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はてなキーワード: 君たちはどう生きるかとは

2024-01-02

君たちはどう生きるか海外で高評価されたら手のひら返すのかねえ…

海外権威ある賞とか受賞したら、封切り直後に酷評してた奴らの心の中がどんなふうに変化していくのパワポグラフィカルにプレゼンして欲しい。

2024-01-01

anond:20231231174156

映画】「2023年映画興行収入ランキング」が発表されるも、ジャップの異常さが如実に現れる結果になってしまう… [562983582]

http://greta.5ch.net/test/read.cgi/poverty/1704003133/

1 名前安倍晋三 ◆SOUkaSpfTo (ワッチョイW 626b-8X0t):2023/12/31(日) 15:12:13.14 ID:Qtxanoh40 ?2BP(1000)

sssp://img.5ch.net/ico/telehoman_3.gif

2023年興収1位は『THE FIRST SLAM DUNKアニメ作品トップ3を占める【邦画興収年間ベストテン

https://news.yahoo.co.jp/articles/893267078cb5311709fd5d64a99a66af0f34fd4f

55 名前安倍晋三🏺 ◆SOUkaSpfTo (ワッチョイW 626b-8X0t):2023/12/31(日) 15:14:20.34 ID:Qtxanoh40 ?2BP(1000)

sssp://img.5ch.net/ico/telehoman_3.gif

洋邦ともに1位がアニメ😨

さら邦画アニメが1位から3位までを独占してしまう…

65 名前安倍晋三🏺 ◆SOUkaSpfTo (ワッチョイW 626b-8X0t):2023/12/31(日) 15:15:56.96 ID:Qtxanoh40 ?2BP(1000)

sssp://img.5ch.net/ico/telehoman_3.gif

アメリカの年間ぶっちぎり1位はなんとポリコレ映画の『バービー』😲

アメリカ人、リテラシー高すぎないか

185 名前安倍晋三🏺 ◆SOUkaSpfTo (ワッチョイW 626b-QK8A):2023/12/31(日) 15:39:15.86 ID:Qtxanoh40

>>156

全体的に国民が幼稚化してるのは間違いないわ

昔「アニメ漫画なんかしょんべんくさいガキの見るもんだ!」かなんか言ってたおっさんが今やスラダンコナン映画うつつを抜かしとる始末

こんなに情けないことはないよ

48 名前安倍晋三🏺 ◆SOUkaSpfTo (ワッチョイW 626b-8X0t):2023/12/31(日) 15:12:56.52 ID:Qtxanoh40 ?2BP(1000)

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2023年邦画作品興収 上位10本】(最終興収数字は一部推定

1:『THE FIRST SLAM DUNK』157億4,000万円

2:『名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねサブマリン)』138億3,000万円

3:『君たちはどう生きるか86億6,000万円(1210日時点では86億1,000万円)

4:『キングダム 運命の炎』56億円

5:『ミステリと言う勿れ』47億6,000万円(1210日時点では47億4,000万円)

6:『ゴジラ-1.0』46億4,000万円(1210日時点では41億5,000万円で9位)

7:『劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~』45億3,000万円(1210日時点では6位)

8:『映画ドラえもん のび太と空の理想郷ユートピア)』 43億4,000万円(1210日時点では7位)

9:『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』41億6,000万円(1210日時点では8位)

10:『劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD』28億9,000万円

51 名前安倍晋三🏺 ◆SOUkaSpfTo (ワッチョイW 626b-8X0t):2023/12/31(日) 15:13:32.90 ID:Qtxanoh40 ?2BP(1000)

sssp://img.5ch.net/ico/telehoman_3.gif

2023年洋画作品興収 上位10作品】(最終興収数字は一部推定

1:『ザ・スーパーマリオブラザーズムービー』140億2,000万円

2:『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』54億3,000万円

3 :『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』43億1,000万円

4 :『ワイルド・スピードファイヤーブースト』38億2,000万円

5 :『リトル・マーメイド』34億円

6 :『マイ・エレメント』26億9,000万円

7 :『インディ・ジョーンズ運命ダイヤル』26億円

8 :『BTS: Yet To Come in Cinemas』25億3,000万円

9 :『ホーンテッドマンション』21億7,000万円

10:『MEG ザ・モンスターズ2』14億6,000万


https://megalodon.jp/2024-0101-1815-47/https://anond.hatelabo.jp:443/20231231174156

2023-12-31

anond:20230702152105

2023年下半期】観た映画

ニモーナ

名探偵コナン 紺青の拳

名探偵コナン ゼロの執行人

ロケットマン

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE

ヴァチカンエクソシスト

・マイ・エレメント

クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 とべとべ手巻き寿司

バービー

君たちはどう生きるか

ハート・オブ・ストーン

・SAND LAND

モンキーキング

・(実写)ONEPIECE

・僕と幽霊家族になった件

ボス・ベイビー

シュレック

グランツーリスモ

クライムズ・オブ・ザ・フューチャー

ジョン・ウィックコンセクエンス

コンフィデンシャル:国際共助捜査

フェイブルマン

SMILE

・(途中まで)ヤングシェルドン

ドラゴンボール超 スーパーヒーロー

・(ドラマ)さぼリーマン甘太朗

アッシャー家の崩壊

・MONDAYS/このタイムループ上司に気づかせないと終わらない

・(Netflixアニメ)Blue Eye Samurai

・首

鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎

・ザ・キラー

ヴィーガンズ・ハム

・終わらない週末


下半期はあんまり映画みてないわと

思ってたけどそうでもなかった

1年で65本作品みた

2023年て1番面白かったのスラムダンク

次にBLUE GIANT

どっちも新しい映像表現って感じで

それがテーマにバチッとハマってて目茶苦茶

カッコよ面白かったし「自分が何を求めて映画見てるのか」がわかりやす

しんちゃんも扱ったテーマ文字通り「こんなしんちゃんたことない」で「その心意気や良し!!」ってなった 

2023年観た映画

公開年・鑑賞方法わずとりあえず記録しはじめた。

今年観たのは以下のとおり。いちおう感想っぽいものも書き留めているけど、大した感想も浮かんでこないやつも多い。

雑な感想しか書いていなくてあれだけどとりあえず。

1/1『メイン・テーマ

森田芳光監督

知っている風景ちょっと映っていた。時代を感じるけどそれがいい。

1/2 『ちょっと思い出しただけ』

松居大悟監督

良かった。

1/8 『アルファヴィル

ジャン・リュックゴダール作品、初。

なんども寝落ちしてそのたびに巻き戻しながら観た。でも面白かったと思う。

ウルトラセブンの「第四惑星悪夢」のネタ元になっているのもよくわかった。たまに観返したい。

1/8 『RRR』

かに面白かったけど3時間は長い。

1/21 『ゾッキ

蒲郡舞台映画

2/4 『卓球温泉

結構良かった。

98年の映画なせいか、あまりノスタルジック雰囲気を感じなかった。

2/11ブラックパンサー / ワカンダ・フォーエバー』

まらなかった。

チャドウィック・ボーズマンの抜けた穴が大きすぎる。

2/12 『暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE 新・初恋ヒーロー

30分なのでいつものドンブラって感じ。というより、いつもよりつまらない。

2/17 『彼のオートバイ彼女の島』

大林宣彦監督作品80年代臭のするコテコテ大林映画だった。

2/25 『天国にいちばん近い島

大林宣彦監督作品。まだ10代と思われる主人公口説き出す峰岸徹が辛かった。

終盤ずっと無口だった原田知世20歳くらい上の人に恋愛説教をしだすのも辛かった。

3/17 『シン・仮面ライダー

金曜18時の最速上映で観てきた。

シン・シリーズのなかで一番いい出来じゃないかと思った。けど、感想を見てみると賛否両論みたい。

4/1 『続・男はつらいよ

1作目より面白かった。くすっとくるシーンが多かった気がするし、寅次郎イラッとする箇所もあまりなかった。

4/2『マイ・ブロークン・マリコ


4/9『未来の想い出 Last Christmas

森田芳光監督作品

90年代香りのする映画だった。まぁそれを堪能したくて観たのだけども。

4/16『ブレット・トレイン

伊坂幸太郎原作らしい。

良かった。また観てもいいかな。

4/16 『グリッドマンユニバース

https://ssss-movie.net/

超超良かった!

5/1 『シュシュシュの娘』

期待しすぎた気がする。

5/20 『その日、カレーができるまで』

画面が暗いのとセリフ聞き取りづらすぎた。

カレーは美味しそうだった。

5/20 『NOPE』

一回目は前半寝落ちしたのでよく分からなかった。

解説読んで再度みたらなんだかんだ面白かった気がする。

5/24ケイコ、目を澄ませて』

静かで良い映画だった。

5/28 『MONDAYS / このタイムループ上司に気づかせないと終わらない』

Prime Videoで視聴。

途中までは面白かったけど漫画描き始めたあたりからまらなくなった。

6/15 『ちひろさん』

Netflixで視聴。

今泉力哉監督だけどいまいち面白そうじゃないなと直感しつつ観た。けどやっぱりあまりおもしろくなかった。

『窓辺にて』が早く観たい。

6/16 『男はつらいよ フーテンの寅』

面白かった。

7/16 『きさらぎ駅

途中まで見ていた続きを。

あんまりホラーではなかった。CGがしょぼい。

7/17かがみの孤城

なんか泣けてしまった。

想像以上に話が重かったけどいい作品なのではと。

7/18 『君たちはどう生きるか

TOHOシネマズにて鑑賞。

前半なかなり眠かったけど良かった気がする。

8/13 『ミッションインポッシブル: フォールアウト』

デッドレコニングの予習としてPrimeVideoで観た。

思った以上に楽しめた。

8/14 『アナザーラウンド』

マッツ・ミケルセンだけで画が保っていた。

けっこう良かった。

9/18 『バーバー吉野

プライムビデオで鑑賞。

もたいまさこが主演でノリが似ていたのであれ?と思ったら「めがね」かもめ食堂」と同じ監督だった。納得。

パーマネント野ばら」とごっちゃになる。

9/22 『ベイビーわるきゅーれ』

Netflixでなんとなく観始めたけどめちゃくちゃおしろかった。

2021年公開らしいけど、2021年イチかなと思う。最後の格闘シーンがすごすぎて、あそこまで飽きずに観れたのは久々。

9/23 『ある用務員』

ベイビーわるきゅーれに続いて、同じ監督作品

ベイビーわるきゅーれの2人が似たような役で出ている。アサシン集合シーンが最高すぎた。

テンポ感が「鮫肌男と事桃尻女」を想起させた。

10/7「暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー」

それぞれのパートは良かったけど最後パートは対して面白くなかった。お互いのいいところを殺しているというか、

それぞれで面白ものを混ぜても別に面白くはならないんだなと思った。

10/21 『エヴリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

Netflixで視聴。シリアスさとくだらない下ネタバランスが適度で面白かった。

マルチバースまたいだ親子三世代の和解話でもある。ただ2時間オーバーと長いので一回で十分かな。

11/3 『ゴジラ -1.0』

TOHOシネマズで鑑賞。

まぁまぁ良かった。ゴジラの登場シーンは良い。ストーリーパートはなんかゴジラあんまり関係のない話していて乗り切れなかった。

11/12 『半世界

プライムビデオで鑑賞。

良かった。 主人公たち3人が39歳設定はちょっときついなと思った(自分と同い年だ)

稲垣吾郎田舎の旧体質めいた父親役だったけどやはり無理があった。

12/2 『すずめの戸締まり

プライムビデオで鑑賞。

なんかよくわからなかったけど良かった気がする。

12/9 『イコライザー2』

Netflixで視聴。結構面白かった。

12/23チケット・トゥ・パラダイス

プライムビデオで視聴。

ジョージ・クルーニージュリア・ロバーツということで、どことなオーシャンズ11ぽい鑑賞体験を期待して観た。

実際カラッと終わってよかったけど、最後最後そうするかぁ?!と思った。

12/31 『ザ・スーパーマリオブラザーズムービー

まぁまぁ面白かった。

12/31 『新・男はつらいよ

Netflixで視聴。

2023年映画興収ランキングが発表されるも、ジャップの異常さが如実に現れる結果になってしまう…

洋邦ともに1位がアニメ😨

さら邦画アニメが1位から3位までを独占してしまう…

アメリカの年間ぶっちぎり1位はなんとポリコレ映画の『バービー』😲

アメリカ人、リテラシー高すぎないか

昔「アニメ漫画なんかしょんべんくさいガキの見るもんだ!」かなんか言ってたおっさんが今やスラダンコナン映画うつつを抜かしとる始末

こんなに情けないことはないよ


2023年邦画作品興収 上位10本】(最終興収数字は一部推定

1:『THE FIRST SLAM DUNK』157億4,000万円

2:『名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねサブマリン)』138億3,000万円

3:『君たちはどう生きるか86億6,000万円(12月10日時点では86億1,000万円)

4:『キングダム 運命の炎』56億円

5:『ミステリと言う勿れ』47億6,000万円(12月10日時点では47億4,000万円)

6:『ゴジラ-1.0』46億4,000万円(12月10日時点では41億5,000万円で9位)

7:『劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~』45億3,000万円(12月10日時点では6位)

8:『映画ドラえもん のび太と空の理想郷ユートピア)』 43億4,000万円(12月10日時点では7位)

9:『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』41億6,000万円(12月10日時点では8位)

10:『劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD』28億9,000万円


2023年洋画作品興収 上位10作品】(最終興収数字は一部推定

1:『ザ・スーパーマリオブラザーズムービー』140億2,000万円

2:『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』54億3,000万円

3 :『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』43億1,000万円

4 :『ワイルド・スピードファイヤーブースト』38億2,000万円

5 :『リトル・マーメイド』34億円

6 :『マイ・エレメント』26億9,000万円

7 :『インディ・ジョーンズ運命ダイヤル』26億円

8 :『BTS: Yet To Come in Cinemas』25億3,000万円

9 :『ホーンテッドマンション』21億7,000万円

10:『MEG ザ・モンスターズ2』14億6,000万

死ぬ理由はない。でも生きる理由もとくにない。

_ 

前置きというか予防線として、私は増田達にはあまり好かれないタイプで、嘆き風自慢話にしか聞こえない可能性は、十分に理解した上で書いている。

ただ、「死にたい!」という理由はなくても、だからといって別に、「生きねば!」という強い理由もないからなぁ~。だったら死んじゃおっかな~。

案外、このくらいの感じで自死を考えちゃう、そんなしょうもないおっさんが実は結構な数いるんじゃないかと、そんな思いで書いてみる。(もし似た人がいたら、少し安心できる気もする)

でもたぶんどうせ、死なない。死ぬ理由もとくにないからな。ふはは。



__

33歳の年も、残すところ10時間を切った。

18でも20でも30でもないのでなんの節目でもない年齢だが、

35歳(私の中での明確なおじさんの基準)が目前に迫った34歳を迎えるな~、とか、知らないうちに無理やり自分の中で理由をつけていたのか、

この1ヶ月はやたらと人生を振り返ることが多かった気がする。

結果として、これからおじさんとしての人生が50年くらい続くことに対して、希望が持ちづらいと思う日が増えた。



___

本当に、なにひとつ不自由のない人生を歩んできた。


東京まれ

富豪とまでは言わないまでも、それなりに裕福な家庭で育った。

物心ついた頃から頭が良い子だと言われ続け、足もそれなりに速く、小学校ではごく自然な形で学芸会演劇の主役をしていたし、生徒会会長も務めた。


私立中学の受験にも成功した。塾時代の成績はいつも全国模試上位だったから、失敗することなんて考えもしなかった。

部活学園祭実行委員最前線で楽しみ、彼女も当然のようにいた。童貞は、附属高に上がる16歳頃には卒業していた。

卒業アルバムを開けば、嫌な記憶ひとつもない輝かしい中高時代が思い出せる。


学校名は伏せるが、所謂最上位の大学に進学した。最早、まわりも当然だといった様子だった。

バイトサークルゼミ活動大学生のお手本のような生活を送っていた。

講義サボりすぎて1年留年したりもしたが、大手広告代理店にすんなりと内定した。


代理店で、新卒女子自殺をした頃、広告業界の忙しさが嫌になり転職経験したが、

次の会社でも大きな挫折経験することなく、同期の中では出世の早い方だったし、全社表彰されたことも何度かあった。


ある程度の給与をもらえていたので、都内繁華街近くの1LDKで20代の独身生活を存分に謳歌した。

その時々の彼女を連れては、グルメインフルエンサーが紹介したがるような、洒落バルやら、ネオ酒場やら、

ミシュランの星がつくような店にも、何か記念日などのイベントがあれば、それほど無理をせず行くことができていた。

フレンチイタリアン中華も、職人から手渡しされるような寿司屋も、数えきれないほど行った。「kint〇nとかガキが喜ぶ焼き肉屋だろ」とかイキったりもした。

連休があれば近場の温泉にふらっと出かけた。海外旅行はあまり好きではなかったが、女にねだられれば年に1~2回は連れて行った。


嫌味のような半生を書き連ねてあらためて、本当に、なにひとつ不自由のない人生を歩んできた。と思う。

衣食住はもちろん、三大欲求をそれなりに高いレベルで満たし続けてきた。



____

少しだけ挫折を感じたのが、結婚離婚だった。

30歳で結婚をして、1年も待たずに離婚してしまった。

理由をあげだせばキリがないのだが、一番は子作りについての考えの相違で、要するに私は子供が欲しくなかった。

入籍当初には同意してくれていた元嫁は、すぐに「やっぱりわたし子供が欲しい」と言い始め、口喧嘩が増え、離婚した。

別に島耕作時代でもないので、離婚出世に響くとかは考えたことがなかったが、自分でも意外なほどに離婚はしたくないと粘ってみたりもした。

でも、自分の子供が欲しくないという気持ちがどうにも変化する気がしなかったので、結局、離婚した。

(子供が欲しくない詳細理由割愛するが、ざっくりいうと、絶望と閉塞感のあるこれから日本に、子を産み落とすことは無責任なように感じる、みたいな理由が主)


俗にいう若手エリートモデルケースからズレたような気持ちになって、急に仕事に対する熱意がなくなってしまい、

半年後には会社退職して、個人事業主になっていた。


でも少し経ったらそれもなんだかんだ事業軌道に乗り、リッチとは言えないまでも、今はまた不自由ない独身暮らしを送っている。


お金は、めちゃくちゃな贅沢は出来ないまでも困ってはいないし、莫大な資産を築きたいという野望がなくなった。

思えば、別にエリートを目指して生きていたわけでもないので、また大企業に勤めたいという思いはないし、日本を動かしたいという思いもなく、ステータスへの渇望感は消えた。

夜のお店にたまに顔を出してはお店の女の子と仲良くなったりもするので、セックスもとくに困っていない(今は、かもしれんが)。

10年後くらいにいよいよ老後の孤独を考えたりする頃には、多少気持ちも変わっているかもしれないが、再婚もあまり考えていない。

から、真面目な出会いは求めていない。もちろん、子供は今も欲しくない。

若いからずいぶんと分不相応美食家を気取っていたが、ある程度の金額で満足できる程度のバカ舌だったのか、赤提灯で十二分な満足が出来てしまうことを知り、必要以上の金をかけて食事をすることに喜びは感じなくなった。



_____

となると、だ。

残すところ短く見積もっても30年、長ければ60年近くの人生漠然と待ち構えているわけだが、

そこに対して全く、何かを成し遂げたいという欲が起きないんだ。

金を稼いで、良い家/車/服揃えて、良い女を抱きたいとも思わなければ、

将来のこの国のために子孫を残す気もないし、だったらと血が繋がっていない若者を導くような使命感もない。


君たちはどう生きるか、というより、もっと前の段階のところで躓いているわけで、

やべ、とくに生きる理由ってなくね?

老化は避けようもないし着実におじさんになっていくわけで、あれ、人生今より楽しくなることってなくね?って考えるようになった。

生きる理由より、むしろ死んでもええかって理由の方が、よっぽど簡単に見つかることに気づいてしまったわけだわな。


結局のところ、人類なんてものは大いなる生命螺旋を繋ぐための歯車しかなく、

子供が欲しくない奴なんていうのは、歯車としては欠陥品ってことなのかもしれん。


冒頭にも書いたけど、どうせ死にはしないと思うんだ。

生きてればそれなりに、本当にそれなりに程度でも、楽しいこともまだあると思うんだよ。

でも、楽しさも幸福も、これまで以上は超えてくる気がしないという謎のおぼろげな展望が、日を追うごとに輪郭がはっきりしてきていて、

その現実からどうしようもなく逃げ出したい。逃げる?あれ、死んだらいいわ?そゆこと?


みたいなことを思ってしまう。そんな大晦日だね。

2023-12-30

anond:20231230165643

俺はこういう憶測自分がしてしまとき

自戒の念を込めて

「大叔父高畑勲だったと予想したやつは一人もいない」

という教訓を思い出すようにしている。

一応念のために説明すると、

これは宮崎駿の最新作

君たちはどう生きるか

なかに出てくる『大叔父』という登場人物の話だ。

君たちはどう生きるか」という映画宮崎駿自伝的要素がある作品で、

この映画を見ると

この登場人物は誰をモデルにしてるのか?

このエピソードは何を意味しているのか?

を考えてしまうつくりになっている。

ゆえに映画を見た人たちが様々に予想して色々な角度から感想を書いた。

しかし、その中で「大叔父」が高畑勲モデルとしたものだ、と予想した人は一人もいなかった。

この事実意味するのは、

人が誰かの創作物を見たり読んだりしたときに感じ取る

「正解」のようなものほとんどの場合に正しくはないということだ。

ただ、それでも制作者が込めた「思い」のようなものは観客には伝わる。

から映画の終盤「大叔父」と主人公たちとの別れの場面で

観客は宮崎高畑を失った喪失の悲しみを受け取ることになり、

感受性の強いものはそのとき涙を流すことになる。

やや、蛇足が過ぎたが要するにちょっと文章を読んで理屈で考えた予想というのはは大抵の場合間違っているということだ。

2023-12-25

今年を振り返ろうとしたけど、振り返れるほど今年を覚えてなかった

マジでビビる

マジで思い出せない。

てゆーかね、今年に産まれコンテンツで俺がキチンと関わったと言えるのが映画ぐらい。

ジブリ君たちはどう生きるか

ゴジラの-1.0

これだけ。

マジでこれ以外は全然関わっとらん。

フリーレン一気読みは面白かったけど、ぶっちゃけ面白かった部分って去年連載されていた所なんだよね。

アニメは見てない。

まりリアルタイム制が足りない。

Steamでいくつかゲーム遊びました。

でもセールで半額を待っていたので全部3年以上前です。

ゴーストワイヤートーキョーが配られたので遊びました。

これ結構最近だけど2022年です。

はいマジで全然今年のコンテンツじゃない。

流行りの食べ物は食してません。

ニュースについてやいのやいの言うのは下品なので距離を置きました。

生成AIはやろうかなと思ったけどプログラミングっぽいことが苦手だしお金もかかるらしいのでやってません。

無料分で10回ぐらい絵を書いて5回音楽を作らせて終わりなので思い出と言えるほどのものじゃないです。

はい俺の2023年これで終わり。

マジで終わり。

リアルタイムでやったことはジブリゴジラたことぐらい。

なにこの1年?

虚無なんだけど。

こういうのが怖くて皆子供を作ったりソシャゲに張り付いたりしてるのかな。

2023-12-24

君たちはどう生きるか

NHKドキュメンタリーで興味をもって、遅ればせながら映画を見てきた。

例の番組では高畑勲との関係クローズアップされていたけれど、この作品テーマ少年の成長じゃないか。(千と千尋の神隠しと違って、一晩で見る夢のような内容なので、成長というより、自分気持ちに折り合いをつけると言った方が近いかもしれない。)

作品クライマックスを作るために、高畑勲モデルにして、結果的高畑勲を乗り越えたという見方はあるかもしれない。でもそれがメインテーマかというと、ちょっと違うような。

NHKディレクターの関わり方(書生)からすると、スタジオジブリ確認なく放送されたとは思えないし、むしろジブリ(=鈴木敏夫)の意向が色濃く出ているのではないか。他のインタビューでも、鈴木敏夫はサギ男は自分、大叔父高畑勲だと言っているし。

そう見せたい、そこに注目してほしいという理由があるのかもしれない。そのほうが注目されやすいからなのか、それとも、メインテーマがあまりにもパーソナルなものからなのか。

敢えて視点をずらしたのか鈴木敏夫意向ということなら、サギ男らしいと思った。

いずれにしても、素晴らしい作品だった。番組宮崎駿が「頭のフタを開ける」と言っていたが、本当に誰かの頭の中を見ているような、或いは誰かの夢を一緒に見ているような気持ちだった。

あれを映像に具現化するって、すごいと思った。

2023-12-18

宮崎駿の「君たちはどう生きるか」は、理性的論理的物語構造を半分捨てる代わりに、より直感的・本能的な表現、心の奥から本能へ繋がり、人の根源的な何かに接続しようという点で、村上春樹作品やその作り方との共通点を感じる。

から論理的作品批評は半分役に立たず、本能的に自分が受け取ったものが何なのかを知るための、自分との対話必要になる。

たぶん。

2023-12-13

今年を振り返ろうとしてるんだが全然思い出せない

まず最初に思い出したのが『ぼっち・ざ・ろっく』

でもこれは去年のアニメ

恒星。は行ってないしそこで追加された楽曲全然ハマらなかった

ラジオも年開けたぐらいから聞かなくなった

いきなり去年のことを思い出している

次に思い出したのがウクライナ戦争とイスラエル戦争だ。

戦争が2つ同時に進行しているのは今どき結構珍しい。

イラク戦争みたいに悪のゲリラ相手にチマチマした戦争が長引いている感じでもなく結構本格的だ。

その中でも『プリゴジンの乱』はピークの一つと言えるだろう。

簒奪暗殺成功して大量の核兵器保有した人類史上最強のPMC誕生、というかそれがそのまま超巨大な領土保有するという展開もあったわけだ。

ちょっと横の並行世界に物凄いものあるかなり凄い事件だ。

20年ぐらいして状況が落ち着いたらこ世界線舞台にした映画とかも作られそうね。

暗い話が来たから娯楽関連に戻るが、今年は「ゴジラ-1.0」と「君たちはどう生きるか」というクソデカ邦画が出たのが大きいと思う。

日本神話モチーフにしつつジブリ歴史をなぞった君生きは死にかけのジジイの強烈な自己顕示欲と陶酔が詰まっていて非常に歯ごたえがあった。

ゴジラ史を完全に改竄してその中でやたらと小綺麗な倫理観でもって戦後日本を描いたゴジマイも造り手の妙ちくりんな思想が詰まっていて中々に作家性が高かったと言えよう。

やはりな、今の時代量産型では駄目だな。

作家カラーが強くないとな。

そうじゃないと賛否両論にならずにネットでバズらんからな。

ネットのバズだと何が一番デカかったんだろう。

正直ネット限定だとあんま強いのはなかったな。

セクハラ問題があちこちで噴出しまくってうちの会社でも「ハラスメントは駄目らしいぞ。特にセクハラ駄目っぽいな」みたいなことをセクハラしてそうな爺さん達が盛り上がっていて時代の変化を感じたな。

技術進歩だとAIが大きいか

でもAI進歩はしてるんだが、結局実用には程遠いなって感じで、一番楽しく使えているのはネットブリを量産してる企業アフィリエイターぐらいじゃないか

ツイッターがX(元ツイッター)になりマネタイズ機能のせいでクソリプAI跋扈する地獄SNSになったのも大きな時代の変化だな。

結局それで新しいコミュニティ活性化するでもなく、やはりTwitterは最強だったんだなで終わったのは面白かった。

逆に一周回ってリアルって閉鎖的でいいよなってノリが更に強まった感じはある。

セクハラとかしてもバレにくいし悪いこと痛いことしたい奴にはリアル最高だよなウンウン。

あとなんだろ。

個人的特別刺さったもの

なんかイマイチないんだよな。

今年出たゲームで一番ハマッタのはもちろんあのゲームだよ。

幸運大家様」

いいよな。

デックビルドローグライク欠点であるプレイの長さが軽減されて15分で終わるし、毎ターンスロット回せるから毎ターンギャンブル要素あるし。

脳汁を出すのに最高のゲームだぜ。

エッセンスアイテムダブルバフ出来ればどの絵柄もサイッキョになるポテンシャルがあるから毎回のゲーム体験の変化が大きいんだよな―。

ヴァンサバスレスパと比べて目指すべきルートの手探りっぷりが大きいっていうか、その周回の正解が見えたあとの収束っぷりが強いっていうか。

とりま目指すべきテンプレがあっても、その周回ごとに上ブレしたものを追っかけるほうが圧倒的に強いから勝ってる時ほど戦略が尖るっていうのが脳に気持ちいいぜ。

いやまあでもやっぱ単純に素晴らしいのはプレイヤーに出来るのが選択することだけって所よな。

いいビルドは組めたけど油断してPS下がって負けたみたいな萎えが少ない。

とにかくビルドに集中しろってデザインが一つの完成形だわ。

ビルドローグライクなんて結局はパチンカス脳で運ゲーしてTUEEEEEしたいだけだからさ。

麻雀なんて結局ダブリから跳満上がった奴が勝つクソゲーだけど、それが滅茶苦茶人気なのは運ゲー極まってるからなわけで。

運を味方につけるためのストライクゾーンを広く取れるかどうかだけがPSいいわけ運ゲーなんて。

その辺割り切ってるゲームが遂に出てきてくれて嬉しいぜ。

ソシャゲガチャハクスラドロップに求める「ぶっ壊れキタコレ!もう俺無敵じゃん!」の感覚が詰まってんだわ。

エッセンスアイテム方向性完全に被って速攻でビルド指針決まった周回とか家賃ダブルスコアつけたまま最後まで突っ走ってゲーム完全に壊れちゃうのが楽しすぎるんだよなー

2023-10-27

年収1000万既婚子持ちだけど私は全然弱者男性だと思う

仕事育児が忙しくほとんど自分時間がない。観たい映画ややりたいゲームほとんどできてない。趣味時間もない。

でも君たちはどう生きるかなどネタバレサイトストーリーだけ教えてもらった。

サイバーパンクアニメゲームストーリーは全部ネタバレサイトで知った。

エルデンリングゼルダなどやりたいと思ったゲームは買っただけで開封すらしていない。

話題アニメを全部追いかけることはできないか定年退職後に全部まとめて見ようと思う。

妻は俺に寄生することばかり考えている糞女

ろくに働かずに家事もしないから大変なのは俺ばっかり。

毎日機嫌が悪くて酷いことを言われるけど我が家では俺が全部我慢してる。

子供ネットの子育て話と比較すると大人しい性格だと思う。

人並みに夜寝なかったりイヤイヤ期が来たりおねしょの処理を毎日した時期もあった。

でも子供は誰よりも憎らしく腐った性格馬鹿と思っている。

子供と一緒にポケモンプリキュア特撮を観るのがすごく苦痛

買い物する時は妻の指示通りに買わないと殴られるからはいらないのに無駄に高いものばかり買っている。

着たい服は文句を言われるから買えないし自分へのご褒美なんか当然無理。

身体は日々老いてきていて、おちこんだりもするけど私は苦しくて死にたいです。

2023-10-25

anond:20231025171510

書く。

作品名 感想

未来少年コナン

[コナン超人すぎる。普通の人にはラナを助けられない。ダイスモンスリーはずるい] ← 古代人の生き残りだから理由があるだろ(全部は見てないけど)足指の動きがおもろい。昭和少年のふとももと足指を鑑賞するアニメ

カリオストロの城

[クラリスピュアすぎる。あんな娘存在しない。ルパンが奇麗すぎる。五右衛門がナンパすぎる] ←アニメファンは気づいていたのに上映館が少なくテレビ金ローで枠とった。999やヤマトなどはタイアップ曲がものすごく浮いていてバカにされてるのにカリシロは歌までしっかりよくて全体のヨーロピアン雰囲気がよい。わざわざヨーロッパ(今より円が安いころ)いかなくても実写や特撮と戦えるところをじっくりみせてもらった。ハイジでためてた高原ヨーロッパの清涼感からするとあれくらいはキレイじゃないとダメだろ。人は添え物。というか地上波モンキーパンチセックスアンドシーフみたいなやつだせるわけねえだろが(原作レイプ1)

風の谷のナウシカ

[死んだのに生き返るなんて原作全然違うじゃん。あと、土鬼どこいった]←原作派のいいぐさじゃん。まあ俺も原作の後半のきれいなジャイアンみたいなやつらをたたきのめす現地民ナウシカ好きだけど。映画は、ほぼクロトワの映画やぞ

天空の城ラピュタ

[パズーホストかってくらいホスト。見張りの時飛行船の上でやってるよあれ]←今のホストってあの程度でいいのか?なら50代男性マジで全員おまえらより男子力たかいわ…おまえら全員誘い受けなんだな…

となりのトトロ

[声優トトロの息臭そう]←25年たってもスキャンダルおこさな声優っていいよね(鈴木なんとかとか櫻井なんとかとかだったら今頃大変なことに)トトロおまえら世代でいうピカチュウちょっとおぼえて書いてやるとめちゃ絵が上手い人っていわれる

魔女の宅急便

[ニシンパイは実際見るとグロいよねぇ。あと、パンツ]←宮崎駿パンツ罪を直視したければパンダコパンダを見ろ。あいつはロリ。あとこの辺から堂々と原作レイプしはじめるの巨匠とはいえどうかとおもう。

紅の豚

[なんで豚になるんだよ] ←書いてる宮崎自画像1。鳥山明とおなじで一生フィギュアジオラマつくっていたかった性癖がでてて割と好きだが。それより、併映が問題覚せい剤スキャンダルをおこしたチャゲアスのOnYourMarkが封印されてるの解せぬ。オタクだの表自戦を名乗って「作品評価と作者の行状は切り離せ」いうならまっさきにこいつを騒ぐはずなんだが?性犯罪ばっかりなのおかしいよな。

もののけ姫

[タタラ場で働く女たちの服装が乱れているのが気になって集中できない]←若者リビドーがあれで騒ぐならおまえら日活ロマンポルノみたら爆発しちゃうんじゃねえの。緊縛そば打ちでも見てろ。26年前の映画がいまだに歴代興行収入7位にいる。ちなこれつくったとき宮崎57。女性から異議なし。ジャージでもどうでもいいんだよ。働く女性表現トロフィーワイフ化されてない女性表現として宮崎にしてはとても正しいほうだ。

千と千尋の神隠し

[カオナシって結局何だったん] ←ネットで強いくせに人前では「ア」しかいえなくなるおまえらのものだよ

ハウルの動く城

[動く城のハウルでよかったんじゃない?タイトル] ←もはやそこしかケチがつけられんのか… まあ観客全員ハウルが抱くから(開始3分で)あとは多少カエル化しても宮崎大泉洋経験豊富なばあさんズがなんとかしてくれます

多少原作レイプみがあって重病女性をおこらせたがゲドではもっと盛大に怒らせている 

崖の上のポニョ

[狂気] ←ほぼ新海誠やろがい

===

ハイジ赤毛のアン 

原作をいい方向にレイプ。というかわりと文章通りなんだがデコの可愛さは民衆にはまだ早かったんや

名探偵シャーロックホームズ(犬)

キャラデザ声優と二人乗りの自動車が最高。原作は馬車だから原作レイプだけど。唯一ブロマンス深読みができる宮崎作品だが完全ヘテロ夫人に全員メロメロいっちゃうのでワトスンヒロインにしてあげてほしかったんよ(cv内海賢二だけど)…。(完全ヘテロメロメロ、ではないドリカム編成という意味オンユアマークはよいぞ)

猫の恩返し

 (ここから追記バロンと豚猫の階級差がすごいんだけど実は豚猫のほうがかっこいいというこれも宮崎自己投影がここちよい(そう、俺たちは怠け者が実は好きだ。あれっオレなんかやっちゃいました?の元祖だろあの豚猫)。元増田原作未読だけどもはや東京西部田園都市線あたりに生息していたラクロス女子を伝える文化遺産として永久保存したほうがいい。バロンはのちのハウルというかわりと連荘ででてきて急にどうしたとおもった

耳を澄ませば 

追記ここまで)原作レイプだけど黒歴史共感性羞恥をおぼえる腐女子多数。聖司の解釈がブレすぎて最近実写がでてしま

おもひでぽろぽろ 

昔でいうモーションキャプチャースターシステムにちかい男性アイドルが実はヘテロではないお方だったような気がしてヘテロ役として固定されてしまうのが今みるとちょっと気の毒(龍が如くジャニー報道でそういう気の毒がまじるんだけど)追記 ギバちゃんが界隈に人気だったのは人気だっただけらしいや、よかったな…

かぐや姫の物語 

顎でパワセクハラのいやらしさをいっぱつ表現。さすがやで。最後飛びまわるのはちゃん性交比喩してます。たのしいね

火垂るの墓 

鴨を鬱にしちゃった。原作が息継ぎないけどこれはいい原作レイプだったとおもう(だって下痢たれてやせほそって死ぬ子供なんか地上波で放映できないじゃん)ちなみに原作者を妹のミルクを盗みのみしたことを一生悔いていた。それを宇野挿絵かかせて夢野久作がごときまがまがしさですごいかおまえら骨餓身峠でも読んでろ

平成狸合戦ぽんぽこ+おじゃまんが山田君 

鈴木色強め

ゲド 

跡継ぎィ… 一番原作レイプがひどかったのはこれ。原作ファン俺も怒ったし原作者が怒るのもやむなし(主人公ホワイトウォッシュしちゃってる)。

原作は2巻が至高。名前が大きな意味もつ世界名前をうばわれ意味のない神々に仕える巫女。その庭に遠くから使命を帯びて忍びこんだ黒人おっさんを閉じ込めて飼ってるうちに実在をうたがっていた神の怒りが黒人の上に具現化、なんと巫女をつれて脱出し、…てのを日本人の秘島あたりに翻案したほうがずっとおもしろかったんじゃなかろうか。まあもう二度と許可がおりない(原作者死亡)ので新海が別の方面から達成しちゃったので満足するしかないわな。

映画化は3巻の王子とのブロマンス的なやつなんだけどあの心理描写はなかなか映像化できんとおもう。あと1巻師匠との修行のくだりはぶかれてるのも世界説明がなくて意味わからんだろ。

のちに巫女とゲドは原作で結ばれるんだが、それも非常にいい話でポテンシャルがあった。

なんで息子にやらせたんだよ…。

 

海がきこえる 

宮崎少女漫画ときつくらすな感。京兄か新海がやれ(のちの京アニスタッフだったらまことにすまねえというか近藤さんか…)

風立ちぬ 

自画像2。日本には地震とか地震とかあったけどずっとスタジオ入りして毎日絵をかいてた宮崎であった。

君たちはどう生きるか 

原作レイ…、もう名前つかわんでええやろ。おもろいけど。ヒチコックの鳥くらい鳥がこええ。

 

 

本宮崎駿は「ヨーロッパ風景」「多摩風景」に「世界童話全集」「聖母スーパー女性像(ババアからロリ人妻まで幅広く)」と「ダメ男のダメこだわり」をのせてすごいパースと動きでごらんくださいと調理する腕前が世界に誇れる巨匠で、だんだん女性像とかがこなれてきておもろくなるばかりなので次もマジがんばってほしい CGアイフォンはつかえないけど鉛筆と紙で何億稼ぐ男だからゆるしてやれ

おまえらの新海はどうなるんだろうな

庵野人間的成長したけどその分特撮部分が不評だったのでもう人間ドラマあんまりつくらんでええとおもう 庵野青春の日の幻影

===

ちょこちょこついきした。ありがとうツッコミ

テーブルタグは俺にはつかえん

しょうがねえなあはてな気泡ならつかってやんよ

anond:20231024235209

エンタメとしての視座に立つとどうしても決定打として弱いんだけど、単一映画をしっかり作り込んでいて出来はいいんだよね

キャラクター性に重点を置くよりも"追体験"させる構造に重きを置いてるんじゃないかと思ってる

となりのトトロ」とかそれこそ「君たちはどう生きるか」は、子供が親のことを深く知るあるひとまとまり出来事ファンタジーに転写して、子供視点から見る親のまだ見ぬ一面知った瞬間を再現したんだととらえた

かなり初期だけど「パンダコパンダ」の頃から子供主人公の話はほんとに楽しいの作ってくる

一方で「風立ちぬ」とかはガチ趣味が出まくり

2023-10-10

anond:20231010165303

引っかかりが無いと何も残らないんじゃないかな。つまり「どこかで見た要素が多い」とか「初見で完全に理解できて(できたと思えて)何度も見返す必要性が薄い」とか、そういうやつ。

逆に、それこそシン・仮面ライダーとか君たちはどう生きるかとかは、作品評価とは別に「あれは何だったんだ?どういう意図だったんだ?」という引っかかりがあるから、ハマる人は大いにハマる。

2023-10-09

anond:20231008180248

ピカソの例え、アートには文脈必要っていうのはその通りだけど、美術史においてあの時代ピカソがあの絵を書いたからすごい、という話であって、

ピカソがどのように試行錯誤してあの絵を書いたか」という背景ではないから注意だな(それはそれで興味深いが)

庵野秀明場合は、「君たちはどう生きるか」や「ミッションインポッシブル」新作といった邦画洋画が出ている2023年において、

あのシン仮面ライダーが出た、というのが評価重要なわけで

庵野秀明がどう苦悩していたかは、やはり評価にはあまり関係しない背景だろう

2023-10-01

フェイブルマン青春ジュブナイルものとして内容はごく普遍的だけど、おれの大好物エンタメとしてもとても面白かったと思う。大好きな『桐島、〜』の神木隆之介フォーカスを当てきったジェネリック版って感じ。趣味人間として刺さっただけに、他人との関わりとかもうちょっと考えてもいいかなって思った。

・シン・仮面ライダー 良くも悪く仮面ライダー思い入れがないので普通に面白かった。「大人向けライダー」っぽいバイレンスも露悪趣味じゃなくてちゃんと後半にかけての変化のコントラストになってていいなって思った。バディものはいいね

・エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 別の世界線自分を呼び出すのはコミカル描写としても良いし、アクションとしてもメリハリのあるマトリックスみたいで面白かった。観た後はそんくらいの感想他人感想受け売りだけど、税務署ババアと分かり合うのは指がソーセージ荒唐無稽世界くらいにあり得ない事だった、みたいな見方に気付いてからは、ああそういうことか、なんかイイねって思った。

グリッドマン ユニバース 直前にダイゼノンを詰め込みで予習したから、時間が育む思い入れは少なめだったかもしれない。シンエヴァがずっとチラつきつつ、虚構肯定する作品って良いよなって思った。グリッドマンから続くフィクション肯定ダイゼノンから続く過去清算して未来を勝ち取るってテーマについて非常に力強く語りかけてくれた感じがした。

インディ・ジョーンズ運命ダイヤル 印象的なカットあんまりなかった気がする。ここぞという所であのニヒルな笑みを浮かべてバシッとキメるカットを期待していたけれど、特にそういう箇所は無かったか聖杯を諦めて今を選んだインディも今回は若人にブン殴られる番になったけど、でも冒険劇ってこういうのでいいんだよなみたいな所は抑えてた気がする。

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE 続きもんとして割と良い区切りのつき方だったと思う。次も楽しみ。列車の上に乗っかってトンネル突っ込むアクションはやっぱ手に汗握ってイイ。FIAT500のとことか、ちょくちょくフフってなる所もあった。合理的冷徹にと言いつつ最後ヌクモリティで助かるのがいいね。今回宙釣りあったっけ。

バービー 映画を観ながらああだこうだと語ってしまいたくなるのはもう性なのかもしれないけれど、それでも教えたがりにはならんよう気を付けんとなって思った。バービーについてよく知らんけど、アラン立ち位置もっと活かせたんとちゃうんかって思った。アウトサイダー安易聖人化するのもアレなのかもしれないけど。

・戦慄怪奇ワールド コワすぎ!

パラレルとか時間移動とかごっちゃごちゃだし、予習不足で知らんキャラ出てくるし、後半は完全に雰囲気で観てた。異空間をただ走り回る時間体感3割くらいあった気がする。でも怪異の点と点が繋がって秘密に迫り始めて、面白くなり始めた時のコワすぎみたいな感じが凝縮されてて良かった。

君たちはどう生きるか メッセージ的なものを汲み取ろうとすると、抽象的でよく分からんかった。エヴァのせいで「虚構現実の話」みたいな匂いが少しでもすると感度3000倍で反応してしまうから、おれはそういう方面の受け止め方になってしまった。単にエンタメのとしては、「下の世界」が千と千尋みたいというか、夢(寝てる時見る方のやつ)の世界みたいで面白かった。

アリスとテレスまぼろし工場 メタフィクションとして受け取るのが適切かどうかは分からないけど、その辺に大分自覚的な気がした。閉じ込められた世界田舎の閉塞感、まぼろし世界、そしてフィクション世界。その辺の繋げ方が上手いなって思った。そこを出なければ無限大可能性が広がる現実を手に入れられない。まぼろし世界は痛みも感じないし匂いもしないけれど、それでもそこにある愛は本物。みたいな。フェティッシュ描写邪魔にならない程度に印象的だった。セカイ系初対面アンニュイ女の笑顔良すぎ。

ジョン・ウィックコンセクエンス アクションに遊びが増えた気がする。コミカルな動きが割と印象にあった。上から俯瞰画角MGSみたいで面白かった。どうせここでは死なないしな……みたいな緊張感のなさと引き換えに一騎当千の爽快感があって、マンネリ感はあまり感じなかった。グラサンの人も拳銃持った座頭市を放り込んだみたいでかっこよかった。刀と弓使ってたのは、一応防弾スーツ対策みたいな理由けがあったのかな。新しい事をやるのに加えて話を畳むという事を考えたら分割するような内容でもなかった気がするし、あの長さで良かったんじゃないかと思う。

2023-09-24

女性アニメ監督作風フェミニズムとはだいぶ合致しないよね

アリスとテレスまぼろし工場」だけど、本作は言うに及ばず、過去作もフェミニズム女性政治的権利にはつながらない人だよねと、いつも見てる人には当たり前の感想を思った。

それもあり、当然ながらヒロイズム喝采な盛り上がり方もできないし、一方でポリティカルテンプレの誉め方で持ち上げようがないし、日本的意味でも海外的な意味でも売れ筋から背を向けてて、正しく古いオタク向けの人ですよね岡田監督。この人を女性監督という取り上げ方をするのも大概バカみたいだけど、そういう戦略性も含めてオジサンウケる人。

 

そもそも少年少女の恋が世界を変える」って嘘だし。

少年少女」じゃない。おそらく10年以上なんなら20年近く「中学生として振る舞い続けること」をやってきた、周囲の監視の目もあって童貞処女のままの30代半ば。キモイ。似てる設定というと「スカイ・クロラ」だけど、あちらほど精神状態が終わってないのがまた煮え切らなくてキモイ

ここで既に物語テンプレのロールや社会的ロールに沿った理解を当てはめようとする人が全員振り落とされる。「十代のドラマなら十代のドラマらしい話にしろよ」も「30代の擦れた男女のドラマならもっとそれっぽく作れよ」も適用されない。イラついて「設定がちゃんとしてないんだよ」と毒づく。

まあね、でも実際そんなだったじゃん90年前半バブル崩壊で取り残された団塊ジュニアども。

保守的伝統社会はぶっ壊されてたし、理念先行の社会主義なんて信じてないし、経済成長に従ってれば会社人生のレールを敷いてくれるって幻想も一瞬で消え、2、3学年上の先輩たちの話はまるで参考にならない。稼ぎがないので結婚しないし、景気が悪い上に自分たち世代が一番人口が多いせいもあって職場に後輩も少ないなんなら後輩いない、なんなら終身雇用派遣狭間企業側もフラフラ方針まらないまま。いつまで経ってもマンガアニメから卒業しない「子供のまま」だったのが、気が付けば世間の方がマンガアニメ迎合しだしちゃって。

設定らしい設定がないので、子どもなのか親なのか、先輩なのか後輩なのか、若者なのか中年なのか、どういうロールが正しいのかわからん連中が日本人口のマス層として取り残された。

こういう停滞感、今までも色々と表現されてきたけど、比喩としては一番ダイレクトで何のひねりもなく、分かりやすい。現実に設定がしっかりしてないから、設定ではっきりするほうが噓でしょ、って明け透けな見せ方。これが今回いちばん岡田麿里らしいとこじゃないですかね。

 

いわゆる岡田監督らしさについては、本人が自覚的自分過去作を振り返って他人から言われる評価を参照しつつ作ったってパンフで言ってるし、そこまで評価するとこでも突っかかるとこでもない気がした。上手いですけどね。女と母親とどちらでもある自己っていう振れ幅を一つの台詞に同時に込めるとか、うわーえぐーい。オジサンはこういうのやられると負けるわ。

ただまあ、今回は前よりかすっきり整理してて分かりやすいし、監督のもの監督らしさ、岡田マリー節炸裂、とは思わなかった。70%マリーぐらい。200%って言ってる残りの130%は作画スタッフとか役者とか視聴者思い込みとかだと思う。

ただ、その70%で、ファンタジー世界を作り上げた神たる老人の「俺はこう生きた、君たちはどう生きるか」に対し、ファンタジー世界に囚われた住人の立場から中年のあたしたち俺たちはこう生きてきたし、こう生きていきますが、それで、何かご質問が?」と打ち返してるのが、マリー持ってんなと。このタイミングでこのカウンターを見逃すのはホント勿体ないので見たほうがいいと思う。

 

その他。

なんか「あの花」とか最近しか出てこないので、老害的に付け足し。

この人はファンタジー作家です。現実世界リアリズムとかの人じゃない。のでリアリズム求めないほうがいい。

ファンタジー作家としての気質は「砂沙美魔法少女クラブ」で100%発揮されてる。以降もだいたいこんな感じ。

スカイ・クロラ」を引き合いに出したので繋がりでいうと「シムーン」の後半。シムーン押井守と仲良しな西村純二監督が「スカイ・クロラ」とほぼ同時期にやった「モラトリアムな人たちの出てくる戦闘機乗りの話」で、シムーン企画原作やってた人たちの手を離れて後半はマリ西村コンビへ。このコンビの流れで「true tears」に繋がり、そこから花咲くいろは」へと。

煮詰まって先に進まない男女関係だと「とらドラ!」。原作あるけど、まったく前に進まなくてどうすんだこれ、って澱みっぷりは岡田脚本本領発揮だと思う。秩父三部作だと長井龍雲監督の調整がけっこう入って長井節になってるので、あんま澱まない。

個人的マリー100%だと思ってるのは「ブラックロックシューター」。ファンタジー少女バトルでバイオレンス別に下ネタじゃなくても100%だと思う。気に入ってしまって円盤買って家族強制的に見せたのは、ちょっと反省している。

まあ脚本家のキャリア長いし、原作ものも当然のように多いし、普通に現場の調整の中で仕事してる人なので、なんもかんもマリーってこたない。

乳酸菌マリーでいいんだっけ?

2023-09-23

すずめの戸締まり32回目感想

「(コレクターズエディションの予約)どないする?」

「まぁ(予約に会員登録必要っぽいし予約特典スルーして店頭購入で)ええやろ」



9月20日

「あれっコレクターズエディションは?」

「ごめーんスタンダードエディションだけ入荷しちゃった」


「これでも私は慎重派でね近場の専門店を徹底的に調査・問い合わせさせてもらったよ その結果…コレクターズエディションの在庫がどこにもないことがわかった」

ウ…ウソやろこんなことが…こんなことが許されていいのか

まっBD対応機器も買いそびれてるからバランスは取れてるんだけどね

◇この計画性の無さは…?



まぁそれはそれとしてすずめの戸締まり御再上映だあっ

舞台挨拶は平日だから応募しようともも思っていなかった(強がり

わ…私は…すずめを見るために早退申請したのに結局ガッツリ残業した過去があるんだっ 労働の悲哀を感じますね…

嫌でも休日に見に行ってやりますよクククク…

フンッパンフレット以外のグッズ販売はないのか

シネコン上映には致命的な弱点がある 予告編がクソ長いことや

うあああ…幸福の科学映画映画館を練り上映されてる

また清水崇濫造ホラー…こいつもクソ映画っスねと思ったら別の監督だったんだ どこに需要があるんスかね 忌憚のない疑問ってヤツっス

ゴジラ-1は普通に面白そうなんだ山崎貴サイコパス感がプラスに働きそうなんだ

何故か知らんが予告編見てるうち泣きそうになって一番戸惑っているのは俺なんだよね 情緒不安定ではないかと思われるが…

ミノル君の存在を素で忘れてた…戸締まり展でもいなかった気がする

シネコン特有音漏れが気になる。たまたまどっかの戦闘シーンが被っちゃったんだろうけど、夜の旅館のシーンで爆発音漏れ聞こえて違和感しかないんよ

やっぱり旅館の夜のとこからハマっていって遊園地からのめり込む感じ

旅館以降、作画とかがそれまでより別段に良くなる感じがする

気のせいかもしれんが

細部を忘れてたので懐かしい…

初めてのデート遊園地なんてうちらXXやねぇ、相変わらず聞き取れん

オラ東京さ行くだもわからん

マスクは世の中一周して加筆前みたいな状況になってるね

追加で加筆したらしいけど、常世以降しかわからん

ミミズ常世の煙と陽炎ロリすずめが転んだ時の顔の泥、駅での芹沢カーの傷かなぁ

見間違えかもしれんが、常世の炎は正直これまでイマイチ感あったから熱気がわかりやすくてよかった

比べるもんでもないけど、君たちはどう生きるか火事シーンはやっぱ迫力すごかったし

草太のただいまはもっとアッサリ言うのかと思ったがそうでもなかった


結論としてはやっぱり面白かった、になるんだけど

やっぱり画質音質の差がデカいからいい映画館で観たい

でも100館限定で大体1日1上映だからそこは難しい…まぁそれはしょうがないというか、上映してもらえるだけありがたいんだけども

再上映したら念願のムビチケ使えるかな?ってのは、ムビチケ自体発行から6カ月が期限なので無理そう

まぁ中古ムビチケだけどっかで買ってもいいのだけども

2023-09-21

岡田麿里の新作映画たか感想書く

アリスとテレスまぼろし工場』とかいうやつ。

情報劇場でやってた特報のみ。そこから得た印象としては「岡田麿里脚本監督やるらしい」ってことと「なんか陰鬱な感じのパッとしなさそうな謎映画だな」ってことだった。

なぜ見に行くことにしたのかと言えば、「岡田麿里の新作だから」だ。特段岡田麿里が好きなわけではないが、true tearsとらドラあの花面白かったし、花咲くいろは、凪あす、ここさけ等々なんだかんだ岡田麿里が絡む作品を見ていたので、とりあえずいってみるかという感じで行った。

 

で、結論から言うとこの映画は怪作だった。今年一番の怪作といえば『君たちはどう生きるか』だが、この作品も引けを取らないように思う。

以下その理由をのべる。

1.絵がすごいがんばってる

丁寧な作画でよく動く。思いのほかアクションシーンがたくさんあってどれもしっかり動いている。近年流行りのフォトリアルな背景ともよくマッチしていて美しい。めちゃくちゃ金かかってそう。

2.話が複雑でわかりにくい

ちょっとネタバレになるが、つまりこれはたくさん伏線が張られていて後で回収されたり、作品世界における重要真実(=設定)が後々になるまで隠されているタイプ物語ということだ。頭の弱い人だと序盤の地味なくだりで脱落する。

3.フェティシズムやばい

これぞ岡田なのだろう。キショかったり、意味不明だったり、一周回って笑えてくる、関係性、セリフ、展開がこれでもかと突き付けられる。ぜひ高校生カップルデートムービーとして見に行って欲しい。

4.売れなさそう

これはつまりマーケティング問題だと思うのだが、この映画を誰に向けて、どう売りたかったのかがよくわからない。

上で書いたようにこの映画はとてもお金がかかっている(ように見える)。その割には話が複雑でエンタメ性が低いためマスウケを狙っているようには思えない。

そしてオタクウケを狙っている感じでもない。キャラデザが地味でパッとしないので若い子の興味は引かないだろう。

また、ファミリーカップルが見るような映画でもない。だってあの怒涛の岡田なのだから

実際、平日夜の回にいたのはくたびれたオジサン自分の2人だけだった。

5.なにがしたいかからない

この映画が売れ線狙いのエンタメ作品じゃなかったとして、じゃあ何をテーマにしたどういうジャンル映画にしたかったのかがわからない。

これも少しネタバレになるが、中盤から終盤にかけてプロットツイストが畳みかけてくるのでストーリーはわりと面白い。しか世界観とキャラ設定が複雑で感情移入できない。

一応泣きどころのようなシーンも用意されているのだが、複雑な設定と岡田節がノイズとなって感情移入するのが難しい。

男と女。親と子。生きるとは何か。色んなテーマメタファーがあるので考察するのは楽しいかもしれない。

でも単一解釈可能なほどの一貫したメッセージ性はないように感じた。逆に言えば人によって着目する点が変わりうるので色んな批評ができそう。

 

まあこんな感じで、一言でいうと「お金かかっててそこそこ面白いけどたぶん売れなそうな変わった映画」でした。

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