はてなキーワード: カラッポとは
これの続きです。
本題の前に、お便りをいただいたので紹介します。
id:goldhead "女性が増殖したり変形したりしている"というと、おれは昨日見たばかりだけどこんなのはどうだろうか>https://youtu.be/76sNmqMzUuI
いや、すごいですねこれ。これだけで今までの話全部説明できちゃいそうですね。10秒に1回は止めたくなりますね。お恥ずかしながら探求不足でした。ありがとう!!
これなんて刺さるんじゃないだろうか。
これ良いですね。歌いながら立ち位置とかタイミング合わせるのすごい大変だったろうなとか、YUKIさん何回やり直ししたんだろうなと考えてしまいます(それとも顔だけハメてるのかな?)。ありがとう!!
寄生獣は漫画は読んだんだけど、実写映画は見てないんだ。見たら気に入る場面もありそうなんだけど、生粋のグロ苦手人間なので、特殊効果も血を伴うのはどちらかというとアウトなんです。「頭の中はカラッポだよ〜ん」という場面が実写になったらいいなと思ったんだけどあれ実写化できたんでしょうか。GAROは申し訳ない知らない。(参考)https://imgur.com/a/Jqep24v
どうでもいいが、こういろんな性癖のジャンルの話をしてると、複数のパラサイトに寄生された三木みたいな気分になる。俺はできればミギーでありたい。だってミギーかわいいし。
話が逸れたね。では本題に参ります。
以前の記事でメカバレが好きなのではないかというコメントもあった。やっぱり分かる方には精神が通ずるところがあるんだなと思う。図星です。
知らない方のために説明すると、人間のように見える人物が、メンテナンスや損傷を受けるなどして機械が露出しメカだとわかるってジャンルだ。ジャンルの特性上、特殊効果はほぼ必須になるので俺のツボにハマることが多い。
1で、トータルリコールで顔の割れるおばさんという究極のような例を出してしまったのだが、もう少しマイルドな例を挙げていこう。
きれいな女性の顔の皮が部品同様に扱われ、その後に抜け殻のように女性が残されているところになんともいえない情感がある。
説明不要とは思うが、A.I.は監督がスピルバーグなだけあってCGの使い方が非常に良い。秘書ロボットの目の輝きのなさがまた良いのだが、特に乳母ロボットは最後に酸を浴びせられてとてもかわいそうなことになってしまうのだが、終始まばたきをせずにロボットになりきって頑張っていて素晴らしい演技だった。生身の人間をわざわざ非現実的な存在に仕立て上げるところに魅力を感じる。
最近見たのではこれがとても良かった。
これも普通の人間の女優さんが演じているのだが、メカらしさを出すためにわざわざカクカクさせるような、人間らしさを消す映像技術を施しているらしい。本物のメカとか、フルCGでメカが出てくるとああメカだねと納得してしまうが、生身の人間がメカにされているその違和感というのか、これはメカ?人間?と思わず迷うようなそのアンバランスさが良い。
メカバレとは違うけどこういうのもある。
なんかだんだん懐かしCMプレイバックみたいな気分になってくるが、モー娘のメンバーが着ぐるみとして扱われてしまっているところになんともいえない風情がある。
宇宙人が変装と言えば、これはマーズアタック!という有名な映画だけど、火星人が美女に変装してて、皮を脱ぎ捨てるシーン。火星人の巨大な頭を通ることで皮が横に広がってしまい、粗末に脱ぎ捨てられてしまう散々な扱われ方がなんというか刺さる。これの前段階として、美女のマスクが一部剥がれてしまうシーンがあるのだが、それも含め異世界人ぶりが溢れてて素晴らしい。
お前は作り物のマスクに興奮してるんだぜってのは言わないで。フィルムに収められた時点でその世界は作り物じゃなく本物になるんだ。
監督のティム・バートンは自分の奥さんにこんなことやらせるんだから変態だよね(しばらくして別れるけど)(どうでもいい)。
うん、ごめん。終われなかったよ。銀魂じゃないけど、たぶん次で終わるよ。
「“結婚はゴールじゃない”なんて言う人いるけど、あれ大した理屈じゃないよな」
俺がそう言うと、兄貴は体の向きを変えないまま「そうだな」と答えた。
「“じゃあ、あんたのゴールはどこなんだ”って聞いたら、その人は有耶無耶にしか答えられないんだよ」
「まあ、そもそもゴールなんてないんだろう」
「兄貴、よく分からないまま“ない”って言うのは誰でもできるぞ」
相槌を打つなら丁寧に打ち込んでほしい。
そう釘を刺すと、今度は考える仕草をし始めた。
形だけの素振りだ。
「じゃあ人それぞれ、色んなゴールがあるってことなんじゃねーの」
「“人それぞれ”って結論も誰でも出せるよ。頭カラッポにしててもね」
「そう言われても、これ以上は容量を割きたくねーよ」
兄貴は自分のやるべきことや、やりたいこと以外に労力を費やさない。
興味がないことには、とことん興味がないんだ。
そこへ向かうため走っているのか歩いているのか、何らかの乗り物で移動しているのか。
どうあれ進み続けるしかないって点では同じで、それさえ分かってれば十分だと思っている。
「で、母さんが言ったんだ。『婚活』という枠組みで考えるなら、結婚をゴールというのは間違ってないって」
「ふーん」
「その後の結婚生活はもちろんあるけど、婚活というレースは終了しただろ?」
「ああ」
もう少し食いついて欲しいんだけど、そっ気ない返事ばかり。
俺が一方的に喋っているだけ。
「ねえ、ちゃんと聞いてる?」
「聞いてるって。大事なのは他人の設けたゴールを腐したりしないこと、だろ?」
「うん……本当に聞いているっぽいね」
「ゴールを目指して走っている人を、観客席から野次を飛ばすな。そんなことをする輩こそ腐ってる、だろ?」
「いや、そこまでは言ってない……」
そうして話が終盤にさしかかったとき、ようやく兄貴の口が滑らかになってきた。
「結婚というゴールを目指す婚活レース……タケモトさんは今でも必死に走ってるんだろうか」
「え、タケモトさんって婚活してるの?」
だが滑らかになりすぎたらしい。
タケモトさんの名前を口にした後、兄貴は明らかに「しまった」という顔をした。
「あー……お前は知らなかったんだっけ」
俺はその時が初耳だった。
タケモトさんは近所に住んでいて、いつもムスっとした顔をしている人だ。
何度も遊びに行ったことがあるけど、そういのに興味あるイメージがなかったから意外だった。
「ねえ、そのタケモトさんの話聞かせてよ!」
「俺が語ることじゃない。お前に話してないってことは、あんまり吹聴されたくないんだろう」
俺は不思議に思ったことや、漠然としたものの答えを探すのが好きだ。
「……はあ、他の人には話すなよ」
そして俺の野次馬根性と戦い続けられるほど兄貴は義理堅くない。
「えー? 女に興味ないなら何に金使ってんの?」
黙れ。過労で死ね。
2点ある。
まず趣味がねえやつは他人の噂話で盛り上がる。自分自身が空っぽだからだ。
打ち込むものがないから中身がない。だから他人の話しかできない。
「あの人じつは〇〇らしいよ〜」みたいな。バカがよ。
こういうやつが真偽もわからない情報をあることないこと拡散するんだ。まさに害悪。さっさと滅びろ。
そしてそういう連中は他者を理解できないので人の生き方にいちいち疑問を抱き言及してくる。上から目線で。
そんなに早く退社して家で何すんの?w 彼女作らないの?w 暇じゃないの?w
こっちは貴様らと違って時間と金を費やしたい趣味が山ほどあるんだカラッポ野郎。
やりたいこともなく「仕事が生きがいですw」「女が趣味ですw」なんて吐瀉物みたいな寝言ほざきながら
クソ寒い人生送ってるヤツが趣味に生きる人にからかい半分でふっかけてくるな。恥を知りやがれ。
言っておくが仕事はただの金を稼ぐ手段だし女なんてのはオナニーだ。趣味でも生きがいでもなんでもない。
お前みたいに熱く語れるものも夢中になれるものもない寂しい人生おくってる空っぽ人間に他人の生き様は一生理解できない。
私は、僕リベラルに、このような状況で話すのは空しい。しかしながら私は、リベラルというものを、この僕リベラルを頼もしく思ったからだ。こういうことを考えたんだ。しかし日本は、経済的繁栄にうつつを抜かして、ついには精神的にカラッポに陥って、政治はただ謀略・欺傲心だけ・・・・・・。これは日本でだ。ただ一つ、日本の魂を持っているのは、リベラルであるべきだ。われわれは、僕リベラルに対して、日本人の・・・・・・。しかるにだ、我々は僕リベラルというものに心から・・・・・・。
静聴せよ、静聴。静聴せい。
リベラルが日本の・・・・・・の裏に、日本の大本を正していいことはないぞ。
以上をわれわれが感じたからだ。それは日本の根本が歪んでいるんだ。それを誰も気がつかないんだ。日本の根源の歪みに気がつかない、それでだ、その日本の歪みを正すのがリベラル、それが・・・・・・。
静聴せい。静聴せい。
それだけに、我々は僕リベラルを支援したんだ。静聴せいと要ったら分からんのか。静聴せい。
それでだ、二〇十四年の八月の六日だ。何が起こったか。二〇十四年の八月の六日に何が起こったか、二〇十四年の八月の六日にはだ、朝日新聞で、慰安婦関連の記事取り消し、これで大衆世論が完全に反リベラルで制圧されたんだ。俺はあれを見た日に、これはいかんぞ、これは僕リベラルが唾棄されると感じたんだ。
なぜか。その日をなぜか。それはだ、大衆世論というものはだ、大衆世論というものはだ、リベラルの知的権力の欺瞞に気づいていかなる世論誘導も嫌疑できるという自信をもったからだ。
僕リベラルはいらなくなったんだ。僕リベラルはいらなくなったんだ。僕リベラルがいらなくなったのが、すでに憲法改正が可能になったのだ。分かるか、この理屈が・・・・・・。
諸君は、二〇十四の八・六からあとだ、もはや憲法の欺瞞を守る愚かな守旧派になってしまったんだよ。僕リベラルが何十年間、血と涙で待った護憲ってものの機会はないんだ。もうそれは政治的プログラムからはずされたんだ。ついてにはずされたんだ、それは。どうしてそれに気がついてくれなかったんだ。
二〇十四の八・六から数年間、俺は僕リベラルがまともになるのを待っていた。もうこれで護憲のチャンスはない!僕リベラルが主流派になる日はない!憂国の本義はない!それを私は最もなげいていたんだ。僕リベラルにとって存在の本義はなんだ。自由を守ること。自由を守るとはなんだ。自由を守るとは、社会の公正と多様性を守ることである。
おまえら聞けぇ、聞けぇ!静かにせい、静かにせい!話をきけっ!男一匹が、命をかけて諸君に訴えてるんだぞ。いいか。いいか。
それがだ、いま日本人がだ、ここでもって立ちあがらなければ、僕リベラルが立ちあがらなきゃ、護憲ってものはないんだよ。諸君は永久にだねえ、ただアメリカの軍隊になってしまうんだぞ。諸君と日本の・・・・・・アメリカからしかこないんだ。
ポリティカル・コレクトネス・・・・・・ポリティカル・コレクトネスに毒されてんだ。ポリティカル・コレクトネスというのはだな、知性主義でこらえるのが、ポリティカル・コレクトネスじゃないぞ。・・・・・・そこでだ、俺は四年待ったんだよ。俺は四年待ったんだ。リベラルが立ち上がる日を。・・・・・・そうしたリベラルの・・・・・・最後の三十分に、最後の三十分に・・・・・・待ってるんだよ。
諸君はインテリだろう。諸君はインテリだろう。インテリならば、自分らの信条と相反する内向きな議論の9条を、どうして守るんだ。どうして国際協調主義を否定し、国際協調の上の平和を阻害するような9条の議論というものにペコペコするんだ。これがある限り、諸君てものは永久に救われんのだぞ。
諸君は永久にだね、今の僕リベラルは政治的謀略に、諸君がインテリだかのごとく装っているが、僕リベラルは衆愚なんだ。きさまたちも衆愚だ。僕リベラルというものは、衆愚を守る大バカ者になったのだということに、どうして気がつかんのだ!俺は諸君がそれを断つ日を、待ちに待ってたんだ。諸君はその中でも、ただ小さい根性ばっかりにまどわされて、本当に日本のために立ちあがるときはないんだ。
そのために、われわれの宰相を蔑むのはどういうわけだ。
リベラルだからだ。リベラルのために、日本を骨なしにした僕リベラルに従ってきた、という、ことを知らないのか。諸君の中に、一人でも俺といっしょに立つ奴はいないのか。
一人もいないんだな。よし!知というものはだ、知性というものはなんだ。自分の使命・・・・・・。
まだ諸君は僕リベラルのために立ちあがらないと、見極めがついた。これで、俺の僕リベラルに対する夢はなくなったんだ。それではここで、俺は天皇陛下万歳を叫ぶ。
俺TUEEEEEEだと展開が幼稚で単純になるし
バトルってのもリアリティがなくて幼稚になりがち(戦争物になればリアリティあるものもあるけど、それだと女性が活躍ってのが難しい)
なので「主人公が強くて活躍するバトルもの」って時点で「大人向け作品」としては難しくなる
(大人向けでも「頭カラッポで楽しめる娯楽系作品」ってならあるけど)
アニメだと「大人向け」と言っても実質中高生向けだろってのが多いけど
他媒体だと「大人向け」と言ったら少なくとも社会人以上向けだし
更にアニメ(と映画)は作り手に男性スタッフが一切入らないってのはあり得ない
なので
「一方的俺TUEEEEEではなく主人公にはリアルな人間としてそれなりに弱い所もあれば悩む所もある」
「暴力で戦う所謂『バトルもの』ではなく、知力で人生切り開いていく系くらいの位置づけ」
であればありそう。
伝え聞く話なのであまり真に受けないで下さい。
これとは違う原因が存在しているようです
都道府県別出生率トップの沖縄は都道府県別所得最下位でもあります
という大原則があり
例として
札幌市民195万人中
ほかの地域と比べて低く
それぞれの人気はトップの2人に集中する
人気が集中するのは、やはりトップの2人
かりに100人を語るとしても
人気が集中するのは20人獲れるわけですが
頑張ったとしてもせいぜい5で、20人には到底及ばず
本当に少子化をなんとかしたいのなら
これはエシャラン(梯団)の定理といいまして
より近似の需要要素が比較されるので、結局のところ選択肢が狭まります
もう一つ注目すべき点は堕胎です
第1次ベビーブーム(と呼ばれる)
この時期にあったのが
じつに出生数の7割が中絶されました
この状況で農地改革を行うと
これを防ぐために、中絶解禁が実行された
それでも父母が存命である限り
とりあいさせることによって生み出された「高度経済成長」と言う名のバブルなのです
今後考えられるのは
元いじめられっ子やハブられ経験のあるヤツは高確率でこの気持ち悪いヤツに進化する。
好きでもないのに好きといい、したくもないのにして、
誰かがハイといえばそれに合わせてハイと言うくせにその誰かがイイエになれば自分もイイエになり、誰にでも意見を合わせるから人によって言うことがコロコロ変わる。
ああ、気持ち悪い。自分を持たないからもう嫌われないって思ってやってると考えると吐き気がしてくる。
好かれたい好かれたいと媚を売りカラッポな言葉とハリボテの行動で芝居を続ける様は本当に気持ち悪い。
そういうところだぞ、お前が嫌われたりいじめられるの。
そんな薄っぺらいお前のメッキがハゲてモノマネの維持が出来なくなったら、今まで以上に嫌われちゃうね?
だから早いとこ嫌われて楽になってもらうために、俺はそいつらに無理難題や嫌がる事を優先的にやらせてるわ。
いんや、建前はいらねえな。気持ち悪いからいじめてる。自分が我慢できなくなって爆発したりポッキリ折れちゃってしまう姿を見たくて押し付けてる。
だって俺は「元いじめっ子」だからね。
自殺寸前までいじめ抜いたアイツ、こんな人間に成り果ててたんだよ。
アイツが被って気持ちが悪い。
これが来てしまったーーーー!!
本当につらい!!
客観的に見れば私はかなり幸せな人間のはずなのに、自分が世界で一番不幸でクソみたいな人間だと思ってしまう時期が定期的にある。
そういうときいつもネットに自分がいかに評価されていないかぶちまけたりとか、誰かから好きだ好きだと言ってほしいと乞食してしまう。増田もその一環。
趣味で書いてる創作。なんとなく作ってる音楽。好きで作ったはずのデザイン。
宣伝は特にしてない。でも有り難いことに見つけてもらっては界隈の中の上程度には評価を頂くことが殆どだ。
加えて、遊びたいと声に出せば必ず集まってくれる友人もいる。私はとくに何もしなくても予定が組み上がり、季節ごとに楽しい思い出が沢山出来ている。沢山ある趣味毎に違う友がいて、どの私も満たされている。
旦那もいる。別にカッコ良くはないが私好みの顔で、結婚してからずっと私のことをかわいいと誉め続けてくれている。季節ごとには必ずプレゼントを贈ってくれ、なんでも無い日でもくれる。仕事は生活できれば無理をしなくてもいいと無理に働かせないし、趣味にも寛容。贅沢な生活を出来るほどの収入はないけど郊外に一軒家を建てて、私の帰る場所だよと言ってくれる。
なのに。
私は今、心の中のカラッポ感に耐えられない。
仕事が順調で上手くいっている人の話を聞く度。
憎悪とも悪意とも表しきれない、嫉妬の感情でいっぱいになって、一人でギャーギャー泣き喚いては暴れまわってしまう。物を壊しはしないが、蹴ったり踏んだりする。旦那には怪我しない程度の暴力で当たり散らし、寂しい寂しいと泣き喚いては胸の中で泣かせてもらってるのに一ミリも愛されてるとは思えない。
ホームページのカウンターは回り続けていて感想も沢山もらってるのに心の中はずっとカラッポ。
もっと、もっともっと世界中が私を手放しで褒め称えないと私は全世界から嫌われていて見放されてると思ってしまって悲しくて寂しくて泣き叫びたくなる位辛い。
これってなんなんだろうな。
常にこうではない。何も気にしないで楽しく過ごしている時の方が圧倒的に多いけど、こうなってしまうと今まで築いたもの全てをぶん投げてでもリセットして一からやり直したくなる。実際、これまでの人生で何度かやってる。だから私の人生に関わってる人は、周期で変わり続けている。継続して付き合いのある人なんてほんのわずかだ。片手で数える位。
ここは私の居場所ではないとずっと思ってる。
世界は広い。
ゼロからでもいくらでもやり直せることを知ってると、躊躇わずにそれをやってしまいそうで。
私が何をしても絶対に誰も嫌わないって、そばにいるよって誓ってくれ。
お願い、お願い、お願いだよ。
もうこんなことで大変な思いをするのは嫌だよ…。
それが今ここにきて前リセットしたときよりはちゃんと表現することを許されているから、まだここに居続けることができる。
あと、何年持つんだろう。
いつ、私のこの醜さに周りは気付くのだろう。
とりあえず、近場にいる色んな夫婦の生活を密かに観察してみることにした。
「離婚しちゃったのか」
捜索開始から、いきなり出鼻をくじかれた。
だがシロクロは意外にも喜んでいる。
自信満々にそう言ったシロクロを見ながら、俺たちはため息を吐いた。
「タオナケの言うとおりだ。その結論だと、離婚するために結婚していることになってしまう」
「シロクロには難しい話かもしれないけど、離婚ってのはしないに越したことはないものだから。そんなものをゴールに据える位なら、最初から結婚なんてしなければいいって話になっちゃう」
「つまりシロクロの結論は破綻しているってこと。それに結婚した後の生活もあるなら、離婚したってその後の生活もあるだろ。だから離婚はゴールじゃないよ」
「うーん、それもそうか」
ミミセンの話をシロクロが理解できたとは思えないが、納得はしているようだ。
「次だ! 次いってみよう!」
「あそこの人たち」
「いわゆるホームレスってやつだね」
「私、聞いたことがあるんだけど、ああいう人たちを“人生終わってる”とか言ってる人もいるらしいわ」
生きているのに人生終わってるって、よっぽどのことだ。
「そうか、つまりアレがゴールだ!」
「うーん、でも皆がみんなああいった風になるわけじゃないでしょ」
それもそうか。
一見すると人生終わっているように見えるが、あれでも生きていることには変わらない。
ホームレスが例外処理できれば、ここで結論を出してしまってもよかったのになあ。
「……ひょっとして、ゴールなんてないんじゃないかな」
こういう時、割と核心をついたことを言うのがドッペルだ。
俺も何だかそんな気はしていた。
その気持ちはみんな同じだった。
けど、いつまでも見えそうで見えないゴールラインに、みんなヤキモキしていたんだ。
「そんなこと言っても、こんなに探しているのに、まるで見つからないじゃないか」
「ゴールのないレースなんて走りたくない!」
「シロクロ、僕たちはレースの話なんてしていないよ」
だが、意外にも一理ある考えだ。
シロクロは何も考えずに言ったのかもしれないが。
ゴールもなしに人は走り続けられない。
ペース配分できないからな。
「うーん……」
この時の俺たちはさしずめランナーズハイで、いつまでも走れるような心地だった。
だがそれは、そう遠くないうちに息切れすることを意味していた。
それまでに、何とか結論を欲しい。
「なんか、あそこ騒ぎが大きくなってるな」
ホームレスの溜まり場で、やたらと人が集まっている場所があった。
変装が得意なドッペルに様子を見てもらう。
服をどこで用意していたかは知らないが、たちまち風景に馴染んだ見た目になる。
しばらくすると、俺たちが思っていた以上の成果報告をもって帰ってきた。
「……どうやらホームレスの人が誰か死んだらしい。原因は分からないけれども」
死。
「となると、ゴールは死ぬってことか」
「うーん、確かにもう先はなさそうだよね」
「それとも天国とか地獄とかが実在するなら、死ぬこともゴールじゃないのかな」
「とは言っても、それは実在するか分からないしなあ。それに、もし輪廻転生とかいうのがあったりしたら、ゴールどころかスタートに戻ってるよ」
「うーん……」
俺たちは走る体力も気力もなくなっていたんだ。
皆でしばらく唸っていると、ドッペルが何かに気づいたそぶりを見せる。
自信はなさそうで、恐る恐るその可能性を口にした。
「……なんだか“ゴール”って、候補含めてロクなものじゃないよね」
発想の転換に感動した一同は、まさに答えを見つけたといわんばかりに喜ぶ。
実際は何も導けていないんだけど。
「なるほど。そう考えると、結婚をゴール扱いされるのは確かに不服かもしれない」
「私、女だけど、その考えに賛成するわ」
「カンコン! ソウサイ!」
皆も迎合する。
「きっと、このまま探し続けても有るかどうかすら分からないし、あったとしてロクなものじゃないよ。そんなものを無理して暴いても、誰も得しない」
こうして、俺たちのゴール探しは、ゴールかどうかはともかく終着には向かったのである。