はてなキーワード: 転載元とは
もうずいぶん昔、pixivがまだ出来立てでタカミン絵茶が流行っていた頃、その絵茶に毎週参加してて早筆なのに魅力的なエロ絵を描く人がいたんだ。ケモショタだったから、当時はかなり規模が小さいんだけど。
こんなすごい人は同人とかでバンバン稼いで信者もたくさんいるんだろうな、と思ったら同人は一冊も出してない、pixivも殆ど投稿なし。Twitterもやってない。
で、絵茶が廃れたら全然見なくなって、語る人もいなかった。
絵は魅力的だったから無断転載サイトにその人の絵がたくさん転載されていて、最近何気なくそのサイトを見てたらその人の最近の作品が転載されてたんだけど、
絵柄がカートゥーンになってて巨乳のメス獣人の絵で、ジャンルも何もかも変わってて驚いた。
しかもなんか転載元のサイトで英語ペラペラだったし(これ、別人なんじゃ?)
何が言いたいかって言うと、糞みたいな落書き絵を出しても500ふぁぼりつもらえる奴がいる一方で、魅力的な絵を描いてた人が全く話題にもならないTwitterって何なんだろうな、と。
誰やねん。転載元ぐらい張れや。
同人作家の方々なら珍しくない話なんだろうけど、自分としては初めての経験だったので、メモも兼ねて残しておきます。
一年前から同人活動を始めて、エロ同人誌を描いてた。つい先日、3冊目を出したばかり。
続き物のフルカラー漫画で、1巻は500部、2巻は400部。そして3巻が発売1週間で150部出たところだった。
DMMやDlsiteで委託販売している。二次創作だけど、版権元のガイドラインには従っているのでそのあたりは大丈夫なはず。
1,2巻の時も、無断転載が無いかアンテナを張ってたんだけど一向に転載がなくて肩透かしを食らってた。
しかし3巻の発売1週間でついに海外のサイト2箇所で発見する。
一瞬頭が真っ白になって、その後ふつふつと怒りが湧いてくる。ついに来たか、と。
丁寧に転載元まで記載されていて、元凶はとある日本の同人誌転載サイトだった。即、DMMおよびDlsiteの通報窓口から3つのサイトを通報。
翌日、海外2つのサイトから消えたのを確認した。思ったより早かったのと、本当に消えるのだとわかって安心した。
そうこうしているうちに、さらに5つのサイトに転載される。5つまとめて通報した上、元凶のサイトにはさらにホスティング会社と管理人にも直接メールで削除要請をかけた。
通報から3日目、ついに元凶と思われるサイトから消えた。ご丁寧にサイト運営者からもメールがあった。削除が完了しましたというような素っ気ないメールだったけど。怒りをぶつけたい気持ちをぐっと抑え、確かに画面の向こうに人が居る手応えを感じる。
最初の転載から5日後の今日、これまで23箇所のサイトを通報した。
モグラ叩きとはこのことで、あっちを叩けばそっちで、こっちでと無限に増えていく感じがする。というかここまで転載サイトが沢山あるとは知らなかった。
幸いにも、半数以上のサイトからは消えている。大手と思われるサイトから消えてからは、転載のスピードが鈍化したような気もする。
しかしtorrentらしきリンクも発見した。これはさすがに止められなさそうだ……。
販売数100件突破おめでとー!と喜んでいるところに、各転載サイトのDL数が3000件とかなっているのを見ると、心臓がギュッとなる感覚がする。雑な推計だが、少なくとも2万冊は違法ダウンロードされたはずだ。
今回転載されたのは3巻だけなので、ひょっとするとこれで1,2巻の販売が伸びるんじゃないかと期待したりもした。しかし特に数値が上向きに変化することもなく。
むしろ3巻は転載後に売上が鈍化し、1日の販売数がほぼゼロにまで落ち込んだ。
これに関しては作品そのものの評価もあるかもしれないが、少なくとも転載がプラスには働かない事はわかった。
ちょうど漫画を転載する某村が話題になっていた時なので、タイムリーに感じた。漫画家の無念さを僅かながらにも体感できた。
1度転載されるともう止まらないし、1度タダで手に入ると思ったものには、人はわざわざ金を払おうとは思わない。同人屋の端くれが偉そうなことは言えないけど、無断転載サイト許すまじ!という気持ちが強まる。
最近はむしろ通報を楽しんでる節すらある。無断転載しているところを見つけると、汚物は消毒だー!とばかりに通報をかける。すると翌日あたりには消えているのだ。これ、案外楽しいかもしれない。
海外のアップローダ系はかなり削除が早い。日本の同人誌転載サイトも時間はかかるが全て消してくれた。海外のhentaiサイトは無反応な所も多い。
はてなブックマークを使い始めて、いろんなブログ、ニュースや話題を読む楽しさも味わえるようになった。
一月ほど前「ブログ・日記の人気エントリー」毎日エントリーされるブログがあるのに気づいた。
何かの記事コピペか、1日の発電量が書かれているだけ。ブクマは同じメンツが多い。
そのブログが、はてなID「hiro-aug-1st」がやっている「サラリーマン大家の太陽光発電日記」。
https://blogcircle.jp/user/riekorieko
フォロワー950、所属サークル40。すごいよ。ブックマークしてほしい旨も明記している。
フォロワーでブクマ頻度が高い人をピックアップして8月以降のブクマ数を見てみた。
8月1日から9月5日まで計81本。うち35本が発電量だけの記事。残りは新聞社サイト等のコピペ記事。
はてなID、太陽光発電日記をブクマした合計数、ブログ名の順です。URLは書きません。
Nobuyukihoshi 67ブクマ「公認会計士 税理士 星伸之のブログ」
moririnpapa 40ブクマ「もりりんパパと二匹の怪獣姫」
mileget 30ブクマ「ANAマイルとiPhoneポイントで」「iphoneのある暮らし」
tora_char 29ブクマ「おーい猫さんこっち向いて」と思われる
nekoyamafuutarou 27ブクマ「イイモノワルイモノ」
celiapagibig143 23ブクマ(※8月上旬から参戦)「ゆらゆらと千鳥足人生」
nikib184 21ブクマ「ニキビに悩む40代のメンズ肌ケア」
Darly 17ブクマ(※8月下旬から参戦)「兼業トレードで気楽に生きる」
他にもまだまだあるけど、この辺で。
tmatsuura、79ブクマ sho11070714 29ブクマ sin-jack-in-a-box 23ブクマ
tmatsuuraは、サブのブログもマメにブクマ。本人の別アカ?
IDを見ると、それぞれ色んなところとつながっているのがうかがえて、
どれだけの広がりがあるんだろうかと気が遠くなっちゃった。
セルフブックマークメーンで恩恵のみ享受しようという姿勢なのか?
いつもブクマアピールする人のブログにも、どうやらこの人のブクマがつくことはない模様。
はてなの運営に伝えたら、「ブログサークルに対して利用停止措置依頼等を考える」という趣旨の回答が返ってきた。
「自分とこのルールに違反しているから、利用させないでくれ」。そんな理屈が通るはずがない。
ブログサークルの規約に違反していない限り、無理な話でしょうよ。
でもすぐ解除された。何か改善があったのかと思ったらそうでもない。
「違反ブログ」との認識があったから、「ブログサークルへの利用停止措置等の依頼を検討する」と言い、
スパム認定して表示制限措置を取ったから、20~30ブクマ集めても表示されない時期があったんでしょう。
今も自分のとこの規約に違反するサービスを使っている利用者たちがブクマを繰り返している。
通報が毎日、山のように来て対応が大変なのは分かる。でも新たに調査対応を求めているんじゃないよ。
スパム認定しておいて改善が見られないのに解除しちゃうのは何なのか。
そこまで緩いものなら、いっそ禁止行為にするのをやめたらいいのに。
もう一つ、このブログは、ほぼ毎回、著作権侵害をしている。記事コピペして感想が一言あるだけ。
楽してアドセンスで稼ぎたいってこと?オリジナル要素がなければポリシー違反になるんじゃなかったっけ?
著作権侵害の可能性も、はてな運営には指摘した。回答は「ぱっと見では無断転載か分からない」という趣旨。
ブログに「無許可です」と書くわけない。見れば許可の出ない手法だと分かる。
他社のブログだから仕方ない部分があるにしても、確認する術がないみたいなことを言ったらダメよ。
面倒くさいとは言えないだろうけど、そんなわけない。んじゃ、聞いてやると複数の転載元に確認した。
やっぱり無断転載だったよと、はてなに伝えたけど変化なし。そんな姿勢で大丈夫なのか。
著作権問題を言い出したらキリがない。画像の無断使用なんか日常茶飯事。
でも、このブログって著作権侵害前提に成り立ってるでしょ。あまりに悪質。
転載元の記事がエントリーされることもあるわけで、後日このコピペブログが同じ内容でエントリーされるという現象も起きている。
こういうブログが毎日エントリーされる。それを許す運営。通報が多すぎて大変なのは分かる。
でも新たに調べてと言ってるんじゃない。いったんスパム認定したのなら、状態が改善されないのに解除したらダメでしょう。
最近のエントリーについても、やっぱり回答が帰って来たところのは全部無断転載だった。
ブログサービスの運営会社に削除申請するってところもあったし、ブログ主が削除に応じないから法的措置検討するってところもあった。
そこまで踏み切るかわかんないけど、一度ぐらい訴えられれば懲りるのかしら。
それも、はてな運営には伝えているのに、スパム解除するってことは、そういうブログが大勢の人に読まれる手助けをしているようなものでしょ。
ある意味大胆というか、すごく疑問。そんなのでいいのかな。
http://taiyoukou-salaryooya.seesaa.net/
新聞、テレビなどのネットニュースを転載し、一言を加えただけの内容に20ぐらいのブクマが集まる。
その日の発電量を書いただけの記事にもそれなりにブクマがつく。
「先日、ほにゃららとの記事が出てました」という書き出しに一言添えて
転載元の記事のURLとコピペで構成される著作権侵害なんのそのというスタイルを続けていたが、
「ほにゃららとの記事が出てました」プラス一言だけになっていた。
http://taiyoukou-salaryooya.seesaa.net/article/452414199.htm
記事の紹介にもなっていないし、ほとんど意味を持たない数行の文章を載せているだけ。
ブクマを集めてもエントリーされなくなったために採った苦肉の策のようだが、
ここまでくるとブログと呼べないだろう。
仮にそれだけが目的だとしても、もう少し何とかならなかったのか。
いくら何でも手を抜きすぎ。
新しい手抜きスタイルを思いつくまでの暫定措置なのかもしれないが、
何とも素敵なことだ。
https://twitter.com/kmp_5/status/863681933183664128
この今宮工科高校バレー部とされる部活動での虐待動画ツイートが投稿され、5時間で5万RT超えるという大噴火がおきている
こいつはTwitterにちょくちょくいる フォロワー数やRT数を稼ぐことを目的にパクツイやデマ拡散も厭わず日々精進してる自己顕示爆発型ツイッタラーだ
http://matomame.jp/user/bohetiku/22921cafa9cda09dd43b
さらにその転載元のツイート者も調べたところバズった奴同様自己顕示爆発型ツイッタラーだ
こいつはツイート自身を削除しており他ツイートでも言及してない
ここまでで元の告発者が全く分からず出てきた三者は総じて常習的クズというわけだ
改めて探してみると「告発者が元ツイートを削除したため転載した」という5時間で5000RTしたツイートを見つけた
https://twitter.com/xxfackbitch/status/863667465280118784
このアカウントはこの告発を転載するためだけに第三者から作られたツイートっぽい(追記、この垢は好きなユーチューバーにリプライ送るためだけの垢だったが今回の騒動にあたって今回のあれこれを転載とかRTする垢に転生したようだ)
こいつによると元ツイートは@keigo_peというアカウント(現在非公開)らしい
元ツイートを探すとwebcacheでなら13日午後11時28分のツイートが見つかった(訂正、この時刻はアメリカ時間(?)であって間違い。日本時間で14日午後4時あたりに投稿)
様子を見る限り一次ソースに近い存在であることは推測できるが断言は出来なさそう
単に友人間同士のLINE等での告発の後ツイッターに転載、もしくはインスタやfacebookあたりから出てきた可能性もあるだろう
状況を確認する限り3000RT程度までいった時点でツイート削除もしくはアカウントの非公開化を行ったのであろうか
おまけにこれ https://twitter.com/KmCNr1MZrzEG33X/status/863699388836626432
渦中のバレー部員(?)が登場し顧問擁護し、後に袋叩き系ツイッタラー達がリプを送りまくる光景
あまり関係ないが今宮工科高校の位置を知るためにgooglemapを確認したらレビューに十数個の今回の件についての叩きレビューがついていた
ちなみにこの動画やバズツイート群だけではこの動画の真偽は判断できないが、動画に対しての真偽を問うツイートや裏どりをしようとするツイートは全く見かけず、今宮工科高校バレー部として悪評が真偽不明のまま大拡散されている状況である
(実際には今宮工科高校生らが登場したりと状況証拠的にはツイートは7割がた正しいと判断してもいいと思うが)
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今回の今宮工科高校バレー部とされる虐待動画についての騒動は恐らく始まってちょうど一日が過ぎただけでこれから拡大し長引くだろう
今の所ツイートがバズっているだけで各種webメディアやマスメディアが取り上げるのはこれからであろうし、何より今宮工科高校側がまだ何も動いていない状況だ
時折中学高校での部活動の虐待動画や体罰動画が話題になるが今回はどうなるだろうか
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個人的な感想としてはこのバレー部の是非は結構どうでも良くて、それよりこうした告発がカジュアルに共有されてそれなりにきちんと問題提起されている現状に胸が熱くなる
あとこうして暴力や苦痛により洗脳されていき脳細胞死んだ体育会系が生まれるんだなぁというのは感じた。このバレー部を支持するツイートも結構見かけるのだが、DV受けてるが依存度が強い彼女がなんとか彼氏を肯定している様子にしか見えなかった
こういう告発が起きてバズることは大変いいことだと思うが、それを取り巻く環境が地獄絵図になっているのは残念だ
私らが夢描いていたインターネットの世界はもっと素晴らしく世の中をイケてる感じに変えるものだったのにな
どうせ今回も高校側はグダグダの対応を取り、結局は大した改善は見られず脳筋文化は受け継がれていくのだろう
あれだけ問題になった組体操でも実態は大幅に改善されたのだろうが、組体操を支持するような思想は全く変わらず受け継がれていく様子だ
とりあえず今はこの虐待動画がアツいのでしばらくウォッチしていきたい所存である
ところで以上の文は雑文で申し訳ないのだが、こうした炎上起きた際 様々な記録を残していくためのポータルサイト(wiki?)みたいなの昔はあったきがするが今はないの?
[20180109追記]
http://www.asahi.com/articles/ASK7X52RZK7XPTIL00W.html
https://www.sankei.com/west/news/170728/wst1707280082-n1.html
結果的に分かったのは
・普段の練習の一環ではなく男子部員の物言いを生意気だと感じた結果の行動であった
・本炎上事件以前に部活動の指導中に2、3年生の男子生徒3人の顔をたたいたり、腰を蹴ったりしていた
・実名報道は無し
ってところなのかな
酷い話だ
何を持って「パクリ」と主張しているのか
まず、「MERYと同じインターン女子大生に薄給で」というのは、そこに何か具体的違法行為があるのか
DeNAで問題になったのは著作権についてだが、このサイトはいくつか記事を見た限り、画像は写真素材サイトやショップからの転載が多い。
これは、画像使用の契約を結んでるのだろうと思う。個人サイトからの画像転載は見当たらなかった。
で、元増田は何をもって「パクリ」と主張しているのか。これらの画像転載元が、実は契約外だったという証拠を握っているのか。「私の文章を盗作された」と主張している人がいるのか。
それら調査した結果を加筆せよ
それをしないならば、お前がDeNAのキュレーションメディア以下のゴミ記事をネットに撒き散らしていることになるぞ
WELQの運営方針や内容の信頼性を巡って炎上が続いている。DeNAは慌てて専門家の監修を開始するというリリースを出しているが、遅きに失した形だ。
個人的な話だが、夏頃転職を考えていたこともあり、DeNAは候補の一つとして面接を受けてきた。メディア系の職歴であったため、DeNAパレット(同社のキュレーションプラットフォーム。Find TravelやMERYもこれ)においてプロダクトオーナーをやってほしいというオファーがあった。
その内の一つがWELQだった。WELQについて調べてみると、オープン半年で利用者600万人超のメディアになったと誇っていた。なるほどSEOが強烈に強く、適切な医療知識を持たない人々であればうっかりクリックし、信じてしまう可能性があるほど、順位もワードもこなれたものだった。記事のボリュームも圧倒的にあり、優位性は明らかで、それなりにやりがいのある仕事ができそうに思えた。
一方でマネタイズを真面目に考えると、著作権法や薬事法・医師法を遵守し、内容の信頼性を高めていかなければならないと思った。記事をパクられた側の抗議によるレピュテーションリスクがあり、広告ではきちんとしたクライアントが付かない。なによりユーザーが内容を不審に思い始めるのは時間の問題だろうと思った。
また、編集長という立場の人が明示されておらず(強いて言えば村田マリ)、記事も匿名がほとんど。署名記事でも著者が実在するのか不明。調べればクラウドワークス等で集めた医療従事者でもないライターが激安価格で記事を量産しているという。その内パクリ元のオリジナル記事が枯渇し、内容的には過去の焼き直しでジリ貧になっていく問題も抱えていると思った。現時点でも既に、同じテーマなのに書いてあることが違うという、メディアとしての主張に筋が通っていない部分が見受けられる(例えば食物アレルギーの記事)。まあこのあたりはパクリ元に収益を還元する仕組みを作ればYouTubeのような発展も有りや無しや、ではある。
これらのことを面接では鋭く主張してさしあげた。面接相手はKDDI出身でDeNAに来たというM氏だ。まずあった反論は「医師の監修は検討しているが、今はメディアとして完全に定着させることが先」とのことだった。要するに投資ステージなので外野はゴチャゴチャ言うなということなのだろう。しかしそこは永久ベンチャーを標榜しているとはいえ東証一部上場企業、いくら面接相手でもコンプライアンス意識なしというのをあからさまに伝えるのはまずいという意識があったのだろう、「将来的にはキュレーションを抜け出し、一次メディア化したい」という補足もしっかりあった。面接の自己評価としては、よりよい方向、健全な成長に導ける有能な人材であろうことを強く印象づけられたと確信し、渋谷ヒカリエを颯爽と後にした。
で、落ちた。「貴殿のための適切なポジションが社内にご用意できませんでした」という、転職業界ではテンプレート化しているお祈り文言だ。言うまでもなく、批判が図星で、わざわざ入社させてDeNAパレット事業の方向性を撹乱させることはしたくないという判断が働いたのだろう。
ファウンダーの南場智子はコンプガチャ問題で手痛い失敗をして以来、業界はもちろん、自社の事業ポリシーの健全化に務めてきた。この辺は著書『不格好経営』にも載っているとおりだ。公平性や透明性意識の浸透を狙ってスローガン「DeNA Quality」を定めた。しかし、WELQはもとより同社のDeNAパレット事業全体においてグレーなやり方がはびこっており、掛け声倒れに終わっている感は否めない。お友達感覚で連れてきた事業責任者にもそれを理解させ切れているのか。旦那の病気療養のために一旦引退し、そして得た医療健康系事業への熱い思いが、自らの社員・役員らによって反故にされている現状をどう考えているのか。
何も面接で落とされたから腹いせにこういうことを書いているのではない。むしろ今は受からなくてよかったとさえ思う。キュレーションという新しいメディアのあり方と、正確性や信頼性が最重要視される医療情報との食合せが悪かったという問題だけではない。WELQを閉鎖すれば終わりでもない。DeNAがソーシャルゲーム以外の事業の柱を作っていくうえで、体質を根本的に変えていかなければならない現状に直面しているのであり、それに対するしっかりとしたステートメントが必要だと考える。決してWELQだけに問題を矮小化するべきではないことを、DeNAは理解するべきだ。
補足:なおWELQの前身はMedエッジといい、こちらは比較的信頼性のある著者が書いていたり、転載元も医療系サイトだったりする、(相対的に)いいサイトなのだが、現在はMedエッジ時代に掲載された記事は埋もれてしまいがちになっている。
オッサンになると涙もろくなる。
(多少だが)苦労していると、「この人は真実を語っているな」ということは大体分かるし。
ネットの世界では凄そうな人がいるんだけども、身近な凄い人は案外そういうのと無縁で生きている。
少なくとも、四六時中ネットのリアルタイムの話題にリソースを割くなんて馬鹿な真似はしない。
「ネットはいきなり頂点の人が可視化されるので自信を無くす」という話はよく聞くが、
自分の体験からすると頂点らしいネットの凄い人も身近な凄い人も能力的にはあまり変わらない気がする。
要は「本人がやりたいかどうか(いや、「やるかどうか」)」が問題なだけであって、煌びやかさに惑わされて
能力が無いと思っている人も続けていれば勝手に能力はつく。連戦連敗でも「何割かは勝ち」の場合もある。
それを次につなげれば、逆境であるほどレバレッジがかかって能力が上がる。
ある時、凄く出来る女性プログラマーがいて「どうやればそんなに出来るんですか?」と聞いたことがある。
答えは、「デスマーチをくぐっていけばこれくらいの実力はつく」だった。
だから、能力が無いと嘆く若者も(オッサンも、あるいは女性も)絶望する必要は無いと思った。
単に守りの姿勢、ポジションが安定したので、後は受け身で人生守りに入ろう、となった瞬間に思考が硬直化
するだけの話であって。
とまあ、増田で書いた所で寝言なのだが、「ネットの人がそれほど凄くもない」ということは、
例えば、はてブで上がってくる書籍関係の記事はほとんどフィクション系でノンフィクション系が少ない。
いつだかの村上春樹のネット相談で、「小説をバカにする夫が許せない」みたいな話題があったが、
実際は逆じゃないかな?と思う。「ビジネス書を読んでいる人は意識が高い」と揶揄されるのが
本当のところではないのか。
しかも下らないライフハック系の記事はホットエントリになったりして、Kindleのセールで買えよと思う訳だが、
そんなことを言っても聞き流されるのがオチだと言うことも分かる。
それはともかくとして、最初の話に戻ると、真実を語っている人に弱い。
今日、ようやく仕事に区切りがついたので、ダラダラとネットを見ていたが、久々に再読してフリーでもいい文章が
落ちているものだと思った。上に書いたワイ氏の駄文の何千倍も役に立つ文章が落ちている。
リンクを貼っても読まれないと思うので、抜粋しながら以下に転載したい。
「ハッカーと画家」のポール・グレアムの抜粋だ。ハッカー以外にも役に立つと思う。
転載元:
http://practical-scheme.net/trans/hs-j.html
<版権表示>
本和訳テキストの複製、変更、再配布は、この版権表示を残す限り、自由に行って結構です。
(「この版権表示」には上の文も含まれます。すなわち、再配布を禁止してはいけません)。
Copyright 2005 by Paul Graham
原文: http://www.paulgraham.com/hs.html
日本語訳:Shiro Kawai (shiro @ acm.org)
<版権表示終り>
(「知っておきたかったこと」より)
だから、卒業演説はこんなふうになるだろう。 「きみと同じ能力を持つ誰かができることなら、きみにもできる。
そして自分の能力を過小評価しちゃいけない。」 でも、よくあることだけれど、真実に近付こうとするほど
多くの言葉を費さなくちゃならなくなる。 かっこよく決まっている、でも正しくないスローガンを、 泥を
かき混ぜるみたいにいじってみたわけだが、 これじゃあまり良いスピーチにはならなさそうだ。 それに、
これじゃ何をすべきかってこともよくわからない。 「きみと同じ能力」って? 自分の能力って何だろう?
風上
この問題の解法は、反対側からやってみることだ。 ゴールを最初に決めてそこから逆算するんじゃなく、
より良さそうな状況に向けて少しづつ前に進んでゆくんだ。 成功した人の多くは実際にはそうやって成功したんだ。
卒業演説方式では、きみはまず20年後にどうなりたいかを決めて、 次にそこに至るには今何をすればいい、と考える。
ぼくが提案するのは逆に、将来のことは一切決めないでおいて、 今ある選択肢を見て、良さそうな選択肢がより
時間を無駄にしてない限り、実際に何をするかってことはあまり問題じゃない。 面白いと思えて、選択肢が
増えるものなら何でもいい。増えた選択肢のどれを 選ぶかなんて後で考えればいいんだ。
たとえば、君が大学の1年生で、数学と経済学のどっちを専攻しようかと 迷っているとする。この場合はね、
数学の方が選択肢がひろがるんだ。 数学からはほとんどどの分野へも進むことができる。数学を専攻していたら、
経済学の大学院へ進むのは簡単だろう。でも経済学を専攻して、 数学の大学院へ進むのは難しい。
グライダーを考えてみるといい。グライダーはエンジンを持っていないから、 風上に向かって進もうとすると
高度を大きく失うことになる。 着陸に適した地点よりずっと風下に行っちゃったら、打てる手はひどく
限られるものになるだろう。風上にいるべきなんだ。 だからぼくは「夢をあきらめるな」のかわりにこう言おう。
「風上をめざせ」。
でも、どうすればいい? 数学が経済学の風上だったとして、 高校生はそんなことを知っていなくちゃならないんだろうか。
もちろん知らないだろう。だから、風上を自分で見つけ出さなくちゃならない。 風上を知る方法のヒントを
いくつかあげよう。 賢い人々と、難しい問題を探すことだ。賢い人々は自分達で固まりがちだ。
そういう集団を見つけたら、たぶんそれに参加する価値はある。 但し、そういう集団を見つけることは簡単じゃない。
大学生になったばかりのときには、大学のどの学部もだいたい似たように見える。 教授たちはみんな
手の届かない知性の壇上にいて、凡人には理解不能な論文を 発表している。でもね、確かに難しい考えが
いっぱい詰まっているせいで 理解できないような論文もあるけれど、何か重要なことを言っているように
見せかけるためにわざとわかりにくく書いてある論文だっていっぱいあるんだ。 こんなふうに言うと中傷に
聞こえるかもしれないけれど、 これは実験的に確かめられている。有名な『ソーシャル・テクスト』事件だ。
ある物理学者が、人文科学者の論文には、 知的に見えるだけの用語を連ねたでたらめにすぎないものが
しばしばあると考えた。 そこで彼はわざと知的に見えるだけの用語を連ねたでたらめ論文を書き、
一番良い防御は、常に難しい問題に取り組むようにすることだ。 小説を書くことは難しい。
小説を読むことは簡単だ。 難しいということは、不安を感じるということだ。 自分が作っているものが
上手くいかないかもしれないとか、 自分が勉強していることが理解出来ないんじゃないかという不安を
感じていないなら、それは難しくない問題だ。 ドキドキするスリルがなくちゃ。
ちょっと厳しすぎる見方じゃないかって思うかい。 不安を感じなくちゃダメだなんて。 そうだね。
でもこれはそんなに悪いことじゃない。 不安を乗り越えれば歓喜が待っている。 金メダルを
勝ち取った人の顔は幸福に満ちているだろう。 どうしてそんなに幸福なのかわかるかい。安心したからさ。
幸福になる方法がこれしかないと言っているんじゃないよ。 ただ、不安の中にも、
そんなに悪くないものがあるって言いたいんだ。
野望
「風上をめざせ」というのは、現実には「難しい問題に取り組め」という ことだった。そして、
君は今日からそれを始めることができる。 ぼくも、このことに高校にいる時に気付いていたらなと思うよ。
たいていの人は、自分がやってることを上手くできるようになりたいと 思う。いわゆる現実社会では、
この要求はとても強い力なんだ。 しかし高校では、上手くできたからっていいことはあまりない。
やらされていることが偽物だからだ。 ぼくが高校生だった時は、高校生であることが自分の
仕事なんだって思ってた。 だから、上手くやれるようになる必要があることっていうのは、
学校でいい成績をあげることだと思ってた。
その時のぼくに、高校生と大人の違いは何かと聞いたなら、 たぶん大人は生活のために
稼がなくちゃならない、と答えていただろう。 間違いだ。ほんとうの違いは、大人は
自分自身に責任を持つということだ。 生活費を稼ぐのはそのほんの小さな一部にすぎない。
もしもう一回高校をやりなおさせられるとしたら、ぼくは学校を 昼間の仕事のようにあしらうだろう。
学校でなまけるということじゃないよ。 昼間の仕事のようにやる、っていうのは、
それを下手にやるってことじゃない。 その意味は、それによって自分を規定されないようにするってことだ。
たとえば昼間の仕事としてウェイターをやっているミュージシャンは、 自分をウェイターだとは思わないだろう。
同じように、ぼくも、自分を高校生だとは思わないだろうね。 そして昼間の仕事が済めば、本当の仕事を始めるだろう。
高校時代を思い出して一番後悔することは何かって尋ねると、 たいていみんな同じ答えを返す。時間を大いに
無駄にしたってね。 君が、今こんなことをしてて将来後悔することになるだろうなと 思っているなら、
きっと後悔することになるよ。
これは仕方ないと言う人もいる。高校生はまだ何もきちんと出来ないからってね。 ぼくはそうは思わない。
高校生が退屈しているというのがその証拠だ。 8歳の子供は退屈しない。8歳の時には「ぶらつく」かわりに
「遊んで」いたはずだ。 やってることは同じなのにね。そして8歳の時、ぼくは退屈することがほとんど
無かった。裏庭と数人の友達がいれば、一日中遊んでいることができた。
今振り返ってみれば、中学高校でこれがつまらなくなった理由は、 ぼくが他の何かをする準備が出来たからだった。
友達とぶらついちゃだめだなんて言ってないよ。 誰ともつき合わなかったら、仕事しかしないむっつりした小さな
ロボットに なるしかない。友達と出かけるのは、チョコレートケーキみたいなもんだ。 時々食べるからおいしい。
毎食チョコレートケーキを食べていたら、 たとえどんなに好きだとしても、3食目には吐き気がしてくるだろう。
良い成績を取る以上に何かしなくちゃならないと聞いたら、 『課外活動』のことだと思うかもしれない。
でも君はもう、ほとんどの『課外活動』がどんなにばかげたものかを知っているよね。 チャリティの
寄付集めは称賛されるべきことかもしれないが、 それは難しいことじゃない。 何かを成し遂げるってこと
じゃないからだ。 何かを成し遂げるっていうのは、たとえば上手く文章を書けるようになるとか、
コンピュータをプログラムできるようになるとか、 工業化以前の社会の生活が実際どんなものだったかを知るとか、
モデルを使って人間の顔を書くことを学ぶとか、そういうことだ。 この手の活動は、大学入試願書に一行で
書けるようなものにはなかなかならない。
堕落
大学に入ることを人生の目標にするのは危険なことだ。 大学に入るために自分の能力を見せなくちゃならない
相手っていうのは、 概して鋭いセンスを欠いている。多くの大学では、 きみの合否を決めるのは教授じゃなくて
入学管理者で、 彼らは全然賢くない。知的社会の中では彼らは下士官だ。 きみがどれだけ賢いかなんて
彼らに分かりはしない。 私立の進学校が存在することが、その証明になっている。
入試に受かる見込みが上がらないのに多額の金を学校に払う親はほとんどいない。 私立の進学校は、入試に
受かるための学校であることを明示している。 でも立ち止まって考えてみたまえ。同じくらいの子供が、
ただ地域の公立高校だけに行くより私立の進学校に行った方が入試に受かりやすくなるってことは、
君達の多くは、今人生でやるべきことは大学入試に受かるように なることだと思っているだろうね。
でもそれは、自分の人生を空っぽの プロセス、それを堕落させるためだけで一つの業界が存在しているほどの
プロセスに押し込めていることになる。 シニカルになるのも無理ないよ。 君が感じている不快感は、
リアリティTVのプロデューサーや タバコ会社の重役が感じているものと同種のものだ。 君の場合は給料を
もらっているわけでもないのにね。
じゃあどうしようかね。 ひとつ、やっちゃいけないのは反抗だ。 ぼくは反抗した。それは間違いだった。
ぼくは、自分達の置かれた状況をはっきり認識していなかったけど、 なにか臭いものを感じていた。
だから全部投げ出したんだ。 世界がクソなら、どうなろうと知ったことか、ってね。
教師の一人が試験対策のアンチョコを使っているのを見つけた時に、 ぼくはこれでおあいこだと思った。
そんな授業でいい点数をもらって どんな意味があるっていうんだ。
今、振り返ってみれば、ぼくは馬鹿だったと思うよ。 これはまるで、サッカーで相手にファウルされて、
おまえ反則しただろ、 ルール違反だ!と怒ってグランドから立ち去るようなものだ。 反則はどうしたって
起きる。そうなった時に、冷静さを失わないことが重要だ。 ただゲームを続けるんだ。
きみをこんな状況に押し込めたのは、社会がきみに反則したからだ。 そう、きみが思っているように、
授業で習うほとんどのことはクソだ。 そう、きみが思っているように、大学入試は茶番だ。 でも、
反則の多くと同じように、悪意があってそうなったわけじゃない。 だから、ただゲームを続けるんだ。
反抗は服従と同じくらいばかげたことだ。 どちらにしてもきみは他人に言われたことに縛られている。
一番良いのは、直角の方向に足を踏み出すことだ。 言われたからただやる、でもなく、
言われたからやらない、でもない。 かわりに、学校を昼間の仕事にするんだ。昼間の仕事だと
考えれば 学校なんて楽勝だよ。3時には終わるんだし、なんなら自分のやりたいことを 内職しててもいい。
好奇心
じゃあ、本当の仕事は何になるんだろう。 きみがモーツァルトでない限り、やるべきことはまずそれを
探し出すことだ。 やりがいのあることって何だろう。すごい発想をする人達はどこにいるだろう。
そして一番重要なこと:自分は何に興味があるだろう。 「適性」という単語はちょっと誤解を招きやすい。
元から備わった性質のように思われるからね。 最も強い種類の適性とは、ある種の問題に対する
どん欲な興味だけれど、 そういう興味は後天的に獲得するものが多い。
この考えの変化したものは、現代の文化においては「熱意」という言葉で 呼ばれている。
最近、ウェイター募集の広告で「サービスに対する熱意」を 持った人を求めている、というのを見た。
本物の熱意は、ウェイターくらいじゃおさまらないものだ。 それに熱意という単語も良くない。
むしろそれは好奇心と呼ぶのがいい。
子供は好奇心旺盛だ。ただ、ぼくがここで言っている好奇心は 子供のとはちょっと違う。
子供の好奇心は広くて浅い。 ランダムに色々なことについて「どうして?」と尋ねる。
多くの人は、大人になるまでにこの好奇心が全部渇いてしまう。 これは仕方無いことだ。
だって何についても「なぜ?」と尋ねていたら 何もできないからね。でも野心を持つ大人では、
好奇心は全部渇いてしまうのではなく、狭く深くなってゆくんだ。 泥の庭が井戸になるんだ。
好奇心を持っていると、努力が遊びになる。 アインシュタインにとっては、相対性理論は試験のために
勉強しなくちゃならない 難しい式の詰まった本ではなかったはずだ。 それは解き明かしたい神秘に
見えていただろう。 だからたぶん、彼にとって相対性理論を見出すことは、 今の学生が授業で
それを学ぶことほど、努力とは感じられなかったんじゃないかな。
学校で植え付けられる幻想の一番危険なものは、 素晴らしいことを為すには自分に厳しくなければ
ならないというものだ。 多くの科目はあまりに退屈に教えられるから、 自律心が無いと全部に
出席することなんてできやしない。 大学に入ってすぐに、ぼくはヴィドゲンシュタインの言葉を読んで
びっくりした。彼は自律心が無くて、たかが一杯のコーヒーであろうと 欲しくなったら我慢することが
できなかったというんだ。
今、ぼくは素晴らしい仕事をした人を何人も知っているけれど、 みんな同じなんだ。自分を律すると
いうことをほとんどしない。 延ばせることはぐずぐず先に延ばすし、興味のないことをやらせようと
しても全くの無駄だ。そのうちの一人ときたら、自分の結婚式に 出席してくれた人へのお礼の手紙を
出してない。 結婚して4年経つのに。もう一人は、メールボックスに26000通のメールをため込んでる。
自律心が全くのゼロだったら困るよ。走りに行こうかなと思うくらいの 自律心は必要だ。ぼくも時々、
走るのが面倒だなあと思うけれど、 一度走り出せばあとは楽しめる。そして何日か走らないと具合が
悪くなる。 素晴らしい仕事をする人にとっても同じことなんだ。 仕事をしてないと具合が悪くなるし、
仕事を始めるだけの自律心は 持っている。ひとたび仕事を始めれば、興味の方に圧倒されて、
自律心は必要なくなるんだ。
シェークスピアは偉大な文学を産み出そうと歯を食いしばって 勤勉に努力したって思うかい。
そんなわけないさ。 きっと楽しんでいたはずだ。だから素晴らしい作品が書けたんだ。
いい仕事をしたいなら、必要なのは見込みのある問題に対する 大きな好奇心だ。アインシュタインに
とっての一番大事な瞬間は、 マクスウェルの方程式を眺めて、これはどうなっているんだろうと
自問したところにあった。
生産的な問題に照準を合わせるのには長い時間がかかる。 本当の問題は何なのかを見つけるだけで
何年もかかるかもしれないからね。 極端な例を言えば、たとえば数学だ。数学を嫌う人は多い。
でも学校で「数学」の名前でやらされていたことは、 実際に数学者がやっていることとはほど遠いんだ。
偉大な数学者のG. H. ハーディは、高校の時は数学が嫌いだったと 言っている。ただ他の生徒より
高い点数をとれたから選択しただけだったと。 後になって、彼は数学が面白いということに気づいた。
質問に正しく答えることのかわりに、自分で問題を見つけるようになってからね。
ぼくの友達の一人は、学校で提出するレポートに苦しんでいると 母親が「それを楽しむ方法を見付ければいいのよ」
っていうんだとぼやいていた。 でもそれが、やるべきことなんだ。世界を面白くする問いを見つけ出すんだ。
素晴らしい仕事をした人は、ぼくらと違った世界を見ていたわけじゃない。 ただこの世界の中の、
ほんのちょっとした、でも不思議なことがらに気づいただけなんだ。
これは学問だけの話じゃない。
「車はどうして贅沢品じゃなきゃいけないんだ? 車が日用品になったらどうなるだろう?」
これがヘンリー・フォードの発した 偉大な問いだった。フランツ・ベッケンバウアーの問いはこうだった。
こちら(http://iwatam-server.sakura.ne.jp/game/marysue/index.html)のテストを刀剣乱舞用にアレンジしたものです。製作者の方が参考にアレンジしてもOKと書かれているので作ってみました。時々アップデートします[最終更新:2015/8/27]
このテストは貴方の作品の自己陶酔度をはかるものです。当てはまる設問にチェックをつけ、最後にその合計数を出してください。結果は設問の後、この投稿の末尾に記します。
この文章はアレンジフリーとします。この文章を元にした創作物の作成・公開などすべて許可します。Pixivへの投稿は特に大歓迎です。
・主人公またはオリジナルキャラクターは審神者、政府職員、創作刀剣男士/女子、そのほか原作には登場しない人物である
・主人公またはオリジナルキャラクターは名前がハッキリと決まっている(名前のないキャラはモブと見なすためオリジナルキャラクターには含めない)
・ありがちな名前ではなくカッコよかったり可愛かったりする名前である
・その名前には何か意味があり、それは今回の作品の内容には特に深く関わってくることのない設定である
・主人公は美人、可愛い、カッコいい、愛嬌があるなど他人から好まれる容姿をしている設定である
・小柄、細身、巨乳など他人から好まれやすい外見的特徴を持っている
・両親が神/妖怪/鬼/付喪神であり、主人公やその他オリジナルキャラクターはその外見的特徴や長所を受け継いでいる
・登場人物の隠し子、生き別れになった兄弟、あるいは生まれ変わりである
・幼いころ両親に捨てられたか、あるいは幼くして両親をなくしずっと一人で生きてきた
・自分がした過去の行為に対する罪悪感にいつも苦しめられている
・ある日突然審神者になるように言われ、ブラック本丸の引き継ぎ審神者として配属されたか、もしくはブラック本丸に配属された審神者見習いか、ブラック本丸の調査に行くように指示された政府職員である
・本来知らないはずのことをいろいろ知っている
・世界の秘密、あるいはこの世界を根底からくつがえす何かをあなたのキャラだけが知っている
・難しい技能を訓練なしですぐ覚えることができる
・刀剣男士にとって心地いい霊力を持っている
・縁切りバサミのような審神者と刀剣男士の間の縁を切る道具ないしは特殊能力が登場する
・主人公ないしはオリジナルキャラクターが刀剣男士より強いか、もしくは肩を並べられる程度の戦闘能力を持っている
・刀剣男士は特に理由もなく主人公ないしはオリジナルキャラクターを嫌っているか、理由がある場合でも「前任の審神者に酷い目に遭わされていたから」
・主人公が刀剣男士に対して何の思い入れもないか、思い入れがあっても最終的には見限って見捨てる
・刀剣男士を敵と味方にわけて見ており、敵方の刀剣男士は報復されて当然だと考えている
・敵側の刀剣男士は主人公やオリジナルキャラクターを見下している
・味方側の刀剣男士が敵側の刀剣男士に暴言を吐いたり暴力を奮ったりする
・あなたのキャラは、あなたが好きな別のお話のキャラを基にしている。
・あなたのキャラがもし現実にいたら、誰もが好きになるだろう。そういうタイプの人間を嫌う人がいるとは想像できない。
・誰かがあなたのキャラの考え方を批判したら、まるで自分が批判されたかのように腹が立つ。
・誰かがあなたのキャラをけなしたら、その人は本当は自分のように小説が書けないことを嫉妬しているのだと思う。
・刀剣男士は主人公やオリジナルキャラクターを引き立てるために存在していると思う
・好きな刀剣男士や原作キャラ(審神者以外のこんのすけ/敵刀剣など原作に登場するもの)がいない
・刀剣男士と自分で考えたオリジナルキャラクターのうち、どちらが好きか聞かれたらオリジナルキャラクターのほうだと答える
・主人公が元ブラック本丸に連れてこられるか、刀剣男士に成り代わるか、未発見の刀剣男士/女子として発見されるか、乗っ取りをたくらんで見習いとして既存の本丸に行くか、平和なはずの本丸に嫌な感じの見習いが来るところから話が始まる
・主人公は最終的に救われるが、敵方の刀剣男士が救われることはない
・主人公またはオリジナルキャラクターは今回特に何の非もなく可哀想な目に遭い、特に何の努力もせずにそこから救われる設定である
・最終的に刀剣男士が酷い目に遭う
・読者からのコメントやタグで「制裁希望」など刀剣男士への処罰を望むものがある
・読者からのコメントやタグに刀剣男士を貶めるような内容のものがある
・読者からのコメントやタグでは主人公が可哀想というものが中心で、刀剣男士を憐れむものが少ない
ここまで当てはまるのはある意味すごいです。悪気がなくても立派なヘイト創作なので原作ファンの目の届かないところでやりましょう。
かなり自己陶酔度が高いです。後で間違いなく黒歴史になります。ただ「あなたと刀剣男士の関係」の設問3つのうちのどれかにチェックを入れていない場合はヘイト創作とまでは言われません。繊細ヤクザに絡まれないように注意書きはしっかりしてくださいね。
少し痛々しい自己陶酔度の高い創作物ですが、「あなたと刀剣男士の関係」の設問3つのうちのどれかにチェックを入れていない場合は気にすることはありません。チェックを入れている場合はヘイト創作です。
このくらいならよくある程度ですが、もし「あなたと刀剣男士の関係」の設問3つのうちのどれかにチェックを入れていた場合は立派なヘイト創作です。原作ファンの目の届かないところでやりましょう。そうでなければ気にする必要はありません。
『刀剣乱舞用ヘイト創作(メアリー・スー)テスト』http://privatter.net/p/991952
白
『ブラック本丸・本丸NTR・ヘイト創作愛好者の皆様への問題提起』http://togetter.com/li/857178
『ブラック本丸・本丸NTR・ヘイト創作への問題提起まとめや反応まとめへの反応』http://togetter.com/li/857788
『ブラック本丸・本丸NTR・ヘイト創作の製作者の方に望むこと』http://togetter.com/li/858109
『ブラック本丸・ヘイト創作の人気作品まとめ』http://togetter.com/li/858887
『審神者中心のとうらぶ二次創作を楽しむ作者・読者さんたちへ』http://togetter.com/li/859690
『ブラック本丸・ヘイト創作の人気作品まとめ2』http://togetter.com/li/861911
『なぜブラック本丸もの・ヘイト創作が問題視されるのか、本当の理由』http://togetter.com/li/862966
ブラック本丸もの、本丸NTRと呼ばれるジャンルにはヘイト創作に分類される表現が数多く含まれています。
前回『ブラック本丸・本丸NTR・ヘイト創作』作者・読者のみなさんへというタイトルでこちら (http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=5636851)に書かせていただいた内容ですが、長すぎると不評で、かつ皆さん本筋に目を向けて下さらないようなのでさらに短縮したヘイト創作の問題点部分のみをもう少し詳しく書いてみました。
ブラック本丸もの、本丸NTRものというジャンルそのものを責めているわけではなく、こうした影響があるので少し考えて欲しいという内容です。
こちらの投稿では決して該当の作品を創作するな、私に見せるなということを言いたいわけではありません。
こうした影響があるということを考えて欲しい、公式に迷惑をかけないように活動するという二次創作のマナーに関してもう一度考え、思い出してほしいというのが趣旨です。
長い文章は読めない方が多いようなので、簡潔にまとめて書きます。
上記のような理由で、ブラック本丸・本丸NTR・ヘイト創作そのものは否定しないものの、一般のファンへの配慮や公式に迷惑をかけない工夫が必要ではないかと考えています。
もう一度言いますが、こちらの投稿では決して該当の作品を創作するな、私に見せるなということを言いたいわけではありません。
こうした影響があるということを考えて欲しい、公式に迷惑をかけないように活動するという二次創作のマナーに関してもう一度考え、思い出してほしいというのが趣旨です。
ヘイト創作であるかどうかは、描写方法・創作意図にかかってきます。
創作の意図が「主人公をいじめる刀剣男士を懲らしめてやりたい」「主人公をいじめた刀剣男士に復讐する話が書きたい」などのように、最後の部分が怒りや憎悪で締めくくられている場合はヘイト創作に分類されます。
これが「いじめられている刀剣男士に萌える」「虐待されている刀剣男士に萌える」「暴力を振るわれている刀剣男士に萌える」という気持ちで書いている場合、ヘイト創作ではありませんが一般的な嗜好ではありません。
暴力やいじめ、報復等の行きすぎたものに関しては、一般の映画・漫画・アニメでも年齢制限が行われたり、具体的な部分が見えないようになったり、先に暴力やグロテスクな展開があることについての注意が行われます。
特にそうではない、ブラック本丸や本丸乗っ取りを題材にしていても刀剣男士たちが立ち直っていく様子を描きたい、刀剣男士たちが救われるまでを描きたいのような動機である場合、暴力表現等への注意書きさえ設ければそこまでの配慮は必要ありません。
そちらはあくまで題材としてのブラック本丸ものであり、ファン活動の一環であり、原作を貶める意図のある創作物ではないためです。
これで三回めですが、こちらの投稿では決して該当の作品を創作するな、私に見せるなということを言いたいわけではありません。
こうした影響があるということを考えて欲しい、公式に迷惑をかけないように活動するという二次創作のマナーに関してもう一度考え、思い出してほしいというのが趣旨です。
これは前項にも書きましたが、一般的には「NTR」とは寝取られを指します。
そのため本丸NTR、いわゆる本丸乗っ取りもの(見習い等が審神者から本丸をのっとって、後に刀剣や乗っ取った見習いに制裁が加えられるもの)に関して言えば現在、これまで存在していた別のタグをのっとってしまっている現状があります。
好きな女性を他の男に寝取られてしまい、それを見ることで興奮するというジャンルです。
主に男性向の18禁界隈で使われる言葉なので、そういった用語が全年齢の場で、しかも従来の意味とは違う意味でつかわれるのは望ましくありません。
寝取られとしての描写にNTR表記は問題ないのですが(ただこれはあくまで上記のような男性向ジャンルの意味合いとしての寝取られである場合で、単純に寝取られたことを示す場合には使わないほうが良いと思います)そうでない場合には乗っ取りと記載するか、別の用語をおつくり下さい。
何度も言いますが、今回やり玉に挙げられている作品に関して思うところはありません。
正直なところ、公式に迷惑がかかるのでなければ好きにすればよいと思っています。
私はランキングを見ることもありませんし、探したい作品はCPタグで検索するので特に困ってはいません。
ではなぜ、どうしてこの文章を書くに至ったのかと言えば、前回の投稿でもあった通り、ブラック本丸もののコメント欄やキャプションを拝見していて原作に大幅な誤解のある方が多いということについて危惧したためです。
原作のゲームには見習い審神者制度というものはありませんし、本丸を乗っ取ることは不可能ですし、引き継ぎすることもできません。
真名を知られると神隠しされるというシステムもなければ、霊力の相性などという設定もなく、演練でほかの審神者を攻撃することもできません。
もちろん自由に想像し創作することは二次創作の醍醐味です。自由に行っていいと思います。
大事に扱っていない場合、せめて大事に扱っていないこと、原作では作中に含まれる●●のような設定はないことなどを最低限記載すべきではないでしょうか?
腐向け・夢向け・創剣乱舞について同様のことを言わないのは、原作タグを使用していないからです。
別のタグを使用しているということは辿りつくまでに少し手間がかかるということです。何も知らない人間が迷い込むことは少なくなります。
何も知らない人間がヘイト創作の中に迷い込まないようになること、それによって誤解を生むことがなくなるようになること、通常の刀剣乱舞ファンがヘイト創作ではない二次創作を探せるようになること。
それは果たして、現在ブラック本丸ものを愛好している方々にとってマイナスになることなのですか?
公式に迷惑をかけないようにしませんか、という呼びかけは迷惑なことなのでしょうか?
ただ今のような<それでもブラック本丸・本丸NTR・ヘイト創作を書きたい、読みたい方へ>
何度も言いますが、今回やり玉に挙げられている作品に関して思うところはありません。
正直なところ、公式に迷惑がかかるのでなければ好きにすればよいと思っています。
私はランキングを見ることもありませんし、探したい作品はCPタグで検索するので特に困ってはいません。
ではなぜ、どうしてこの文章を書くに至ったのかと言えば、前回の投稿でもあった通り、ブラック本丸もののコメント欄やキャプションを拝見していて原作に大幅な誤解のある方が多いということについて危惧したためです。
原作のゲームには見習い審神者制度というものはありませんし、本丸を乗っ取ることは不可能ですし、引き継ぎすることもできません。
真名を知られると神隠しされるというシステムもなければ、霊力の相性などという設定もなく、演練でほかの審神者を攻撃することもできません。
もちろん自由に想像し創作することは二次創作の醍醐味です。自由に行っていいと思います。
大事に扱っていない場合、せめて大事に扱っていないこと、原作では作中に含まれる●●のような設定はないことなどを最低限記載すべきではないでしょうか?
腐向け・夢向け・創剣乱舞について同様のことを言わないのは、原作タグを使用していないからです。
別のタグを使用しているということは辿りつくまでに少し手間がかかるということです。何も知らない人間が迷い込むことは少なくなります。
何も知らない人間がヘイト創作の中に迷い込まないようになること、それによって誤解を生むことがなくなるようになること、通常の刀剣乱舞ファンがヘイト創作ではない二次創作を探せるようになること。
それは果たして、現在ブラック本丸ものを愛好している方々にとってマイナスになることなのですか?
公式に迷惑をかけないようにしませんか、という呼びかけは迷惑なことなのでしょうか?
ただ今のような誤解を生み続ける状況に対しては問題があるのではないか、とお尋ねしたいのです。
今のままではいつ「こんなひどい創作物は作らないようにしてください」と公式から言われるかわからないのです。
これまで好きだった作品が読めなくなったら悲しいと思いませんか?
棲み分けというのは、二次創作を守るためのものでもあると思います。よくよくお考えいただければ幸いです。 誤解を生み続ける状況に対しては問題があるのではないか、とお尋ねしたいのです。
今のままではいつ「こんなひどい創作物は作らないようにしてください」と公式から言われるかわからないのです。
これまで好きだった作品が読めなくなったら悲しいと思いませんか?
棲み分けというのは、二次創作を守るためのものでもあると思います。よくよくお考えいただければ幸いです。
『ブラック本丸・本丸NTR・ヘイト創作への問題提起まとめや反応まとめへの反応』http://togetter.com/li/857788
『ブラック本丸・本丸NTR・ヘイト創作の製作者の方に望むこと』http://togetter.com/li/858109
『ブラック本丸・ヘイト創作の人気作品まとめ』http://togetter.com/li/858887
『審神者中心のとうらぶ二次創作を楽しむ作者・読者さんたちへ』http://togetter.com/li/859690
『ブラック本丸・ヘイト創作の人気作品まとめ2』http://togetter.com/li/861911
『なぜブラック本丸もの・ヘイト創作が問題視されるのか、本当の理由』http://togetter.com/li/862966
昨今、Pixivの全年齢ランキングはほぼすべてと言っていいほど「ブラック本丸」や「ヘイト創作」作品が埋め尽くしています。この現状について一石を投じられればと思いしたためたのがこの文章です。
私の目的は主に「ヘイト創作」であることの多い「ブラック本丸」作品がランキングを席巻することで刀剣乱舞というゲームが誤解されることのないようにすることです。ブラック本丸、ヘイト創作などを好む方を攻撃したり、貶めたりする意図はありません。
ただ、現状ランキングを埋め尽くしている「ブラック本丸」作品があることで、ヘイトがヘイトを呼ぶような現状になっています。
ゲームをプレイしていない状況で、こうした作品を書けば人気が出るという考えのもとに、原作にはない設定や原作を大幅にマイナス方向に歪めた設定を元にした創作物が増えているのです。
もちろん、そうした創作物を書くこと自体は自由です。どんな意図で創作しているのだとしても、それは責めるべきことではありません。
ただ現状ではそのせいで原作が誤解され、何の罪もない原作キャラクターが貶められ、風評被害を受けているのです。
とあるブラック本丸作品のキャプションには「刀剣乱舞という作品の性質上」というような枕詞の元にブラック本丸によくあるような審神者への暴力表現等が含まれることが記載されていました。
実際にプレイされたことがあれば、原作はそのようなゲームではないということは一目瞭然ですが、Pixivで流行しているのだからそういう原作なのだろう――と誤解されてしまっているのです。
もちろん創作は自由です。ただ、現状のブラック本丸ものはコメント欄やタグ欄を含め原作キャラクターへの怨嗟で満ちていることが多く、そういったマイナスの感情を元にした創作物は通常「特殊嗜好」として同好の士の間でだけ閲覧されるべきものです。
それならなぜ「腐向け」作品はよくて、「ブラック本丸」作品は駄目なのか? なぜ「ヘイト創作」に対して苦言が呈されるのか? 過去の別ジャンルの事例等も踏まえて書かせていただければと思います。
これは私が説明するより、よくまとまっているPixiv辞典(http://dic.pixiv.net/a/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E6%9C%AC%E4%B8%B8)のタグ説明を引用させていただいた方が早いかと思うので、リンクさせていただきます。
簡単に説明いたしますと、もともとブラック本丸とはブラック企業をもじった言葉です。
身を粉にして働くブラック企業社員のように、資源やレア刀剣のために疲労状態になっても繰り返し出陣させられる刀剣男士たちの物語をコメディ調に描いたものでした。
それが途中から刀剣男士への虐待描写が混じるようになり、刀剣男士が審神者への反撃として性的虐待や暴行を行うものが増えていき、過去に他のジャンルで流行した「嫌われ」作品のように最終的には刀剣男士へ制裁が加えられるようなものへと変化しました。
今でも当初の意味合いでブラック本丸を使っているもの、変わってきた意味合いのものであってもヘイト創作ではないものも少しは混じっていますが、ほとんどがヘイト創作になってしまっています。
ブラック本丸ものでは近頃はよく「NTR」という表記がされているものがあります。
これは乗っ取りの略でいわゆる見習いと呼ばれるキャラクター(原作にはそのような制度は存在しません)が刀剣男士たちをたぶらかして…というような傾向の作品につけられています。
が、このNTRという言葉、実は男性向の用語として既に別の意味があります。
「寝取られ」という特殊嗜好で、男性向のセックスを含む描写をしていると受け取られかねない用語です。
本来NTRとは、主人公の男性が好きな女性を他の男に寝取られて悔しさを噛みしめるような作品(主に濃厚な男性向けのセックス描写を含むもの)を指しているのです。
既にある用語を別の意味で、しかも全年齢の作品で使う場合、読んでいない方から「刀剣乱舞の二次創作というのは全年齢作品でもそういった男性向セックスを描く作品が人気なのか」と誤解をされかねないため、タイトルなどへの使用は避けられる方がよいかと思います。
二次創作というものは基本的にはファンアート、つまりは「それが好きだから、好意を表現するために創作する」ものです。
作者や読者が好きなのは主人公になっている女審神者・男審神者・政府職員などで、刀剣男士には憎しみが向いていることが多くありませんか?
これは原作や原作キャラクターのファンによる創作物と言えるでしょうか?
もし、貴方が原作キャラクターが好きで貶めたいと思っている、いじめたいと思っているのだとしたら、それは「特殊嗜好」だと認識してください。
リョナと呼ばれる、キャラクターに暴力を振るったり傷つけたりすることを好む性癖も存在しますが、そういった性癖はやはり一般には受け入れがたいものです。
暴力や損壊などの描写は映画などでも年齢制限がかかるような、何の準備もなく見せていいものではないと思われているのだということをご理解ください。
たとえば道端で、誰かを一方的に踏みつけたり、罵声を浴びせている人を見つけたらどう思いますか? 顔をそむけたくなりませんか?
同様に創作物においても、一方的に誰かが暴力を受けている場合、顔をそむけたくなる人が多いのです。
あなたのお父さんやお母さんに見せた場合に怒られそうなものの場合、基本的には棲み分けが必要なものだと思ってもいいかもしれません。
だって、Pixivには色々な年齢層の方がいますから、中にはあなたのお父さんやお母さん、場合によってはおばあちゃんやおじいちゃんくらいの方もいるのですから……。
さて、それでは棲み分けが必要なものとそうでないものについての話の前に、ヘイト創作の基準について書かせてください。
ヘイト創作であるかどうかは、作者の創作意図と描写方法にかかってきます。
おおまかにいって、以下のような特徴を持つ場合、悪気があるなしに関わらずヘイト創作に分類しておいたほうがトラブルにはなりません。その理由は後述します。
●メインとなるキャラクターが女審神者、男審神者、政府職員など原作で明確に容姿や設定が登場していないキャラクターであり、刀剣男士はその添えものである
●刀剣男士が主人公や他の刀に対して暴力を振るったり、暴言を吐いたりする描写がある
●主人公が刀剣男士に対して暴力を振るったり、暴言を吐いたりする描写がある
●刀剣男士を一般的に見て魅力的に描くことを目的としていない創作物である
1~3が揃っていても、例えばそれが「苦境に立たされた刀剣男士たち(のうちのひとり)が何とか本丸を立て直そうと努力する話」であればヘイト創作という分類はされないことが多いのです。
(もちろん、その場合でも暴力描写などについての注意書きが必要であることは言うまでもありませんが……)
※審神者受小説などの強引に性行為に持ち込む描写などに関しては、広い意味では暴力描写ではありますがヘイトとは違う場合が多いかと思います。審神者が刀剣を無理やり…の場合には少し気を遣われた方がいいかもしれません。その理由も5ページ目に追記させていただきましたのでご参照ください。
ブラック本丸ものはちゃんねる形式と言われる、匿名の人間が大勢書き込んだログをまとめることで記事を作るような形式の創作物であることが多いです。
これは実際に存在する匿名掲示板を元にしたネタで、そのものを見たことはなくとも、まとめブログなどの形で目にしたことがある方が多いかと思います。
そうしたまとめブログでもよくあるのですが、書き込みする人間が何か酷い目に遭わされ、その報復を行う……、という勧善懲悪形式のテンプレートをブラック本丸ものでも踏まえていることが多いです。
勧善懲悪形式の内容というのはおおむねすっきりするでしょうし、人気があるのも確かなのですが、まとめブログなどでは登場人物がすべて仮名であるのに対してとうらぶちゃんねるでは登場人物は明らかに誰なのか分かる形での描写になっています。
そうするとどうなるかというと、敵役に配置されたキャラクターへの憎しみが募っていく形になってしまうのです。
憎しみが募ったところでそのキャラクターが酷い目に遭わされてすっきりする、という繰り返しが昨今流行のブラック本丸ものの多くで見られる傾向です。
ただ考えていただきたいのですが、たとえば制裁を受ける側として描写されているのがあなたの友人知人であったらどんな気持ちになるでしょう? もしくはあなた自身であったら? 腹が立つと思いませんか?
まとめブログが問題にならないのは、全員が仮名で、仮に実在の人物がいたとしてもいち個人であるためです。
刀剣男士はそうではありません。誰のことを書いているのかはっきりわかる状態でキャラクターを貶めるような描写をしているのですから、当然、配慮が必要なのです。その配慮のわかりやすい形が「ヘイト創作」タグです。
刀剣男士を貶めることが目的である・ないに関わらず、原作ファンへの配慮としてヘイト創作タグをつけて棲み分けすることを推奨します。
また、可能であればランキングに掲載されて悪目立ちしないような配慮も必要かと思います。
ブラック本丸が好きな読者はタグで検索してきますから、ランキングに掲載されなくても読みに来てもらえますし、口コミで読者は増えます。その方がこういう口うるさいファンからの横やりも入らなくなりますし、お互いにストレスフリーの環境が実現できるのではないかと考えます。
審神者や政府職員を主人公に据えた作品の場合、必ずしもヘイト創作であるとは限りません。
ですが、いくつか注意しなければならない場合があります。それは「審神者」や「政府職員」が刀剣男士を相手に無理やり性行為に持ち込んでいる場合や、逆に刀剣男士が審神者・政府職員を相手に無理やり性行為に持ち込んでいる場合についてです。
●審神者・政府職員とキャラクターがお互いに恋愛感情を抱いている場合
●審神者・政府職員とキャラクターがお互いに恋愛関係に至るまでの過程でその行為に至る場合
上記のような場合であれば、一般的にヘイト創作であるとはみなされないので安心してください。
ただ描写の程度によっては強姦描写がある旨などは記載しておいた方がいいかもしれませんし、無理やりというのが殴り倒して気絶させたうえで…、というような通常の性行為では行われないレベルのものである場合には注意書きが添えてあるほうが親切ではあります。
《気にした方がいいパターン》
●審神者・政府職員が権力をかさにきて刀剣男士に一方的に性行為を強要する場合
●審神者・政府職員が仲間の命などを盾に刀剣男士に一方的に性行為を強要する場合
●刀剣男士が腕力等を用いて抵抗できない審神者・政府職員に一方的に性行為を強要する場合
こちらは主に現実世界ではパワハラと呼ばれるものです。昨今では犯罪行為であるとみなされることも増えて来ています。そうした描写は好きな方は好きですが、苦手な方は苦手な特殊嗜好です。
特にブラック本丸における上記に置いては、そのつもりがなくてもヘイト創作のタグをつけるか注意書きを設けたほうがよいです。
ただしモブ×刀剣のようなジャンルもありますので、あくまで刀剣男士を貶めたいのではなく「刀剣男士がモブに性行為を強要されているのに萌える」という性癖である場合には、その旨を記載し、刀×主や主×刀タグをつけ、モブレなどのタグをつけておけば問題ありません。
※モブレ=モブレイプ、特に個性などを設定されていないモブキャラに原作キャラクターを犯させるのが好き、という性癖を持つ作品のためのタグです
Pixivのランキングは、投稿した日とその翌日のブックマーク数・評価回数によって順位づけされます。
そのため、たとえば最初の数日間はマイピク限定公開とし、数日後に全体公開にすることでランキング入りを防ぐことができます。
最速で読みたいファンにはマイピク申請をしてもらい、そうでもない読者には全体公開後に読んでもらう形式にすることでファンとの交流も深まりますし、悪い意味で目立つことがなくなるのでお互いにうまく棲み分けができるようになるかと思います。
たとえば刀剣乱舞でいえば、刀剣乱腐や刀剣乱夢のように棲み分けタグが使用されています。
現状、刀剣男士たちのほのぼの作品を検索しようとしても、ブラック本丸ものなどが多いため、見つけ出すことができなくなってしまっています。
腐向け作品や夢作品はジャンルタグの代わりに代替タグを使用することによって検索の邪魔になることを防いでいるため、そこまで問題にはなっていません。
そのため、ブラック本丸作品やヘイト創作も代替タグを使用してはいかがでしょうか?
過去に他ジャンルでは●●嫌われ、●●ヘイトなどのように代替タグ使用をしていました。刀剣乱舞もたとえば「刀剣嫌われ」「刀剣乗っ取り」「刀剣ヘイト」などのようにマイナス検索用のワードを残しつつパッと見で内容のわかるタグ付をしてはどうでしょうか?
私はこちらのアカウント以外でPixivプレミアムに入っているのでタグ検索の解析が見られるのですが、ジャンルタグで検索してくる方はほとんどいませんでした。全体の10%にも満たないごく少数です。
代替タグを使用するようにしたとしても閲覧数にはおそらくそう変化はありません。ジャンルタグの始祖を目指してみていただければ……と思います。
現状、ブラック本丸ものもほとんどが「刀剣乱舞小説○○users入り」タグなどで分類されているかと思います。
ですがこれは前項でも記述した通り、刀剣男士同士のほのぼのものを探している方にとっては邪魔になってしまっています。
他ジャンルでは「●●ちゃんねる小説○○users入り」「●●嫌われ小説○○users入り」などのようにusersタグも独自のものを使うことで棲み分けをしています。
専用タグがあるほうがブラック本丸ものを探しているユーザーもより目的のものを探しやすくなりますし、現状のusersタグ使用よりもメリットがあるのではないかとも思います。
2ちゃんねるとかで貼られてる画像をそのまま転載するじゃない。
大抵の画像は権利者に許諾ないし、まとめブログはアホだから転載元を
2ch.scとしか記載しないからコピーライト的に違法なんだよね。
要するに同じ穴の貉で、まとめサイトだって海賊版・違法行為を助長しているんだ。
2ちゃんねるやツイッターに貼られたものを転載してるだけだからとかは言い訳で、
実際には無許可に転載してるのだから権利者が肖像権等々で主張すれば、削除だけでは済まされなくなる。
何故なら魚拓が残るから、証拠を隠滅したとか言われても自分のアフィリエイトに無断転載した画像が引用ないし利用されるわけだから
当然権利者は彼らの収入源に対して権利を主張する事が出来、また、裁判するなどしてその収入を根こそぎはく奪する事ができるはず。
それはともかく、アニメ漫画の違法アップロードをするなと言ってる人間が他人の褌で相撲を取ってるんだから世話ない。
転載元以上に撲滅されるべきは誰なんだろうね。
っていうのを思いついた。
転載元のアカウントの持ち主が転載先のデータを自由に消せるって理屈でTogetterが許されるならこのサービスもそんな感じの仕様にすれば怒られないっしょ。
裏垢で本垢のフォロワーについての陰口とか言ってるのが晒されたとしてもその陰口言われた人が気づかなかったら意味ないからbotとかでリプライ飛ばして報告してやるみたいな機能もつけたら良い感じに人間関係崩せそう。
もしも人気芸能人の鍵付き垢の問題発言が自分が作ったサイトによって晒されてそれが原因でその芸能人が干されたりしたら「社会を変えてやったぞ!!」みたいな満足感めっちゃ味わえそう。
愉快犯みたいな自己顕示欲目的で作る奴ですけどどうっすかねこのアイディア。
ってかもう既にあったりするのかな。