はてなキーワード: 声かけとは
3人の子持ち既婚50代の俺が今独身30代だったらどうするか。
これは高校の時に文化部で女の子と普通に話ししてたのが大きいだろうな。
会社に入っても同様。
俺は趣味が多いのでそこで見つけるかな
俺の場合好きになったら
他人にとられる前にと思って
告白してた。
と考えると今の時代、誰も動かんからとられることもないと余裕をかましてるのだろうか?
でも好きになる人なんて、数人なんだから告白しないともったいないと思うのだが。
人を好きにならない人が増えてるってことなのか?
とはいえ、俺も毎日動画見てマンガ読んでゲームしてたらアッというまに時間が過ぎていく
楽しいしこれをやってる限りは傷つくことも恥かくこともない。
今NHKでやってるBBCが放送してた海外番組ブリティッシュ・ベイクオフを見てる。
アマチュアがパンやお菓子の出来を競う料理サバイバル?番組だ。
https://www.nhk.jp/p/ts/PN79NV19XL/
事前オーディションで選考されたアマチュア料理家(番組内では「ベイカー」(Baker)と呼ばれる)たちが、毎週与えられるテーマに沿ったパンやパイ、ケーキや焼き菓子などの出来栄えを10週に渡って競い合う番組。
なんでこの番組を見てるかというと、NHKはこの前に「ソーイング・ビー」という番組を放送していたからだ。
https://www.nhk.jp/p/ts/PM58N4MYMN/
当時ぐうぜん見かけてこれは面白い!と結構長い間見ていたが、それも終わってブリティッシュ・ベイクオフになった。
両者の関係はというとソーイング・ビーはブリティッシュ・ベイクオフのスピンオフ的番組で、番組のフォーマット、アマチュアたちが3つの課題をこなしだんだん脱落していく、をそのままに対象を料理から裁縫に変えた番組。
つまり日本放送でいうと新しいほうから放送して元祖のより古い番組を今放送しているということになる。
そのせい(古いせいで洗練されていない?)かはわからないが、ソーイング・ビーと比べてブリティッシュ・ベイクオフは面白くない。
そんな増田がなぜソーイングは面白くてベイクオフが面白くないのか考えたら、単純に二つの理由かなと思った。
食べ物の評価となると当然、味が評価対象になるわけだけど、見てる側には味なんてわからないんだから見てても「そうなんだ」以上の感想がわかない。
硬い・ふんわりとしている・水っぽい・リキュールが効いてるなどなどあるけれど、調理途中でアクシデントが起こってそうなったとわかるものもあればなんか普通に作ったけど最後の焼きが悪かったのかなんか失敗した。みたいなものも多い。
もちろん見た目の評価もあるんだけどまあ料理の範疇なので見ていても「どれかと言えばこれが好き」程度に落ち着いてしまう。
なんというか一緒に審査している感がない。他人の食事を見てるだけ。のような疎外感を覚える。
だから結果発表もえーそれが一位?俺はこれだったわーみたいにならない。あーそうなんだ。よく作れたんだ。で終わる感じ。
対してソーイング・ビーは服なのでもうほぼ見た目が9割。途中の失敗が目に見えて結果に反映されるし、時間が足りなかったらそれで未完成品が出される。他方で上手い人の作品は本当に見た目も作りもきれいでああこれは褒められるなとわかりやすい。目に見えて良し悪しがわかりやすいのだ。
さらにリメイクの課題ではそんな素材で!?(パラソルやウエットスーツ)そんなものを!?(SFな服や犬用の服)みたいな物が多くてもう千差万別のものができあがる。
そのなかで上手に出来たものの中から一位予想が楽しいし、予想が外れても「俺はこのデザインのほうが好き」でなんかオッケーな気分になれる。
また、両番組とも「レシピ通りに作る課題」があるのだけれど、ベイクオフは上手くいけば当然どれも似たり寄ったりになるわけで。完成してもめっちゃ地味。
大してソーイングなら生地の選び方からセンスがでるし、生地の種類ごとに合う合わないがあって難易度が勝手にあがる参加者もいたりして、「型通りに作る」んだけれど完成品はみんなバラバラな印象になる。
審査員は男女二人。どちらかと言えば両方の番組で海外男性がセクシーで注目している。まあそれはどうでもいいや。
でもま、ベイクオフの男性審査員、ポール・ハリウッドがもう辛らつ。料理の出来が悪いと本当に悪い点をたくさん上げてくる。
まだシーズン初期なので下手な人が落ちきってないという面もあるんだけど、それでも悪い料理には悪い点の指摘しかしない。
女性審査員のメアリーはまだ比較的ましかな?程度。ポールのほうがしゃべるのでやや発言が少ないが、やっぱりダメなものはダメという。
焼きが足りないとかこねすぎとかこのフルーツは合ってないとかプロとしてご意見はごもっともなんだけど、聞いていて結構つらい。厳しい先生。
対してソーイング。男性のパトリックと女性のエズメなんだけど、二人ともまあやっぱり怖いは怖い。威厳がある。
変な生地を選ぶと作ってる途中にパトリックがこれでやるのかい?だとか生地が伸びて難しいだろうが…頑張って。とか言ってくる。
でもユーモアもあって、進行役のタレントからよく弄られたりする程度にはフランクだしそれに冗談で返したりもする。
そしてなにより褒める!
二人ともどの作品もひとつは褒めるんだよ。(たまーに本当にヤバい作品が出るときはこれは完成していない…とかで終わるけど)
まあ大抵生地(色使い)がいいとかステッチが丁寧とかフィットしているとか私は好きよ。とか。
どんなにひどいミスがある作品でも時間切れで未完成品でも「ここは良い」がある。ミスが必ず見つけられて怖いけど優しい先生。
ミスから挽回したりできなかったりした作品には(心配したけど)よく頑張ったねとか声かけしてくれる。
だからちゃんと見られてる感があって厳しい指摘も見ていて受け入れられるんだよね。
つまり
評価がわかりやすく会話にジョークが混じり指摘中に必ず褒めるソーイング・ビー。
めっちゃ単純に心理的安全性がある組織とない組織みたいな対比になってる。
んで社会人としてどちらがエンタメとして優れているかと感じるかというと…まあ後者だよね。(ガチンコとかマネーの虎とか厳しい系が流行るときもあるけどね)
つらい番組は見たくないし。比較対象が優良だったらなおさらだよね。
ブリティッシュ・ベイクオフを見ていて面白くないと感じる原因はソーイング・ビーを見ていたせいでなんか転職に失敗しました感を感じてるからかもしれない。
先週の金曜日あったらしい同期?の飲み会に誘われなかったというだけなんです。
3,4人とかそういう規模ではなく、15人とかそういう規模。同期が50人も100人もそんなにいる訳でもないのに、呼ばれなかった。別に自分1人呼ばれなかった訳ではなく、数名は呼ばれてないんだけど。
すごい悔しい。悔しくて急に会社で泣きそうになった。なんで?
自分は呼ばれてないけど、うちの同期と大学が同じの、部署の後輩ズは呼ばれていた。何なんだ一体。
自分(と他にも呼ばれてない同期)が同期会を開こうって時は、来る来ないにかかわらず、一通り同期には声かけてみている。行く行かないは別として、声掛けられてないっていう状況は個人的にあまり好きではないので、全員に声かけて、来れる人は参加としていた。そこは義理を通している(つもり。)
別にいいんです。仲良しグループの飲み会らしいので。そんな"義理を通す"とかそういう重たいこと考えなくていい間柄なんだろうし。
後輩に「増田さんの同期の人と飲めて、初対面もいっぱいいたけど楽しかったです」と言われても「それは良かったね」と返せる程度には大人のつもりです。
とはいえそんなこと面と向かって言って欲しくないし、自分の感知しないところでやって欲しかった。
こういう色んなこと変にグチャグチャ考える面倒くさい奴だから呼ばれなかったんだろうし、何でこんなことで泣きそうになってんのかも分からないし、今は感情の整理が追いついてなくてとりあえずポートワインをガブ飲みしている。
今の仕事は楽しいのに、こういう変なことが引っかかりながら会社に行くのもどことなく居心地が悪くて嫌だし、会社やめようかしら。
昼からずっと駅前の花壇で後頭部の髪の毛食って過ごしてる20代ぐらいの男がいるんだよ
昼間に後頭部の髪の毛ごっそりないやついて、友達との悪ふざけかはたまたいじめかとか色んな可能性考えたけど
今帰宅したらまだ駅前にいてよくよくみたらちょっとづつ髪の毛食ってるんだよ
こんなんほっといていいやつちゃうやろ
お前らならどうする?
私はこういう考えの人に前々から違和感があって、今回やっとわかった。
これは他人の子どもがうるさくてイライラするのを親のせいにしてるだけだ。
子どもがうるさい!というのはさすがに気が咎めるんだろう、それで親を罰してスッキリしたいだけだ。
子どもを育てる親側も今回のような他人の目を気にして周りへのアピールとして子どもを叱りつける人が多くて、でも子どもに良い影響はないので問題視され始めている。
大前提として、子どもが思い通りになんかなるわけなくて、親が何か言ったりあやしたぐらいで静かになんてならないことがほとんど。
わたしは女で、顔面は中の上マイナスくらい、背が低く、華奢で、見捨てられ不安が強いが比較的社交的で、男を立てるとかみたいなこともまあできるほう。
ブスすぎずかわいすぎない程度の顔と体型が全ての元凶なのかもしれない。すっごく付き合いたいわけでもないけどヤレる顔。俺でも押したらいけそうなレベル。そう言うレベル感の女なのだろうと思う。
見捨てられ不安が強いところが滲み出ているのか、強い言葉で言うなら精液便器、いわゆる穴モテだなと思うことがこれまでに何度も何度もあって、もう男の人はそういうものなんだと思っている。ていうか、いまさら違う!とか言われても、信用できない。
ビッチだったりヤリマンだったりした過去はない。その時々のパートナーを大切にしてきたし、パートナーがいない時は紹介されたり合コンで出会ったり友達経由で声かけられた人とフツーに会ったりしてきた。
けどなんか…いや、イケるとこまで行きたいと言う気持ちがあるのは当然だと思うけど。
けど、今までわたしに恋人がいたときは友達としてラーメンだけ食べて解散!とかしてた人が、わたしが恋人と別れたら急にバーいこ!とか言い出して手を触ってくる瞬間とか、
1回目の食事の時はふつうだったのに、2回目以降たまたま20時とかに合流になって食事が終わって遅くなったときのこのあとどうする?ときいてきたときのあの目とか、
ドライブして家に送ってもらおうとしたら急に最近見てるドラマの話を始めたときのウワ…って気持ちと、案の定俺んち寄ってドラマ続き見てかんー?てなったときの気持ちとか、
何度も食事に誘ってくれるけど断っても断っても誘うので一度だけご飯に行ってセックスの話しかされない時のこととか、(わたし何言われても○○さんとは寝ませんよって言ったらなんでー?って言われたこと忘れない。性病持ってそうだからですって言った。我ながら最低すぎる)
思い出すだけで自分の価値ってセックスなんだなあと思うし、男の人はセックスできそうかも、と思うと頭がおかしくなってしまう生き物なんだろうと思う。
そういう意味で男性にとって女性は精液便器である一面があることは一定、不変なんだと思う。
上記みたいなことがあってウワーて思ったら、こんなに親切にしてくれても私とは寝れないのに申し訳ないです、的なことを言うようにしている。(お前とはこれきりだと言う意味もこめて)そしたらえ、なんで?寝れないの?って聞かれる。
せめてそこでそう言うんじゃないよって言ってくれる人がひとりでもいたら救われたのになあ。
あと、男の人がそう言うセックスできるかも、というギラつきをみせるとき、「今日何で来てくれたのー?」と聞いてくる確率が非常に高い。これを聞いてくる時の男の人の目はたいていすでにおかしくなっている。
普通の意味で聞いてくれた人もいるんだろうけど、わたしはこの台詞を言われたら帰り道にブロックするようになってしまった。すみません。
行き詰まった人をプログラミングの入り口に押し込む仕事したいとは最近思ってた( https://twitter.com/i/status/1527965131812274176 )ので、万策尽きた時は交通費+ドト◯ル代で声かけてくんなましー!
そこまで自己分析できてて、結論として知り合いを増やすしかないとわかってるようなので以下マジレス。
1つ目 サークルに入る
社会人で大学のサークルに入ってきた人の受け入れ経験あるけど、出しゃばらなければ全然大丈夫だと思われ。
何で3年から入るのかとか聞かれたら、「コロナ禍が落ち着いてきたからそろそろ良いかと思った」くらいに言っておけば良いだろう。
興味を持てないなら、興味を持てるサークルを探し出すか、逆に飲みサー・ヤリサーみたいなのに入る手もある。
ただ、あなたはそういうとこのノリに向いてなさそうだから、具体的に何かやるサークルの方が良いと思う。
暇つぶし程度にこれやってもいいな、程度のサークルを探せ(あるか知らんけど、例えば囲碁とか将棋とか、ボードゲームとか)。
2つ目 彼女を作る
普通に彼女がほしいです。恋愛経験がないので、どうすればよいのかわからない。マッチングアプリを始めようかと思っています。恋愛経験者の方、ぜひアドバイスをお願いします。
の2点にほぼ集約される。
ナンパはやる気があるならチャレンジしてみると良い。成功体験談的なものもネットにあるが、要するに100人とか200人とかナンパしたら声かけノウハウとかが自分の中で蓄積されてきて成功率上がってくるので、いつか成功するという話である。
集団でなら遊んだり飲んだりできる女知り合いができたら、その全員に対して優しく丁寧に接しろ。数字は適当だが、そういう知り合いが10人できたら、その内3人くらいとはごく少人数でも遊んだり飲んだりできるようになる。
1対1でも出かけられるようになれば、それはもうデートであり、付き合う手前状態である。
なお、そういう知り合いを作る手段として、まず他人と接する機会を増やす必要があり、具体的には自分で言ってるとおりサークルとかバイトになるであろう。
お節介で申し訳ないが、恋をしたいのか彼女が欲しいのかは自己分析しておく方が良い。
寂しさ解消として彼女が欲しいのであれば、「自分的には大して好きじゃなくても相手が自分を好きならOK」としておく方が良い。
マッチングアプリは無料の範疇でまず何かやってみろ。大して手間もかからない。個人的な経験では、金をかけてまでやるもんではないと思う(ゴリゴリのスペック重視、自撮り加工力重視市場なのと、詐欺業者が多すぎて割に合わない)。
3つ目 バイトをする
1回面接を受けて落ちてしまったのでやる気になっていませんでしたが、バイトで寂しさは解消できますか。バイト仲間というものが手に入るのは大きそうです。
バイト仲間というか要するにそれは一緒に遊んだり飲んだりできる知り合い以上を作りたいということだよな?
「他人と接する機会を増やす」という意味では、さっきも言ったが、バイトはやっておいて損は無い。金も貰えるし。
同世代の人間がたくさんいる職場を狙うならファーストフード、ファミレス系になるだろう。
ただ、バイト仲間と仲良くなれるかどうかは当然あなた次第なので何とも。そういう意味で上手くいかなくても仕方ないさという割り切りは必要になるだろう。
まず趣味といえる趣味がないので、それを作るところから始めないといけません。あ、旅行は好きです。趣味ありました。旅行の友達とか作れますか。どのように探せばよいのでしょうか。twitterとかinstagramとかはてな匿名ダイアリーとかですか。
あなた、バイトもしてないのに旅行が趣味なん? 実家がめっちゃ太い系? それとも釣り投稿だった?
父はインフラ勤め、母は専業主婦の普通の家庭に生まれた。両親はふたりとも高卒で20代後半で結婚してわたしが生まれた。
住まいは社宅から一軒家になり、リビングのある1階と寝室のある2階の家になった。
父は酒を飲み、タバコを吸う男だった。そして母は一滴も酒が飲めなかった。
父は暴力は振るうことは一度もなかったが、酒を飲むと、少し語気が荒くなった。母はそれを毎日避難し、毎日2階に逃げた。
子供の頃のわたしは、母を2階に呼びに行かなくてはならなかった。
母は常にわたしに、年をとったらわたしが母を介護するのだと毎日言い聞かせた。
子供であるわたしは、毎日父の不満しか口にしない母に媚び、慰めないといけなかった。
そしてたまに1階でわたしは父が酒を飲んでこぼす母への愚痴を聞いてあげないといけないのだ。
わたしは2階の自室で部屋のベッドで小さくなりながら布団を抱きしめて毎晩過ごした。
わたしは体が小さく、運動はできなかった、また容姿もよくなかった。しかし勉強はそれなりにできた。
わたしは近くの中学校を経て、県立の進学校に進学した。わたしは少しだけやっていたスポーツをやめ、ガリ勉になった。
わたしの学力は上がった。地元の医学部の推薦を受けることの出来る成績であったし、父はわたしに医者になってほしかったようだった。
しかしわたしは官僚になりたかった。文部科学省で、子供の未来を司る教育を作りたかった。思い返すと、子供である自分が満たされていないことの代償行為かもしれない。
慶応には受かったのでそちらに行くことにした。当時は家がおかしいとは思っていなかったが、家で浪人はできる精神状態ではなかったというのは無自覚ながらあったのかもしれない。
滑り止めは大阪大学の予定だったが受けなかった。そのとき父が単身赴任で大阪に行っていたので、やはり避けたかった思いがあったのかもしれない。
大学は刺激的だった。
わたしはいわゆる陽キャに分類されるであろうサークルに所属し、おそらく人生で一番楽しく充実した毎日を送っていたと思う。
そこにいた彼らはみな優秀で誠実で、親の愛と期待、また財力もあった。彼らのほとんどは期待と自信に満ちあふれていた。
彼らは本当に善性に満ちあふれていて、世の中を肯定的に見ることが出来るのだ。育ちが違うというのはこういう事を言うのだろう。昔話題になった低学歴の世界と高学歴の世界はまさしくこれである。
そのうち、わたしに初めての彼女ができた。今思うと浅はかな考えだが、わたしは全くもてなかった、だから当時、彼女さえいればバラ色の人生とは行かずとも人生が好転すると信じていた。
しかし、それは何も自分の渇きを癒やしてくれなかった。自分の持っている悩みは解決されないまま恋愛関係という新たな悩みをわたしにもたらした。
わたしは彼女と別れた。そして気まずくなりあまりサークルに行かなくなった。
年次が進みわたしは就活に向けて、大学向けの官僚の話を聞きに行った。そしてショックを受けた。そこに来たのはみな東大出身だった。自分の大学向けの講演であったにもかかわらずだ。少しは慶応出身のひともいるはずなのに。
わたしは後悔し、東大に行けなかった自分を恥じた。そして受ける努力もせず官僚を諦めた。
わたしは堕落し、成績はどんどん低下した。お金もなかったが留学するだけのGPAも全く確保できていなかったと思う。卒業はぎりぎりだった。
わたしはインフラ企業に就職した。安定した企業で地方転勤がない会社に入りたかった。NGだけがあってやりたいことが思いつかなかったので公益性などを考えた、いや就職のための美辞麗句として使用しただけかもしれない。自分でもわからない。なんだかんだで父を尊敬していたのかもしれない。
しかし、コンプレックスは拭えなかった。先輩方はみな電通や博報堂に入社していた。そもそもわたしは受けもしていない。
同じサークル出身でまさに文部科学省に入った同期もいた。ハンデを乗り越えて入省した彼は本当にすごいと思う。しかしわたしは怖くて彼と連絡をとることはできなかった。
わたしは会社で体育会系の部署に配属され、不眠症になった。不眠症は一項に改善されず処方される薬はどんどん増えていった。
わたしは仕事にやりがいも見いだせず、また傍目にも優秀とは言えなかった。当然ながら、出世コースに乗ることはできなかった。
他の会社は違うのかもしれないが、この会社は出世ルートから1度でも遅れたらもう二度と追いつくことはできない仕組みになっている。
しかしやる気はでなかった。そもそも出世したいかしたくないかもわからなかった。しかしお金は必要だった。
わたしはそのうち花形部署に配属された。それなりの残業代を得て、それらはすべてソーシャルゲームに消えた。
そこではわたしの評価は勝手に上がるようになった。私は上位の等級に選ばれ、少し位が上がって係長になった。同期では真ん中くらいか少し遅いほうかもしれない。
昔の部署で自分より年下の後輩が係長になっていたのを見て、ショックを受けていたわたしは少し持ち直した。
そもそもそれでショックを受けるまで出世がしたいとも思っていなかった。もはや取り返しのつかないことだが。
わたしは奨学金を借りていた。そして、借りたお金を利子がつかないよう両親が建て替えて両親に返す形になっていた。
なぜかそれが親の好意みたいな形になっていたし、そもそも払えるじゃないかとも今は思う。そして母は利子をつけない代わりに、支援機構の倍の速度での支払いを要求した。
わたしは10年かけてそれを返した。そして最後に振り込みをした日に両親と絶縁した。
わたしは外から見たら、おそらくそこそこ恵まれているように見えているのではないかと思う。
部屋は最新のガジェットとデザイナーズ家具で溢れている。椅子はアーロンだし、キーボードもRealforceだ。Alexaは一声かけるだけでシャンデリアを操作してくれる。なのに、わたしは大枚はたいた高級ベッドの上で、大の字で寝ることもできず、子供の時と変わらず隅っこで布団を抱いて眠ることしかできない。しかも大量の睡眠薬が必要だ。
わたしは人の顔を思い出すことができない。父も母も妹も昨日あった同僚でさえもゼロから顔を思い浮かべることができない。