嫌なこと

CMに使われてる楽曲についての内容(歌詞とかなにかの主題歌とか)が映像とチグハグなのが気になる。

魔法使いサリーOPのを替え歌したCMがあったんだけど、映像に、サリーちゃん要素も魔法要素も皆無だったのを見たことある

たとえば出川哲朗イーモバイルCMみたいに天才バカボンの曲を採用するなら世界観バカボン統一してほしい。

あと洋楽なんかは基本的歌詞はガン無視されて、ノリとリズムだけで採用されることが多いけどこれも苦手。

たとえばフレディ・マーキュリーが「アイ ワントゥ ライド マイ バイセコ」と歌ってるバックでトヨタ新車が走っていては変だ。

こういうCM曲と映像のチグハグは昔から気になってるんだけど同意されることはない。

よほど俺は変なんだろう。

2023-01-24

アニメEDって監督独自性出てて好き

OPはだいたいキャラとかアクションとかこのアニメはこんなやつなんだって主張メインになっちまうから大きな意味でどれも似たり寄ったりになるけど、

ED監督センスめっちゃ大きい気がしてめっちゃ好きなのよ

OPほど枚数も使えないって制限もある中でってとこだからなおさら

2023-01-22

映画】THE FIRST SLAM DUNK

・初ベスティ

 音がいい気がする?

 足踏みの音とかボールが弾む音とか 

 攻め込むシーンのカッコイ音楽とよく

 合っててすごくよかった

原作未読+前日にキャラの基礎知識予習勢だけど

 すごく面白かった

キャラがみんなかっこよかった

・前日予習の際に「宮城ってキャラ、今のオタク

 好まれそうだな」って思ってた主役扱いで驚いた

漫画ラスト、「負けて終わる」って聞いてたか

 「流石に映画だし負けることはないと思うが

  でも原作では負けるって言うし、まさか

  負けエンドも微レ存…?」って

  最後最後まで緊張感を持ちまくって見た

最後の5秒の息を止めるような緊張感すご

桜木花道安心感がすごかった

 主人公や…

流川くんの顔が出るたびに

 いちいち「おお…顔がいい…」ってなった

 プレイもカッコイ

・俺の名前を読んでみろ、カッコイ

バスケは陽の者のものと思ってるから

 最初尻込みしてたけど滅茶苦茶バスケする姿

 カッコイイし見てよかった

(視聴理由

 ・ポスターの絵がカッコイ

 ・スラダンアジア人男性をカッコよく描く描写

 エポックメイキングだとどっかで聞いたから見てみ 

 たくなった

 ・BL二次創作ヒストリーウォッチたかった

 (花流と流花は逆カプ界隈が仲良しだったという

  当時の話を知ってたから当時一斉を風靡した

  ジャンルを少し見てみたかった)

  でも老いた今みたらBL萌えとかの楽しみ方は

  できなくなっていたんじゃ 

  思春期の頃に見ていたら絶対花流に

  ハマってたじゃろうな)

まだ1月なのにこんなに面白コンテンツ

見させて頂いてどうなっちまうんだ…

1月はグラスオニオンといいスラダンといい

面白コンテンツを接種しすぎて幸せ困りしちゃう

追記

良すぎて2回めIMAXでみた

漫画も読み始めた

世代スポーツ漫画つながりでアイシールド21を読みたくなった

追記

20230410に3回目みた

多分これで見納め

1回目は検索未読

2回目は原作4.5巻辺りまで

3回目は原作見終わってからみた

原作見終わってからだとOPの「う、うわああ!井上雄彦先生の絵が動いてるゥー!」感がひとしおでこ原作リアタイしてたら尚更だし羨ましいな〜!と思った 

リョーちんの三井さんへの感情、でっけえ

[] 細田守 バケモノの子 感想

公開当初、劇場で見て細田守を見限った作品(大好きな監督からサマウォ以前が好きな監督へ)。でもおかげで未来のミライフラットに受け流すことができた恩人(恩作?)でもある。そのバケモノの子を7年ぶりぐらいに見ることにした。もちろん酷評となるが、さんざ言われている人間界不要監督家族観とかとは違う部分を書こうかと思う。

アクションが退屈

改めて見た率直な感想がこれだった。

OPCG、でいいのかな。炎のシルエットで描かれる演舞はとても素晴らしくて、後を知ってる2回目視聴ですら否が応でも期待が高まるカンフー映画のようなケレン味のあるアクションが味わえるのでは、と。

しかし今作の大きな格闘と言えば鍛錬を除けば序盤と終盤の熊(熊徹)と猪(猪王山)(面倒なので略す)の2回のケンカぐらいだ。そして悲しいかな、これが見ていてさほど面白くない。二人の戦いは剣術はもとより、相撲闘牛ボクシングといったようなものオマージュのような動きが散見される。これが良くなかった。自分としては当初これら齧ったようなエッセンスの動きは小手調べだと思っていたのだが、実はまっとうな戦いの組み立ての範疇だったように思える。それの何が悪いって、二人に軸がなくなってしまたことになる。

古典カンフー映画のようなアクションを期待していた身としては、やはり「流派」は大事だったと思う。違う流派あるいは同じ流派の者が対峙して技を競う。それぞれの特徴的な動きの差異が画面に映えるのだ。それこそスターウォーズだってやってる。バケモノの子だと(恐らく)正統派武術を扱う猪と、師匠も居ない独学の熊との対決で、実に映えやすい。ところがそういうのは確かに所作に現れているものの、お互いあちこちからちょいちょいとつまみ食いした動きにしてしまったためにもう、流派のぶつかりもなにもない「ただのケンカ」になってしまった。もっと言えば観客が居るせいで「興行スポーツ」。年末格闘技かのようなエンタメになってしまった。「バケモノ」の活かし方が体当たりなのもマイナスだ。

長年練り上げた鍛錬を披露する、思わず唸るような動きではないせいでもちろんナイスバトルも生まれない。

どちらが勝つかわからない。であるとか、敗者をも称える歓声が起きる決着。なんてものは生じるわけがなかった。次期宗師を決める神聖(かはわからないけど)な戦いがリスペクトも生まれない野次馬がたくさんいるケンカに堕ちていたのは残念でならない。

(負けた猪も勝者並に称えられていたら息子も闇落ちしなかったりそれでも闇に落ちる姿が強調できたりしたかもしれない)

九太の応援が余裕で10カウント超えている賛否多そうなシーンもルールが最重要興行ではなく宗師を決める心も重要な要素の杓子定規でない神事として見ていたので許せたが、その後顔アップで剣を振り回すとかガッカリ


その主人公の九太なんかも悲惨で、やはり修行以外ではまともに動かない。成長後図書館のシーンで不良相手に鮮やかに立ち回るかと思いきや、得意の横長のレイアウトパンを使いつつなんと画面外で音だけでボコるという手抜き。団子ラリーは好きだけどそれぐらいかバケモノ界は闘争世界ではないし、武術を習った主人公人間ボコるのもよくないのは分かる。ただ素直に成長後九太で気持ちよくなれるシーンが欲しかったな。


直近の過去2作だけみてもキングカズマのOZ内移動含めた格闘やおおかみこどもの躍動感ある動きとかセンスは落ちてないはずなんだけどどうしてこうなったのかなあと不思議に感じる。

(剣が震えるところとかは好き)

世界観が見えない

バケモノの子映画にしては場面が少なく感じた。

熊の家を斜め上から見た図と家までの階段坂道、あとは修行場の廃墟っぽいところ?バケモノの子はだいたいこのイメージ。あと市場か。

渋天街という異世界に居るのに街全体の引きの絵とかがほぼ無いからせまっ苦しい。ワクワクしない。主人公視聴者異邦人なんだから、街をそれとなく見せて欲しかった。たとえば熊とケンカして街中をバルクールじみて走り回る追走劇とかはどうだろうか。アラジンの冒頭みたいな感じで。坂の上下を生かすならコクリコ坂もよく時代雰囲気を醸すことができていたと思う。

バケモノの子はとにかく「今どこに居るのか」がわかりにくい。賢者歴訪のシーンは渋天街に必要だった賢者の住む街の全景が描かれるが、それぞれ1秒未満ぐらいの一瞬しか映らない。振り返ってどんな場所に行ったかと思い出そうとしても難しい。結局思い出としては賢者の対面シーンと道中が繰り返される狭い印象になる。

絵作りができていないわけではなくて引きの絵も多くて背景もモブも全員書き分けるなど緻密なのだが、画面ごとにどうにもキャラクター支配的で背景が薄味。乾燥地帯イメージな砂色なのがそう感じさせるのかもしれない。逆に夜や昼夜の境目などの暗さと光は非常に美しくて心に残る。

今作は「時空」の時間を重視しているのかと思う。九太の成長自体がそれでテーマだし、同じ場面で季節が流れるシーンや同じ場所が繰り返されるのも時間の流れが見て取れるので効果的だ。あるいはその犠牲空間が少々ワリを食った形になったのかもしれない。

(季節が流れるシーンやミライの家の書き方は好きなので時間密室劇的方面が悪いのではなくバランスかなぁと)

これ即ち強さな

バケモノ界はたぶん全体的に武芸を修めることに重きを置かれると思う。そして武芸の強さが絶対指標じゃなくて弟子を取るとかも重視されてる。熊ですら過去弟子を取ろうとしたことがある。つまり剣術人口が多そうだけど学ぶのは剣術の裏にある精神性とかかと。それで九太は賢者の話を聞いて強いっていろんな意味があるんだなと理解したわけ。じゃあ数ある強さの中で熊と同じ道で強さを歩むことを自覚的選択しなくちゃならん。

当初の九太は選択余地がなかった。家族を失って一人で逃げ出して置いておいてもらえそうなのが剣術家の熊んところだったわけだ。そこから8年過ごすわけだけど8年後の九太は人間界に重点されてバケモノ界のシーンがすくなるなる。だから8年間かけて(腕っ節以外に)身につけたものがあまり描写されず、思春期父親周りの不安定さがフォーカスされていってしまう。九太の成長は物語最後最後に持ってくる必要があるのはわかっている。でも8年も経ったんだから自主的な強さの理解をお出ししないと漫然と表面だけ模倣していたことになってしまう。それも家庭内で父の真似をする子が似てきたっていうつっまんない閉じた話になっちゃう。

同じく家族を失って別の家庭に入り込む「三月ライオン」では主人公は明確に「将棋が好き」と嘘をつき、契約をして将棋で強くなり続ける代償を払ってきた。そんな主人公将棋と向き合い続けてやっぱり将棋が好きで自分意思将棋世界に居ることを選択する。成長には同じことをするでも「そうせざるを得なかった」という消極的選択から「それでもしたい」と一歩進む必要がある。

九太にそういった前進要素がないのは必然だ。だって最後は熊を「胸の中の剣」にする必要があるから。上手な二人の父子なら8年の中で教えることができただろうけどお互い不器用な二人ではそれができなかったんだろう。感動のラストのために。九太は親近感がわく普通青年に成長した。心は普通程度にしかならなかった。武芸を通して技と体は鍛えられたが心の強さは(幼少期の気の強さの引きつぎはあるが)あまり感じなかった。物語最後には九太は剣を置くことが語られている。胸の中の剣を手に入れて現実の剣を置くのは修めた感がある。最強の剣士が無手となりにゃむにゃむするかのように剣を置くなら悟り理解を経てするが映えるというもの。でも九太はそんなに到達点に達してないし人間的にも彼女や熊の支えがあってようやくここからって印象の方が強い。そんな彼が剣を置いたってただバケモノから人間界に戻ったって記号しかなかった。

センスが良くていい旅もさせてもらっていい教師反面教師も居るなかで8年過ごして出来上がったのがただの思春期不安定青年って…。すこしも「強さとは」が染み入ってないのが残念なキャラだった。

なんなら熊とそれを見つける物語でもよかったけれど、最後は信頼・絆一辺倒で「父と子」をやっちゃったね。

からやっぱり

尺不足…かなあと。もっとバケモノ界やアクションや九太の成長を描いて欲しかった気持ちがとても強い。そして何のせいで尺不足だというと人間界パートなっちゃう。結局、不人気の人間界パート不要論に収束する。ヒロインの楓は細田ヒロインの中でもとても好きなキャラなのだが…。



そんな感じで当時細田にはガッカリしたわけだけど宣伝だけみるとそばかす姫はそこそこドハデで楽しめそうな映画ぽいんだよね。受け流したとは言ってもミライダメージもそこそこあってまだ見る気が起きないんだけど、評判はいいみたいだし。(変わらない悪い点もあるみたいだけど)

脚本雇えと一言で談じると楽だけどこうやって書いてみて自分オタクすぎる気もする。ポストジブリファミリー向けならちょっとクセがあるけどこんなもんなのかな。これが細田監督の味だとも思うから今後の作品賛否が大量に出つつも売れて行くんだろうね。

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