はてなキーワード: 赤字とは
少子化を防ぐには、若い人間がきちんとほぼ全員家庭を持てるようにするべきであって、それは高い労働需要で賃金が上がってる状況を作らないとならんのだが。
今の少子化は新自由主義元のデフレと格差拡大で、家庭を持てない人間が急増したからという側面もある。先進国の中でも特に日本と韓国の少子化はひどい。
経済を上げるには財政出動が必要で、経常赤字こそが財政破綻を招くことを考えると、基礎・萌芽研究も望ましい。まあまず景気を上げるにはほかの少子化対策への支出でも何でもいいが。
それから財政破綻は自国通貨建ての借金では起きない。外貨借金により起きる。外貨借金は経常赤字の時に増え、経常黒字の時には増えない。
よって経常黒字を継続している限りは財政破綻も起きない。今は介護と基礎・萌芽研究を両方出せばよい。
まあ企業を低貯蓄・高設備研究投資に導くことを成功できれば、産業も強くなるし、企業自身が徐々に産業化が遠い研究もするようになるし、政府が借金して経済を底上げする必要もないし、何より海外に売れるものを作れるから経常黒字を維持できる。
大規模経済危機を迎えると企業は高貯蓄・低設備研究投資の資金余剰に転ずる。1990年バブル崩壊後の日本も、2008年リーマンショック後の欧米も。そしてコロナでもまず起きる。コロナは大規模経済危機という側面もある。
コロナの間はコロナ対策とコロナによる倒産、食い詰め防止が第一だ。コロナを克服したら、次は使ったら減税、溜め込んだら増税で低貯蓄・高設備研究投資に導くことをしないとならない。
あとバブル以前の遺産を食いつぶして30年でまだ何とか持ちこたえててそれが今ってとこだろ。
ちなみに、世界恐慌の後衰退したってのはアルゼンチンがあってな、1930年以前は一人当たりGDPが世界の10指に入ったんだ。
だけど世界恐慌の後産業の転換もできず、ずるずると衰退していって、それでも1960年ごろまでは先進国の一つだった、さらに衰退していて経常赤字が頻繁になるようになってデフォルト常連国になってるのが今。
大規模経済危機を迎えると企業は保身に入って高貯蓄・低設備研究投資の資金余剰になるんよ。だけど、高貯蓄で経済を不景気に招き、低設備研究投資で産業力を落とす。他の国は競争のために金をかけてるのだから。
私は、十年くらい前までとあるビルメンテナンス会社の清掃部門で働いていて、そのある全国展開するビジネスホテルチェーンがそのビルメンテナンス会社のある地域で運営する3店舗くらいのビジネスホテルと業務委託契約を元請けを通じて請け負っていて、その担当をしていた。
主に客室清掃と日常清掃、定期清掃の3つになる。
当然のことながら、ホテルの清掃と言えば客室清掃がメインで、請負金額が余りに安すぎて、客室清掃係のハウスキーパーさんには実質的に最低賃金を下回る賃金しか払えず、部屋数の歩合制という悪しき偽装請負形式でやらざるを得なかった。
やらざるを得ない、とは、当然会社の都合でしかないわけで、犯罪行為であるが、実際のところ、それでも赤字だった。
赤字にしていても、元請けから他の仕事で補填するという考え方で会社の方は請け負っていた。
元請けにしても利益は微々たるもので全く儲かっていない。十店舗くらい請け負ってやっと一人分の給料が出るという程度らしかった。
それくらいそのビジネスホテルのオーナー会社はドケチなのである。
どうしてそんなドケチな仕事を引き受けるのか? それについては少しカラクリがあるのだが、その話はややこしいのでしない。
だから担当者の私は、そんな安い給料で働いてくれるパート(パートとは言えないが)を確保するのにめちゃくちゃ大変だった。
そのホテルで働くのが好きな人や、働く仲間が好きな人、時間の都合が合う人、そして他でもあまり雇ってくれそうにない人などが中心になる。
当然どの業界でもそうだが、私自身もしょっちゅう人手不足を補わざるを得なくなる。
ただ、そのホテルは支配人を業務委託契約で雇っていて、その支配人の方がもっと酷くて、住み込みで24時間365日(うるう年なら366日)×数年間、基本的にはほぼホテルにい続けなければならない(完全にい続けなければならないわけではないが実質的にはそうだった)。
数十室から百室を超える場合もあるのだけど、基本、それを夫婦二人で見なければならず、それでは当然賄えないので、自分たちの報酬からアルバイト雇用経費を支払わなければならなくなる。
でも、金銭的にはどうしてもそこを抑えないと、自分たちの取り分が余りに雀の涙になってしまうので、支配人が受け持つ仕事はかなり多くなる。
稼働率によるインセンティブがあったかどうかまでは知らない。でもそんなの入れても、吃驚するくらい安いのは確か。賃金計算したら最賃を遥かに下回るだろう。
ここまで話すと、ひえーひでぇブラックだな、と思われるだろうが、しかし待遇を除けば、実はそうでもない部分がある。
このホテルチェーン、地域や場所にも依るとは思うけど、その支配人にピタッと嵌ると、楽勝らしい。
担当者をやっていた数年間で四人ほどの支配人と会ったが、うち二人はいつも上機嫌で、そのうち一人はほんとに「全然楽勝っす」と言っていた。
要は要領がいいのだろうけど、担当者の私がいつそのホテルに行ってもその支配人、昼間は寝ていたし、起きて出てくる時はステテコ姿が多かった。
さてそんなホテルだけど、どこのホテルチェーンかは私は絶対に言わないが、温泉付きになっているところがある。
温泉と言っても、温泉水をどっかから買ってそれを循環させている形式になっている。
レジオネラ菌が保健所の検査で検出されてしまうと業務停止を喰らう。
だからどこの温浴施設でもいろいろな方法で殺菌処理をしている。
で、私が担当したあるホテルの温泉、ここでは薬中ポンプと言って、温泉水にここから塩素成分を付加してレジオネラ菌を発生させない仕組みになっていた。
ところが。
私は、当時まだ新人で、そんなのあるなんて全く誰にも教わっていなかった。これ自体が酷いのだけど、ある日、そのホテルの支配人から激怒して会社に電話が掛かってきた。
「保健所にレジオネラ菌が検出されたと言われたぞ!どうなってるんだ?」
である。
薬中ポンプだけでは防げない場合がある。循環経路の何処かで異常発生しているかも知れないからだ。だから普通、一定規模以上の温浴施設では必ず毎週一回は、高濃度次亜塩素酸ナトリウム溶液を投入して、温泉水を循環させ殺菌消毒後、湯抜きをする。
そこはそんな規模ではなかったので、条例適用外だったが、薬中ポンプは必須だった。
この薬中ポンプが数年間に渡り、全く動作していなかったのである。俺はそんなの知らんし。
一体何故そんな事になったのか。
支配人も知らない。
薬中ポンプがあるのを知っていたのは、私の会社のもう一つの別の部門であった設備系である。でも、設備には責任はない。定期メンテナンスをしているだけだったから。
で、その私の会社の社長、大慌てで次亜塩素酸ナトリウム溶液のポリタンクを担いでそのホテルに馳せ参じ、会社社長の跡取り息子と二人、循環に依る殺菌消毒に取り掛かったのである。
理屈は知っていてもやり方なんか知らんド素人の社長、必要量の何十倍か知らんけど、大量投入したもんだから、お風呂はシャボン玉発生機と化した。だって、ジェットも回してるんだから。
「おい!水入れろ!水だ水!泡を消せ!」との社長の怒号が飛ぶ。
息子は大慌てで、ホースを繋いでお風呂に水投入……したらしい。息子から聞いたんだよ、この傑作話。
ともかく一旦はそれで落ち着いた。
原因究明すると、過去に誰かが、薬中ポンプの管理が面倒で、お風呂を洗っているアルバイトにやらせようとしたら、うまく機器が扱えなかったらしい。
そこで、その薬中ポンプに投入する専用薬剤を、温泉タンクに定期的に一定量投入するという独自の方法になっていたのだった。
誰やねん、そんなアホなことしたのは。それは分からずじまい。
ともあれ、これでは循環経路の温泉水に対しては何の役にも立たない。
で、まだ後日談がある。
その会社のバカ社長、じゃー取り敢えず、一週間に一回はしなくていいけど、一ヶ月に一回だけ循環消毒しましょかと、激安の仕事にしやがった。確か一回2万円。
それはまだいい。だけど、ド素人なものだから、適正な塩素濃度を知らない。
何処で調べたのか知らないが、今度は激薄を指示して私に教えた。おそらく自分がやった泡発生事件が怖かったのだろう。
で、激薄すぎて、その一年後、またレジオネラ菌を出したのである。で、その仕事はなくなった。
言い訳してたなー、そのバカ社長、「レジオネラ菌は外から持ってくる温泉水に入ってるんだよなぁ、防げない時は防げないよなぁ」なんだって。
で何が言いたいかと言うと、温浴施設では当たり前のレジオネラ菌という重大な問題すらも、支配人が知らないという杜撰なことをやっているというのがそのホテルチェーンの実態だ、ということ。
こっちはその管理責任の契約すらないんだよ。上の時もたまたま慌てて対応に乗り出しただけ。
あそこは見た目は綺麗かもしれないけど実態はそういうホテルなんだよ。少なくとも私の知っている十年くらい前まではね。何処とは言わんけど。
枠組みはわかるが、解雇規制緩和なんざさらに労働者をしばく道具にしか見えないね。
経済と景気を上げて、低貯蓄・高設備投資体質にして、相対的に弱い企業が退場してもらうこと以外にないわ。
どのみちガチで衰退した企業は解雇規制関係なしにリストラする。ちょっとやばいぐらいのリストラではコバンザメを温存する。いろいろ進言したりコバンザメでないやつのほうがむしろ解雇のターゲットになる。
企業の体質がコバンザメを好む状態になったところで気に食わないやつをサクッと解雇していく方向にしかならないよ。この30年でよくわかっただろう?
解雇規制を緩めると進言していろいろ試行錯誤した奴がさらに解雇されやすくなる。そこで足元を見て買いたたきたい企業が試行錯誤して能力がやや高めの奴を得やすくなるから解雇規制緩和を叫んでるのではないかとは考えるな。
いずれにしても真摯に挑んだ奴は幸せにならない。それよりは経済を上げて真摯に挑んだ奴がいい会社に転職できる状態にしておくべきだな。
だいぶやばい状態だったらコバンザメだろうがどんどん解雇する。
カルロスがーって言い訳しているようだが未だ対策とらない無能経営者だからもう終わりが近づいてるね
この額はカルロスが2000年に大規模リストラしたときの額に匹敵するけど、そのときは対策の上での赤字計上で、今回のは計画的な赤字じゃない
日産自動車が28日発表した2020年3月期決算は、1年間の最終的なもうけを示す純損益が6712億円の巨額の赤字となった。
市町村でセーフティネット4号(売上20%以上減少)、または危機関連保証(売上15%以上減少)の手続きをする。
前年との売上対比と、今後の見通しを書いた申請書を提出するだけでよい。会計資料は必要なかった。数字作ればいいじゃん。
約1日でそれぞれの証明がでる。
銀行でコロナ関連の融資申し込み。セーフティネットの証明の他に、試算表、登記簿謄本、納税証明、印鑑証明等が必要。
信用保証協会の審査となる。今回審査はかなり緩い。多少赤字会計でも大丈夫。
約10日間かかった。
銀行から連絡があって本申込み。保証料等は今回必要ないので、助かる。
だいたい2日程度でお金が入る。
3年間は無金利、返済も寝かせることができるが、返済期間は10年なので、あんまり寝かせると月々の返済額がきつくなる。
https://w.atwiki.jp/abhurikae/pages/1.html
とうとうこのようなまとめが作られてしまった
非難しているわけではない。
ただ、みんなが、どうなんだろう、と思っていたことが、結局これだけ長い期間放置されるとこういう声も出てくるわな、という印象
赤ブーブー通信社というのは、同人誌の即売会イベントをやっている会社である。営利企業である。
オールジャンルイベントとしてはほぼ女性向けはここ一択となっている
コミケの一週間くらい後に、大阪でイベントを開き(コミケの本を関西で売るために&買うために人が来る)
コミケのない10、3月くらいにビッグサイト東を埋めるくらいのオールジャンルイベントを開き、後の期間はオンリーイベントを複数同日同場所で開催しているのがほぼ大きめの収入源といえるだろうか
当然コロナでそれが吹っ飛んだ
https://www.jgarden.jp/html/48announce.html
https://www.comitia.co.jp/html/132henkou.html
上記はそこそこの規模を持つ老舗のイベント運営だが全部中止&返金である
だが赤ブーだけはほぼ全部延期だ。中止になったのはコミケと共同開催予定だったGWだけだ
3月頃からイベント参加が全部延期、延期だから返金はない。しかも延期日程が分からないから参加できるかどうかもわからない
とはいえみな、女性向けオールジャンルを開催するのがここしかないこともあり、声高に、返金&中止にしてくれとはいえなかった
潰れたら困る、というのがあるんだろう
だが、あんまりにも長いこと放置な上に他社と違って延期連発では、不満が渦巻くのもわかる
とうとう噴出したんだろう
延期にして、返金をしない=金がないのでは、とみなうすうす思っている
返金をしたら潰れるんじゃないの、という危惧があるんだろう
赤ブーは赤字だろうな、というイベントも開催してくれていたので、その分の赤をでっかいイベントで補填していたと思われる
地方のイベントや時季外れのイベントなんて人全然いなかったし。
ただ補填できる巨大イベントが潰れてしまい、そこそこ儲かりそうな旬ジャンルオンリーも潰れたら、しゃれにならない損害なんだろうという予想はつく
まず第一にコロナで多くの企業は赤字を出しているから補填として金をためるのや、繰り延べてた借金の返済に回る。
金をためるのや借金返済って資金循環統計的に言えば貯蓄になる。金回りを落とす。
それが終わった後も第二に「今後は危機に備えて金をためておこう」「借金はしてはならなかったのだ」とこれまた貯蓄に回る。ゆえに金回りが落ちて、経済が落ちる。
第一はどうしようもない。第二について放置していたが故の失われた30年。でコロナでもまた再び第二の考えで貯蓄に回りやすくなり、金の回転が落ちる。
税金や財政出動で金を回し、過剰貯蓄を防がないとならない。だけどそのような経済思考ができるのは政治家の中でもごくごく少数派。
うちは急性期だからまじでそういうことはしてない(つーか初診が高すぎるし紹介状がないと普段は診ないのでそういうの入ってこない)、その上でスーパー赤字なのでコロナ対応が完全にボランティア。
これさ~あのさ~ブコメが「医療費の抑制につながるのでいいニュース」とかになってるの本当に腹立たしいんだけど。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20200518/k10012434171000.html
うちはコロナ受け入れてる病院だけどまじで超赤字ですよ。ニュースにも書いてあるけど、「新型コロナウイルスの患者を受け入れる病院の経営が立ちゆかなくなると、この先、第2波、第3波が来た時に適切に対応できなくなる」んですよ…。
最後までニュース読んでんのか? あと本当にさ、負担がものすごい訳ですよ、コビットチーム(かわいい)はもう家に帰らない覚悟でやってんですよ、他人の不幸を気軽に喜ぶのやめてくれよなまじで。
すぐさま父たちは急ごしらえの企画を携え、親会社に乗り込んだ。
「オリジナル作品~? ちょっとバクチが過ぎるんじゃないのぉ?」
「ワタシたちは、そのギャンブルを楽しめる程度の額でいいんです」
「でも楽しむにしたって、何らかの勝算は欲しいよ?」
「確かに赤字だったかもしれませんが、作品の出来は客観的に見て悪くなかったでしょう」
「バズりっぷりも、今期ではトップクラスです」
そう言えたら楽なのだが、下手に機嫌を損ねられては企画が通らない。
気前よく予算を出してもらうには、正論や糾弾以外の弁が必要だ。
「シューゴさんを留守にさせて正解でしたね」
「ええ、彼なら既に5回はキレてます」
担当の気だるそうな喋り方と相まって、父とフォンさんは内心イラ立っていた。
それでも二人は根気よく、詭弁を交えながら説得を試みた。
「監督のシューゴって人だけど、実績がないじゃん? それでオリジナル作品ともなると、しんどくない?」
「シューゴさんは監督としては若手ですが、アニメーターとしてはこの道10年以上のベテランです」
「それに実績なら『女子ダベ』があるじゃないですか。あれだって世間の評価自体は高いんです」
不利なことは迂遠に表現し、逆に少しでも有利なら大仰にアピールした。
「でも、スポンサーが集まるかなあ?」
その甲斐もあり、上役は予算をどう捻出するのかと、自ら切り出してきた。
そもそも「予算を出す出さない」の話をしていたのに、気づけば「どうすれば可能か」という話にもつれ込んでいる。
こうなったら、後ひと押しだ。
「……つまりですね、予算を抑えつつ一定のクオリティを維持できる!」
難しい説明は省き、とにかくお得であり、損はしないことを強調した。
「要はコスパがいいんです」
上役が好きそうな言葉を添えることも忘れない。
「おい、フォンさん! お上はいつになったら企画を持ってくるんだ?」
「そろそろ取り掛からないと、放送シーズンに間に合いませんよ」
父とシューゴさんは焦っていた。
当時のハテアニは自転車操業でやっていたのに、企画が全く来なかったからだ。
企画がなければアニメを作りようがなく、漕げなくなった自転車は倒れるしかない。
「フリーランスのアニメーターとの契約、場合によっては様々な専門スタジオに依頼する必要があります。その他スタッフやスケジュールの確保も早めにしておかないと」
「えーと、それがですね……」
フォンさんも気になって、上役の動向を調べていた。
「はあ!? どういうこった」
『女子ダベ』は、週刊ダイアリーにて連載されていた日常系の四コマ漫画(全4巻)。
「女子がダベる(喋る)」ので『女子ダベ』と略されているだけで、方言女子が出てくるわけではない。
そんな知る人ぞ知る漫画は、なぜか大額を投じてアニメ化された。
当時その手のジャンルが流行っていたから、企画を手に入れた上役は「いける」と思ったのかもしれない。
或いは熱烈なファンだったのか。
アニメーター達の努力もあり人気はそこそこで終わるも、それでも予算に見合った成果とはいえなかった。
有り体に言えば大赤字だ。
その結果を顧みて、親会社はスタジオを解体するつもりだったらしい。
「それは些か理不尽じゃないですか? こっちは言われたとおりの予算で過不足なく作ったのに」
「視聴者からの評価も悪くないんだぞ。それで大赤字だってんなら親会社の配分ミスだろ!」
だが父たちは不服だった。
「ワタシもスポンサーたくさん募るとか、製作委員会とか作ろうって言ったんですが、“それだと社員に給料を払えなくなる”って……」
「大赤字になってちゃ意味ねーだろ。リスクヘッジ込みでアニメの企画もってこいよ!」
子会社のスタジオで働く、雇われアニメーター達にできることは少なかった。
では、“できること”とは何か。
上が企画を持ってこないのなら、自分たちで企画を用意してアニメを作ればいい。
「しかし原作不足の昨今、上がOKしてくれるとは思えません。原作を買うのだって金がいりますし」
「となると……オリジナル作品かよ」
こうして生まれたのが『ヴァリアブルオリジナル』、通称“ヴァリオリ”だった。