はてなキーワード: 冗談とは
おはようございます。野良兎というものです。かつて着ぐるみでの仮装を楽しんでいた生き物です。
今日はけじめとして、二次創作が嫌いになるまでの経緯を残しておこうと思います。
僕は着ぐるみというものが好きで、それが性癖と言える程度の存在です。どういう着ぐるみか想像つかない方は「着ぐるみ 美少女」などのキーワードで検索してください。
同時に、小説家と名乗るにはおこがましい程度の物書きをさせて頂いております。
僕は以前、twitterでオリジナルキャラクター(以下A子)の着ぐるみを活動させるアカウントを運営しておりました。お面自体は某工房製で、そちらや各所で多少迷惑をかけながら運営していたことを覚えています。
そんなある日、お面を作って頂いた工房から、イベントを行うので手伝ってほしいと言われました。内容としては「A子と同じ世界観で学校が舞台のオリジナルキャラクターのお面を二つ作って売りに出すから、A子に紹介役をして欲しい」とのこと。
今思えばこの時点で突っぱねるべきだったのですが、お世話になっている方だったので僕は引き受けることにしました。ただ、その時の違和感は今でも覚えています。
twitterアカウントを見れば学生ではないとすぐ分かるはずなのですが、その時は「まあ、忙しい方なので見てないんだろうな」程度に思っていました。A子はひとまず、その学校に転入させました。
それから、ステージでの脚本を考えて欲しい、自分のパートの振り付けを考えるように等、イベントまで様々な方に迷惑をかけながらそれらをこなし、イベント終了まで駆け抜けました。
そして、例のお面(以下B子、C子)が売りに出され、無事新しいオーナーを迎えることとなりました。新しい二人のオーナーもなりきりアカウントをしたいということで始めたのですが、残念ながら諸事情で間もなく三人のアカウントの活動を停止することとなります。私自身はそれからも、同人誌か何かを作るのも面白いかもしれないと思い、”B子C子二人のオーナーにその確認を取ったり”その際の構成を練ったりしながら過ごしていました。
事件の始まりは、B子の妹と名乗るキャラクター(以下妹)の着ぐるみがタイムラインに流れてきたことでした。
曰く、B子が好き過ぎて妹を作った、名前も決めた、許可も取った、とのこと。話など聞いてなどいないし、なんなら見た目とストーリーの整合性は取れてない。
その時は、キャラクター性すら全く決めていないB子のオーナーが許可を出したのだと、僕は判断しました。
許可を取ったということはほぼ公式宣言と同義。当然、構想段階だったものはすべて白紙。「先に言ってくれれば設定をどうにかできたかもしれないのに」と思いながら、僕はB子と妹のオーナーに対して負の感情を持ったまま手を引きました。
それからしばらくして、例の工房から「またイベントをするから、A子を連れて遊びに来て欲しい」と連絡がありました。お世話になっている相手なので、お邪魔しようと思ったのですが、脳裏にB子と妹のことがよぎりました。顔も見たくない相手が来る可能性があるので行くべきではない。そう思い、僕は事情を説明し断ることにしました。工房からの返事は「原作者には当然確認を取っているものだと思って返事をした、妹のオーナーはそんなに悪いヤツではないので出来たら許してやって欲しい」とのこと。
それからしばらくして、妹のオーナーから長文の謝罪メッセージが届きました。「悪気はなかった。野良兎さんの話が好きだ。ストーリーと整合性が取れていない理由は~、本当に申し訳ない、そのうえで本当に好きなので一緒に活動させて欲しい」のような内容だったと思います。
僕は勢いに押されて謝罪を受け入れ、妹オーナーと和解してイベントにお邪魔することを工房に伝えました。
その時の返事はだいたい以下のような内容でした。
「よかったね。あと、今回のイベントで前回の世界観と繋がっているキャラ二人(以下F子G子)出すから。表立ってそういう設定は出さないからいいでしょ。そんなわけでよろしく」
キレるタイミングを逃しがちな僕は、この場で何も言い返せませんでした。
イベント当日。妹オーナーはイベントスタッフらしく、僕に挨拶と手土産と謝罪を残し、慌しく駆け回っていました。
暇だった僕がぼんやりしていると、B子のオーナーを見つけました。声をかけると彼はヘラヘラしながら、
「すいません。先に言っておけばよかったんですけどね」
と。「先に言っておけば~」は俺が言うセリフであって貴方のセリフではないですよねと思いながら、「もういいよ。次からね」とあしらいました。
その日はステージを眺めて退散。新キャラに関する情報は何もありませんでした。
後日、妹オーナーやFの演者から改めて連絡があり、新キャラに関する設定を聞きました。
F子はB子の幼い頃の知り合いで、今は機械化している。G子は大企業の偉い人の娘で、交通事故により機械化。
F子はともかく、G子の関係性雑過ぎるなぁと思いながら更に切り込むと、どうやらF子の演者もB子にぞっこんらしく。
もうこれ、メアリースーみたいな夢女子と雑に用意されたモブやんけって感想しか抱けませんでした。
メアリー・スー https://ja.wikipedia.org/wiki/Mary_Sue
こんなんを同じ話に突っ込むのかと、僕は今までやってきたことを穢されたように感じました。
更に話をよく聞けば、妹オーナーは僕の話もアカウントの投稿も読んだことない状態で「話が好き」と言っていたらしく、そもそもA子やC子を殆ど知らず思考に入れていない。以上の事やその他多くの要素から、僕は妹オーナーが「イベントを荒らされたくないが為にご機嫌取りをした」という結論に至りました。
しばらくして、僕はA子に学校を退学させ、所持している面となりきりアカウントを全て処分しました。事実上のキャラクターの抹殺です。某工房製の面を視界に入れるだけで沸騰するような憎悪を感じるようになり、それに耐えられなくなったが為の苦渋の決断でした。六年間可愛がってきたキャラクターへの愛情よりも、キャラクターを都合よく使われ滅茶苦茶にされた憎悪が勝ってしまった事実は、今でも悲しく思います。
気が付けば、僕は二次創作を煙たがるようになっていました。同様に、版権もののコスプレや着ぐるみも。
理由は簡単。都合のいいキャラクターを選んで無許可で使う行為が、僕の経験とダブって見えるからです。その行為は、あなた方が犯罪者と罵り忌み嫌う無断転載と本質は何も変わらないのでは? その行為が、僕にA子を抹殺させたのでは? と。
僕も版権キャラクターの面を所持していたので、自責の念もかなりあります。すべての面を捨てたのは、そういう側面も少なからず存在します。出来ることなら抹消したい過去です。
きっと、純粋なファン活動としてコスプレや二次創作をやっている方も沢山存在するのでしょう。しかし、残念ながらもう僕の目には殆どのものがそう映らなくなりました。自分の承認欲や性欲を満たす道具としてキャラクターが無断で使われているように見えています。最早『異常者』と呼んで差し支えないほど、僕は多くを憎悪し、心の平穏の為にtwitterでも沢山のものをブロックするようになっていました。二次創作に類するもののせいで、たくさんのコンテンツを嫌いになっていました。殆ど、自業自得なのかもしれませんが。
ここまで恨みつらみを重ねてきましたが、別に「二次創作をやめろ」という気はありません。きっと権利も何もありません。
僕が言いたいのは「時々は、自分のやっていることを振り返ってみて欲しい」ということです。
本来二次創作は、公式に見つかっていないからか、公式が見て見ぬふりをしているから存在できるコンテンツです。
言い方を変えれば「公式が引き金を引けば、二次創作者の頭はいつでも合法的に吹っ飛ぶ」ということになります。
二次創作、あるいはそれに近い自称ファン活動をしている方々は、自分が殺されるかもしれないと考えたことがありますか? 自分の行動で誰かを殺してしまうかもしれないと考えたことがありますか? これはタチの悪い冗談でも脅迫でもないと、僕は考えます。
きっと僕を大袈裟だと嘲笑する方もいらっしゃるでしょう。しかし事実、娘のように可愛がっていたキャラクターを自分の手で抹殺するまで、僕は彼らと同じ思想に追い詰められました。
貴方は、本当にファン活動をしていますか? 貴方は第三者から、ファン活動をしているように見えていますか?
僕のような異常者を再び生まない為にも、たまにはそういうことを考えてもいいと思います。誰かの為に、或いは自分の身の安全の為に。
増田と立場は違うかも知れないけど、私が表現規制について日々考えていることと近かった。
表現に対する批判について、「規制を要求するものではない」という前置きは、よく見かけるものだけど、
その批判のスジの中に「人権侵害」が含まれていれば、それは国家による強制力によるものでなくとも、
直ちに有形無形の圧力による、事実上の規制へ繋がるご時世なのだよね。
これに抵抗するのは、なかなか難しい。
SWO副代表もその辺りはよく分かっているようで、彼のコメントでも、肝になる部分はここだ。
ホロコーストを冗談めかして語ることが「ユダヤ人の尊厳」を傷付けるものだと言ってるのだよね。
これを「ぐうの音も出ない正論」と捉える人もいれば、
ホロコーストといえども、明確な否定論でもないものに対して「人間の尊厳」を持ち出すのは行き過ぎと捉える人もいるだろう。
もちろん増田の文脈に沿えば「ユダヤ人たる私が尊厳を傷つけられたように感じた」主張をすることに、何の障害もあってはならない。
ただし、このSWO副代表の主張は、小林氏に釈明や謝罪の機会すら与えず、問答無用で解任したことを支持する内容なので、
私はそれには明確に反対だ。
もちろんそれはまず、判断の主体である組織委員会に向けられるべきものだが、
20年前の表現について、釈明や謝罪の機会を与えず解任したことを正当化するに足る理由にはなっていない、
と私は考える。
私は小林氏やラーメンズに詳しくないが、多くの人が、この20年間に彼らの表現に対する姿勢が変わったことを指摘していた。
なぜ、その変化について、釈明や弁明が許されないのだろうか。
駐日イスラエル大使なども誤解したままだが、まず重要な事実として、
彼らが「ホロコーストを否定」したのでもなければ、「反ユダヤ主義」的な主張をしたわけでもないということは、確認されなくてはならない。
「コードに触れたら終わり」という事例が、徐々に増えていっていることだ。
その表現が、誰の人権を傷付けているのか、傷付けているとすれば、どの程度傷付けているのか、
それは、その表現が置かれた文脈を幅広く見据えた上で、なされるべき判断だ。
不快感と、人権侵害のあいだに、明確な一本の線を引くことが難しいことは理解しているが、
朝。クマゼミの賑やかな鳴き声で目が覚める。それしか音が聞こえなくて、きっと外にはクマゼミしか居ないのだと思う。磨りガラスの向こうが青く輝いているのが見える。布団の冷えている方へ寝返りをうつ。窓の外の、青い輝きに包まれたお祭りの音に心をくすぐられながら、また眠りに落ちる。
……
目が覚める。日が登ったのだろう。部屋中に外の熱が漂っている。左右に寝返りをうち、布団に冷えた場所がどこにもなくなっていることに気づき、諦めて起き上がる。扇風機の音と、近くの道路を走る車の音だけが聞こえた。あれだけ騒々しかったクマゼミの合奏は嘘みたいにぴたりと止んでいた。青く輝く磨りガラスとクマゼミの賑わいが曖昧に思い出され、内容は覚えていないけれど、なにか楽しい夢を見たという感覚だけが残っている時のような、そわそわした気分に、なる。だから、私は夏が好き。
シャワーと着替えを済ますと同時に洗濯物が終わった。くしゃくしゃになったシーツをカゴに入れ、ベランダに出る。視界が真っ白になる。肌にしっとりと熱気が絡む。真っ白いシーツを両手で目一杯伸ばし、ベランダの物干しにかける。ベランダ全体が日陰になる。風に靡くシーツに、手を添える。ひんやりとした布の感触の向こうに、太陽を感じる。部屋に戻り、たくさん作っておいた梅果汁を炭酸水で割って、一口飲んだ。多分、胃のなかだけじゃなくて、体全体の、指の先までシュワっと沁みた。
今日の天気は快晴。降水確率、ゼロパーセント。シーツはカラッと乾くでしょう。残りの梅サイダーを一気に飲み干した。だから、私は夏が好き。
午後二時に京阪祇園四条駅に着いた。地下にある改札を抜ける。真っ白に輝く出口を見上げながら、階段を登る。同時に、階段を下る人々とすれ違う。みんな、熱気から解放されて安心したように微笑んでいる。汗を拭い、暑かったね、とお互いに言いように微笑み合う。そういうものを眺めながら、私は夏へ躍り出る。
四条大橋からの眺めはいつだって私の気分を良くしてくれる。鴨川沿いに続く川床。まるで宝石が擦れ合うような音がする鴨川と、人々の賑やかな声。嬉しそうに膨らんだ積乱雲は、遠くに青みがかって見える北山と踊っている。だから、私は夏が好き。
賑やかな四条通りを横に入った、落ち着いた路地にあるバーに行く。クラフトビールを扱うお店で、聞いたこともない名前のビールがメニューにずらりと並んでいた。ビール飲み比べ三種類セット。朝、昼、夕の太陽の色を湛えたビールが三つ運ばれてきた。順繰りに、しっかりと冷えた薄張のグラスに口をつける。名前はわからないけれど、夕暮れ色のビールが一番美味しい。喉を抜けるフルーティな香り。
頼んだ野菜のグリルが運ばれてきた。ナス、ししとう、トマト、ブロッコリー、アスパラガス。どれも塩味が効いていて美味しい。夏に野菜を食べると、驚く。人間の味覚に、こうも都合よく美味しいものが自然界に存在しているのかと。Sサイズのグラスに注がれた3種類のビールを全て飲み干し、夕暮れ色のビールをLサイズで注文する。ビールが運ばれてくるまでの間、とっておいた私の大好きなアスパラガスを見つめる。塩が混ざったオリーブオイルがかかっていて、外の光を反射している。ビールがやってきた。そろそろ夕暮れ。だから私は、夏が好き。
烏丸にある映画館を出ると、もう八時を過ぎていた。「海辺のポーリーヌ」という映画を見た。フランスの、ちょっと冗談みたいに可愛い女の子が夏休みに海の近くの別荘で経験するひと騒動のお話。男性と女性、大人と子供の恋愛観の違いみたいなものを描いていたような気がするけれど、とにかく私はヒロインのポーリーヌが、水着を着て海に出るシーンに夢中だった。ビキニで覆われただけの日に焼けたポーリーヌの肌が、海に、砂浜の砂に、夏の空気に、愛撫されているのを感じて、こっそり私は身悶えした。
夏は、空気を直接肌で感じられるのが気持ちいいと感じる。冬や秋には布を隔てた向こう側に居る空気が、ノースリーブのシャツから伸びた肩、腕に絡みつく。それは全く不快ではなくて、世界と直接触れ合って、お互いを確かめ合ってる感じがして、その感覚が心地よい。だから私は、夏が好き。
帰り道。最寄り駅を降りて家へと向かう。通るのは車ばかりで、人はほとんどいないので、マスクを外す。風が吹くと、草と水の香りがする。夏の夜は、いつもこの香りがどこからともなく漂ってくる。私は、自分の二の腕をそっと摘んだ。触ると、待ち構えたようにひんやりとしていて、布団の冷たい場所を見つけた時のような気持ちになる。
素敵に乾いたシーツをかけ、寝る準備が終わる。飛び込むとほんのり暖かかく、ちょっとだけ、昼間の名残を感じられた。楽しかった一日を思い返す。自信が持てた。それはきっと、夏のおかげ。だから私は、夏が好き。
田舎の市役所で働く地方公務員ですが、若い世代は男女比も同じくらいだし、みんなコンプライアンスを守って仕事するので、同世代間で性差別を感じることはあまりありません。
ところが課長とか部長クラスとなると、古き悪しきおじさんばっかりなので、悪気のないセクハラが横行します。
同じ部署に、仕事ができて気風の良いハンサムな女性職員がいるのですが、切り返しが良いせいか、すごくおじさんから人気があって。
「お、〇〇ちゃん今日の服かわいいなあ、ベルト引っ張ってあ~れ~とかやりたいなあ」とか「テロテロした服で、触り心地良さそうだな!さわってもいいか!」とか「おっと、ぶつかっておしり触っちゃうとこだった」なんて言われてるんです。
もちろん彼女はただただ真面目に仕事をしに来ているだけです。。
彼女は大人の対応で適当にやり過ごして笑い話に変えてしまいますが、なんでセクハラされた側が大人の対応せねばならないのか。
彼女に現状をどう思っているのか聞くと「良い気はしませんけど、まあ適当に流しておきます」と笑ってましたが、過去にも優秀な女性職員が人間関係を疎んで退職しています。彼女もそうならないと限りません。
彼女の直属の上司もまだ若い女性で「それセクハラ過ぎますよ」と直接オジサンに言っていましたが、俺とあの子のコミュニケーションだから大丈夫!みたいな感じで。
男性職員が「いやいや、アウトですから」と言ってようやく冗談じゃないと気づいてくれました。
女性職員が指摘したときは無視するのに、男性職員が指摘したら気づくって点もクソだなと。
しかも女性へのセクハラ以外にも、男性への旧時代なジェンダーロールをゴリゴリに押しつけてきます。新生児がいるから早く帰ろうとする男性職員に「男は仕事!」と仕事増やしまくるパワハラ。残業にならないよう周りがカバーしていますが、甘やかしすぎだとよく文句を言われます。。
もうあと数年で定年なので、今更人事に通報してアレコレするのは非常にめんどくさいし忙しい。
まともな人もいっぱいいるのに、数人が最悪なせいでおじさんみんなが悪く思われてるのもかわいそう
なんでそう思うのか真面目に不思議なので冗談で書いたんじゃないなら教えてほしい。
ちんこしゃぶらせてって言うより口にキスさせてっていう要求のほうがまだ通る確率大きいと思うのが普通の思考だと思うねんけど。
いよいよヤバくねぇか? 正気の沙汰じゃねぇ
何が一番 大事なのか くらいは
嫌なモノは嫌だ 死ぬのは怖いんだ
これ以上の理由が どこにあるって言うんだ?
代替え案なんか 考えているうちに
金が欲しけりゃゲーマーなんかやめてるぜ
ゲーム会社が LOVE&PEACE 声上げなくてどうする
「いじめっていうのとは全然違って、むしろ一緒に遊んでた奴なんだけど、朴(仮名)ってのがいて。
こいつは名前の通り朝鮮人なんだけど、朝鮮学校から転校して来たのね。
で、なんでからかわれたんだっけ……、とにかく、本当にピュアでいい奴なのね。
だからんだろうけど。
あ、思い出した! これ実は根深いんだけど。
初日の授業で、発表の時にはりきって『はい』って手挙げたんだけど、
挙げ方がこんな(ウルトラマンのスペシウム光線に似たポーズ)だったのね。
でもそれは朝鮮学校の手の挙げ方だったのね」
「あと、こいつの家は親が厳しくて、門限が五時とか。
で、無理やりひきとめてサ店とか入って、食うだけ食って五時過ぎたら『じゃあ!』とか言って(笑)」
で、朴がラジカセを買うって一万円ためてたんだけど、
ある時、ベランダに閉じ込められて、窓とか鍵閉められちゃったの。
そしたら窓ガラス蹴り破って出て来て。
先生に叱られて結局ラジカセの一万円でガラス代弁償することになったの(笑)。
「で、ある日『おまえ、そんな家出ちゃえよ。ウチ泊めてやるからさ』とか半分冗談でアドバイスしたら、
こいつのバッグが着替えじゃなくて教科書で一杯でさ。夏休みなのに(笑)。
しかも弟に『小山田の家に行く』って思いっきり告げてきちゃったらしくて、
結局すぐ親が迎えに来て。僕は怒られた(笑)」
ってのは冗談にしても
去年自宅で過ごす時間が多くなったから、オンラインでゲームでもしようと思ってPCを買った
ボイスチャットなしで過ごしてたけど、あったほうが楽しくなるかもしれないと思って導入してみた
そうしたらフレンドが私の声としゃべり方をほめてくれる
そんなに魅力的なのかな、私の声
みんなからは冗談っぽく、声優みたい、ストリーマーみたい、と言われた
私は本気になっちゃって、どうせならVtuberなってみようかと思ってしまった
だけどここからが大変だった
まずは衣装のデザインを決めようと思って、資料集めて、頭の中で思い描く
なかなか自分で決められないから、衣装デザイナーにお願いしてもらおうと思った
いろんなサービスやウェブサイトを通じて私の思っているような方向性を実現してくれそうなデザイナーを数人ピックアップして、コンタクト
何人かに作ってもらって、ようやく自分にとってピンとくる衣装が出来上がった
長かった
それぞれのデザイナーさんとのやり取りがこんなに楽しくも時間がかかるものだとは
そして自分の考えているデザインがどんどん変化していくものだとは
衣装はできたので、イラストにできる人、モデリングができる人を探そうとした
ここで私は疲れ果ててしまった
かわいいキャラを描いてくれる人を選ぶぼうとしたら、意外と選択肢がすくなかった
イラストを描いている人は数えられないほどいる
でも、Vtuber用のイラストを描いてくれる人は思ったより少ない
そして一定のレベル以上の技量がある人は、のきなみ個人の依頼を受けていない
自分が用意した衣装は凝ったデザインになっていて、それなりの技術がある人にして描いてもらいたくない
あれ?就活じゃないの?
なんでまたやってるんだろう、こんなこと
アバターは自分の化身だから、営業の仕事で断られるのとは、わけが違う
妥協せずにデザインを煮詰めていった結果、選択肢を狭めて、行き詰ってしまった
お金はきっちり用意しているけれど、お金を払うまでの段階に手が届かない
そうか、個人Vtuberのイラストのクオリティがまちまちなのは、こんな理由があったからなのか
モデリングできる人も探すのが大変だ
3Dできる人は当然限られてるし、2Dでの実績技量がある人は、だいたいが予約数か月待ちだったり、仕事停止中だったりする
また長々と断られなきゃいけないのか
自分が愛をこめて作っていったキャラだからこそ、こういうところでいい加減なことはしたくない
ああ、イラスト、モデリングをしてくれる人が決まったとしても、配信画面の枠とか、スタンプとか、ヘッダー画像とか、場合によっては音楽とか
ぜんぶ私が、これがいいこれがダメだと決めていかなきゃならないんだ
あと何か月かかるんだろう
こんなこと考えたら、もう、疲れ果ててしまった