はてなキーワード: フッ素とは
まだまだってことはないと思うよ。日本や海外のシェアが高い素材・部品があることを指して「中国にはまだ無理」みたいな話をする人の中には、単純に国際分業体制について理解してないやつも多いし。
後発国の一部が成熟して技術先進国になっていく過程で、徐々に最終製品も自力で作れるようになっていくことがあるけど、素材や部品(特に初期開発投資が多額になる素材・部品)は、既存の技術先進国企業から輸入し続けるパターンも多い。先行企業が既存投資の成果で安価に高品質に提供できている製品なら、わざわざ自国で作るより、よそから有り物を買った方が安いから。
問題は、そういう国の産業が、貿易障壁や安全保障上の理由で、最終製品に必要な素材・部品を海外から買えなくなった時にどうするかだ。2019年の、日韓の半導体材料3品目(フッ化ポリイミド・レジスト・フッ化水素)の輸入規制強化問題を覚えてるだろうか。あの時は日本の元気の良い人達が「日本の高純度半導体材料は韓国シェア○○%、これで韓国の半導体産業は死亡wwww」ぐらいなことを言っていたのだが、結局どうなったかというと、今では韓国のフッ化ポリイミドの対日依存度は0に、レジストは半分以下に、フッ化水素は1/3になった。海外から材料が買えなくなれば、当然、国内のケミカル産業には大きな市場と商機が生まれる。サプライヤーとしては、設備投資がリクープできることが見えてれば積極的に技術投資する。結果として日本の半導体向けフッ素関連製品製造企業は、(「徴用工問題をめぐる意趣返しとしてホワイトリスト外しを使っちまえ」という官邸の浅はかな考えのせいで)劇的に業績が落ちた。つまり「現時点で国外依存度が高い」だけではなく、「いくら商機があっても技術的に超えられないハードルがあるかどうか」がポイントで、上記3素材については日本側の想定よりハードルは低かったということ。
素材や単純部品に関しては、今時は「特定国に囲い込まれていて、他国ではどうにもできない製造技術」というのはそれほど多くない。その製造ラインやプラントを設計したり実際に製造に関わってる人材は、貿易障壁とか安全保障上の理由とは関係なく、どんどん引き抜けるので。さほど金にならないなら手を出さずによそから買うし、金になるなら自国内でやる。それが国際分業というもの。
とはいえ「高度半導体製造業」は、さまざまな要素を組み合わせて最終製品を生み出すメガ・インダストリーなので、素材や単純部品ほど簡単に「自国で代替」とはいかない。同時にたくさんの素材産業・部品産業を編成しないと最終製品の内製には辿り着けないからだ。たとえばx86系CPUを国際流通価格で海外から調達できる間は、中国という国が自力でCPUを内製するコストメリットはほぼなかった。山東省などで行政紐付きのCPUプロジェクトも複数立ち上げられたが、資本主義のエンジンである市場・商機・利益が期待できないプロジェクトは産業としても成長しない。人材も呼べないし、サプライヤーもついてこないし。
こういう形で、ある意味では国際分業体制によって中国の半導体産業の内製化率向上に一定のブレーキがかかっていた状況の中、今回のバイデン政権の規制は仇になってしまう(中国側の技術投資と内製化率を加速させる)可能性がある。10nmなどプロセス幅での規制は、中国半導体産業が力を入れている次世代半導体(GaNベース)にはあまり効かない。業界サイトのセミコンポータルの以下記事読むと、規制案を受けて、HUAWEIやSMICが次世代半導体製造で内製化率向上の弾込めを着実に進めているのがわかる。
https://www.semiconportal.com/archive/blog/insiders/hattori/220107-uschinawebinar.html
半導体は、コストミニマムめざした国際分業で成り立っている産業である。日本の政治家は、米中や世界の緊張を和らげ、各国が火花を散らさぬように政治力を発揮すべきである。それが日本の責任であり義務であろう。
この含意が読み取れるだろうか。米中の半導体をめぐる対立が激化し、産業として二極化すると、日本の半導体製造に関わる諸産業が(フッ化水素など3素材を作っていた日本企業と同様に)割を食うことになるぞ、と言っているのだ。
ガソリンスタンドのタンクに水が混入して給油した車が故障、っていうニュースが世間を騒がせているが、自分が働いていたスタンドでも同じ事故が発生して騒ぎになった事があるので説明するよ。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.asahi.com/articles/ASQ8W6QFCQ8WULFA00P.html
ガソリンスタンドの貯蔵タンクは地下に置く事が義務付けられている。近所が火事になってもどうやっても引火しないようにする為だ。
でも地下って事は豪雨で付近が冠水したり洪水になったりすると水が入ってしまう可能性がある訳だ。
地下タンクには
1.荷卸し用(勿論燃料油)のハイプ
2.エア抜き管
3.給油機に繋がる吸い上げ管
が繋がっているが更に
b.直付け残量計
が付いている。b.直付け残量計はタンク直上にあって古い石油ストーブの燃料計みたいに針がゆらゆらして値を示すやつね。中にフロートが浮いててそのフロートアームの反対側が指針になってる簡単な造りだ。で、この直付け残量計の上にはマンホールがあって、水が入らないようにパッキンがはまっている。
増田の働いてたスタンドは、古くてマンホール面の地面が不等沈下して歪みが出ていた上にパッキンが劣化していた。
更に残量計のケースに使われているパッキンも痛んでいた。因みにここはガソリン蒸気などに晒されるのでゴムが痛みやすい。大体のスタンドはそのままになっていると思われる(フッ素ゴム、シリコンゴムなどを使うと痛まないがそれらの材質が一般化したのは20年くらい前の事だ)。
更に悪いことに、そのタンクは増設した小さいタンクで、普段は管路を締めきって使ってなかった。だから何度もの大雨で水が溜まって行ってしまったのだ。
そしてそのスタンドの夜勤で危険物保安監督者は増田だけで、管路の切り替えも増田しか出来なかった。
ただこの件では増田に落ち度が無かったので会社から叱られたりもしなかったが。
タンクローリーから荷卸しする注油口にもパッキンがあって、これが痛んでいてここから水が入るってケースもある、というかこっちの方が多い。
例えば、付近が冠水して注油口から水がドバーッと入ってしまったとする。すると水は重いので地下タンク内のガソリンを押し上げてしまう。それがエア抜き管からドバーっと吹き出してしまう。これは水面に乗って広がってしまうので火が付いて付近が火の海になる可能性があるのだ。洪水のせいで大火災の危険が生じるのだ。
2.計量器(スタンドの目に見えるところにあってガソリンを出すあれ)
スタンドの店員は毎日地下タンク残量を計量して記録する義務がある。
POSシステムは各タンクから出して販売した数量を記録していて、残量の推定値を表示する。
ローリー荷卸しがあったらそれも打ち込むので地下タンク残量とPOSの値は正確に一致するはずである。
…が、一致しないとなったらなにか原因があるって事だ。増えてる場合は水の混入である。
一般的にこれをやる意味は寧ろ「数字が足りない」場合に備えてだ。数字が足りない=配管かタンクどっかからの漏洩で土中にしみ込んでしまっているという事で、非常に重篤な状態である。
勿論環境汚染でもあるのだが、土中にしみ込んだガソリンが地下水に混じって暗渠(地下化された川)や下水道に流れ込むと、そこで蒸気が溜まって爆発事故になる。台湾の高雄の大爆発事故は、パイプラインから漏洩した燃料がこうやって暗渠に流れて起きたものだ。
閉店間際のスタンドで店員がマンホール覗いてメモしてるのはこういう理由があるのである。
壊れないよ。だって燃料油には水が少量混じっている事が多いから。
スタンドの方ではパッキン類がちゃんとしてても地下タンクに水は入ってしまう。
ガソリンを売るとタンクの液面が下がる。すると負圧になってしまうので、エア抜き管が設置してある。スタンドにローリーが来てる時に頭が痛くなったりきつい臭いがするのは卸したガソリンがタンク内の蒸気混じりの空気をエア抜き管に押し出している為だ。
ガソリンが減って液面が下がると逆に空気を吸い込む。夏であれば高温多湿の空気が涼しい地下、しかもガソリン気化熱で更に温度が下がったタンクに入るとどうなる?
そう、結露です。結露してそれはガソリンの下の方に溜まるのだ。そしてローリーの荷卸しがあった時には攪拌されてオイルタイプのドレッシングみたいな混じり方をする。
その間に給油に来たお客の車に給油されるからモーマンタイである。
でも車のタンクの方でも結露は起こっているよ。ガソリン使えば空気は吸い込むし、ブレーキでガソリンが揺すられると気化が激しくなって気化熱で温度が下がる。そしたら結露するのは当然で、給油する前に何度も何度も結露し、その水はガソリンの下に溜まる。それは車の揺れで燃料ポンプ吸い込み口に吸い込まれてエンジンで燃焼されてしまう。
軽油の場合は水との親和性が高いので下に溜まらずに「水っぽい軽油」になってこれもエンジンで燃焼されてしまう。
だから相当量の水の混入じゃないと車の不調にはならないのだな。
水抜き剤はこういう理由で必要とされるケミカルなのだ。どうしても水はタンクに溜まるから。一番の問題はエンジンじゃなくて、燃料ポンプが錆びちゃう事なんよね。ある日急にエンストしてエンジンが掛からない、高速や山道を全開で走ってたらエンストとか。タンクが錆びてその錆で燃ポンが壊れるって事もある。
水抜き剤の仕組みは単純で、アルコールだ。アルコールは親油性と親水性両方があるから水をアルコールに溶かしてエンジンで燃やしちゃえっていうケミカルだ。
だからイソプロピルアルコールでも代用できる。酒用アルコールはだめだぞ糖分入ってるから。
こんな単純ケミカルなのでホムセンでは100円くらいで売っているので、それを入れよう。ぼったくり価格のスタンドのは原価40円くらいで同じ代物であるし、違いが出せようはずもない。
元ブでもエンジン故障を冠水路走行でのウオーターハンマーと混同してる人がいるが、それは空気を吸う所から水を吸い込んだ場合で、空気は圧縮できるが水は圧縮できないのでエンジンが物理的に破壊されてしまうってもの。
燃料路からの混入では燃料:空気比率は12:1程度になる上に気化した水は圧縮出来、すぐに排気されるので物理破損されない。
因みにハイオク車にレギュラー入れると調子が悪くなるのは、ノッキングが発生するから。
今の乗用車はノッキングを感知すると点火時期を遅らせるので、ピストンが下降工程にある時に燃焼が起きて馬力に変換されないし熱効率も悪くなり燃費も悪化する。ノックセンサーがない古い車ではエンジンがぐちゃぐちゃに壊れる原因であった。(経験あり)
水混入による修理と言っても燃料を入れ換えてリターンパイプを外してエンジンを空回しするだけのはず。
インジェクション方式では一定した燃料の圧力が必要なので、エンジン側に調圧バルブがありそこで余分な燃料をリターンパイプ経由でタンクに戻している。
だからのタンク側のリターンパイプを外してエンジン回せば管路の燃料も全て抜けてしまう。キャブレター式ではキャブの分解が必要だが、インジェクション車は燃圧が高いので力で押しきりがしやすいのだ。
それからもし自分がこういうトラブルにあったとしてもスタンドの会社がレッカー代から休業補償も払ってくれるから大丈夫だ。
その為に領収書は捨てずにとっておいた方が良い。
因みにタンクへの雨水混入も消防法抵触事件なので、タンクへの混入を認めなくても監督官庁である消防署巻き込むとスタンドは認めざるを得ない。書類や実際の燃料油の採取やパッキン状況等を有無を言わせず調べられるので。
世の中の人々は、どれくらいの頻度で歯石を取ってもらいに歯医者に行くのだろうか?
……と、世の標準を知っても何の意味もないというのにあえて問いをたててしまうのは、単に自分がやりたくない事についてに限る。
気づいたら、最後に歯医者で歯石を取って貰ってから、12年が過ぎてしまった。
その12年の間に、何度か歯医者にかかっているのだが、そこんちは何故か歯石取りを頼んでも取ってくれない。高速回転する歯ブラシで歯磨きしてフッ素塗っておわり。何故か。
以前通っていた歯医者は隣の市にあって遠い。歯石を取るとなると口の中じゅう血だらけになるまでやってくれる。で、取れた歯石をガーゼの上に並べて見せてくれる。爽快感はあるが痛いし、一週間くらい歯茎のあちこちが腫れて血が出る。
水銀アマルガム→やはり少しずつ血液などで溶け出して有機物と反応するのか、ごく軽度の水俣病みたく体が弱くなるケースがある
チタンインプラント→金属アレルギー体質の人がやると血液難病を引き起こすケースがある、一生抗がん剤を飲みダルい副作用に耐えることになる
この二つをするくらいなら樹脂つめもの、入れ歯のほうが1000倍まし
しかも子供のうちにフッ素コーティングをしていたり大人になっても緑茶多飲したりする人は全然「虫歯には」ならない
でも歯槽膿漏は突然くる(巌窟王が一晩で総白髪になったという伝説のようなもの)し
虫歯のように日ごろからでも予防はできないので歯科医の検診なんて付加価値がなけりゃいかなくていいとおもってる。
最近、この国の「普通税」が高すぎるんだけど全員生活保護してくれるのかなぁ。
もっとブラック企業どうにかして余暇とかワークシェアとかさせないと、たくさんいる無職層には無茶の上乗せにしかならなくねえか。
歯の治療って虫歯の人が多いと思うんだけど、歯を削った場合って人工物になるだけで、天然歯になることはもう2度とないんだよね。
風邪引いたから病院行くのと同じで、異常が出た時にしか歯医者に行かないって人いると思うけど、天然歯に戻らない以上、定期的に通って虫歯を予防してほしいなと思う。
あと最近はパラジウムの値段上がって銀歯じゃ採算取れないらしく、銀歯以外のものを使って修復することもあるんだけど、プラスチックで作った修復物は汚れがつきやすくて、そもそも虫歯をつくってくるような人にはどう考えても向いてないよなって感じる。結局虫歯って、歯磨き苦手だったり、歯医者に通ってない人が作ってくることが多いし。ある程度メンテナンスできる人じゃないと、維持が大変だよ。
定期的に通ってしっかり予防できれば、費用も時間も痛みも圧倒的に少なく口の中の健康が保てるし、虫歯は全身疾患との関係も言われてるから、歯だけじゃなくて体の健康にも繋がってくる。本人の負担も減るし、医療費的にも年一の健診で済むならそっちの方が安くなるから、国民皆歯科検診って合理的。義務化が問題視されてるけど、本人にとっても利益はあるんだよね。歯医者が嫌いな人でも、少ない痛みで終わることできるし。
だから定期的に歯科検診には行ってほしいなと思う。もちろん歯医者に行くだけじゃなく、毎日の歯磨きが重要なのは言うまでもないけど。
歯磨き粉はフッ素入ってるやつ(大人は1450ppm)がおすすめ。あとフロスも使える人は使ってほしいのと、歯と歯の間、歯と歯茎の境目は汚れが残りやすい部分だから、意識して歯ブラシ当ててほしい。歯の裏側も。歯並び悪い人も汚れ残りやすいから気をつけること。細かくて難しい所はワンタフトブラシなんかもある。でも器具増やすのめんどくさいことはわかってるから、まずはフッ素入り歯磨き粉使って、鏡で一度歯と歯の間とか確認しながら磨くこと試してみて。
まぁ貧乏に喘いでると言っちゃその通りなんだが、なるべく俺はモノを消費しないようにしている。
例えば歯ブラシなんかは月一回の交換がオススメされているが、力加減がをまちがえなければ3ヶ月は余裕でもってくれる。
目安としては、桃をこすっても皮がはがれないレベルだ。
人間の歯茎は意外と弱くて、ブラシで強くこすればどんどん後退していく。
「そんなに弱かったら歯垢が落ちねえ!」なんて声が上がりそうだが、それはこする回数でカバーしてほしい。
目安は歯1本に対して10往復。これまで適切な磨き方をしてなかったらもっと磨いていい。
いちどにみがく本数は最大2本まで。これ以上同時にみがくと汚れの落ち具合が悪くなる。
そんで歯磨き粉はフッ素配合のやつをつかって、口をゆすぐのはガムシロ一杯程度で軽くな。
あんまり口をゆすいでしまうと、せっかく歯に塗ったフッ素が落ちてしまうから。
どうしても気になるやつは頑張って唾液でゆすげ。
その様子じゃ救急を要しないからね。歯は昨日今日痛くなったわけじゃないだろうし、本当に痛いなら電話口で今すぐみてほしいとつたえれば予約は早めてもらえる。ちなみに急病で救急車に電話するとあっちが病院を選んでくれる。
あとA~Dは全部同じサービスができる歯医者かのように書いているが、
サイトでみればそれぞれ得意分野が細かく違うとわかるだろう。
「人気だから」とか「予約があいてるから」ではなく、自分の症状にあっているところをえらべ。
例えば、
・矯正歯科もいる。
・子供向けにフッ素塗ってくれておとなしくしていたらシールをくれ歯磨き指導までしてくれる歯医者もいる
・歯周病やかみあわせが全身に影響するから具合をみて漢方薬を処方して口のなかのミュータンス菌などを顕微鏡でしらべてくれるタイプもいる
・おおきめの職場付属でそこでやれば社割効くから人数こなして広く浅く見てむずかしいのは紹介状書く歯医者もいる
もちろん虫歯を掘って詰めるとか歯石とり、大人向け歯磨き指導だけならどこでもできるのは前提としてだ。
なあ、こんだけサービスやってんだよニーズが違うのに適当に選ぶなよ
なんのために目の前の板があるとおもっているのか
・EV車普及の影響
→廃棄ガソリン車の鉛バッテリーや鉄鋼、ステンレスから生じる有毒スラグ(鉱さい)がリサイクル建材の原料になることが増えることが予想される
→スラグは1974年には、取扱事業所が全国532所あり300万トンが全国各地で埋立処分となったが、今は99%がリサイクル
→建材試験センター「土工用製鋼スラグ砕石」規格は、鉛・六価クロム・セレン・フッ素・ホウ素の溶出量基準と含有量基準を定めている
→群馬県で大同特殊鋼(2014、強アルカリ性)、千葉県で新日鉄住金(2016、強アルカリ性)、群馬県で東邦亜鉛(2019、鉛・ヒ素)
・コトワザ「急がば回れ」
中国が世界のシェア5割を占める。製錬に大量の電力を消費するため先進国では製錬が出来ない。
地表のどこにでもあるが高純度の金属シリコンには大量の電力を必要とするため生産国は限られる。
2017年ぐらいの資料では日本企業が多結晶シリコンのシェア5割を占有していたが、現在は中国企業が8割を占有
2004年はシャープを筆頭に日本企業が世界シェアの7割を占有していたが、2020年には世界シェアの67%は中国企業が占めている。日本、ドイツは脱落。
リチウム原料はオーストラリア、中国、チリ、アルゼンチンの4か国で全世界のリチウム原料の産出量の95%を占めるが。リチウム鉱石に含まれるリチウムはわずかに6%、最大産出国のオーストラリアから中国に鉱石を輸出し、中国で精製している。
リチウム精製は環境を破壊するため先進国ではコストが合わない。
チリ、アルゼンチンはかん水によるリチウムの産出を行っているが、中国資本下にある。
電池に用いられる主要4部材,、2020年で中国製負極材は8割、正極材、電解液で7割、セパレーターで6割を占める状況。
世界シェアの7割をコンゴ共和国が占めるが、世界最大の銅コバルト鉱山の買収等、コバルト鉱石のシェア35%は中国資本下にある。
いわずもがな。
タンタルコンデンサはノートPC、タブレットPC、スマートフォンに使用される。
中国にはあまり存在しないレアメタルだが、欧州企業の製錬を引き受けているため3割のシェアを持つ。
中国が6割の産出量を占める。
軽希土類
いわゆるレアアース、中国の埋蔵量自体は30%だが、製錬作業には著しい環境破壊が伴うため、先進国では生産コストが折り合わず。
重希土類
レアアース、生産過程において放射性物質であるウラン・トリウムを随伴産出するため、先進国では生産不可。
日本の排他的経済水域内、太平洋下5000mに重希土類を含む泥の存在は知られているが、採算が取れる見込みは無い。
レアースの一種、鉱石産出量、中間材の酸化ネオジムの生産シェアは中国が約9割を占める。