それから財政破綻は自国通貨建ての借金では起きない。外貨借金により起きる。外貨借金は経常赤字の時に増え、経常黒字の時には増えない。
よって経常黒字を継続している限りは財政破綻も起きない。今は介護と基礎・萌芽研究を両方出せばよい。
まあ企業を低貯蓄・高設備研究投資に導くことを成功できれば、産業も強くなるし、企業自身が徐々に産業化が遠い研究もするようになるし、政府が借金して経済を底上げする必要もないし、何より海外に売れるものを作れるから経常黒字を維持できる。
大規模経済危機を迎えると企業は高貯蓄・低設備研究投資の資金余剰に転ずる。1990年バブル崩壊後の日本も、2008年リーマンショック後の欧米も。そしてコロナでもまず起きる。コロナは大規模経済危機という側面もある。
コロナの間はコロナ対策とコロナによる倒産、食い詰め防止が第一だ。コロナを克服したら、次は使ったら減税、溜め込んだら増税で低貯蓄・高設備研究投資に導くことをしないとならない。