はてなキーワード: 牛乳石鹸とは
当日に言われて子どもの誕生日を思い出したし、共働きなのに連絡無しで予定の時間に帰らなくて平気だったってことは、普段から奥さんに子育て丸投げってことじゃん。
実際自分が帰らなくても確実に奥さんが子どもの世話してるって分かってないと出来ないことだから。
頭の中で思うだけなら簡単だし優しくいられていいですね。
実際の子育ては自分がやらないと子どもが死ぬという必要に迫られて日常をこなすことで、思ってるとかいう「優しいお気持ち」なんかクソの足しにもならんわ。戦力になる気もないなら避妊しろこの無責任ゲボ野郎。
俺のオヤジは育児放棄しながら堂々としてたな〜今思うと羨ましいな〜俺も育児放棄していいよってお墨付きもらいたいな〜じゃねえよ。
このWEBCMのターゲットはマスじゃない、完全に新米パパオンリー
共働きで子供のプレゼントも買いに行く様な人なら日用品も買うだろう、そんなパパを対象にしてる
ママ目線や子供目線などの余計な描写もいれず、パパの日常的な心象風景に絞ったストーリーにしてる
狙いは良かったと思うし実際一部の界隈には刺さってるらしい
└◯夫の急な気の迷いによる家庭への反発だよね
└△当日に頼むのか?
└×正しいに決まってるだろ
└×え、"いいパパ"の概念を元に演じてたの?!心底愛してないんだこの人、、、(=実は元々"いいパパ"をやってないと解釈)
└◯"自分の親父"を考えると急な気の迷いによる家庭への反発もまぁあるかもね
└△軽鬱派
└△当日に決めるのか?
└×ケーキのことを考えろ
└◯親父みたいにカッコつけたいのね
└◯夫の急な気の迷いによる家庭への反発だよね
└△後輩気を使うだろう
└×家でパパを今か今かと待ってるのに鬼畜過ぎ
└◯夫の急な気の迷いによる家庭への反発だよね
└後輩気を使うだろうな
└×パーティの用意までしてあるし「パパもうすぐ帰ってくるよ〜」とか言って、おかしーなーって電話までしたのに、中断して子供寝ちゃってるなこれ
└×子供かよ怖い
└◯夫の急な気の迷いによる家庭への反発だよね
└△軽鬱派
└×「急に風呂に入りにいってごめんね」だけに謝ってるわ、飲みに行ったり電話取らないの謝ってねぇぞ
└◯ちゃんと謝って改心したので偉い
└◯ハッピーエンド
└△夫婦関係終わってるからこれくらいしかやり取りしないんだ怖い
└△奥さんは、夫をそういう人だと分かってて受け入れてるのね
└×え?ハッピーエンドなの?なんで?
(ケーキ、グローブの買い物1h、飲み1.5h、電車0.75h、風呂0.75hで4時間、定時18時なら22時過ぎてるから寝てたんじゃ)
└×なんにも解決してねぇし、勝手にスッキリしてんじゃねぇよ。子供も妻も、「誕生日をないがしろにした」不信感はずっっっと残るからね(妻目線だと浮気も疑える)
└×解決した風だけど「よし、これからも"いいパパ"演じていこう」みたいに見えるんですけど旧時代かよ
└◯気の迷いは洗い流されたね、良かった良かった。優しいね牛乳石鹸。
└△夫婦関係終わっても日常は続いていくよね諦めて頑張ろうね俺たち
└×△結局、キャッチコピーがそもそも合ってないから違和感を生む
└×CMやめろ
└×意味不明
└◯意味は分かれよ
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その他たくさん
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"製作者の意図"としての正解はあると思いますが、あえて?説明や状況を端折ってある映像なので、
複数のルートに分岐出来るかと思うので、どちらが正しいかとかはないのではないでしょうかと思いましたが
いかがでしょうか。
「クソ」
「下手」
も
「良いCM」
も、相互理解の一助にはならないかと思いまとめました。否定派バイアスありますが。
そして、みんながどのルートを辿ったか聞いてみたいと思いました。
私は3児の父で、家族を溺愛し妻と仲良くやってますが、全て×ルートを辿ってしまいました
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うろ覚えだけど、
・壇蜜のやつ
・牛乳石鹸
これから先CMを作る企業は表現について相当気を使わないと駄目だね。
「これは○○だ!」って誰かが指摘して、そんな意図は無いのにそれが広まったら事実になっちゃうし。
一般市民が検閲出きるようになった今、表現の幅は広がりクオリティは高くなるのだろうか?
それとも。
牛乳石鹸のエントリでスターを集めてたブコメにAmazonの短縮URL(amzn.to)が貼ってて、
ユーザーページに飛んでみたら、どうやら常習的にこんなことやってるらしい
たまにある英語圏のbotみたいな機械的なSPAMとは一緒にできないかもしれないけど、
〈−−−−−−−−−−追記(8/17 12:53pm)−−−−−−−−−−〉
今見てみたらプライベートモードにされてた
件のWebCM 観た。
父親が理不尽な振る舞いをする背景には自らが感じる理不尽(過去、そして今も)が在る。その感情は継承されるものだし、なんら不自然なものではない。
増田は牛乳石鹸のCM として最悪と云っているけど、そんな目くじら立てることかね。このタイミングで在るのは別に牛乳石鹸あたりでいいんじゃないの。
仕事で失敗する部下を見る
→買った帰り道で部下を慰めようと思い立つ
→飲み屋
この流れくらいわかるだろ。いくらそれに対し移入できないとしても、制作意図として伝わるだろ。
もちろんCMとして失敗なのはわかった。「さ、洗い流そ」に繋げるにしてはあまりに微妙なテーマだし、CMならば尚更、テーマだけでなく演出自体ももっとわかりやすくしなければダメかもだし、色々理由はつけられる。
ただ、炎上した文脈の映像の切り取られ方みてると、こんなわかりやすい作者性すら剥奪されて、代わりに脈略のない一方的な読みを強要して、みんなそれに乗って叩いているように見えて、なんか恐ろしい。
たぶん描きたかったのは、
無感動で繰り返すフワフワした毎日(色調が明らかにグレー)
↓
(誕生日には、子供時代を思い出すのとグローブを出す以上の意味はない)
(※LINEのスタンプから、奥さんと事前に協議があってグローブを買うことは決めてあった様子)
↓
後輩が怒られてる(前フリ)
目で見るだけでさらっと流してるのでバリバリは仕事してないが、書類チェックを頼まれてるので普通には頼られている
↓
↓
↓
ガラになく後輩を励ましちゃう
↓
思いつきで行動して遅くなって奥さんに怒られる
(息子の誕生日をすっぽかすおかしさは主題ではないのでさらっとスルー)
↓
ちょっといいことしたつもりで帰ってきたのに怒られて
↓
牛乳石鹸のパワーで雑念を洗い流し、
何も解決はしてないが、毎日の繰り返しの自分をちょっと肯定できる。
↓
いい感じに謝って1日を乗り切る
(ごめんね、で奥さんも子供も機嫌直す)
↓
昨日と同じ繰り返しだが少しいい気分
たぶん作った人は、ジョゼと虎と魚たちとか好き。
それはともかく、
https://anond.hatelabo.jp/20170816113637
>「子どもの誕生日なのに何ふてくされてるの?そんな程度の育児分担も禄にできないの?こっちの方がつらいことが分からないの?これだから男は......」でしょ?どうすりゃいいのさ。そりゃ、「一生独身でいい」「二人目はいらない」が増えますよ。
これなんだけどさ。
おれも言ってたんだけど「二人目はいらない」って。
でもちょっと快楽に負けてしまって油断して作ったのよ二人目。そうしたら二人目がやんちゃで元気な男の子でそれはもう、ありがたいばっかりなんだけど。
そしたら(特に二人目に)手がかかって疲れたとかで嫁が心療内科に通いだしてさ。
あなたは助けてくれない、って。
でもおれさ、5年前のおれ、仕事で5時にはとても上がれんし、あなたのこと十分助けれんって思うから二人目どうなの?って
それで賛成できなかったんだけどな。
子供2人を連れて家を空けてるよ。
また元気になって欲しいよ、嫁ちゃん。
大好きだからさ。
お前らマジかよ
怖いわ
俺もそんな読解力ある方じゃないけど、少し解説するわ
まず「さ、洗い流そ」を前のシーンと後ろのシーンに分けるだろ?
後のシーンで「ごめん」って言ってるから、前半は夫も最終的に悪いと思ってるんだよ
あれは悪いシーンなんだよ
そこに対してギャーギャー言ってるやつ、ほんとうにダイジョブ?
例えばだよ、少年が万引きして、最終的にごめんなさいって言うストーリーがあったとして
前半の万引きシーンをギャーギャー言うか? 全体を理解した上で「それでもなお」なら分かるが、そうじゃない人ばっかじゃないか
話を戻して今回の動画は、「昔ながらの頑固な親父」と「今時の優しいパパ」の間で揺れ動いてるんだよ
バスでも何か考え事
プレゼントは一応買うけど、逡巡して飲みに行く
そうやって揺れ動いてるさまを表現しているのに、「酷い親父だ」「被害者気取り」って何だよ
でも夫は「頑固な父親像の方が良いんじゃ?」って少し思ってるんだよ
どっちがいいか? じゃねーよ、登場人物が悩んでるんだよ。それが全て
あと奥さんが〜って言ってるの、ずっと夫を写してるのに周囲のこと言い出すのヤバイでしょ
何ていうかな、登場人物が頭のなかでどう考えてるか理解できない人多いのかな
電通嫌いだがさすがに同情したわ
広告って大変なんだな
専業なら朝にスーツを着る事は殆ど無いので、おそらく奥さんも働いている共働き世帯の設定だ
ケーキを買ってきてと頼んだ事で責められているのを見るが、仕事から帰ってご馳走を作り部屋を飾りパーティーの準備を奥さんがして、旦那さんがケーキとプレゼントを買う事の何が問題なのか
理解せずに怒った事を責めるのも見るが、こんな遅刻をされたら誰でも怒る、むしろごめんねーで許して笑顔になるのは異常なまでに優しい
そもそもネット民って、基本的に「あらゆる広告は撲滅されるべき」と思っている人が大多数だし、そういうバイアスをかけてみれば、どんなCMでも愚痴の一つでも言いたくなるでしょ。
ネットを閲覧中に不要な広告に邪魔をされたり、自分は汗水たらして働いているのに、アフィリエイトとかで食べているやつのことが許せないとか、「電通と業界の不適切な関係が!」とか、色々あるし。
逆に、今までネット上で「この広告がよかった」という例があった?
例の牛乳石鹸のCMについては、言いたいことがよくわからなかったどころか、これが牛乳石鹸の販促に効果があると本気で思っているのかという疑問が。
そもそも今どき固形石鹸なんて不便だし。今はもっと便利な液体の石鹸がいくらでもある。伝統的な製品だからか知らないけど、どうしてそこまで固執するのか。
認知度は上がったとして、それって本当に業績に結びつくんだろうか?
自分の場合、物を買うときの選択は、コスパである程度絞った後はブランド信頼度やデザインで比較検討で決める。
今の時代、例えば石鹸一つとっても、質も値段も大差ないものが大量にあって、どれを買うか決めるのに時間も労力もかかる。比較検討する候補が多ければ多いほど大変になる。
そこで、牛乳石鹸の存在だけ最初から無視できたら、消費者としては迷う要素がひとつ無くなる分、楽になるんだよね。
炎上すると確かに記憶には残るけど、それって「買い物の選択肢から外すための判断材料」になるだけで、買う動機には全くならない、というのが個人的な感想。
でも、牛乳石鹸がサントリーがインテグレートが、超絶ムカついたのかって聞かれたら別にそうでもない気がする。(そもそも狙った炎上商法なのかそうでないのかは推測しかできないので議論しない)
どちらかというと炎上商法という売り方が嫌いだから、それに加担したくない、広告の常套手段にさせたくないという気持ちの方が強い。
謝罪があったならまだしも、「話題になるのが大事」とかいう開き直りは特に大嫌い。(宮城県のとか)
という感じで炎上した商品の非売は続けるけど、一番悪いのは広告代理店なんだろうとは思う。
その道のプロが、メーカーのブランドイメージまで貶めてまで短期的な話題作りするのってどうなんだろうな。炎上を狙うのって一部の層をわざと不快させて喧嘩売ってるわけで、消費者同士は争うし、やっぱり手法としては汚いと言わざるを得ない。
私は、人の気持ちをネガティブ方向に刺激しない、正攻法でモノを売る企業が報われてほしい。問題提起とか社会風刺がしたいなら、別のフィールドでやってほしい。
俺は大変腹を立てている。お前にだ。
好きだった、嫌いだった、共感できた、できなかった、で済ませればいいところをお前はいちいち正論で武装しきって周囲に不快感を撒き散らしてやかましい。
お前は一切の金を払うことなく視聴した映像に対して、あーでもないこーでもないと理論をこねくり回して、勝手な癇癪を起こしている。
そして俺もまた、一切の金を払うことなく、お前の意見をいくつも読んでは、こうして勝手な癇癪を起こしている。
あれを見て購買意欲が湧くか。と言われたら俺も全く湧かない。
だがそもそも、広告の効果(販売数だけじゃなくて)なんて、あれを作った人間たちが、意図通りに広告できたかを後に計測するだけの話で、俺やお前が知ったり顔をして効果云々を発言する事には何の意味もない。
今後牛乳石鹸を買いたくなくなったのなら、買うのを止せ。お前の使う石鹸ぐらいお前の好きな基準で選べ。
あれを作った人間が誰かも知らないが、多分俺だ。
平日は朝家を出る前の数分程度しか家族と顔を合わせず、家族が寝た後に帰宅して一人で飯を食う。
週末は、強烈な睡眠欲と戦いながら、妻と、まだ幼い2人の子と、買い物をしたり遊んだりしている。
週末に出かけることを渋ったり、睡魔に負けたり、子供と接しなかったりすると、妻が癇癪を起こす。
妻が家庭や日々の子育てのことで多大なストレスを抱えているだろうということも想像できる。
だがそのストレスが、嫌味な言葉や態度となって俺に向かってくると、俺はやり場のない怒りと悲しみに包まれることもある。
仕事がうまくいっているときは良いが、トラブルに頭を悩ませている時に敵意を向けられると、家に帰るのが億劫になる。
体調が良かったり、家族の機嫌が良かったり、仕事がうまくいっているときは、
週末の家族アドベンチャーが、とても幸福で充実したものと感じる。
妻や子への愛情も実感する。
俺は焦燥しているのだと思う。
俺は困惑しているのだと思う。
家族を養うことと、家族とたくさんの時間を共有することの難しさに。
年齢だけ重ねていく自分の未熟さに。
多分俺は今、過渡期にいるのだと思う。そうであってほしい。
なので、勝手ながら、もうしばらくはモラトリアム父親でいさせてくれるよう、妻にはお願いしたい。
お前にも、こうして癇癪を起こしたことをキュートな上目遣いで詫びつつ、気を沈めてくれることを求める。
さ、洗い流そ
未婚の若者には今日も若手社員を泣かせました洗い流そのポスターで好感度を下げて
絶賛炎上中ですが。
テーマは良いと思うんですよね。
『家族思いのパパは正しいのか?』
正しいに決まっているといわれそうですが、いつの時代も、現状の価値観に疑問を持つことは大切です。
いま正しいとされていること、本当にそうなのか? そこから生まれる負はないのか? 負に目をつむっていいのか?
でもあのCM、何がまずいって、それに対するアンサーが『亭主関白時代に帰りたい』なんですよ。
淘汰された過去の価値観にしがみついているだけ、というのが見え透いてしまうことなんですよ。
でもテーマは良いと思うので、こんな感じに作り直すのはどうでしょう。
『家族思いの優しいパパ。
だから自分は、その姿を反面教師にして、こんな父親にはなるまいと誓っていた。
周りの目を気にせず、定時には帰り、妻と二人で子育てをした。
保育園から連絡があれば、周りに謝りながらも、早退して迎えに行った。
息子はすくすく育った。
定時に上がるために必死で仕事をこなしているのに、残業の多い同僚のほうが褒められる。
息子の夏休みに合わせて有給の希望を出せば、上司にねちねちと嫌味を言われる。
間違っているのは自分じゃない。会社のほうだ、社会のほうだ、そう自分に言い聞かせながらも ─── 。
心が折れそうになって、仕事一徹だった父親の姿が脳裏に浮かぶ。
……あんな風に仕事にばかりかまけていても、息子(俺)は父親を慕っていたじゃないか ─── 。
家族を大事にすることをやめて、仕事を第一に考えても、いいんじゃないか? それっていけないことか? 責められるようなことか?
心が揺れる。ぐらぐらと。
半ば惰性でケーキを買って帰る。
ケーキを忌々しく見つめる。こんなの、もうやめたっていいんだ。
こんなの、自分にとって不利でしかない。何もいいことなんてなかった。何も報われない。やめたっていい ─── 。
そこで家のドアを開ける。
息子と妻の笑顔が飛び込んでくる。
「おかえり、パパ!」という明るい声。
立ち尽くす男。
彼がどちらの未来を選ぶのかは示されない。
ただ「さ、洗いながそ」という優しい声と、息子とのお風呂のシーンだけが流れる』
というのでいかがでしょうか。
もう少しあざとくいくなら、最後に男が目を潤ませるシーンがアップで映り、
『さ、洗いながそ』
とかのナレーションを入れてもいいですね。
再追記
piripenko サバサバ系に対するほんわか系だったのですが…。追記を読んで映像への印象も前より悪くなってしまい困惑。ゴミとプレゼント対比のために設定(ひどい)があるみたい。共感より筋をとって幸せなのは制作だけでは。
作品をちゃんと見た上での好き嫌いは全然普通のことではないでしょうか。
共感と筋が対になっているのではなく、共感させ方の種類が違うということではないかとは思います。繰り返しになりますが、主人公視点の作品です。主人公の内面での象徴としてのゴミとプレゼントであり、大切なものですら投げ出したくなることはあるよねという表現は受け入れられない人もいるでしょうが、共感する人もいると思います。
サバサバ系の話はすみません、別の人と同じ意味かと混同してました。ただ、考え方に差があるようなのであまりこちらの意見を押し付けても仕方ないですが、サバサバとほんわか程度なら、そんなに差が出る役ではないのではないかと思っています。
追記
simplemind 主人公の内面で迷いが吹っ切れただけで話が終わっててオチがないから伝わらないんだよ。次の日グローブをもう一個買うとか、子供の背中を洗ってやるとか。映像で語れてない
オチがないからわかり辛い、という意見もよくわかりますが、それはミスではなく意図的な選択だったということが、メイキングを見るとわかります。父親は子供とキャッチボールの約束をしているのです。
そういう明快なオチではなく、抽象的に変化を描くことで考える余地を与えたり、普遍性を得ようとしたのだと思っています。その賛否もわかりますが、あのCMを見るだけでもその部分は理解可能だと思ったので、増田を書きました。
piripenko 演技はもとより映像の出来がいいのは同意。キャラ設定とエピソードの練りこみが物足りない。ゴミを分別させては、女性はほんわかタイプではといったノイズ対策も甘く、総じて残念。一応そんなに怒らんでも派です。
トラバでも「気の強そうな妻」はどうかという意見がありましたが、妻が主人公に対して圧迫的だという意見は、個人的にはすごく疑問があります。
初登場時の妻は、笑顔でケーキのおつかいという「軽いお願い」を主人公にします。これが仁王立ちで登場しているとか、圧迫感のあるアップの演出であるなら別です。しかし彼女は外出の支度中のようで、笑顔でごく自然にお願いをしています。
その後のラインは状況がわからない(妻に用事ができたのかもしれないし、本当に無理矢理買い物を押し付けてきたのかもしれない)ので置いておきます。次に、父親が連絡なしに遅れて帰宅したときに怒っているのは、当然です。しかしその後父親が謝ったらすぐに態度を変え、楽しげに息子に呼びかけています。これが「気の強そうな妻」の演出だとは、個人的には全然思えません。
ケーキとプレゼントに関するやり取りから、妻のそういう性格を想像する人もいますが、状況が省略されているだけで、買い物を変わりに頼むことなどは、日常よくあることだ思います。省略されているのは、「それを否定的に捉えている父親の主観」のためです。省略されている部分に想像をめぐらすのは自然なことですが、それはまず「映像で描かれていること」を元にすべきであると思います。
ラインについても、1126(イイフロ)というCM中ではポジティブな意味を持つダジャレの時間に送られているので、俯瞰して考えればあまりネガティブな状況ではないと解釈しています。
ゴミの分別については、普通ゴミとビン・カンの日でちゃんと分別しているのでは?と思いますが、違う話でしょうか。
watapoco 初見が音声オフだったので、これと近い見方。映像だけ追うとこういう構成よね。でもケーキほったらかすとか生活のリアリティのなさは映像としても×。
要冷蔵とか、ケーキの扱いにこだわる人がいるのですが、ゴミと、ケーキとプレゼントを重ね合わせてるイメージ(本当ひどい)があるので、あの扱いはむしろ筋が通っていると思っています。
生活のリアリティのなさについては、意識差がありますしどの程度映像で再現するかは難しい問題ですが、あの家庭の映像に違和感があるという意味なら、それは家庭に疑問を抱く父親の主観と解釈できるのではないかと思いますが。通勤や職場の雰囲気などは出ていると思いました。
bt-shouichi 「自分が昔見た父親はそうだった」からといって、「孤独に仕事を頑張ることが本来の父親の役目だと思っている」となるもんなんですかね。そういう考えをもってる人って多いのかしら
家族の行動に無意識で根深い影響を受ける、またそれが誤解に基づくものであったりするというのは、すごく自然なキャラクターメイキングだと思います。
「孤独に仕事を頑張ることが本来の父親の役目だと思っている」は、映像から読み取れることをつないでいった結果、家庭との対比も合わせたら説明するのにわかりやすいと思い選んだ言葉ですが、違和感があったらすみません。
あと元は動画のURLを貼っていなかったので、念のため貼っておきます。
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「下手な映像」というブコメをいくつか見たので言わせてもらう。すごく丁寧でよくできてるよこのムービー。
このCMは「映像で語る」ということをしているので、台詞で説明されないとわからない人には伝わらなかったのかも知れない。そういう人向けに映像的な読み解きをしてみる。
このCMは時系列を変えてまでオープニングとエンディングをゴミ出しと出勤風景で揃えている。つまり同じ映像で心の違いを表現している。回想では、笑顔の妻に息子の誕生日ケーキを頼まれて、気のない返事をするダメな父親の姿が描かれる。そして映像作品で誕生日をモチーフに選ぶ場合は、普通は生まれ変わりの意味で、赦しの雨みたいな慣用表現(ついでにこれは雨の代わりに当然風呂)。要はオープニングは、このCM中に主人公の父親が成長しますよという説明だ。これが前提になって映像が綴られていく。
オープニングの時点では、家族思いを演じているつもりの父親は、孤独に仕事を頑張ることが本来の父親の役目だと思っている。自分が昔見た父親はそうだった。だから笑顔の妻との会話ではなく、孤独な出勤風景から始まる。
その仕事場では、部下が報告をしなかったことを上司に叱られている。部下を慰める父親。歩道橋から見おろされる部下は、父親より下の存在で同時に育ててももらえる、いわば息子のように描かれている。父親は仕事場の息子に対しては、面倒を見てやり、自分の失敗談を晒して、人は成長するもんだと助言も与えてやれる。仕事場での人間関係なら、うまく立ち回れるのに。
しかし家に帰れば自分も、家族の大事な日なのに酒を飲みに行くのを報告しなかったことで妻に怒られる。家庭ではダメな部下と同レベルだ。仕事はできても家庭では何もうまくいかない。家庭には、父親が頼れる上司はいない。
帰宅途中では「家族思いのパパが正しいのか」と毒を吐いていた。このときケーキとプレゼントを両手にぶら下げる。朝出したゴミのように。
グローブを買いながら思い出す。自分の父親は、自分がいて欲しい時に仕事でいなかった。自分も仕事だけ頑張っていればいいじゃないか。
しかし、子供じみた拗ね方をして湯船に浸かっているとき、父親と一緒に風呂に入ったことを思い出す。自分の父親は、仕事だけをしていたわけではなかったことにようやく気付く。覚えている父親の背中は、出勤する背中だけでは決してなかった。
あの頃の父親と今の自分がかけ離れているのは、何故か。世間の父親像が変わったんじゃなくて、自分がダメなだけじゃないか。風呂に入りながらやっと気付く。そういえば、妻からLINEが来た時刻は11:26だった。
帰ってきたときは座らなかったテーブルに、風呂から上がった父親はようやく座る。これは、やっと本当の父親の座に付けたということだ。だからこのシーンで初めて息子が出てくる。父親が座る場所は、部下と飲んだときと同じ席だ。仕事と同じように、家庭でもうまくやれる自信が湧いてきた。朝は敬語だった妻に、素直に、気さくに謝る。笑顔で見送ってくれた妻にようやく笑顔を返せた。息子の誕生日に、父親は生まれ変わる。
ラスト、昨日と同じようにゴミを出す。しかし両手にゴミをぶら下げた絵は映らない。同じく、昨日は孤独に歩いていたカットは挿入されず、代わりに父親が眺めている風景の映像が入る。
含み笑いしかける父親。昨日何かあったのか。これからいいことがあるのか。
と、こういう流れになっていて、子供じみたダメな父親がいい父親に成長する内容なわけです。
それを言葉での説明を省いて、なんてことのない日常を淡々と綴った映像はとてもよかったと思いました。なんで飲みに行くのかとか、何を語ろうとしてるのかとか普通に映像見てればわかると思うんですけどね。