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はてなキーワード: 讃岐うどんとは

2019-09-20

丸亀製麺問題とされているもの

1:香川出身ではないのに讃岐うどんを名乗っている

2:他のうどん屋名前を変えるよう強要した過去

3:事実でない讃岐うどん歴史を触れ回っている、丸亀史観

4:うどんの味

このうち例の記事では1番にしか触れられてないにもかかわらず

”例の記事理由に”2~4も論破済みであるかのように香川県民を叩いている人がたくさん湧いてて

君たち記事タイトルだけ読んで脊髄反射レスしてない?って言いたくなる

2019-09-19

讃岐うどんはマズい! (旅行客にとっては)

地域代表するものが、 (すでに廃止された) 古い地名を名乗っていることに疑問を持っている。

讃岐うどんって言うなよ、クソが。 それは「香川県うどん」だ。

讃岐と呼ばれていた頃と同じうどんなら讃岐うどんって言ってもいいけどさ、讃岐うどんってのはイリコの生臭さと噛み切れないほどのグニャグニャした (少なくとも食べなれない人からすると) クソまずい食い物なんだよ。

旅行客が食べて「美味し~~ (^^♪」って言ってるのはカスタマイズされた香川県うどんなの!!

特にバスツアーとかで寄る店は観光客向けに調整してるから、味が美味しいかまずいかは知らんけど平均的な讃岐うどんではない。

名物に美味いものなし」という格言を聞いたことないか

よその地方の食べなれないものはまずくてあたりまえ。

でも、それも含めて旅の醍醐味なんだから、美味しいものを食べに行くっていう感覚はやめろ。 まずくてもそれを楽しむんだよ。

まずい讃岐うどんが本物の讃岐うどんだ。

追記

讃岐うどんかどうかはともかくとして、しいて言えばつるやうどんはまああまあおいしいです。

追記2

https://b.hatena.ne.jp/entry/4674644977268989730/comment/mamezou_plus2

名物(常食を除く)だからな。日常食でそんな不味い物が残る訳ないだろ。日本人喰意地はってんだから讃岐うどんブーム麺通団発祥

旅行客にとっては「よその地方の」ものを食べているという話をしています

地元の人においしいもの旅行客にはおいしくない。

食い物のおいしさを絶対的指標で測れるという間違った考えを持っている人のことを想定していなかったので、そういう人にとってはわかりにくい文章でしたね、すいません。

私が名古屋へ行った時もあらゆるものが塩まみれで呑み込めませんでしたが、駅ナカで食べた串カツはたぶんよそ者向けにカスタマイズされていておいしかったです。

しかし、名古屋料理ガチでしょっぱいわ~というのも貴重な異文化体験です。

日本国内でさえ様々な価値観があるというのが旅行体験として重要なのです。

.

遠方へいってまで食べるのが普段食べているものの上位版に過ぎぬというのはつまんなくない?

普段よりおいしいものが欲しけりゃ地元にもちょっとした高級店くらいあるだろ。

味がなんであれ「その土地の」ものを食べたい。

結果的よそ者にとっても美味しいことだってあるだろうけど、よそ者向けにカスタマイズされたものを食って満足するのってあほらしいなぁと思うのだった。

個人的丸亀製麺讃岐うどんを名乗ってる香川県民の怒りよりも

どうしてそこまで「うどんにおいて香川県民は一番の発言力がある」みたいな傲慢さを発揮できるのかが謎だわ。

2019-06-06

愛媛松山香川丸亀金比羅

東京在住のため、近畿発の旅行には詳しくないが、2箇所だけ情報提供

 

四国

愛媛松山

 価格   (有名観光地なので)やや高い※1

 宿    とても多い

 観光地  多い

 所感   こちらもザ・観光地。とても便利で観るところも食べるものも大変に多い。

      華やかで人も多いこともあり気分は休まらない。癒やされにくところではないと思う。

      食べるものについては素晴らしく豊富

      宇和島風、松山風の2種類の鯛めしはぜひ食べたい。

      五色そうめん地元名物のセットの定食なども風情があるし、みかん飯も良い思い出になる※2

      初夏からは、何種類もの目新しい柑橘類市場に出回る。

      まだ他県に流通していない、聞いたこともないような新種の柑橘類を山ほど食べてほしい。

※1…安い宿がないという意味ではなく、同じ条件でも有名観光地場合には数千円程度高くなる傾向にあるという意味

※2…そもそも愛媛ではたいていのものが美味い。みかん飯も不味いわけではない(美味いわけでもない)

 

香川丸亀金刀比羅宮

 価格   安い

 宿    やや少ない?

 観光地  少ない

 所感   観光地はあまりないが、とても癒やされる場所

      金比羅山近辺を除けば観光業プロによるおもてなし、もしくは売り込みは全くない。

      だが商売っ気のなさが、私には心地よかった。

      一方で、楽しいところが少なく、物足りない場所と感じる人もいるように思う。

      四国全般に言えるが、鉄道網が貧弱なためレンタカー必須になる。

      食べるものについては、骨付き地鶏焼きと讃岐うどん特に素晴らしい。

      名店を2〜3軒ははしごしたい。

      数少ない観光地である金比羅山は訪れる価値のある場所

      程よくきれいで心地よく、程よく色あせていて歴史を感じさせ、

      周囲の木々も美しく、長い長い石段を登るきつい時間も含め、清々しい時間を過ごせた。

      (以下、余談)

      横浜まれ東京在住の私からすると、香川は観るもの全てが目新しい場所だった。

      どうということはない丘、なんてことのない木々の一つ一つが生まれ住んだ土地のものと違う。

      単なる日常風景の一瞬一瞬に心躍る経験をして、これが旅情というものかと気づかされた。

      私にとっては、今までで一番旅行して楽しかった場所

 

■おまけ(東京出発の場合

前日夜に出発すれば、関東在住者も四国を楽しめる。

私の場合は、

 - 前日夜に東京から新幹線で出発し、岡山駅近くのビジネスホテルに一泊。

 - 翌朝6時くらいの電車に乗り、美しい海を見下ろしながら瀬戸大橋香川へ行く

 - 丸亀駅で降りてレンタカーを借りて、讃岐うどんの名店をはしごする

 - 午後から金比羅山へ移動

 - その後は愛媛に移動し道後温泉宿泊

という日程だったが、とても満足度の高い旅行になった。

 

https://anond.hatelabo.jp/20190605112239

2019-02-06

anond:20190206113400

「昔は讃岐うどんもそんなにコシが強くなかったけど、余所でコシの強いうどん流行ってから香川でもどんどん強くなっていった」って香川の親戚が言ってた。

うどんを踏みながら続ける悲しいマラソンですよ。

おいしいうどんの食べ方

うどんは美味しい

一時期讃岐うどんブームになり今でも讃岐うどん系の店は都内にも地方にも多い

そのおかげで、うどんはコシがある太めんを冷たくして食べる、というイメージがある人も多いのではないだろうか

しかし、うどんが好きな私の意見は異なる。その意見とは?

次回は三本立てで増田します。「わたしうどんを好きな理由」「IQ138のわたし努力を支えたうどん」「IQが高いことは罪なのか?」乞うご期待ください

2019-01-03

コシのあるうどん=硬いうどんと思ってる人多すぎ問題はいい加減どうにかならんか

讃岐うどんは柔らかくてコシがあるからおいしいんやで

2018-12-08

うどんを耳から垂らして歩くのが流行ってるの?

讃岐うどんが人気なの? それとも稲庭? きしめんもいいいよね

2018-12-03

うどんおでん

地元うまい讃岐うどん屋、うどん各種確かにすごくうまいんだけどおでんが輪をかけてめちゃくちゃうまい

讃岐の人はうどんを待つ間におでんをつまんで待っている、という現地のスタイル

そのまま他の土地であるここで踏襲しているわけだけど

問題おでん食べた後もうそれで充分、というくらいに腹がいっぱいになってしまうということだ

そもそもおでんうまいその店はうどん屋さんであるのでおでんのみ、

同様に置いてあるいなりずしのみというオーダーはできない

しかしどうしても食べたいものすごくうまいおでんを食べてしまうとうどんが全て食べきれない

自分の目当てはどちらかというとその店のおでんなので、

うどんを全て食べきるためにおでんセーブする、という選択がなかなか難しい

さらにこのお店はとても景気のいい盛りのうどんでそれがますます完食を難しいものにさせる(意地で食べるが)

とうふと地元の牛を使った牛すじ2本、大根を一つ、稀にこんにゃく練り物ひとつ

これと普段の盛りの半量のうどんで充分だなあ…と思いつつなるべく頑張ってうどんを食べきる 朦朧として店を出る

複数人で行ったときはあらかじめ麺を半分大食いの人に食べてもらうということができるが

いつも都合が合うわけでもなくその店に半うどんや小盛り等のメニューはない

から本当にたまにしか行くことのできない店 いつも混んでいて入れない時もありますます遠いうまいうまいおでん

本当はもう少し頻繁にあのうまいうどん屋のうまいおでんを食したい 日常的に食べたい…と思ってしま

讃岐おでん、なんであんなにおいしいのかよ…

2018-11-20

[]【9】2018 晩秋広島博多別府

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anond:20181120113627





5日目



ほんとにひと玉でよかと?


リラックスできる」と「グッスリ眠れる」の間にはまだ少し超えなければいけない壁がある様で、4泊目の夜の睡眠は途切れ途切れだった。

携行している睡眠導入剤を使えばよく眠れるのだろうが、あまり連用はしたくない。

7時頃には完全に目が覚めてしまったので、洗濯をすることにした。

旅行では日を重ねるごとに使用済み下着や2回袖を通す服などが増えてくるし、なんとなく薄汚れてくる気がするので、気軽に洗濯ができるのは本当に有難い。

うっかり肌着も全て洗濯機に突っ込んでしまったが、素肌にシャツでも問題ないだろう、本来シャツとはそう着るように作られているものだ。


一先ず最寄り駅前モスバーガーで朝食をとった後、宿に戻って身支度を整える。

今日の行き先は太宰府天満宮

朝のワイドショーによると、今日福岡は時よりにわか雨が降るらしい。

折り畳み傘を持って宿を出た。


宿から天神の駅を経由し、博多まで歩くことにすると、行きすがら美術館発見した。

福岡アジア美術館

常設展は200円なので入ってみることにした。


タイ芸術家、キエン・イムスィリ作「音楽のリズム」など、普段触れることの少ない東・東南アジアの近現代美術は興味深い。

広島瀬戸内海洋交通要衝ではあったのだが、福岡場合は港が東シナ海に面しており、南に降れば上海台湾フィリピン、西を見れば壱岐対馬を挟んで韓国が目と鼻の先。

歴史的アジア諸国との繋がりは深いようだ。

そういえば博多の街では他の国の人より有意に多くの韓国人をよく見る。


美術館を出て博多の駅に着き、太宰府までの経路をチェックする。

行きすがら途中下車して、名物博多うどんで腹ごしらえをする事にした。

そう、博多ラーメンだけではないのだ。

竹下の駅を下車してやや歩くと、博多うどんの名店と紹介される「春月庵」が見えてきた。


河川敷脇の道路沿いに建つ店舗は外から見るとポツンとしているが、中に入ると30席ほどありそうな店内は満席に近い状態、みな賑やかにうどんを啜っていた。

博多うどん定番トッピングと言えばゴボ天らしい。

店員さんを呼んで、ゴボ天うどんとかしわおむすびを注文する。

と、「うどんのお代わりは自由です。ひと玉でよろしいですか?」と店員さんが念を押してくる。

いや、おむすびも食うんで、ひと玉で充分ですよ。

やがてそのおむすびに続いて、顔どころか頭蓋骨が丸ごと隠れそうな大椀に浮かんだ浮かんだうどんがやって来た。

食べてみた博多うどんは、麺の食感に特徴があり、程よいコシと柔らかな食感。強いコシと弾力信条讃岐うどんとは別モノだ。

ゴボ天も肉厚に切られているのに柔らかい

優しい美味しさで、讃岐うどんばかり溢れる東京にもこのうどんがあれば良いのにと思える味だった。

と、啜っていると、さっきとは別の店員さんが勘定伝票をめくって

「ご注文揃いました?うどんはひと玉で大丈夫ですか?」と再び念を押してくる。

いやいや、大丈夫、美味しいですし、満足してます

でも聞いてくる理由はすぐ分かった。

カウンターお客様、3玉でーす。」

耳を疑うような注文内容が何度も聞こえてくるのだ。

そう言えば広島ではスリムな人が多かったが、博多の街ではふくよかな人やがっしりした人をよく見みた。

福岡の人は本当によく食う。

こんだけ食えば、そりゃ大きくもなる筈だよ。


【10】2018 晩秋、広島・博多・別府 5日目|太宰府天満宮とアジアの玄関 へ >>

2018-09-12

讃岐うどん屋の注文システムが分かりにくい

普通に食券でよくね?

セルフサービスミスったら戻れなくなるのが嫌だ

あと最初ベースを選ぶシステムとか

2018-08-29

anond:20180829211608

讃岐うどん文化だとか、ネギ農家の苦労とか、セルフ店の価格維持とか偉そうな事散々言っておきながら、実際のツイート動機はただの丸亀ヘイト。素直に丸亀讃岐うどんヅラしてるから気にくわないとだけ言っておけばいいものを、自己正当化する為だけに諸々引っ張りだして情けないったらありゃしない。もっと醜悪なのは、そんなうどん屋のオヤジのボヤきに乗っかって丸亀叩きしてた奴らな。クソみたいな便乗ツイートを散々目にしたが、一つも共感できなかった。要は本家とかご当地とか正統派とか、そんな錦の御旗はイキりマウンティングの道具に成り下がったと実感した。ほんとくだらねえ。

讃岐うどんの件

嫁が香川出身なので少し客観的讃岐うどんが語れるのではないかと思うので書く。

香川に行く前は思いもしなかったが、基本的香川うどん原理主義者は少ない。

コシがあるのも無いのも、ダシが濃いのも薄いのも、カレーうどんでもイタリアンうどんでも掛けうどんでも、みんな好きなうどんを好きに食ったらよい、という人がほとんどだし、うどん屋の味は様々。

ただネギダクを推奨する今回の丸亀ツイートは受け入れられない香川県民は多いと思う。

香川個人経営うどん屋は本当に薄利でやってる店が多くて、県民もよく理解してるからいくらセルフでもネギを無闇に乗せまくるのはマナー違反だとして嫌われる行為

こういうのが流行ると、香川でもネギセルフ制をやめざるを得なくなるし、それじゃ(異常なネギ好き以外は)誰も幸せにならない。

今回の店主も本当はこんな事を言いたかったはず。言葉選びが下手すぎで全然伝わってないけど。

香川でのうどん屋は、単なる飲食ビジネスではない、なんか求道的な雰囲気があって、客もそれを受け入れていて、独特な文化面白いなあといつも思う。

「そんなん知るかよ、こっちは客だから好きに食わせろ」っていう気持ちもわかるけど、「香川はああいキモいところがあるけど真剣から仕方ねえな」って感じで少しわかってやってほしいと思う。

ちなみなら丸亀に対する嫌悪感は仕方ないと思うよ。みんなだって地元に縁もゆかりもない外国人地元名物名前使って商売してたらちょっと嫌でしょ?

2018-06-11

うどん食べたい

はなまるうどんが食べたい

はなまるじゃなかったら丸亀でもいい

讃岐うどんをずずっと食べたい

なんで近所になか卯しかないんだ

2018-03-14

anond:20180313231537

うどんが好きとはい趣味をしているな。

だがもしお前が讃岐うどんのことをうどんと呼んでいるのであれば、

そのときはお前を斬らなければならない。

2017-12-18

anond:20171217202355

硬いだけのうどん讃岐うどん認識してるのがもう、うどんわかってなくてかわいそうや

そんな増田にこんな増田プレゼント

■堅けりゃコシがあると思ってないか

anond:20170427190215

anond:20171217202355

関東には讃岐うどんを名乗るうどんメジャーなのは丸亀製麺」と「はなまるうどん」だけど、どっちも本家讃岐とは関係ないという罠。

こちとらそうそうだまさりゃしませんぜ旦那

anond:20171218063542

ちなみに橋どころか真横の愛媛もなぜかはなまるや丸亀が来るまで讃岐うどんは強烈なマイナーというか相当頑張って探さないと店が無かった。

何故かと思索してみると、気付いたのが愛媛出汁は強烈に甘いんだ。うどんだけじゃなく鍋でもなんでもすき焼きの割り下を出汁で割ったような甘さ。

これに讃岐の強烈な腰のある麺は致命的に合わない、なので今まで侵食を防げたのだと思われる。

2017-10-12

[] 2017 台湾旅行記 第一部分

台湾に行って来た。

一人での海外旅行は初めてだ。

台湾であった事、感じた事つらつらと書く事にする。

長いし、起こった順に書いていて、特に脈絡もないので、ドラマは期待しないで欲しい。

取り留めない旅行記だ。

もし文書の中で一文でも、行ってない人の興味を唆れたり、行った事のある人に「あ〜、あるある」って思ってもらえたら嬉しい。




出発前


そもそもなぜ台湾に行こうと思ったかというと、少し前にちょっと凹むを事があり、いつまでも気に病んでも仕方ないし、何か面白い自分の興味を引かれる事がないかなぁなんて考えてたところ、「そういえば、台湾料理で気になってるものがあるんだけど、実物を食べた事がないんだよなぁ」と思い出し、休暇の予定も決まってなかった事もあって、「じゃあせっかくだから行ってみよう」となった訳である

初めてなので、ツアーを予約して、飛行機ホテルの世話だけをして貰うつもりだった。


いざ行くと決まれば、何より問題なのは言葉で、元々日本でもコミュ障気味なのに、別の言葉が話されている国で過ごすのは甚だ不安だった。


でも出発当日が来て、フライトをまつ夜の羽田空港国際線ターミナルで、簡単中国語を暗記していてた時にふと気付いた。

そうだ、俺、イラスト描けるじゃん。

普段から言葉より絵の方が伝わる事があるのは分かってる。

言葉の通じない国に行くんだ、使えるスキルは何でも使わないと。



格安ツアーの出発は変な時間だ。

午前4:50、タイガーエアに乗り込んだ。

台湾LCCとはいえ、機内はほとんど台湾人。

ツアーなので、自分の他にも出発する日本人がいるかと思ったが、日本人は少数派のようだった。

ちょっと不思議に思ったのは、機内の台湾人の男性はほぼメガネ

なんでどいつもこいつも目が悪いんだ。

から更に不思議だったのは、台北の地に着くと男子メガネ率がむしろ低いのだ。

台湾人は飛行機に乗る時だけメガネをかける決まりでもあるのか?






1


1日目 午前


LCCの狭いシートで変な姿勢に耐えながら3時間フライトを終え、朝の桃園空港に降り立った。

空港でキョロキョロしてると、いきなり兄ちゃんに現地の言葉で話しかけられた。

バス?とか言ってたので、行き先に迷ったと思われたらしい。

一瞬どう答えていいか迷ったけど、オレンジベストを着てゲートのすぐそばに立っている女性を指差し、「大丈夫」と言うふうに手を振ったら、彼は「なんだ」という顔をした。

あ、言わなきゃ。

「謝謝」


ベスト彼女自分の到着を待って立つツアーガイドだった。


実はツアーガイドはすぐに見つけていたのだけど、他のツアー参加者が集まってから声をかけようと思っていた。

しかし、誰も集まる気配がない。

どうやらこのツアーの申し込み者は自分一人らしい。

機内に日本人が少ない筈だよ。

「すいません」と日本語で言うと、ちょっと訛った日本語で「どこにいたの?すぐに声かけてよ〜」と笑顔で言われた。


ツアーガイドは黄さんと名乗ったが、「エリと呼んでね」。

台湾の人は英語の二つ名を持っている人が多いという。

より覚えやすくする為に、勝手に「エリーさん」と呼ぶ事にした。ちょっと伸ばしただけだから大きく違わないだろう。



ホテルに向かうミニバンエリーさんに「何かみたいものある?」と聞かれたので、「九份に行きたい」というと、「どう行くか調べてますか?」

「ざっくり」と答えると、「ざっくりじゃダメよ!」とひどく呆れられた。

エリーさん曰く、九份は凄く人気、今は祝日台湾人も行くから人でごった返している、行くなら早くいけ、と。

さらにはついでに十分も行くべきで、こんなこんなこんなツアーがあって・・・説明が止まらない。


「実は蚵仔煎と肉圓を食べに来た。あとお茶も買う予定」と言いうと、彼女は「それだけ?」とまたもや呆れ顔で言った。

「それだけじゃ量が少ないよ!」

さらっと書いているが、この会話の中で、エリーさんは料理名前を何度も聞き返している。

曰く、「発音メチャクチャから何言ってるのかわかんないよ!」

日本人とは随分テイストの違う接客なので思わず笑ってしまった。


夜市にも詳しいエリーさんによると、蚵仔煎の様な夜市料理行列の店で食べるべきで、それは味の問題というより、回転の早い店の方が素材が新鮮なので、当たる事が少ないかであるとの事だった。

台湾人がよく行列するのは、そういう理由もあったのか。なるほど。


エリーさんの勢いに呑まれかかってたけど、会話が少し止まって、ふと窓の外から街を見れば、台北市は建物が密集しているのに気付く。

その中にセブンイレブン

漢字コンビニも人の背格好も一緒なのに、行き交う人は全然別の言葉を話している。

それは不思議な感じだ、と言おうかと思ったけど、それを言うとエリーさんが凄いエネルギーで何かの説明をしそうなので言わないでおいた。


ホテルに着いたらチェックインの15:00まで、荷物を預けて自由観光

エリーさんは、台湾での見所と注意をまくしたてたあと「わからないことがあったらLineで連絡して!」と事細かに連絡方法を教えてくれた。

「あと折りたたみ傘を持って行って!今の台湾は天気が変わりやすい!」

どうやら手が届く限りは面倒を見ないと気が済まないらしい。

台湾人は親日とよく聞くが、接した感じでは、どうもナショナリズム問題ではなく、何か人間が親切というか、お節介焼きであるように感じた。



エリーさんと別れてしばらく歩くと、南国の陽射しの下、台湾国旗がはためいている。

明日がちょうど建国記念日国慶節からだろうか。

そういやエリーさんに「暑いな、さすが南国」と言うと「ここは南国に入らないよ!台南の方が亜熱帯!」って言ってたっけ。

急に冷え込んだ東京から来たら、十分暑いエリーさん。


すぐに暑さに耐えかねて、冷房の効いてそうな店に飛び込んだ。台湾で食べたかったものの一つ、豆花を食べていると、店内ラジオからはB'zが流れて来た。

日本アーティストなのに、なぜかより台湾を感じさせる。

かい注文が出来ないので、かき氷ピーナッツの甘煮だけをトッピングしてもらった豆花はとてもアッサリしていた。



台湾はとにかくスクーター乗りが多い。

大通り信号が青に変わるたび、びっくりするくらいのライダーが駆け抜けて行く。

この台湾光景を収めようと交差点歩道カメラを構えたら、後ろから「前方!」という様な声をかけられた。

振り向くと、自転車にのったおじさん。

「前危ないよ」とでも言われたのだろうか?ひょっとしたらもっと荒っぽい表現なのかもしれない。

台湾人は親切だけど直接的でもある。




1日目 午後


ホテルチェックインの15:00にはまだ間があったが、台北は午後になって更に気温が上がって来た。

エリーさんが言ってた事には、日中は36℃になると言う。

当て所なく歩き回るにはキツい時間だ、せめて目的が欲しい。

本来は2日目の午前にこなす予定だった、台湾茶の買い出しを前倒す事にした。


エリーさん曰く、祝日台湾人は勤勉では無いらしく昼頃にようやく起き出すとの事だったので、一抹の不安を抱えてはいたが、しばらく歩くと、お茶のいい香りが漂って来た。

通りに面した倉庫の様な店。

林華泰茶行。

上質なお茶が卸値で買えるとの事で、予め来ると決めていた店だった。

実際に来て見ると、その倉庫の様な空間に微かに漂う不思議で素敵な香りに心が踊る。


ただ、少し計算が狂ったのは、店が思った以上に小ぢんまりとしているし、本来問屋なので、店員ぶっきら棒

タンクトップから腹を放り出したオッさんが茶葉のチェックなどしていて、ゆっくり見るのは場違いだった。

そこでは吟味しながら4種類買う予定だったけど、実は到着直後の免税店で、エリーさんの勢いに押されてすでに高山茶を1つ買っていたので、3種類にした。


金萱

東方美人

蜜香紅茶


20代とおぼしきにいちゃんに、それぞれ「1/4斤」とメモして伝えると、「150?1300元」とぶっきら棒に返して来る。


台湾店員さんは人がよく、自分言葉が変でも何とか必死コミニュケーションを取ろうとしてくれていて、それが返って不甲斐なく、少し凹んでもいたのだけど、さすが問屋のにいちゃんにそんな忖度は無い。


今が出す時だ、と思い、空港で描いたメモを見せた。

一杯の茶のイラスト

「喜歓的香味(とても好きな薫りです)」

「謝謝。」にいちゃんは微笑んで言った。

初めてエリーさん以外の台湾人とちゃんコミニュケーションが取れたと思った。



昨日から大して寝ずに動き回ってるので、良い加減疲れて来たけど、ホテルチェックインにはそれでもまだ時間がある。

台北101に向かう事にした。


地下鉄にのっていたら、博愛席(日本でいうところの優先席)に座ってたばあさまが、乳幼児を抱いている母親に気付いて、手招きして席を譲っていた。

台湾人はほんとうに人が良い。

うっかり降りる駅を間違えて、次の電車を待っていたら、地下鉄ホームロードバイクを押す人がいた。

台湾輪行ダイナミックだ。


ブルータス台湾特集の表紙が台湾人には不評だったらしい。

曰く、あんな古くさい台湾ではなく、もっと近代的な今の台湾を見てくれ。

でも、実際歩いてみると、やはり台北の街は自分イメージするアジアエネルギーノスタルジーに溢れている。


そうかと思えば、台北101は東京で言うところの押上ソラマチの様に、周囲から浮いて急に出現した近代モールだった。

台北という街は混沌の中での変化の真っ最中なのかもしれない。



さて台北101の地下はデパ地下であり、フードコートだ。

このデパ地下も、旅の目的の一つだった。

その地にはその地の食い物が有る。

よくわからない果物料理ディスプレイされてるのは最高だ。

乾麺のコーナーで、刀削麺と同じ棚に讃岐うどんが並んでるのには何だか笑った。

うどん台湾では烏龍麺と書く。


大して腹も減ってなかったけど、疲れを癒す意味で、ここのフードコートガソリン補給をする事にした。

加油、俺。

頼んだのは排骨魯肉飯のセットで排骨には八角の強い風味が有る。

これが中華な味だ。

魯肉飯をかっ込んでふと顔を上げると、半袖シャツを着た対面のにいちゃんの袖から綺麗な花柄が覗いていた。

そういえば林華泰茶行に行きすがら、通りかかった裏路地でも、書き描けの紋紋を背負ったおっちゃんが上半身裸で何かを食っていた。

台北では割とカジュアルに紋紋にでくわす。


デパ地下と紋紋に満足したので、人でごった返した展望台には登らなかった。

良い加減、ホテルチェックインしてシャワーを浴びたい。




1日目 夕方〜夜


やっとホテルチェックインできて、シャワーも浴びてさっぱりできた。

一休みしたら晩飯だ。

どこで何を食うかは決まっている。

寧夏夜市で蚵仔煎を食べるのだ。


実はエリーさんに、この暑くて食品が傷みやすい時期に牡蠣を食べるのは勧めないと止められていた。

私たち台湾人間は胃が大概のものに慣れている。でもあなたたちは違うでしょ」と。

一理あるんだろう。

でもこの旅行重要目的の一つが本物の蚵仔煎を食べて、どういうものか知る事だったのだ。これはマストなのだ

から、せめてエリーさんの忠告を一つ守ることにする。

屋台料理行列の店で食え」

日が落ちて、明かりが灯った台北の街。

地下鉄を乗り継ぎ、寧夏夜市の行列の店を目指した。



道中驚いたのは、街中に野良犬がいた事。

少し遠巻きにしてる人もいたが、同時に野良犬を気にするふうでも無く、すぐ脇で座ってなんか食ってるおっちゃんもいて、日本ではもうない風景日常なんだなぁと驚いたりもした。



やがて、台北B級グルメ天国寧夏夜市が見えて来た。

日本で伝え聞く喧噪はちょっと盛ってるんじゃないかなんて疑っていたが、実際に行くと日本縁日以上の人、人、人。

屋台が軒を連ねる通りは真っ直ぐ歩くのも難しいくらい。

食習慣が全然違うのを肌で感じる。


夜市を一回りすると、一番行列のできてる店がわかった。

ここに決めた。

朝にエリーさんに酷評された付け焼き刃の台湾語は捨てて、筆談だ。

蚵仔煎を描いたメモを見せて注文する。

やがて店内に通されて、目当ての品が運ばれて来た。

おお、これが蚵仔煎か。

まず写真を一枚。

そして口に運ぶ。

プルプルしている!台湾風にいうとQQだ。

牡蠣オムレツと言いながら、片栗粉ような生地の方が主で、それに卵が絡み、その中に青菜と小粒の牡蠣が旨味を添えていた。

かかっているタレは甘酢か。テーブルに置いてある辛味噌を添えると更に風味が増す。

エリーさんの忠告は忘れてないが、ひょっとしたらヤバいものを食べているのかも知れないというスリルもまたスパイスのようなものだった。

「很好吃!」メモを見せると、店員のお姉さんはサムズアップした。



>>2日目



2017-04-28

讃岐うどんうどんですって?

讃岐うどんは雨が少ない香川県で、水を節約して作ったから固い出来損ないのうどん

アレをうどんと思われては困りますことよオホホホホ。

2017-02-17

日本三大うどん

http://b.hatena.ne.jp/entry/mi-journey.jp/foodie/33634/

讃岐うどんが爆発的なブームになった頃(90年代麺通団によって)ネットの普及も手伝い、食通による「うどん評」が世間に知られるようになっていった。その時代の流れを汲んでか「日本三大うどん」と一番最初に掲げるようになったのが水沢うどんだった。要するに、日本三大うどんを仕掛けたのは「水沢うどん」であり、日本三大うどんは「讃岐」「稲庭」「水沢」が始まりだった。

その頃「五島うどん」「氷見うどん」と言うと「水沢うどん」と比べたら圧倒的に知名度が低く全国的に知られるようなうどんではなかった。その為か日本三大うどんに異議を唱える者はほとんど居なかったと思われる。ところが、うどんブームの影響とネットの普及により全国各地のうどん好きやご当地当人達が我がと狼煙を上げ始めたのが2000年代頃。「吉田うどん」や「武蔵野うどん」、あるいは福岡うどん牧のうどん)など日本三大うどんなど意識していない古くから地元で愛され地元民によって消費されているうどんスポットを浴びるようになり、その名が全国に知られるようになっていった。

うどんブームも過渡期を迎えた頃、水沢うどんが仕掛けた曖昧な「日本三大うどん」に対して、各地のご当地うどんが我が日本三大うどんの一つであると主張し始めるようになっていったが、そもそも日本三大うどん定義が無いため決着がつかない状態10年以上続いている、そんなうどん界隈。と認識している。

2016-07-29

http://anond.hatelabo.jp/20160729184700

本場の讃岐うどん

これまで行った東京にある讃岐うどん標榜する全ての店

の具体的な店名をそれぞれ5つずつくらい出せば、えんじょ……もとい何らかの興味深い反応があるかと思う。

固いうどんと腰のあるうどんは違うんだよ!

これまで行った東京にある讃岐うどん標榜する全ての店は、ただ固いだけのゴムみたいなうどんを出してきて、それを無知な客が「コシがある」とか言ってありがたがる。本場の讃岐うどんは違いますからもっとうまいですから!こうして俺は腹を立てたまま死んでいくのかと思うが、世に知らしめる方法はないものか。

2016-01-13

[]伊勢うどんのたれ

以前、伊勢うどんを食べて大変衝撃を受けたことがあり、それを友人に話したら(なぜか)伊勢うどんの「たれ」だけくれた

伊勢うどんはあのフコフコやわやわの麺があってこその伊勢うどんじゃん…?「たれ」だけ貰っても…と正直困った

まぁせっかくなのでいつものテーブルマーク冷凍讃岐うどんにかけてみると、意外とちゃんと伊勢うどんに寄って行く

ちょっとでも麺をやわらかくしようと、レンチンでなく茹でたのも良かったのかもしれない

まだ「たれ」は残っているので、スーパー20円のゆでうどん乾麺、あとちくわぶは試してみようと思う

ちくわぶはかなりいい線行くんじゃないかと想像している

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