はてなキーワード: 夏休みとは
ストーリーがわかりにくいし、ネット上で酷評されているのもわからなくないけど、個人的にはこう解釈しながら見たらめっちゃ楽しめた。
以下、ネタバレ。
冒頭の主役二人が水着を着て水の中に沈んでいくシーン。
以降の本編とは完全に世界線が切れていて、宙に浮いている。ラストに水着姿でプールで泳いでいたのは、岩井俊二版のドラマの方だし。
この「心中」にも見える描写がもともとの世界線で、この映画自体が死の間際に二人が見ている走馬灯の世界、「もしも」の世界なんじゃないかとも思える。
まどマギの新房監督が手掛けているんだし、こう解釈してもおかしくはないと思う。
海で死んでいるなずなの父親の手に握られていたシーンからして、誰かが死ぬときに「もしも玉」が生み出され、世界をやり直すような、いわば魔女化させる力が生まれる…のかもしれない。
海の上を電車が走った後、もともと乗ってきた駅に戻ってきて、電柱をはじめとした世界が歪んでいたシーンは明らかにまどマギの魔女の世界そのもの(イヌカレー演出?)。
隣の駅にたどり着くことはなく延々と地元に閉じ込められてしまうのは子どもの行動範囲の限界ともいえるし、魔女の世界の再現にも見える。
じゃあ、もしも玉=ソウルジェム(グリーフシード)を作り出した魔女は…って考えると、なずななんだろうな。
最後になずなが消える際の「次はまたどんな世界で会えるかな?」というセリフは、「またこの1日を一緒にやり直そうね」という魔女からの愛のささやきであり、もはやホラー。
引っ越したくないなずなが生み出した「もしも」の世界に典道は囚われてしまい、夏休みが終わっても学校に来ることもなく、典道はなずなと一緒に延々と1日を繰り返している。
…というのが、この短期間に2回も見た自分なりの解釈。この背景を想像しながら、二人の会話を聴いていると、なかなか面白い。
最初に見たときはなんとなくまどマギっぽさは感じられたぐらいだけど、見直したらガチだった。
まぁ、わかりにくいよね。
親が学校の先生だった、ずっと部活で家にいなかった、土日はもちろん平日も10時過ぎまで帰ってこなかった。
でもその10倍教え子達を遠征に連れていっていた。寂しかった。
そんなに私たちの親を占拠している教え子は図々しくも家にまでやってきた。迷惑だった。私たちの親はどこにいるの。あなたたちにも親はいるでしょう。
いつの日かこんな日々から解放されて家族の時間が過ごせると信じていた、待っていた。
来なかった。
返してほしい。私の親を、時間を、なにもかもを。
教え子達、その親、まわりの職員、教育委員会、なにもかも許せない。ずっと許せない。
あなたがもし教員でもしご家庭があるなら、ちょっと考えてみてほしい。
それを忘れないでください。
お給料以上のことをする必要がありますか?お金ももらわず、自分の家族ともそばにいれなくていいんですか?
部活なんて滅びてください。
夏休みということでアメリカの東海岸の大学に1ヶ月ほど滞在しています。
今は円高じゃないのであまりお得感がないけど日本で買うよりも円盤が安く買えるという話もある。
せっかくアメリカにいるんだしアニメのDVD(輸出版)を逆輸入しようかと思ったわけ。
で、大学近くの盛り場やショッピングセンター、電気店、CDショップみたいなのも回ってみたけど(日本でいう家電量販店みたいなのがあまりないんだよね)、ほとーーーんどDVD等の円盤を売っていることがない!
で、周りの友人に「DVDってどこで売ってるの?」と聞いてみたところ、「え,見たいものあるならNetflixとかで見ればいいじゃん」と言われる始末。
ゾンビ映画が好き。ゾンビってだけで本当にたくさんの種類があるけど、どれもそれぞれ個性があって好き。色々見たけど、コメディゾンビよりシリアスゾンビのほうが自分は好きだ。夏休みだし改めて自分の中でのゾンビベスト5を決定しようと思う。そしてそれぞれもう一度観てみよう。やはり有名な映画ばかりが上位に来たけど、有名な映画は有名になるだけありそれなりに傑作なので仕方ない。別にゾンビ映画マニアとかではない。マニアの人からしたらにわかだと思う。にわかが選ぶゾンビ映画ベスト5のつたない紹介!(多少のネタバレあり)
いままで観たゾンビ映画の中で一番怖かった。ある日主人公が病院で目覚めるとゾンビウイルス感染により世界が終っており、ゾンビに怯えたり生存者に出会ったり仲間になったりしながら軍の基地に向かっていくが、後半は人間vs人間の戦いになる。気難しいゾンビ好きも納得の正統派ゾンビ映画のストーリー展開である。この映画以前にはなかった全速力で走ってくるゾンビも怖い。しかしただ怖いだけではなく音楽がめちゃくちゃかっこよくて陶酔できる。怖さとかっこよさを両立させた英国おしゃれゾンビ映画。続編の28週後もとても良いしランキング2位に入れたいくらいだけどシリーズものなのでいったん除外する。しかし28日後がメインで28週後はおまけって映画ではない。28週後もそれはそれで独立した話になっていて28週後のほうが好きってい人もいるみたい。
ゾンビ映画好きじゃなくても観たことがある人が多い傑作(怖いけどグロ描写がないのでたまにテレビで放映するから)。駄作っていう人もいるけどさすがハリウッドだけあり映像が圧巻だしブラピがめっちゃかっこいい(男ならこれを観て将来ブラピになりたいと思うだろう)。これも28日後と同じく全力疾走系ゾンビ。おびただしい数のゾンビが数十メートルの高い壁を重なり合いながらけたたましく登っていったり一斉に全力でおいかけてきてきたり、圧倒的スケール。大勢のエキストラを使っているのでCG満載な感じもない。ストーリーは、国連職員のブラピが世界規模での人類ゾンビ化の原因は何なのか?どこでどのように始まったのか?解決策はないのか?などを探りながら国境を越え色々な場所に行く。ただ逃げたり助けを待つだけではなく科学的な原因を探ったり解決策を見つけ出そうとするのはゾンビ映画的には珍しい。テレビでやってると必ず見ちゃうので2位にした。
普通のゾンビ映画のように追いかけてくるゾンビから逃げるっていうストーリーではなくて、とある美人のレズビアンが謎のウイルスに感染、どんどん肉体が腐ってゾンビ化していく様子を描いた話。最初は性病っぽい症状から始まる。腐り方がすごく気持ち悪い。腐っていく過程でどんどん人が離れていき孤独になって、それまでは雑にあしらっていた自分に惚れているダサ男に腐った体ながらも色目を使ってさみしさを埋めようとする感じもゾクゾクした。ストーリーは冗長だが腐っていく過程の描写がすごく怖いしとにかくグロい。あまりない視点のゾンビ映画なので3位にした。続編はそんなに良くなかった。
タイトルの通り「人間の世界終わった感」がすごいので世紀末的世界観が好きな人におすすめ。どんでん返しがあるとか、これまでにない大傑作!とかではないけど、よくあるゾンビ映画とは一線を画すひねりのある設定なので、あまりあらすじとかは読まないで観たほうが純粋に楽しめそう。前半は「なんだろう?ここはどこだろう?ゾンビはいつ出てくるのだろう?」とか思いつつ普通に観ていると突然驚かされる。28日後と同じくイギリス映画で、やっぱり音楽がおしゃれ。怖いけど音楽のかっこよさが気持ちいいシーンも多かった。ラストはちょっと切ない。観終わった後も映画の世界観の余韻に浸れる。
ゾンビになる前の個人の性格がゾンビに反映されている、多少の自我を持っている系ゾンビ。どB級映画だけど主人公の女軍人が超絶きゃわいいのと、縦横無尽に壁とか天井とかまで這いつくばれるハイテンションゾンビに笑ってしまう。狙ってコメディにしようとしているわけではないのに面白くなってしまっている感じの映画。でも、ちゃんと怖いシーンもある。自我がちょっと残っている系のゾンビなので、ゾンビになってしまったとある青年が、感染前に思いを寄せていた女を守ろうとする姿が健気で切ない。普通に考えるとゾンビ映画ランキングのベスト5に入るようなクオリティではない気がするが自分としては何故か琴線に触れた映画でした。
振り返ってみるとあまり古い映画を観ていない(ドーンオブザデッドは観ました)。古いとゾンビメイクにリアリティがないので個人的にはあまり楽しめないかもしれない。ロメリストの方にはさみしいランキングになってしまいました。趣味が合いそうな人は是非おすすめのゾンビ映画(ホラー・スプラッター映画でもいいです)を教えてほしいです。
仕事に対してとても無気力だし、すこし恐怖感があるような状態になっている。このままではダメになりそう。
配属されてしばらくは、単純作業に明け暮れた。わたしの配属が、ちょうど人手が必要な時期と重なったのだ。わけもわからず、とにかく作業を消化した。楽しいとか、嫌とかいう気持ちは特になかった。毎日毎日出社して、必死に作業していたら1日が終わった。
人手が必要な時期が終わるとともに、わたしの仕事は無くなった。することもないのに、毎日出社した。どのチームにも属していないので、何をするべきかを聞きに行く相手がわからない。お休みしたくても、休みたいとだれに申し出たらいいのかわからなかった。まず辛かったのは、暇なこと。ずーっと暇なのが辛かった。そして、忙しそうな周りに対して後ろめたい気持ちもあった。働いているふりをいつもしていた。それも辛かった。将来も心配になった。なんのスキルも付いていない自分が心配だった。たまに思い出したように雑用を頼まれた。数時間かかる作業を定時ごろに頼まれて、深夜まで帰れないこともあった。今日することはあるか、明日することはあるか、今日はもう帰ってもいいか、見通しが持てないことが辛かった。
しばらくすると、チーム編成が変わった。新しいチームでは、早く戦力になれるようにと、いろいろなことを教えてくれた。みんな忙しいのに、何もわからないわたしにつきっきりで教えてくれた。ありがたかったし、面白かった。毎日必死で、忙しかったけれど楽しかった。はやくしっかり仕事できるようになりたくて、家でも勉強した。
そのあと、またチーム編成が変わった。新しいチームでは、また単純作業をする日々に戻った。単純作業の量ははじめほどでなく、いつ仕事がなくなるかとそれだけが心配だった。仕事がなくならないよう、ゆっくりゆっくり作業をした。仕事が多いと、素早く作業をした。それほど忙しくもなくなり、余裕が出てきたので自宅での勉強を始めた。すこしずつ勉強を進めていった。いつか仕事を任せてもらった時に役立つようにと勉強した。そのうち、きちんと仕事ができなくなってきた。素早く作業をすすめようとしても、ゆっくりになってしまった。そして、ゆっくりやっているはずなのに、大切なことを見落としてしまった。そういうことが何度かあり、ますます仕事はゆっくりになった。
そうしているうちに、今のわたしには難しい仕事を任せてもらえることになった。仕事を教えてくれる人もいた。時間はあまりなく、期限や成果物の内容についての指示は曖昧だった。仕事を教えてくれる人は厳しかった。忙しいのに、わたしが何度も質問するのでイライラしている様子がよくわかった。怖くて質問できないでいるとまた怒られた。初めは優しく教えてくれるが、いろいろ質問を重ねるとイライラしているのがわかった。〜すればいいだけでしょ?と言われるのが怖かった。すごく時間と労力をかけて教えてくれたと思うけど、辛かった。感謝すべきと言われるし自分でもそう思うけど、感謝の気持ちはまだ持ててない。
こういういろいろがあって、いま夏休みの連休おわり。とても気持ちが重い。なんかもう仕事できない気がするし、はやくやめたい。自分には向いていない、という気持ちと、環境がわるい、という気持ちを行ったり来たり。このままでは仕事に人生をめちゃくちゃにされてしまう、という気がする。
この日は早めに帰りたいから今日はがんばろう、こういう仕事をすることになるからこういうことを学ぼう、そういう小さいことでいいから自分のことを自分でも決めて舵取りしたい。会社やプロジェクトの都合はわかる。わかるんだけど、あちこちのチームに突然移動させられて、仕事があったりなかったり、気が向いたように仕事を任されて、わけもわからず怒られて。なんだろう、懇切丁寧にやってくれ、やさしくしてくれとは言わない。先への見通しがほしい。その日の午後、明日、来週、来月のことを想像して、準備して取り組みたい。ちょっとでいいので半年後とか来年のことも想像できたらもっといい。もうすこしがんばれば、先への見通しを持って働けるようになるのか…。初めはそう思っていたけど、いまとなっては、どうなんだか。全部行き当たりばったり。自分でももう支離滅裂なのわかるし、意味がわからないけど、すごくつらいしもう嫌だ。
絶賛炎上中ですが。
テーマは良いと思うんですよね。
『家族思いのパパは正しいのか?』
正しいに決まっているといわれそうですが、いつの時代も、現状の価値観に疑問を持つことは大切です。
いま正しいとされていること、本当にそうなのか? そこから生まれる負はないのか? 負に目をつむっていいのか?
でもあのCM、何がまずいって、それに対するアンサーが『亭主関白時代に帰りたい』なんですよ。
淘汰された過去の価値観にしがみついているだけ、というのが見え透いてしまうことなんですよ。
でもテーマは良いと思うので、こんな感じに作り直すのはどうでしょう。
『家族思いの優しいパパ。
だから自分は、その姿を反面教師にして、こんな父親にはなるまいと誓っていた。
周りの目を気にせず、定時には帰り、妻と二人で子育てをした。
保育園から連絡があれば、周りに謝りながらも、早退して迎えに行った。
息子はすくすく育った。
定時に上がるために必死で仕事をこなしているのに、残業の多い同僚のほうが褒められる。
息子の夏休みに合わせて有給の希望を出せば、上司にねちねちと嫌味を言われる。
間違っているのは自分じゃない。会社のほうだ、社会のほうだ、そう自分に言い聞かせながらも ─── 。
心が折れそうになって、仕事一徹だった父親の姿が脳裏に浮かぶ。
……あんな風に仕事にばかりかまけていても、息子(俺)は父親を慕っていたじゃないか ─── 。
家族を大事にすることをやめて、仕事を第一に考えても、いいんじゃないか? それっていけないことか? 責められるようなことか?
心が揺れる。ぐらぐらと。
半ば惰性でケーキを買って帰る。
ケーキを忌々しく見つめる。こんなの、もうやめたっていいんだ。
こんなの、自分にとって不利でしかない。何もいいことなんてなかった。何も報われない。やめたっていい ─── 。
そこで家のドアを開ける。
息子と妻の笑顔が飛び込んでくる。
「おかえり、パパ!」という明るい声。
立ち尽くす男。
彼がどちらの未来を選ぶのかは示されない。
ただ「さ、洗いながそ」という優しい声と、息子とのお風呂のシーンだけが流れる』
というのでいかがでしょうか。
もう少しあざとくいくなら、最後に男が目を潤ませるシーンがアップで映り、
『さ、洗いながそ』
とかのナレーションを入れてもいいですね。
映画は見てないけど、さすがに映画をこのレベルの絵本にまとめるのはムリがあるよなあと思った
その次はおたまじゃくしの101ちゃんを読んだ
やっぱり暗い水底にむかうシーンは怖いなと思った
俺が読んでる後ろを夏休みの子供がワーワーといいながらやってきた
黒い本ある?黒い本と言っていた
レストラン!レストランたくさんある!といって立ち読みしていた
子供がハケたあと見に行ったら、怪談レストランというシリーズだった
数年前の認識だとゾロリが人気あると思ってたけど今はこれなのか
それにしても怪談ねえ・・・妖怪ウォッチもあったし、そっち系に興味もつのは子供がもつ普遍的な興味なのかなあ
ぽんきっきのなかでアニメやってたやつ
実際面白かったし
ずんちゃっちゃ~
ずんちゃっちゃ~
胸には花を~
口には愛のシャンソン~
ファンファーレなるところ~
ひゅーひゅー!
たまに歌いたくなるときない?
私はないわ。
どちらもパピオンって言うの。
言いあらわし方の問題よね。
こういうの訳す時って難しいのよね。
私は読書感想文、
全国のいい読書感想文が集まって売られてる本を
丸パクリして写して書いたら、
校内のなんかそういう賞に入選しそうになって、
恐ろしくて辞退したわ。
いい想い出ね。
うふふ。
緑茶って実際、
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
僕は老人ホームに行くのが嫌いだ。
正確に言えば、『認知症の進んだ祖母のいる老人ホーム』に行くのが。
今年で96歳。
あと1年半ほど生きていれば、大正、昭和、平成、そしてその次と、4つの時代を生きていることになる。
10年前までは普通に一人暮らしをしていたけれど、ある日偶然足を骨折してしまった。
年のせいでなかなか回復せず、やっと治った頃には筋肉の方が衰え、どんどん動けなくなった。
これじゃ一人暮らしはもう無理だということで親戚の家に移ることになった。
最終的に、介護する余裕のある伯母(祖母からすりゃ娘)の家に住むことになり、割と裕福な家庭だったので段差を無くしたり手すりをつけたりするようなリフォームなどもしていた。
しかし伯父と伯母も70過ぎで、どちらかと言うとそろそろ介護される側だ。
だんだん余裕がなくなり、近くにある老人ホームに移ることとなった。
それ以前にもデイケアでお世話になっていた所なので安心ではあった。
しかし他人ばかりの、自分で好きに出来ない施設に送られるというのはどうにもモヤモヤするものがあった。どうにもできなかったけど。
1年ほどは普通に過ごしていた。
車椅子にこそ座っているが、至って元気そうな姿を見て安心した覚えがある。
僕の顔も名前も覚えていた。
でも、ちょっと舌が回っていないようだったし、母と祖母の2人にしか分からないような話をしていた様子だったので、僕は横で微笑むしかなかった。
祖母はしきりに
という旨の話をしていた。
僕は
と、少し伯母夫婦に不信感を覚えた。
僕はバカだった。
足腰以外は至って健康だと思っていた祖母は、既にボケていたのだった。
母だって、2人にしか分からない話をしていたのではなく、優しく話を合わせていただけでしかなかった。
次の帰省で会いに行った時、
残念ながら症状は進行していた。
僕の顔を見て、
正直、親戚の家に移った8年程前からは半年に1度ほどしか会っていないし、仕方の無いことだと思った。
車椅子から職員に肩を抱えられベッドに移る姿は悲しいものだった。
この時は、話している途中で僕のことを思い出したようで、すると
『タンスにお菓子が仕舞ってあるから出そうね』と言って立ち上がろうとして、隣にいた職員に止められていた。何度も。
その時、祖母の頭の中では、自分はまだ自由に動けて、僕はまだ小学生くらいの小さい子供だったのかもしれない。
切なくて涙がこぼれた。
感動映画とか、ドラマとか、漫画とかを読んでも基本泣かない人間なのにだ。
そして今回。
もう、祖母が僕のことは露ほども覚えていないことを覚悟して向かった。
顔を合わせると、
『どちらさまですか』と言われた。
娘と孫だ。
前までは名前を言えばなんとか思い出せていた。
その後も、ずっと祖母は見知らぬ人間と話すように、敬語を使い続けた。
『見覚えのある方ですね。どこでお会いしましたっけ?』と繰り返すようになった。
中途半端な希望的な言葉を言われ、ここまでこらえていた涙が出てきた。
すこし話はズレるが、
一番関わりのある(面会に来る)伯母の名前だけを覚えている。
でも、自分の娘だということはよく分かっていない。
僕はこれからも、祖母と顔を合わせるたびに泣いてしまうだろう。
そして、きっと祖母が死んだときは、それほど泣かないのだと思う。
理由は、はっきりと言うのはあまりに非倫理的であるように思われるので
心のうちにとどめておきたい。匿名であってもだ。
こんな言葉があるけれど、今では亡くなるのではなく、
寿命は延びたかもしれないけど、やはり五体満足である期間は短い。
子供の作文の締めくくりみたいになるけど、
やはり親も先は長くないし、出来ることは今のうちにしなきゃいけないなと思った。
最初に書くと、メンヘラじゃなくてヤンデレにも近いがする。改善したいけど、改善したくない気もする。何故かは今から書く。
彼氏に好きなアイドルがいること。付き合い始めた当初はなんとも思わなかった。今は大嫌いだ。
タイミングも悪かったと思う。誕生日とか折々にプレゼントらしきものをもらえず、彼は女の子に数万円払っていた。
友達にこの話をしてもそれはひどいって言ってくれたし、彼に伝えた。彼も話を控えてくれるようになった。
でも一度起きた不安は全く消えなくて、彼の横には彼の好きな女の子がいるような気がして、いつも不安になった。そういう恋愛的な気持ちも全くないって言われても信用ならなかった。だって彼女の記念日があってもアイドルにお金使ってるんだよ?
私は容姿も声も可愛くないから、かわいいタイプのその女の子に嫉妬した。努力家で芯を持って頑張るその真逆のタイプの女の子が彼のそばにいることを恨めしく思った。なんども泣いて錯乱したし、彼にも何度か怒りをぶつけた。あしらわれた時もあった。
一度だけ、追うのをやめてほしいと言ったことがある。言うのはちょっと悩んだけど、彼が言ってと言ったから伝えた。そういう趣味は心の支えみたいなものだから無理だと言われた。最後通告された気分だった。
あの頃から依存してたのかもしれない。依存するから、お前も依存しろと無理難題を求めてたのかもしれない。
自分への自信のなさが、女の子への恨みを加速させてる。そう思って、彼に「もう趣味のことは気にしないから、好きといってくれ」と頼んだ。もともと静かなタイプだからそうやって気持ちを伝えてくれることも少なかったから、せめてもと思って頼んだ。冗談ぽく言ったけど、受け入れてくれたはずだった。
以前、よくくだらない嘘をついていたから、嘘もつくなと言っていた。
会った日、早く帰ると言ったから勉強?と聞いたらうなづいた。でも夏休みなのに。なんで?帰った後ラインで聞いたらまさにそのライブだった。待ってよ。今日好きだって言われてない、この間も言われてない、なのにそっちは気にしないって言った私の思いを使うの?嘘もつくなって言ったよね?
絶対にしないと思っていた、腕を切った。そうでもしないと彼の好きな女の子をぐちゃぐちゃにしそうだった。
彼が家に来た。切ったことを怒っていたけど、嘘ついたこととか、反省してた。でももう私もわからない。何を求めてて何をしたいのか。
男の趣味を否定するなってよく見るし重々承知してる。でもしちゃったんだから、せめてもの償いに気にしないようにした。せめて、嘘つくとか、彼女にしないで欲しかった。
どうしたらいいんだろう、とりあえずカウンセラーにはかかろうと思う。完全に依存してるし。でも、どこか依存はこのままで彼が私だけのものになってくれたらなんて思う。