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はてなキーワード: サンデーとは

2013-05-16

男尊女卑といえば、ジャンプ漫画が圧倒的にそれだ

逆に女尊男卑なのは週刊少年誌じゃマガジンだろうな

ほぼ全員が女性作家だし。

サンデーはどっちも相応に強い。

から個性で売れないんだろうけど

売り上げだけ見たらジャンプが圧倒的なのは誰もが男尊女卑思想に賛成してるからだろう

2013-05-12

http://anond.hatelabo.jp/20130511224233

オッス、元増田です。ご検証ありがとう礼儀としちゃ言うべきなんだろうけど、そんな話じゃないんだけどなーという印象。

「僕らの世代は実際には手塚漫画を読んでないのね」は主語が大きすぎてなんともですが、個人的には少年チャンピオンで「ブラック・ジャック」終了後も「七色いんこ」や「ミッドナイト」はよく読んでました。「ゴブリン公爵」は忘れてください。

また手塚クラスになると過去の名作に触れる機会も多く、「火の鳥」(「太陽編」の前まで)は朝日ソノラマ版で読んだし「ブッダ」も床屋で読みました。

ここで全称命題の話にしますか(笑)前世代、前々世代比較すればあながち的外れ考察でもないと思いますけどね。もちろん統計データなんてありませんけど、クラスほとんどが読んでいた、半分くらいは読んでいた、5人くらいは読んでいた、と比較すればほとんど読んでいないという大きな主語は、この場合、個人的にあれも読んでいた、これも読んでいたというのよりはよほど実態に即していると考えます。それともそれこそ何か統計的なデータでもお持ちでしょうか。

1971年生まれで、チャンピオンを追いかけている人は相当稀少だったのではないでしょうか。何といっても同時代的には「ドラゴンボール」「北斗の拳」「聖闘士星矢」「キン肉マン」などのジャンプ黄金時代だったわけですし、6割ジャンプ、2割マガジン、1割サンデー、残りの1割でその他というのが実感です。70年代黄金期を過ぎてのチャンピオン凋落ぶりは言うまでもなくて、看板作品でも老若男女誰でも知っている作品というのがもうここ30年ないですよね。

たとえば週刊ポストには「弐拾手物語」が長期連載されていましたし、週刊プレイボーイ本宮ひろ志の「俺の空」を載せたり平凡パンチ岡崎京子の「ジオラマボーイ パノラマガール」を連載してました。

漫画が一般雑誌に掲載されたのは大昔にはあるかも知れないけど80年代の文脈で言えば手塚だけだったね」は勇み足というか、元増田の興味に引っかかるのが「アドルフに告ぐ」だけだったもの想像します。

いやまあ「一般雑誌」は週刊朝日週刊新潮週刊文春のみというなら別ですが。

ま、これは確かにそうですね。一般週刊誌は文春、新潮朝日のみというのが感覚的には正しいと思います。この三誌とそれ以外では、オーソリティがまるで違うからです。この三誌がクオリティマガジンとは言いませんが、WILLに連載するのと、中央公論に連載するのとでは全然意味が違うのと同じです。ロッキード事件リクルート事件など社会的な問題でたびたび尖兵となってきた雑誌と、スポーツ新聞に毛が生えたような雑誌とでは社会的意味が違います。それは現在に至るまで、掲載されている作品の内容でも歴然と異なります

特に80年代は、週刊文春花田体制の下、絶頂期にあって、100万部を毎週越えるような規模としても内容としても一軍でしたから、基本的には政治経済、時事的なトピックでそれだけ中心的に扱われているメディア漫画が乗った(プレイボーイならいざ知らず)ということ自体がトピックであったという意味で、アドルフの例は出しましたけどね。ただしアドルフ以後、この三誌での漫画連載は定着しませんでしたが。

ブコメで「サンコミックス昭和40年代に出るまで単行本ハードカバー普通、ただし人気作しか単行本化されなかった」とあります

80年代記憶でいえば「のらくろ」の復刻版がハードカバーで出てました。

純粋ハードカヴァーの作品自体であれば貸本屋漫画は基本的にハードカヴァーでしたし、店頭でよく見かけるものとしては、学研の「ひみつシリーズ」もハードカヴァーでした。ただしサンコミックスなんてほとんど誰も知らないように、社会的景色の話ですからマニアックな話をしてもしょうがないわけです。平積みにされて、多数の人が「おお、漫画ハードカヴァーになる時代なんだな」と認識することが重要であって、消費物としてではなく作品としての漫画芸術としての漫画という意味合いを一般化したのは手塚がやはり尖兵であったという、そういう話です。「火の鳥」と「のらくろ」のどちらが先なのかは分かりませんが。


赤塚さんはあと、コロコロでは「花の菊千代」を連載しています。その後、ボンボンでも何作か連載していますが、知る人ぞ知るという程度の作品で、連載作家として仕事はしていたわけですが、雑誌の主力になるようなパワーはなく、その仕事自体が大御所としての余暇的なものであったと思います

2013-04-21

http://anond.hatelabo.jp/20130421232613

だいたい、本来、情報分析は大量の人員を必要とするから、1人2人程度じゃ何も出来ない。

例えが超古いけど、ソーシャルエンジニアリングを得意としたケビンミトニック

全部一人でやってたよ。チームを組んでたのは追い詰めた方。

情報分析、つまり後方支援系は絵にするなら

攻殻機動隊オペレーターバーチャルアイコン化したみたいなので十分じゃない?

まぁ、でも味方が少ないのはつまんないし、

Googleさんがまだ社名として残ってる設定なら、

Amazon名前も出して、確かサンデープログラマーボランティア

なんか協力するサービスがあったと思うけど、

毎回違うメンバが知らず知らずのうちに協力するみたいな話だったらいいなー

2013-04-01

IT業界ドロップアウトしたけどなんか戻りたい

けどなんのスキル能力もないから戻れる気がしない。

ビジョンすらない。

こっから長々と自分語りする。

前の職は約一年半、SE(笑)だった。

文系ゼロベースから、モノが作りたい、と思って入った。

何も考えていなかった、モノが作りたいという漠然とした想いと、とにかく安定した職に就きたい、という気持ちだけで、一発目に内定くれたところに入った。地元企業だった。

特に部署の希望もなく、金融系に配属された。

一年目は恐ろしく平和だった。ほぼ定時あがりだった。

二年目に入って、炎上していたプロジェクトに入れられた。地方から、わざわざ都内の大きなビルの開発室に、長期の常駐。スルガ銀行や、特許庁みたいな、クソ巨大なプロジェクトで、全然前に進まない泥沼タイプ炎上だった。

三ヶ月の研修と、九ヶ月のゆるーいプロジェクトの、その程度の知識で放り込まれた先に待っていたのは、こんなんで動くわけがないアバウトなんてもんじゃない曖昧模糊とした設計作成(将来的には中国に丸投げ)とエクセル方眼紙の枠を直すお仕事、あとは意味不明な指標で作り上げられた工数管理のこれまたぐちゃぐちゃになった数字をなんとか合わせなきゃいけない仕事だった。

多分、ひどい、仕事だった。

砂遊びの方がまだ生産性あるんじゃないか、そう思っていた。穴掘って埋める仕事だな、と思っていた。

高度で繊細すぎるエクセルを用いた、意味不明な指標で工程管理する表を作成していたときは、「お前もどうせすぐ捨てられるのにな」なんて呟きながら作っていた。

長期出張+常駐だったが、同じ会社の先輩たちも同じように何人もそこに軟禁させられていた。みんな疲れた顔をしていた。頼れそうな人はいなかった。

もともと精神の強くない私が、壊れるまで三ヶ月かからなかった。壊れたといっても、毎日会社に行く前と会社をでた後と寝る前とたまに就業時間中に涙が止まらなくなったこと、多少の起死念慮、若干の不眠程度ではあったが。それでも、すごく、辛かったし、現にこれを書いている今もつい涙を流してしまっている程度にはトラウマだ。

プロジェクトについてから半年ドロップアウトし、半年休職を経て、前職を辞めた。

それからすぐに今の職に着いた。今の職は金融系の一般事務だ。定時あがりで楽で、ただし給料は安い。

総合職につくのが、怖かった。ただそれだけではあった。

今は毎日名前とか一部の数字が違うだけの書類の同じ場所蛍光ペンで印をつける、簡単なお仕事しかしていない。割と誇張ではない。本当にそんな仕事だ。

IT部門が頑張ってペーパーレス化進めれば、すぐになくなるであろう仕事だな、と思いながら仕事をしている。

毎日私の上を書類が素通りしていく感じ。半年前の私よりかは少しその書類の捌き方がはやくなったよ、とは言えるけれど、それ以外は何もない。貯まって行くものがない。そんな感覚を受け、悲しくなる。

こんなんでいいのかな、自分は。何度思ったかからない。

何かものを作りたい。同じ平日八時間+α時間使うなら、何か、作る仕事がしたい。

誰かが喜んだり楽しんだりするものを作りたい。

やはりまだ、IT業界に、憧れをもっているんだ。私は。

でも、こんな、新人に毛すら生えていないのに無駄に年をくった状態で、誰が雇うんだろうか?こんな御時世に?技術なんて皆無だぜ?

そもそもIT業界入りたいって、お前何したいの?少なくともSIerで常駐はしたくねーだろ、でもそんなこといってらんなくね?少なくとも現時点で能力とか皆無なんだし。

プログラミング素人程度、デザインもできるわけがなく、企画もなんもできないじゃん!やったことないじゃん!

今年で26、カビの生えたクリスマスケーキ状態じゃね?誰が食べたいと思うの?

新卒ならともかく、もう社会人経験今年で一応四年目だよ?教えて教えては甘えじゃない?未経験からって他の経験もろくにしてないでしょ?

まぁ未経験でもとってくれるところあるけれども、きっとブラックなんだろうなぁ。

そんな言葉が頭を回る。

でも、今後ずっと今の職を続けるの?と考えると、背筋が凍る。

確かに私は運が悪かった、それ以上に私はあまりにも自分のことを考えてなさすぎる部分はあったんだろう。

一社目を選ばなければ、もっとこういうことがやりたいってちゃんと考えておけば、二社目選んだ時も楽だからって選ばなければ。

後悔は尽きない。けれど一社目を辞めたことに後悔はないことだけは、唯一の救いかなと思っている。

もう新人の扱いは終わっている時期だ。第二新卒すら今の職につくのに使ってしまった。

から新しいキャリアを描きたい、だなんて、とても、甘えているような気がする。

というか、今までいろいろなものに甘えすぎた結果がこれな気がする。

きっと、何かをあきらめて、何かを獲得しに必死にならなければいけないのだ。

まだ、その覚悟が、きっと、足りていない。

これから、私はどうしよう。

どんな風に、生きていこう。

最後に、新社会人の皆さん、後悔しないように、ポジショニングスキルアップがんばってね。

追記。

ちょっと狙って書いてはいたけどあっさりホッテントリ入ってびっくりした。

とりあえずハゲてねーよ。まだしばらくハゲる予定もねーよ。

幸い、余暇はあるのでそこでまずは何か一つ作るところからだよな。

前作りかけていて止まってるものから(自分のとても悪いくせだ)手を付けたいとは思う。

まずはサンデーでがんばります

2012-12-18

コンビニ立ち読みするのをやめた

週刊誌コンビニ立ち読みしてた。

月曜はスピリッツジャンプヤンマガ

水曜はサンデーマガジン

木曜はヤンジャンチャンピオンモーニング。オマケでファミ通

って感じで。

足掛け10年くらい?

3ヶ月くらい前に、ふとしたきっかから行くのをやめてみた。

やめたらやめたで別にどうってことなかった。

禁煙とかアルコールよりも身体的なきつさがないぶん、すんなりすっぱりやめることができた。

逆に、立ち読みをしなきゃっていう強迫観念的なものから解放されてのびのびしてる。

「来週月曜だから月曜発売の雑誌は土曜に出るから早めに立ち読みしとかないとなくなっちゃう」とか「連休から」とか「年末年始から」とかまでバカみたいに気にしてたし。

立ち読みは、したら面白かったり得るものが何かしらあったけど、しなくても現状から何かを失うわけじゃないんだよなー。

コンビニのひと、長い間ごめんね。ありがと☆

2012-10-03

サンデーに凄い読切が載ってた。眼力ヤバイ

宇宙コンビニ業務日誌。作者は小田智仁。新人

単眼のヒロインコンビニで働く話。

何が凄いって単眼ですよ単眼。そしてかわいいスーツときはアップでまとめてるけどバイト中は三つ編みですよ。すごいかわいい。

宇宙人の話で単眼ぐらいは普通個性として認められている感じ。

他にも顎から触手生えてる娘とか下半身アダムスキーUFOな娘とかも居る。

ヒロインは目が単眼なだけで普通女の子だけど父親なんか完全に目玉の親父スタイルだし。

作者のアブノーマル性癖が透け透けだわ。非常に良い。

ヒロインが奇をてらった代わりにストーリーは大人しめのテンプレ展開。良く言えば王道、悪く言えば陳腐

キャラクター性格はフツーで、作品からは「単眼を布教させるために他の部分は親しみやすくしております」という雰囲気をひしひしと感じた。

さすがにもうちょっとストーリーに起伏があったほうが良いと思うんだけど、まだまだ新人だしがんばってほしい。

まんがタイムきららMAXアキタランドゴシックにも単眼娘が居るし、これから単眼ブームが来る気がする。てゆーか来い。

2012-08-19

40歳

サンデーの増刊だったかと思う、小学生の頃に読んだ漫画が印象に残っている。

とり・みきが描いたオムニバス形式の読み切りだった。

 

いくつかのエピソードのうち、取調室で刑事容疑者が会話するというものがあった。

刑事容疑者つぶやく

「なぁ○○、俺は今年で40歳になるが」

「……」

「まだ童貞なんだ」

ズッコケ容疑者

 

童貞」という言葉意味を知らなかった自分には意味がわからなかった。

それでもそのエピソードけが記憶に残った。他のエピソードは覚えていない。

 

その後、刑事女子高生から手紙を貰ったと語り、

その中身は永谷園東海道五十三次カードだったというオチだった。

 

年月は過ぎ、童貞という言葉意味を知る歳になり、

そして今年、40歳になる

もちろん童貞である

 

女子高生から手紙は来ていない。

2012-07-23

20120721 新宿NAKED LOFT setlist (藤井隆太)

C'mon Everybody - The Sex Pistols

ジェニー - THEE MICHELLE GUN ELEPHANT

I Fought The Law - The Clash

Too Much Monkey Business - The Kinks

ウララカ - 大滝詠一

君は天然色 - 大滝詠一

雨上がりの夜空に - RC SUCCESSION

Louie Louie - Iggy Pop

We Are Golden - MIKA

Favourite Shirts (Boy Meets Girl) - Haircut100

999 - action

I My Me Mine - POLYSICS

すばらしい日々 - ユニコーン

サニーデイサンデー - センチメンタルバス

One Love - Bob Marley

日曜日よりの使者 - THE HIGH-LOWS

2012-07-02

血統主義少年漫画が多い」=「オカルト非科学マンガが多い」

はてなブクマ

日本少年マンガは、血統に秀でた主人公が多い、

 そんなのでは萎えいか感情移入できないんじゃないか?」という問題指摘が

中国人マンガ愛好家からあった。

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1719416.html

主人公が戦いの中で強くなる、強さを見せるというのはアニメ漫画における

>爽快なシーンですが、その強さの理由に「キャラクターの血統」といった背景が関係することも

>多いかと思います中国オタクの中には「強い理由が血統」ということについてちょっと

>考えてしまうこともあるらしく、中国ネットで話題になっていました。

>考えてみると日本の作品の主人公の強さって、結局は血統で決まってない? 

>強いキャラはみんな「良い血統」という背景がある。主流な少年漫画を見てみれば、

ルフィナルトゴン一護リクオもハッキリと血統による強さとなっているし、

コナンなんかでも同じ分野で優秀な親の才能を受け継いでいる。

>優秀なキャラには、優秀な血統が背景としてあることが多いね。ここまで多いと、

>この設定が日本人感覚独自の強い説得力を持っているのではないかと考えてしまう。

>血統か……特に印象的なのはNARUTO」かな。ロック・リーはどうすればいいんだ……

ジャンプ系だと、「るろうに剣心」が血統による強いキャラってのが出てないね

>ただ、あれは時代設定的に明治維新というそれまでの封建体制が崩壊した時代と関係するから

>血統重視のキャラが出ていないのかも。(続く)

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0629&f=column_0629_029.shtml

少年漫画範疇ではないけど「ベルセルク」のガッツは血統とか全く無いキャラだね。

>言われてみればああいうのは珍しいかも。日本アニメは昔からそうだぞ。

>お前ら「一休さん」が単なる片親しかいない子供だと思っているのか?

一休南朝天皇私生児で、出家しなければ大きな問題になっていた。

>それと単なる寡婦だと思われていることの多い母親藤原氏の血統だから

一休はスゴイ血統のキャラということになる。

>全てが血統によるものではなくても、本人の努力師匠存在、育った環境過去

経験と同じかそれ以上に重要ものだったりすることは多いかも。

それから血統と背景があると話が作り易いのかもね。伏線にもできるし。

>正直、修行で強くなったりはするけど強くなれた理由が結局は血統による能力ってことだと、

>なんとなく冷める時がある。

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0629&f=column_0629_029.shtml

成る程、と思ってよくよく考えると、もっと根の深い話が日本少年コミックには

あるような気がした。

いわゆる「日本少年誌」というのには

ファンタジーSF伝奇モノ」が多くて、

スポーツモノ・学園モノ・ギャグコミックが少ない」ということもあるのではないか

30年以上前自分小学生の頃の「ジャンプ」「サンデー」「マガジン」などは、

もうちょっとスポーツモノ・学園モノ・ギャグコミック」が多かった気がする。

特に学園モノ・ギャグモノとかは、主人公の血統を問わない設定が大半だし

有閑倶楽部あたりは違うな、少女漫画だが)、スポーツモノも、

主人公の血統がいいパターンは、あまりないと思う。

なので、自分小学生の頃は、それなりに少年マンガを読んでいたと思う。

しかしその後、少年マンガを暫く読まないまま大人になり、たまに散髪屋とかで

ジャンプ」「サンデー」「マガジン」あたりを手に取ると、

殆どファンタジーSF伝奇モノ」で、ビックリした。

ここでいう「ファンタジーSF伝奇モノ」というのは

主人公超能力や霊力を駆使したり」

現実世界ではありえない世界設定」だったり

現代科学に則らない法則を前提とする」マンガのこと。

こういうマンガでは、そりゃ血統の設定が重要視、当然視される。

自分は元々が「オカルト擬似科学嫌いな理系チック人間」なので、

主人公超能力で対決する」という設定のストーリー、と分かった時点で

「次の頁を一切見たくなくなる、興味が萎える」。

ジャンプ辺りで「安心して読める」のは、せいぜい「こち亀」くらいか

(あれもハチャメチャなマンガではあるが、一応現代科学法則を逸脱はしていない)

それ以外は全て超能力系だったりして、腰抜かした。

まあ自分が「今の小学生」だったら、これら3誌は絶対買わないなあ。

ジャンプサンデーマガジンでこんなに非科学マンガが横行して、

 日本科学リテラシー大丈夫か?オカルトに嵌る若者を産みだす下地を作ってないか?」と

心配になる反面、

少年マンガの売れ行きが減少しているのは、オカルト流行りの連載ばかり

 厚遇されている誌面作りに、小学生中学生が飽き飽きしているから、

 彼等もバカじゃない」という側面もあるのでは?と思うので、少し安心する。

せめて成人コミック程度に、

オカルト頼みじゃない、リアルワールドコミックの比率を高めようよ」と

集英社小学館講談社に言いたい。

2011-10-27

http://anond.hatelabo.jp/20111027105958

作者の名前が「正美」だから女性作家と思ってる

そういう勘違い居たなぁ、小学生の頃。

名前だけじゃ判別の難しい人多いからね。

作家名を作品に合わせて(少女向けか、少年向けかとかで)複数持つ人も居ると言うのにね。


腐向け臭いがあっても、バトルしてればおk

基準がよく判んないよね。

個人的にはサンデーの「アラタカンガタリ」が、段々と作家個性が出てきてしまって、少女マンガになってきてる実例だと思うんだ。

漫画家は「ふしぎ遊戯」の人って言えば通じるだろうか。

散々と変な路線で引っ張った「犬夜叉」は、それでも少年漫画だなって思えるんだから、なんか閾値はありそう。

2011-07-02

http://anond.hatelabo.jp/20110702171342

成人指定になって部数が激減したとしたらそれは生き残ってると言えるのだろうか…

と思ったがパチ屋に置く場合でも似たようなもんだな

あとこの理屈だと週刊サンデーはとっくにお亡くなりになってしまっていることになるし

2011-06-06

http://anond.hatelabo.jp/20110605165526

なんか「アフリカの時給6円」とか、「ジンバブエの時給6円」とか持ち出して、ドヤ顔してる小学生と話してる気分になってきたよ。

こういうことだろ。

ホームレスゴミ箱を漁って、無料サンデーを入手したとして。

その行為を「お得だろ?」と言ってきたら

ホームレスが置かれている社会的立場や、労働環境の厳しさ、差別的扱いなどを熟慮して)

「お得ですね」と答えるのが良い

それが君の定義する「客観的」だと。

日常的な感覚で「事象のみ」を判断することなど、日本国民にあっては行ってはならない愚行であり

全ての前提条件を明らかにし「当事者にとってのお得」を常に考えなければならない。

すると、「トートロジー的だが」、当事者が「お得だ」と語るのだから、その行為は「当事者にとってお得である」と客観的に判断される。





うん、そうだね、それでいいよ。

2011-06-04

http://anond.hatelabo.jp/20110604133428

から他に換金する手段のない時間を、並んで安く買うことでお金に変えられるんだから

金銭的にはお得で何も間違いがないじゃん。

突っ込むのも無粋だが、ホームレスにとっては、金銭に結びつく行動はすべからく全て「お得」だが、それって客観的にお得なのか?

駅でサンデーマガジンを拾う行為や、空き缶をゴミ箱から拾う行為は、「お得」かね?


主観で話すのはまったく意味が無いと思うが。

2011-04-06

今週、奇しくもサンデーマガジンで同時に高校漫画が始まった。

リア充を描きそうな荒川と駄目人間を描きそうな久保

リアルタイム進行でこれから三年間楽しく読ませてくれる事に期待。

ちなみに、俺の高校生活は一人も友達が出来ずに、孤独の三年を過ごして卒業しました

2011-03-19

流通

昨日はジャンプ

今日サンデーがやっと入ってたよ

運んできてくれた人達ありがとう

北海道より

2011-02-28

韓国紙木村太郎韓流ブームを捏造妄言」の情けない顛末

韓国の一流紙、中央日報日本語版)から引用

フジテレビ情報番組「Mr.サンデー」が26日に放送した「K-POPにハマる女たち 韓流男子にひかれるワケ」という企画で、木村太郎がこのように主張した。「Mr.サンデー」(午後10-11時10分)は視聴率10%前後の人気番組

木村はこの放送で「韓国政府の中にはブランド委員会というものがあり、K-POPをブランド化するために広告代理店ユーチューブなどのK-POP動画をたくさん再生するよう依頼している」と主張した韓国政府広告代理店お金を支払い、ユーチューブ動画の照会数を増やしながら韓流ブームを操作しているということだ。

また「韓国韓国文化を挙国的に世界に伝播しようということ自体は過ちでない」とし「しかユーチューブなどの動画をたくさん再生して流行っているように錯覚させるというのは詐欺まがいの行為」と主張した。(略)

一部のネットユーザーユーチューブ照会分析資料をダウンロードし、フジテレビの放送内容に反論したりもした国家ブランド委員会対外協力局のイ・ジンスク事務官は「大衆文化国家コントロールするのは常識的にありえない。あきれてしまう」と述べた。イ事務官は「どうすれば地上波でそのような謀略をろ過なく放送できるのか、不快だ」と語った。

中央日報 - 「K-POPの流行は韓国政府が操作した詐欺」…日本放送

これを読むと木村太郎の発言はどうしようもなくひどいようにみえる。韓国政府高官からも批判されるなど、外交問題にもなっている。

だが、そこで「木村太郎右翼死ね」と噴き上がる前にこれを見てほしい

木村太郎氏の発言によると、韓国政府の中にはブランド委員会というのがあり、K-POPブランド化するために広告代理店YoutubeなどにあるK-POP動画をたくさん再生しろと依頼しているのだという。

これにはネット上でも韓国を非難する声やあきれる声が多数あがった。

韓国韓国文化を国を挙げて世界に広めようとすること自体は間違ったことではない。むしろ正しいことといえるだろう。しかし、その広めようとする行為がYoutubeなどの動画をたくさん再生し、流行っているように錯覚させるという詐欺まがいの行為。これは批判の声が出るのも分からなくもない。

POP UP » 韓国政府は広告代理店を使いK-POPが人気のように工作していると木村太郎が暴露

このブログに張られている動画を見ればわかるが、木村太郎は「韓国政府韓流ブームを推進している」と言ったに過ぎない。その発言自体疑問なしとはしないが、「詐欺まがいの行為」というような暴言は吐いていないのだ!

結局、中央日報引用した下らない発言はすべてこのブログ主のものなのである

今回はたまたま韓国マスコミ槍玉に挙げたが、別に韓国に限ったことではない。はてなグローバル好きな人たちがマンセーする英米の一流メディア、たとえばニューヨークタイムズだのBBCだのガーディアンだってこれと同じようなことはいつもやっている。日本英語圏での描かれ方は韓国中国の比ではないほどひどい。そして勿論外国マスコミけがひどいわけではなく、日本マスコミが同様にひどいことも言うまでもない。

どうしてこうやってマスコミ憎悪煽り立てるのだろうか。

しかも救いがないのは「ネット真実(笑)」の連中はそれに輪を掛けてひどいのだから、どこにも代替物がないということだ。

結局、我々は多かれ少なかれ誰かの手によって踊らされているということなのだろう。

2011-02-26

鋼の練金術師の作者が春からサンデーで連載するらしいね。

楽しみだ。

2010-12-21

水曜日マガジンサンデーを持っていない

ジャンプ作品など無料公開へ 赤松健Jコミ」、集英社講談社も協力 - ITmedia News

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1012/06/news069.html/

盛り上がってほしい。すばらしいwebサービスだと思う。

水曜日電車に乗ってもみんな、(水曜発売の)マガジンサンデーを持っていない。

小さい子は、漫画の読み方が分からなくなっていると聞く」

ひまつぶし携帯電話
これは漫画を読む時間が、携帯メール携帯ゲーム携帯から見るSNSニュースひまつぶし時間が変わってしまったのだ。
■買わなくていい
マガジンサンデーを読みたければコンビニ立ち読みできるし
古本屋単行本を読んでもいい。買わなくていいのだ。
本当に読む価値があると思っても、そこで衝動買いしなければ
立ち読みで済ますか、単行本を買うころには違法サイトで読み終わっている。
趣味の細分化
俺はプレステ派だからサターンやらない
私は浜崎CDは聴かないが宇多田CDは買う
そんな感じで、「自分携帯持ってるからパソコンやらないし
雑誌なんて読まない」子供が多いのだろう。

(携帯テレビの相性はよくて、携帯持ってるからテレビ見ないという人は
意外にいない、という調査結果あり)

ぶっちゃけ漫画読まなくていいのだ。
野球は好きだけどサッカーしらない、そういう感じで
趣味が細分化されているのだ。
■どうすればいいのか
じゃあどうやって面白さを知ってもらうか。
いろんな方法があるが
一番普及してる「携帯」というツールで面白さを発信すればいい。
そう考えたのがJコミだ。
収益は全て作家というのがとてもいい。
同人誌……というところも個人的に楽しみ。

盛り上がってほしいし、すばらしいwebサービスだと思う。

2010-12-13

http://anond.hatelabo.jp/20101213112657

本当に規制案読んでるか?

今回の規制案だと、18歳以下の恋愛すら禁止になるんだぞ?

(都の淫行条例に引っ掛かるから

道徳に見える物も法律上問題無くても禁止されるから法律的に特に規制されていない近親同士の恋愛とかもダメだし、同性愛ダメだって言うんだからな。

それを基準に考えて見ろよ、ジャンプサンデーマガジンどころか、りぼんなかよしボンボンですら危ないのがあるんだぞ。

過去の作品にも適用される上に、今後法律が改正されたらそれに合わせて過去の分が18禁になる。

もちろん、恣意的に決定される訳だからタッチキスシーンはOKだけど、バスタードダメってのもまかり通る。ブリーチはOKだけど、NARUTOダメってのもあり得る。

今回のはそう言う規制なんだよ。

2010-08-04

最後まで見れない、遊べない

最近積みゲーが増えた。

積みアニメも増えた。

なんというか見るのが面倒くさい。遊ぶのが面倒くさい。

確かに一度はじめればのめりこめるんだが、そこまで自分を持っていくのが面倒というか。

そこまでして遊ぶほどのもんかなと思ってしまったり

去年までは大丈夫だったんだけど、今年に入って急にこんな感じだ。

どうしちゃったんだろう。

鋼のもけいおんも3ヶ月前の分から溜まってる

いつもだと続きが気になって仕方なくてアニメなんかだと原作ストーリー追いかけようとまでするのに、

最近はもう、「どうせあと6回で終了なら、もう見なくてもいいか」なんて気になってしまう

漫画の新連載も読む気が起きない

週間サンデーなんて読んでる漫画がとうとう神のみだけになった

こんなんでいいんだろうか

若いのに何枯れてんだろう俺

2010-06-26

絶対可憐チルドレンシナリオを考えた

増田を見ている人の99.9999%の人にはどうでもいいことなのだけど、最近椎名高志絶対可憐チルドレンにはまって、一ヶ月くらいコミックを何度も読み返している。そこで、ひとつシナリオを思いついたので、ここに書き出す。

テーマは真木の裏切り。いつか兵部を裏切りそうな気配があるのだけど、ストレートに兵部と対決させても面白くないので。ただ、サンデー連載分を読んでないのだけど、黒い幽霊のヒュプノって、まだ機能している? それが小道具なので、これがないと意味がない。

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チルドレン達はつつがなく普段の任務をこなしていたが、パンドラでは、兵部が既に一ヶ月も連絡が取れないという状態だった。バベルに気取られないようにしている澪らであったが、結局紫穂を経由してバレてしまう。開き直った澪は、以前パティらを見つけた時のように兵部を探してほしいとチルドレンに協力を要請。三人はバベルに知られないように深夜に抜け出すなどして探索を行う。

ところが、更に一ヶ月経過しても兵部は見つからない。それどころか、兵部の学生服の断片が見つかるなど、事態は悪化する方向に。兵部の復帰を絶望視した真木は「少佐がいなければチルドレンをパンドラに引き込む事は不可能。このままでは、チルドレンは最大の敵になるだけ」と結論を下し、チルドレンを殺害しようとする。すんでのところで兵部が帰還、チルドレンの殺害を回避し、真木を打ちのめす。追い出され、手傷を負った真木に、忍び寄った黒い幽霊催眠をかけてしまう。

しばらくして何事もなかったようにパンドラに復帰する真木。一方で兵部はお礼と謝罪を伝えにチルドレン三人の元に向かう。それを追いかける真木は、兵部に追いついたところで催眠が発動、兵部を殺そうとする。辛くも察知して回避したが、催眠で凶暴化した真木は中々止められない。チルドレンはブーストしようにも皆本がいない。兵部に同行していた紅葉パンドラブースターを渡して、三人はブースト、なんとか真木を催眠から開放する(この際、ブースターパリンと破裂する)。

場面は変わってベッドに横たわる真木と横にたつ兵部。

兵部「ブーストをまともに食らった感想はどうだい?」

真木「はい...パワーを食らったというより、憑き物が落ちたような気分です。以前より体が軽くなったというか...」

兵部「あれだけのパワーをエスパーを救うのに使ったんだ、素晴らしいだろう。おまけに、以前はつぶせなかった記憶消去や自滅プログラムの開放まで成功している。あれだけのパワーがまだ成長しているんだ、すごいと思わないか」

笑って話していた兵部だったが、一転して鋭い目つきに。

兵部「それにしても、黒い幽霊のヒュプノがいかに強力だとは言え、お前のような高レベルエスパー催眠にかかるという事は、お前に心に隙があったということだ。僕を殺したいならいつでもかかってこい、相手してやるぜ。ただし、あの三人に手を出したら次はないものと思え」

真木「はい...」

一方でチルドレンは深夜に帰宅したところを皆本に見つけられ、叱責される。言い訳してなんとか取り繕うものの、バベルへの報告義務でどう書いたものか、皆本は悩む。その際に、チルドレン達はつい澪の名前を出してしまう。気になった皆本は後日澪に接触。兵部救出に協力していた事を知る。バベルに久々に向かったチルドレンを局長が抱きしめる。「三人とも、病気大丈夫かね〜〜〜〜!!!!????」。皆本が、三人の最近の勤務状態に関して、「病気」として報告していたのだった。

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そんで、別の回。今の八帖島のエピソードのように、チルドレンと皆本を巻き込んだ危機に真木が遭遇、気を失っているチルドレンを真木が救出する。感謝する三人は皆本の探索もお願いするが、真木は拒否する。

真木「勘違いするな、俺が借りを返すのは、お前ら三人だけだ。普通人のあいつは関係ない。俺は超能力者のために活動しているのだ」

葵「ボケナス!」

紫穂「石頭!」

黙り込む真木だったが、それを見て薫が冷たく言い放つ。

薫「そうやっていつまでも超能力者普通人の線引きをし続ければいいさ、どこかの恥知らずな団体みたいにな」

真木を無視して皆本の救助を始める三人。あまりの言われように参った真木は皆本の救出に無言で加わり、気を失った状態の皆本を発見する。

真木「お前らがバベルに忠誠を誓うように、俺もパンドラに忠誠を誓う立場だ。この前の失点もある。今回の事は内密にしてくれ」

快諾するチルドレン。皆本が気がつきそうになるところで、真木は消える。一人でパンドラに戻る真木であったが、後ろで、ほくそ笑んでいる兵部の姿が。

要するに、力だけでなく器としてもチルドレン(主に薫)に負けてしまう真木だった、というお話

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どうでしょう。誰か、同人で書き出してみないかな。真木の心情って面白いと思うんだよね。

2010-05-11

ワナビ中毒患者

小学校の頃から創作が好きだった。

頭に浮かんだ話を漫画小説にするのが楽しくて、続きや新作を期待するクラスメイトたちに囲まれ、満たされていた毎日。

しかし、中学校に入ると、次第に周りから人が減っていった。

ジャンプサンデーマガジンの連載漫画の話はしても、それ以上の領域はダサいオタク趣味として皆敬遠し始める。

他にも、部活やら定期考査やら、小学校とは大きく日常が変わったというのもあるのだろう。

わざわざアマチュアかそれ以下のものを作る人間取り巻き、もてはやす必要も、暇もない。

思春期を迎え、他人の価値能力を認めるのは自分価値を下げることに繋がると、特に同年代に対して無意識ライバル心を強く持ち始めていたというのもあると思う。

結局、漫画小説が書けるというのは、かけっこで一番早いとか、新幹線の停車駅を全部言えるとか、皆より少し秀でていたり、特殊な技能を持っていることが羨望の対象だっただけ。

小学校の頃はクラスないし、学年や学校や遊び場が僕らの「世界」の全てだったからこそ、ナンバーワン、もしくはオンリーワンでいられただけでしかなかった。

僕らにとっての「世界」が一気に社会というレベルにまで広がり、色々なものをその基準で相対的に見るようになると、一気にその価値暴落した。

中学校でも、最初こそ、小学校時代からの縁で僕が何かを書いているのを見て集まる人がいることに鼻の穴を膨らませていた。

僕は常にみんなの中心にいて、同年代の中の絶対的な勝者、そこらの奴とは違う特別な人間だと優越感に浸っていた。

でも、いつしか周りにいるのが特定の数人だけになっていて、女子には遠巻きに見られ、自分が中心にいるグループと他のみんなとの間に物理的にも隙間があることに気付かされて、激しく動揺した。

ゼロではないとはいえ、自分の周りから人がいなくなったのは凄まじい衝撃だった。

僕の書くものは僕自身であり、その変化は「お前という人間価値は実は大した事がない」と宣告されたようなもの。

以降、隠れて授業中に書く以外、文芸部でだけ活動するようになった僕は、先輩や顧問に褒められることを根拠に、「自分は人とは違う」「自分は優れている」と思うようになったのは、単なる現実逃避だったと今では思う。

分かる人は分かってくれる、分からない低脳なんて無視しろ、僕は才能があるんだと、ことあるごとに自分に言い聞かせていた。

天才と言われる人種はもっと早くからだろうけども、そうでなくとも中学くらいになると、その「才能」より秀でた結果を出す人間が現れる。

それは必ずしもスクールカーストの上位に位置するわけではないだろうけども、少なくとも「才能」によってある種のヒエラルキーの上位に認識される現実が、僕の絶対的な価値観になっていた。

だからこそ「才能」を裏付けるために、小学校の時のような「人気」ではなく「権威」を求めた。

中学三年になるくらいまではそれが先輩と顧問

その人たちに認められるのがすなわち自分の「才能」ゆえだという思いは、市が募集しているジュニア文学賞を取るに至ってピークに達した。

そして、三年生に進級して先輩がいなくなる頃、自分は先々文芸社会的に認められるのが当然の人間だという意識しかなかった。

ネタを探したり、物語を書くために読んだ本のせいで色々と得た雑学のお陰であちこちで博識キャラ認識されたことに気をよくし、哲学書に手を出してみたり、感想校正を求める後輩に偉そうに指摘して批評していたあの頃の思いあがった黒歴史は、今でも時間を遡って殴りつけてやりたいと思えるほど酷い。

そして同時に、オタク趣味も変わらず持っていたため、あとはよくあるワナビ街道まっしぐら

ラノベ世界を知り、自分なら簡単にこの作者たちを追い抜ける、もっと素晴らしいものを書ける、と当然のように思っていた。

小学校からやっていた自分は一日の長どころではないものを持っているのだから、市の文学賞を取ったくらいなのだから、と。

設定を細かく決め、物語を練りに練った自称大作を、高二の頃に自信満々で応募。

「大賞受賞作」の帯とともに書店に並ぶ光景と、「高校生作家」の響きを頭に思い描いていたところに届いたのは、落選の知らせだった。

ふむ、何が拙かったのだろう、ライトノベル自分の書くものはそぐわないのだろうか、もっと大衆向けを意識しなければならないのだろうか、ファンタジー王道のあの作品やSFのあの作品は、などと思いながら二つ目を書いて応募し、また落選

ならばと一般文芸公募に応募し、落選

受験をはさんで数年それを繰り返してことごとく撃沈し、完全に自信を失った。

それでも諦めきれなかったが、どうしようもなく煮詰まっていた僕が次に逃避したのはネットに投稿される二次創作小説だった。

その頃はまっていたアニメ二次創作を書いて投稿すると、知らない人から感想メールが来て、そこに並ぶ褒め言葉に感動。

書くたびに感想メールがくる。

次第にその数が増え、アクセスも増え、いつしか小学校の頃の自分に戻ったように感じていた。

僕が書くものを楽しみに待っている皆がいる。

僕の書くものを褒めてくれる、認めてくれる。

さらに、そのジャンルから本職の作家になった人もいるということが希望と自信になっていった。

まさかの縁で、本職作家さん(ラノベではない)とも知り合えたとき、もはや自分の中ではそのジャンル内での本職デビュー最有力候補の気になっていた。

やはり僕には人に認められるだけの才能があり、その縁で更に素晴らしい才能を持つ人とも知り合う事ができたとまた増長していた。

その頃、二次創作作者の中で中堅キャリアの良作作家という評価を得ていたことから、そろそろ頃合いだと思い、「僕がその実力を認める作家仲間」に声をかけて、また新人賞に応募。

そして見飽きた選評。

受賞した人の出版された作品を読んでみると、自分の応募作がそれらに比べてそこまで劣っているとは思わないし、自分のほうが上だと思うものも珍しくない。

何故落選なのか分からなかった。

知人の本職の先生にも度々話を聞かせてもらって参考にし、応募した仲間うちでも互いに批評推敲を重ねたのに何故なのか。

それで何かがふっと切れた。

今年はどこにも応募していないし、そのつもりもない。

ワナビ熱が冷めてしまったということだろう。

今でも書くことは好きだ。

でも、素人文芸の枠でいきがってるのがせいぜいということなのだと思う。


「僕が認めた二次創作作家仲間」ではない人が、件の先生に声をかけられているらしいという噂を耳にした。

僕と同じように「中堅キャリアの良作作家」と言われていたその人は作家志望ではないはずだった。

そのアニメ好きが高じて趣味二次創作文芸をしているだけで、創作を始めてまだ数年、オリジナルを書いた経験がなく、二次創作の発表作品数も僕より少ないというのは聞いている。

読書もあまりすることがないらしいのに何故なのか全く分からない。

マンツーマンで数時間色々な話をされ、数年中にデビューしろと言われたらしい。

僕はお願いして時間を取ってもらい、軽く話を聞かせてもらっただけである上、そんなことは言われもしなかった。

「才能の差でしょ」と妹に言われたけれど、多分そうなんだろう。

度々思い上がり、叩きのめされ、浮上してまた思い上がり、を繰り返しているだけだった自分には、「天性の才能」なんてただの夢物語だった。

それが本当に誰しもが夢見るだけのものだったならよかったのに。

「才能」という言葉、それが表すもの、僕も欲しかった。

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