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はてなキーワード: なめるとは

2024-11-14

ジェンダー・ギャップ指数が低すぎるこの国の日常をご覧ください

「三歩後ろを歩かれへん女は背中●されて●んだらええ」

「取柄のお顔もグズグズ」

「ざけんなや呪力が練れんドブカスが」

非道いなぁ 人の心とかないんか?」

「がんばり賞ってとこやね」

「弟より出来の悪い兄なんか居る意味ないやろ ●括って●んだらええねん」

「まぁしまりのえぇアソコしとったから金返せとは言わんけどなブヘヘヘヘ」

「アッチ側に立つんは 俺や!!!

「顔がアカンわ 甚爾君と逆やったらよかったのにな」

「女みたいなもんオ●コするだけの道具やんけ なにムキになっとんねん」

「どうすんの? 乙骨君と恵君の金魚のフン?なんとか言えや カス

なめるなっメスブタァッ」

「俺は君を●しに来てんねんで」

「…クックックッ  ツメが甘いんじゃ クソ女ぁ…!!」

「おどれの妹は自分からパンティ脱いだんじゃっボケッ」

チョコマカされんのもアレやしとりあえず足でも●っといたろかな」

2024-11-13

anond:20241113142325

ドライバーマジでピンキリ

工場に携わっているけど「ネジを回す」だけでも本当に差が出る

ちゃんとしてるドライバーさん

ネジを回しやすいようにラチェット機構付き

初めて回すネジではトルク値をちゃん確認してから回す

磁性体のネジを拾えるマグネットキャッチであらかじめ分けておいてくれる

ダメドライバー

上記の事は当然できない

サイズを聞かないで小さなドライバーでネジをなめる

トルク指定されてるのにオーバートルクで締めようとする

ネジがさびていると文句をつけ、やりたくないとか言い出す

(塩対応されるのは大体貫通ドライバーが無いケースが多い)

対価を貰っている仕事なのに、ネジ付けて「やっている」と考えている

現在比率的に前者:後者が3:7くらいでも「良い工場」だと思われる

空前の資金不足で10年前なら1日で廃棄になってるようなのも騙しだまし使わないといけない

一般的な右ネジ対応が出来るだけで上澄み

2024-11-01

無礼にならずに「なめる/なめられる」関係を構築したい

あずにゃん、ペロペロ…🍭😋

なめる/なめられるもそうだし、闇バイトもそうなんだが

世の中結構、「割に合うか割に合わないか」で判断されることが多い

「なめてかかると割に合わない」と思われるとなめられない

まり相手をなめて意地悪すると、相手からの仕返しで自分が大きく不利益を被る場合、あえてその人に意地悪する人はいない

しかし、逆に言えば、相手がこっちに仕返しする力を持たないとき、なめていじわるしても、こちらに不利益はこない

まりなめていいことになる


バイトや、おやくざさんのしのぎもそう

これで捕まってもいくら稼げたら割が合う、と思えば法を犯すことに躊躇しない人がいる

20万円盗んで無期懲役ならまともな人は誰もそんな犯罪しない(やってるやついたけど)

3億盗んでうまく隠して懲役10年なら、年収3000万相当の仕事なので、割に合う


国同士のパワーバランスもそう

ただ、これは短期的な損得じゃなく、長期的な損得を考えて動く場合がある

相手国境付近で小競り合いを起こし、自国の大物を殺害したとしよう

でもその戦闘はすでに終結しており、現場部隊暴走だったと相手国のトップから謝罪が来たとする

そんな場合、ここで報復に動くのは短期的には損だ

だってもう終わっているのだから

しかし、そこでカエシをしなかった場合、「筋を通せば多少強引に運んでも不利益はやってこない」と思われてしま

これが「なめられる」ということ

あの国を敵に回すのは割に合わない」と現場の一兵までもが感じられるくらい、損得に見合わない報復をしっかりしておくことが、長期的な損を防ぐことになる

今の戦争相手国が滅ぶところまでやることはないが、なめるなめられるの関係がなくなるまで、つまり、お互いにこれ以上は割に合わないと感じるまでは戦争をやめることなんてできないわけだ

まあスプリガンでジャンが言ってたんだけどね

まあそんなわけで、つまりなめるなめられるの関係性が発生している時点で、そこには一方的な得や損のおしつけが必ず発生しているもの

それが割に合わないと思わせ合うしかなめるなめられるのない関係性はあり得ないと思うわね

2024-10-30

なめる人間関係とか

若い頃は「基本は全方向に優しくありたいが、クズには厳しくせざるを得ない」というブラックリスト方式人間関係を構築していたと思う。

でも接客業ブラック企業ヤバい人間にあたる事が多く、いろいろと痛い目にあってから

他人必要以上に愛想よくしない、信頼できると思った相手にだけ優しくする」ホワイトリスト方式に移行しつつある。

いつか信頼していた相手にも痛い目にあわされる事があったらゼロトラストになるんだろうな。

それは疲れるし悲しいから嫌だな。

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他人を舐めてくる人は避けられない程度には多いし、そういう人間とも付き合っていかないといけない。

黙っているとパワハラモラハラカスハラセクハラ、性被害かにエスカレートする

他人を舐めてくる人間かどうかを早めに判断して、そいつだけに強い態度を取れたらいいんだけど。

すごく外面が良い人が自分にだけ謎の態度するを気のせいかスルーするうちに…とかでさ、巧妙なんだよね。

こういう人はいなくならないので、自分対策できないと自分を守れない。

守りたいものがある時にも。

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私が考える、舐められてるなと思う言動

・親しくないのにタメ口

・オマエ呼び

・他の人と差をつけた扱いをする。何かの窓口とか。

・手間や時間ゼロに近く見積もる「大掃除簡単にチャチャっとやっといて」

・不機嫌アピール(溜息、舌打ち、大きな音を立てる)

他人の前で下げる「こいつ気が利かなくてさ」

・他の人を褒めるために下げる

自分でできる事をやらせようとする「箸がないんだけど?」

マウンティング行動、性欲、ハラスメント、いじめってちょっと似てる。動物もそうよね。

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最低限、軽視された時に「あ?」だけでもいいから即座に返せる怒りの瞬発力は欲しい。

これ練習したいがどうやればいいの~。

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昔の同僚にめちゃくちゃに穏やかで優しく、いつもニコニコしている人がいたんだけどさ

彼は身長2m近くありスポーツもやっていてガタイが良かった。

ナメられない為のコストは私よりもずいぶん低いだろう。

でもその代わり、怖がられる事も多いだろう。

私は他人を怖がらせないように気を使ったことはなく、舐められる事が多い。

観光地在住なのでよく道を聞かれるが、年配ならだいたいタメ口だし礼を言われる事は少ない。

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自分自身はそういう人間になりたくないと思っているけど

他人を軽視してナメるという選択肢が入り込んでしまっている。

無意識にやってしまっているはずだ。私も。

なめる」の英語はdisrespect

ラップとかで使われるdis、つまりdisrespect対応する日本語は「なめる」だ。

アメリカでは、差別的な態度をとるとBe respectful.と嗜められる。

このrespect日本語における「尊敬」と捉えたり、あるいはこれを「礼儀正しくしなさい」と翻訳するのは、少し座りが悪い。

ここでは「相手人間として軽んじてはいけない」ということが言われているのだ。

日本語の「なめる」もまた「相手人間として軽んじる」という意味があり、これがうまい具合に対応している。

まり差別文脈で「なめる/なめない」といった語彙が出てくるのは、場違いでもなく、至極当然だと思うなあ。

2024-10-29

なめる/なめられる/相手とすり合わせる

2024-10-26

いいよな女はいざとなりゃ股開けば稼げて

男「女は金に困れば身体を売って稼げる」

女「男も身体売れるだろう」

男「異性に売るのと同性に売るのでは辛さが違うだろうが!!!

と、少し前にX上で不毛な争いを目にしました。

実際『男が男に身体を売る』のは本当に辛いのか、同性とのセックスはどんな感じなのか実体験をお伝えできたらと。

まず私は男ですが男に身体を売った経験があります。1回や2回じゃなく普通に数年間売っていた時期があります

前提として私はいわゆるノンケで男相手欲情した事は一切ありません。

その上で自分経験だけで言えば『別に辛くない』です。

これは元々のメンタル強度もあると思いますが、1番の理由は『男に身体を売るより金がない方が辛い』からです。

金のためならなんだってできらぁ!ってわけじゃないですが飯を食うためなら別にちんぽくらい咥えれますマジで

でもなぜかキスだけは死んでもしたくない。これなんなん?

ちなみに男に身体を売るルートは大きく2つ、

マッチングアプリ掲示板個人的なやり取りで売る

売り専等お店に所属して売る

私は両方ともしていましたが9割が前者でした。

なので今回は個人間でのやり取りで売っていた時のお話しをします。

まず需要供給を考えると男相手身体を売るのはコスパが悪いです。それだけではまず生きていけません。生活できる人はほんの一握りだと思って間違いないです。

生活するほど稼げない理由の一つはシンプルゲイの数がノーマルの男に比べ少ないです。

私が男相手身体を売っていた時期は地方の大きい都市部に住んでいましたが、週にどんなに多くても3人程度にしか売れませんでした。もちろん私のビジュアルもあると思いますが「ゲイで尚且つ金払ってもセックスしたい人」という局所的な需要しかないのです。

さらに私は1度も踏み入った事はないですがゲイの方が集まる発展場などもあり、わざわざ高い金払うまでもなく性欲を満たす機会がそれなりにあります

その後東京に引っ越すんですが関東圏では需要は増えますが今度は供給も増えるのでむしろ売れる機会は減りフェードアウトしていきました。

コスパについてはそもそもの単価が安いです。

しかもお店経由でなければ個人の言い値なのでプレイ内容にもよりますが1000〜15000と振れ幅が尋常じゃないです。

故になんとなくの相場というのはありますが、定まっていなく売り手同士協調することも無いのでとにかく安い方に需要が高まります。買い手も「この前は5000で生でさせてくれた子がいたけどな〜w」とか平気で言ってきます。魔境です。

そしてお店経由ではないと他の問題もあります

イタズラやドタキャン、いわゆる冷やかしです。

そもそもうつもりもなく写真を見たいだけマン

説教マン

・とにかく値切りマン

・待ち合わせ時間になると音信普通マン

これらを掻い潜らなければありません。最初はずいぶん騙されましたが慣れれば最初のやり取りで大体わかるようになりますあんまりなめるなよ。

結論男との性行為自体は大して辛くないが、お金を稼ぐという手段としては辛い部類に入るって感じだと思います

「いやいや死んでもちんぽなんてしゃぶれねーよw」という方もいるかもしれませんが電気とガスが止まって財布にも口座にも2桁くらいしか入ってないみたいな状況になったらきっとしゃぶれます。がんばれ。

次に男とのセックスはどうだったかというと、イメージと違うことが多々ありました。

絶対アナル必須ド級変態がまぐわっている的な世界だと思っていましたが実際はそんな事は非常に稀でした。

・意外とアナル需要が多くない

私も意外でしたがゲイの方でも必ずアナルセックスを求めているわけではありませんでした。

前後の処理がめんどくさい、そもそもアナルうんこ出すとこだろ汚ねぇな...等色々理由はあるそうですが私もオーラセックスで終了が多かったです。

私も実際アナルにぶち込まれたのは全体の2、3割程度です。

アナルセックス最初抵抗がありますが慣れたらただうんこが出たり入ったりしてる感覚だけで適当に「大っきい〜すごい〜」とか言っときゃいいので楽でした。

オーラルの方が時間かかってだるいです。

・変な性癖多くない?

巨乳が好きとか足が好き尻が好きみたいな理解できる性癖を逸脱した人たちが結構いました。記憶に残ってる範囲で書いときます

変な柄のポロシャツ着せてくるやつ

白いスクールソックス履かせてくるやつ

白いブリーフ履かせてくるやつ

女性用の競泳水着に穴が空いてるやつを着せてくるやつ

汚れたスニーカーでちんぽ踏んでくれというやつ

乳首安全ピン刺してくれーーーーーと絶叫するやつ

こう思うとプレイ内容よりも服装に異常なこだわりを見せる方々がいっぱいいました。

セックスが下手

今までで1度もこの人セックス上手いんだなと思ったことがありません。もちろん男とのセックスそもそも好きでない私が評価するのもおかしな話なんですが、それでもそれはあかんやろと思うことが沢山ありました。

まず冬場のケアされていない男の手は凶器に近い。ガッサガサで撫で回す手すらいたい。やすりでもついてんのかえ?

せめて寝る前にハンドクリーム塗るくらいしてくれ。

永遠乳首をいじってくんな。

やたらと乳首をいじってくる人は本当にしんどいです。女性はわかると思いますが、無策に乳首をひたすらいじられると行為乳首デスソースでも塗られたんかと思うくらいヒリヒリします。シャワー地獄です。

他にも色々ありますが眠くなってきたんで気が向いたらまた書きます

ほな。

2024-10-25

にほんをなめる

って、日本国民に向かってケンカ売ってる政党がいるような気がする

2024-10-22

anond:20241022095358

モテってアナに群がる男がいるから成立してる言葉なんだろうけど

男は女を揶揄する前に、穴に突進する同性達をたしなめるべきではないのかな?お前ら穴なんかにがっついてんじゃねーよ、オナホを使えばいいじゃないか、女を勘違いさせんな!てさ 

2024-10-14

裁判所採用公式アカウント弱者男性ブチギレ炎上

明るい職場で公私が充実してます、という感じで女性職員らが会議したりランチしたりする写真投稿する

過去には男性編もあるが今回は女性のみの登場

裁判所 採用

@saibansho_saiyo

推し活、旅行友達ランチ・・・

思い思いの夏休みを過ごしたみんなから

「思ってたよりお休みが取りやすいよね」

そんな声が聞こえてきます

休みやすい」は「働きやすい」

オンもオフも充実した生活裁判所なら実現できます

#裁判所 #採用 #職場紹介 #新採職員

https://pbs.twimg.com/media/GZPv5N0agAAumyL.jpg

https://pbs.twimg.com/media/GZPv-2xaIAAMhhr.jpg

https://pbs.twimg.com/media/GZPwELWb0AAmi87.jpg

https://pbs.twimg.com/media/GZPwKM4a8AAeZRz.jpg

何故か弱者男性がブチギレて炎上

一時期はコミュニティノートもついた

https://pbs.twimg.com/media/GZ203mRWYAQJx9L.png

ペプシメン

@gggmoviebaka

裁判所採用アピールアカウントアピールしているのが女性のみの明るい表情の写真ばかりでこの明るい表情を支えて苦労しているのが男性と伺える闇が垣間見えるポスト

ちなみにリプ欄は閉じてるので話を聞く気は無い模様。

子どもを連れ去られた別居親

@oyako_forturn

▶️ 「思ってたよりお休みが取りやすいよね」という裁判所は、どんなつもりでこんな優雅写真掲載するんだろう。

家族の連れ去り別居なんて、審理を急がないと不利になるし、ましては長期的な父母の対立が続きやすい。

深刻な事件ばかりなのに‥屈辱的‥

理由なき実子誘拐(連れ去り)は子の福祉に反する

@KT24291611

経験談家裁

母親不倫して無断子の連れ去りしても親権を取れる司法

資産形成家事育児を父母合意で分担しているのに

資産は半々-育児は全て母親ってどこが公平なの?

時系列的に自力救済禁止原則に反して監護の既成事実有効視した判決は完全に判断の逸脱

書記官はきちんと法令調査してますか?

放送倫理

@sinewave1kHz

ふざけるな

こんなのが社会進出するんじゃない

男の世界なめる

かつ丼大盛(実子誘拐被害者

@6AMBZtRutYkiABf

#実子誘拐

裁判所が公平な場ではないことを日本国内に知らしめたことになる!

幼稚園中退

@youtien_tyutai

休日勉強もしないようなプロ意識のかけらもないような人に大事司法を任せたくない

遊びたいならフリーターでもやってろよ

この人らは書記官とかだろ

書記官採用率が女性の方が高く男女比率6:4ほどだが、「最近司法おかしい」と言うなら裁判官の男女比率が8:2なところにも注目してほしい

2024-10-01

五  門をはいると、このあいだの萩が、人の丈より高く茂って、株の根に黒い影ができている。この黒い影が地の上をはって、奥の方へゆくと、見えなくなる。葉と葉の重なる裏まで上ってくるようにも思われる。それほど表には濃い日があたっている。手洗水のそば南天がある。これも普通よりは背が高い。三本寄ってひょろひょろしている。葉は便所の窓の上にある。  萩と南天の間に椽側が少し見える。椽側は南天を基点としてはすに向こうへ走っている。萩の影になった所は、いちばん遠いはずれになる。それで萩はいちばん手前にある。よし子はこの萩の影にいた。椽側に腰をかけて。  三四郎は萩とすれすれに立った。よし子は椽から腰を上げた。足は平たい石の上にある。三四郎はいさらその背の高いのに驚いた。 「おはいりなさい」  依然として三四郎を待ち設けたような言葉かいである三四郎病院の当時を思い出した。萩を通り越して椽鼻まで来た。 「お掛けなさい」  三四郎は靴をはいている。命のごとく腰をかけた。よし子は座蒲団を取って来た。 「お敷きなさい」  三四郎蒲団を敷いた。門をはいってから三四郎はまだ一言も口を開かない。この単純な少女はただ自分の思うとおりを三四郎に言うが、三四郎からは毫も返事を求めていないように思われる。三四郎は無邪気なる女王の前に出た心持ちがした。命を聞くだけである。お世辞を使う必要がない。一言でも先方の意を迎えるような事をいえば、急に卑しくなる、唖の奴隷のごとく、さきのいうがままにふるまっていれば愉快である三四郎子供のようなよし子から子供扱いにされながら、少しもわが自尊心を傷つけたとは感じえなかった。 「兄ですか」とよし子はその次に聞いた。  野々宮を尋ねて来たわけでもない。尋ねないわけでもない。なんで来たか三四郎にもじつはわからないのである。 「野々宮さんはまだ学校ですか」 「ええ、いつでも夜おそくでなくっちゃ帰りません」  これは三四郎も知ってる事である三四郎挨拶に窮した。見ると椽側に絵の具箱がある。かきかけた水彩がある。 「絵をお習いですか」 「ええ、好きだからかきます」 「先生はだれですか」 「先生に習うほどじょうずじゃないの」 「ちょっと拝見」 「これ? これまだできていないの」とかきかけを三四郎の方へ出す。なるほど自分のうちの庭がかきかけてある。空と、前の家の柿の木と、はいり口の萩だけができている。なかにも柿の木ははなはだ赤くできている。 「なかなかうまい」と三四郎が絵をながめながら言う。 「これが?」とよし子は少し驚いた。本当に驚いたのである三四郎のようなわざとらしい調子は少しもなかった。  三四郎はいさら自分言葉冗談にすることもできず、またまじめにすることもできなくなった。どっちにしても、よし子から軽蔑されそうである三四郎は絵をながめながら、腹の中で赤面した。  椽側から座敷を見回すと、しんと静かである茶の間はむろん、台所にも人はいないようである。 「おっかさんはもうお国へお帰りになったんですか」 「まだ帰りません。近いうちに立つはずですけれど」 「今、いらっしゃるんですか」 「今ちょっと買物に出ました」 「あなた里見さんの所へお移りになるというのは本当ですか」 「どうして」 「どうしてって――このあい広田先生の所でそんな話がありましたから」 「まだきまりません。ことによると、そうなるかもしれませんけれど」  三四郎は少しく要領を得た。 「野々宮さんはもとから里見さんと御懇意なんですか」 「ええ。お友だちなの」  男と女の友だちという意味かしらと思ったが、なんだかおかしい。けれども三四郎はそれ以上を聞きえなかった。 「広田先生は野々宮さんのもとの先生だそうですね」 「ええ」  話は「ええ」でつかえた。 「あなた里見さんの所へいらっしゃるほうがいいんですか」 「私? そうね。でも美禰子さんのお兄いさんにお気の毒ですから」 「美禰子さんのにいさんがあるんですか」 「ええ。うちの兄と同年の卒業なんです」 「やっぱり理学士ですか」 「いいえ、科は違います法学士です。そのまた上の兄さんが広田先生のお友だちだったのですけれども、早くおなくなりになって、今では恭助さんだけなんです」 「おとっさんやおっかさんは」  よし子は少し笑いながら、 「ないわ」と言った。美禰子の父母の存在想像するのは滑稽であるといわぬばかりである。よほど早く死んだものみえる。よし子の記憶にはまるでないのだろう。 「そういう関係で美禰子さんは広田先生の家へ出入をなさるんですね」 「ええ。死んだにいさんが広田先生とはたいへん仲良しだったそうです。それに美禰子さんは英語が好きだから、時々英語を習いにいらっしゃるんでしょう」 「こちらへも来ますか」  よし子はいつのまにか、水彩画の続きをかき始めた。三四郎そばにいるのがまるで苦になっていない。それでいて、よく返事をする。 「美禰子さん?」と聞きながら、柿の木の下にある藁葺屋根に影をつけたが、 「少し黒すぎますね」と絵を三四郎の前へ出した。三四郎は今度は正直に、 「ええ、少し黒すぎます」と答えた。すると、よし子は画筆に水を含ませて、黒い所を洗いながら、 「いらっしゃいますわ」とようやく三四郎に返事をした。 「たびたび?」 「ええたびたび」とよし子は依然として画紙に向かっている。三四郎は、よし子が絵のつづきをかきだしてから、問答がたいへん楽になった。  しばらく無言のまま、絵のなかをのぞいていると、よし子はたんねんに藁葺屋根の黒い影を洗っていたが、あまり水が多すぎたのと、筆の使い方がなかなか不慣れなので、黒いものがかってに四方へ浮き出して、せっかく赤くできた柿が、陰干の渋柿のような色になった。よし子は画筆の手を休めて、両手を伸ばして、首をあとへ引いて、ワットマンをなるべく遠くからながめていたが、しまいに、小さな声で、 「もう駄目ね」と言う。じっさいだめなのだからしかたがない。三四郎は気の毒になった。 「もうおよしなさい。そうして、また新しくおかきなさい」  よし子は顔を絵に向けたまま、しりめに三四郎を見た。大きな潤いのある目である三四郎ますます気の毒になった。すると女が急に笑いだした。 「ばかね。二時間ばかり損をして」と言いながら、せっかくかいた水彩の上へ、横縦に二、三本太い棒を引いて、絵の具箱の蓋をぱたりと伏せた。 「もうよしましょう。座敷へおはいりなさい。お茶をあげますから」と言いながら、自分は上へ上がった。三四郎は靴を脱ぐのが面倒なので、やはり椽側に腰をかけていた。腹の中では、今になって、茶をやるという女を非常におもしろいと思っていた。三四郎に度はずれの女をおもしろがるつもりは少しもないのだが、突然お茶をあげますといわれた時には、一種の愉快を感ぜぬわけにゆかなかったのである。その感じは、どうしても異性に近づいて得られる感じではなかった。  茶の間で話し声がする。下女はいたに違いない。やがて襖を開いて、茶器を持って、よし子があらわれた。その顔を正面から見た時に、三四郎はまた、女性中のもっと女性的な顔であると思った。  よし子は茶をくんで椽側へ出して、自分は座敷の畳の上へすわった。三四郎はもう帰ろうと思っていたが、この女のそばにいると、帰らないでもかまわないような気がする。病院ではかつてこの女の顔をながめすぎて、少し赤面させたために、さっそく引き取ったが、きょうはなんともない。茶を出したのをさいわいに椽側と座敷でまた談話を始めた。いろいろ話しているうちに、よし子は三四郎に妙な事を聞きだした。それは、自分の兄の野々宮が好きかいやかという質問であった。ちょっと聞くとまるでがんぜない子供の言いそうな事であるが、よし子の意味はもう少し深いところにあった。研究心の強い学問好きの人は、万事を研究する気で見るから、情愛が薄くなるわけである人情で物をみると、すべてが好ききらいの二つになる。研究する気なぞが起こるものではない。自分の兄は理学者だものから自分研究していけない。自分研究すればするほど、自分を可愛がる度は減るのだから、妹に対して不親切になる。けれども、あのくらい研究好きの兄が、このくらい自分を可愛がってくれるのだから、それを思うと、兄は日本じゅうでいちばんいい人に違いないという結論であった。  三四郎はこの説を聞いて、大いにもっともなような、またどこか抜けているような気がしたが、さてどこが抜けているんだか、頭がぼんやりして、ちょっとからなかった。それでおもてむきこの説に対してはべつだんの批評を加えなかった。ただ腹の中で、これしきの女の言う事を、明瞭に批評しえないのは、男児としてふがいないことだと、いたく赤面した。同時に、東京女学生はけっしてばかにできないものだということを悟った。  三四郎はよし子に対する敬愛の念をいだいて下宿へ帰った。はがきが来ている。「明日午後一時ごろから人形を見にまいりますから広田先生の家までいらっしゃい。美禰子」  その字が、野々宮さんのポッケットから半分はみ出していた封筒の上書に似ているので、三四郎は何べんも読み直してみた。  翌日は日曜である三四郎は昼飯を済ましてすぐ西片町へ来た。新調の制服を着て、光った靴をはいている。静かな横町広田先生の前まで来ると、人声がする。  先生の家は門をはいると、左手がすぐ庭で、木戸をあければ玄関へかからずに、座敷の椽へ出られる。三四郎は要目垣のあいだに見える桟をはずそうとして、ふと、庭の中の話し声を耳にした。話は野々宮と美禰子のあいだに起こりつつある。 「そんな事をすれば、地面の上へ落ちて死ぬばかりだ」これは男の声である。 「死んでも、そのほうがいいと思います」これは女の答である。 「もっともそんな無謀な人間は、高い所から落ちて死ぬだけの価値は十分ある」 「残酷な事をおっしゃる」  三四郎はここで木戸をあけた。庭のまん中に立っていた会話の主は二人ともこっちを見た。野々宮はただ「やあ」と平凡に言って、頭をうなずかせただけである。頭に新しい茶の中折帽をかぶっている。美禰子は、すぐ、 「はがきはいつごろ着きましたか」と聞いた。二人の今までやっていた会話はこれで中絶した。  椽側には主人が洋服を着て腰をかけて、相変らず哲学を吹いている。これは西洋雑誌を手にしていた。そばによし子がいる。両手をうしろに突いて、からだを空に持たせながら、伸ばした足にはいた厚い草履をながめていた。――三四郎はみんなから待ち受けられていたとみえる。  主人は雑誌をなげ出した。 「では行くかな。とうとう引っぱり出された」 「御苦労さま」と野々宮さんが言った。女は二人で顔を見合わせて、ひとに知れないような笑をもらした。庭を出る時、女が二人つづいた。 「背が高いのね」と美禰子があとから言った。 「のっぽ」とよし子が一言答えた。門の側で並んだ時、「だからなりたけ草履をはくの」と弁解をした。三四郎もつづいて庭を出ようとすると、二階の障子ががらりと開いた。与次郎が手欄の所まで出てきた。 「行くのか」と聞く。 「うん、君は」 「行かない。菊細工なんぞ見てなんになるものか。ばかだな」 「いっしょに行こう。家にいたってしようがないじゃないか」 「今論文を書いている。大論文を書いている。なかなかそれどころじゃない」

三四郎はあきれ返ったような笑い方をして、四人のあとを追いかけた。四人は細い横町を三分の二ほど広い通りの方へ遠ざかったところである。この一団の影を高い空気の下に認めた時、三四郎自分の今の生活熊本当時のそれよりも、ずっと意味の深いものになりつつあると感じた。かつて考えた三個の世界のうちで、第二第三の世界はまさにこの一団の影で代表されている。影の半分は薄黒い。半分は花野のごとく明らかである。そうして三四郎の頭のなかではこの両方が渾然として調和されている。のみならず、自分もいつのまにか、しぜんとこの経緯のなかに織りこまれている。ただそのうちのどこかにおちつかないところがある。それが不安である。歩きながら考えると、いまさき庭のうちで、野々宮と美禰子が話していた談柄が近因である三四郎はこの不安の念を駆るために、二人の談柄をふたたびほじくり出してみたい気がした。

 四人はすでに曲がり角へ来た。四人とも足をとめて、振り返った。美禰子は額に手をかざしている。

 三四郎は一分かからぬうちに追いついた。追いついてもだれもなんとも言わない。ただ歩きだしただけである。しばらくすると、美禰子が、

「野々宮さんは、理学者だから、なおそんな事をおっしゃるんでしょう」と言いだした。話の続きらしい。

「なに理学をやらなくっても同じ事です。高く飛ぼうというには、飛べるだけの装置を考えたうえでなければできないにきまっている。頭のほうがさきに要るに違いないじゃありませんか」

「そんなに高く飛びたくない人は、それで我慢するかもしれません」

我慢しなければ、死ぬばかりですもの

「そうすると安全で地面の上に立っているのがいちばんいい事になりますね。なんだかつまらないようだ」

 野々宮さんは返事をやめて、広田先生の方を向いたが、

「女には詩人が多いですね」と笑いながら言った。すると広田先生が、

男子の弊はかえって純粋詩人になりきれないところにあるだろう」と妙な挨拶をした。野々宮さんはそれで黙った。よし子と美禰子は何かお互いの話を始める。三四郎はようやく質問の機会を得た。

「今のは何のお話なんですか」

「なに空中飛行機の事です」と野々宮さんが無造作に言った。三四郎落語のおちを聞くような気がした。

 それからはべつだんの会話も出なかった。また長い会話ができかねるほど、人がぞろぞろ歩く所へ来た。大観音の前に乞食がいる。額を地にすりつけて、大きな声をのべつに出して、哀願をたくましゅうしている。時々顔を上げると、額のところだけが砂で白くなっている。だれも顧みるものがない。五人も平気で行き過ぎた。五、六間も来た時に、広田先生が急に振り向いて三四郎に聞いた。

「君あの乞食に銭をやりましたか

「いいえ」と三四郎があとを見ると、例の乞食は、白い額の下で両手を合わせて、相変らず大きな声を出している。

「やる気にならないわね」とよし子がすぐに言った。

「なぜ」とよし子の兄は妹を見た。たしなめるほどに強い言葉でもなかった。野々宮の顔つきはむしろ冷静である

「ああしじゅうせっついていちゃ、せっつきばえがしないからだめですよ」と美禰子が評した。

「いえ場所が悪いからだ」と今度は広田先生が言った。「あまり人通りが多すぎるからいけない。山の上の寂しい所で、ああいう男に会ったら、だれでもやる気になるんだよ」

「その代り一日待っていても、だれも通らないかもしれない」と野々宮はくすくす笑い出した。

 三四郎は四人の乞食に対する批評を聞いて、自分今日まで養成した徳義上の観念を幾分か傷つけられるような気がした。けれども自分乞食の前を通る時、一銭も投げてやる了見が起こらなかったのみならず、実をいえば、むしろ不愉快な感じが募った事実反省してみると、自分よりもこれら四人のほうがかえって己に誠であると思いついた。また彼らは己に誠でありうるほどな広い天地の下に呼吸する都会人種であるということを悟った。

 行くに従って人が多くなる。しばらくすると一人の迷子出会った。七つばかりの女の子である。泣きながら、人の袖の下を右へ行ったり、左へ行ったりうろうろしている。おばあさん、おばあさんとむやみに言う。これには往来の人もみんな心を動かしているようにみえる。立ちどまる者もある。かあいそうだという者もある。しかしだれも手をつけない。子供はすべての人の注意と同情をひきつつ、しきりに泣きさけんでおばあさんを捜している。不可思議現象である

「これも場所が悪いせいじゃないか」と野々宮君が子供の影を見送りながら言った。

「いまに巡査が始末をつけるにきまっているから、みんな責任をのがれるんだね」と広田先生説明した。

わたしそばまで来れば交番まで送ってやるわ」とよし子が言う。

「じゃ、追っかけて行って、連れて行くがいい」と兄が注意した。

「追っかけるのはいや」

「なぜ」

「なぜって――こんなにおおぜいの人がいるんですもの。私にかぎったことはないわ」

「やっぱり責任をのがれるんだ」と広田が言う。

「やっぱり場所が悪いんだ」と野々宮が言う。男は二人で笑った。団子坂の上まで来ると、交番の前へ人が黒山のようにたかっている。迷子はとうとう巡査の手に渡ったのである

「もう安心大丈夫です」と美禰子が、よし子を顧みて言った。よし子は「まあよかった」という。

 坂の上から見ると、坂は曲がっている。刀の切っ先のようである。幅はむろん狭い。右側の二階建が左側の高い小屋の前を半分さえぎっている。そのうしろにはまた高い幟が何本となく立ててある。人は急に谷底へ落ち込むように思われる。その落ち込むものが、はい上がるものと入り乱れて、道いっぱいにふさがっているから、谷の底にあたる所は幅をつくして異様に動く。見ていると目が疲れるほど不規則うごめいている。広田先生はこの坂の上に立って、

「これはたいへんだ」と、さも帰りたそうである。四人はあとから先生を押すようにして、谷へはいった。その谷が途中からだらだらと向こうへ回り込む所に、右にも左にも、大きな葭簀掛けの小屋を、狭い両側から高く構えたので、空さえ存外窮屈にみえる。往来は暗くなるまで込み合っている。そのなかで木戸番ができるだけ大きな声を出す。「人間から出る声じゃない。菊人形から出る声だ」と広田先生が評した。それほど彼らの声は尋常を離れている。

 一行は左の小屋はいった。曾我の討入がある。五郎も十郎も頼朝もみな平等に菊の着物を着ている。ただし顔や手足はことごとく木彫りである。その次は雪が降っている。若い女が癪を起こしている。これも人形の心に、菊をいちめんにはわせて、花と葉が平に隙間なく衣装恰好となるように作ったものである

 よし子は余念なくながめている。広田先生と野々宮はしきりに話を始めた。菊の培養法が違うとかなんとかいうところで、三四郎は、ほかの見物に隔てられて、一間ばかり離れた。美禰子はもう三四郎より先にいる。見物は、がいして町家の者である教育のありそうな者はきわめて少ない。美禰子はその間に立って振り返った。首を延ばして、野々宮のいる方を見た。野々宮は右の手を竹の手欄から出して、菊の根をさしながら、何か熱心に説明している。美禰子はまた向こうをむいた。見物に押されて、さっさと出口の方へ行く。三四郎は群集を押し分けながら、三人を棄てて、美禰子のあとを追って行った。

 ようやくのことで、美禰子のそばまで来て、

里見さん」と呼んだ時に、美禰子は青竹の手欄に手を突いて、心持ち首をもどして、三四郎を見た。なんとも言わない。手欄のなかは養老の滝である。丸い顔の、腰に斧をさした男が、瓢箪を持って、滝壺のそばにかがんでいる。三四郎が美禰子の顔を見た時には、青竹のなかに何があるかほとんど気がつかなかった。

「どうかしましたか」と思わず言った。美禰子はまだなんとも答えない。黒い目をさももうそうに三四郎の額の上にすえた。その時三四郎は美禰子の二重瞼に不可思議ある意味を認めた。その意味のうちには、霊の疲れがある。肉のゆるみがある。苦痛に近き訴えがある。三四郎は、美禰子の答を予期しつつある今の場合を忘れて、この眸とこの瞼の間にすべてを遺却した。すると、美禰子は言った。

「もう出ましょう」

 眸と瞼の距離が次第に近づくようにみえた。近づくに従って三四郎の心には女のために出なければすまない気がきざしてきた。それが頂点に達したころ、女は首を投げるように向こうをむいた。手を青竹の手欄から離して、出口の方へ歩いて行く。三四郎はすぐあとからついて出た。

 二人が表で並んだ時、美禰子はうつむいて右の手を額に当てた。周囲は人が渦を巻いている。三四郎は女の耳へ口を寄せた。

「どうかしましたか

 女は人込みの中を谷中の方へ歩きだした。三四郎もむろんいっしょに歩きだした。半町ばかり来た時、女は人の中で留まった。

「ここはどこでしょう」

「こっちへ行くと谷中天王寺の方へ出てしまます。帰り道とはまるで反対です」

「そう。私心持ちが悪くって……」

 三四郎は往来のまん中で助けなき苦痛を感じた。立って考えていた。

「どこか静かな所はないでしょうか」と女が聞いた。

 谷中千駄木が谷で出会うと、いちばん低い所に小川が流れている。この小川を沿うて、町を左へ切れるとすぐ野に出る。川はまっすぐに北へ通っている。三四郎東京へ来てから何べんもこの小川の向こう側を歩いて、何べんこっち側を歩いたかよく覚えている。美禰子の立っている所は、この小川が、ちょうど谷中の町を横切って根津へ抜ける石橋そばである

「もう一町ばかり歩けますか」と美禰子に聞いてみた。

「歩きます

 二人はすぐ石橋を渡って、左へ折れた。人の家の路地のような所を十間ほど行き尽して、門の手前から板橋こちら側へ渡り返して、しばらく川の縁を上ると、もう人は通らない。広い野である

 三四郎はこの静かな秋のなかへ出たら、急にしゃべり出した。

「どうです、ぐあいは。頭痛でもしますか。あんまり人がおおぜい、いたせいでしょう。あの人形を見ている連中のうちにはずいぶん下等なのがいたようだから――なにか失礼でもしまたか

 女は黙っている。やがて川の流れから目を上げて、三四郎を見た。二重瞼にはっきりと張りがあった。三四郎はその目つきでなかば安心した。

ありがとう。だいぶよくなりました」と言う。

休みましょうか」

「ええ」

「もう少し歩けますか」

「ええ」

「歩ければ、もう少しお歩きなさい。ここはきたない。あすこまで行くと、ちょうど休むにいい場所があるから

「ええ」

 一丁ばかり来た。また橋がある。一尺に足らない古板を造作なく渡した上を、三四郎は大またに歩いた。女もつづいて通った。待ち合わせた三四郎の目には、女の足が常の大地を踏むと同じように軽くみえた。この女はすなおな足をまっすぐに前へ運ぶ。わざと女らしく甘えた歩き方をしない。したがってむやみにこっちから手を貸すわけにはいかない。

 向こうに藁屋根がある。屋根の下が一面に赤い。近寄って見ると、唐辛子を干したのであった。女はこの赤いものが、唐辛子であると見分けのつくところまで来て留まった。

「美しいこと」と言いながら、草の上に腰をおろした。草は小川の縁にわずかな幅をはえているのみである。それすら夏の半ばのように青くはない。美禰子は派手な着物のよごれるのをまるで苦にしていない。

「もう少し歩けませんか」と三四郎は立ちながら、促すように言ってみた。

ありがとう。これでたくさん」

「やっぱり心持ちが悪いですか」

あんまり疲れたから

 三四郎もとうとうきたない草の上にすわった。美禰子と三四郎の間は四尺ばかり離れている。二人の足の下には小さな川が流れている。秋になって水が落ちたから浅い。角の出た石の上に鶺鴒が一羽とまったくらいである。三四郎は水の中をながめていた。水が次第に濁ってくる。見ると川上百姓大根を洗っていた。美禰子の視線は遠くの向こうにある。向こうは広い畑で、畑の先が森で森の上が空になる。空の色がだんだん変ってくる。

 ただ単調に澄んでいたもののうちに、色が幾通りもできてきた。透き通る藍の地が消えるように次第に薄くなる。その上に白い雲が鈍く重なりかかる。重なったものが溶けて流れ出す。どこで地が尽きて、どこで雲が始まるかわからないほどにものうい上を、心持ち黄な色がふうと一面にかかっている。

「空の色が濁りました」と美禰子が言った。

anond:20241001033922

2024-09-26

初めて男の娘をしゃぶった

サイトで6000円払った。

髪の長い男という感じだった。

乗り気はしなかったが、向こうが無理やり服を脱がせてきたので、身を任せるしかなかった。

なぜか俺だけがなめることになった。

相手の息が臭くて、早く終わらせたかった。

何とか終わって、賢者タイムになって、死にたくなった。

性欲が暴走していると怖いな。

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何とか終わって、賢者タイムになって、死にたくなった。

性欲が暴走していると怖いな。

2024-09-19

おっさんのチンポなめるのそんなに悪いもんでもないけど

パパ活煽りおっさんのチンポを舐めて云々ってよく見るけど

それなりに普通おっさんのチンポ舐めるのは別に屈辱的とかではないよ

そりゃ汚いおっさんのチンポとかは嫌だけど

自分性的価値があるって確認できるの普通に嬉しいし

気持ちよくなってくれるのも嬉しいし

  

おっさんのチンポを舐めることをちょっと下げ過ぎだと思う

割とこっちは前向きに舐めてる

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