ラップとかで使われるdis、つまりdisrespectに対応する日本語は「なめる」だ。
アメリカでは、差別的な態度をとるとBe respectful.と嗜められる。
このrespectを日本語における「尊敬」と捉えたり、あるいはこれを「礼儀正しくしなさい」と翻訳するのは、少し座りが悪い。
ここでは「相手を人間として軽んじてはいけない」ということが言われているのだ。
日本語の「なめる」もまた「相手を人間として軽んじる」という意味があり、これがうまい具合に対応している。
つまり、差別の文脈で「なめる/なめない」といった語彙が出てくるのは、場違いでもなく、至極当然だと思うなあ。
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